航空機の騒音で読解力低下−でも車の騒音で記憶力は上昇しました
Yahoo!NEWSより「空港の騒音で読解力低下 欧州3カ国の小学生を調査」(共同通信)
大規模空港の近くで航空機の騒音に常時さらされている小学校に通う子供は、読解の成績が平均に比べやや劣るとの調査結果を、英ロンドン大のチームがまとめた。4日付の英医学誌ランセットに発表する。
英国、オランダ、スペインの小学生2800人を対象にした調査です。騒音が子どもの学習能力にどのような影響を与えるかを調べました。
読書年齢は英国の子どもたちでは騒音が5db増加するごとに最大2ヶ月遅れることがわかりました。この遅れは国によって差があり、オランダの子どもたちでは1ヶ月の遅れだったようです。
調査対象の学校の間では最大20dbの騒音の差がありました。最も静かな学校とうるさい学校とでは最大8ヶ月分、子どもの読書能力に差ができることになります。
日本では、航空機に対する学校の騒音環境はきちんと定められており、航空機による騒音レベルが75db以上の航空機騒音障害防止地区では学校の防音工事などを行うように定められています。
通常、学校では騒音が窓を閉じた状態で50db以下になるように指導されています。
専門家はこの結果に「学校の騒音環境にもっと目を向けるべきだ」と指摘している。ところで面白かったのは航空機以外の交通騒音に関してです。この研究では交通騒音は読解能力に影響を及ぼしませんでした。そればかりか交通騒音があるほど記憶テストで記憶力が向上したとのこと。これは一体(笑)
<参考>「小中学の学力低下−私たちの選んだ道なのでは?」・「国際的にも学力低下を示しちゃった?−日本人すべての問題かも」

