2006.03.14

肥満の男性は交通事故での死亡率が高い

日経Healthより「肥満だと交通事故に遭ったときの死亡率が高い

運転中に事故に遭ったときに、死亡するか助かるかの違いを体格別で調べてみたところ、肥満の人は死亡率が高いことがわかった、と米ウイスコンシン医科大学の研究者 たちが、報告している。
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研究チームは1997年から2001年にかけて発生した衝突事故に巻き込まれた2万2000人以上のドライバーについて、米運輸省に保存されている記録を調べ直しました。

その結果、事故に遭った場合、肥満体の男性ドライバーは、とくに死亡する割合が高いことがわかったということです。しかし、女性の場合は、肥満でもとくに死亡率が高いと言うことはありませんでした。

また、やせすぎの男性の場合も平均よりも死亡率が高かったとのことです。もっとも死亡率が低かったのは太り気味の人でした。

その理由について、研究リーダーの同大学「障害研究センタ−」(Injury Research Center)のシャンクアン・ズー博士は、男女で体形が違っており、男性の方が事故時に受ける衝撃が大きいからではないかと考察している。
要は太っている場合は質量が大きい分だけ衝撃が大きいということでしょうか。男性と女性の体型の違いといわれても・・・少し苦しい説明のような(笑)

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2005.12.13

ダイエットしないダイエット

CNNより「食欲任せで20キロ超減量と ダイエットしないダイエット

スーパーにおいしそうなアイスクリームやチョコレートが並んでいたら、避けて通る代わりにカートいっぱい買い込む。スナック菓子はいつも手元に置いておき、食べたい時に食べたいだけ食べる――。米ブリガム・ヤング大のスティーブン・ホークス教授が提唱する新たなダイエット法だ。教授自身がこの方法で23キロの減量に成功し、5年以上同じ体重を保っているという。
ホークス氏によれば、このダイエット法はただ食べたいときに食べることが秘訣だそうです。ただし、重要なポイントは「おなかがすいた時にだけ食べること」。「気晴らし」や「付き合い」のために食べるのは決してしてはいけないとのこと。また、満足したらそれ以上は食べないことも大切。

無駄なカロリー計算などで食事を制限するのをやめれば、それほど強い欲求を感じることもなくなるはずとホークス氏は語っています。

16年前のホークス氏の体重は95キロ。ノースカロライナ州立大で保健科学を教えていた彼はカロリー制限によるダイエットを試み、いったん減量には成功しましたが、すぐにリバウンドでもとに戻ったそうです。

その後食欲任せの食生活を実践し始めたところ、体重はゆっくりと、しかし確実に減っていったとのこと。同僚のスティーブン・ペック助教授も今年1月、同じダイエット法を開始。これまでに16キロの減量を果たしているとのこと。

この経験に基づき、ホークス氏らの研究チームはブリガム・ヤング大の学生らを対象に小規模な調査を実施。それによると、食欲任せの食生活を送っている学生には肥満や循環器疾患が少ないとの結果が出たということです。

肥満人口の増加が指摘される米国では、政府がカロリー制限に重点を置いた「食事指針」を出しているが、ホークス氏は「国民にカロリーとのにらめっこを強いるのはかえって不健康」と批判。「今後は食欲任せの食生活を普及させるべきだ」と主張している。
もとが太りすぎだとこれでもいいような気はしますが(笑)

<参考>「グレープフルーツの香りは脂肪の燃焼を助ける?」・「究極のダイエット−頑張ってゴミ出しして下さい」・「ダイエット、1年続けば効果あり−でも4人に1人

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2005.11.26

肥満のニューヨーカーのうち2%は自分を痩せすぎだと思っている!

Exciteニュースより「肥満のニューヨーカーには自覚症状がない」(ロイター)

肥満のニューヨーカーは約100万人いるが、彼らの3分の2は肥満だとは思っていないことがわかった。22日に公表された同市健康・精神衛生局の調査結果によるものだ。
ニューヨーカーのうち5分の1は肥満であるといわれています。肥満と定義されるのはBMIが30以上ですから、例えば身長を170cmとすると体重は86.7kg、180cmとすると97.2kg以上ということになります。

この肥満のニューヨーカーに自分の体重について聞いたところ、肥満であると解答した人は39%にすぎませんでした。42%は自分を「やや太っていると答え、16%は「普通である」と解答しました。

さらに肥満の人のうち1%は「やや痩せている」、2%は「とても痩せている」と答えたそうです。

ニューヨーク市の成人の肥満率は2003年度は20%。2004年の全米の肥満率は23%。全米平均は1993年の12%からほぼ倍になっている。
ニューヨークでは太り気味の人が約200万人、肥満の人が100万人いるといわれています。幼稚園児ですら5人に1人が肥満だとか。

それにしても見事な現状認識です(笑)

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2005.11.23

ウエストのくびれがないと心臓病になりやすい

日経Healthより「ウエストのくびれがなくなるのが、心臓病リスクの前兆

心臓病のリスクを知る新しい指標として、「ウエスト/ヒップ」の比率が注目されている。ウエスト、つまり胴まわりの寸法を、ヒップの寸法で割った値で、これが心臓血管系の病気になる危険度を知る手がかりになる、というのだ。
通常、肥満度を表す指標として用いられるのはBMIです。これは1999年にWHOで基準が発表されており、18.5から25までが正常範囲とされています。このBMIは統計的に病気になりにくい範囲を表しているもので、22くらいが適正とされています。25を越えると高脂血症や高血圧などの生活習慣病になる確率が2倍以上になるともいわれています。

ただ、BMIによる判定が正確かどうかは最近議論の的となっています。むしろウエストサイズなどの方が高血圧、高脂血症の判定では正確なのではという研究結果も出されています。

今回、研究チームは初めて心臓発作を起こした1万2461人の患者と、心臓発作を一度も起こしたことがない1万4637人を比較。この人たちのBMIを調べたところ、その値は必ずしも心臓病のリスクを知る指標として正確ではないことがわかったとのことです。
 
 ここで提唱されているのがウエストとヒップの比率です。この調査ではこの値と心臓病リスクとの関連がはっきりとでました。

  この比率は、女性で平均0.85、男性で平均0.95でしたが、平均値を上回ると、心臓血管系の病気になりやすいということです。一方、単にヒップサイズが大きいだけの場合はむしろ心臓病になりにくかったとのこと。お尻にくらべてウエストのくびれがしっかりあることが心臓病のリスクを減らすことになります。

新指標を医学誌「ランセット」2005年11月5日号で提唱したのは、カナダのマクマスター大学(トロント)のサリム・ユスフ教授(一般医学)。
ウエスト周りは内臓脂肪の量を表していることになるんでしょうか。

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2005.11.12

食欲を減退させるホルモンを発見−食欲増進とは紙一重

Yahoo!NEWSより「食欲抑制のホルモン発見 空腹ホルモンと遺伝子共通」(共同通信)

食欲を抑制する作用がある新たなホルモンを米スタンフォード大のチームがラットの胃で発見、「オブスタチン」と名付け、11日付の米科学誌サイエンスに発表した。
肥満に関するホルモンなどは数多く発見されています。しかし、今回発見されたのは食欲を抑制する作用のあるホルモンということで、これまで発見されたものとは少し異なることになるようです。

1999年に日本の研究チームによって食欲を増進するホルモンである「グレリン」が発見されました。研究チームはグレリンの遺伝子や、グレリンのもとになる前駆体のアミノ酸配列を、人間やマウスなど約10の哺乳類について調査。同じ遺伝子からグレリンとは別のタンパク質がつくられている可能性が高いと予測し、ラットの胃からこのホルモンの分離に成功しました。

このホルモンをラットに投与するとグレリンの食欲刺激効果とは反対に、食物摂取が半分に抑制され、8日間で20%体重が減少したとのことです。

このホルモンは意味のラテン語「obedere」抑制を意味する「statin」から「obestatin」と命名されました。

2つのホルモンの役割を解明することで、先進各国で深刻な問題になっている肥満の治療薬開発につながる可能性がある。
同じ遺伝子から正反対の機能をもつタンパク質が作られているとは驚きです。微妙なバランスの上に成り立っているのが私たちの体のシステムなんだということでしょうか。

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2005.10.14

グレープフルーツの香りは脂肪の燃焼を助ける?

SankeiWebより「グレープフルーツの香りで脂肪燃焼 阪大研発表

グレープフルーツの香りをかぐことで脂肪が燃焼されることが、大阪大蛋白質研究所の永井克也(ながい・かつや)教授(神経科学・生化学)らの研究で裏付けられ、13日、札幌市で開催されている日本肥満学会で発表された。
グレープフルーツグレープフルーツでダイエットというのも注目されているようですが、それを裏付ける発表です。
研究チームはグレープフルーツから抽出した精油を10分間、実験用ラットにかがせました。すると、脂肪が分解され血中のグリセロール濃度が2倍以上になったとのこと。また、体温が上昇し脂肪が燃焼されていることが分かったそうです。

また、ラベンダーの香りは正反対の作用を及ぼし、脂肪を蓄積させることも、同じ研究で明らかになりました。

グレープフルーツの香りは交感神経を活性化します。交感神経が活発になると、全身が活性化され体はエネルギーを多く作り出そうとし、脂肪を分解します。一方、ラベンダーの香りは副交感神経を刺激するようで、反対に脂肪を蓄積する作用があります。

肥満になる人は自律神経の働きが弱いとの説もあります。

永井教授は「体温が上がることなどは人間でも分かっている。ただ、体内時計が乱れると効果がなくなるので、規則正しい生活を送ることが大切。またかぐ量にも注意する必要がある」と話している。
匂いをかぐだけでダイエットなんて夢のようですが(笑)

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2005.09.10

夜食べると太る原因を究明!

毎日新聞より「体内時計:調節たんぱく質、昼間の20倍増・脂肪も蓄積−−だから「夜食べると太る」

生体リズムを刻む体内時計を調節しているたんぱく質が、細胞内への脂肪の蓄積と密接に関係していることが、日本大薬学部(千葉県船橋市)の榛葉繁紀(しんばしげき)専任講師(衛生化学)らの研究で分かった。このたんぱく質は昼間は体内でほとんど作られず、深夜になると増える。「夜遅く食べると太る」仕組みが分子レベルで示された。
このタンパク質は「BMAL1」と呼ばれるタンパク質です。BMAL1は体内時計の必須の成分である転写因子であり、日中に減少し、夜間に増加するリズムを刻んでいることがわかっています。

また、肥満によってBMAL1の量が増えることもわかっていました。

そこで、この研究では遺伝子操作でBMAL1を持たないマウスの細胞をつくり、脂肪の蓄積の様子を調査。このマウスにエサをたくさん与えたり、インスリンなどを加えて栄養過剰の状態にしても、細胞内の脂肪はほとんど増加しませんでした。

一方、皮膚などに存在する脂肪を蓄えない細胞には本来、BMAL1はほとんどありません。この細胞を遺伝子操作してBMAL1を多量に作らせると、細胞内に脂肪が蓄積されることもわかりました。

このBMAL1は脂肪酸やコレステロールなどの合成を促進していることも確認。BMAL1が脂肪の蓄積に必要だと結論づけました。

榛葉講師は「体内のBMAL1の量は、一日のうち午後10時から午前2時ごろが最高で、最も少ない午後3時ごろの約20倍に達する。夜遅くの食事を避ければ肥満予防につながるのではないか」と話している。
僕の夕食はだいたい午後10時以降。肥満への道です(笑)

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2005.07.20

痩せるとお金持ちになれる?

週刊米国健康ニュースより「減量は富をもたらす

体重の減量によって財産が増えるとする新たな研究結果が示された。専門誌「Economics and Human Biology」オンライン版によれば、「普通は多少の体重増減によって経済的な豊かさに変化がみられることはないが、増減量が大きい場合にはその変化も劇的である」という。
痩せるとお金持ちになれるかもしれません(笑)

米オハイオ州立大学のJay Zagorsky氏が、国の健康調査に参加した7,300人のデータを分析した結果です。

この報告によれば大きな減量に成功した人は財産が増えたとのこと。

BMIが10ポイント低下すると、財産は白人女性で1万1,880ドル(約132万円)増加、白人男性では1万2,720ドル(約141 万円)、黒人女性では4,480ドル(約50万円)増大したそうです。

逆にBMIが増加した場合は黒人女性で財産が中程度少なくなり、白人女性ではさらに少なくなっていました。白人男性ではほとんど体重増加の影響はみられず、黒人男性では体重の増減と財産変動に関係はなかったそうですが。

Zagorsky氏は「データから減量が財産を増やすかどうかを証明する方法はないが、関連性はあると考える」と断った上で、その理由として、過体重および肥満になると職場で差別を受け、正常体重の人と同等の給与を受け取ることができない点を挙げている。
しかし数kgの体重の増減は財産の増減になんの影響もなっかたとのことですから、財産をふやしたければまずBMIを10以上おとせる肥満体である必要はあると思いますが(笑)

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2005.06.09

妊娠時のダイエットは子どもを肥満にする!

Yahoo!NEWSより「妊婦ダイエット、子は肥満 マウス実験で確認、京都大」(共同通信)

妊娠中に母親の栄養が不十分だと、子どもが成長後に肥満になりやすいことを、藤井信吾京都大教授(産婦人科)と由良茂夫助手らがマウスの実験で確かめ、米医学誌セル・メタボリズムに8日、発表した。

欧米の疫学調査では、人間でも出征時に低体重だと成人後に肥満になる率が高いことが知られています。近年、日本では妊婦の痩せ願望や不規則な食生活などで、2500g以下の低体重児が約9%と20年前と比べて倍増しています。

この研究では摂食制限したマウスと通常のマウスの子を比較。母体内で栄養不足だったマウスは、誕生直後は通常より約17%小さかったのですが、生後8週目から双方に先進国の食生活モデルとして高脂肪の餌を与えると体重の伸びが増加し、最終的には通常のマウスに比べ肥満度が約3割高くなりました。血中コレステロールも約1.5倍となったとのこと。

このマウスの場合、食欲を抑えてエネルギー代謝を高めるホルモンである「レプチン」が通常のマウスに比べて早い時期から急増していました。正常なマウスでも、誕生直後にレプチンを与え、高脂肪食を食べさせると肥満が加速しました。

レプチンが早い時期に増えると抵抗性ができて肥満体質になるようです。

ダイエットなど妊婦の栄養不足に警鐘となりそうだ。
飢餓を感じた胎児が省エネ体質になると考えてもよさそうです。

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2005.06.02

肥満は認知症になりやすい!

日経Healthより「中年太りは、後年、認知症になりやすい

カリフォルニアに住む人たちを、30年近く追跡調査したところ、40代ごろに肥満、ないし体重オーバーだった人は、年を取ってからアルツハイマー病などの認知症にかかる割合が高いことがわかった。こんほどブリティシュ・メディカル・ジャーナルのオンイン版で発表された。
この研究では40−45歳で健康だった男女10276人を対象に1964年以降、定期的に健康診断を行い約30年後に認知症になったかどうかを調べました。

その時、年齢、性別、人種、教育など様々な要因と認知症の関係を調べたところ、肥満と認知症に関係があることがわかりました。

10276人のうち認知症になったのは713人(6.9%)。この中でBMIが30以上の太りすぎの人では標準体重の人に比べ認知症になるリスクが74%高かったとのこと。また、太り気味のBMIが25−30の人では35%高いリスクが認められました。

以前にも290人のスウェーデン女性を25年間追跡調査した報告がありましたが、この時もBMIの数値が大きくなるほど認知症のリスクが高まるという結果が出されています。

肥満の場合は心臓や血管系の疾患、糖尿病などを通して認知症のリスクが高まるといわれていますが、それ以外にも肥満と認知症の間には関係がありそうです。

この研究はNIH(米国立衛生研究所)の資金により「カイザー・バーマネンテ医学基金の研究者が行ったもの。「カイザー・パ−マネンテ」は米国の有力な健康保険会社。
妻はどうも僕のダイエット大作戦をたてているようです(笑)

そこまで太っているつもりじゃないんですが。今日も「40代になったら太る一方!」と決めつけられてしまいました(笑)

ただ痩せすぎでも認知症のリスクが高まるとの研究結果もありますが。

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