2005.12.21

左利きの女性は乳がんのリスクが2倍?

UKTodayより「左効きの女性は乳ガンになりやすい?――乳ガン発症の原因解明に新説誕生か

左利きの女性は、右利きの女性と比較して、更年期前に乳ガンにかかる確率が2倍という研究報告が「the British Medical Journal」に掲載されたことが報じられた。
オランダの研究チームは1932年から1941年に生まれた1万2000人以上の女性について利き手と乳がんの発病率の関係を調べました。

その結果、社会的地位や経済的地位、喫煙、家族の病歴、出産経験など危険因子を考慮しても左利きの女性の方が右利きの女性に比べて乳がんを発症する危険性が2倍であったとのことです。

研究チームは、子宮内で分泌されているホルモン量の多さにより左利きになる可能性が高くなるとともに、乳房の細胞組織にも影響が及び、それががん細胞の発生と何らかのつながりを持っているのではないかという仮説を提案しています。

この研究を行ったオランダの研究機関では、「この発見は、女性にとって乳ガン予防の新発見となりうるが時期尚早だ。しかし、原因究明の第一歩と考えている」と述べている。
テストステロンが何らかの作用を及ぼしていることも考えられます。ただ、この研究結果だけから左利きなので・・・とびくびくする必要はないでしょう。

<参考>「喫煙と乳ガンの関連−閉経後は関係ないそうです」・「乳ガンのリスクがあがる方法と下がる方法

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2005.11.02

ブロッコリーの新芽で胃がん予防

YomiuriONLINEより「ブロッコリーの新芽で胃がん予防の可能性…筑波大

ブロッコリーの新芽に、胃がんの原因と注目されるヘリコバクター・ピロリ菌を殺傷し、胃炎を抑える効果があることを、筑波大の研究グループが突き止めた。米国で開催中の米がん学会主催の国際会議で2日発表する。
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研究では、ピロリ菌に感染している50人を二つのグループに分け、一方にはブロッコリーの新芽を、残り一方には、アルファルファのもやしを、それぞれ毎日約70グラムずつ、2ヶ月間、食べ続けてもらいました。

その結果、実験前後で、ピロリ菌の活性の強さを比較したところ、新芽を食べたグループは、活性が約30%−60%減少、さらに、胃炎も抑えられたとのこと。もやしを食べたグループでは変化が見られなかったようです。

ブロッコリーの新芽には、スルフォラファンという抗酸化物質が多く含まれています。このスルフォラファンはブロッコリーの芽のピリッとする辛味の成分ですが、解毒作用と抗酸化作用から優れたガン予防効果があると言われています。

ラットを使った実験でも、優れたガン予防効果があることが認められています。

谷中講師は「スルフォラファンは、特にブロッコリーの新芽に大量に含まれる。ピロリ菌を除菌しなくても、胃炎を抑え、胃がんを予防できる可能性がある」と話している。
この成分はブロッコリーの新芽に多く含まれていますが、他にもカリフラワー、キャベツなどにも含まれています。ただし普通のブロッコリーでは新芽の100分の1程度しか含まれていません。

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2005.10.18

カーボンナノチューブの爆弾でがん細胞を爆破!

BioTodayより「光を当てて熱すると爆発するカーボンナノチューブ

光を当てて熱すると爆発するカーボンナノチューブ(ナノ爆弾)が開発されました。Thomas Jefferson University in PhiladelphiaのBalaji Panchapakesan等による研究成果です。
ナノ爆弾研究チームはドラッグデリバリー、いわゆる薬をがん細胞や病巣に直接届けるための媒体としてカーボンナノチューブに着目し、研究していました。

その研究途中に偶然発見されたのがナノ爆弾です。爆弾はカーボンナノチューブを束にすることで作られます。このナノチューブの束にレーザー光をあてるとナノスケールの爆発が起こりました。

研究チームはこの爆弾をがん細胞の除去に使えるかもしれないと考えています。特に乳がんの治療に役立つのではとのことです。実際にリン酸塩、塩をふくむ水中でも爆発を再現することができました。

癌細胞をターゲットにした抗体などとの組み合わせにより、癌治療に応用可能です。
がん細胞に選択的にとりつくことができれば、ほとんど痛みもなく外科的な処置ができるかもしれません。

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2005.10.14

森林浴は抗ガン作用を高める?

Asahi.comより「抗がん力持つ細胞、森林浴で機能向上 森林総合研究所

森林浴をすると抗がん能力が上がるとの研究成果を農林水産省系の独立行政法人・森林総合研究所がまとめた。森林浴の新たな一面として、注目を浴びそうだ。
東京都内の企業に勤める37−55歳の男性会社員12人を対象にした実験の結果です。12人はそれぞれ残業や通勤時間が長いなど、高いストレスにさらされていると考えられている人たちです。9月2日から3日間、長野県飯山市内の森林に滞在しました。

近くの森林遊歩道(2.5km)を初日に1回、2日目に2回歩いてもらい2日目、3日目の計3回血液を採取。

これをふだんの状態と比べたところ、がん細胞を破壊するナチュラルキラー細胞(NK細胞)の活性が、2日目で平均26.5%、3日目で平均52.6%上がったとのことです。また、血中のNK細胞の数や、NK細胞が出す抗がんたんぱく質も増えていました。

NK細胞はTリンパ球でもBリンパ球でもない第3のリンパ球といわれています。体内でウイルス感染細胞をやっつけたり、腫瘍細胞をやっつけたりする働きをもちます。

研究チームは、樹木が発散するフィトンチッドが緊張をほぐし、NK細胞の働きを抑えるストレスを低下させたと推測しています。

森林総研が日本医大公衆衛生学教室のチーム(責任者=李卿・講師、川田智之・教授)に委託した研究で、林野庁が13日午後、発表する。
仕事を休んでのんびりしたらストレスもなくなり、森林でなくても効果が出そうではありますが(笑)

<参考>「熊野古道を歩くとストレスが解消される

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2005.10.05

がんの増殖に関係するタンパク質発見

Asahi.comより「がん増殖止めるカギ、たんぱく質発見 米の日本人教授ら

がん細胞の増殖を止める鍵になるたんぱく質を、米ハーバード大の中谷喜洋(なかたに・よしひろ)教授(分子生物学)らの研究チームが発見した。
がん細胞が際限なく増殖し続けるのは、細胞が自ら死ぬ「アポトーシス」というシステムが正常に働かなくなることが一因といわれています。アポトーシスとは、体内で役目を終えたり、異常が見つかった細胞が増殖を止めて自ら死ぬ現象をさします。

このアポトーシスがうまく働かないと、細胞は無秩序に増加し、がんになります。

今回、研究チームが発見したのは「p600」とよばれるタンパク質。がん細胞内では、このp600が異常に多くなっており、アポトーシスを誘発するシステムが機能しなくなっていました。

そこで、p600の合成を妨げたところ、がん細胞は次々と死んでいったとのことです。

子宮頸(けい)がん、骨肉腫、乳がん、直腸がんの細胞で、がん細胞は10%以下になりました。他のがんでも同様にp600の増加がみられることから、p600を制御することができれば画期的な抗がん剤になることも考えられます。

従来の抗がん剤の多くは、細胞のDNA合成を妨げるもの。正常細胞のDNAにも影響を及ぼすため、副作用が強い。効果も限定され、薬だけで治癒可能なのは、血液やリンパ球などごく一部の特殊ながんだけで、より一般的な胃がんなど固形のがんを治癒する薬は、ほとんどないのが現状だ。
実際にp600を抑制する抗がん剤ができるには長い時間がかかりそうですが、期待できる結果ではあります。

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2005.09.22

幼時にフライドポテトを食べ過ぎると大人になって乳がんになる?

日経Healthより「幼時にフレンチフライを多食すると乳ガンのリスクが上がる

子どものころ、フレンチフライ(フライドポテト)をたくさん食べた子どもは、成人してから、乳ガンにかかるリスクが大きいことがわかったと「国際ガンジャーナル」(InternationalJournal of Cancer)で報告された。
ポテトフライ近年、日本でも乳がんが増えてきています。その理由として、ライフスタイルの変化が大きな要因となっていることが指摘されています。特に大きいのは食生活の欧米化です。昔にくらべて栄養状態がよいため、初潮年齢が早く、閉経年齢が遅くなっており、女性ホルモンが関係するといわれる乳がんが増加しているのではないかとのことです。また、女性が社会へ進出してきたことで、妊娠未経験者や初産年齢が高くなってきたことも要因の一つです。

この乳がんに関して、興味深いデータが出されました。

子どものころ、フレンチフライをたくさん食べた子どもは、成人してから乳ガンにかかるリスクが大きいということです。

調査は、ボストンにあるブリガム女性病院とハーバード大学医学部の研究者たちによって行われました。1993年の時点で、乳ガンにかかっている女性582人と乳ガンにかかっていない1569人の1921年から1965年生まれの女性について、その人たちが幼いころどういうものをよく多べてていたかなど、幼時の食習慣を、母親にアンケートを出して聞いたとのこと。

その結果と、乳ガンにかかっている女性は、3歳から5歳の間にフレンチフライをよく食べていたことが判明。この期間にフレンチフライをよく食べた人は、食べなかった人より、乳ガンにかかった率が27%高く、これは統計的に有意な差であったとのこと。

週に1回程度以上食べた場合が危険だそうです。

これまで、乳ガンにかかるのは、女性の一生になかで幼時の食習慣と深い関連があるという研究報告があったが、この研究はこれをさらに裏づけたと見られている。
やはりアクリルアミドが関係しているのでしょうか。でも子どもたちは総じてポテトフライが好きですし、これでまた母親の頭痛の種が増えましたね(笑)

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2005.09.21

日焼けで赤くなる男性は皮膚がん以外のがんも要注意?

毎日新聞より「日焼け:赤くなる男性、発がん危険度高い 九州大解明

日焼けで皮膚が赤くなる男性は、黒くなる男性に比べて、血中のDNAを損傷する率が高いことを、入江正洋九州大助教授(健康科学)らが突き止めた。DNA損傷は発がんのリスクを高めるため、赤く日焼けをする人は注意が必要という。札幌市内で16日まで開かれていた日本癌(がん)学会で発表した。
紫外線による日焼けには2種類あります。ひとつは肌が赤くなる「サンバーン」と呼ばれるもので、もうひとつは肌が黒くなる「サンタン」と呼ばれるものです。サンバーンは皮膚に炎症が起こりヒリヒリ痛む状態で、軽い火傷でもあります。これは約24時間後にピークに達し、その後3−4日たってから色素が沈着し褐色の「サンタン」へと変化します。通常はこのようにサンバーンからサンタンへと移行しますが、中にはサンタンにならない人もいます。

入江助教授らは、日ごろ屋外スポーツをしない男子大学生27人に、8月の晴れた日の海辺で6時間、水着姿で日光浴してもらいました。その結果、日焼けで赤くなる人と黒くなる人がほぼ半々に分かれました。それぞれ、血中の白血球DNAの損傷を示す指標物質であるヒドロキシデオキシグアノシンの濃度を測定。

その結果、ヒドロキシデオキシグアノシンは、赤くなる人は実験前に白血球10万個当たり0.6個だったのに対し、実験後には1.2個程度まで倍増したとのこと。黒くなる人は実験前後でほとんど変わらず0.2個だったそうです。実験翌朝に再度測定すると、黒くなる人はほとんど変わらないのに、赤くなる人は0.8個で、実験前のレベルには戻っていなかったとのこと。

また、日焼け止めクリームを塗る群と塗らない群で実験を行ったところ、塗らない群ではこの物質濃度が0.4個から0.6個に増えていました。

この物質が増えると、皮膚の老化を起こしやすくなるとともに、肺や肝臓、泌尿器などの発がん性を高めることが分かっています。

入江助教授は「日焼けで赤くなる人にとっては皮膚がんだけでなく、他の発がんリスクも高めることになる」と話している。
皮膚がんとの関連は以前より指摘されてましたが、他のがんにも影響があるとは・・・。

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2005.09.15

女性ホルモンは乳がんだけでなく肺がんにも関与

YomiuriONLINEより「女性ホルモン、肺がんとも関連性…厚労省研究班

乳がんとの関連がよく知られる女性ホルモンが、肺がんの危険因子でもあることを、厚生労働省研究班が大規模な追跡調査で突き止め、14日発表した。
乳がんは女性ホルモンと関係があることが分かっていますが、肺がんとの関連の報告ははじめてではないでしょうか。

研究チームは1990年−94年に40−60代で、喫煙経験がない女性約4万5000人を追跡調査。初潮、閉経、ホルモン剤の使用歴などを分析しました。

このうち2002年までに肺がんになった人は153人。初潮から閉経までの期間が最も短いグループ(初潮16歳以上、閉経50歳以下)が、最も肺がんの危険性が低く、他のグループの半分以下。最長のグループ(同15歳以下、51歳以上)の場合、最短グループに比べ、危険性が2.5倍高まるという結果になりました。これは、月経のある期間に女性ホルモンが多いことが関係していると思われます。

また、子宮筋腫などの手術を受けて人工的に閉経し、エストロゲンなどのホルモン剤を多く使用した人は、使用していない人に比べ肺がんにかかるリスクが2倍以上高かったとのことです。

女性ホルモンは乳がんの危険因子のひとつだが、たばこを吸わない人にも多い肺の腺がんは、女性ホルモンと関連する可能性が指摘されていた。研究班の津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長は「乳がんに比べれば関連性は薄い」と話している。
ただホルモン剤の投与の際、それが適量であるかどうかはしっかりと判断しないといけないかもしれません。

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2005.09.02

オリーブオイルにも鎮痛作用があった?

Yahoo!NEWSより「オリーブ油に鎮痛作用 がんのリスクも低減?」(共同通信)

新鮮なオリーブ油に、抗炎症薬イブプロフェンと同様の鎮痛作用を持つ物質が含まれていることを米ペンシルベニア大などの研究チームが突き止め、1日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
オリーブ油イブプロフェンは頭痛薬や風邪薬などによく使われている解熱・鎮痛・抗炎症作用をもつ物質です。痛みや熱の原因となるプロスタグランジンという物質の合成を抑える作用をもちます。

この研究では搾りたてのエキストラバージンオリーブ油を口にすると感じるのどの刺激が、風邪薬などに含まれているイブプロフェンをのんだ際に感じる刺激と似ている点に着目。オリーブ油に含まれる特定の物質がその刺激の原因となっていることをつきとめました。

この物質は「オレオカンタール」と名付けられましたが、その化学的な構造は異なるにもかかわらずイブプロフェンと同じくプロスタグランジンの合成を抑制する作用が認められたとのこと。

研究チームは「物質の含有量が少ないので、油を食べても頭痛には効果がないが、長期にわたって摂取すれば、イブプロフェンと同じようながんのリスク低減や、血栓をできにくくするなどの効果が得られるかもしれない」としている。
問題は通常市販されているエキストラバージンオリーブオイルの中にはこの物質があまり含まれないことです。この物質を多く含むのはクレタ島やギリシア産のオリーブオイルだそうで・・・高くつくなぁ(笑)

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2005.07.07

前立腺がんの診断にPSAは役に立たない?

YomiuriONLINEより「前立腺がん検査値「目安にならない」…米研究チーム

前立腺がんの早期発見や悪性度の把握に役立つとして日本でも普及している前立腺特異抗原(PSA)検査値について、全米男性約2万人に対する疫学調査を行った米テキサス大などの研究チームが「がん発見の効果的な目安にはならない」との結果をまとめた。
前立腺がんは最近急増しています。進行が遅いがんではありますが、初期には自覚症状がないため発見しにくいのが特徴です。骨やリンパ節に転移しやすいがんなため注意を必要とします。

前立腺がんの発見には血液を採取し、PSA(前立腺特異抗原)を検査する方法があります。PSAはもともと体内に存在する成分で、健康な状態でも前立腺で作られています。しかし、前立腺がんがあるとPSAの値が急増します。この値が4ng/ml以下の場合陰性、10.1ng/ml以上の場合は前立腺がんの疑いが強くなります。4.1−10ng/mlはグレーゾーンとされ、がんの場合と前立腺肥大症など他の病気が含まれるとされています。がんが疑われる場合には生検などで診断を確定する必要があります。

しかし、この研究ではPSAの値が低くても前立腺がんであるケースが多かったことが分かりました。

研究チームは55歳以上で前立腺がんでなく、PSAの値も3.0ng/ml以下の18,882人の健康な男性を7年間追跡。その間定期的にPSA検査などを行いPSAの値が増加したり、直腸検診で異常が発見された場合は生検を行いました。

7年後、PSAの値が4ng/ml以下で検査でも異常がなかったすべての男性に生検を推奨。実際に生検を受けた5587人のうち1225人が前立腺がんと診断されました。

結果を分析したところ4.0ng/mlの基準では6.2%が前立腺がんでない偽陽性でしたが、実際の前立腺がんの患者のうち20.5%しか発見できなかったことになるようです。

8割のがん患者をひろいだすためには、基準値を1.1ng/mlまで下げるしかないとのこと。しかしこの場合、がんでないのにがんの疑いありと診断される偽陽性の率もぐんと高まります。

PSAは、血液1ミリ・リットル当たりのナノ・グラム数が「4以下」で正常とされるが、同チームは「この線引きに有効性はない」としている。
PSAで正常とされても安心するなということでしょうか。

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2005.06.23

ピロリ菌が胃がんを起こす仕組みを解明

YomiuriONLINEより「胃かいよう、胃炎の原因「ピロリ菌」の仕組み解明

胃潰瘍(かいよう)や慢性胃炎の原因となるピロリ菌が、これらの病気を引き起こす仕組みを、北海道大遺伝子病制御研究所の畠山昌則教授らが解明した。
ピロリ菌ピロリ菌(ヘリコバクターピロリ)は大きさ3ミクロンで胃だけに存在します。胃がんや胃炎の原因とされますがその仕組みは分かっていませんでした。

研究グループは、ピロリ菌が出す「CagA」と「VacA」と呼ばれる毒性を持つタンパク質に着目。培養した胃の細胞にこの2つの毒素を注入しました。CagAを注入した胃の細胞は細胞の増殖制御などにかかわる約70個の遺伝子の働きが活性化。これが遺伝子の活性化を促進するタンパク質である「NFAT」がCagAに刺激されて起きたことも突き止めました。

一方、VacAを作用させた細胞を解析すると、VacAがNFATの働きを抑制していることが分かりました。

この結果から、2つの毒素は胃の中で正反対の働きをしており、どちらが細胞に多く働くかで胃に与える影響がことなると考えられます。CagAで遺伝子が活性化すると細胞増殖が進み胃炎や胃がんに、VacAが多く作用すると正常な細胞の分裂が抑制され胃潰瘍になりやすい環境ができるとみられます。

新薬につながる成果で、21日付の米科学アカデミー紀要に発表された。
日本人の2人に1人はピロリ菌を持っているといわれています。また75歳までにピロリ菌の保持者の10人に1人が胃がんになるとの報告もあります。

やはりピロリ菌の除菌が一番なのでしょうか。

<参考>「ピロリ菌の除菌で胃がんの発症率が下がった

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2005.06.19

ローズマリーがお焦げの発がん性物質を減らす?

BioTodayより「ローズマリーは加熱時に生じる発癌物質の量を減らす

豚、鳥、牛などの赤身肉を高温で加熱すると複素環アミン(HCA)という発癌物質が生じます。抗酸化物質が豊富なローズマリー抽出物を加えてひき肉を焼くと加熱時に生じるHCAの量を減らすことができるとわかりました。
ローズマリー肉や魚などの焦げた部分にはヘテロサイクリックアミン(HCAs)という発がん性物質が含まれています。HCAsはDNAに変異を引き起こしがんを誘発するといわれています。動物実験では、肝がん、乳がん、大腸がん、前立腺がんなどとの関係が指摘されており、ヒトにおける発がん性も報告されています。

この研究ではハーブの一種のローズマリーが肉の高温加熱により発生するHCAsを減らすことが分かりました。

ローズマリーは肉の鮮度を長持ちさせる作用があるため、肉料理によく使われます。肉の香草焼きなどにも使われていますね。このローズマリーには血行を良くし、細胞を活性化する作用があるとされ、また強壮作用などもあるといわれています。

僕自身は香りがきつすぎるかなと思ってますが。でも、また新たな効用が叫ばれることになりそうです。

Kansas State UniversityのScott Smith等が3月のAnalytical Chemistry and Applied Spectroscopyで発表した研究成果です。
と思ったら、妻が庭で育ててました。料理に使われた記憶はないんですが何のために育ててるんでしょうか(笑)

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2005.06.05

鶏にがんの治療薬を生ませる?

Yahoo!NEWSより「鶏に「がんの薬」産ませる 英研究所が遺伝子技術で」(共同通信)

クローン羊ドリーの成功で知られる英ロスリン研究所は3日、遺伝子組み換え技術を使い、がん治療用のタンパク質(抗体)を白身に大量に含む卵を鶏に産ませることに成功したと、米英のバイオ企業2社と共同で発表した。動物の体を製薬工場に見立てて、がんの薬の大量生産に結び付く成果としている。
鶏卵鶏に生産させたのは皮膚がんを治療する抗体。その他3つの治療用タンパク質の生産を研究中です。

病気の治療に役立つタンパク質を羊や牛の乳に分泌させる遺伝子組み換え技術はすでに確立されていますが、安全性の問題やコスト面で商業利用することは困難です。今回は鶏卵を利用するためコスト面で圧倒的に有利になります。施設もおそらく既存のものに近いものが利用できるのではないでしょうか。

鶏卵を利用したタンパク質の製造もすでに実現されていますが、従来のものは作れる抗体の量が少ないのが問題でした。

この卵の白身に含まれる抗体の量は明らかにされていませんが、過去のどの報告よりも大幅に多いとのことです。

英BBC放送によると、研究チームは5年以内に本格生産が可能になるとの見方を示している。
こういうのって品質面では大丈夫なのでしょうか。

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2005.05.29

ピロリ菌の除菌で胃がんの発症率が下がった

YomiuriONLINEより「ピロリ菌退治で胃がん予防、効果を解明

胃の中の細菌「ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)」を薬物治療で退治すると、胃潰瘍(かいよう)や十二指腸潰瘍の患者が胃がんになる危険性が低下することを、広島市民病院の水野元夫(もとお)・内視鏡科主任部長(岡山大臨床教授)らの研究グループが初めて突き止め、今月発行の米国消化器学会誌に発表した。
Shakeyピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は1980年代に発見されました。胃の粘膜を好んで住みつき、粘膜の下にもぐり込んで胃酸の影響から逃れています。日本人の半数以上が感染していると考えられていますが、胃腸疾患の多くはピロリ菌の感染で起こるといわれています。胃潰瘍の患者の場合は70−90%、胃がんの場合は60%以上がピロリ菌に感染しているとのデータもあります。

ピロリ菌がつくるインターロイキン8という物質が活性酸素と反応して一酸化窒素などに変化し細胞に障害をおこします。また、ピロリ菌は細胞の死滅に関係するとも言われ、ピロリ菌によって壊死させられた胃の細胞が潰瘍につながります。

WHOもピロリ菌の発がん性は認めています。50歳以上に限れば、日本人の8割が感染しており、このうち5ー6%が胃・十二指腸潰瘍になるとされています。

今回の研究では、抗生物質などを用いてピロリ菌の除去治療をうけた胃・十二指腸潰瘍の患者1120年を追跡調査しました。

その結果、除菌に成功した944人のうち胃がんになった人は8人(1.21%)だったのに対し、除菌できなかった176人では5年後までに胃がんになった人は4人(3.80%)でした。

今回の研究は除菌の効果を厳密に証明する手法ではないが、水野部長は「ピロリ感染が広がっていない早期の段階に除菌すれば、胃がんの予防効果は高い。ただし完全に予防できるわけではないので、定期検査が大切だ」と話す。
胃がんに対する除菌の効果を厳密に測定した研究ではありませんが、胃潰瘍などになったらピロリ菌の除菌をしてみるのもいいかもしれません。

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2005.05.26

茶髪の毛染め剤に発がん性はあるのか?

最近目立ち始めた白髪を染めようかどうか迷ってます。別に発がん性を気にしてるわけではありませんが(笑)

SankeiWEBより「茶髪、発ガンの心配ない 米医学誌に発表へ 専門家から反論も

「茶髪に染めても健康には問題ありません」−。こんな“お墨付き”が、米医学誌に発表される。毛染め剤の発がん性の可能性の指摘について、「ほとんど危険性はない」との研究結果を示したものだが、米専門家からは反論も出ている。
一部の毛染め剤に含まれる物質に発がん性がある可能性は以前から指摘されていました。特にパラフェニレンジアミンの発がん性は問題視されてきました。

スペインのサンティアゴ大のタコーチェ博士らのグループは11ヶ国で行われた79の研究結果のデータを再分析しました。その結果、血液系のがんに関しては若干の危険性がある可能性が残ったものの危険視するほどではなく、その他のがんに関しては全く危険性がなかったとのことです。

いくつかの危険性を指摘したデータに関しても、データの処理に疑問が残るとのこと。

一方、イエール大のジャン博士は、「危険性を低く見積もっている」などと反論している。米欧では、女性では十八歳以上の三分の一が、男性では四十歳以上の10%が、毛髪を染めている。
全く危険性がないかというと、そうではないかもしれませんが、不安になるほどのことはなさそうです。

これらの薬品がアレルギーの原因となることはあります。FDAも警告は発しています。

でも日本でも黒髪を探すのが難しくなってますね。

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2005.05.20

口臭の成分に発ガン性

YomiuriONLINEより「口臭危ない!主成分に発がん性…日歯大確認

不快な口臭の主成分である「硫化水素」に発がん性があることを、日本歯科大歯学部の八重垣健教授(衛生学)らが突き止めた。すぐに口腔(こうくう)がんに結びつくほど毒性は高くないが、たばこなどに含まれる発がん物質と一緒になると、危険性が高まる恐れがあるという。
口臭の原因の95%は口の中にいる細菌が食べ物のカスを分解して発生させた「揮発性硫化化合物」だといわれています。

揮発性硫化化合物には硫化水素、メチルカプタン、ジメチルサルファイドなどがありますが、このうち硫化水素は火山ガスなどにも含まれる「卵のくさったような臭い」が」する物質です。

研究で、強い口臭に相当する濃度の硫化水素を歯肉細胞に与えたところ、SODといわれる酵素の働きが半分に弱まりました。SODは、発ガンにかかわるとされる活性酸素を取り除く働きをもっています。また、別の実験で、がんの引き金となるDNAの損傷が硫化水素によって引き起こされることも確認されたそうです。

八重垣教授は「硫化水素は歯周病の原因にもなる。口の中を清潔に保ち、歯科で定期的に検診を受けることが大事」と話している。
僕も歯周病になりかけだといわれてます。ちなみに明日は歯医者に行かなければいけません(笑)

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2005.05.10

野菜や果物は大腸がんの予防にならない

Yahoo!NEWSより「野菜摂取と大腸がん無関係 厚労省研究班が調査」(共同通信)

野菜や果物をたくさん食べても大腸がんになる危険性は変わらないとする大規模疫学調査の結果を、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)が9日発表した。
大腸がんは、日本人に最近増加傾向が著しいがんです。年間の罹患数も1990年には6万人、1999年には9万人を超え、2015年頃には胃がんを抜くとの予測もあります。

この大腸がんを予防するには食物繊維を多く含んだ野菜を食べることと、運動を行うことが重要といわれてきましたが、野菜にはあまり効果はないという報告です。

最近の研究でも、同じような結論に達しているものはいくつかあり、どうやら食物繊維を多く含んだ野菜などを多く食べていても大腸がんの発生率は低くならないようです。

今回の研究は、1990年以来全国の40−69歳の男女9万人を対象に厚生労働省が行った大規模調査の結果に基づくもの。この研究では9万人を野菜や果物の摂取量別に4グループに分け大腸がんの発生率を比較しました。

この間に705人が大腸がんになりましたが、果物や野菜を最もよく食べるグループから最も少ないグループまで罹患率は年間1000人に1人前後で統計的な差はありませんでした。

一方で、胃がん予防には野菜や果物の摂取が効果的との結果が既に出ており、研究班は「野菜や果物を食べることは奨励すべき生活習慣であることに変わりはない」としている。
むしろ運動をしっかりと行うことが大切なようです。

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2005.05.07

紫外線によるDNAの修復のメカニズムを解明−皮膚ガンの予防クリームができるかも

妻の最大の悩みはシミのようです。毎日鏡とにらめっこしてはうなってます(笑)

YomiuriONLINEより「紫外線で傷ついた遺伝子、修復のメカニズムを解明

紫外線による遺伝子の損傷を、2種類のたんぱく質が協力して探し出し、修復に結びつけるメカニズムを、理化学研究所などの研究チームが解明した。
紫外線は活性酸素を細胞内に発生させ、細胞の組織を傷つけたり、遺伝子を傷つけることがあります。皮膚の細胞にはこれらの傷を修復する働きがありますが、かなり強い紫外線などを浴びるとDNAの損傷が大きくなり修復されずに残ってしまうことがあります。こういったことが長年続くと皮膚ガンになると見られています。

この研究では皮膚の細胞が紫外線によるDNAの損傷を修復するメカニズムを解明しました。

修復に関係するのはXPCなど2つの遺伝子です。紫外線によりDNAに損傷がおきると傷の探知能力をもつタンパク質が傷にとりつき、もう一つのタンパク質を呼び寄せます。この第2のタンパク質が実際の修復役のタンパク質を呼び寄せ修復が行われます。

こうした仕組みを利用すれば、皮膚ガンの予防作用がある日焼け止めクリームなどが開発できる可能性があるという。
今は子どもたちも日焼け止めクリームを塗る時代。皮膚ガンの予防効果のあるクリームができることを期待しましょう。

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2005.04.15

ニンニクが大腸ポリープを抑制した

毎日新聞より「にんにく:大腸ポリープの成長を抑制 広島大助教授ら発表

にんにくに含まれる成分に、大腸にできたポリープの成長を抑える効果のあることが、広島大の田中信治助教授(分子病態制御内科学)らの研究で分かった。大腸ポリープは直径1センチを超すとがんに移行する場合があり、にんにくが、がん抑制に結びつく可能性があるという。米国で開かれた国際にんにくシンポジウムで発表された。
にんにく大腸ポリープは直腸に多く見られますが、その80%は、腺腫といわれるガン化しやすいポリープです。この大腸ポリープの成長抑制にニンニクが効くようです。

この研究では1cm未満のポリープで切除せずに経過観察を行っている人、12人を対象に行われました。12人をニンニクをアルコールの中で2年間熟成させて抽出したエキスを、1日あたり2.4ミリリットル飲んだグループ8人と、0.16ミリリットルしか飲まなかったグループ4人に分け経過を観察。

するとエキスを毎日2.4ミリリットル飲んだグループでは1年後には、8人中5人でポリープの数が減りました。直径の平均値も1mm以上小さかったとのことです。

もう一つのグループでは数が減った人はなく、直径の平均値も何もせず経過観察だけを行った人よりも3mm以上増えていたとのこと。

にんにくには、抗がん作用を持つたんぱく質が含まれていることが知られている。田中助教授は「熟成中に有用成分ができるので、にんにくをそのまま食べるより効果は高くなるが、にんにくがおおむね大腸がんの抑制に効果があることが示された」と話している。
日本でも1000年以上前から、薬草として栽培されてきたニンニク。あなどれません。

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2005.03.08

アクリルアミドにWHOが有害勧告−ポテトは食べられないの?

YomiuriONLINEより「ポテトチップスなどの含有成分に「有害の恐れ」

世界保健機関(WHO)と食糧農業機関(FAO)の合同専門委員会は、ポテトチップスやフライドポテトなど高温で調理された食品に含まれる化学物質アクリルアミドについて、「健康に有害な恐れがあるかもしれず、食品含有量を低減すべきだ」との勧告を出した。
2002年の4月にスウェーデン政府は、ストックホルム大学と共同で行った研究の結果として、ジャガイモなど炭水化物を多く含む食材を高温で加熱した食品に発ガン性が懸念される化学物質である「アクリルアミド」が生成されていたことを発表しました。

当初、アクリルアミドは等質とアミノ酸が加熱により生成する物質だと考えられていましたが、研究が進み、アミノ酸の一種のアスパラギンが果糖やブドウ糖などの還元糖と反応してアクリルアミドになることが分かりました。

このアクリルアミドは動物実験で多量のアクリルアミドを投与した際に発ガン性が報告されたため国際がん研究機関(IARC)においては魚の焦げなどと同じグループ2Aに分類されています。

アクリルアミドが多く検出されているのはポテトチップやポテトフライなどジャガイモを高温で揚げたり焼いた食品です。煮た場合にはほとんど検出されていません。ほうじ茶やコーヒーなどからも検出されていますが。

厚生労働省も同年に国内製品での含有を確認しており、過度の摂取をしないように呼びかけるとともに、詳細なデータ収集作業を進めている。
それこそ毎日ポテトチップを食べるなど極端な食生活をしなければ問題ないと思いますが。

それでも食品中のアクリルアミドが少なくなればそれにこしたことはないですが。

<参考>「茶やポテトからアクリルアミド−発ガン性を恐れては何も食べられません」(サイト内リンク)

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2005.02.11

ニンジンがガンを予防する−僕は嫌いなんですけど(笑)

実は僕はニンジンが少し苦手です。子どもには好き嫌いするなと言うんですが(笑)

UKTodayより「1日1本の「ニンジン」でガン予防!?――ニンジンの効能が見直される

ニンジンといえば古くから健康食品とみなされてきたが、1日に1本のニンジンを食べることでガン予防につながるという研究結果が報告され、ニンジンの効能が改めて見直されていることが伝えられた。
ニンジンニンジンが健康によいというのは以前から言われていましたが、ニンジンのどの成分が有効なのかは分かっていませんでした。

今回研究を行ったのはニューキャッスル大学とデンマークの合同研究チーム。研究によりニンジンに含まれているファルカリノール(farcarinol)という成分がガン予防に役立っていることが分かりました。

ファルカリノールはニンジンを腐敗などから守っている成分です。

実験では未発達のガン細胞をもつマウス24匹を3つのグループに分けました。一つのグループにはニンジンを与え、2つめのグループにはニンジンに含まれているのと同量のファルカリノールを飼料に混ぜて与え、3つめのグループには通常の飼料を与えました。

その結果、ニンジン入りの飼料とファルカリノール入りの飼料を与えたグループでは3分の1のマウスでガンの発症が抑えられたとのこと。

ただこの研究では生のニンジンを使用したため、加熱したニンジンやニンジンジュースで同じ効果がヒトでも得られるかは分かっていません。

なお、ニンジンに含まれるファルカリノールは、大量摂取した場合は逆効果となるが、一度に400キロを消費しない限りは安全とされている。
嫌いなニンジンを400kgも食えと言われたら卒倒します(笑)

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2005.01.22

コーヒーは肝臓ガンを予防する−コレステロールはたまるかもしれませんが(笑)

僕は大のコーヒー党で、一日中コーヒーを飲んでます。カフェイン中毒なだけかもしれませんが(笑)

Yahoo!NEWSより「コーヒー党に肝がん少ない 東北大、6万人追跡調査で」(共同通信)

コーヒーを1日に1杯以上飲む人が肝臓がんになる危険性は、全く飲まない人の6割程度―。東北大の辻一郎教授(公衆衛生学)らが21日までに、約6万1000人の追跡調査結果をまとめた。大津市で開催の日本疫学会で22日発表する。
調査は、40歳以上の男女6万1000人を7−9年間追跡。調査中に新たにガンになった人117人とそうでなかった人を比較したそうです。肝臓ガンに関しては、コーヒーをまったく飲まない人の危険度を「1」としたとき、1日1杯以上飲む人の危険度は「0.58」、1杯未満の人の危険度は「0.71」だったとのこと。

もともとコーヒーは古代には薬として飲まれていたという文献も残っていますから、あながち的はずれなことでもなさそうです。

一時期は、コーヒーが膵臓ガンの原因になるとの説もありましたが、現在では否定されています。むしろ成人病やガンの原因ともなりうる活性酸素を抑制する働きがあるとの研究結果も出ています。クロロゲン酸という成分の働きに関係があるのではといわれています。

その他、心臓病や老化の予防、二日酔い、頭痛の解消、ダイエットなどにも有効だとも。ここまでいけばコーヒー業界の陰謀かもしれませんが(笑)

がん以外の肝臓疾患を経験した人や60歳以上の人、過去に喫煙経験がある人では、こうした傾向が特に強かった。辻教授は「年齢や性別、飲酒状況などで分けて解析しても傾向は変わらなかった。ただし、コーヒーに砂糖などを入れすぎると体に良くないので注意してほしい」としている。
僕はブラックですから大丈夫です(笑)

ただ念のために付け加えれば、コーヒーを飲み過ぎると、血清総コレステロール値や血漿ホモシステイン値が上昇する恐れがあるとの研究結果もあります。

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2005.01.09

美白は消化器系のガンのもと?−日焼けはいいの?悪いの?

妻はとても日焼けを気にしています。でも彼女の結婚前の趣味はダイビングだったんですが(笑)

Yahoo!NEWSより「日射少ないと消化器がん増 美白ブームに警鐘も」(共同通信)

日射量が少ない地域ほど大腸などの消化器系のがんで死亡する人が多い−。皮膚がんのリスクを高めるとして日光に含まれる紫外線が目の敵にされる中、日光とがんとのこんな意外な関係を九州大の溝上哲也助教授(疫学)が明らかにし、米国の専門誌にこのほど発表した。溝上助教授は「美白ブームなどで極端に日光を避ける風潮が、消化器系がんを増やす危険もある」と指摘している。
日焼けはダメだとばかりに、娘(5歳)も夏は日焼け止めを塗って幼稚園に通っています(笑)

僕の小学生の頃は真っ黒コンテストなるものが夏休みにありましたが・・・。

と、思いきや今度は消化器系のガンですか。どうすればいいんでしょうか。もうなるようになれって感じですね。

溝上助教授は、47都道府県の1961−1990年の平均日射量と、発生部位別にみた2000年の都道府県別のがん死亡率とを比較し、関連を調べた。
日射量が減ることと消化器系のガンとはどんな因果関係なんでしょうか。食生活の違いも関係ありそうな気はしますが。

で、結局どうすればいいのかな?

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2004.12.17

茶やポテトからアクリルアミド−発ガン性を恐れては何も食べられません

Yahoo!NEWSより「茶、菓子にアクリルアミド 発がん性の恐れ農水省調査」(共同通信)

農水省は16日、市販されているポテトスナックやお茶などの加工食品約150品から、動物実験で発がん性が指摘されている化学物質アクリルアミドを検出したことを明らかにした。
アクリルアミドは主に合成樹脂や合成繊維、接着剤、塗料などの材料として用いられる物質ですが、炭水化物を多く含むいも類などを高温で焼いたり揚げたりすることで生成されるとの研究結果があります。

ヒトの発ガン性に関しては確実なデータがあるわけでなく、国際ガン研究機関(IARC)による発ガン性分類でもコールタールなどのような明らかにヒトに対して発ガン性のあるとされる分類1でなく、ヒトに対しておそらく発ガン性を有するとされる分類2Aに、魚の焦げやディーゼルの排ガスなどとともに分類されています。

検査は6−7月に財団法人日本食品分析センターが実施。ポテトスナック、コーンスナック、米菓、麦茶、ほうじ茶、インスタントめん計156品のうち、145品から検出した。
発ガン性を全くもたない食品がどれだけあるのかということを考えれば分かることですが、こういった情報に振り回されるのでなく、バランスのいい食生活をおくるのが大切だということでしょう。

学生時代の僕にはバランスのバの字もありませんでしたけど(笑)

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2004.11.30

喫煙と乳ガンの関連−閉経後は関係ないそうです

僕は喫煙者ですのでタバコについては全く偉そうなことはいえませんが(笑)

Yahoo!NEWSより「喫煙で乳がん危険4倍に 閉経前の女性のみ影響」(共同通信)

たばこを吸う閉経前の女性は、吸わない人に比べ乳がんの危険性が約4倍高いことが、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)の大規模疫学調査で分かった。国際対がん連合の専門誌に29日までに掲載された。
マンモグラフィの普及で乳ガン検診もずいぶんと広まりましたが、女性にとって最も不安な病気であるのは間違いありません。

乳ガンと喫煙の関連を疫学から結論はほとんど出ていないようですが、乳ガンと喫煙の関連はあるといわれています。ただ、喫煙により乳ガンになる率が74%上昇するという報告もある一方で、乳ガンが喫煙女性では少ないという説もあり大規模調査の結果が待たれていました。

今回、40代、50代の約2万人を10年間追跡した結果では調査開始時に閉経前だった女性の場合、喫煙しているか過去に喫煙した人の乳ガン発症の危険性は非喫煙者に比べ3.9倍、受動喫煙の場合でも2.6倍に達したそうです。

受動喫煙でも危険性は上がるが、閉経後の女性ではこうした関係はみられなかった。研究班は「たばこの影響は、乳がんとかかわりの深い女性ホルモンの分泌が活発な状況下で現れやすいのではないか」としている。
乳腺は未成熟なため、細胞分裂の活発な若い時期ほど影響を受けやすいという説はありますが、閉経後は乳ガンには喫煙は関係ないんですか。それもなんだか(笑)

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2004.10.31

赤ワインは肺ガンを抑制します−白ワインは肺ガンのリスクが高まるかも?

赤ワインと白ワイン。好きなのは白なんですが・・・

CNNより「赤ワイン、肺がん防止に効果ありと スペイン

スペイン北西部、サンチアゴデコンポステラ大学の研究チームは28日、赤ワインには肺がんを防ぐ作用があることが分かった、との研究報告を医学誌「Thorax」に発表した。逆に、白ワインは微少だが、肺がんの発生率を高める作用があることを突き止めたとしている。

肺ガン患者132人とたばこが原因でない肺の病気をもつ患者187人を対象とした調査です。
ワインに含まれるポリフェノールの有効性はいろいろ報告されています。大腸ガンを抑制したり、前立腺ガンを予防したり、痴呆症の危険性を減らしたり、皮膚ガンの予防や白内障の予防効果までもがいわれています。

肺ガン以外にも、オーク樽で熟成された赤ワインには樽からヴェスカラギンというガンを抑制する物質を引き出すという研究結果もあります。このヴェスカラギンは現在使われている抗ガン剤の数百倍も強力とのこと。

また喫煙者には慢性閉塞性肺疾患(COPD)の抑制効果も昨年報告されました。

研究によると、赤ワインに含まれるタンニン、レスベラトロルなどの成分が、がん抑制の働きをする。タンニンは細胞に有害な活性酸素を取り除くなどの酸化防止作用がある。レスベラトロルはブドウなどの表皮に含まれるポリフェノール成分の一種で、がん細胞の成長を抑える働きがある。ただ、白ワインが肺がんの発生率を高める原因は不明だという。

赤ワインと白ワインの違いは葡萄の種類と製法にあります。黒葡萄をつぶした果汁に果皮などを加え発酵させるのが赤ワイン。白ワインは薄い緑色や黄色をした白葡萄の果汁だけを発酵させます。

ポリフェノールは葡萄の皮や茎に比較的多く含まれていますので赤ワインのほうが多くのポリフェノールを含んでいます。効果の違いはこのあたりからきているのでしょうか。

それにしても可哀想な白ワイン(笑)

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2004.10.06

CTで発がん−1200人に1人?

YomiuriONLINEより「全身CTで1200人に1人がんに

 エックス線を使うコンピューター断層撮影法(CT)で全身検査を受けると、1回あたり1200人に1人が放射線でがんになる――米コロンビア大の研究チームが、こんな試算を米専門誌「ラジオロジー」で発表した。

今年の4月にもオックスフォード大が放射線診断による被爆が原因の発がん率は日本が世界でも最も高く全発がん者の3.2%をしめるとの報告を行っていました。

CTいわゆるComputed TomographyはX線を発生するX線球管の向かいにX線の検出装置をおき、人体を透過したX線の吸収量を1回転させながら調べる装置です。これを画像処理し黒から白にいたる輝度で表したものがおなじみのCT画像。X線の吸収量が大きい骨などの部分は白く、空気など少ない部分は黒く見えます。水や筋肉などはその中間。

 過去の放射線被ばくの例を参考に、研究チームが行った死亡率の試算では、45歳の人が全身CT検査を1回受けた場合、がんを発症して死亡する可能性は0・08%(1200人に1人)。30年間毎年受診した場合は1・9%(50人に1人)に達するという。

4月の報告の時もいろんな議論がまきおこりましたが、あくまで試算にすぎません。実際の調査から判断したわけでなくおそらくこうなるんじゃないかなというレベルでしょう。
1回の放射線診断のときにあびる放射線の量は自然放射線の強い地方(例えば米国のデンバー)などで数ヶ月暮らしたときに浴びる放射線の量と同じという説もあります。

ただ、大なり小なり診断時に放射線を浴びることは間違いないわけで、診断によるメリットと被爆によるデメリットをはかりにかけなければなりません。その判断は医師にまかせるのでなく自分でする必要があるのでは。そのためにもひとりひとりがきちんと判断できるだけの知識は身につけておかなくちゃと思います。

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2004.09.28

ガンを予防する食品−こんなにたくさん食えません

ガンにいいとか悪いとか情報は氾濫しています。今日も

Yahoo!NEWSより「たくさん食べても効果同じ 魚の大腸がん予防で調査」(共同通信)

魚をたくさん食べても大腸がん(直腸がん、結腸がん)の予防効果は強まらないとする大規模疫学調査の結果を、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部部長)がまとめた。米国の医学専門誌に27日までに掲載された。

しかし、先日は魚を食べれば乳ガンのリスクが下がるとの報告があったばかり。ここまで来ると危機感だけをあおる某TV番組状態ですね(笑)

その他にも今日は
京都新聞より「ブナシメジに、がん抑制効果 タカラバイオが発見

 タカラバイオは27日、ブナシメジに含まれる低分子化合物にがん増殖を抑制する効果があることを発見した、と発表した。10月1日に福岡市で開かれる日本癌(がん)学会学術総会で発表する。

との記事です。

ここ最近発表されたガンに関する食品の記事をひろってみると


その他ガン予防効果があるといわれる食品を列挙すると
ニンニク・キャベツ・カンゾウ・ダイズ・ショウガ・ニンジン・セロリ・タマネギ・全粒小麦・玄米・柑橘類・トマト・なす・ピーマン・ブロッコリー・カリフラワー・マスクメロン etc

気にしてるときりがありません。やっぱり好き嫌いなく食べるのが一番なんじゃ(笑)

でも一度聞いてみたいのは、これらの結果を出した人たちは自分でいいといったものを食べてるんでしょうか?

<参考>国立がんセンター

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2004.09.25

乳ガンのリスクがあがる方法と下がる方法

乳ガンにいいことと悪いことと1つずつ。悪い方から、

Yahoo!NEWSより「飲酒で乳がんリスク上昇=缶ビール1本までOK?」(時事通信)

 1日に缶ビール(350ミリリットル)1本程度より多くお酒を飲む女性は、飲まない女性の約3倍乳がんになりやすいことが、文部科学省研究班の初の大規模疫学調査で分かった。欧米での研究よりも飲酒の影響が強く表れた。29日から福岡市で開かれる日本がん学会で発表される。

乳ガンは診断技術が向上したこともあるでしょうが、発生数は確実に増えてきています。乳ガンの発生には女性ホルモン(エストロゲン)が関与していることが分かっています。また、発ガンリスクを高めるものとして高脂肪・高カロリー食があげられます。
 飲酒状況で発症リスクを分析すると、お酒を少量(アルコール摂取量1日15グラム未満)飲む人は、全く飲まない人との差は見られなかった。しかし、アルコール摂取量が1日15グラム以上の人では、飲まない人の2.93倍リスクが高かった。
 アルコール15グラムは、缶ビールなら1本、日本酒なら0.6合、ワインならグラス1杯半程度。

しかし、缶ビール1本以上はダメなんですか・・・。酒飲みにはたまらない話ですね(笑)。でも、
Yahoo!NEWSより「毎日魚食べれば乳がん減る DHA効果で4割も」(共同通信)

 魚を毎日食べる人は魚をあまり食べない人より乳がんになるリスクが約40%も低いことが、文部科学省の研究班が約2万5000人を対象に行った追跡調査で分かった。データを分析した愛知県がんセンターの若井建志がん疫学研究室長らが29日から福岡市で始まる日本癌(がん)学会で発表する。

魚に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)などの魚介性脂質は記憶力の向上などの効果がいわれていましたが、乳ガンの発生にも効果的なようです。

ということは、魚をつまみにしてビールを飲めば・・・(笑)

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犬の鼻でガンを発見−新たな検査方法になるか(笑)

人間が犬を飼い始めて1万2000年になります。

Yahoo!NEWSより「犬の鼻、がん患者の尿識別 英医学誌が発表

ぼうこうがんなどの患者の尿のにおいを、犬が高い確率で識別できるという研究結果を、英研究者らがまとめ、英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル最新号で発表した。AP通信が24日、報じた。

犬の嗅覚はヒトの数千倍、物質によっては1億倍の性能をもっています。これはヒトの嗅覚細胞が500万個程度なのに対し粘膜面積の広い犬の嗅覚細胞は1−2億個存在するためです。

 犬は、患者の尿に含まれる異常なタンパク質をかぎ分けられるとみられる。研究者らは36人のがん患者を含む144人分の尿サンプルを使って、コッカースパニエルやラブラドルレトリバーなど6頭を7カ月以上にわたって訓練。
 その後、7つの尿サンプルのにおいをかいで、がん患者のものと判断したサンプルの隣に横たわるというテストを繰り返したところ、41%の確率で成功した。コッカースパニエルの成績は優秀で56%の成功率だったという。

ガンにも特有のニオイというのがあるんですね。そうだとしたら他の病気でもできないんでしょうか。病院に行くと検査機でなく各病気を見分ける犬が200頭ぐらいいて、検査するかわりに犬に臭いでもらうとか(笑)

ただ成功率が56%ではまだまだ改良の余地ありですね。

しかし、犬は麻薬探知犬、検疫物探知犬、爆発物探知犬などあちらこちらで役に立ってくれています。シロアリ調査犬なんてのもいるようです(笑)。

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2004.09.24

幹線道路の近くに住む人は肺ガンと胃ガンに注意−そんなこといわれても

一時期に比べれば日本の空気もずいぶんと綺麗になっているとは思うのですが、

毎日新聞より「肺がん発生率:幹線道路近くの住人で高く 胃がんも

 幹線道路から50メートル以内に住んでいる人は肺がんや胃がんになるリスクが高いことが、千葉県がんセンター研究局疫学研究部の三上春夫部長らの調査で分かった。男性の肺がんで1.76倍、男女の胃がんで1.68倍、それぞれ発生率が高くなっているという。29日から福岡市で開かれる日本癌(がん)学会で発表する。

幹線道路とは12時間の交通量が5000台以上の道路とされています。幹線道路から50m以内の人のガン発生率を予測し、実際の発生率と比較すると、

 この結果、予測発生数と実際の患者数は、男性の肺がんで9.64人と17人、男性の胃がんで22.01人と37人、女性の胃がんで12.54人と21人だった。幹線道路から50メートル以内に住む人はより遠くの住民よりも、発生率が男性の肺がんで1.76倍、男女の胃がんで1.68倍高いことになる。

女性の肺ガンなど他のガンは患者数が少ないなど統計的に有意差のある数字にはならなかったようです。

ただ、胃ガンの原因が主に排ガス中に含まれる成分だとは考えにくいですね。タバコやある種のほこりなども原因になるといわれていますので、全否定はできないと思いますが。
むしろ幹線道路の近く(つまり便利なところといってもいいかな)に住む人の生活パターンなどの要因のほうが大きいんじゃないでしょうか。

<参考>千葉県がんセンター

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2004.08.28

自ら光るガン細胞

海水浴に行ったときにクラゲにあちこち刺されて困ってしまいましたが、クラゲも役に立ちます(笑)

YomiuriONLINEより「転移がん発見にクラゲの発光遺伝子

 クラゲの発光遺伝子などを組み込んだ無害のウイルスを体内に注入し、特殊な光を当ててがん細胞を光らせる方法を、岡山大学助教授らが設立したベンチャー企業が開発した。

PET(陽電子放射断層撮影)装置が導入されるようになってからガン細胞の発見もずいぶんと簡単になりましたが、PETでも腎臓や膀胱のガンは発見することができません。そこでガン細胞を自ら光らせることでガンを発見する手法が開発されました。

開発したのは岡山大の藤原俊義助教授らが取締役を務める医薬品開発会社「オンコリスバイオファーマ」。

 藤原助教授らは、オワンクラゲの発光遺伝子と、がん細胞が増殖する原因とされる酵素「テロメラーゼ」に着目。無害化したかぜウイルスにクラゲの遺伝子の一部とテロメラーゼの一部を別々に組み込み、がん患部の周辺に注射器などで同時に注入する。テロメラーゼのウイルスはがん本体と転移した部分だけで増殖し、光る性質を持つクラゲのウイルスも同時に増える仕組み。キセノン光を当て特殊なフィルターを通せば、がん細胞が黄緑色に光って見える。

数ミリのガンを光らせることにマウスで成功しているようです。将来的には遺伝子治療が最も有効となるといわれているガン治療ですが、遺伝子治療にまた一つ光が差し込んだようですね。いや自ら発したというほうがいいのかな(笑)

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2004.08.04

緑茶でガン予防−ただし女性だけ

忙しさが極限に達してきました。24時間のうち18時間くらい働いてるかんじです。ゆっくりすわってお茶でも飲みたい。

Yahoo!NEWSより「緑茶、女性の胃がん予防 「少し冷まして」と研究班

 女性は緑茶をよく飲む人ほど胃がんになる危険性が下がることが、約7万人を対象にした厚生労働省研究班(班長・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)の大規模な疫学研究で3日までに分かった。

緑茶の産地の静岡県では胃ガンの死亡率が全国平均より極端に低いことから、緑茶に抗ガン作用があるのではないかとは以前からいわれていたことです。胃ガンだけでなく消化器系全体のガンにも効果があるとの報告もあります。

緑茶に含まれるカテキンには胃ガンの原因であるピロリ菌を除去する働きがあり、またガン細胞の抑制作用も認められるそうです。培養した胃ガン細胞に緑茶から抽出したカテキンを添加したところ細胞死(アポトーシス)させることに成功した例があります。

ただこれらの意見にも賛否両論あるようで、今回の結果は緑茶の効果を裏付けることになるようです。

ただ、熱い飲料が食道のがんや炎症の原因になることも分かっており、研究班は「緑茶を飲む時は熱いままでなく、少し冷ましてから」と勧めている。

お茶は熱い方が僕は好みなんですが(笑)。でも関係ありませんでした。というのは、

研究班は約7万3000人の男女を7−12年間追跡し、生活習慣とがんとの関連を調べた。その結果、女性で緑茶を1日5杯以上飲む人は、1杯未満の女性に比べ胃がんになる危険性が33%低かった。男性では効果は認められなかった。

なんで男には効果がないんだ!

<参考>厚生労働省

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2004.06.24

ナノ粒子によるガン発見

ナノテクは活気をおびてます。

WIRED NEWSより「ごく初期のガンをナノ粒子で特定、微量の抗ガン剤で治療

米ケレオス社(ミズーリ州セントルイス)は、わずか1ミリメートル程度の大きさの腫瘍を特定し、微量だが適切な量の化学治療薬を使ってそれを殺すという診断・治療技術の開発を行なっている。

1mmの腫瘍というと100万個程度のガン細胞です。この大きさの腫瘍を発見できる技術がないためにガンを取り除いた後も抗ガン剤の投与が必要になります。

この大きさのガンを発見、治癒できれば患者にとっての負担は大きく軽減されることになるでしょう。この技術は診断ツールと治療ツールの2つからなり、診断ツールは2005年に臨床試験に入る予定とのことです。

 ビアズリー社長によると、腫瘍が新しい血管の補充を必要とする、いわゆる腫瘍血管新生と呼ばれるプロセスにかかわる4つのタンパク質を、バイオマーカーとして用いようとしているという。診断ツールは、MRIの造影剤となるガドリニウムを運ぶ大きさ250ナノメートル(nm:10億分の1メートル)のナノ粒子を、それらのタンパク質に付着させる。治療ツールは、同じバイオマーカーにより腫瘍を見つけ出し、適切な、微量の「タキソール」(Paclitaxel)という抗ガン剤を放つ。

まだまだ問題は多く残されていそうですが、何よりもガンの制圧というものが少しずつ現実味を帯びてきたのはうれしいことです。

ただ、1mmのうちにガンを発見するにはしょっちゅう検査を受けなきゃいけないような。高い検査料を病院に貢ぎに行くのはいやだな(笑)。

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