2006.04.27
Asahi.comより「南極の氷底湖、大規模な水の移動 英グループが解析」
南極の分厚い氷の下にある複数の湖「氷底湖」が水路でつながっており、湖の間には大量の水の移動があることを、英ロンドン大などのグループが英科学誌ネイチャーに発表した。

南極大陸の氷の下には多くの巨大な湖があることがわかっています。例えばロシアのボストーク基地付近にあるボストーク湖は3800mの氷の下に1万4000平方キロメートルの湖面が広がっています。これは琵琶湖の2倍以上の広さです。
これら氷床下の湖はお互いにつながっておらず、何百万年も閉ざされた状態で孤立して存在していると思われていました。
しかし、今回の研究によれば、少なくともいくつかの湖は、地下の通路(?)によりお互いにつながっていることが示されました。
東南極の氷床下の湖を衛星により調査していた研究グループは、人工衛星による標高の観測で、96-98年に、南極東部の氷底湖の上にある氷の表面が約3メートル下がり、290km離れた2つの氷底湖の上の氷が約1m上がったのを発見。厚さが3キロある氷の下を16カ月かけて、1.8立方キロの水が移動したと推定しました。
この流れは、最も流量の多いときでロンドンのテムズ川の流量の約4分の3に相当するとのことです。
これまで氷底湖はそれぞれ孤立して、独自の生態系を保っていると考えられてきた。仮に1カ所で汚染があれば、周辺に拡大する恐れも出てきた。
さらに大きくは、海水中への真水の放出が地球の気候に影響を与えたことも考えられます。
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2006.04.26
Yahoo!NEWSより「黄砂粒子に汚染物質吸着 名古屋大が新装置で実証」(共同通信)
名古屋大太陽地球環境研究所の松見豊教授(大気化学)の研究グループは25日、中国などから飛来する黄砂の粒子の一粒一粒に、酸性雨の原因の大気汚染物質が吸着していることを、新開発の分析装置を使って初めて実証したと発表した。

今年の春は車を洗う気になりません。洗ってもすぐに黄砂でどろどろに。
黄砂は、内陸部のゴビ砂漠やタクラマカン砂漠などの乾燥地帯や黄土地帯で強風により吹き上げられた多量の砂塵が上空の風に運ばれて日本、韓国、中国などで降下する現象をいいます。
一般的には春に多く観測されます。今年は特に東北や東京でも黄砂が観測されるなど、多量の黄砂が日本にも降り注いでいます。これは内モンゴルなどの降水量の減少と平均気温の上昇などの要因が重なったことが原因だと考えられています。
この黄砂にも少しはいい面もあるのかもしれません。
黄砂は、上空へと巻き上げられた直後には、本来の黄砂の化学組成を保っていますが、西風に乗って東進するうちに、中国や韓国などの人間活動に伴う様々な微量成分を吸着します。例えば、化石燃料の燃焼に伴う硫黄酸化物が、黄砂粒子の表面に付着しており、その硫黄分が、日本付近の大気環境に影響をもたらしていることが分かってきました
そこで、研究グループは、大気中からフィルターで集めた粒子の集合体の平均値を測定する従来の手法に代わり、粒子一粒ごとの成分をレーザーで瞬時に分析できる装置を新たに開発。茨城県つくば市の国立環境研究所内で観測を行いました。
その結果、黄砂には酸性雨の原因となる大気汚染物質が吸着していることが分かったということです。
松見教授らは、黄砂がアルカリ成分を持つことから、酸性雨の原因物質を中和し、影響を低減する役割を果たしているとみている。研究結果は米地球物理学会誌に近く掲載される。
僕が車を洗わないのは黄砂のせいなんかじゃなく、単に面倒くさいからではないかと妻は疑っていますが・・・(笑)
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2006.01.13
Asahi.comより「地底410キロ「もう一つのマグマ」のナゾ解明」
火山の下など地表近くに浮上してくる液体のマグマとは別に、地下410キロの深さにもマグマがあるのはなぜか。地震波の解析で存在がわかってから地球科学者が頭をひねってきた謎を、東北大の大谷栄治教授らが高圧実験で解明した。
地球の内部は、厚さ10−30kmの地殻の下に、高温の岩石からなるマントルがあり、その内側に核が存在します。マントルは組成物質の違いから、三層構造になっていて、このうち地下約30km−410kmの上部マントルの固体が溶けて液体になったものがマグマです。
できたマグマはまわりの岩石より密度が小さいので上昇していきます。上昇したマグマは地下数kmのところにマグマ溜りを作り噴火につながります。
これまで、このマグマ溜りが存在するのは、せいぜい地下数十km程度の深さまでと考えられてきましたが、最近の地震波による解析で約410kmの深さにも液体らしい存在が示されていました。
岩石が溶けるには約2000度の高温が必要ですが、その深さでは実際には1700度程度しかありません。
そこで大谷教授らは、水を含むと、とけ始める温度が下がることに注目。高温高圧をかけ鉱物を溶かして作ったマグマに含まれる水の量を変えて密度を測定しました。
その結果、水を最大で6.7%含む条件にすると、この深部付近でも液体の状態を保っていることを確認。さらに、高温高圧下でも溶けないダイヤモンドの浮き沈みの度合いを見ることで、比重を測定したところ6.7%の水を含んだマグマは、上部マントルの下層部の比重と一致。この付近でもマグマが滞留できることがわかったとのことです。
「プレートの沈みこみに伴い、水が地下深くまで運ばれることでマグマができると考えられる」と大谷教授は話す。
マグマのでき方なども詳しくは分かっていません。
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2005.12.10
AstroArtsより「7年ぶりの「うるう秒」」
来年の元旦に、7年ぶりに「閏(うるう)秒」が挿入されることになりました。日本時間で2006年1月1日午前8時59分59秒の次に59分60秒が挿入され、この1分間だけが61秒あることになります。
今から、約50年前までは、時間や時刻は、地球の公転・自転に基づく天文時が使われていました。しかし、科学の進歩するにつれさらに高精度の時刻が必要になったため、現在使われている時刻は、セシウムという原子を利用した原子時計をもとに決められています。
しかし、地球の自転は一定ではなく、遅れつつあることがわかっています。このため年々、原子時計による時刻と実際の自転がずれていきます。1958年の原子時計による管理を始めてから現在まで、そのずれは33秒にも達しています。
この遅れを放置しておくと、そのずれはどんどんと大きくなってしまいます。そこで原子時計と地球の自転に基づく時刻の差が±0.9秒以内になるように、原子時計の時刻に1秒だけ調整を行った時刻を協定世界時(UTC)と呼び、現在、この時刻が世界の標準時として一般に使われています。この1秒の調整が「うるう秒」です。
地球の自転速度は、不規則で、いつ、うるう秒調整が実施されるかについては、長期の予測ができません。したがって、地球の自転を正確に観測し、監視しながら必要に応じて調整されています。
閏秒は、これまでは世界時の6月か12月の最終日の最終秒のところで1秒余分に加えることで挿入されてきました。つぎの閏秒は世界時の12月31日の最終秒に挿入されます。日本の標準時は世界時に対し9時間進んでいるため、来年の1月1日の8時59分59秒の次ぎに59分60秒が挿入されます。
通常は午前8時59分59秒の1秒後が午前9時になるはずですが、閏秒を挿入することで午前8時59分60秒が入り、その1秒後が午前9時になります。時計を秒まで正確に合わせている人は、あわせ直す必要がありますね。
なんか得した気分です(笑)
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2005.12.04
CNNより「世界一の高層ビル建設で地震が増加 台湾研究者が指摘」
台湾で世界一高い超高層ビル「台北101(高さ508メートル)」の建設が始まって以来、北部・台北市で地震の発生回数が増加していると、台湾の研究者が米科学誌で報告した。

台北101は、台湾の台北市にある超高層ビルで、現在世界一の高い建造物です。地上101階、地下5階で高さは508m、名称はこれに由来しています。
7年間の工期を経て、2004年に世界一の超高層建築物として竣工しました。施工は熊谷組を中心としたJVでした。
今回、この建物が台北の地震を増やしているのではないかとの研究結果が発表されました。発表したのは台湾中央研究院地球科学研究所の林正洪研究員。1997年に「台北101」の建設が始まってから、マグニチュード3未満の微小地震が増えたということです。
また、竣工後にはマグニチュード3.8と3.2の地震が台北101の下を震源として発生しました。
台北101は重さが70万トンに達します。世界でも最も重い建造物かもしれません。この質量により基礎部分では垂直方向に47万パスカルの圧力がかかっていると報告では指摘。この圧力が、地盤の軟らかい部分に影響を与えている可能性があるとのことです。
台湾はフィリピン海プレートがユーラシア・プレートの下に沈み込む場所にあり、地震の多発地域ですが、北部の台北市ではこれまで地震はあまり多くありませんでした。
ロイター通信との電話インタビューで、林研究員は「断層がずれそうになっている場合、少しの圧力でも地震を引き起こすきっかけとなりうる」と述べ、「単に偶然の一致なのか、関係しているのかはわからない。科学的に証明するのは非常に難しいが、かといって反証も困難だ」と話している。
たしかに工事中の2002年3月に台湾で大地震が発生。この地震で作業用のタワークレーンが地上に落下し、死者5名がでるという事故もありましたが・・・。
<参考>「世界一の高層ビルにE=mc^2」・「世界最速のエレベータ、分速1010m!」
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2005.11.26
CNNより「南極の海に「歌う氷山」 独研究チームが観測」
南極大陸周辺の海に浮かぶ氷山の1つから、歌のような音が出ている――。ドイツの研究者らがこのほど、3年前に観測した珍しいデータを発表した。そのままでは人間の耳で感知できないが、高速で再生すると、オーケストラが演奏前にウォーミングアップしているような音に聞こえるという。

南極大陸で地震や地殻変動のデータを収集している極地及び海洋研究財団アルフレッドウェーゲナー研究所のチームが「歌う氷山」を発見しました。
研究チームが2002年7月から11月にかけて南極大陸の南大西洋沿岸部で地震から発せられる信号を録音していた際に、今まで聞いたことのない信号が録音されていることに気がつきました。
この音は周波数が0.5Hz前後と人間が聞き取れる最低周波数である20Hzよりもさらに低い音でしたが、高速で再生するとミツバチの羽音かオーケストラのウォーミングアップの時の音のように聞こえたとのことです。
この音源を追跡すると、縦50km、横20kmほどの氷山に行きあたりました。音は氷山が海底の陸地と衝突したときに、その割れ目を海水が勢いよく通り抜け発していたものだったとのことです。
チームの研究者によると「本物の歌と同様、音は上がったり下がったりする」という。研究の成果は、25日付の米科学誌サイエンスに掲載されている。
なんだかとてもロマンチック(笑)
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2005.10.12
CNNより「エベレストの高さは8844.43メートル 中国が測定」
中国の国家測量局は9日、世界最高峰のエベレスト(中国名:チョモランマ)の高さは今年5月から行った測定の結果、これまでの公表値より3.7メートル低い、8844.43メートル(誤差0.21メートル)だったと発表した。

エベレスト(チョモランマ)の標高は過去にもいろいろと変わってきています。エベレストが世界最高峰とされたのは19世紀半ばにインド測量局が測量し、8840mを標高として定めて以来のことです。エベレストという名も、その当時の測量局長官の名にちなんでいます。
その後、1954年にはインド測量局が周辺12ヶ所による測定を平均して8848mの値を出しました。長い間、これが公式のエベレストの高さとされてきましたが、1975年には、中国政府が雪面を含む標高を8849.05mと発表。このうち積雪92cmを除いた8848.13mを標高としました。
しかし1999年、米地理学協会は、GPSを利用した精密観測で8850mと発表しています。
今回は、GPSを利用したほか、5月に測量隊員が登頂し特殊なレーダーで氷雪の厚さを測定、かなり厳密な結果を得られたとしています。
今回の測定で標高が低くなったことについて、中国・国家測量局の陳邦柱局長は、「前回の測定時よりも技術が発達しており、エベレストが縮んだかどうかはわからない」としている。
さて、地図にはどの結果がのるんでしょうか(笑)
<参考>「エベレストが年々低くなっている−温暖化」
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2005.09.18
YomiuriONLINEより「南極に巨大な緑の輪…宇宙から見たオーロラ」
米航空宇宙局(NASA)は16日、地球磁気圏観測衛星が11日に撮影した南極のオーロラの画像を公表した。

オーロラは太陽風に含まれる荷電粒子が大気中の酸素や窒素の原子と衝突して発光する現象です。
今月7日から9日にかけて太陽で大規模なフレアが多発しました。これは、観測史上5番目という大きなものだったようです。
太陽フレアは太陽の大気中のプラズマガスに蓄えられた磁場のエネルギーが、短い時間の間に放出される現象です。太陽フレアが発生すると、太陽風の流れが激しくなり、地球をとりまく磁力線の様子を変化させます。
また、フレアで発生した高エネルギーの粒子が地球の高層大気に侵入し、北極や南極でオーロラが発生します。
今回も南極上空に発生しているオーロラが9月11日、地球磁気圏観測衛星によりあざやかにとらえられました。
NASA当局者は「地球上での生活に深刻な影響を及ぼすものではないが、今月末にかけて、衛星通信のトラブルや、電波障害が予想される」としている。
太陽は11年のサイクルで活動が活発になるとされています。前回の極大は2001年で、本来であれば沈静期にはいっているのですが、太陽は時折すさまじい姿を見せるようです。
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2005.07.29
Asahi.comより「素粒子ニュートリノ「地球生まれ」初検出 東北大チーム」
火山活動や大陸移動を引き起こす地球内部のエネルギー源から出た素粒子ニュートリノを、岐阜県・神岡鉱山にある東北大の観測装置「カムランド」が初めてとらえた。
地球の地殻やマントルは地球内部のウランやトリウムが崩壊するときに放出される熱で常にあたためられており、これがマントルの対流や大陸移動を引き起こす主要なエネルギー源の一つと考えられています。地球内部で発生する熱は約40テラワットと推測され、これは原子力発電所1万基分にものぼります。
この崩壊のときにエネルギーの低いニュートリノが出ることは理論的に分かっていましたが、これまで検出することはできていませんでした。
検出に使われたのは「カミオカンデ」の跡地にある高感度の後継装置である「カムランド」。直径18mの球形のタンクに1000トンの透明なオイルを入れ、ニュートリノと反応し発光する光を検出します。水を使ったカミオカンデに比べ、低エネルギーのものまで検出できるのが特徴です。
この研究では02年3月−04年10月に検出した粒子152個のデータを解析し、原子炉ニュートリノや放射能による誤反応の粒子を除外。少なくても4.5個、多い場合は54.2個がいずれも90%の信頼度で、地球内部のウランやトリウムの原子核が壊れて生じた地球ニュートリノだと分かったとのこと。
データを蓄積すればウランやトリウムの総発熱量を推定でき、地磁気などのしくみ解明にもつながりそうだ。
まだまだ誤差の大きい結果ですが、これらのデータを地球各地で集めることで、地球内部の様子が詳しく分かってくるでしょう。
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2005.07.17
毎日新聞より「プレート境界型地震:関東の揺れ、予想より大きく」
太平洋側から関東地方の地下に潜り込むフィリピン海プレート(岩板)と陸側プレートの境界面が、従来の予測より5〜17キロも浅い位置にあることが、東京大学地震研究所の佐藤比呂志教授らの調査で分かった。プレート境界で起きる地震の揺れが現在の想定より大きくなる恐れがある。

首都圏の地下では、フィリピン海プレートが沈み込み、陸のプレートにひずみがたまることによって巨大地震が発生しています。1923年の関東大震災(M7.9)や1703年の元禄地震(M8.1)など巨大地震は繰り返しおこってきました。
この研究では、陸側のプレートにフィリピン海プレートが沈み込む境界の深さが従来考えられてきた深さよりも深いことを確認しました。
首都直下型地震の被害がこれまでより大きくなることが予想されます。
これまでプレート境界の深さは微小地震が多数発生している領域から推測していました。今回、研究グループは人工的に地震波を発生、反射してくる波を解析する反射法地震探査とよばれる手法で千葉県から神奈川県までの各地の震源断層の深さを調べました。
その結果、首都圏のプレート境界の深さは地下4−26kmで、従来の予測よりも5−17kmも浅いことが分かりました。神奈川県小田原市付近では深さ4km、房総半島南端や茅ヶ崎市で10km、東京湾の最北部で25kmなど北へいくほど深くなっています。
また、いったんずれると強い地震を起こすアスペリティ(固着域)も小田原市付近と横須賀市付近の2ヶ所で確認されました。
佐藤教授は「今回のデータをもとに、地震の被害想定を精査する必要がある」と話している。
プレートの潜り込み速度やストレスの堆積具合の評価も変わってくるかもしれません。
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2005.05.22
河北新報より「黄砂が増えれば花粉は減少 10年周期で反比例の関係」
中国大陸から日本列島に飛来する黄砂の量と、スギやヒノキの花粉の飛散量が、反比例の関係にあり、約10年周期で増減しているとする研究結果を山梨県環境科学研究所がまとめた。22日から千葉市で開かれる地球惑星科学関連学会で輿水達司研究部長が発表する。
河口湖の固定をボーリングして過去100年分の堆積物の中に含まれる黄砂を構成する石英の割合を計算した上で、約30年分の甲府市での花粉の飛散量と比較した結果です。
黄砂の量が多い年は花粉はあまり飛散せず、逆に黄砂の量が少ない年は花粉の飛散量が多かったという結果が得られました。
この黄砂の飛散量は10年周期で増減しており例えば1990年には黄砂の飛来日数は9日と多く、一方、花粉の飛散量は1平方センチあたり約3000個とわずかでした。逆に1995年には黄砂の飛来はゼロでしたが花粉は7倍の約2万個と逆転しました。
輿水部長は10年周期の理由について「太陽の黒点の増減周期と似ている」としながらも、双方の因果関係については「今後の研究課題」としている。
ただ環境破壊のせいか、ここ数年黄砂の飛来量は増加しています。本来であれば黄砂の飛来量は今年は底の年のはずですが・・・。
<参考>「北日本を覆う黄砂の衛星写真−天気不明の元凶です」
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2005.05.14
YomiuriONLINEより「日本列島覆う黄砂、米民間衛星の画像公開」
米航空宇宙局(NASA)は12日、先月末に日本列島を覆った大規模な黄砂現象の衛星画像を公表した。

黄砂は主として中国大陸のゴビ砂漠、タクラマカン砂漠などの乾燥地帯で強風によりまきあげられた多量の砂が上空の偏西風によって日本、韓国、中国国内などへ飛ばされてくる現象です。
最近は日本への飛来回数が増してきています。これまでは自然現象だからしかたがないという意識でしたが、中国の過放牧や農耕による耕地の拡大などが原因でないかとの見方も広がってきています。
公開されたこの画像は、先月の29−30日にアメリカの民間衛星オーブビュー2が撮影したものです。北日本を濃い黄砂が覆っています。この影響で30日には仙台管区気象台が雲の状況を確認できず、「天気不明」と発表する珍事も起こっています。
中国方面からの黄砂は年々深刻化が指摘され、健康や農作物、気候などへの悪影響が懸念されている。
僕の車にとっても迷惑です(笑)
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2005.05.12
そうじゃないとは分かっていても降水確率50%は丁か半じゃないかと思ってしまいます(笑)
毎日新聞より「気象庁:スパコン導入で「的中率」アップ 予報官の腕も」
気象庁が10億円以上を投じて今年2月に導入した新しい天気予報システムを巡り、庁内の評価が分かれている。3月の週間予報の的中率は例年より高く、システム担当の数値予報課は「新システムの効果だ」と胸を張る。一方、予報を出した予報課は「予報官の“腕”もある」。スーパーコンピューターによる数値予報か、予報官の職人芸か。予報が難しいとされる梅雨時が「決着」の舞台となりそうだ。

気象庁は今年2月に新しいシステムを導入し数値予報の精度を高めました。
気象庁は1日2回、翌日から1週間の転機蓉峰を発表しています。3月の週間天気予報では1日目の的中率は82%と例年とあまりかわらないものの、2日目以降の的中率は例年を上回り、5日目は例年よりも11ポイント高い75%、6日目は10ポイント高い72%となりました。
この新しいシステムでは「」4次元変分法」とよばれる計算方法を導入しています。数値予報では地球全体を800万の格子に区分し、人工衛星などから得た気温や気圧のデータから天候の変化を予測します。この時に気温や気圧の初期データが正確に細かくとれているほど正確な予報が出せますが、現実的には地球上のあらゆる地点の同時刻のデータを得るわけにはいきません。
この4次元変分法では観測時間の異なる様々な種類のデータを、物理法則に従って初期値に取り込み計算を行います。
計算機による予報を担当している数値予報課は、この新しいシステムによって予報の的中率が上がったと考えているようですが、
一方、週間天気予報を出す予報課は「数値予報だけで予報を決めてはいない。予報官の経験が生かされる場面も多く、評価を出すのは早い」と分析したうえで「3月の天気は例年並みで、新システムのデータがなくても予測しやすかった。的中率が上がったかどうかは、あと数カ月は結果を見る必要がある」と話した。
職人芸とコンピュータの争いですね。予報の難しい梅雨時にどれだけあてられるかが勝負でしょう。できれば土日の天気はあてて欲しいのですけど(笑)
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2005.05.10
台風の中心気圧は実測値かなと思いこんでいましたが違うんですね。
YomiuriONLINEより「お天気キャスター森田さん、台風観測法見直しを訴え」
1990年代以降、中心気圧の低い強い台風が、80年代に比べて減ったのは、気象庁の観測手法の変更に原因があることが、お天気キャスターの森田正光さんらの分析でわかった。台風を実際より弱く伝えることは、データの信頼性を揺るがすだけでなく、被害を広げる懸念もある。森田さんは15日から東京都内で始まる日本気象学会で発表し、手法の見直しを訴える。

気象庁のデータでは、80年代までは最低中心気圧が920hPa以下の台風は毎年平均3.5個あったのですが、90年以降は2.6個に減少。特に中心気圧が900hPa以下の台風は1.6個から0.29個になっているとのことです。
森田キャスターによればこれは観測手法の変更によるものだとのこと。87年の台風11号までは気象庁の発表するデータは米軍の観測結果を利用していました。これは米軍の飛行機が台風の上空から観測機器をパラシュートで落として測っていた数値だそうです。
現在は「ドボラック法」(Dvorak method)と呼ばれる手法を利用しています。これは気象衛星からの雲画像のパターンをこれまでの観測結果に応じて分類、最も類似した台風を探してそれに雲の様子や温度、台風が発達中かどうかなどの要素を加味して中心気圧を類推するものです。
手軽な手法ではありますが、雲画像の分類の段階で人の主観的な判断がまじることや、あくまで過去のデータに基づく類推であるということが問題です。
実際、昨年の台風15号でも中心気圧の速報値と台風通過後の解析に大きな差が出たようです。
気象庁は「海上の台風は観測が難しく衛星に頼らざるをえない。しかし、それほど大きな誤差はない」としている。森田さんは「最近の台風は、目がはっきりしなかったり、コースや形状が珍しいものが少なくない。観測手法の再検証が必要だ」としている。
台風は気圧よりも最大風速などの方が問題かなとも思いますが、それにしても台風の目の上から観測機器を落としていた米軍には敬服です(笑)
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2005.04.22
YomiuriONLINEより「超巨大氷山が南極大陸の氷河に…地球最大の衝突を確認」
東京都の1・5倍の面積をもち、「世界最大の浮遊物」とされる南極海の超巨大氷山「B15A」が、南極大陸から突き出た全長約100キロの氷河の岬に衝突するというギネス級の“大事故”が衛星観測で確認された。

巨大氷山「B15A」は2000年3月にロス棚氷から分離した氷山で、海上を漂っていました。1月には南極近くで座礁していましたが再び動き出した氷山はとうとう南極に激突してしまいました。
現在の「B15A」はビン型をしており面積が2500平方キロ以上。ルクセンブルクの面積とほぼ同じ大きさです。長さはおよそ115キロメートル。
1月に南極近くにまでやってきた氷山はロス海で長さ70キロメートルのドリガルスキー氷舌にむかって流されていましたが4月15日の観測で氷舌の岬に衝突している様子が確認されました。
驚くべきは、衝突により裂けてしまったのは氷舌(岬)の方だったこと。先端部が5キロメートルにわたり裂けてしまいました。
同センターやNASAによると、岬の先に居座った氷山が障害物となり、周辺に生息するペンギンや海中の光合成生物の暮らしに深刻な影響を与える恐れがあるという。
南極の地図も書き換えなければいけないかもしれません(笑)
<参考>「地上最大の氷山が・・・座礁」(サイト内リンク)
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2005.04.05
毎日新聞より「オーロラ:世界初、スパコン上に再現 海洋研究開発機構」
海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)が、コンピューター上でオーロラを再現することに世界で初めて成功した。世界最高レベルの性能を持つスーパーコンピューター「地球シミュレータ」を使い、新たな手法で膨大な数値計算を処理した。災害予測などにも応用できるという。

オーロラは太陽風に含まれる荷電粒子が大気中の酸素や窒素の原子と衝突して発光する現象です。このオーロラを計算機でシミュレートするためには、太陽からひらいする電子などを地球の磁力線がとらえ地球に引き込む様子を計算するための10万キロ単位の格子での計算と大気と電子が衝突する数センチ単位での計算が必要になります。
地球を数センチ単位で格子に分割して計算するには地球シミュレータが何個あってっも足りません。現在のコンピュータの性能では不可能です。
そこで今回用いられたのは、連結階層シミュレーションという手法。これはコンピュータを大きな部分を計算するマクロ層と、小さな単位を計算するミクロ層に分け、相互の計算結果をやりとりしながら計算させる手法です。
これにより太陽からの荷電粒子が地球の磁場につかまり加速して酸素分子や窒素分子に衝突する様子を再現することができました。ミクロの計算も行っているため、どの分子に衝突するかで決まるオーロラの色も再現できたようです。
同機構地球シミュレータセンターの佐藤哲也センター長は「従来の方法では、オーロラ再現の計算には何十年もかかるが、今回は1時間でできた。地球環境のシミュレーションでは、精度を現在の1億倍に上げることも可能なので、気象や災害などの予測で、より現実に近いシミュレーションができるようになる」と話す。
降水量のシミュレーションなどでも、水蒸気から雲が生じる過程を再現するにはミクロな計算が必要になります。この手法が確立されれば降水量のシミュレーションなどもきっちりとできるようになるでしょう。
<参考>海洋研究開発機構
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2005.02.11
小さいころに本気でほしかったのはサンダーバードのジェット・モグラ。ジェット・モグラで地球内部の大きな空洞を探検するつもりでした(笑)
Yahoo!NEWSより「地殻貫き秘密解き明かす 探査船「ちきゅう」公開」
海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)は10日、長崎市の三菱重工業長崎造船所で、建造作業が大詰めを迎えた世界最新鋭の地球深部探査船「ちきゅう」(57、500トン)の船内を報道関係者に公開した。

「ちきゅう」は海洋研究開発機構が造っている海底下7000mまで掘削できる最新鋭の地球深部探査船です。
水深2500mの深海でさらに厚さ6000mの地殻の下にあるマントルまで掘削することができます。これまでの掘削記録は2111mですから完成すれば大幅に記録更新することができます。
深海底の堆積物の中には46億年の地球の歴史がしっかりと刻み込まれています。火山活動の記録、隕石の衝突による気候変動のプロセス、メタンハイドレートの成因など海底を掘削することで得られる知識は地球の謎に大きく迫ることになるでしょう。
「ちきゅう」の船体中央には116mの櫓がくまれ、ドリルパイプを下に伸ばして掘り進んでいくことになります。総工費は約582億円。
探査船は日米主導で03年に発足した国際プロジェクト「統合国際深海掘削計画」(IODP)で主役を担う。IODPは海底を掘り下げ、地球の成り立ちや巨大地震発生のメカニズムなどを解明し、マントルの物質成分などを調べることで地震予測にもつなげる。訓練を経て07年からプロジェクトに投入される。
個人的には地殻内生命の存在に期待しているんですが。
<参考>海洋開発研究機構・「地底に生命はいるか」(サイト内リンク)
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2005.02.06
旅行代理店の友人はオーロラを見に行くツアーの下見と称して経費でオーロラを見に行ってました。僕も行きたい! 残念ながら滞在中に見ることはできなかったようです。ちょっとニヤニヤです(笑)
毎日新聞より「オーロラ:発生時の強風現象 情通研など初めて観測」
オーロラ発生時に台風並みの強い風が広範囲に吹いている現象を、独立行政法人・情報通信研究機構(東京都小金井市)と米アラスカ大が世界で初めて観測した。オーロラがよく出現する北極や南極はオゾン層破壊や温暖化が他地域に比べ顕著に現れるため、研究グループは今後、オーロラが地球環境に与えている影響を探る計画だ。

オーロラは太陽風に含まれる荷電粒子が大気中の酸素や窒素の原子と衝突して発光する現象です。
大気中の原子に太陽から飛んできた高速の電子が衝突すると、原子は電子から運動エネルギーを与えられエネルギーを多く持ったいわゆる励起状態になります。励起状態になった原子がもとのエネルギー状態に戻ろうとするとき、余分なエネルギーを光として放出。これがオーロラとして見られる現象です。
通常は南極や北極の付近にリング上になってオーロラが発生する地域(オーロラオバール)が存在しますが、このオーロラオバールは常に場所を変えているため、運がよければ北海道などでも観測することができます。
研究グループは、オーロラを発生させるときに原子が大きなエネルギーを放出することから、オーロラ自体が地球の大気の変動に影響を与えているのではないかと推測。オーロラが発生している付近の風速を分析しました。
その結果、オーロラの北側では宇宙に向かう風が、南側では地表方向への風が吹いていることが確認できたとのことです。平均風速は秒速約30m。
同機構の石井守主任研究員(超高層大気物理学)は「太陽エネルギーが日中だけでなく、オーロラという現象を通して地球に持ち込まれていることを示している」と話す。
太陽風を通して太陽のエネルギーが直接地表に持ち込まれています。エネルギーの多寡によってはオーロラが地球の気象や大気循環になんらかの影響を与えていても不思議ではありませんね。
ちなみに友人の旅行代理店では見ることができないかもしれないということでオーロラツアーは中止になりました(笑)
<参考>情報通信研究機構
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2005.01.22
タイタニックは氷山に衝突しましたが、今度は氷山が座礁しました。
Yahoo!NEWSより「地球最大の氷山 南氷洋で“座礁”」(産経新聞)
米航空宇宙局(NASA)が、17日に撮影した南氷洋に浮かぶ氷山の衛星写真を公開した。“地球上で最大の浮遊物”として知られる長さ160キロメートルの氷山「B15A」が、南極大陸に突き出した長さ100キロメートルの巨大な氷の岬に衝突する寸前で止まっている様子がとらえられている。

氷山は、氷河や氷床など陸にあった氷の塊が海で分離してできたものです。氷河が崩れてできた氷山は不規則な形の山形をしていますが、氷棚といわれる氷床が海にせり出した部分が分離してできた氷山は大きく、上が平らなテーブル型をしています。
この氷山の動きは海洋の潮流などを調べるにはちょうどいいので、衛星からの追跡も行われています。
今回の氷山はB15A。2000年3月にロス棚氷から分離した氷山で、最大級の大きさです。広さはなんと東京都の1.5倍に相当する3100平方キロメートル。
ちなみにB15というのは南極大陸の西経90度から180度までの「B」地域でできた15番目の氷山という意味になります。
専門家によると、氷山は岬の手前約5キロの地点で浅瀬に乗り上げた。
海上に出ている部分だけでも3000平方キロメートル以上ある「B15A」は、エジプトのナイル川水系を80年間潤すほどの水を含有しているとみられている。
先日、南極の氷で水割りをつくりましたが、これ水割り何倍分でしょうか(笑)
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2005.01.20
ITmediaより「人工衛星に障害、北海道でオーロラも? 数日内に大きな「宇宙嵐」」
太陽活動活発化による大規模な宇宙嵐(地磁気嵐)が発生する可能性が出てきた。すでに人工衛星が観測できないなど障害が出ているほか、今後は北海道で低緯度オーロラが観測される可能性もあるという。

情報通信研究機構(NICT)の発表によると、14日から太陽の活動が活発化し、多くのフレアが発生。多量の高エネルギー粒子が降り注いでいるため、一部の人工衛星の機能に障害がでているとのことです。いわゆる宇宙嵐(地磁気嵐)が数日中に発生する可能性も指摘されています。
太陽フレアとは、太陽の黒点付近でおこる大爆発です。黒点上空のコロナの地場に蓄えられたエネルギーが一気に解放されるために起こるといわれています。
太陽フレアにより太陽から飛び出したX線や電子、陽子などの粒子は1−2日後に地球に到達し、電波通信を妨害します。衛星の他、電力システムやワイヤレスの通信システム、ナビゲーションシステムなどにも影響を及ぼす可能性があります。
数日内に大きな地磁気嵐が発生する可能性があるほか、今後も2〜3日の間は地磁気の荒れた状態が続くと思われる。北海道で低緯度オーロラが観測される可能性もある。
北海道にオーロラを見に行きたくても、ナビが狂っちゃうと僕はたどり着けません(笑)
<参考>情報通信研究機構
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2004.12.30
YomiuriONLINEより「スマトラ沖地震で1日の長さが100万分の3秒変化?」
米地質調査所のケン・ハドナット博士は28日、読売新聞の取材に対し、インドネシア・スマトラ島沖地震(マグニチュード9・0)の影響により、地球の1日の長さが100万分の3秒変化し、地軸の位置が約2センチずれた可能性があることを明らかにした。
先日、地震を研究している人と話すと「地球全体が地殻の活動期に入っているようだ」とのこと。これから数十年は日本も含めて地球規模で大きな地震が頻発するかもしれません。
地震のエネルギーの大きさはもたらされる被害をみても明らかですが、なかなか実感はわきません。ただこの話にもあるように自転周期を変化させたり、地軸を動かすだけのエネルギーが放出されるようです。あくまで理論上、それだけのエネルギーが放出されたということで、観測値に基づくものではないようですが。
地球の自転は潮汐摩擦などの影響でだんだんと遅くなっています。何もしなくても1年で平均5万分の1秒ほどは遅くなっているようです。ただ、地球内部や表面の活動(今回の地震のような)によって早くなったりする時期もあり必ずしも一定の割合で遅くなっているわけではありません。
地軸もチャンドラー周期といわれるだいたい430日程度の周期で10m弱の首振り運動をしています。2cmのずれが大きな影響を及ぼすわけではありません。
ただ地震のエネルギーの大きさをものがたる数値でしょう。
ハドナット博士によると、この計算結果は、地質調査所やカリフォルニア工科大、米航空宇宙局の研究者の間で議論されたもので、プレート運動の影響を考える上での仮説に過ぎず、博士は「地震が地球の自転を変えたと強調すべきでない」と呼びかけている。
地震のような自然災害をなくせるはずもない現状では、こういった災害でどれだけ被害を軽減できるかが課題ですが、経済力と被害が反比例する状況にはやりきれなさを感じます。
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2004.11.09
地震に備えて妻は手回し発電器を買おうかどうしようか迷っているようです。その前に賞味期限の切れた非常用持ち出し袋の中身を整理した方が・・・(笑)
Yahoo!NEWSより「地震前にイオン濃度上昇? 研究者が神奈川で観測」
地震発生や火山噴火前には、地下の岩盤が破壊され、ラドンガスが放出されることにより大気中のイオン濃度が上昇するとの仮説に基づき、矢田直之神奈川工大助教授(熱工学)が8月から測定を始めた結果、8日までに、通常の数10倍の濃度が10回以上観測された。
濃度上昇が観測されたのは、紀伊半島沖地震(9月5日)の前日、浅間山の噴火(9月23日)の前日、新潟県中越地震(10月23日)の11日前など。
地震予知の現状は芳しくありません。予知の2本柱とされた火山の噴火予知の方は2000年3月の有珠山噴火や7月の三宅島噴火など粘性の高い火山の噴火では成功しているのですが。
一方、電磁波による前兆現象などを利用した各種の地震予知もさかんに研究されています。ただ、それが今すぐ予知に結びつくかというと難しいでしょう。
予知と名のつくかぎり、ある程度の精度が要求されます。いつ頃、どこに、どの程度の地震がおこるのかの予知です。この予知が100回行って1回程度の成功率では話になりません。各種の前兆現象はまだまだこのレベルのようです。
理論的な説明がついている前兆現象もほとんどないようです。この研究でも大気イオンといわれる物質の濃度を測定しています。大気イオンとは荷電エアロゾルとされていますが、このもの自体の正体もよく分かっていないようです。
ただ濃度が上昇したのに、地震や火山活動との関係がはっきりしないケースもある。神奈川県厚木市の同大研究室で測定した。2つの地震では比較的大きなイオン、火山噴火では比較的小さなイオンの濃度がそれぞれ上昇。濃度が高いほど地震の規模が大きいとみられるという。
ただ、地震予知は私達の夢です。これらの中からひとつでも予知に結びつく現象が生まれるといいですね。
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2004.10.26
Yahoo!NEWSより「超新星爆発で気候変動か 太平洋深海底で痕跡発見」(共同通信)
太平洋の深海底にある約280万年前の地層に、星が進化の最期に爆発する「超新星爆発」で宇宙空間にまき散らされた放射性同位元素が多く含まれていることを、ドイツとオーストリアの共同研究チームが26日までに突き止めた。
研究チームが調べたのは太平洋東部水深4,830mの海底から採取したマンガン鉄の堆積層。超新星爆発で多量にできるとされる質量数60の鉄の同位体が豊富に含まれていたそうです。60Feの量から爆発は数十パーセク(1パーセクは3.26光年)離れたところでおきたと推測されています。
約280万年前は気候が地球規模で大変動した時期で、チームは「超新星爆発で強まった宇宙線が雲の形成を促し、気候変動を引き起こした可能性がある。生物の進化に影響を与えたかもしれない」としている。
280万年というと地球が寒冷化しはじめた時期にあたります。北半球では氷床が形成されはじめました。植生も大きく変化し、ホモ属が発生したのも250−220万年前です。
宇宙線が増えると大気の一部が電離し、これを核として雲が形成されるとの説があります。ただし、プロセスなどもはっきりしておらず未確認です。
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2004.10.24
今週号(10/30日号)の週刊現代から、
琉球大学理学部の木村政昭教授は、さらに巨大な地震の発生を警告する。
「浅間山噴火などに見られるように、南関東周辺のプレート活動のストレスは解消されていません。よって、今回の地震(注10月6日茨城県地震)はあくまで周縁活動にすぎず、M7クラスの本震がおこる可能性が高まっているといえます。千葉県銚子市、茨城県つくば市や東海村付近を震源とする直下型地震にはよりいっそうの警戒が必要です。」
木村氏は、他にも新潟県内陸部と長野県中部での内陸型地震の発生にも注意を喚起した。
記事自体が10月6日の茨城県での地震に触れたものだったので、メインの話は関東のことでしたが・・・。タイミングのよさにちょっとビックリしました。
木村先生といえば地震学の著作も多いのは知ってましたが、どちらかというと海洋地質学で海の中の遺跡を調べてるイメージが強かったので。
余震も続いてるこの夜、現地では生きた心地もしないでしょう。被害がこれ以上広がっていないといいのですが。
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2004.10.23
満月をみると心がさわぐのは何故でしょう。先祖は狼男だったのか(笑)
YomiuriONLINEより「月の引力が地震を誘発、日本の研究員ら米科学誌に発表」
将来発生が予想される東海地震や南海地震など沿岸の比較的浅いところで起こる地震は、月の引力の向きに合わせて増減する可能性が高いことが、防災科学技術研究所の田中佐千子特別研究員らと米カリフォルニア大ロサンゼルス校の研究でわかった。22日の米科学誌サイエンス電子版で発表される。月の引力は約12時間周期でピークを迎えるが、ピーク前後に地震が集中。地震を引き起こす断層に強い力が働けば働くほど、引力が引き金となり、誘発される地震の割合も増えていた。
月の引力が地震を引き起こす引き金になるという説は以前から唱えられていました。これを詳しく分析しなおした報告だと思われます。
月と太陽の引力で潮の満ち引きが引き起こされますが、地球の固体部分も同じように引力の影響で毎日変形しています。地殻、マントル、核からなる固体部分も完全な剛体ではないため、海水と同じように満ち引きをしているのです。海水の満ち引きが数m単位なのに対して、こちらは高さの変化に換算しても20cmほどの振幅ではありますが。
これを地球潮汐といい、これにより限界状態までたまっている地震のエネルギーが解放されるいわゆる引き金になるのではと考えられています。
田中研究員らは、1977年から2000年までに起こったマグニチュード5・5以上の地震のうち、深さ40キロ・メートル以内で起こった、断層の上の面がずり上がる「逆断層」型の2027地震を解析。地震を引き起こす断層にかかった月の引力、海の満ち干による圧力などと、地震の起こりやすさを調べた。
その結果、月の引力によって40ヘクト・パスカル(大気圧の約25分の1)以上の力が断層にかかっていた時に起きた255地震では、引力のピークの前後6時間に地震の7割が集中。かかる力が大きくなるほど、地震を誘発する割合が高くなっていることもわかった。
これが地震予知につながるかどうかは微妙なところだと思いますが、もう少し詳細に分析すれば何かつかめてくるかもしれません。
地震の研究の難しいところは、研究するには地震が起こらないといけないわけで・・・。地震がおこらないにこしたことはないんですが。
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2004.10.17
大地震がおこる数十秒前に地震が来ることが分かったらどうしますか。僕はどうだろう。うろたえてしまうだけかも。
YomiuriONLINEより「直前、揺れキャッチ…気象庁「新地震計」で速報へ」
大きな揺れに襲われる直前に、地震の発生がわかったら――。一昔前では夢のような話を、最新技術がかなえつつある。気象庁が準備を進めている「緊急地震速報」。本震の数秒から数十秒前に地震発生を伝え、防災への備えを促す。今年2月から一部地域で試験運用が始まっており、早ければ来年にも本格的に速報が提供される。しかし、一方で、“早すぎる情報”がもたらす混乱を心配する声も上がっている。
これを実現しているのは「ナウキャスト地震計」とよばれる地震計です。
地震波には速度が速いが揺れの小さい縦波のP波(初期微動)と揺れの大きなS波(主要動)がありますが、震源近傍のP波を観測しデータ処理することで震源からある程度離れた地点に主要動が到達するまでに地震の規模や到達時間などの予報を流そうとしているのがこの「ナウキャスト地震計」を利用した「リアルタイム地震情報」ということになります。
現在、気象庁では地震が発生してから2-3分で「地震速報」、3-5分で「津波予報」、5−7分で「震源・震度に関する情報」、5−10分で「各地の震度に関する情報」を発表しています。
リアルタイム地震情報では、これらより早く地震が到達する数十秒前に予報をだすことが可能になります。東海地震では静岡県で本震到着の10秒前、東京の都心で40秒前に予報を出せるとのこと。
エレベータの緊急停止システムなんかと同じ原理ですね。
揺れる前に地震発生を知れば、様々な場面で有効な防災対応が取れる。家庭では、火の元の始末をして、テーブルの下などに隠れることができる。会社では、コンピューターが破壊される前に、必要な情報の保存が可能となるし、工場では生産ラインを止められる。
交通機関なども緊急停止でき、災害の拡大を防ぐことができます。今春からは国の防災機関や県庁、大学、JRなどに向けた試験運用が始まっているとのこと。
でも僕個人としては今から数十秒後に大地震が来るといわれればパニックになるような気も。徹底した防災訓練を全員がつまないといけないかもしれません。また、直下型地震などでは通用しないため万能でないことも知っておかないといけないでしょう。
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2004.10.12
先日大きな地震があってから、妻は家庭での防災訓練に余念がありません。「地震だ」と叫んでは机の下に娘(5歳)と息子(4歳)をもぐり込ませています(笑)
YomiuriONLINE「遠くのFM放送、地震の前に受信…北大チームも観測」
地震の前には、本来聞こえないはずの遠くのFM放送が受信できることが、北海道大学大学院の研究チームの観測でわかり、福岡市で開会中の日本地震学会で10日、報告された。
地震の予知に関する私たちの期待は高いものがありますが現実的には実用段階にはほど遠いのが現状でしょう。地震計による観測が開始されてからわずか100年。本格的に調査観測が始まってからはまだ30年程度にしかなりません。一方、地震のおきるサイクルはこれをはるかに上回るためきちんとしたデータが不足しているというのも大きな原因でしょうか。
長期的な予測はずいぶんと出来るようにはなってきていますが、いつ、どこで地震がおきるかがかなりの確度で分からないことには実用にはなりません。
研究チームは2002年12月から、札幌市南区、弟子屈(てしかが)町など道内5か所にアンテナやラジオを設置、識別できる周波数のFM放送を選んで観測。この間、57の地震で「受信」が確認されたという。森谷武男助教授(地球物理学)は「原因は未解明だが、地震に先立つ岩盤破壊で生じた電磁波が地表から放射され、上空でFM電波を散乱させているのではないか」と推測している。
これらの地震の前兆現象もたしかにあるのでしょうが、この現象がおきると必ず地震が起きるという(つまり現象が起きたのに地震が起こらないことがない)ことがかなりの確度でいえないといけませんね。
この観測をもとに昨年9月に民間研究者が地震が起きると予測して空振りに終わっているようです。
しかし、地震雲をはじめ地震の前兆現象に関する話は多いですね。赤い月が見えたり、アリがうろうろしたり、電気製品が異常を起こしたり、月の周りに我ができるなんて言い伝えもあります。
月の周りに輪ができたら雨じゃなかったっけ(笑)
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2004.09.17
わが家では暑がりが僕、娘(5歳)、息子(4歳)の3人。寒がりが妻。今年の夏は寝るときにエアコンをかける、かけないで大げんかの毎日でした(笑)
Asahi.comより「「21世紀末に真夏日が年100日以上」東大など予測」
21世紀末の日本では、最高気温が30度を超える真夏日が年間100日を超える、などとする地球温暖化による気候変化の見通しを、東大気候システム研究センターと国立環境研究所などの合同チームがまとめた。
計算は2100年の二酸化炭素濃度が世界的な経済重視政策で現在の1.9倍になるシナリオA1Bと、環境を重視した政策をとり現在の1.4倍になるシナリオB1の2つを想定。その結果、2070−2100年の30年間の夏の平均気温は20世紀末に比べA1Bで4.2℃、B1でも3.0℃上昇。気温が30℃をこえる真夏日は120−140日になるとのこと。これじゃ熱帯です。
研究には横浜市にある世界最速のスーパーコンピューター「地球シミュレーター」が使われ、地球全体の大気と海洋を、それぞれ100キロと20キロ四方の格子状に分割して分析した。同チームは「気候変化のメカニズムも含めて、ある程度自信が持てる試算ができたが、平均気温の上昇値などには不確実性が残り、幅がある」としている。
計算機能力が向上し、モデルもずいぶんと現実的になってきていますので以前に比べるとずいぶんと実用的なシミュレーションができていると思います。メッシュも陸地100km、海洋20kmということですし。ただ気象シミュレーションにはまだまだ勘案しなければいけない条件が多く残っていますし、何分カオス的な部分もありますのでどこまで正確かという評価は難しいところでしょうが。
でもこりゃ本気でフィンランドあたりに移住したくなってきた(笑)
<参考>国立環境研究所・東京大学気象システム研究センター
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先日の台風18号は広島で最大瞬間風速59.6mを観測しましたが
Yahoo!NEWSより「宇宙から見た大型ハリケーン」(時事通信)
地球から約370キロ離れた国際宇宙ステーションからとらえたメキシコ湾上で猛威を振るう大型ハリケーン「アイバン」(14日深夜(グリニッジ標準時)撮影)
カリブ海上を北上していた大型ハリケーン「アイバン」はキューバからメキシコをかすめ16日未明に米南部アラバマ州に上陸しました。200万人に避難勧告が出されています。
若干勢力を弱めたアイバンですが、中心付近では依然50mを超える風速とのことです。アイバンはハリケーンの分類で最大のカテゴリー5に分類されています。カテゴリー5とは、風速69m以上のハリケーンをさします。台風18号の比ではありませんね。
死者や負傷者が出ないことを祈るのみです。しかし、宇宙ステーションからの写真を見ると凄さが実感できます。
ちなみにハリケーンの名前は毎年Aから順番につけてあります。2004年は最初に発生したハリケーンがALEX、次がBONNIE、CHARLEYと続き、アイバン(IVAN)は日本風にいうと台風9号ということでしょうか。
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2004.09.16
先日の紀伊半島南東沖の地震の伝播の様子が手に取るようにわかります。
Yahoo!NEWSより「紀伊半島沖地震の揺れ再現 地震波の広がりを動画で」(共同通信)
5日夜に起きた紀伊半島南東沖の地震で、東北地方南部から九州までの広い範囲に地震波が伝わり、日本列島に揺れが広がる様子を再現した動画を防災科学技術研究所(茨城県つくば市)がコンピューターで作製し、15日発表した。
地震の伝播の様子がアニメーションで示されています。
動画は防災科学技術研究所のサイトからダウンロードできます。
紀伊半島沖で発生した地震が数分後には北海道まで届いています。こういう風に視覚的に見せられると不謹慎ですがなにか新鮮なものを感じます。でもちょっと無機質かな。
同研究所は全国に設置した高感度地震計の観測データを解析し、地震波の伝わる様子を再現。紀伊半島から始まった大きな揺れは同心円状に広がり、東北南部や九州にまで達していた。
右側には2003年にほぼ同じ場所で発生した震源の深さ400kmの地震の様子も示されています。
<参考>独立行政法人防災科学技術研究所
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温室効果ガスの影響かどうかは分かりませんが、温暖化が進みヨーロッパなど世界各地でも気象の変動が激しいようです。EUあたりでは政治的な意図での調査も多いとは思いますが。日本でも新潟・福井・福島などの集中豪雨による被害は今なお復旧途中です。
Yahoo!NEWSより「集中豪雨、洪水の危険増加 気象研がスパコンで予測」(共同通信)
地球温暖化が進行した今世紀末の日本列島では、7月の降水量が局地的に増加し、集中豪雨や洪水が起きる危険が高まるとする研究結果を、気象研究所(茨城県つくば市)の野田彰気候研究部長らが15日までにまとめた。九州南部は月間降水量が、現在の300ミリ程度から500ミリ以上に増える可能性がある。
これから最も警戒しなければいけないのは集中豪雨による被害かもしれません。たかが雨と侮ることができないのは先日の集中豪雨による被害をみても明らかですね。
気象庁も集中豪雨を予測するために雨粒の動きから風の立体的な動きを観察するドップラーレーダーを札幌、仙台、東京、名古屋に設置することを決めたばかりです。
スーパーコンピューター「地球シミュレーター」を使い、世界でも例がない精密さで行った模擬計算の結果で、温暖化に伴う異常気象の脅威を具体的に示した。
わが家も目の前は大きな川。水害の前科もある川ですので人一倍心配になります。
しかし地球シミュレータはなかなか活躍していますね。
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2004.09.15