2006.03.18

インフレーション理論の直接的な証拠を発見!

YomiuriONLINEより「宇宙インフレーション、NASAが強力“証拠”観測

宇宙が誕生初期、一瞬で急膨張したという「インフレーション理論」を高い精度で裏付ける証拠が見つかった。米航空宇宙局(NASA)が16日発表した。
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インフレーション理論は20年ほど前に佐藤勝彦博士とアメリカのアラン・グース博士によってそれぞれ独立に提唱された、ビッグバン理論を補完する理論です。

ビッグバン理論で唱えられたように、150億年も膨張を続けるエネルギーがあったならば、宇宙は初期に自らの重力で収縮してしまうなどといった問題にうまく説明をつけられる理論として支持されている理論ですが、直接的な証拠が発見されたのは今回がはじめてになります。

インフレーション理論では、宇宙創生の10-36秒後から10-34秒後までの間に、宇宙全体が10-34cmから1cm以上に膨張したとされます。。

今回、NASAの探査機WMAPによって、宇宙で全方向から飛んでくる電磁波「宇宙背景放射」を観測、詳しく分析しました。

その結果、観測する領域の広さによって成分のばらつき具合が変わることがわかりました。宇宙の創成期に急膨張がないと、こうしたばらつきは生じないということです。

杉山直・国立天文台教授(宇宙論)の話「今回の観測でインフレーション理論がさらに強固に裏付けられた。宇宙のごく初期の膨張の様子を明らかにする重要な手がかりになる」
1兆分の1秒の1兆分の1以上の短い時間に起こったことの証拠が観測できるということにいまさらながら感心します。

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2006.01.27

これまでで最も小さい太陽系外惑星発見−地球と似ていますが生命はいないようです

Asahi.comより「重力レンズ応用、新手法で惑星発見 第二の地球探し前進

名古屋大学太陽地球環境研究所やニュージーランドの大学などで作る観測チームは、英米チームと共同で地球の約5倍の重さの、太陽系外にある惑星を発見した、と発表した。
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太陽系外の惑星はこれまでにも150個以上が発見されていますが、そのどれよりも地球に近い惑星の発見です。

発見された惑星は地球から2.2万光年離れた位置にあり、地球の5.5倍の質量をもっています。太陽の5分の1の重さの恒星の周りを回っているとのこと。恒星との距離は太陽と地球の2.6倍で、公転周期は10.4年。

これまでに発見された惑星はすべて木星のようにガスからできている惑星でしたが、今回発見された惑星は地球のように岩石か氷でできているとみられます。

ただ、その太陽にあたる恒星は温度の低い赤色矮星であるため惑星の表面温度は零下220度で、生命が存在する可能性はなさそうだということです。

今回の惑星発見は、アインシュタインが提唱した「重力レンズ」技術を用い、世界中に設置された望遠鏡のネットワークを使って実現されました。

「重力レンズ」とは、恒星の重力効果が巨大な天然の望遠鏡のような働きをし、さらに遠くの恒星を大きく見せる現象です。これまでの惑星は、恒星の前を横切る時に重力によって恒星の光を屈折させる現象を利用した間接的な方法で発見されていましたが、惑星が地球のようにはるかに小さい場合などは発見が困難でした。

〈国立天文台の田村元秀・太陽系外惑星探査プロジェクト室長の話〉 これまで多くの惑星を見つけたのとは違う方法で、軽い惑星を発見したことが新しい。生命が存在する可能性がある「第2の地球」を見つけるのにつながる成果だ。
惑星の発見も加速しています。それこそ生命体が存在できる可能性のある惑星が発見されるかもしれません。

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2006.01.11

北極星の伴星をハッブル望遠鏡で撮影!

毎日新聞より「北極星:伴星「ポラリスAb」初撮影 ハッブル宇宙望遠鏡

米ハーバード・スミソニアン天体物理センターは9日、北極星の二つの伴星のうち、主星に近すぎてこれまで直接視認できなかった「ポラリスAb」の撮影に、米航空宇宙局(NASA)のハッブル宇宙望遠鏡を使って初めて成功したと発表した。
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現在の北極星であるこぐま座のアルファ星、いわゆるポラリスは複数の恒星が重心の周りを軌道運動している連星です。

北極星は特に、3つの恒星が引き合っている三重連星です。そのうち、一番明るい星が通常観測されるポラリスで、その伴星は9等の明るさであるポラリスBでこれは望遠鏡で観測することが可能です。三重連星のうち最も暗いのはポラリスAbで、あまりに主星であるポラリスの近くにあるため、これまではスペクトルの分析により存在が推測されているだけの存在でした。

今回、ハッブル望遠鏡で撮影されたポラリスAbは、ポラリスと約32億キロの距離にあることがわかりました。

同センターのナンシー・エバンス氏は、今後数年間にわたり伴星の軌道などを観測して主星の質量を確定したいとしている。北極星は「セファイド型変光星」の一種であり、その物理特性の理解は、遠方の銀河までの距離の計算などに役立つという。
この星を地球から観測するのは、直径2.4cmのコインを約30km離れて見るようなものだそうです。

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2005.12.23

若い銀河の周りにやはり暗黒物質があった!

Yahoo!NEWSより「若い銀河の周囲に暗黒物質 すばる望遠鏡で確認」(時事通信)

生まれたばかりの銀河が、宇宙の2割を占める謎の「暗黒物質」とみられる塊の中に存在する様子を、2つの研究チームが国立天文台のすばる望遠鏡(米ハワイ島)を使って観測した。
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暗黒物質とは、望遠鏡で直接観測することのできない、正体不明の物質です。その周りにある星やガスを強い重力で引っぱるため、その存在が知られるようになりました。最近の研究によれば、宇宙の質量のうち、星やガスなど人類が知っている物質は4%しかなく、謎の暗黒物質が23%、アインシュタインが予言した暗黒エネルギーが73%を占めるといわれています。

これほどの量の暗黒物質は、銀河の誕生や成長に対して、何らかの影響を与えていると考えられます。生成初期の銀河を詳しく調べれば暗黒物質の影響が分かるはずです。

米宇宙望遠鏡科学研究所の大内正己研究員らはすばる望遠鏡を使い、地球からくじら座の方向に約120億光年離れた若い銀河約1万7000個観測。また、国立天文台の柏川伸成主任研究員らは、かみのけ座の方向に約120億光年離れた銀河を約5000個、約125億光年離れた銀河を約800個観測しました。

これらの銀河の分布を調べたところ、理論上推定されていた暗黒物質の塊の分布状況と一致。銀河がこの塊の中にあると考えるのが自然だと結論づけました。

さらに、その「暗黒物質の塊」の中には銀河が1個とは限らず、時には複数の銀河が育まれていることも分かりました。

星が1000億個程度集まった銀河の誕生や成長に暗黒物質が深く関与しているとの理論が、初めて明確に裏付けられた。同天文台が22日発表した。
で、暗黒物質の正体は・・・。

<参考>「宇宙の生成をシミュレーション−暗黒物質はやはり重要でした

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2005.10.15

ブラックホールは破壊者でなく創造者?−ブラックホールが星を育てる

Asahi.comより「ブラックホールが星を育てる 英独の研究者ら観測

ブラックホールが星を育む――星の形成をめぐり、英独の研究者らが13日、こんな研究成果を発表した。
ブラックホールブラックホールは大質量の恒星が超新星爆発をおこし、自分の重みで極限まで収縮した状態の天体です。その強い重力により、光さえも脱出することはできず、宇宙の破壊者としてのイメージが強い天体ですが、それを覆すかのような研究結果が発表されました。

NASAのチャンドラX線観測衛星で、この銀河系の中心にある巨大なブラックホール「いて座A」を観測、その結果を英レスター大のセルゲイ・ナヤクシン博士らが解析しました。

すると、ブラックホールの周辺に、可視光による観測では発見できなかった太陽程度の小さな星が約1万個あることが判明。もし、これらの星が周りから吸い寄せられてきたとすれば、100万個程度は集まっているはずだとの理論的な推測から、これら1万個の星はブラックホールの周辺で生まれたと結論づけました。

ブラックホールの周辺には、膨大なガスが円盤状に集まっています。このガスの重力がブラックホールの巨大な重力と釣り合い、星が生まれやすい安定した環境になっているのではと研究チームは推測しています。

ナヤクシン博士は「驚くべきことに、ブラックホールが星の形成を手助けしている。星の構造も、これまで信じられていたより、粘り強いようだ」と話している。
ブラックホールのイメージががらりと変わってしまうかもしれません。

<参考>「ガンマ線バースト探査衛星を打ち上げ−ブラックホールの謎にもせまれるか

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2005.10.07

ガンマ線バーストは中性子星どうしの衝突?

Asahi.comより「謎の大爆発の瞬間とらえた ガンマ線バーストを観測

宇宙で起こる謎の大爆発「ガンマ線バースト」を日米欧の研究グループが観測し、地球から20億光年ほど離れた「つる座」の、古い星が集まっている銀河周辺で起きたことを突き止めた。爆発が瞬間的なガンマ線バーストは観測が難しく、発生場所が特定できたのは初めて。
ガンマ線バーストガンマ線バーストは、宇宙最大の爆発現象で、銀河系のすべての星が1年間で放出するエネルギーより大きなエネルギーを、数秒から数10秒で放出します。遠方の宇宙で1日1回程度発生しており、大量のガンマ線が地球に降り注ぎますが地上で観測することはできず、宇宙空間での観測しか行えません。

このガンマ線バーストには継続時間の短いタイプと長いタイプがあります。このうち、継続時間の長いタイプは星が一生を終える際の超新星爆発が原因だと考えられています。しかし、継続時間の短いタイプは中性子星の合体によって起きる爆発ではないかといわれていましたが、時間が短いため十分な観測をすることができず確証は得られていませんでした。

今回、日本の理化学研究所と米仏の研究機関が共同開発した天文探査衛星「HETE2」が7月9日に0.07秒間ほどで終わった瞬間的な爆発をとらえ、発生の方角を特定。その情報を基に、日本のすばる望遠鏡、米国のチャンドラX線観測衛星やハッブル宇宙望遠鏡などが、X線や可視光の「残光」を探しました。

それらの観測結果を総合すると、短時間のガンマ線バーストは中性子星どうしか中性子星とブラックホールが衝突、合体して起こるものと考えてよさそうです。

米国の研究グループを率いる米マサチューセッツ工科大のジョージ・リッカー博士は「ガンマ線から可視光まで観測できたのは今回が初めて。複数の観測の組み合わせが、重要な発見につながった」としている。
地球に比較的近いところで中性子星が衝突なんてことになりませんように。

<参考>「過去最大のガンマ線が地球を襲った」・「ガンマ線バースト探査衛星を打ち上げ−ブラックホールの謎にもせまれるか

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2005.09.29

軌道エレベータの実現にまた一歩

MYCOM PCWEBより「上空を舞う気球より伸びるケーブルで、宇宙エレベータのテストに初成功!

米LiftPort Groupは、同社が独自に開発を進める、地球と宇宙空間を結ぶエレベーター「LiftPort Space Elevator」の、初の上空での昇降テストに成功したとの発表を行った。今秋中にも、次なるテストを実施して、さらに開発を進めていく方針が明らかにされている。
軌道エレベータ軌道エレベータは地上から静止軌道まで届くケーブルや塔を運搬装置が上下することで宇宙と地球の間の物資の輸送を可能にするものです。ロケットよりも安全に、低コストで宇宙に物資を送ることができると期待されています。

もともとはSFなどの中の存在でしかありませんでしたが、カーボンナノチューブという画期的な発見もあり現実味をおびてきています。

LiftPort Group社はこの軌道エレベータを実現させるために設立された企業です。この社が建設を計画しているLiftPort Space Elevatorは、ロボットタイプのリフター「Robotic Lifter」を用いて、太平洋上の赤道付近に建造される海上プラットフォームから、約10万キロメートル上空の宇宙空間を目指す予定になっています。

今月20日に、同社は米国ワシントン州において、上空を飛ぶヘリウム気球と地上を結ぶケーブル上での初期テストに成功しました。これは上空に浮かぶヘリウム気球と地上をケーブルで結び、その間をロボット型のRobotic Lifterが昇降するテストだったようです。

最終的には1000フィート(約300m)の高度でのテストを行ったとのこと。

同社のMichael Laine社長は「LiftPort Space Elevatorの開発において、今回のテスト成功で、歴史的にも重要な意義を帯びる大きな一歩を踏み出すことができたと思う」とコメントした。
同社は軌道エレベータの運行開始日を2018年4月12日とアナウンスしています。さてどうなることでしょう。

<参考>「エレベータ−で「宇宙へまいりまぁす」

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初期の宇宙に異質な巨大銀河を発見

Yahoo!NEWSより「宇宙の初期にも巨大銀河 NASAが観測、常識覆す」(共同通信)

約137億年前に起きた大爆発ビッグバンから約8億年しかたっていない初期の宇宙に、地球を含む銀河系の8倍もの質量を持つ巨大な銀河が既に誕生していた証拠を見つけた、と米航空宇宙局(NASA)が27日発表した。
初期の銀河宇宙は今から約137億年前に誕生しました。宇宙の生成初期には、生まれたばかりの原始銀河がたくさん存在していましたが、それが徐々に成長し、今の銀河系のような成熟した銀河になったと考えられていました。

このような宇宙初期の様子を観察するためには、できる限り遠方の宇宙を観測する必要があります。先日は約127億光年離れた場所(つまり127億年前)の銀河団が発見されました。

今回の報告では約129億年前の銀河が発見れたようです。さらにその銀河はこの銀河系の8倍の質量をもつ巨大銀河であったということで、今までの銀河形成の理論に一石を投じる発見です。

この銀河は、ろ座の方向にある「HUDF-JD2」。ハッブル、スピッツァー両宇宙望遠鏡で観測されました。 Hubble Ultra Deep Field(超深宇宙)と呼ばれる非常に遠い宇宙空間にある約1万個の赤ちゃん銀河を観測していたところ、そのうちの1つが非常に巨大であることが判明したとのこと。

非常に遠い宇宙にあるため可視光では観測できず、近赤外線カメラと分光計を使い確認されました。

観測結果によると、ビッグバン後数億年の間に猛スピードで成長したが、銀河系の約8倍の大きさに達したところで、形成が突然止まったようだという。
非常に初期の宇宙に異質とも尾の割れる巨大銀河の登場です。銀河形成に関する理論はどのように変わるのでしょうか。

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2005.09.14

太古の星の最後を観測−128億年前にあった星の最後です

毎日新聞より「宇宙:128億光年かなた、星の爆発観測−−望遠鏡「マグナム」「すばる」

地球から128億光年離れた宇宙で起きた星の巨大爆発現象(ガンマ線バースト)を、東京大のマグナム望遠鏡と国立天文台のすばる望遠鏡(いずれも米ハワイ州)が相次いで観測することに成功した。12日、各研究チームが発表した。
スイフトによるガンマ線バースト画像太陽の数十倍の重さの大質量星が、その一生を終えてブラックホールになるときに「ガンマ線バースト」と呼ばれる現象が起き、巨大なエネルギーが数秒から数百秒にわたって放出されます。

今回、東京大とハワイ大の研究チームがマグナム望遠鏡で、国立天文台などの研究チームがすばる望遠鏡でそれぞれ宇宙の最も遠方で発生したガンマ線バーストをとらえることに成功しました。

このガンマ線バーストを最初にとらえたのは米国のスイフト衛星です。その正確な位置が世界中のガンマ線バーストの研究者に伝えられると、その現象が各国の望遠鏡で観測されました。

今回の爆発は地球から128億光年離れたところでおきたと考えられます。つまり現在、137億歳と考えられている宇宙が誕生してからわずか9億年後におきた爆発ということになります。これは従来の記録を5億年もさかのぼります。

これまで測定されたガンマ線バーストの距離の記録はデンマークのグループによる123億光年。この記録を5億光年上回ることになりました。

今回は、日本時間の4日午前、米航空宇宙局(NASA)の衛星が爆発をキャッチ。その12時間後、ハワイ大と東京大の研究チームが、マウイ島にあるマグナム望遠鏡で爆発直後の光が含む赤外線の観測に成功した。
これにより宇宙で最も遠い星の最後も観測できる可能性がでてきました。

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2005.07.16

3つの太陽をもつ惑星−スターウォーズみたい

YomiuriONLINEより「3つの“太陽”持つ惑星…地球から149光年かなたに

3個の“太陽”を持つ珍しい惑星を、米カリフォルニア工科大学の研究者が発見した。
3つの太陽を持つ惑星見つけたのは、マチェイ・コナッキ研究員。米ハワイ島のケック望遠鏡で「HD188753」と呼ばれる恒星系を観測したところ、地球から149光年離れた所にある惑星が、3個の恒星の周囲をまわっていることがわかったそうです。

3つの恒星のうち中心の1つは太陽と同じくらいの質量で、この星から12.3天文単位のところを残り2つの恒星が連星系となってまわっています。

そのまわりを公転している惑星は木星より14%以上大きいと見られる巨大ガス惑星です。20天文単位のところを約3.35日周期で公転していました。

問題は、これまでの惑星形成理論ではこのような状況下でガス惑星は生まれないとされている点です。この惑星の公転軌道付近は高温で、ガス惑星の核となる氷ができないため惑星を形成するガスが集まってこないと考えられています。

この星ははるかな遠方で生まれこの恒星の周りに飛んできたのでしょうか。それとも氷以外のものが核になっているのでしょうか。

今回の発見は、惑星形成の常識を覆す可能性がある。英科学誌ネイチャーに発表した。
このような常識を覆すような惑星はこれからもさらに見つかっていくかもしれません。

それにしてもスターウォーズにあわせたタイムリーなネタですね(笑)

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2005.07.12

X線天文衛星の打ち上げに成功−X線天文学はやはり世界をリードできるか

Asahi.comより「M5ロケット発射成功 X線天文衛星、「すざく」と命名

X線天文衛星「アストロE2」を載せた国産ロケットM5の6号機が10日、鹿児島県肝付町の宇宙航空研究開発機構(宇宙機構)内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられ、衛星の分離に成功した。衛星は「すざく」(朱雀)と命名された。X線天文衛星の打ち上げは5年ぶり。
すざく10日午後0時30分にM5ロケット6号機で打ち上げられた衛星は南太平洋の上空約400kmでロケットから分離、22分後に楕円軌道に投入されました。打ち上げ3日目までに高度約570kmの円軌道に入る予定です。衛星の危機を展開、軌道を調整した後1ヶ月程度で運用が開始されます。

M5ロケットの打ち上げは03年5月に成功して以来のこととなります。文科省宇宙科学研究所がJAXA(宇宙航空研究開発機構)に統合された直後の03年11月にH2Aロケットの打ち上げが失敗に終わった影響で次の打ち上げが延びていました。

日本は1979年に「はくちょう」を打ち上げて以来世界のX線天文学をリードしてきました。しかし先代の「あすか」の後継機である「アストロE」の打ち上げに2000年2月失敗。それ以来5年間にわたって「あすか」やその前の「ぎんが」のデータ分析と欧米の衛星からもらったデータの分析しかできず、これ以上の空白は日本のX線天文学に大きな影響を与えかねませんでした。

前回打ち上げに失敗した「アストロE」を作り直したX線天文衛星「アストロE2」は全長6.9m、重さ1.7t。国産のものとしては5基目になります。地上からは観測できないX線を大気圏外で観測するCCDカメラなど世界最高水準の観測機器を搭載。銀河団内の物質の分布状態やブラックホールなどを観測し、宇宙の形成過程の解明にも威力を発揮するとみられています。

M5の打ち上げは、今年度に赤外線天文衛星を搭載した8号機、来年度に太陽観測衛星を搭載した7号機が計画されている。
今回の打ち上げに要した費用は157億円。衛星の開発費が87億円、打ち上げ費用が70億円となっています。

日本のX線天文学がさらなる発展をとげますように。

<参考>「HIIAロケット打ち上げ成功−でもまだまだ不安材料が一杯です」・「世界最大級のロケット打ち上げ−ボーイング

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2005.07.02

新型の惑星発見!

毎日新聞より「新惑星:ガスに覆われ星内部が巨大核 すばる望遠鏡で発見

ガスに覆われているのに星内部の核が異常に大きい太陽系外惑星を、国立天文台などの観測チームがすばる望遠鏡で発見した。惑星には、ガスに覆われ密度の低い木星型と、岩石でできていて密度の高い地球型の2タイプがあるが、どちらにも分類できない新タイプという。1日付の米天文学誌「アストロフィジカル・ジャーナル」に掲載された。
新惑星の想像図この惑星は地球から260光年離れたヘラクレス座の方角にある恒星の周りを公転しています。この恒星を、すばる望遠鏡で観測し、惑星を発見しました。太陽系外の惑星はこれまでに150個ほど見つかっていますが、惑星の内部構造まで分かっているものは数個しかありません。

今回は惑星が恒星の前を横切るところをすばる望遠鏡で観測できたため、恒星の光を計測することで惑星の大きさや密度を計算することができました。

同じガス型の惑星である土星とくらべると、直径は0.86倍ですが質量が1.2倍あり、密度は2倍。中心部の核の質量は7倍以上になると思われます。

これまでは、惑星ができるとき岩石などが集まった星の核が地球の質量の10−20倍になると重力で大量のガスを引き寄せ、ガスに覆われた木星型の惑星になると考えられていました。

このケースのように地球質量の70倍にもおよぶ核をもつ惑星ができるとは思われていませんでした。

「ガスに覆われると後から岩石が入ることは不可能。核が70倍もの大きさになるまで、どうしてガスが流れ込まなかったのか大きな謎で、惑星形成の理論を再考する必要がある」と説明している。
従来の理論では説明できない惑星です。

<参考>「地球型の惑星発見!−生命は・・・残念ながら存在できそうにありません」・「生命体が存在する惑星は予想よりはるかに多い?

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2005.06.24

ディープ・インパクト、いよいよ目標の彗星にロックオン!

Asahi.comより「「標的」彗星の核とらえた 米探査機ディープインパクト

初めての「彗星(すいせい)激突観測」に向け、順調に飛行を続けている米航空宇宙局(NASA)の彗星探査機ディープインパクトが、「標的」であるテンペル1彗星の核の姿をとらえた。21日、観測チームが画像を公表した。
Shakeyディープ・インパクト計画は、テンペル第1彗星に衝突体を衝突させ、その様子を観測するというNASAの彗星探査計画です。重さ370kgの円筒型の物体を衝突させ、彗星核の表面の強度や内部の成分などを明らかにすることが目的です。

2005年の1月12日に打ち上げられたディープ・インパクト探査機は7月3日午後、彗星から88万kmの地点で衝突体を切り離します。衝突体はカメラで目的の彗星を観測、軌道修正をしながら彗星の核に向けて進んでいきます。

衝突はアメリカ独立記念日の7月4日午後の予定。

ディープ・インパクト探査機が目標とするテンペル第1彗星は、5.5年の周期で太陽の周りを公転しています。彗星の核はテンペル第1彗星に限らず、不揮発性の物質で覆われていることは分かっていますが、これがどのような物質でどの程度硬いのか、また厚みはどの程度なのかということは全く分かっていません。テンペル第1彗星も、核の長径が14km、短径が5kmということくらいしか分かっていません。実際に衝突するまで、どのようなものに衝突することになるのかも謎です。

先月30日、彗星から約3000万キロの距離で撮影した画像に人工着色した。彗星の核(赤い部分)は縦約15キロ、横約5キロ。氷と岩石でできており、噴き出すガスやチリ(緑の部分)に取り巻かれている。左上が太陽のある方向。
彗星の内部はどうなっているんでしょうか。興味津々です。彗星都市帝国は隠れてないでしょうけど(笑)

<参考>「NASA版ディープインパクト打ち上げ

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2005.06.23

民間ソーラーセール、打ち上げ失敗−宇宙ヨットレースはまだ先の夢です

Yahoo!NEWSより「太陽帆船、打ち上げ失敗 ロケットのエンジン停止」(共同通信)

民間団体の米惑星協会(本部カリフォルニア州)は米東部時間の21日午後(日本時間22日未明)、太陽の光の圧力だけで宇宙空間を進む世界初の太陽帆船(ソーラーセール)「コスモス1」をバレンツ海のロシア原子力潜水艦から打ち上げた。
 しかしロシアのタス通信がロシア宇宙関係者の話として伝えたところでは、弾道ミサイルを改造した3段式ロケットの1段目エンジンが途中で停止、地球周回軌道への投入に失敗した。
cosmos1の打ち上げ米の民間団体である惑星協会が計画していた世界初のソーラーセール(太陽帆船)「コスモス1」の打ち上げは失敗に終わりました。ソーラーセールは巨大な帆で太陽から放出される光を受け、その圧力で前進します。太陽光からの推進力は弱いものですが、帆船は光を受けている限り加速を続けることができ、燃料を運ぶ必要もないため、効率の高い動力として注目されています。

今回は、地球の周回軌道へ打ち上げるのが目的で、太陽光が宇宙旅行の動力として十分に使えることを示すのを目指していました。高度約800キロの軌道に達したところで、長さ約15mの薄い羽根8枚を組み合わせた風車型の帆を広げ、加速を始める予定になっていました。

コスモス1は、21日午後11時46分(日本時間22日午前4時46分)、ロシア北部バレンツ海沖でロシア海軍の原子力潜水艦ボリソグレブスクから発射されました。惑星協会の本部は当初、船体からの信号を受け取れなかったものの、周回軌道に乗ったことを示す信号を受信したと発表していましたが、実際はコスモス1を載せた弾道ミサイルを改造したミサイルは発射83秒後に3段ロケットの1段目のブースターが停止。予定された周回軌道に達することはできず、打ち上げは失敗に終わりました。

ソーラーセールは、燃料がいらない究極の省エネ宇宙船で、将来の惑星間飛行の手段として各国が注目する技術。日本の宇宙航空研究開発機構が昨年8月、宇宙空間で直径約10メートルの帆を広げる実験に成功しているが、帆を使った航行に挑戦したのは同協会が初めて。
コスモス1が初のソーラーセールというだけでなく、打ち上げ事業費が400万ドルという異例の低コストであることでも注目されていたのですが、残念です。

<参考>「いよいよ宇宙ヨット発進!」・「ソーラーセール打ち上げ決定−宇宙のヨットレース実現間近」・「ソーラーセールが宇宙を翔る日は来るのか

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2005.06.21

生命の起源か、宇宙空間での有機物の生成を再現

毎日新聞より「生命の起源:宇宙での有機物生成を実験室で再現 北大

生命を形づくる有機物が宇宙で最初に生成される様子を、香内晃・北海道大低温科学研究所教授(惑星科学)らが実験室で初めて再現した。生命の起源解明につながる研究で、23日にシンガポールで開かれる国際学会で発表する。
メタノールなどの低分子有機物は地球上だけでなく宇宙空間にも存在しています。これらメタノールは分子雲といわれるガス密度の高い領域にある氷微粒子の中に固体の状態で閉じこめられていることが最近の研究で分かってきています。その存在量は水の30%におよぶこともあります。

これは宇宙空間に分布する氷の微粒子の表面上で水素や一酸化炭素から作られたと考えられていますが、氷点下250−260度にもなる極低温で真空に近い状態の中では、このような化学反応はおきないのではないかと考えられていました。

研究グループは氷の微粒子の周辺環境に近い状態を作り出す装置を使って検証。装置内に一酸化炭素を含む氷をつくり、それに極低温の水素原子を照射しました。その結果、「トンネル効果」が起き、ホルムアルデヒドとメタノールの有機物が効率よく生成されたとのことです。

香内教授は「今後、得られた有機物から、生命活動の始まりの物質となるアミノ酸などの合成を目指したい」と話す。
隕石中に含まれるアミノ酸の起源にせまれるかも。

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2005.06.15

地球型の惑星発見!−生命は・・・残念ながら存在できそうにありません

Asahi.comより「最小の太陽系外惑星を発見 「地球型」の可能性

カリフォルニア大や米航空宇宙局(NASA)エームズ研究センターなどのチームは13日、当地の全米科学財団(NSF)で記者会見し、直径が地球の約2倍という、これまで発見された中で最小の太陽系外惑星を見つけたと発表した。
地球型惑星惑星が発見されたのは水瓶座の方角にある地球から約15光年離れた「グリーセ876」という恒星の周りです。大きさが太陽の3分の1のこの恒星の周りを公転しています。

中心の恒星が周りの惑星の重力で揺らぐ様子を、ハワイの結句大型望遠鏡で詳しく解析。質量が地球の5.9−7.5倍、直径が2倍の惑星が恒星から320万キロ(0.021天文単位)離れた軌道を公転してることをつきとめました。

公転周期は1.94日。表面が岩石でできた地球方の惑星であるとの確実な証拠は見つかっていませんが、研究チームは密度や質量から見て、岩石や水、大気でできている地球型の惑星である可能性が高いと推測しています。

ただ、320万キロという太陽と地球の距離(1億5000万キロ)に比べて非常に近いところを公転しているため、惑星の昼側の温度は摂氏400度以上に達すると見られ、残念ながら生命の存在する可能性はなさそうです。

これまで見つかっている約150個の太陽系外惑星のほとんどは、質量が地球の数十〜数百倍もあるガスでできた「木星型」。昨年、やや小さい海王星ほどの惑星3個が相次いで発見されたものの、質量は地球の15〜20倍もあった。
これをはずみに地球型の惑星がどんどん見つかればもしかして・・・・。

<参考>「生命体が存在する惑星は予想よりはるかに多い?」・「太陽系外の惑星の直接観測に初の成功!−残念でした日本勢」・「褐色矮星の撮影に成功−初の太陽系外惑星の撮影には到りませんでした

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2005.06.10

いよいよ宇宙ヨット発進!

CNNより「太陽光の力で進む宇宙船、21日に初の打ち上げへ

太陽光の力を受けて宇宙空間を進む「太陽帆船」の本格的な飛行に、米民間組織「惑星協会」が21日、世界で初めて挑戦する。ロシアのロケットを使い、バレンツ海の潜水艦から地球の周回軌道へ打ち上げる計画だ。
コスモス1「コスモス1」と名付けられたこのソーラー・セールは太陽光のエネルギーの圧力で推進します。中央の本体からのびる長さ15mの8枚の帆に太陽光を受け、その光子の圧力が推進力となります。

太陽光から得ることができる推進力はごくわずかですが、巨大な帆でそれを受け止め、光を受けている限り加速を続けることができるため燃料を運ぶ必要もありません。はるか深い宇宙に向けて旅ができる技術としては最も実現に近いものといえるでしょう。

潜水艦からロシアのロケットで高度800kmまで運ばれたコスモス1は、そこで長さ15mの帆を広げ加速を始めます。24時間後の時速はわずか160km。しかし無限に続く加速のおかげで、3年間加速を続ければ時速16万km以上に達します。これは冥王星に約5年間で到達できるスピードです。

残念ながら今回のフライトは長くは続きません。あくまで今後のテストということで,
周回軌道を回るコスモス1の帆は1ヶ月以内に分解し始めます。最終的には地球の大気に突入して燃え尽きるようです。

惑星協会のプロジェクト責任者、ルイス・フリードマン氏は「今回の飛行が成功すれば、太陽帆の技術は宇宙探査に変革をもたらすだろう」と話す。太陽光を反射する帆は、地上からもはっきりと観測できるという。
NASAや日本のJAXAもソーラー・セールの実験を続けています。JAXAは昨年、帆を展開する実験に成功しています。初めて深宇宙に向けてソーラー・セールを打ち上げるのはどこになるでしょうか。

<参考>「ソーラーセール打ち上げ決定−宇宙のヨットレース実現間近」・「ソーラーセールが宇宙を翔る日は来るのか


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2005.06.09

ハッブルがとらえた星の最後

Asahi.comより「鮮やか、星の残骸 ハッブル宇宙望遠鏡とらえる

大爆発で一生を終えた巨大な星の色鮮やかな残骸(ざんがい)が宇宙に漂っている様子を、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた。米宇宙望遠鏡科学研究所と欧州宇宙機関が7日、画像を発表した。
超新星爆発の痕跡この星は地球から約16万光年離れた大マゼラン星雲の中にあるN63Aという星です。もともと太陽の50倍以上の大きさの星でしたが超新星爆発を起こしました。

その時に大量のガスやチリなどを噴出しましたが、これを見事にハッブル望遠鏡がとらえました。

このような大質量の星は、中心部から吹き出す強い恒星風をもちます。この風に乗って塵などが周辺にまき散らされているようです。

さらにNASAのエックス線宇宙望遠鏡チャンドラが撮影したデータなどを加えて解析したところ、ハッブルがとらえた中心部よりもずっと広い範囲にガスが拡大していることもわかりました。

ここから10〜15光年ほど離れた場所には星々の誕生の現場がある。同研究所は「数百万年後には超新星爆発のガスやちりが到達し、惑星が生まれるきっかけになる可能性がある」と説明している。
宇宙でも流転が起こっています。

<参考>「恒星の質量は太陽の150倍が限界」・「ハッブル望遠鏡太平洋落下大作戦」・「ハッブル望遠鏡の延命?


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2005.06.03

宇宙の生成をシミュレーション−暗黒物質はやはり重要でした

Yahoo!NEWSより「宇宙の形成過程を再現=「暗黒物質」の意義確認−名古屋大など」(時事通信)

宇宙に最も多く存在する物質とされながら、詳細がほとんど知られていない「暗黒物質」を計算に入れると、宇宙の構造が形成される過程をうまく再現できることを、独マックス・プランク宇宙物理学研究所、名古屋大などの研究グループがコンピューターシミュレーションで示した。
銀河研究を行ったのはVirgo Consortiumという国際的な科学者チーム。スーパーコンピュータを用いて宇宙の成長に関するこれまでで最大規模のシミュレーションを行いました。このシミュレーションでは暗黒物質が銀河や銀河団の形成にどのような影響を与えるかを追跡しました。その結果、暗黒物質を考慮すると現在の宇宙構造が形成する過程がうまく再現できることが判明しました。

暗黒物質はダークマターともよばれ、宇宙空間にありながら自らは光を発していないため光学的に観測できない物質です。宇宙で実際に観測できる物質は質量で4%程度といわれており、残りは暗黒物質や暗黒エネルギーが占めると考えられています。

この物質が何であるかは分かっていません。白色矮星やブラックホール、惑星などであるという説やニュートリノや対称性粒子のニュートラリーノなどの素粒子であるなどの説があります。

この暗黒物質が今の宇宙を形成するのに不可欠であるという説をこのシミュレーションは裏付けました。

このシミュレーションでは、暗黒物質を表す100億個の質点がビッグバンのわずか数億年後から宇宙の進化に影響を及ぼすようすを再現しました。その様子を解析することで宇宙の進化の様子を研究することが可能になりました。たとえば、中心に超大質量ブラックホールを持つ銀河は十分早く形成され、最初のクエーサーのホスト銀河になりうるという結果などが示されています。

成果は2日付の英科学誌ネイチャーに掲載された。
しかし壮大なN体問題のシミュレーションですね。

<参考>Virgo Consortium・「ニュートリノに質量確実−ノーベル賞ねらえるかも

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2005.05.12

民間宇宙旅行が身近に−旅行会社の日本事務所が開設

1961年にロシアのガガーリン少佐が人類として初めて挑んだ宇宙空間。それから40年以上が過ぎ、民間の宇宙旅行もすでに始まっています。

Yahoo!NEWSより「21億円宇宙旅行はいかが 米代理店が日本に事務所」(共同通信)

米国人実業家のデニス・チトーさんら2人の民間人を旅行客として宇宙に送り出した米スペースアドベンチャーズ社が11日、都内に日本事務所を開設、日本人の宇宙観光客獲得に乗り出した。
宇宙旅行目玉商品はロシアのソユーズロケットに乗り宇宙へ、さらに国際宇宙ステーションISSに一週間滞在するという旅行プラン。これまでにも2001年にアメリカの実業家デニス・チトー氏、南アフリカのIT起業家マーク・シャトルワース氏が民間人として宇宙に観光旅行に出かけています。

飛行前に半年かけて訓練を行う費用も含めて、旅行費用は総額2,000万ドル(約22億円)です。

このプラン以外にも、高度100kmの宇宙空間への弾道飛行を行う1,100万円のプラン、ロシアの戦闘機MIG−25などに搭乗し宇宙の入り口である高度25kmを体験する約230万円のプラン、ジェット機で自由落下し30秒間の無重力状態を体験する約88万円のプランなども用意されています。

22億円と聞いたあとでは弾道飛行の1,100万円が安く思えてしまうのは気のせいでしょうか(笑)

来年のツアーに向けて日本人1人も手続き中だという。
ちなみにこの会社のSpace Flight Clubに入会すると、最新情報が手に入る上、年会費の980ドルは将来宇宙飛行を申し込んだ際の費用の一部として充当されるそうです(笑)

<参考>スペース・アドベンチャー社日本事務所・「一般向け宇宙観光旅行−100分の1のディスカウントです」(サイト内リンク)

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2005.04.19

生成直後の宇宙は「しずく」だった

毎日新聞より「宇宙創成:「ビッグバン直後は液体」「気体説」覆す

東京大学の浜垣秀樹助教授らの研究グループは18日、約140億年前のビッグバン(大爆発)直後、宇宙は液体状態だった、と発表した。気体であると予想されていた従来の説を覆すもので、宇宙創成の解明につながる可能性もある。
液体基本粒子クオークとそれらをくっつける「のり」の役をするグルーオンという素粒子は、超高温の宇宙初期にはバラバラで存在していましたが、冷えた今の宇宙では、強い力で陽子などの中に閉じこめられています。

研究チームは米ブルックヘブン研究所の加速器を使って、ビッグバン直後(100万分の1秒後)の宇宙を模した状態を作りました。この中で金の原子核どうしを高速に近い状態まで加速、衝突させ、摂氏2兆度前後の高温中にクォークなどの素粒子を存在させ、飛び出してくる粒子を観測。

これが気体であれば、衝突によって中間子などの粒子が四方八方に飛び出るところですが、実験では水平に飛び散る粒子が多かったとのこと。これは宇宙がラグビーボールをたてたような形で、液体でできているとみると理論的にあったということです。

液体は、中間子などを構成する基本粒子のクオークと、クオーク同士を結び付けているグルーオンが溶け合ったものだ。
もっとも、液体の時期はほんの一瞬で、その後すぐに宇宙は気体になったと研究チームはみています。

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2005.04.16

生命体が存在する惑星は予想よりはるかに多い?

予想よりはるかに多くの星に生命が誕生している可能性もあります。

AstroArtsより「生命を育める惑星は、一体いくつ存在するか

現在知られている太陽系以外の惑星系の数は、およそ130。これらのうち一体いくつに生命を育める惑星があるのだろうか。イギリス・ミルトンキーンズのオープン大学(Open University in Milton Keynes)のチームの発表によれば、半数がその可能性を秘めているそうだ。
生命がいそうな惑星の想像図これまでに発見された太陽系外の惑星はおよそ130あります。しかし、それらは実際に望遠鏡でとらえられたわけではなく、恒星のまわりを回る惑星の影響で恒星に生じる運動のブレを観測して惑星の存在を間接的に証明したものがほとんどです。

また、発見された惑星もすべて海王星よりも大きな巨大惑星です。

研究チームはこれらの巨大惑星のいくつかについてシミュレーションを行いました。それにより、これらの巨大惑星の内側と外側に「危険ゾーン」が存在することを確認しました。「危険ゾーン」とは、そこに地球のような小さな惑星が存在すれば、巨大な重力により他の惑星か恒星と衝突してしまうという範囲です。

逆に恒星などからの距離が適切であれば、液体の水が存在できます。それらの場所が危険ゾーンと重ならなければそこにある惑星上に生命体が存在する可能性があります。

これらを今までに発見された130の惑星について調べたところ、約半分の惑星系に生命が存在できる安全領域が生命が進化するくらい長い間存在していると分かったとのことです。

ただし、中心の恒星が年齢を経るにつれて、その領域は外側へと移動するため、状況は少々複雑だ。場合によっては、生命が誕生しても、相当の進化は望めないかもしれず、あるいは、別の系では今後生命が誕生するかもしれないのだ。
この研究結果が妥当であれば、我々と同じように夜空をながめて他の生命体を探している異星人がいる可能性がずいぶんと高くなりますね。

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2005.03.31

宇宙旅行目前、民間宇宙旅行のためのガイドライン作成

PCWEBより「だれもが行ける宇宙旅行に一歩前進!? - 米連邦航空局、ガイドラインを整備へ

米連邦航空局(FAA: Federal Aviation Administration)の商業宇宙輸送部門(OCST: Office of Commercial Space Transportation)は、民間の宇宙旅行サービスの実現に向けた、搭乗客の参加資格などのガイドライン草案「Draft Guidelines for Commercial Suborbital Reusable Launch Vehicle Operations with Space Flight Participants」を発表した。正式基準の策定を目指して、今後も協議が続けられる。
Shakeyこんな草案が発表されると、いよいよ宇宙旅行が現実のものになってきたんだなぁという感じですね。子どもの頃は自分の新婚旅行は月だと信じてましたが(笑)

VOLVOの懸賞でも宇宙旅行の当選者がでましたし、昨年12月にはブッシュ大統領の署名によって民間企業の宇宙旅行を許可する法案「Commercial Space Launch Amendments Act of 2004(CSLAA)」も成立しました。

このガイドラインの草案では、宇宙旅行に酸化する搭乗客には前もって「死亡事故」を含む起こりうるあらゆる危険についての説明が十分にされること。搭乗客には十分な質疑応答の時間を与えること。米政府は宇宙旅行は許可するものの安全性を保証するものではないという立場を明記することなどが示されています。

また搭乗客にも、危険を承知する書類を提出し、健康診断記録を提出、緊急事態に備えた訓練プログラムを受講することなどが課されます。

なお、宇宙船パイロットの資格などを定めたガイドライン草案「Draft Guidelines for Commercial Suborbital Reusable Launch Vehicle Operations with Flight Crew」も同時に発表されており、FAAの免許取得後に一定の操縦経験を積み、宇宙旅行で起こり得る危険に対処するための訓練プログラムをパスすることなどが、基準に盛り込まれているという。
娘(5歳)や息子(4歳)は何度か宇宙へ行くことになるんでしょうか。できれば僕も行きたい(笑)

<参考>米連邦航空局(FAA)

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2005.03.29

暗黒星雲の全天図完成−目指せ伊能忠敬です

Asahi.comより「「暗黒星雲」の地図作り成就 東京学芸大などのチーム

星の生まれる現場といわれる「暗黒星雲」の全天の地図作りを、東京学芸大などのチームが成し遂げた。海外の膨大な観測資料を基に、約7年かけて7億個の星を調べあげて暗黒星雲の姿を描き出した業績は、江戸時代に伊能忠敬が作った日本地図になぞらえて「暗黒星雲の伊能図」とも評されている。28日から東京都日野市で始まる日本天文学会で発表する。
暗黒星雲のMAP暗黒星雲は、低温の塵やガスが濃く集まっている部分をいいます。自らは光を発せず背後からの光も遮ってしまうため、地球から見るとその部分だけポッカリと暗い穴が開いているように見えます。

しかし、その名に反して暗黒星雲では星が誕生しており、暗黒星雲を探ることは星の誕生過程を知る重要な研究対象となります。

今回、チームは米宇宙科学研究所が公開した50年代から蓄積されてきた全天の写真、1541枚のデジタルデータを解析しました。

暗黒星雲があるとその背後の恒星の出す光は減衰して観測されます。これまでに7億個の星の明るさを調べ、暗黒星雲によって暗くなっている領域と、近くにある明るい領域を比べることで暗黒星雲の分布や塵の量を推定しました。

これまでこうした地図は人間の目を頼りに作ったものだけでした。

今回の地図は、約5300個の暗黒星雲の座標や広がり、背景の星の光がどのくらい減光されるかなども示した。東京学芸大の土橋一仁・助教授は「日本からデータベースを発信したかった。伊能図は幕府によって海外への持ち出しが禁じられたが、世界中の研究者が観測計画をたてる上でこの地図が参考になれば、うれしい」と話している。
しかし「暗黒星雲の伊能図」とはえらくアナクロです(笑)

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2005.03.25

太陽フレアを地球シミュレータでシミュレーション

京都新聞より「太陽表面、スパコンで再現 京大グループ 活動の仕組み解明へ

太陽表面でコロナが加熱されたり、フレア(太陽面爆発)のエネルギーが生まれたりする様子が、日本のスーパーコンピューター「地球シミュレーター」で再現された。京都大理学研究科付属天文台の大学院生磯部洋明さん、柴田一成教授らの研究で、太陽活動のメカニズム解明につながる成果という。英科学誌「ネイチャー」で24日、発表する。
太陽フレア太陽には黒点付近で突然輝きが増し、大量の高エネルギー粒子が放出される「太陽フレア」と呼ばれる現象があります。大規模なフレアは大量の放射線を出し、人工衛星や地球上の送電線などにも影響を与えることがあります。

この太陽フレアは太陽の黒点上空のコロナに蓄えられた磁場のエネルギーが短時間のうちに解放されることによって生じると考えられていますが、その詳しい仕組みは分かっていません。

このシミュレーションでは地球よりも大きな黒点が形成させる太陽表面上空の空間(幅5万km、奥行き1.5万kmロ、高さ2万km)を地球シミュレーターで再現。約2億ヶ所の磁場や電流、ガスの温度や密度などの分布と時間推移による変化を求めモデル化しました。

2つの黒点をアーチ状に結ぶガスの筋状構造「フィラメント」を再現したところ、磁場で太陽表面から持ち上げられたガスが不安定に動いて磁場が激しく変動、フィラメントの隙間に強い電流が流れることが分かりました。表面は6000度なのに大気が加熱され100万―1000万度のコロナができる様子も再現できました。

磯部さんは「フィラメントの長さ(数千キロ)や動きも実際の観測結果と一致しており、太陽表面でどのようにして強いエネルギーが生まれるのかを説明する有力なモデルができた」と話す。フレアから放出される放射線や素粒子は地球にまで達し、人工衛星や地上の送電線にも影響することから、さらにメカニズムを解明し、いつフレアが生じるかなどの「宇宙天気予報」に役立てたいという。
太陽フレアのメカニズムがだんだんと明らかになっていってます。

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2005.03.24

太陽系外の惑星の直接観測に初の成功!−残念でした日本勢

Yahoo!NEWSより「太陽系外の惑星を直接観測 世界初、赤外線望遠鏡で

太陽系の外にある惑星を初めて直接観測することに、米航空宇宙局(NASA)ゴダード宇宙飛行センターなどの研究者が、NASAの赤外線宇宙望遠鏡スピッツァーを使って成功した。NASAが22日発表した。
太陽系外惑星太陽系外の惑星は1990年代に発見が相継ぎ、これまでに130個以上が確認されています。しかし、いずれも地球から遠いため直接観測することは難しく、惑星が恒星のまわりを回るときに重力の影響で恒星に生じるわずかなゆらぎや、惑星が恒星の前を横切るときの恒星の明るさの変化などを観測して惑星の存在を確認するしかありませんでした。

今回はスピッツァー望遠鏡に備え付けられている高感度の赤外線センサーで太陽系外の巨大惑星が放射している微弱な赤外線をとらえることに成功しました。

観測されたのは、ペガサス座の方角にあり地球から約150光年離れた惑星(通称オリシス)と、こと座にある約500光年離れた惑星(TrES1)の2つ。どちらも木星によく似た巨大なガス惑星で、恒星のすぐ近くを公転しているため表面温度が800度前後と非常に高く、強い赤外線を放っているために観測に成功しました。

直接観測できれば、宇宙の果てにある惑星の研究も大きく進むと期待される。英科学誌ネイチャー(電子版)などに発表された。
国立天文台は先をこされちゃいましたね。

<参考>「褐色矮星の撮影に成功−初の太陽系外惑星の撮影には到りませんでした

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2005.03.15

月の宇宙飛行士を見ることができる望遠鏡

Yahoo!NEWSより「月面の宇宙飛行士が見える?=複数望遠鏡で同時観測に成功−欧州南天天文台チリで」(時事通信)

欧州南天天文台(ESO)は14日、南米チリの標高約2600メートルのセロ・パラナル山頂に設置した世界有数の光学望遠鏡群「超大規模望遠鏡干渉計(VLTI)」のうち、口径1.8メートルの補助望遠鏡(AT)2基を使って初めて天体を同時観測することに成功したと発表した。
VLTIのATヨーロッパ南天天文台は、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スエーデン、スイスの8ケ国が参加している天文学研究組織です。

この天文台はチリ北部のセロ・パラナルの、標高2632メートルの山頂にVLTといわれる口径8.2mの反射望遠鏡4基からなるシステムをもっています。これは単独の望遠鏡としても使うことができますが、これらの望遠鏡の光をすべて集めて、実質口径16.4mの某絵延享として動作させるのが目的です。さらに、これらを光学干渉計として利用することで、口径130mの望遠鏡に相当する分解能をもたせることができるといわれています。

しかし、これらの望遠鏡は普段はほとんど別の用途に用いられるため、干渉計としての観察に利用できる時間が限られています。そこで、干渉計として利用するための補助の望遠鏡VLTI Auxiliary Telescopesがこのシステムに組み込まれました。

この補助望遠鏡は可動式で補助望遠鏡間の距離を最大200m離せば、口径200mの大望遠鏡とほぼ同じ性能となるため、月面に宇宙飛行士がいれば、見えるぐらい高い解像度になるということです。

恒星の表面や惑星の形成過程を詳細に観測できると期待され、2006年末までに4基がそろう。
本体のVLTIも含め、これからの観測結果が楽しみです。

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2005.03.11

恒星の質量は太陽の150倍が限界

Asahi.comより「星の「体重」、太陽の150倍が限界? NASA発表

銀河系の星の「体重」は太陽の150倍くらいが限界――。米航空宇宙局(NASA)は9日、ハッブル宇宙望遠鏡による星の「体重測定」の結果を発表した。星の成り立ちを知る貴重なデータになりそうだ。
アーチーズ星団星の質量は誕生時から決まっていますが、どれくらいまで思い星が存在できるかという上限ははっきりとは分かっていませんでした。100倍−1000倍程度の間であろうと予測されていただけでした。

研究チームは射手座の方向にあり地球から2万5000光年離れた、星が密集したアーチーズ星団にある巨大な星数百個をハッブル望遠鏡で観察、明るさや推定年齢などから質量を推定しました。

その結果、それらの星はすべて太陽の6倍−130倍までの質量でそれ以上の質量の星は発見されませんでした。これにより星の質量の上限を太陽の150倍と定めたとのこと。

観測チームは「従来の説による予測では、(この星団には)太陽の130〜1000倍の星が20〜30個ほどあるはずだ。存在しているなら見つからないとおかしい」と説明している。
これらの観測結果から、恒星の質量に上限がないという可能性は1億分の1しかなくなるそうです。何故かは分かりませんが(笑)

ただ、なぜこのような上限があるのかはまだ分かりません。これより重い星は崩壊してブラックホールになるという可能性も指摘されています。

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2005.03.08

間抜けだったブースター引き上げ計画−H2Aロケット

なんとも間抜けな顛末です。

YomiuriONLINEより「H2A補助ロケットの捜索中止…現場海域のマグロ漁で

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7日、2月26日に種子島宇宙センターから打ち上げたH2Aロケット7号機から分離され、鹿児島県南東沖の海に落下したロケットブースターの捜索を中止した。今の時期は、マグロ漁が行われているため捜索が難しいことを、考慮に入れずに計画を立てていたためだ。
HIIAJAXAは前回の打ち上げ失敗時に穴が開いたとされるブースターの回収ができず、原因究明に支障をきたしたことから、今回は事前に補助ロケット探査計画を立て、ブースターの回収を目指していました。

今回は補助ロケットに音響ビーコンと着水すると黄緑色に海水を染める海難救助用の着色剤を装着。飛行機が上空で待機し、補助ロケットの着水地点を確認した上で音波受信機を搭載した船で回収する予定でした。

ところが、打ち上げ直前のトラブルで打ち上げ時間が予定の午後5時9分から午後6時25分に延期されたため日没後になってしまい、飛行機での着水地点の特定に失敗。

3月7日から海洋研究開発機構(JAMSTEC)の調査船「よこすか」で音響ビーコンを頼りに海域を捜索する予定でしたが・・・。なんと「マグロのはえ縄漁船」がこの時期に現場海域付近で多く操業していることが判明。出航を取りやめました。

打ち上げ成功で、政府内に「失敗原因を究明するわけでもないのに、数千万円をかけてまで探す必要があるのか」という雰囲気が強まったことも、捜索断念の流れを後押しした。
あまりにも詰めの甘い話です(笑)

<参考>宇宙航空研究開発機構

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2005.03.03

新生児の星の撮影に成功

毎日新聞より「NASA:「星の胎児」撮影に成功 地球から約500光年

誕生後1万〜10万年しかたっておらず、核融合反応で光り出す前の「星の胎児」の撮影に成功したと2日、米航空宇宙局(NASA)や東京大などの研究チームが発表した。これほど若い星の観測は初めてで、研究チームは「星の形成過程を解明する大きな手がかりになる」と話している。
星の胎児NASAゴダード宇宙航空センターの浜口健二研究員らのグループは欧州宇宙機関(ESA)のX線天文衛星や国立天文台のすばる望遠鏡を用いて地球から500光年離れた「南のかんむり座」R星の周囲で星が活発に形成されている場所を観測しました。

その結果、マイナス240度の極低温のガスの奥にエックス線を放射する4000万度の高温の天体を観測。この星は誕生後1万−10万年程度と考えられます。これほど若い星を観測したのは初めてのことで、周囲のガスを集めて成長中であり、数百万年後には内部で核融合が始まり恒星になると考えられています。

最近の観測でこのような極低温のガスの塊が宇宙で発見されてきました。この中には「クラス0」原始星といわれるできたての恒星が存在すると推測されてきましたが、周囲を取り巻くガスのために直接観測することには成功していませんでした。

今回はX線を用いてこのクラス0の原始星であるIRS7Bを観測することに成功したということです。

このような発達途中の恒星が太陽より数十倍も高温のプラズマをつくり出す気候ははっきりと分かってはいません。ただこの星が周囲に強力な磁場をつくり、周囲のガスを加熱して高温のガスを生成しているのではないかと研究チームは考えているようです。

これまで見つかっている中では、誕生から100万年程度の星が最も若かった。
ずいぶんと近いところに新生児がいたものです。

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