2006.01.24

冷蔵庫からジュースを取り出すヒューマノイドロボット

毎日新聞より「人間型ロボット:自律動作で生活支援 産技総研が開発

産業技術総合研究所(茨城県つくば市)は23日、自律動作ができる新システムを組み込んだ人間型ロボット「HRP−2」が、人の声を聞き分けて冷蔵庫からジュースの缶をテーブルまで運ぶ様子を公開した。
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またまたヒューマノイドロボットです。ヒューマノイドロボットは家事支援、看護・介助支援、消防防災等の生活分野でのサポートを行う次世代型ロボットとしての開発が主となっています。

このロボット「HRP−2」も生活環境内での人間の生活活動を支援するためのヒューマノイドロボットプラットフォームです。

ヒューマノイドロボットHRP-2プロメテに高速度・高精度のカメラシステムを搭載することで、人間の眼のように作業する環境や対象物を立体的にとらえて知覚する視覚システムの機能および精度を向上しました。また、レーザー距離センサを搭載して歩き回ることで、部屋の地図を作成したり、作成した地図から自分の位置を認識し、ステレオカメラから得られる距離情報を利用して三次元的な障害物を発見することが可能となっています。

複数のマイクロホンを用いて人間の音声と雑音を分離・除去する音声インターフェースも備え、聴覚機能とよべるものまで付加されているとのこと。

この公開では、1台目のロボットが「ジュースを持って来て」という人の声を聞き分けてもう1台のロボットに伝達。伝達されたロボットは、途中の椅子を片付けた上で冷蔵庫の扉を開けてジュースの缶を取り出し、命令者の近くまで運びました。

同研究所は、レーザー光線で自分の周りを立体的にとらえるシステムを組み込んだロボットも開発しているが、「HRP−2は、実生活で生活支援に役立つロボットの一つの形態。技術を組み合わせ、さらに機能強化を進める」と意気込んでいる。
ロボットが冷蔵庫をあけている姿はなかなかユーモラスですね。まるで盗み食いでもしてるかのような(笑)

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2006.01.12

最初のロボットアームを持つロボット、アメをすくって袋に入れる

Asahi.comより「「世界最小」のロボットハンドを開発

ロボット開発のテムザック(北九州市)など九州の企業連合が小型ロボットハンドを開発し、福岡市内で9日、あめをすくって袋に入れる技を披露した。
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今後、家事などの支援のためのロボットはますます求められるようになっていくと思われます。家事作業などで、細かい作業などをするには多指のロボットアームが必要になります。しかし、このような多指ハンドはまだまだ研究段階にとどまっています。

その理由は、アクチュエータ(モータ)や制御部がロボットに搭載するにはまだまだ大きすぎることがあげられます。

今回、テムザックを中心とする産学協同プロジェクトは、このロボットハンドの小型軽量化に成功したとのことです。

3本の指にそれぞれ関節役のモーターが3個ずつつき、手のひらの位置にある制御部分から指先まで20cmほどにおさまっています。この小ささですが指先で約1kgfの力を出すことができます。

家事ロボットや電気製品の組み立てに使えると夢は膨らむ。ただ製作費は片手だけで「高級乗用車1台分」。低価格化を実現し、商機をつかみ取ることもできるか。
せめてバイク1台分位にはならないと(笑)

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2005.12.13

ロボットが宗像大社で2礼2拍手1礼

YomiuriONLINEより「ロボットの発展・無事故、宗像大社で立って祈る

交通安全の神様で知られる福岡県宗像市の宗像大社に12日、ロボット8体が安全祈願に訪れ、「二礼二拍手一礼」の参拝を行い、ロボット産業の発展と無事故を祈った。
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参拝したのは、ロボット製造会社「テムザック」が早稲田大の高西研究室と共同開発した二足歩行型ロボット「キヨモリ」。何かに特化したロボットというわけでなく、テムザックのフラッグシップとして開発されました。

全高160cm、重量74kg。特徴は、歩行の際にひざの曲げ伸ばしを実現した点にあります。骨盤の2自由度回転運動を利用することで、従来のひざを曲げたまま歩く2足歩行ロボットに比べ、より人間に近い歩行スタイルを実現しています。また、全身に39の自由度を持つため、人間に近い動作も実現しています。

今回は、特注の鎧甲を身にまとい、同社の他のロボットとともに参拝。お祓いを受けた後、神殿に向かってしっかりと2礼2拍手1礼をおこなったとのこと。

祈願祭では、同社の警備ロボットなども神官からおはらいを受けた。キヨモリは来年1月15日まで祈願殿に展示される。
神社も面食らったことでしょう(笑)

<参考>「愛知万博に警備ロボット登場

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2005.10.27

慶応大に入試センター案内ロボット登場

YomiuriONLINEより「入試案内ロボット、慶大三田キャンパスにお目見え

慶応大学の入試情報などを対話形式で提供したり、資料のある場所まで案内したりする受け付けロボット「KEITA」が26日、東京都港区の同大三田キャンパス入学センターでお披露目された。
KEITAこの自律移動型ロボットは「KEITA」といい漢字では「慶大」と書くようです(笑)

製作は村田機械。

身長約120cmで、底面のローラーで移動します。来場者を感知すると、自ら来場者へ向かって進み、自己紹介をした後に、大学や受験、見学に関するご質問に対話形式で応答。また、室内を移動しながら、入学センター内にある昨年度の入試問題、ガイドブック、大学紹介ビデオなどをご案内します。案内終了後は自らの席に戻り、充電を行うとのこと。

ただ「KEITA」は受付ロボットの製品化というわけでなく、研究用のプラットフォームであるということで、理工学部の研究室と連携し、これからもどんどんと進化をとげていく予定だとのこと。現在は,日本語のみですが,今後は英語など多言語化を目指しているようです。

毎週火曜〜金曜日がKEITAの“出勤日”になっている。
現在、理解できる単語は約2500とのことですが、来年、再来年とますます進化してくのでしょう。でもなによりもまず、この外観を進化させて下さい(笑)

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2005.07.26

ゴキブリホイホイロボ発進!

CNET Japanより「欧州の科学者が超小型ゴキブリロボットの開発に成功

ゴキブリと友達になって巣からおびき出すことができる超小型ロボットを使って害虫を駆除する--そんな日がもうすぐやってくるかもしれない。IEEE Robotics & Automationの6月号に掲載された論文によると、スイス・ローザンヌの科学者たちが、世界一生命力のある昆虫であるゴキブリと交流する能力を備えた超小型ロボットを、ゴキブリの巣に潜入させることに成功したという。
INSBOTゴキブリの動きをまねたロボットは今までにもいくつか作られていますが、このロボットはゴキブリロボットというよりはゴキブリホイホイロボット。

「INSBOT」と名付けられたこのロボットはマッチ箱程度の大きさで6つの2次元カラーカメラと2つの触覚アンテナ、1つの振動センサー、1つの光センサーを備えています。

このロボットはゴキブリと似た動きをし、同じにおいを発します。このロボットが巣に潜入すると、ゴキブリは仲間として受け入れたとのこと。

さらにこのロボットを使いゴキブリの集団を明るい場所へ誘導することにも成功。ゴキブリはINSBOTを仲間だと思い後を追ったようです。

この研究を行っているのは「LEURRE PROJECT」というプロジェクト。ロボットのようなものが生物とコミュニケートすることを目的としたプロジェクトです。ゴキブリでの実験の成功はその第1歩といえるでしょう。

科学者たちはロボットを使って動物を真似たり、交流を持たせたりすれば、やがては動物の行動を制御できるようになると考えている。この技術が発展すれば、羊が崖から飛び降りるのを防止したり、ゴキブリを家の中から屋外へと誘導したりするロボットが登場するかもしれない。
このロボットがハーメルンの笛吹き男のようにゴキブリを連れて家の外に出てくれたら妻の大騒ぎもなくなるんですが(笑)

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2005.06.30

燃料電池を搭載したロボット発売

Asahi.comより「燃料電池で動くロボット 頭に水素ボンベ

ロボット開発ベンチャーのスピーシーズ(東京都)は28日、水素と空気中の酸素を反応させて電気を発生させる燃料電池で動く二足歩行のロボットを開発したと発表した。
Speecys−FCこのロボット「Speecys−FC」は同社がすでに発売している二足歩行ロボット「Speecys」にロボット用に最適化した燃料電池システム"CFCS"を搭載したものです。発電用の燃料電池セルを両肩に2基ずつ4基とアシストスタックを背面に1基搭載しています。

ロボットは単に直立しているだけの時は1.5−1.8A程度の低い電流しか必要としませんが、動き出したとたんに最大10A程度の大電流が必要になります。しかし通常の燃料電池では瞬時に大電流を流すとセル電圧が低下してしまうという欠点があります。そこで大電流を使用するときに背面のアシストスタックやニッケル水素充電池を組合せ、この問題を克服しました。

燃料は小型燃料電池の燃料としてよく使われるメタノールでなく、水素吸蔵合金のボンベに吸蔵した容量16リットルの水素。燃料ボンベは頭部に搭載しています。

水素の消費量は約2分で1リットルとのこと。16リットルのボンベで30分から1時間の連続動作が可能になっています。

ロボットは高さ約50センチ、重さ4.2キロ。16リットルの水素ボンベを頭部に、両肩と背中に燃料電池を着け、約1時間動くという。7月から研究や展示用に発売する。価格は262万5000円(税込み)。
ベースとなるSpeecysが49万8000円ですから、やはりずいぶんとお高くなりますね。

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2005.06.29

いよいよヒューマノイド型ロボットによるサッカー団体戦始まる!

Asahi.comより「過去最多の420チーム参加へ ロボカップ大阪世界大会

ロボットが世界から集まり、サッカーなどで性能を競う「ロボカップ2005大阪世界大会」の開催委員会は27日、東京都内で記者会見を開き、参加チームが35カ国・地域から過去最多の約420、参加者も約2000人にのぼる見込みであることを明らかにした。
ロボカップ今年で9回目となるロボカップ。昨年はポルトガルのリスボンで行われましたが、今年は大阪で行われます。

ロボカップは自律型のロボットがサッカーを行い優勝チームを決める国際競技大会。「2050年には人間の世界チャンピオンチームに勝てるロボットのチームを作る」を合い言葉に毎年行われています。

将来的には私たちの生活に深くは入り込んでくると思われるロボットですが、まだまだ未熟な部分も多くあります。ロボカップはサッカー競技を通じロボット全体の制御技術や人工知能の技術の向上をはかっています。

現在はサッカーだけでなく、救助活動を主体とするロボカップレスキューや、次世代の技術の担い手を育てるロボカップジュニアも同時に行われています。

ロボカップサッカーでは、直径18cm以内のロボットが5台一組で試合をする小型ロボットリーグ、12m×8mの大きなフィールドでフットサルのボールを用いて行う中型ロボットリーグ、コンピュータ上の仮想フィールドで行うシミュレーションリーグ、AIBOが4台1組となり試合をする四足ロボットリーグ、そして2002年から正式種目となったヒューマノイドリーグが行われます。

今年の目玉はなんといってもヒューマノイドリーグでしょう。昨年まではPK競技などしか行われていませんでしたが、今年からは2台が1組となる試合形式で行われます。自律型のロボットなのでFWのロボットはボールを追いかけシュートを放ち、GKのロボットはセービングやクリアを行います。

大会は今回で9回目。7月13日から19日までの予定で大阪市内で開かれる。開催委は約20万人の入場を見込んでいる。
昨年の優勝ロボのVisiONもパワーアップしたVisiON NEXTAとして登場します。

来年は人間のワールドカップにあわせてドイツで開催予定です。

<参考>「もう一つのワールドカップ、今年も始動」・「ロボカップ−もうひとつのサッカーワールドカップ

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2005.06.10

味覚ロボット登場!

Yahoo!NEWSより「NECシステムテクノロジー、世界初「味見ロボ」開発」(BCN)

NECシステムテクノロジー(本社・大阪市、高橋利彦社長)は6月9日、三重大学 生物資源学部 橋本教授の研究室と共同研究を進めていた、味覚を備えたパートナーロボット「健康・食品アドバイザーロボット」を開発したと発表した。
味見ロボットこのロボットは食品の成分を赤外線センサーで分析し、健康や食生活のアドバイスをしてくれます。また、果物の食べ頃なども教えてくれるようです。

外見はNECのコミュニケーションロボット「PaPeRo」ですが、PaPeRoにはない手がついています。この手に食品を当てると分子の種類によって分光反射率が異なる性質を利用し、食品中に含まれる分子の解析ができます。分子解析の結果を利用して、脂肪や糖分のとりすぎを警告したりするなどの健康アドバイスを行うことができます。

また事前に登録しておいた食品サンプルと比較し、パターン認識を行うことでチーズの銘柄やパンの種類まで推定することができます。

これまで、早くから物理センサーの技術開発が進んできた「視覚」「聴覚」「触覚」に比べ、「味覚」や「臭覚」についての研究開発は遅れており、それらを持つロボットは存在しなかった。しかし、今後、味覚を備えたロボットが必要になると判断。独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「21世紀ロボットチャレンジプログラム次世代ロボット実用化プロジェクト(プロトタイプ開発支援事業)」の活動の一つに提案して採択され、五感を供えたパートナーロボットの実現に向けて研究・開発に取り組んでいた。
まだまだ美味い、不味いと判定してくれるわけではないようです。一生懸命つくった料理をロボットに不味いといわれた日には・・・(笑)

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2005.06.09

もう一つのワールドカップ、今年も始動

サッカーW杯最終予選では見事に日本代表がドイツW杯出場を決めましたが、もう一つのW杯も始動です。

SankeiWebより「連覇狙う2足ロボット公開 大阪のチーム、能力向上

ロボットがサッカーをして運動能力を競う「ロボカップ」世界大会が7月に大阪市内で開かれるのを前に、昨年ヒューマノイド部門で優勝した大阪のチームが8日、連覇に向けて出場させる新型の自律型2足歩行ロボット「ヴィジオンネクスタ」を公開した。
昨年、ヒューマノイド部門で優勝した「ヴィジオン」がさらにパワーアップ。「ヴィジオンネクスタ」として登場しました。

8日に行われたお披露目会では、PK戦でキーパー役の昨年の優勝ロボット「ヴィジオン」と対戦。「用意はいいか」と声をかけてから素早く足踏みし、ボールを蹴ってシュート。ヴィジオンはボールに飛びつきましたがおよばず見事にゴールを決めました。

「ヴィジオンネクスタ(VisiON NEXTA)」を開発したのは阪大の石黒教授やベンチャー企業のヴイストンらのチーム。高さ48cm、重さ3kg。頭部のカメラでボールを見つけてゴールをめがけてシュートします。キーパーとしても働くことが可能。

前作のヴィジオンよりも処理速度が8倍になり敏捷性がましました。

大会は昨年はポルトガルで開かれ、今年は7月13日から7日間。35の国と地域から、約420チームが参加する。
今年も優勝をねらえそうです。

<参考>ヴイストン株式会社・「ロボカップ−もうひとつのサッカーワールドカップ

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2005.06.05

300kmの剛速球でも打ち返せるバッティングロボ−どこかの球団にプレゼントしたい(笑)

Yahoo!NEWSより「300キロの球も打ち返す? 広島大が打者ロボット開発」(共同通信)

ボールの軌道をコンピューターで瞬時に予測し、バットで打ち返す―。広島大大学院工学研究科の石井抱助教授(35)は、理論的には時速300キロの投球もヒットにできるバッティングロボットを開発、9日から始まる愛知万博の「プロトタイプロボット展」に出品する。
バッティングロボットこのバッティングロボットはボールのコース、タイミングを瞬時に判断し打撃動作を行います。高速ビジョンシステム(目)と、素早い動きが可能な高速マニピュレータを備え、1秒間に1000コマ以上の画像を処理、飛んでくるボールの位置を特定します。その位置にあわせ、打撃コースを制御しばっとスイングを行いますが、打撃方向の制御も可能で、1塁線と3塁線を打ち分けることも可能です。

秒速1000コマといえば、人間の目の30倍にあたる能力。どんな一流打者でもかないそうにありません。ストライクゾーンの投球だけを打ち返します。

将来的にはピッチャーの投球練習用などに使われることを想定していますが、ストライクゾーンを全て打ち返されたのでは投球練習にならないような気もしますが(笑)

その他、野球に限らず卓球やテニスなどの用具開発の手段としても使うことを想定しているようです。

サイズは幅700mm、高さ1,200mm、100Vの交流電源で動作します。

今のところ、強度の問題から時速50キロ以下の投球で性能を試しているが、石井助教授は「時速300キロのボールを打ち返すことも可能」と説明する。
負け続けているどこかの球団にプレゼントしたい(笑)

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