2005.06.04

航空機の騒音で読解力低下−でも車の騒音で記憶力は上昇しました

Yahoo!NEWSより「空港の騒音で読解力低下 欧州3カ国の小学生を調査」(共同通信)

大規模空港の近くで航空機の騒音に常時さらされている小学校に通う子供は、読解の成績が平均に比べやや劣るとの調査結果を、英ロンドン大のチームがまとめた。4日付の英医学誌ランセットに発表する。
航空機の騒音英国、オランダ、スペインの小学生2800人を対象にした調査です。騒音が子どもの学習能力にどのような影響を与えるかを調べました。

読書年齢は英国の子どもたちでは騒音が5db増加するごとに最大2ヶ月遅れることがわかりました。この遅れは国によって差があり、オランダの子どもたちでは1ヶ月の遅れだったようです。

調査対象の学校の間では最大20dbの騒音の差がありました。最も静かな学校とうるさい学校とでは最大8ヶ月分、子どもの読書能力に差ができることになります。

日本では、航空機に対する学校の騒音環境はきちんと定められており、航空機による騒音レベルが75db以上の航空機騒音障害防止地区では学校の防音工事などを行うように定められています。

通常、学校では騒音が窓を閉じた状態で50db以下になるように指導されています。

専門家はこの結果に「学校の騒音環境にもっと目を向けるべきだ」と指摘している。
ところで面白かったのは航空機以外の交通騒音に関してです。この研究では交通騒音は読解能力に影響を及ぼしませんでした。そればかりか交通騒音があるほど記憶テストで記憶力が向上したとのこと。これは一体(笑)

<参考>「小中学の学力低下−私たちの選んだ道なのでは?」・「国際的にも学力低下を示しちゃった?−日本人すべての問題かも

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2005.02.23

アメリカの場所を知らない大学生が3%いる!

YomiuriONLINEより「イラクの位置、日本の大学生の44%が知らず

日本の大学生の約44%が世界地図上でイラクの位置を正しく示せず、アメリカについても約3%がどこにあるのか分からない――。日本地理学会が22日に発表した初の「世界認識調査」で、こんな実態が浮かんだ。
 同学会では地理学習の拡充などを求めている。
僕も地理が苦手なので人のことは言えませんが、一応大学生なんだからアメリカの場所は知っておいた方がいいんじゃないですか(笑)

調査は昨年末から今年にかけて国公私立大25校の約3700人と千葉・新潟の高校生約1000人を対象に行われました。最近、ニュースなどでよく取り上げられる10ヶ国を選んで世界地図上に記した30の番号から選んでもらったようです。

選ばせた10ヶ国は、米国、インド、ブラジル、北朝鮮、フランス、ギリシャ、ベトナム、ケニア、イラク、ウクライナ。オッと、ウクライナは僕も怪しいです(笑)

大学生全体で最も正答率が高かったのが米国の96.9%、次いでインドの96.8%、ブラジル92.8%。最も低かったのはウクライナの54.8%でした。高校生は米国の92.8%が最高で、最も低いウクライナは33.0%。

米国の場所が分からない大学生が3.1%。真面目に答えていない学生がいるとしても100人中3人が誤答するというのは・・・。中国やコンゴの位置と間違える例もあったそうです。

北朝鮮の場所を正しく答えられたのも大学生で90.3%、高校生で76.1%。大半は韓国と間違えたようですが中にはインドやイラン、タイなどの国と間違えたケースも。

同学会よると、高校の「地理歴史」は1989年の学習指導要領改訂以降、「世界史」を含めた2科目が必修となり、残り1科目に「地理」を選択する生徒は半数にとどまっている。先進諸国などには地理を必修としているところも多く、同学会で地理教育専門委員会委員長を務める滝沢由美子・帝京大教授(地理学)は「最近、都道府県の場所や県庁所在地も知らない学生が増えていると話題になっていたが、実際に調べて驚いた。地理と歴史をバランス良く学ばせることが大切だ」と話している。
でもイラクやウクライナの場所を知っている大学生は半分以上なわけで路上でのアンケートよりはましかもしれません。

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2005.01.28

小学生の漢字能力−社会を反映してるかも

あまり目くじらをたてなくても・・・というレベルの話ではあるんですが。

YomiuriONLINEより「小中学生の読み書き能力、なじみ薄い漢字に弱点

現代の小中学生の読み書き能力は総じて高いものの、日常生活でなじみの薄い漢字ほど苦手で、特に漢字を正しく書けない子どもが多いことが27日、総合初等教育研究所の調査で分かった。
メディアによっては漢字能力の低下というタイトルをうっているところもあるようです。

この調査は2003年に全国の小学2年生−中学2年生まで1万5000人を対象に1年前にならった漢字をどれだけ読み書きできるかを調査したものです。

その結果、読みが89.4%、書きが71.7%の正答率で前回1980年の調査よりやや正答率は高かったとのこと。

面白いのは読めない、書けない漢字というものが時代を反映しているんだなというところでしょうか。

読めない漢字の代表は2年生が「三日月」、3年生が「食が細る」、4年生は「川下」、5年生が「米作」、6年生は「色彩」、中1の「読本で勉強」など。読本(トクホン)なんて心配しなくても高校生でも読めない人は多いと思います(笑)

書けない漢字は、3年生の「セキ(席)が空く」、4年生の「取りツ(次)ぐ」、5年生の「マル(円)い形」、6年生の「モト(本)を正す」などです。

ユニークな解答で多かったのは、「赤十字」を「あかじゅうじ」、「落書き」を「楽書き」、「田園地帯」が「電園地帯」など。楽書きはその通りかな(笑)

逆に、「地層」の「層」の字の書きは、80年の19・7%から、67・9%に上昇。同研究所では「一戸建ての減少で『戸』の使用が減ったのに対し、『層』の字は、『高層マンション』などの使用例で目にする機会が増えたためではないか」と分析している。
漢字能力はまだまだ落ちてなさそうですが、これが中学生になれば正解率はガクンと減るようです。小学ではできてても中学の国語教育ではダメってことですか?

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2004.12.16

小中学の学力低下−私たちの選んだ道なのでは?

Asahi.comより「学力低下、理科も深刻 中2が6位、小4は3位に

世界の中学2年生と小学4年生を対象に国際教育到達度評価学会(IEA、本部アムステルダム)が昨年実施した学力調査の結果が公表された。日本は、理科では中学生が前回(99年)の4位から6位に、小学生が前回(95年)の2位から3位にそれぞれ低下した。数学(算数)は、中学生が5位、2回目の実施となる小学生は3位で変わらなかった。2教科の勉強が「楽しい」と答えた子どもは、前回に続き世界最低レベルだった。
先日のOECDの調査(PISA)に続き学力が国際的にみて低下しているという結果です。「国際数学・理科教育動向調査」(TIMSS2003)は数学(算数)・理科の基礎的な学力を測る国際調査でIEAが1964年に始めました。PISAが知識や技能を実生活に活用する能力(読解力、数学的活用力など4分野)を測るのに対し、教育の到達度(基礎的な学力や知識)が測られる調査です。。各回の調査結果同士を比較できる方式になったのは95年からで小学4年生と中学2年生を対象としています。中学校は99年、小学校は95年以来の調査になりますが、今回は各国で無作為抽出された小4計11万6951人、中2計22万4503人が参加しました。得点は参加者平均が500点となるよう統計的に処理されています。

日本の平均得点は小学理科が543点で3位(前回比10点減、前回2位)、小学算数が565点で3位(前回比2点減、前回3位)。中学校では理科が552点で6位(前回比2点減、前回5位)、数学が570点で5位(前回比7点減、前回5位)となっています。

テストに合わせて実施したアンケートで、理数の勉強がとても楽しいと答えた小中学生はいずれも全体でワースト2〜4位だった。学校外の過ごし方では、中学生の「宿題をする」が1時間と参加国中で最短、「テレビやビデオを見る」は2.7時間で最長だった。
勉強していい学校に入ればいい会社に就職できるという社会通念が崩れてきたのが一つの原因ではないでしょうか。ある意味、私たちが選んだ道なのかもしれません。文科省の指導要領に文句をつけるよりもこの国での価値観をどうもっていくかという国民認識が問われているのではないでしょうか。

大人も科学離れしています。1996年のOECDの調査では18歳以上の成人の科学的知識は参加14ヶ国中13位でした。

<参考>Trends in International Mathematics and Science Study・「国際的にも学力低下を示しちゃった?−日本人すべての問題かも」(サイト内リンク)

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2004.12.08

国際的にも学力低下を示しちゃった?−日本人ずべての問題かも

要するに他の国に負けたってことだけなんですが、

YomiuriONLINEより「日本の学力「世界トップ水準と言えず」…OECD調査

経済協力開発機構(OECD)は7日、加盟国を中心とする41か国・地域の15歳男女計約27万6000人を対象に実施した2003年国際学習到達度調査(略称PISA)の結果を世界同時発表した。2000年に続く2度目の調査で、日本は前回8位の「読解力」が加盟国平均に相当する14位に落ち込み、1位だった「数学的応用力」も6位に順位を下げた。文部科学省は「我が国の学力は世界トップレベルとは言えない」と初の認識を示し、来夏までに読解力を向上させる緊急プログラムを策定する。
この調査はOECDにより2000年から2年おきに実施されています。今回発表されたのは2003年の調査分の結果。各国の15歳にテストを受けてもらい、単純な学力でなくどちらかといえば実生活への応用力を測ることを目的にしています。今回調査されたのは「読解力」「数学的応用力」「科学的応用力」「問題解決能力」の4項目。日本では143高校の4700人が無作為に選ばれて調査に参加しました。

その結果、「数学的応用力」は6位(前回は1位、上位3国は香港、フィンランド、韓国)、「読解力」は14位(前回8位、上位はフィンランド、韓国、カナダ)、「科学的応用力」は2位(前回2位、上位はフィンランド、日本、香港)。今回新たに調査に加えられた「問題解決能力」は4位(上位は韓国、香港、フィンランド)となりました。

今回のは分かりませんが、前回(2000年)の問題例は文科省のサイトにあります。これをみるとやはり問題は「読解力」でしょう。単純なエッセイを読んで筆者が言いたいことは何?というタイプの問題例が出ています。内容は・・・はっきりいって読めなきゃ困る!

論理的思考を支える国語力がなければ何もできません。読解力がないのは複雑な思考ができないってことになります。英語、英語という前に国語を何とかしないと。テレビの下にでてくるイライラするほどのテロップを見ていたら、これは子どもだけの問題じゃないようですが。

調査と同時に行われた生徒へのアンケートでは、通常の授業以外に、自分の勉強や宿題をする時間が週平均6・5時間で、加盟国平均の8・9時間よりかなり短いことなども判明した。
学力低下の原因を文科省のゆとり教育に求める声は多いですが、教育だけの問題ではないような気もします。国民の知的向上心が少なくなってる?

<参考>OECDによる今回の結果(英文)

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2004.11.24

「懐柔する」ことができない大学生−知らないだけですが

息子(4歳)が「えこひいき」という言葉を気に入ったらしくさかんに使っています。昨日も夕食で「このキュウリえこひいきしていい?」。彼は横にのっていたトマトが嫌いなのです(笑)

SankeiWEBより「「日本語力」低下 4年制私大、国立さえ… 「留学生以下」お寒い大学生

大学生の「日本語力」が低下し、中学生レベルの国語力しかない学生が国立大で6%、四年制私立大で20%、短大では35%にのぼることが独立行政法人「メディア教育開発センター」(千葉市)の小野博教授(コミュニケーション科学)らの調査で分かった。「憂える」の意味を「喜ぶ」と思いこんでいる学生が多いなど、外国人留学生より劣る実態で、授業に支障が出るケースもあるという。同教授は「入学後の日本語のリメディアル(やり直し)教育が必要」と指摘する。
国語力の低下があちこちで叫ばれて久しいですが、なかなか改善されるところまではいかないようです。留学生以下ってのが悲しい。留学生に日本語教えてもらうんでしょうか(笑)

僕個人としては、勉強の第一は国語だと思っています。論理的な思考を養成するのも国語力でしょう。初等教育でも読書指導や作文指導はさかんに行われていますがこの結果です。核家族化や少子化などの影響で論理的な言語感覚を養う必要性が薄れてきたのが国語力の低下の大きな原因ではないでしょうか。やはり国語教育は家庭に帰するのでは。

調査では大学・短大の学生13,000人を対象に中一から高三相当の問題を盛り込んだテストを行ったとのこと。

その結果、中学生レベルと判定された学生は、五年前に行われた調査と比較して、国立大が0・3%から6%、私立大が6・8%から20%、短大が18・7%から35%と、数年間で大きく増加していることが分かった。
中学生レベルと判定された学生の語義の正答率は、露骨に(正答率16.7%)、憂える(0%)、懐柔する(0%)などであったようです。

でもここで出てくる「リメディアル教育」って何ですか。「補習授業」でいいんじゃないですか(笑)

<参考>独立行政法人メディア教育開発センター・「「拝啓」使えない高校生・・・僕も」(サイト内リンク)

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2004.08.16

日の出・日の入りを見たことのない子ども5割をこえる

今までに見た一番綺麗な日の出は360度見渡すかぎり海という船の上でみた日の出でした。

毎日新聞より「日の出・日の入り:見たことない子ども、過半数−−関東の900人調査

 「日の出・日の入りのどちらも見たことがない」と答えた子どもが半数を超えたことが、川村学園女子大(千葉県我孫子市)の斎藤哲瑯(てつろう)教授(61)の調査で分かった。斎藤教授は「ついに5割まできたかという思いが強い。家族ぐるみで自然を体験する機会を増やす方策を考える必要があるのではないか」と話している。

過去の調査では「日の出・日の入りを1回も見たことがない」子どもは、91年が41.0%、95年が43.3%、00年が46.1%で今回04年の調査で52%と初めて半数をこえたそうです。また、見たことがある子どもの中でも「1回だけ」が22%、「2−4回」が15%、「5−7回」が5%、「7回以上」は6%だったとのこと。

日の出はともかく日の入りも見たことないですか。別に山や地平線に沈む夕日じゃなくってもビルの谷間に沈んでも日の入りだと思うんですけど。むしろそんな現象に無関心になっているんでしょうか。

夕日に向かって青春を叫ぶのはやはりもう古いんですね(笑)

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2004.08.01

理科は役に立たない

Yahoo!NEWSより「「理科は実生活に役立たない」 小6の4割、中3は5割 県教委調べ」(西日本新聞)

 「理科の勉強は実生活では役に立たない」と感じている子どもは小学六年で四割弱、中学三年で五割強に上ることが、福岡県教育委員会の二〇〇三年度学力実態調査で明らかになった。結果を受け、県教委は「日常生活と関連づけて学習することが必要」として八月二十三日から福岡教育大で理科教師を対象とした研修を行う。

文科省も勉強を実用面と関連づけて指導するようにとの改善案を出してますし、各地で勉強への動機付け・興味付けのために勉強内容が日常生活に役立つことを強調しようとしているようです。

調査は昨年11月に中学3年生2800人、今年2月に小学6年生3800人を対象に行われました。

教科ごとに、学習内容が「生活の中で役に立つと感じることがあるか」と尋ねたところ、理科は「ない」「どちらかといえばない」との回答が小六で38・9%。算数(12・8%)、国語(22・9%)、社会(29・8%)を大きく上回った。さらに、同じ質問を中三にしたところ、理科は53・2%が否定的な答えで、国語(33・5%)、英語(34・3%)など主要五教科で最も高かった。

しかし小6レベルの理科で実際に日常生活の役に立つことがあるんでしょうか。基礎知識として教養を深めることにはなれども実際の日常生活に役立つとは思えませんが。

これは中3レベルでも指導要領にしたがっているかぎりかわらないでしょう。生物や地学関係の知識は日常で追体験することはできますがそれが何かの役に立つとは・・・。こじつければあるかもしれませんが。
その知識を深めていけばどんどん日常に近づいていくのは確かです。しかし交流の内容をつっこまない電気の知識などすぐにはやくだちませんね。

しかし遺伝子倫理の問題やエネルギーの問題など善悪二元論で片付けられない問題は増えています。そういった方面への判断力をつける方向に進んでいってほしいなとは思います。遺伝子を扱うのは高校生物ですけど。

 一方、理科を「好き」「どちらかといえば好き」と答えたのは小六で72・1%、中三で69・5%と、いずれも全国平均を上回った。

小学生で72%、中学生で70%が好き。理科離れがさけばれる中ホッとさせられる数字ですね。

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2004.07.28

「拝啓」使えない高校生・・・僕も

年賀状以外の手紙を最後に書いたのはいつのことでしょうか。ただでさえ筆無精の僕、メールは毎日ですが手紙となると完全に忘れてしまいました。結婚前の妻に手紙を出したこともありません(笑)

Yahoo!NEWSより「高校生3分の2、「拝啓」使えず=学力テスト報告書−国立教育政策研」(時事通信)

 手紙の書き出しで使われる「頭語」を書かせる問題で、「拝啓」などと正しく解答できた高校生が、想定正答率65%を大きく下回る35%だったことが27日、国立教育政策研究所が発表した2002年度の教育課程実施状況調査(学力テスト)の報告書で分かった。国語は想定正答率を上回る問題が多かった教科だが、実社会で使われる表現が意外と身に付いていないことがうかがわれる。

2002年に行われた学力テストでは理数の成績は予想を下回っていましたが、国語は想定正答率を上回る問題がほとんどでした。しかし、手紙の頭語を書かせる問題では正答率は22%だったそうです。

手紙文の問題で、「敬具」と対応する頭語を書かせたところ、「拝啓」「謹啓」などと正しく書けたのは、わずか22%。「はいけい」などのかな書きや、「拝けい」などの漢字の交ぜ書きを「準正答」として正解扱いにしたが、それでも生徒の3分の2程度が正しく頭語を使えていない。

文科省では指導改善策として実用的な文章を取り上げて指導することを求めています。

しかし、手紙の頭語と結語ですか。はっきりいって自信ありません(笑)

ちなみに一般的な手紙は拝啓(一筆啓上、啓上、拝呈)−敬具(拝具、敬白)、丁寧な手紙では謹啓(謹呈、恭啓)−謹白(謹言)、返信は拝復(復啓、敬復)−拝答(敬具、敬答)などとなります。前文を省略するときは前略−草々。

これを高校生に求めるのはちと酷では。僕は前略・中略・後略あたりで手紙を書きたい(笑)

<参考>文部科学省国立教育政策研究所

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2004.07.26

子どもに感動体験を与えるのは誰

Yahoo!NEWSより「小中生の6割が「キレるかも」 「感動ない」過半数/「心の教育」空回り?」(産経新聞)

約六割の小中学生が「いつか自分はキレるかもしれない」と考え、自分自身に否定的感情を強く抱いているとの調査結果を民間の教育研究所が明らかにした。全国の公立小中学校の七割が「心の教育」を目標に掲げているが、同研究所は「単なるお題目に終わっているのではないか」と警鐘を鳴らしている。

調査したのは「麻布台学校教育研究所」。東京と神戸の小学5年生429人、中学2年生472人を対象に実施したそうです。

その結果、「『疲れた』と思うことがある」と答えた小中学生が8割にのぼった模様。

 また、六割前後の小中学生が「自分はいつか『キレてしまうことがあるのでは』と思う」を選び、三人に一人が「家で一人で遊ぶのが好き」と回答。さらに、「最近一、二カ月で心打たれる感動があったか」と感動体験の有無を尋ねたところ、過半数が「ない」と答えた。男女別では感動体験に乏しい傾向は男子に強く、20%強だった。
 「自分が優れているなと思うことがあるか?」との問いに対し、「とてもある」「少しある」との回答は、過半数を割り込んだ。

社会全体の刺激が大きい今、子どもたちに感動を与えるのは難しくなっているでしょう。特に親の価値観も多様化しています。みんなが同じものをみて感動してくれるほど子どもたちの心は単純でないでしょう。

子どもたちの心を育てることを学校などの教育現場に求めることは難しい時代なのかもしれません。やはり親や地域社会が頑張らないといけないのかな。僕が子どもの頃に感動体験がそんなしょっちゅうあったかといえばなかったような気もしますが(笑)


 「生まれてきて良かった?」とのストレートな設問には、小学生の90%強、中学生の80%強が肯定的だった。しかし、その理由を尋ねると「今が楽しい、幸せ」といった“刹那(せつな)的”ともいえる選択肢に回答が集中した。

でも小学生の10%、中学生の20%は生まれてきてよかったと肯定的にとらえてないんですね。

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