2006.04.21
Asahi.comより「細胞「自食」は体のゴミ処理 国内2チームが証明」
生物が飢えると細胞が自分の一部を食べる自食作用(オートファジー)というしくみが、細胞内の異常なたんぱく質を分解するゴミ処理装置としても働くことを、東京都臨床医学総合研究所などの2チームがそれぞれマウスで証明した。
細胞を飢餓状態においたとき、細胞は自分自身のたんぱく質をアミノ酸に分解し、栄養とすることで飢えをしのぎます。これを自食作用といいます。植物からほ乳類まで幅広い生物にみられる現象ですが、栄養状態にかかわらず日常的にもわずかだが起きており、その理由は謎とされてきました。
特に、他の器官から常に栄養が補給される脳内の神経細胞での役割は詳しく分かっていませんでした。
研究チームは、自食作用が働かないマウスを遺伝子操作でつくり、その機能を詳しく調査。その結果、マウスの細胞には、神経疾患の原因となる古いたんぱく質や異常な構造をしたたんぱく質がたまるようになったとのことです。
また、神経細胞でだけ自食作用を働かなくしたマウスは、生後1カ月になると歩行障害を起こし、大脳や小脳の細胞死が目立つなど神経疾患と同様の症状を示しました。
アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経性疾患は従来、「ユビキチン・プロテアソーム系」と呼ばれる特定たんぱく質の個別処理機能の異常が原因とされていましたが、この機能が正常でも、自食作用の低下により発症に至ることが初めて示されました。
大隅良典・基礎生物学研究所教授(分子細胞生物学)の話 オートファジーのしくみや役割にはなぞが多かった。神経変性疾患との関連がマウスでわかったのは重要な成果だ。その制御のしくみが解明されると、神経疾患の治療や老化の予防につながるだろう。
自食作用を高めることで、神経疾患の治療を行うという新たな手法が考えられます。
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2006.04.19
毎日新聞より「そううつ病マウス:理研チームが作成 治療法、新薬開発に」
理化学研究所脳科学総合研究センターの研究チームが、人間のそううつ病に似た症状を示すマウスを作り出すことに成功した。そううつ病のモデル動物はこれまでなく、このマウスを実験に使えば、病気の治療法や新薬の開発に役立つという。米専門誌の電子版に18日付で発表した。

躁鬱病は、精神分裂病とならぶ2大精神疾患の1つで、躁状態と鬱状態が交互に表れる病気です。鬱状態から急に躁状態になることもあり、一晩のうちに躁転することもあります。鬱病とは違って100人に1人位しかかからない病気ですが、再発率が高いので、生涯にわたる予防療法が必要となります。
躁鬱病の原因は、神経伝達物質の伝達機構に異常が生じるのではとの仮説が有力視されていますが、はっきりと分かっているわけではありません。また、躁鬱病患者にはミトコンドリア変異がみられることもあり、ミトコンドリアと何らかの関わりがあるのではとも考えられています。
研究チームは、遺伝子を改変して、脳の神経細胞のミトコンドリアが徐々に機能障害を引き起こすマウスをつくりました。
その結果、正常なマウスは暗いときに活動し明るくなると活動を止めますが、機能障害マウスは明るくなってもしばらく動き続け、暗くなる前に動き始めるなど、躁鬱病患者の不眠症状に似た異常行動が確認されたということです。
また、このマウスに躁鬱病患者に投与される炭酸リチウムを与えると症状が改善。逆効果とされる「三環系」と呼ばれる抗うつ薬を与えると、症状が悪化しました。
加藤さんは「ミトコンドリア仮説を支持する結果で、モデル動物として利用できる」と話す。
このマウスを研究することで、躁鬱病の研究が進めばいいのですが。
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2006.04.10
YomiuriONLINEより「E型肝炎ウイルス、100年前に土着化…ブタ輸入で」
最近になって存在が確認され、ときおり集団感染を引き起こすE型肝炎ウイルスは、すでに約100年前には国内に侵入し、“土着化”していたことが、厚生労働省研究班(主任研究者・三代俊治東芝病院研究部長)の調査研究でわかった。

E型肝炎は水や食べ物などを通じて感染するウイルス性肝炎です。潜伏期間は数週間で、発熱や吐き気などの症状があります。感染は一過性で発症しない人も多いが、まれに劇症肝炎になることもあります。大部分は完治しますが、妊婦が感染した場合は10%以上の高い致死率を示すといわれています。
もともとアフリカやインド、東南アジアなど衛生状態のよくない国で流行していたため、これらの国への旅行者にのみ見られる輸入感染症だとされてきました。しかし近年、渡航歴のない患者の存在が各国で知られるようになり、同時に豚にも類似のウイルスが存在することが明らかにされ、ブタが感染源の一つではないかと疑われています。
E型肝炎ウイルスは遺伝子の特徴から1-4型があることが知られており、時間の経過とともに変化していきます。この遺伝子の変化を調べることで、ウイルスの歴史、移動、系統関係などがわかります。
この研究では、国内と世界各地で見つかったE型肝炎ウイルスの遺伝子を比較。国内のウイルスは大きく分けて3型と4型の二つのグループが混在し、いずれも約100年前に、起源となるウイルスが国内に侵入したことがわかりました。
富国強兵政策の一環で、軍人の体力をつけるため英国から輸入したブタによって持ち込まれ、肉食文化の普及で全国に拡大したのではないかと研究チームは考えています。
E型肝炎ウイルスの感染経路は、ブタやシカ、イノシシなどの肉の生食によるものと分かってきた。しかし数年前まで日本のE型肝炎のほとんどは、インドなど海外で感染したものと考えられていた。
加熱すれば大丈夫といわれていますので、豚やシカ、イノシシなども生食でなければ大丈夫です。
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2006.02.17
YomiuriONLINEより「細胞死を抑えるたんぱく質発見、神経変性疾患に効果?」
病気などで異常になった細胞は「自殺」する仕組みになっているが、この細胞死を遅らせるたんぱく質を、東京医科歯科大と科学技術振興機構のチームが見つけた。

細胞死には「アポトーシス」や「ネクローシス」などがあります。アポトーシスは生物体を環境に対して最良の状態に保つために積極的に引き起こされる細胞の自殺行動の一種で、例えば、ガン化した細胞のほとんどがアポトーシスにより取り除かれ、その進行が未然に防がれていることが知られています。また、ネクローシスは壊死とも呼ばれ、血行不良や外傷などによる細胞死のことです。
しかし、アルツハイマー病など、2−20年かけて緩慢に進む神経の病気の場合、この細胞死がほとんど働かないことが知られています。
しかし、アルツハイマー病やパーキンソン病といった神経変性疾患の進行を遅らせる可能性が出てきました。
研究チームは、細胞死を抑える未知の働きがあるのではないかと推測。小脳が委縮する特殊な病気とよく似た症状にしたラットを作り、詳しく調べました。その結果、細胞中から、細胞死を遅らせていると見られる「YAPdeltaC(ヤップデルタシー)」と呼ばれる分子を見つることに成功しました。
この物質を作る遺伝子を、神経変性疾患のラットの遺伝子に組み込んだところ、細胞死が大幅に抑制されることが確認されたということです。
同大の岡沢均教授(神経内科学)は「アルツハイマー病などの神経変性疾患に効果のある薬の開発につなげたい」としている。
高齢者社会を迎え、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症などの難治性神経疾患の治療法の開発が急務となっています。今後の研究の発展に期待したいものです。
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2006.01.27
YomiuriONLINEより「東大、インフルエンザウイルスの内部構造撮影に成功」
東大医科学研究所が、毎年流行するA型インフルエンザウイルスの内部構造の直接撮影に成功した。

この研究を行ったのは、東大医科学研究所の河岡義裕教授、野田岳志・特任助手らの研究チーム。増殖した直後のウイルスを縦横に輪切りにして、電子顕微鏡で内部を観察しました。
インフルエンザA型の遺伝子は、8つに分かれたRNAで構成されています。感染細胞から出てきたウイルスの内部を電子顕微鏡で輪切りにして観察したところ、RNAが、1本を中心にして、その周りに7本が規則的に配置されている様子が確認できました。また、ウイルスが新たに複製される際は、この8本のRNAが1セットになって取り込まれていることも確認できました。
画像では、タンパク質に巻き付いたRNAは、それぞれの長さが少しずつ異なっていたとのことです。
世界初の成果で、26日発行の英科学誌ネイチャーに発表する。
新型インフルエンザの恐怖が蔓延する中、治療薬の開発につなげることができれば最高なのですが。
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2006.01.13
Yahoo!NEWSより「水虫、ホタテ貝殻で撃退 八戸工大など治療薬開発」(河北新報)
ベンチャーで新素材メーカーのチャフローズコーポレーション(横浜市、笹谷広治社長)は、八戸工大(青森県八戸市)と共同でホタテ貝殻を原料とした水虫治療薬を開発した。今月下旬にも市販薬として米国で発売する。

この薬の商品名は「MOIYA(モイヤ)」。日本語の「もーいや」から命名したようです。米国では昨秋、市販薬として承認されました。1月下旬から1本9ドル50セントで販売するとのこと。
この会社はホタテの貝殻の粉末を使ったシックハウスにならない壁を製造している会社です。この会社の社員が作業の間は水虫の足がかゆくなくなるのに気づいたことが開発のきっかけとか。
研究の結果、ホタテ貝殻を粉砕し、105―1050度で特殊焼成したセラミックス粉末の成分の酸化カルシウムなどに、有害化学物質の軽減機能と抗菌機能があることが分かりました。
水虫薬はセラミックス粉末を蒸留水に溶かしもの。米国内で行った治験の結果では、約7割に改善傾向があることが分かったそうです。
笹谷社長は「天然素材で副作用がなく、患者にとって安心だ」と説明。小山教授は「ホタテ貝殻の有害化学物質軽減機能の詳細を3月に学会で発表したい」と話した。
日本人の5人に1人は水虫といわれています。また、身を取った後のホタテ貝殻は青森県だけで年間約5万トンもゴミとして排出されています。一挙両得です。
ちなみに個人輸入もできるようです(笑)
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2006.01.11
Yahoo!NEWSより「愛煙家にはトマトジュース?=マウスで肺気腫防止−順天堂大とカゴメ」(時事通信)
たばこを長年吸い続けた状態にしたマウスに、飲み水にトマトジュースを半分混ぜて与えると、肺胞が壊れて息切れが起きる肺気腫(しゅ)の発症を防ぐ効果があることを、順天堂大医学部とカゴメ総合研究所の共同研究チームが9日までに確認した。

肺気腫は、肺を構成している肺胞が徐々に壊れていき、肺がスカスカになってしかも膨らんだままでしぼまなくなった状態になる病気です。息切れ、呼吸困難を伴い、、咳、痰、むくみ、頭痛のほか、バチ状指やチアノーゼが現れることもあります。
肺気腫の原因はまずタバコであることがほとんどです。
この研究では、肺気腫の発症をトマトジュースが防ぐのではないかとのことです。
これはトマトに含まれるリコピンという色素の作用でないかと研究チームは推測しています。
リコピンは、トマト等に含まれるカロチンの一種です。力□チンといえばβカロチンが有名ですが、リコピンの抗酸化作用はβ力□チンの約2倍あるともいわれています。そのため、がんや動脈硬化の予防効果も期待されます。
また、最近の研究ではアトピー性皮膚炎に対する効果も確認されています。
研究チームは今後、肺気腫や慢性気管支炎の患者にも効果があるか調べる方針。
タバコを吸ったらトマトジュースですか。それよりも吸わないのが肝心かも(笑)
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2005.12.22
YomiuriONLINEより「インクジェット技術で人工骨、2007年にも実用化」
紙にインクを吹き付けるインクジェット方式の印刷技術を応用して、短時間で精密な人工骨を作ることに、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)や東大病院、医療ベンチャーなどの共同研究グループが成功した。

これまで人工骨は素材を焼き固めて外側から削っていたため、内部加工が難しいという問題がありました。
今回開発された方法では、プリンタに使用されるインクジェットと全く同じ原理を使い、インクの代わりに、人工骨の成分であるリン酸カルシウム粉末と接着剤を、厚さ0.1mmの薄い層として重ね立体構造を作ります。
人工骨の構造データは、患者の骨の欠損部周辺のCT画像をコンピューター処理して作り、人工骨作成機に取り込みます。
数cmから数十cmまでの骨を成形できるということです。
移植した周辺の骨となじみやすくするため、人工骨に直径2mmの穴を開けて成形することもできます。患者の骨の組織が穴に入り込み、人工骨は徐々に吸収されます。
頭部に骨腫瘍を患った家畜病院動物患者のウェルシュ・コーギーの骨腫瘍を取り除き、この人工骨を移植する置換手術を行なった他、13頭のビーグルなどでも移植を実施。これらの動物実験で副作用は確認されておらず、同大の倫理委員会で承認されれば年明けには臨床試験に入るということです。
国内には対象となる患者として、口蓋(がい)裂2400人、骨腫瘍(しゅよう)2000人、外傷性の患者4万人ほどが毎年いるという。
インクジェットで骨まで作れるのですね。
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毎日新聞より「鳥インフルエンザ:ウイルスの感染力弱める新素材」
鳥取大農学部の大槻公一教授(獣医微生物学)らの研究グループは21日、鳥インフルエンザウイルスの感染力を瞬時に弱める新素材(厚さ約0.5ミリ)の開発に成功したと発表した。
この新素材は鳥取大学の大槻教授のグループとダイワボウ、用瀬電機によって開発されました。
用瀬電機と鳥取大学は2年前、天然鉱物「ドロマイト」を特殊加工して鳥インフルエンザウイルスなどを殺滅できる抗ウイルス材を開発。これを用いたマスクなどをすでに開発していました。
今回、ダイワボウがこの抗ウイルス材を使って特殊加工し、従来の製品より抗ウイルス効果の即効性と持続性がより高い不織布の開発に成功したということです。
鳥取大学農学部獣医学科の実験では、不織布に付着した鳥インフルエンザウイルスが1分間で99.9%殺滅でき、さらに30日後も効果が持続しました。
来年以降、新素材を使ったマスクや作業着などで商品化を目指す。
これまでの抗ウイルス材はウイルスをブロックするだけでしたが、この新素材はウイルスを破壊して感染を防ぐ点が画期的といえます。
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2005.11.29
毎日新聞より「アルツハイマー病:原因たんぱく質の生成抑止 京都薬科大など、化合物開発」
アルツハイマー病の原因と考えられているたんぱく質が出来るのを止め、根本的な病気の治療に役立つ可能性のある化学物質を京都薬科大、東京大、理化学研究所の共同研究グループが作り出すことに成功した。

アルツハイマー病は、体の細胞膜にあるアミロイド前駆体タンパク質(APP)を、分解酵素が切断し出来上がったアミロイドβペプチド(Aβペプチド)という物質が脳内に大量に蓄積して起きると考えられています。
症状を軽くする薬はありますが、根本的な治療薬は存在しません。
京都薬大の木曽良明教授らの研究グループは、βセクレターゼという酵素の遺伝子が欠損したマウスでは、アミロイドがほとんどできない点に着目。この酵素が機能する中心部分に結合し働かなくする化合物として、KMI−429といわれる化合物を設計し合成。
家族性アルツハイマー病遺伝子を発現させたマウスと普通のマウスで、脳の海馬にこの化合物を注射すると、いずれも3時間後には生成されるアミロイドが約4割減少しました。また、既に蓄積しているAβペプチドの排出も進んだということです。
マウスでの実験で有効性が確認され、治療薬への実用化が期待出来るという。28日から大阪市で始まる日本薬学会で発表する。
これからの高齢化社会に向けて期待したい結果です。
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Asahi.comより「大動脈瘤の縮小に成功 発症仕組み解明し新薬に道」
血管の一部が風船のように膨らみ、破裂して大出血を引き起こす大動脈瘤(りゅう)を縮小することに、山口大医学部の松崎益徳教授(分子脈管病態学)のグループがマウスを使った実験で成功した。27日付の米医学誌ネイチャー・メディシン電子版に発表する。
大動脈瘤は、国内では年間5万人前後の患者が発生していると推定されています。手術での死亡率は2−4%とされていますが、破裂した場合は50%前後に跳ね上がります。
大動脈瘤は、心臓から体内へ血液を送る大動脈の血管壁がもろくなり、その個所が血圧に押されて膨らむことでおこります。もろくなる原因は血管壁の成分であるコラーゲンなどが、免疫細胞マクロファージの分泌する分解酵素によって過剰に分解されるためだとされていますが、詳しい仕組みは分かっていませんでした。
研究チームは細胞内で情報を伝達する役割を担う酵素の一つ、JNKに注目。通常はJNKは細胞が傷ついたときなどに限って活性化しますが、大動脈瘤のできた血管壁では常に活性化していることが分かりました。
そこで、大動脈瘤ができたマウスに、JNKの働きを抑制する試薬を注射したところ、太さが1.5―2倍になっていたマウスの血管が注射後にはほぼ元通りの太さに戻ったとのことです。
これはJNKのはたらきで分解酵素が減少し、コラーゲンの過剰分解が収まって、血管壁が修復され、膨らんだ血管が元に戻ったと考えられるようです。
松崎教授は「実用化に向けて、より安全性の高い薬を開発したい」としている。
大動脈瘤も薬で治癒できる可能性がでてきました。
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2005.11.09
omiuriONLINEより「ミトコンドリア病、核移植で阻止…筑波大研究グループ」
心疾患などを引き起こす遺伝性のミトコンドリア病の発症を核移植によって防ぐことに、筑波大の林純一教授らの研究グループが成功した。
ミトコンドリアはヒトの全ての細胞内に存在し、細胞内の生命活動に必要なエネルギーを供給する役割をはたしている器官です。このミトコンドリアの機能の低下や異常が起きて様々な臓器に障害が出現してしまった状態をミトコンドリア病といいます。
正確な統計はありませんが、全国で数万人の患者がいるといわれています。
この病気の主な原因はミトコンドリア遺伝子の変異です。変異の種類にもよりますが、卵子に含まれるミトコンドリアを通じ、母から子へ遺伝することがわかっています。
研究グループは、この病気のマウスの受精卵から核を取り出し、あらかじめ核を取り除いておいた別の健康な卵子に移植。39個の「核移植卵」から11匹のマウスが誕生。寿命まで発病が抑えられることを確認したということです。
成果は7日付の米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。
ミトコンドリア病のように認知度の低い難病でもしっかりと研究は進んでいます。
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2005.11.08
YomiuriONLINEより「異物侵入でセンサー作動、すぐに免疫反応…理研が解明」
異物の侵入から体を守る免疫反応が、従来考えられていたよりも早い段階で始まることを、理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センターの斉藤隆・副センター長らが突き止めた。
免疫反応は、異物(抗原)を食べて分解する細胞(抗原提示細胞)が、リンパ球の一種であるT細胞に抗原の情報を伝え、T細胞が活性化することで進みます。
このとき、抗原提示細胞とT細胞は接着し、その接着面に、「免疫シナプス」という構造をつくり情報を受け渡しすることは知られています。免疫シナプスの中心には、抗原を認識する受容体が集まっており、これまでは免疫シナプスの中心こそが抗原を認識し細胞が活性化される場であると考えられてきました。
しかし、免疫シナプスの形成には10〜15分の時間が必要なのに対して、細胞の活性化が、わずか1〜2分で開始されるという事との間に、説明のつかないギャップが存在していました。
今回の研究ではガラス平面上に人工の細胞膜を作り、その上に抗原提示細胞が発現するT細胞の認識や活性化に重要な細胞表面分子を、細胞表面の上と同様に動くことができるような状態でのせました。この人工細胞膜上にT細胞をのせ、接着面で起きる現象を感度の高いレーザー顕微鏡で観察しました。
その結果、抗原提示細胞と接触したT細胞の表面に、50−200個の分子が集まった小さな塊(ミクロクラスター)が無数に発生することを突き止めました。塊には、抗原を認識するセンサーと、センサーからの信号を細胞内に伝える分子が含まれており、これらがすぐに働いて免疫反応が始まるということです。
研究グループは「花粉症など免疫の過剰な働きを抑える新薬の開発につながる」と期待、米科学誌「ネイチャー・イミュノロジー」電子版に6日、発表する。
アトピー性皮膚炎やスギ花粉症などのアレルギー疾患などの自己免疫疾患が大きな問題となっています。免疫系の研究はどんどんと先に進んでほしいものです。
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2005.10.29
SankeiWebより「「異種移植」に成功 世界初、ウシ腎臓をサルに」
ウシの腎臓をサルに移植する「異種移植」に、国内の研究チームが世界で初めて成功したことが27日、分かった。サルは、ほかの動物の臓器を移植すると、激しい拒絶反応が出て、臓器が機能せず、壊死(えし)してしまう。今回の研究では、移植した腎臓が機能したことが確認された。人でも激しい拒絶反応は起こり、人の異種移植への応用が期待される。
臓器移植の最大の問題は,移植に必要な臓器の不足です。異種移植とは人やサル、ウシなど違う種の動物の細胞や臓器を、ほかの種の体内へ移植することで、1992年には米国で、ヒヒの肝臓を人に移植し、患者は2ヶ月間生存したという例があります。
異種移植の最大の問題点は拒絶反応にあります。ヒトおよびサル以外の動物は「アルファガラクトース(αGal)」と呼ばれる異種抗原を持っています。一方、ヒトとサルはこの抗原に反応する抗体を持っているため、それらの動物の臓器をヒトやサルに移植すると旧姓拒絶反応が起きてしまいます。
今回、獨協医大の研究チームはαGalをつくり出す酵素の遺伝子を欠いたウシをつくり出しました。このウシは発育後間もなく死亡しましたが、死後に腎臓を摘出。カニクイザルに移植する手術を実施しました。
その結果、通常起こるはずの急性拒絶反応はおきず、尿もでたため腎臓が移植手術後も機能していることが明らかになりました。
ただ残念なことに、このサルも翌日死亡してしまいました。これは腎臓を摘出後、搬送に丸一日以上かかったため腎臓が痛んでいたのはないかと研究チームはみています。
沢田助教授は「今後はサルに移植する実験を繰り返し、どのような副作用が起きるかも検証していく必要がある。人への応用に向け、研究を進めていきたいが、早くても5年以上はかかるだろう」と話している。
もし異種間の臓器移植が行われるようになればずいぶん多くの人が助かることでしょう。
ただ、異種間の移植には未知の感染症が広がる可能性が指摘されています。この問題がクリアになるには長い時間が必要ではないでしょうか。
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Yahoo!NEWSより「水でうがい、風邪4割減 薬効果確認できず」(共同通信)
水でうがいすると、しない場合に比べ風邪になるのを4割近く抑える効果があるとの調査結果を京都大の川村孝教授(内科学)と里村一成助教授(公衆衛生学)らがまとめ、28日発表した。
うがいの効果を無作為で選んだ集団の比較で調べたのは世界で初めてということです。
調査では18歳から65歳の男女384人を、1日3回以上水でうがいするグループ、同様にヨード液でうがいするグループ、うがいをしないグループの3つに無作為で分け、冬(2003年12月から2004年3月)に風邪をひいたかどうかを調べました。
その結果、1ヶ月の発症率はうがいをしない人の26%に対し、水うがいは17%と低くなりました。年齢構成などを考慮して補正すると発症率は水でうがいをした人の方がしない人に比べて約4割低くかったとのことです。
一方、ヨード液でうがいをした人の発症率は24%で、うがいをしなかった人との差が認められませんでした。
水道水に含まれる微量の塩素の殺菌効果や、口をすすぎ病原体を吐き出した可能性が考えられるという。
うがい薬によるうがいが予防効果がないとは驚きです。風邪をひいた後の消毒効果はあるのかもしれませんが。
でも1日3回のうがいはちょっと面倒くさい(笑)
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2005.10.22
YomiuriONLINEより「「抗菌」せっけん、効果は「普通」…米FDA」
米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は20日、「抗菌」をうたうせっけんや洗浄剤などの商品に、普通のせっけんを上回る感染症予防効果はないとする見解をまとめた。

抗菌性の石鹸や食器洗剤は多くの種類が発売されています。しかし、FDAの諮問委員会のメンバーは投票により賛成11、反対1で抗菌石鹸や洗剤が通常の石鹸にくらべても何らメリットを認められないと結論づけました。
細菌などが起こす感染症は、通常のせっけんと水による手洗いでかなり予防できるが、抗菌商品にそれを凌駕(りょうが)する特別な効果があるとは確認できなかったということです。
FDAの諮問委員会は石鹸業界に対し、抗菌石鹸が有効であるというデータを提出するように求めましたが、有効性の認められるデータが提出されなかったということで、引き続きデータの提出を求めていく考えを示しています。
また、細菌の活動を抑える目的で抗菌商品に含まれる「トリクロサン」などの化学物質について、「耐性を持つ細菌を生み出す恐れがある」と警告、安易な利用を戒めている。抗菌商品は日本でも人気があり、トリクロサンも「殺菌成分」として多くの商品に含まれている。
日本で売られている薬用石鹸などもトリクロサンを含んでいるものが多いですが、さて・・・。
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Exciteニュースより「早めの退職、長生きにつながらず=米研究者チーム」
早めの退職と長生きの間には相関関係がないとする調査研究を、米国の研究者チームがブリティッシュ・メディカル・ジャーナル誌のオンライン版で発表した。
早めにリタイアして、悠々自適の生活を送る方が長生きするという印象がありますが、それとは逆の研究結果です。
研究チームはシェル石油の元従業員たち3500人を最高26年間に渡って追跡しました。
その結果、55才で引退した人は平均して72才まで生きました。しかし、60才で引退した人は平均76才、65才で引退した人は平均80才まで生きたとのことです。
55才で引退した人と65才で引退した人の間には経済的な格差がありますが、それを考慮しても55才で引退した人の方が早死にする傾向は明らかだったようです。
同研究者チームの1人であるシャン・ツァイ氏は、「55歳または60歳で退職したグループが長生きする確率は、65歳で退職したグループと比べて決して良くはなかった。むしろ、退職時の年齢が上がるほど死亡率は低くなるという結果が出ており、それは高所得層でも低所得層でも同じだった」と指摘した。
早めに引退できるものならしたいんですが、こういう結果を見ればどっちがいいんでしょうか(笑)
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2005.09.30
日経Healthより「帝王切開で生まれた赤ちゃんは早く虫歯になる」
誕生後の赤ちゃんにいつ虫歯をつくるミュータンス菌が増えるかを調べると、自然分娩で生まれた赤ちゃんよりも、帝王切開で生まれた赤ちゃんの方が早い時期にに増えることがわかった。

人の口の中にはミュータンス菌などの虫歯の原因となる菌がいます。このミュータンス菌は口の中に付着した砂糖を食べて不溶性のグルカンという物質に変えます。このグルカンがいわゆるプラーク(歯垢)といわれるものです。プラークの中で糖分やでんぶんが分解されると酸が発生し、歯の表面を溶かします。これが虫歯です。
ところが生まれたばかりの赤ちゃんの口にはミュータンス菌は存在しません。ミュータンス菌は乳歯が生える頃に、離乳食を与える際などに周囲の大人の唾液を通して感染します。
ニューヨーク大の研究者らは156人の赤ちゃんを4年間に渡って追跡しました。
その結果、自然分娩ではミュータンス菌の出現は29ヶ月後が平均でしたが、帝王切開で生まれた赤ちゃんの場合、生後17ヶ月頃に出現することがわかりました。
米国での研究で、「歯科研究ジャーナル」(Journal of Dental Research )に報告された。
さてこれはどうしてでしょう。
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2005.09.15
毎日新聞より「喫煙者:お肌、5歳老化 ビタミンC破壊で?メラニン増加 ポーラが女性30万人調査」
たばこを吸う女性は吸わない女性に比べ、5歳以上も肌が“老化”している−−ポーラ化粧品本舗(東京都品川区)が、20〜70代の約30万人の女性の肌状態と喫煙の関係を調べ、こんな結果が出た。喫煙が肌に及ぼす影響をこれほど大規模に調べた例は、世界でも少ない。喫煙は美肌を目指す人にとって、やはり大敵のようだ。

この調査は去年6月から今年5月にかけて、日本全国の訪問販売先や店頭などで行われました。喫煙状況を尋ねると同時に、皮膚表面の角質層を採取。
肌年齢は細胞中のメラニンの量によくあらわれます。メラニン量は加齢とともに増えますが、状態がよい肌はメラニンの量が少なく、分布も均一になっています。一方、状態の悪い肌はメラニン量が多く、細胞によるばらつきも大きくなります。
ポーラ社は採取した細胞中のメラニンを染色して300倍に拡大し、含有量を3段階で数値化。この結果を、喫煙者と非喫煙者に分けて年齢別に集計したところ、年齢別の平均メラニン量は、吸い始めて間もない20歳では大差ないのですが、以後は全年齢で喫煙者の方が1−2割程度多く、ほぼ5歳上の非喫煙者のメラニン量に相当していたとの結果になりました。
さらに、紫外線によく当たる生活をしている場合、紫外線によく当たりタバコも吸う人と、あまり当たらずタバコを吸わない人では肌年齢の差は10歳以上に広がったとのこと。
原因について同社は「メラニンの生成や着色を抑えるビタミンCが、喫煙によって破壊されるためと考えられる」と分析。「肌の潤いを示す保水力も喫煙者の方が少なかった。一般に『喫煙は肌に悪い』と言われてきたことを、データで立証できたのではないか。肌の衰えが気になる喫煙者は、まずはたばこを控えた方が良い」と話している。
この調査で最もタバコを吸っていたのは20代の女性だったとのことですが、将来が・・・。
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2005.09.11
毎日新聞より「SARS:コウモリが起源? 香港大研究チームが解明」
新型肺炎(SARS)の原因となる「SARSコロナウイルス」と非常に近縁なコロナウイルスを、中国に生息する野生のコウモリが保有していることを香港大の研究チームが10日までに突き止めた。

SARSはこれまでハクビシンが感染源ではないかとされてきましたが、新たな感染ルートの可能性が指摘されました。
香港大の研究チームは、広東省の市場にいたハクビシンからはSARSコロナウイルスが高い割合で検出されたのに対し、飼育場では検出率が低いことなどに疑問を持ち、ハクビシンと接触する可能性があるネズミやコウモリなど、香港郊外に生息する野生動物を多数捕獲して調べました。
その結果、野生のキクガシラコウモリの40%から、SARSウイルスに非常によく似たコロナウイルスを検出したとのこと。
このウイルスの遺伝子を調べたところ、ヒトが感染するSARSウイルスと非常に近い関係にあることもわかりました。
これをふまえてチームはハクビシンは発生源ではなく、単にウイルスを媒介していただけだと指摘。
コウモリがどのように感染したか、コウモリからハクビシンに広がったのかどうかについては断定できないとしたが、中国ではコウモリのふんが漢方薬になったり、肉が珍味として食用になることから、チームは「注意すべきだ」と呼び掛けている。
なんでも食べるのも考えものかも・・・。
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2005.07.29
Yahoo!NEWSより「熊野古道でストレス解消 歩く前後でホルモン量変化」(共同通信)
「語り部」とともに熊野古道を歩くとストレスが解消される―。世界遺産をめぐるこんな調査結果を、和歌山県や和歌山健康センターなどが28日までにまとめた。

2004年に紀伊山地の霊場と参詣道は世界遺産として登録されました。その一つである熊野古道は伊勢や吉野、高野山から熊野三山に参るための路です。古くから「蟻の熊野詣」といわれるほどに多くの人々が通ってきました。
標高があまり高くなく、森林があり、起伏もおだやかで道には高いクッション性があるなど、ウォーキングのコースとして適した道です。この道を地元の語り部とともに歴史について語り自然をながめながら歩くことが脳の前頭連合野の活性につながるのではという予測からこの研究は行われました。
研究では昨年11月から今年2月にかけ、20―70代の男女延べ約120人が、案内人の語り部とともに3.4―7.1キロのコースを歩き実験。歩く前後での生理的状態や精神的な状態などを測定しました。
その結果。ストレスの指標となる唾液中のホルモン、コルチゾールは歩いた後は約7割に減少しました。一方、和歌山市内を8キロ歩いた前後では変化はなかったとのこと。また、唾液中の免疫グロブリンAを調べると、和歌山市から参加、熊野古道に移動した人は1.7倍になり、熊野古道を歩いた後も1.3倍を維持、免疫力が強まっていたという結果に。
県は、語り部と話しながら歩いたことが“癒やし”効果を高めたと分析。語り部に、健康への知識を習得してもらうよう研修を始めた。
一度行ってみたいと思いつつ、まだ機会がありません。一度ゆっくり歩いて見たいとは思ってますが。
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2005.07.27
YomiuriONLINEより「パーキンソン病に道か、ドーパミン作る神経細胞を確認」
脳の一部が変性し、そこで作られる神経伝達物質のドーパミンが減ることで起こるパーキンソン病の患者に、一方でドーパミンを作る特異な若い神経細胞が存在していることを、順天堂大医学部脳神経内科の望月秀樹講師らが突き止めた。
パーキンソン病は中脳の黒質といわれる部分の神経細胞が変性することで発症します。特定疾患(いわゆる難病)に認定されており、ふるえや歩行障害を特徴とします。
中脳の黒質といわれる部分の神経細胞が変性することが原因で、この神経細胞に含まれるドーパミンという化学物質が不足するためにこのような症状が生じます。しかしなぜ黒質の神経細胞だけが変性するのかは分かっていません。
この研究ではパーキンソン病の患者や同じ症状を示すマウスの黒質には、神経細胞のもととなる幹細胞がないことを確認。その代わりに、黒質の一部に神経細胞になる一歩手前の若い細胞が存在し、この細胞から少量のドーパミンが作られていることをつきとめました。
望月講師は、「若い神経細胞がなぜ患者でだけ増えるのかよく分からないが、ドーパミンを生産できる細胞を特別に増やすことができれば、病気治療につながる可能性がある」と話している。
またしても難病パーキンソンに弱いけれども光が差し込みました。
<参考>「パーキンソン病の治療薬でギャンブル中毒に」・「ES細胞でパーキンソン治療」・「脳神経の再生に成功−脳梗塞からの復帰に光 その先は・・・」
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2005.07.16
Yahoo!NEWSより「老化に活性酸素関与せず 日米チーム、従来の説否定」(共同通信)
老化の有力な原因の一つとされてきた「活性酸素」が、実は老化に関与していなかったとの研究結果を、東大食品工学研究室の染谷慎一(そめや・しんいち)特任教員らと米ウィスコンシン大、フロリダ大のチームがまとめた。チームはさらに、細胞内小器官「ミトコンドリア」にあるDNAの損傷蓄積が老化の一因となるメカニズムを解明。15日付の米科学誌サイエンスに発表した。
生きていくのに欠かせない酸素。ところがこの酸素はちょっとしたきっかけで「活性酸素」に変化します。活性酸素は仏遺伝子をもった不安定な物質です。スーパーオキシドや一重項酸素、過酸化水素、ヒドロキシラジカルなどが活性酸素といわれていますが、これらは体内の細胞を酸化させ、正常な働きを失わせます。
老化もこの活性酸素が原因ではないかと考えられてきました。老化のメカニズムははっきりとは分かっておらず無数の理論があります。しかしその理論の多くで活性酸素が何らかの要因となって働いているとされています。
活性酸素を特に多く産生するのは「ミトコンドリア」です。呼吸によりATPをつくり出すミトコンドリアは多くの活性酸素を作り出すため活性酸素による損傷を受ける割合も大きいと考えられています。
この研究ではミトコンドリアの突然変異の蓄積が老化の中心メカニズムであり、そこに活性酸素は関係ないのではないかという結論を示しています。
研究チームはDNAの複製時のミスを修復することができないマウスを観察。これらのマウスは平均して普通のマウスの3分の1の寿命しかありませんでした。9ヶ月目には老化の兆候が見られ、DNAなどを調べたところ、ミトコンドリアDNAの変異は増加していたにもかかわらず、活性酸素による酸化性ストレスはみられなかったとのこと。
つまりミトコンドリアDNAの突然変異が老化の主原因であり活性酸素は関係ないのではないかとのことです。
活性酸素は、体を酸化させ、遺伝子や細胞膜を傷付ける有害物質とされる。従来、活性酸素がミトコンドリアを攻撃して老化を促すと考えられていた。その働きを抑える抗酸化効果をうたった健康補助食品などが市場をにぎわせている。
これだけ市場規模が大きくなった健康食品市場ですが、これが本当だとすれば・・・。
<参考>「紫外線によるDNAの修復のメカニズムを解明−皮膚ガンの予防クリームができるかも」・「寿命を延ばす遺伝子発見」・「食べるだけで疲労回復する米」
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2005.07.14
BioTodayより「パーキンソン病患者の病的賭博と治療の関係」
治療過程において、それまで賭博など全くしなかったのに急に賭博にのめりこんでしまうという病的賭博を発現するパーキンソン病患者がいます。通常診療で同定した病的賭博を呈するパーキンソン病患者11人について、病的賭博と薬剤の関係を考察した報告がArch Neurol誌に発表されています。

脳内の神経伝達物質であるドーパミンの欠乏が原因でおこるパーキンソン病は脳が出す運動の指令がうまく伝わらず、スムーズに動けなくなってしまう病気です。難病、いわゆる特定疾患に認定されていますが患者数は人口10万人につき80−100人程度で、決して珍しい病気ではありません。
治療にはドーパミンの分泌を促す薬剤が使用されます。
このパーキンソン病の治療薬によりギャンブル中毒の症状を引き起こすことがあることは数年前からいわれていました。
この研究では、パーキンソン病と診断された患者でギャンブル中毒の症状を呈している11人を詳しく調べました。そのうち4人はそれまで一切ギャンブルを行わない人でした。
その結果、これらの患者がギャンブル中毒になったのはドパミンアゴニストといわれるドーパミン分泌薬の投与開始後3ヶ月以内または用量を増量中でした。服用をやめれば症状は治まったとのこと。
また、11人中9人はD3受容体を刺激するプラミペキソールを服用していました。これまでに発表された報告でも、17人中10人(68%)がプラミペキソールを服用していました。このことから、D3受容体刺激が病的賭博に関連しているのではないかと考えられました。
今年の5月にはパーキンソン病の治療薬の影響でギャンブルをやめられなくなったとして、オンタリオの男性がファイザーなどの製薬会社2社をあいてに訴訟をおこしていますね。
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2005.07.12
米国週間健康ニュースより「キャッチャーの手に非可逆性の外傷」
メジャー、マイナーリーグを問わず、典型的なプロ野球の試合では、キャッチャーは時速145kmを超えるボールを約150球受け止める。試合前の練習を併せると、受け止めるボール数は1日300球に上る。キャッチャーの手はこのように繰り返し強打されることによって、特に人差し指に長期にわたって非可逆性の障害を引き起こすことが研究で明らかになり、医学誌「Bone & Joint Surgery」7月号に掲載された。

これまでの研究結果ではキャッチャーが最も恐れるのは手のひらの動脈に生じる凝血でした。しかし、近年の良質なグローブの発達により、キャッチャーが受けるダメージの部位が変わってきているようです。
米ウェイク・フォレスト大学医学部整形外科教授のAndrew Koman博士らはマイナーリーグの現役プロ野球選手36名(キャッチャー9名、内野手7名、外野手5名、ピッチャー15名)を対象に手の状態などを調べました。超音波による検査やアレンテストなどの検査を行い、手袋をはめた手と投げる方の手、打者と打撃をしない投手、そしてそれぞれの守備位置などにより結果を比較。
その結果、手に疼痛やしびれ、脱力感、チクチク感など何らかの症状を報告したのは全体で11名(36%)。そのうちキャッチャーに症状が認められる傾向が強く、44%がボールを受ける方の手に脱力感を感じると報告したとのこと。
同じように手の脱力感を報告したのはピッチャー7%、内野手または外野手では17%でした。
キャッチャーが受けるダメージの多くは人差し指に見られたということです。
進行すると今は何ともなくても年をとるにしたがい手の機能や神経などに影響が及ぶ可能性があります。
Koman博士は、指ではなく手掌の外傷が予測されていたため、この所見は驚きであったという。人差し指をグローブの外に出していることが損傷の原因ではないかとした上で、「この試験結果がきっかけとなり、人差し指に及ぶ影響が着目され、キャッチャーが人差し指を保護する一助となることが期待される」と述べている。
これを保護するようなミットの開発が進めばいいのですが。
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2005.07.08
Asahi.comより「ダイオキシン濃度と子宮内膜症、日常摂取なら「無関係」」
子宮内膜症と日常の生活で摂取するダイオキシンには関連が見られなかったとする研究結果が、厚生労働省の研究班から出た。この病気は若い女性の間で増えていると指摘され、危険因子の一つとしてダイオキシンなど内分泌撹乱(かくらん)化学物質が疑われてきた。
子宮内膜症は、子宮以外の卵巣や膀胱、腸などで子宮の内膜細胞が成長・増殖する病気です。おもな特徴として月経痛や不妊症があります。
現在少なくとも成人女性の10%が子宮内膜症だと推定されています。
この病気の原因はよく分かっていません。ただ1992年にアカゲザルに対するダイオキシン投与実験の結果、子宮内膜症が発生したという報告のあと、この病気とダイオキシンの関係が注目され始めました。女性の生理用品にダイオキシンが含まれると問題になったこともあります。
この研究では58人の子宮内膜症の女性とそうでない81人の女性の血液を比較。ダイオキシン類の濃度の中央値は患者で血中の脂質1gあたり19.4pg、そうでない女性はそれよりも高く21.58pgでした。
ポリ塩化ビフェニール(PCB)をあわせても、患者の方が濃度が低かったとのこと。
さらに濃度の高さごとに4つのグループに分けて、月経周期などの影響を取り除いて発症率を計算すると、統計上は差がある結果ではなかったものの濃度が高いほど低くなる傾向が見られたそうです。
同医大柏病院産婦人科の佐々木寛診療部長は「大量摂取の影響は不明で、さらに詳しく調べる必要がある」と話す。
定量的な判断が難しいダイオキシンに関する研究ですが、通常の生活を送る限りは問題ないようです。
<参考>「ダイオキシンを分解する細菌発見」
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2005.07.03
YomiuriONLINEより「HIV感染防ぐ遺伝子発見、強い免疫反応…日伊チーム」
エイズウイルス(HIV)が体に侵入した時、強い免疫反応を起こして感染を予防する遺伝子群があることを、近畿大医学部の宮沢正顯(まさあき)教授(免疫学)とイタリア・ミラノ大の研究グループが突き止め、英医学誌に発表した。
HIVに対して強い免疫を持つ人がいることは知られています。ウィルスに感染した後、数ヶ月でAIDSを発症する人がいる反面、数十年間も発症しない人もいます。
これらは遺伝子の差であるといわれています。例えば、CCL3L1という遺伝子を人より多く持つ人はHIVへの抵抗力が強いという報告もあります。
この研究では、HIVに対し強い免疫反応をすイタリア人のHIV感染抵抗者と、抵抗者と4年以上性交渉をしてきたHIV感染者のカップル計42組84人、同じ地方に住む非感染者の市民47人の遺伝子を調べ、それぞれの違いを比較しました。
その結果、HIVに対して強い抵抗力を持つ人は22番染色体にある複数の遺伝子に、特定のDNA配列を持つ人の割合が高いことが分かりました。このうち一つの遺伝子は感染抵抗者の3人に1人が持ち、感染抵抗者でない人の4.2倍に上ったとのこと。
22番目の染色体には、免疫細胞の働きを調節する複数の遺伝子がある。宮沢教授は「HIVが体に侵入しようとした時にいち早く反応して細胞への侵入をストップするか、感染した細胞を早い時期にたたく遺伝子があるため、感染しないと考えられる」と話す。
エイズ治療薬の開発につながるといいですが。
<参考>「新型のHIV?−潜伏期間短く、薬剤耐性をもつウィルスの可能性」
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2005.07.02
Asahi.comより「歯周病菌が血管の病気の原因に バージャー病と関連」
手や足の血管が詰まる難病、バージャー病が歯周病菌と関連していることを東京医科歯科大の岩井武尚教授(血管外科)や石川烈教授(歯周病学)らが突き止めた。予防や悪化防止にもつながる成果という。米国の血管外科専門誌の7月号に発表する。
国内に1万人の患者がいるとされるバージャー病(またはビュルガー病)は手足の末梢血管に閉塞をきたす病気です。その結果、手足がしびれたり血行不良を起こし、最悪のケースでは手足の切断手術を行わなくてはいけません。
喫煙歴のある男性が患者のほとんどであるため、喫煙がなんらかの関係があるとされていますがはっきりとした原因は分かっていません。特定疾患、いわゆる難病認定をされています。
この研究ではバージャー病の男性患者14人から、血栓ができた足の動脈片と歯垢、唾液を採取し歯周病菌があるかどうかを調べました。その結果、13人で動脈片と歯垢、唾液に含まれる歯周病菌のDNAが一致。健康男性ではいずれも歯周病菌は検出されませんでした。
またマウスを使った実験では歯周病菌が血管内に血のかたまりを作ることも分かりました。
これらの結果から岩井教授らは、口の歯周病菌が血管の中に入り、バージャー病の発症や悪化に関係するとみている。バージャー病は喫煙者に多く、喫煙は歯周病を悪化させる。歯周病を抑えることや禁煙が、この病気の予防や悪化防止につながるという。
なんだか歯周病菌は万病のもとのように思われてきましたね。
<参考>「歯周病がアルツハイマーの原因になる」・「口臭の成分に発ガン性」・「歯周病が早産をまねく」
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2005.06.24
Yahoo!NEWSより「大豆は妊娠妨げる?=精子を衰弱させる働き−英専門家」(時事通信)
妊娠を計画している女性は、大豆製品を食べるのを控えるべきだ−。22日付の英紙ガーディアンなどは、英専門家がこのほど、デンマークで開かれた出生に関する学会でこのような研究結果を発表したと報じた。大豆に多く含まれるゲニスティンという物質に、妊娠を妨げる働きがあるという。

発表したのはロンドン大キングズ・カレッジのリン・フレーザー教授。大豆に含まれるゲニステインという物質が問題だとのこと。
ゲニステインは大豆に多く含まれる植物性エストロゲンです。以前から妊娠に対して何らかの悪影響を及ぼすのではないかともいわれていました。妊娠中に多量に摂取すると、胎児の性器形成に影響を与えるという報告もあります。
この研究ではあらかじめ採取したヒトの精子とゲニステインの化合物を使って実験を行いました。精子をゲニステインと接触させたとたんに急激な化学反応をおこしました。マウスで行った実験では非常に高濃度のゲニステインを必要としましたが、ヒトでははるかに低濃度で反応が起こりました。
女性の子宮にゲニステインが含まれていた場合、受精が阻害される可能も十分にあります。
このことから同教授は、ゲニスティンには卵子に到達しようとする精子の衰弱を早める作用があると結論付けた。
しかし、大豆製品を多くとっているはずの日本人で特に他国よりも出生に影響があるという話は聞きませんし、どうなんでしょうか。もしかして日本の少子化は大豆のせい(笑)
一方、大豆のゲニステインは循環器病やある種のがん、骨密度の低下改善などに効用があるともいわれています。さて・・・。
<参考>「卵巣を腕に移植−不妊治療」
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2005.06.23
BioTodayより「歯周病はアルツハイマー病のもと」
一方がアルツハイマー病またはその他の痴呆疾患を発現し、もう一方は痴呆を発現していない双子109組を対象にした調査で、痴呆疾患を発現した双子の片割れは発現しなかった片割れに比べて中年までに歯周病を患った割合が4倍高いという結果となりました。
成人の80%以上が罹患するといわれている歯周病がアルツハイマーのリスクを高めるという研究結果が発表されました。
研究チームは双子のうちの1人がアルツハイマー病になった双子を調査。その結果、中年までに歯周病を患った場合、患わなかった場合に比べアルツハイマー発病のリスクは4倍になりました。
アルツハイマーには遺伝的影響もあるといわれていますが、それ以外の環境要因も大きいようです。また、歯周病はアルツハイマー以外の病気のリスクも増やす可能性も指摘されています。
歯周病は歯垢(プラーク)の中の細菌が歯周組織に炎症を起こす病気です。炎症のために歯の根の周囲の骨が吸収され、進行すると歯が抜け落ちることになります。
University of Southern CaliforniaのMargaret Gatz等がAlzheimer's Association International Conference on Prevention of Dementiaで発表した研究成果です。
なぜこのような結果になるかはまだ分かっていません。歯が弱くなり噛むことが少なくなることは原因になるのでしょうか。
<参考>「カレーでアルツハイマー予防」・「お茶でアルツハイマー予防−カレーのおともはお茶です」・「リンゴがアルツハイマーを防ぐ−丸かじりして下さい」・「老年性アルツハイマーの原因遺伝子変異がわかった」
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2005.06.16
UKTodayより「「肥満」と「喫煙」は10年老化を早める!」
喫煙が老化を促進させることはよく知られているが、肥満で中年の喫煙者は同年齢の肥満ではない非喫煙者に比べて、生物学的な老化が10年も早まっているという研究結果が報告された。

英セント・トーマス病院の研究チームが18−76歳の女性1,122人を対象に調査を実施。喫煙や肥満とDNAの関係を調べました。
染色体の末端にはテロメアといわれる遺伝子領域があります。このテロメアは細胞分裂を繰り返すと短くなり、テロメアが短くなると細胞分裂は停止します。老化した動物ではテロメアが短くなることが報告されており、このテロメアの長さが老化の原因ではないかとの説があります。
今回の調査ではこのテロメアの長さを調べました。すると喫煙者では平均4.6年分、肥満の人は平均9年分だけこのテロメアが短くなっていたとのこと。
研究を主導したティム・スペクター教授は、肥満や喫煙が体内のストレスを増進させ、その蓄積によりテロメアが短くなっているのではと考えています。
今回の研究により、肥満と喫煙が蝕むのは体の一部ではなく、その人すべてであることが強調され、この傾向は女性だけでなく男性にも共通するものと警告されているという。
テロメアと寿命との関係はまだ明らかになったわけではありませんが、肥満や喫煙がテロメアを短くしているのは事実のようです。
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YomiuriONLINEより「腹腔鏡手術、半数が不合格…一線の医師対象に初テスト」
がんの手術などで、患者の体への負担が少ない腹腔(ふっくう)鏡手術の経験を積んだ医師を対象に、日本内視鏡外科学会が初めて行った技術認定審査で、消化器・一般外科領域の全体の合格率が53%にとどまり、約半数が不合格になったことが14日わかった。
腹腔鏡はいわゆる内視鏡の一種で、開腹せずに腹腔鏡で腹腔内の様子をスクリーンに映し出し、この画面を見ながら特殊な器具を使って手術を行います。
近年は手術法も進歩して、胆嚢切除や早期胃がん、早期大腸がんなどの手術にも用いられています。開腹せずに直径1cm程度の穴を開けるだけですむため傷の治りは早い反面、手術そのものの難易度は高くなります。
今回の技術認定審査の受験者は日本外科学会など他学会の専門医資格をもつ第一線の医師。胆嚢摘出で50件以上、大腸や胃などの切除で20件以上の腹腔鏡手術を経験した医師が対象でした。大腸、胃、胆道など臓器別8部門に計422人が申請。
審査は、同学会の審査委員会が行い、手術の記録ビデオをそれぞれ2人の審査員が見て、カメラや切除器具の使い方、助手との連携などを総合評価。
その結果、合格率は基本技術とされる胆道(胆嚢摘出など)が66%、胃は49%、大腸は40%、食道は36%にとどまりました。
申請者はいずれも病院では、指導的な立場で手術を担う専門医。それでも合格率が低かったことについて、審査を担当した医師は「第三者の評価を受けてこなかったため、自己流のやり方に疑問を持たずに手術を続けてきたのだと思う。切除や縫合の基本ができていないケースもあった」と指摘する。
合格できなかった人はショックだったでしょうが、まな板の上の鯉となっている患者側にはもっとショックな結果です。これはぜひとも医療関係者からのコメントがほしいところです。
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2005.06.15
Yahoo!NEWSより「麦茶で血液サラサラ 香り成分に効果確認 カゴメ総研」(中日新聞)
「香ばしい麦茶を飲んで、血流を改善」−。カゴメ総合研究所(栃木県那須塩原市)は、麦茶の香ばしいにおいの成分「アルキルピラジン類」に、人の血液の流動性を向上させる効果を確認した。日本人の死因上位を占める心疾患や脳血管疾患などの原因となる血栓の形成を抑えると推測され、カゴメは「麦茶の継続飲用で、血液がサラサラになることも期待される」(広報部)としている。

麦茶を飲むことで血液がサラサラになることや、「アルキルビラジン類」を血液に添加すると流動性が向上することは試験管内の実験によってこれまでに分かっていました。
今回の実験ではヒトに対する効果について実験し評価しました。
まず被験者6人がペットボトル入り麦茶(当然「六条麦茶」ですが(笑))を飲み飲用前と飲用後の血液の流動性を測定。その結果、飲用して30分、60分後では明らかに流動性が向上、90分後でも流動性向上の傾向が見られたとのこと。
つまり飲んで90分は血液の流動性が良くなるということのようです。逆に言えば90分しか持たないの?ということにもなりますが(笑)
また麦茶に含まれる香ばしさの成分「アルキルビラジン類」が血液の流動性を高める成分であると考えられるため、アルキルビラジン類を多く含む麦茶(当然「六条麦茶」ですが(笑))と低濃度でしか含まない麦茶で血液流動性への影響を比較。明らかにアルキルビラジンを多く含む麦茶で血液の流動性がよくなったということです。
こうした麦茶の効能は、長時間飛行機に乗った場合に血行障害や血栓が生じる「エコノミー症候群」予防への応用も考えられ、カゴメは「機内の飲料などにも利用してもらえれば」(カゴメ総研)と提案している。
機内で飲むというのはいいアイデアかもしれませんね。
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2005.06.12
YomiuriONLINEより「免疫抑制剤なしの腎臓移植、サルで成功…順大」
臓器移植で起きる拒絶反応を、免疫抑制剤を使わずに3年以上抑えることに、順天堂大医学部の奥村康教授(免疫学)らのグループが、サルの実験で成功した。
臓器移植を行うと、免疫システムが移植臓器を異物と見なして攻撃する拒絶反応がおきることがあります。拒絶反応を防ぐには免疫抑制剤を服用する必要がありますが、これは体の免疫力を抑える薬ですので抵抗力が下がって感染症などにかかりやすくなります。
この研究ではサルの臓器移植を行う際に、提供側と移植される側の双方のサルからリンパ球を採取。これに特殊なタンパク質を混ぜて13日間反応させ、双方のリンパ球を移植されるサルに戻しました。
臓器移植を行った6頭のサルはリンパ球を戻してからは免疫抑制剤が不要になり、拒絶反応で死んだのは6頭中1頭だけ。残りの5頭には拒絶反応は見られなかったとのことです。そのうち2頭は移植後3年以上も生存し、移植した腎臓も正常に働いています。
奥村教授は「自分の免疫が自分自身を攻撃するリウマチなどの難治性疾患にも応用可能だ」と話している。
むしろリウマチなどへの応用の方が早そうな気がします。
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2005.06.11
Yahoo!NEWSより「「食後の運動」に注意!=アレルギー反応で死亡例も−子供中心、1万人に1人」(時事通信)
特定の食物を摂取した後に運動してアレルギー反応が起きる症状が子供を中心に報告されている。小中高生では1万人に1人の割合で起こり、中には死に至った例もある。しかし、医師や養護教諭らの間でも知られておらず、専門医はこの症状の正確な認識と対策を呼び掛けている。
「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」は特定の食物を食べてすぐに運動することで呼吸困難などのアナフィラキシーショックを起こしてしまう症状です。時には気管支攣縮による呼吸困難や血圧低下、意識消失などで生命の危険を伴うこともあります。
原因となる食物にはコムギ、イカ、エビ、カニ、貝類などが報告されています。一部には果物で症状を呈した例もあるようです。
ランニングやテニス、サッカーなど比較的激しい運動で起こることがほとんどですが、軽いランニングや散歩などでも引き起こされることがあります。主に10代の男性に多いとのこと。
「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」と呼ばれ、発症の仕組みは完全には分かっていないが、運動によって小腸などの消化管が刺激され、アレルギー原因物質の吸収量が増加し、症状が起きるとされる。
既往症のある場合は気をつけないと。
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2005.06.08
Asahi.comより「MRSA菌、PC表面で5日〜8週間生息」
院内感染の原因として米国でも深刻視されているメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が、パソコンやシーツの表面で5日〜8週間も生き延びられることが分かった。米国の民間衛生管理会社が6日、米微生物学会で発表した。

MRSAとはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(Methicillin-Resistannt Staphylococcus aureus)のことです。
黄色ブドウ球菌自体は弱毒性の非常にありふれた菌で、私たちの髪の毛や皮膚などによく付着しています。MRSAはこの黄色ブドウ球菌の仲間ですが、抗生物質を効きにくくする薬剤耐性の性質をもっています。そのため治療は主に患者の抵抗力が頼りとなりますが、無菌室が必要になるくらい抵抗力が低下した場合や大手術の後などでは抵抗力が弱っているため重症化するおそれがあります。
Ecolab社の研究チームはシーツや枕カバー、キーボードカバー、人口爪の表面などにMRSAを塗布して経過を観察しました。
その結果、アクリルの人口爪の表面では8週間、PCのキーボードカバーでは6週間、シーツでは5日間にわたり菌が検出され続けました。
汚染されたパソコンや人工つめを使う医療関係者を介して、入院患者に菌が運ばれる恐れもある。同社は「MRSAは様々な品物の表面で生き、人から人に広がる。医療関係者の手洗いと病院内の衛生管理を怠ってはならない」と呼びかけた。
実はうちの息子も新生児ICUでMRSAに感染しました。何事もなく無事退院できましたが、あのような厳重な管理の元でも感染するんですね。
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2005.06.05
Yahoo!NEWSより「「大きな尻」は長生き?=太めの女性に朗報−デンマーク研究所」(時事通信)
お尻が大きな女性は、スリムな女性より長生き−。デンマークの予防医学研究所はこのほど、このような研究結果を発表した。
これはデンマークの予防医学研究所が1987年から88年にかけて、35歳から65歳までの男女約3000人を調査した結果です。
まず、3,000人の男女の身長、体重などの体型を測定。このうち10年以内に心臓病を煩った人と、2001年までに死亡した人の数を調査しました。
その結果、男性ではお尻の大きさと心臓病の関連は見られませんでしたが、女性では最もお尻の大きいグループの死亡率は、最も小さいグループの10分の1だった他、心臓に関わる病気になる確率が大幅に低かったとのことです。
お尻の脂肪は腹部の脂肪とは意味合いが異なるようです。腹部の脂肪は健康に悪い影響があることはよく知られているとおりです。腹部の脂肪細胞はインシュリン系に悪影響をもたらす物質を大量に生産します。その結果、糖尿病や心臓病のリスクは増します。
しかし、お尻の脂肪には有益な自然の坑炎症作用があり、動脈などをいたわる作用があるようです。
尻の脂肪に心臓病を予防する物質が含まれているためで、ヒップ101センチ以上の場合に効果が出るという。
ひゃくいっcmですか・・・。いくら健康にいいとはいえ100cmをこえている女性はそう多くはないのでは。
<参考>「やせすぎの女性は死亡率が高い」・「英国人女性のウエストの平均は86cm−ドラム缶に近づいているとのこと」
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2005.06.01
ちょっとショッキングな話題です。
Asahi.comより「日本の1〜4歳児の死亡率 先進国の3割増で「最悪」」
長寿命を誇る日本だが、1〜4歳児の死亡率は先進国の平均より3割高く、実質的に「最悪」なことが厚生労働省の研究班の調査でわかった。
日本の幼児死亡率が高いことは時々話題に上っていたことではありますが、それは新生児医療などが発達して、重篤な症状の新生児が救命されるがその後、死亡するのが原因なのかなと思っていました。しかし、それだけではすまないようです。
この研究は先進13ヶ国(米、英、独、仏、伊、スペイン、カナダ、オーストリア、オランダ、スイス、ベルギー、スウェーデン、オーストラリア)と日本における99年のWHOの統計資料を調査した結果です。
5−14歳の死亡率は平均を100とすると日本は88.1と低くなっています。また0歳児の死亡率は67.0と14ヶ国中2番目の低さです。
ところが1−4歳児の死亡率は129.5でアメリカについで2番目に高くなっています。アメリカの場合他殺の死亡率が著しく高く、それを除いた疾患による死亡率は日本が14ヶ国中最悪になります。
先天異常など出生時の救命率の高さを考慮しても突出した数字です。最も低いスウェーデンと比べると2倍以上の死亡率です。
死因を死亡率の高い順にみると、1.不慮の事故、2.先天奇形など、3.悪性新生物、4.肺炎、5.心疾患、6.インフルエンザという順になりますが、このうち先天奇形、インフルエンザ、心疾患、肺炎などの死亡率が平均と比べて高くなっています。
原因ははっきりしないが、主任研究者の田中哲郎・国立保健医療科学院生涯保健部長は「小児救急体制が十分に機能していないのかもしれない。医師の教育研修なども含め、幼児を救う医療を強化する必要がある」と指摘する。
やはり小児科医の不足などが影響しているのでしょうか。
<追記>NATROMさんから貴重でホッとするご意見をいただきました。ありがとうございました。コメント欄を参照して下さい。
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2005.05.28
Yahoo!NEWSより「夫の喫煙でも妊娠率半減 カナダの研究者が発表」(共同通信)
体外で受精させた卵子を胎内に戻した妻が妊娠する確率は、妻本人や夫がたばこを吸っていると、夫婦そろって非喫煙者の場合の約半分に減ってしまう−−。こんな調査結果をカナダ・マクマスター大の研究者が、26日発行の欧州の医学誌「ヒューマン・リプロダクション」に発表した。

妊娠率といっても体外受精の話ではありますが。妊婦が喫煙することで妊娠率が下がることはすでにいくつかの研究で報告されています。しかしこの研究では受動喫煙でも妊娠率が低下することが示されました。
研究チームは不妊治療を受けている225人の女性を観察。この女性たちを喫煙者、非喫煙者、同居人が喫煙者であるものの3つのグループに分けました。
この3つのグループで胚の質については違いがありませんでしたが、妊娠の成功率では非喫煙者が40%であったのに対し、喫煙者は19%、受動喫煙者は20%と大きな違いが現れました。
体外受精による妊娠ではなく、自然の妊娠でも同じ結果なのかどうかを含めさらに確認が必要だが、研究者は「妊娠したいなら、たばこのない環境での生活が賢明」と話している。
喫煙者団体はこの結果に対しておかしいのではと言っているようですが(笑)
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2005.05.27
ただいま我が家は、父親と母親が別々の病院に入院しているという危機的状況です(笑)
YomiuriONLINEより「手術中の大量出血、45%外科医に問題…麻酔学会調査」
手術中に起きた生命を脅かすような大量出血の半数近くについて、手術室で患者の全身管理を担当する麻酔科医が「外科医の判断・技術の問題で起きた」と見ていることが、日本麻酔科学会が実施した全国調査でわかった。
ちょっと不安になる調査結果です。
この調査は2003年暮れから2004年初めにかけて、設備やスタッフが充実していて安全な麻酔措置ができると麻酔科学会が認定した782病院の麻酔科医に対して行われたアンケートの結果です。一時心停止するなど、手術による危機的な大量出血の事例と原因について尋ねました。
その結果、03年の1年間で発生した大量出血は541件。このうち病巣の組織が癒着するなど大量出血がおきやすい状態でおきたものが45%。外科医の判断や技術の問題で起きたとされたものが45%となりました。
541件のうち31%の166人は手術中か、手術直後に出血が原因で死亡しています。
今回の結果をまとめた同学会調査専門部会長の入田和男・九州大助教授は、「致死的な大量出血に遭遇するケースはそう多くない。それだけに、適切な処置がなされない危険が常にある。原因をさらに分析し、対策を早急に検討する必要がある」と話している。
手術台にのれば患者は「まな板の上の鯉」。いくら担当医を信頼していても不安になる結果です。
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2005.05.19
僕は脚を組むのが癖のようなので気になります。
日経Healthより「脚の静脈瘤と足を組む癖に関係はなし」
中年過ぎから、脚とくにふくらはぎの静脈が膨れで、青く浮き出るようになることを静脈瘤あるいは静脈怒張などという。米国では、脚を組むのが原因の一つと考えられ、「女性は脚を組まないように」とキャンペーンが展開されたこともある。
脚の血管(静脈)が太く浮き出ているものを下肢静脈瘤といいます。静脈瘤ができると脚がむくんだり、だるくなったりするなどの症状もでます。足の筋肉がつるいわゆる「こむら返り」も起こりやすくなるようです。
これは皮膚の近くを通る静脈の弁が壊れ血液の逆流が起きるのが原因ですが、立ち仕事が多かったり、同じ姿勢ですわっていると起こりやすくなるといわれています。足を組むことも原因の一つといわれてきましたが、どうやら関係なかったようです。
米国で行われた研究では、本当に脚を組むことが静脈瘤を引き起こすのかというテストがなされました。
その検証結果がこのほどまとめられたが、結論として脚を組むのは関係がないということになった。一方、3822人の成人を対象にした研究によると、脚の静脈が腫れる一番の要因は、男では喫煙と運動不足、女性では、やはり運動不足と高血圧それ に肥満が原因であるとわかった。
喫煙と運動不足は少し耳がいたいかも。
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2005.05.18
BioTodayより「女性の方が酒で脳が縮みやすい」
アルコール依存の女性42人、アルコール依存ではない女性34人、アルコール依存の男性 34人、アルコール依存ではない男性48人のアルコール飲酒歴と脳萎縮の相関を調べたところ、大量に飲む女性は同じぐらい大量に飲む男性に比べて脳萎縮の進行が早いという結果となりました。
アルコールによる各種疾患での男女の差に関する研究はいろいろとなされています。肝疾患などは女性の方がかかりやすいという報告もあります。
ドイツのハイデルベルク大学のチームの研究によると、アルコール性脳障害も女性の方が起こりやすいという結果になりました。
この研究では女性76人(うちアルコール依存症が42人)、年齢の似通った男性82人(うちアルコール依存症が34人)の脳をCTでスキャンしました。CTは6週間の間をおいて2回行われ、その間アルコール依存症の患者は禁酒プログラムに参加しました。
CTの結果を調べたところ、アルコール依存症の患者では男女を問わず脳の萎縮が見られ、その萎縮率はほぼ同じくらいでしたが、女性の患者の方が平均的にアルコール依存の期間は短かったとのこと。
この結果から、女性の方がアルコールによる脳萎縮の影響をうけやすいと考えられました。
世界中で女性のアルコール中毒患者の増加が問題になっています。これから同様の報告が多くなるかもしれません。
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YomiuriONLINEより「恋人には言えない…働く女性の3人に1人は水虫?」
働く若い女性の3人に1人は水虫か水虫と思われる状態になったことが、製薬会社のアンケートで明らかになった。水虫は、男性だけでなく女性にとっても悩ましい存在のようだ。
調査を行ったのはヤンセンファーマという製薬会社。昨年の12月に首都圏在住の20−30歳代の職業を持った独身女性519人を対象に調査を行いました。
その結果、「水虫と病院で診断されたことがある」人が11.2%。「多分水虫だったと思う」人が25.4%と3人に1人が水虫経験者でした。
杉浦丹(まこと)・静岡市立清水病院皮膚科長は「OLなど一日中靴を履く女性が増えているのに伴い、患者数も増えていると思われる。水虫は見た目だけでは診断できないので、必ず皮膚科専門医に診てもらってほしい」と話している。
ただ、水虫と思っていてもただの皮膚炎だったという例も多いようですので、本当に3人に1人が水虫かどうかは断定できませんが。
男性より多いというのではなく、男性は無頓着で水虫に気づいていないだけかもしれません(笑)
<参考>ヤンセンファーマ株式会社
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2005.05.17
CNNより「トカゲの唾液成分から糖尿病治療薬 米で認可」
トカゲの唾液に含まれる成分の働きで、糖尿病患者の血中のブドウ糖値(血糖値)を調整する新薬が、このほど米食品医薬品局(FDA)の認可を受け、6月1日から米国内で販売されることになった。当面は従来の治療薬と合わせて処方される。

この新薬「Byetta」はアメリカドクトカゲの唾液に含まれるホルモンであるインクレチン・ミメティクスを合成して作られます。
アメリカドクトカゲはテキサスなどに生息するその名の通り毒を持つトカゲです。体長が約45cmと大きいのですが餌を食べる回数が極端に少なく、そのため食後に血糖値が急に上がらないようにこのホルモンを利用しているとのこと。
このホルモンにはインスリンの分泌を促すヒトのGLP−1ホルモンとよく似た作用があり、臨床試験では従来の治療薬と同程度の血糖値低下が確認されたそうです。従来のタイプでは服用後に血糖値が下がりすぎる恐れがありましたが、この薬は食後など血糖値が高くなったときにだけ作用するという特徴があります。
この新薬は経皮薬、いわゆる注射薬ですが従来の経口薬との併用のみ認められたようです。
米製薬会社アミリン・ファーマス―ティカルとイーライリリーが製造するが、価格は未定。両者は今後、従来タイプとの併用だけでなく単独での使用が可能かどうかなどについて、さらに研究を重ねる予定だ。
四六のガマが油汗を出しそうな話です(笑) でも効果があるようですから・・・。
<参考>Byetta.com
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Yahoo!NEWSより「神経伝達物質の一種関与 アルツハイマー病で実験」(共同通信)
アルツハイマー病の原因とされる、ベータアミロイドという物質の脳への蓄積に、神経伝達物質の一種が関与していることが、長谷川亨・佐賀女子短大教授(公衆衛生学)と米国立老化研究所のマーク・マットソン教授らの研究で分かった。
アルツハイマー病はβアミロイドという物質が脳内に蓄積、神経細胞が死滅することで発症します。
今回、研究チームはアミロイドの蓄積に関与する物質を発見しました。この物質は「ホモシステイン酸」。アミノ酸(ホモシステイン)の酸化代謝物です。ホモシステイン酸を少量混ぜた液体中で、実験用に遺伝子を胃組み換えた人の脳細胞を培養したところ、ホモシステイン酸を混ぜていないものに比べ、脳細胞中のβアミロイドの蓄積量が1.4倍になりました。
ホモシステイン酸がアミロイドの蓄積を促し細胞死を引き起こすものと考えられます。
米科学誌「ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス・リサーチ」(電子版)に16日、発表した。
現在、研究チームの米国立衛生研究所が動物実験を続けています。アミロイドばかりに着目してきたアルツハイマー治療の研究ですが、視点を変えると面白いかもしれません。
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2005.05.11
日経Healthより「タマネギ、エシャロットは強いにおいほどいい」
野菜類などでは、においが強烈であればあるほど、栄養的にも体にいいということがある。このほど、タマネギとエシャロットもそうであるとわかった。

タマネギはインドやヨーロッパにおいては古くから食されていた野菜であり、古代エジプトではピラミッドの建設に従事していた人たちがスタミナ源として食べていたという記録も残っています。
このタマネギですがその効能についても古くからいわれており、消化器系がんの予防、高脂血症や高血圧、動脈硬化の改善、糖尿病の予防・改善などの作用がいわれています。
今回、研究者たちは10種類以上のタマネギやエシャロットに含まれる抗酸化物質のフェノールとフラボノイドを調べました。抗酸化物質の量と、その野菜特有のにおいを対比してみたところ、においが強いものほど抗酸化物質が多かったとのことです。
研究したのは、米コーネル大学食品科学部の化学者、リュイ・ハイ・リウ博士(Dr.Rui Hai Liu)で、論文は雑誌「農業と食品化学」(Journal of Agriculture and Food Chemistry )に掲載された。
野菜の中でも春野菜に含まれる物質の抗酸化作用はよく知られています。野菜の季節感が薄れてきた昨今ですが、やはり色が濃くにおいのきつい旬の野菜を食べるのが健康にいいのかもしれません。
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2005.04.23
日経Healthより「運動中の水分補給が危険なことも−−米で議論」
運動中の水分補給は非常に重要だと考えられるようになってきたが、水を飲み過ぎるのは害になることがあると、米国で話題になっている。
特にマラソンに関する話題です。マラソンの最中に水を飲みすぎて体調を壊すというケースが目立っているとのこと。特に女性ランナーで多いそうです。
2002年には2人のランナーが競技後に死亡するという事故がおこりました。いずれも水を飲みすぎたために起こった低ナトリウム血症が原因だと考えられています。
激しい運動で汗をかくと、体内のナトリウム濃度が低下します。そこへさらに水を飲むと、血液中のナトリウムが薄められ脳が膨張し、頭の骨を圧迫します。その結果ひどければ死に至ることもあります。
適切な水分摂取量は個人差が大きいですが、レース後に体重が増加すると低ナトリウム血症の可能性があります。レース中に3リットル以上の水分を摂取したり、1マイルごとの水分摂取、スローペース、女性、やせ形などの条件が重なると危険なようです。
米Harvard Medical SchoolのChristopher S.D. Almond氏らが、2002年のボストン・マラソン走者766人を対象に行った調査によると、13%が低ナトリウム血症で、0.6%(3人)は深刻な低ナトリウム血症だったとのこと。
低ナトリウム血症の防止のために、昨年のテキサス州ヒューストンのマラソンなど、コース途中の給水所を従来の半数に減らしたレースが増えてきている。
マラソンの最中の水分補給は慎重に。
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2005.04.12
ご飯を食べて疲れがとれるならいうことないのですが
YomiuriONLINEより「遺伝子組み換えで「疲労回復米」開発、市販化は?」
疲労回復などに効果があるとされる化学物質「コエンザイムQ10(CoQ10)」を含むイネを開発することに農業生物資源研究所の門脇光一・遺伝資源研究グループ研究チーム長らが成功した。
CoQ10、いわゆるコエンザイムQ10はATPの産生に関係する物質です。加齢とともに減少するといわれ、これが老化に関係しているのではとの説もあります。
活性酸素の増加を抑制するとの説もありますが、まだ確定しているわけではありません。
このCoQ10を生成する酵素の遺伝子を細菌から取りだし、イネの遺伝子に導入したのが今回開発された品種のようです。このイネの中ではCoQ10がつくり出されていることが確認されました。
ただ、CoQ10は胚芽(はいが)やぬかの部分に含まれるため、玄米で食べる必要があるという。消費者の反発が強い遺伝子組み換え技術を用いているため、市販化も簡単ではなさそうだ。
市販はなかなか難しそうですが。
<参考>農業生物資源研究所
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2005.04.09
CNNより「タマネギに骨粗しょう症防ぐ効果 ラットで実験」
タマネギは料理の味を良くするだけでなく、骨を強化する働きもあるとの研究結果を、スイス・ベルン大学の研究者らがこのほど発表した。ラットによる実験では、えさに少量のタマネギを加えるだけで、はっきりとした効果が得られたという。

骨粗鬆症とはその名の通り骨がスカスカになり骨折しやすくなる病気です。日本では現在、女性800万人、男性200万人がこの病気で苦しんでいると推定されています。
特に女性は閉経をむかえた50代以降になりやすくなっています。
この研究では、ラットに毎日1gずつのタマネギを与え、骨への影響を観察しました。その結果、古い骨が分解されていく「骨吸収」と呼ばれる現象がかなり減ることが確認されました。
さらにタマネギのどの成分が骨吸収の現象に関連しているかを調べるために、タマネギから抽出した様々な成分と骨細胞を混ぜ合わせたところ、タマネギに含まれる「ガンマグルタミルペプチド」といわれる成分が最も効果的に働いているのではないかとのことです。
骨吸収を食い止めることができれば、骨粗しょう症の予防につながる。チームによると、人間が同様の効果を得るには、1日に400グラム以上のタマネギを食べる必要があるという。
普通のタマネギの重さがだいたい200g位でしょうか。タマネギ2個を毎日食べるのは少しきついかも(笑)
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2005.04.05
健康診断でコレステロール値が心配な僕ですが、悪いことばかりではなさそうです(笑)
日経Healthより「コレステロール値が高い人は記憶力、集中力がいい」
とかく悪者にされやすいコレステロールだが、血液中のコレステロール値が高い人は記憶力、集中力など精神的能力にすぐれていることがわかった。ボストン大学での研究。雑誌「心身医学」 (Psychosomatic Medicine)に報告された。
研究は米マサチューセッツ州フラミンガムの住民で18歳以上の男性789人、女性1105人のコレステロール値に関する医療記録を元に、その後行われた学習、記憶、集中力、抽象的な推理、概念形成、類推能力などに関するテスト結果をもとに分析されました。
全コレステロール値が望ましいレベルである200mg/dL以下の人と、境界をこえている200−240mg/dLの人に分けてみた結果、
コレステロール値が高い人(200mg/dl以上)は、コレステロール値がより低い人と比べると、記憶力、集中力、 物事の抽象化、組織的に系統立てて考える力などの面で、優れていることがわかったという。
いいもの食べてるからでしょうか(笑)
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2005.04.03
YomiuriONLINEより「見た目なんか悪くても…熟したバナナは免疫力UP」
見た目は多少悪くても、よく熟したバナナの方が免疫力を高める効果が大きいことが、帝京大薬学部の山崎正利教授らの実験でわかった。山崎教授らはこれまで、バナナが果物の中でも特に免疫力を高める効果が高いことを明らかにしているが、今回は熟成の度合いと免疫力の関係を調べた。

バナナが免疫力をアップさせるという研究結果は以前から出ていましたが、今回は免疫力とバナナの熟成度の研究です。
バナナは、白血球の数を増やし、免疫機能を高める効果があるといわれています。バナナの抽出成分をマウスに注射すると、白血球の働きが質的に高められたことを示す、TNF(腫瘍壊死因子)の数が何もしないマウスの100倍以上になり、白血球の数も同様に20倍以上に増えていたとの研究結果があります。
ガン細胞を持ったマウスにバナナ果汁を投与するとガン細胞の増加の抑制作用もみられたとか。
今回の研究では、青いバナナを、店で売る場合と同様にエチレンガスで熟成処理し、皮全体が黒っぽくなる10日目まで、成分抽出液をマウスの腹部に入れ、免疫をになう白血球の数や、免疫を強める生理活性物質の量を調べたとのことです。
その結果、日数がたったバナナの方が白血球を増やす効果が高く、10日目のバナナは初日のバナナより白血球を5倍程度多くしていたとのこと。
この日数は、お店で買ったバナナの「購入後8〜9日目」に相当するという。生理活性物質は、5〜7日目(店頭購入後4〜6日目)のバナナで最も増えていた。
バナナは熟成度によりその効果が違うといわれています。青いバナナは便秘の解消。食べ頃のバナナは血流をよくする効果があるということです。
しかし、免疫力を高めるという効果には惹かれます。
これからは熟したバナナを食べることにしましょう。問題は一つ。バナナが大好きな息子(4歳)がいるためにわが家ではバナナは買ってきたその日になくなってしまうのです(笑)
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2005.03.23
毎日新聞より「アルツハイマー:原因たんぱく質、分解促す物質特定 理研」
理化学研究所の研究チームは、アルツハイマー病の原因たんぱく質を分解する酵素の働きを高める性質が「ソマトスタチン」にあることを突き止め、20日付の米科学誌「ネイチャー・メディシン」(電子版)に発表した。ソマトスタチンは、成長ホルモンの分泌を制御するたんぱく質。この物質が細胞表面の受容体に結びつくと、脳内の分解酵素が増え、病気の原因たんぱく質分解が促進されるという。もともと体内にある物質のため副作用の少ない治療物質として注目されそうだ。
アルツハイマー病は加齢に伴い脳内にアミロイドβという物質が蓄積して起こります。このアミロイドβを分解する酵素として「ネプリライシン」という酵素があることは分かっていましたが、今回は遺伝子治療のような外科的な処置を用いずにネプリライシンの活性を制御することに成功したようです。
ネプリライシンの活性を上昇させ、アミロイドβを減少させる物質として今回着目されたのは神経ペプチドの一種「ソマトスタチン」。
研究チームは、ソマトスタチンを作れなくしたマウスを調べた結果、アミロイドを分解する酵素「ネプリライシン」の脳内の量が通常マウスの6割まで減ることを確認しました。また、このマウスの脳にはアミロイドの沈着が約5割も多かったとのこと。
研究チームの西道隆臣・神経蛋白(たんぱく)制御研究チームリーダーは「ソマトスタチンの受容体に働く薬剤を開発できれば、外科的な治療や副作用の心配なくアミロイドの沈着を減らせる。実用化の可能性は高い」と話す。
アルツハイマーの克服にまた一歩近づきました。
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2005.03.18
タバコを吸いながら禁煙ネタを書き続けている僕ですが(笑)
Yahoo!NEWSより「禁煙2週間で血液さらさら 久留米大 血小板の機能改善」(西日本新聞)
心筋梗塞(こうそく)や脳卒中の原因となる血栓の生成に大きくかかわる血小板の機能が、わずか二週間の禁煙で非喫煙者と同レベルまで改善されるとの研究結果を、久留米大医学部第三内科(福岡県久留米市)の森田博彦助手が発表した。

この研究は20代、30代の慢性的な喫煙者27人を対象に行われました。14人には4週間禁煙してもらい(偉い!)、残り13人には2週間の禁煙後、喫煙を再開させ、両グループで血小板の機能を調べたとのことです。
血小板は血液を凝固させる働きがありますが、血小板の機能を抑えると血液が固まりにくくなります。そのため、血液の凝固が危険因子となる病気を持っている人(狭心症や脳梗塞の既往症などのある人)にとっては有効な予防法です。いわゆる血液さらさら状態になります。
研究の結果、血液の固まりやすさを示す指数は禁煙前に比べ半減。血栓の生成を抑制する機能の強さを示す指数も3倍に増えたとのこと。タバコの煙に含まれる活性酸素に起因する全身の酸化ストレスも、禁煙後2週間で改善されることが分かりました。
しかし、喫煙を再開すれば、二週間で元の状態に戻るとの結果も出ており、池田助教授は「禁煙に踏み切るのに遅すぎることはないが、効果を期待するなら、きっぱりとやめるしかない」と話している。
うちの父親は禁煙と喫煙を繰り返してますが、これではダメなようです(笑)
<参考>「禁煙で寿命はのびる−ただし45歳までに禁煙しましょう」(サイト内リンク)
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2005.03.17
サプリメントフリークの妻がいるわが家には得体の知れないサプリメントが散乱しています(笑)
Yahoo!NEWSより「ビタミンEのサプリメント、効能に疑問=研究」(ロイター)
カナダのマクマスター大学とハミルトン・ヘルス・サイエンス・コープ社は15日、ビタミンEのサプリメント(栄養補助食品)を毎日摂取しても、血管疾患や糖尿病の高齢者にはガンや脳卒中、心臓発作を防止する効果はなく、かえって心臓疾患発症のリスクが高まる可能性もあるとする研究結果を発表した。

ビタミンEは脂溶性のビタミンで、植物油などに多く含まれていますが酸化しやすいため摂取が難しいといわれサプリメントとしてよく出回っています。
ビタミンEは抗酸化作用があり、老化の原因と考えられている過酸化脂質が作られるのを妨げる働きがあります。体の酸化を防ぎ老化を遅らせることから「若返りのビタミン」ともいわれています。
研究チームは7年間の間、希望する参加者にビタミンEの摂取と偽薬の摂取をおこなってもらいました。その結果、ビタミンEには血液の疾患や脳卒中などを防止する効果は認められず、逆に心臓疾患で入院する確率は摂取していない(偽薬を与えられた)人よりも40%も高かったとのこと。
ビタミンEの効果は認められず、潜在的な有害性があると分かったとのことです。
ビタミン摂取については、必ずしも健康への早道ではなく、かえって有害にさえなり得るとの指摘が増加している。
どこのドラッグストアに行ってもサプリメントの棚がありますが、安易にサプリメントに頼るのも考え物です。
わが家には・・・しっかりとビタミンEがありました(笑)
<参考>「ビタミンEの取りすぎに注意?−判断が難しいですが」(サイト内リンク)
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YomiuriONLINEより「動脈硬化の“黒幕”たんぱく質、日本人研究者らが発見」
動脈硬化の病巣の形成に、免疫を担う細胞の一種が作り出すたんぱく質が“黒幕”として深くかかわっていることを、米テキサス大医学部の宮崎徹教授、新井郷子研究員らが突き止めた。
健康な人でも加齢とともに動脈の壁は弾力を失い硬くなっていきます。この動脈の内側にコレステロールやカルシウムがたまって血液の流れがスムーズにいかなくなるのが動脈硬化です。
動脈硬化は40歳以上になるとほとんど例外なく見られるようになりますが、現在では30代や20代、はては10代にまで及んでいるといわれています。
この原因は食生活の欧米化や運動不足、ストレスの増大などがあげられています。
この研究ではAIMというタンパク質に注目しました。通常悪玉コレステロールはマクロファージといわれる免疫細胞に取り込まれ血管の内側にたまります。マクロファージが異物を飲み込んだ場合は通常、飲み込んだものを道連れに死んでいくようになっていますが、動脈硬化の場合はマクロファージが生き続け、悪玉コレステロールの蓄積を増加させていることが分かっています。
研究チームはAIMに免疫細胞が死ぬのを阻止する働きがあることを突き止めました。AIMを作ることができないマウスに、脂肪の多い餌を与えても動脈硬化にはなりにくかったということです。
このたんぱく質の働きを抑えれば、動脈硬化の予防につながると期待される。研究成果は15日付の米専門誌に掲載された。
AIMの働きを抑えることができれば動脈硬化の予防になる可能性は高いようです。
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2005.03.16
Yahoo!NEWSより「ALSの発症なぜか6倍も イタリアのプロサッカー選手」(共同通信)
イタリアのプロサッカー選手は、全身の筋肉が徐々に動かなくなる筋委縮性側索硬化症(ALS)の発症率が平均の約6倍になっていることが、同国トリノ大などの研究チームの調査で分かった。15日までに脳神経学の専門誌に発表した。
ALSは変性性の神経・筋肉の疾患で、筋肉の衰退と萎縮が特徴です。大リーグのルー・ゲーリックがこの病気でなくなったことは有名で、通称「ルーゲーリック病」ともいわれています。英国の宇宙物理学者のホーキング博士がこの病気を患っていることもよく知られています。
ALSは最初に発見されて100年以上になりますが、原因は不明といってよく治療法も確立されていません。日本では1974年に難病に指定されています。
日本での患者数は4,000人といわれていますが、そのほとんどは原因が不明な孤立型の疾患です。1割程度は遺伝性の家族性ALSで、これに関しては関与する遺伝子が発見されています。
今回の研究はイタリアのプロスポーツ選手のドーピングに関する調査として行われたものです。トリノ大の研究チームは70−2002年にサッカーリーグのセリエA、Bでプレーしたプロのイタリア人選手7300人余りを調べました。平均的な発症率ではALS発症は0.8人弱にとどまるはずですが、実際にはその約6倍の5人が発症していたとのことです。発症年齢も平均43.4歳と通常の患者より20歳も若く、プレー期間が長いほど発症の危険が高いことも分かったとのこと。
ALSの発生が特定のスポーツ集団で高いことが分かったのは初めて。研究チームはヘディングなどサッカー特有の体への衝撃や、筋肉増強剤の悪影響など複数の仮説を示したが、発表者の1人は「今のところ、普通の人がサッカーをやめる理由は全くない」と話している。
研究チームはサッカーによる頭部の外傷がALS発症のきっかけとなっている、非合法のドーピングに関係する薬剤を使用している、などの仮説を立てていますがはっきりと分かっているわけではありません。
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2005.03.15
日経Healthより「笑いで血流が増えるを実証」
腹の底から笑うと体にいいとよく言われるが、これを実際に証明した研究が3月7日、米フロリダ州で開かれた米心臓学会 (American College of Cardiology)の会合で報告された。
この研究を行ったのは米メリーランド大のマイケル・ミラー博士。彼は20人の健康な成人にコメディー映画「King Pin」の笑いを集めた部分を14分間見せました。その48時間後に戦争映画「Saving Private Ryan」の悲惨なシーンだけを見せ、それぞれの後に被験者の血流を超音波を用いて測定。
その結果、コメディを見たあとには20人中19人が血管の内壁が拡大。血流が平均22%アップしました。一方、戦争映画を見たあとでは20人の被験者のうち14人の動脈壁が収縮。平均で35%血流が減少したとのこと。
週に3回の運動と1日15分の笑いが健康にはいいのではと報告は結ばれています。
研究リーダーのマイケル・ミラ−博士は「この実験から、明らかに笑いが血流を増やし、深刻な場面では血流を減らすことがわかった。その反応度は、人によって異なるが、少なくとも、人が何かを見たり、聞いたりして、感情を揺さぶられると、心臓や血管にインパクトを与えることがはっきりした」と述べている。
笑いと健康の関係は注目されていて、大阪の大東市では吉本興業と協力して健康づくりを目的とした吉本新喜劇の観劇会を月に1回開いています。
やっぱり笑わなくちゃね(笑)
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Asahi.comより「アルツハイマー病の原因物質のMRI観察に成功 理化研」
アルツハイマー病の引き金になる物質が脳にたまっているかどうかを、磁気共鳴断層撮影装置(MRI)で観察する手法を、理化学研究所・脳科学総合研究センターの西道隆臣(さいどう・たかおみ)チームリーダーらが開発した。マウスの実験で有用性が確かめられ、ヒトに応用ができればアルツハイマー病の発症前診断や早期治療につなぐこともできそうだ。13日付の米科学誌ネイチャー・ニューロサイエンス電子版で発表した。
老化により人間の脳内にはβアミロイドという物質が蓄積します。この物質がアルツハイマーの原因物質であると考えられています。このβアミロイドはタンパク質の構造が壊れ、凝集した繊維状の物質で蓄積すると大脳に染みのような老人斑ができます。
このβアミロイドによる老人斑はこれまで死後に解剖するしか確認の方法はありませんでした。今回、研究チームはアミロイドに結合しやすいスチリルベンゼンに、MRIで検知しやすいフッ素を結合させたFSBと呼ばれる化合物を合成。マウスに注射して観察すると、脳内に蓄積されたβアミロイドを確認することができました。
アルツハイマー病が発病するのはβアミロイドの蓄積による老人斑が脳の断面画像の10−30%になったときですが、今回はマウスの脳の2%を占めた段階でMRIによる検知が可能だったということです。
西道さんは「マウスやサルの実験で効果的な診断法を絞り込み、4〜5年先をめどに、ヒトでの応用の可能性を見極めたい」と話している。
将来の発病の可能性は診断できそうですが、それ以前に蓄積を抑える薬の開発をしてもらわないと。
<参考>以下サイト内リンク:「老年性アルツハイマーの原因遺伝子変異がわかった」・「アルツハイマーの進行を阻止できるか」・「アルツハイマー型の痴呆になる前に体重が減少する」
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2005.03.12
Yahoo!NEWSより「失明招く眼病の遺伝子特定 米、治療法開発に期待」(共同通信)
欧米では高齢者の主要な失明原因で、日本でも患者が増えている「加齢黄斑(おうはん)変性症」という目の病気の原因遺伝子を米国の3つの研究グループが特定し、米科学誌サイエンス(電子版)に10日発表した。
加齢黄斑変性症は網膜の黄斑に異常な老化現象が起こり、黄斑が変化して視力が低下する病気です。
この黄斑という部分は網膜の中央にあって視力の要となる部分ですが、この病気では加齢にともなって黄斑が異常をきたした状態になります。
加齢黄斑変性症は滲出型と萎縮型に分けられます。萎縮型は徐々に組織がいたんで死んでいくタイプで長い間かかって視力が低下していきます。滲出型は新生血管という新しい血管が網膜の下の脈絡膜にできてそこからの出血や滲出物により視力低下をきたします。
この病気は最近、患者数が非常に増えていて、アメリカではすでに中途失明の原因の第1位となっています。
今回、加齢黄斑変性症がCFHといわれる免疫タンパク質を生産する遺伝子の一部が変化することによって起こることを米エール大などの3つのグループが別々に発見しました。
今回見つかった遺伝子は、最大で全患者の半数程度に関係し、発病の危険を2−7倍高めている可能性があると研究者らは推定。早期発見や治療法の開発につながる成果だ。
この病気が増えてきているのは生活習慣などの変化によるものだと考えられています。喫煙と肥満も大きな危険因子となっているようです。
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2005.03.10
CNNより「牛乳だけではカルシウム不足に 米研究」
牛乳ばかりたくさん飲んでも、骨のじょうぶな子供には育たないという研究論文が7日、米医学誌ペディアトリックスの3月号に掲載された。乳製品以外にもカルシウムの多く含まれる食事をバランスよくとり、適度に運動することが重要だという。

この報告は過去に行われたカルシウムと骨の強度に関する37の研究をまとめ直したものです。その結果、27の研究で、牛乳を飲む量を増やしても骨の強化にはつながらないという結論が出ていることが分かりました。
これは決してカルシウムを摂取しなくてもいいという結論ではありません。カルシウムの摂取を安易に牛乳などの乳製品に頼るなということでしょう。
アメリカでは骨粗鬆症などの予防のために、1日あたり800mg−1300mgのカルシウムを主に乳製品から取るように勧めてきました。ちなみに日本で厚労省の推奨する値は成人で600mgとなっています。
ただカルシウムの摂取源を乳製品だけに頼るのは問題のようで、乳製品の取りすぎによる肥満などもアメリカではいわれるようになってきています。
この報告では牛乳1カップと同量のカルシウム摂取源としてほかに、カルシウム強化オレンジジュース1カップ、ゆでたケールまたはカブラ菜1カップ、インスタントのオートミール2パック、豆腐2/3カップ、ブロッコリー1カップと2/3などをあげています。
また一部の研究では、カルシウムの摂取量を増やすよりも適度な運動を続ける方が、丈夫な骨づくりに役立つとの指摘も。
PCRMの論文についてコメンタリーを寄せているウィスコンシン大学マディソン校のフランク・グリーア教授は、児童の健康な骨づくりの理想的な方法は、しっかり運動することと1日最大1300ミリグラムのカルシウムを摂取することだと指摘。乳製品の過剰摂取だけでは骨の強化につながらないという論文の結論を支持する一方で、最も簡単なカルシウム摂取法はやはり乳製品なので、ビタミンDも豊富な低脂肪の乳製品を勧めている。
乳製品をあまり取らなかった昔の人の方が骨は丈夫だったと思いますし、やはり運動といろんな食品からのカルシウム摂取が重要なのでしょうか。
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2005.03.07
CNNより「凍結受精卵と「養子縁組」、14人が出産へ スペイン」
不妊治療などの過程で凍結され、そのまま使われなかった受精卵を、「養子」として引き取る運動がスペインで始まっている。主導するバルセロナの医療機関、マルケス研究所によると、すでに14人の女性が受精卵を受け取って妊娠し、近く出産する予定だ。
スペインの国内では不妊治療を目的に作られたものの未使用のまま凍結保存されている受精卵は数万個にのぼるとされています。
不妊治療で受精卵を凍結保存する場合は、治療の成否を考え複数個の受精卵を凍結するのが通常ですが、子供が生まれた後はあまった受精卵は破棄されることになります。いわゆる余剰胚といわれるものです。
スペイン政府は昨年、これらの受精卵を実験や研究に使うことを認める決定を下しました。
これに対して、マルケス研究所は受精卵との「養子縁組」を呼びかける運動を開始。受精卵が研究に利用すされるのを阻止するために自分たちが引き取って育てようと考える女性の子宮に、解凍した受精卵を移植し始めています。不妊治療中の夫婦や子どもを亡くした父母、同性愛カップルらが名乗りを上げているようです。
受精卵から取り出される胚性幹細胞(ES細胞)は、血液や脳、骨などあらゆる臓器や器官を形成することから「万能細胞」とも呼ばれ、難病治療などに役立つとの期待が寄せられている。一方、研究の過程で受精卵が破壊されることに対して、生命尊重の立場から反発する声も強く、各国で論議を呼んでいる。
日本でも数年前にカップルの同意なく研究に利用されたり、破棄処分されたりしていた凍結受精卵が数千個にのぼっていたとの報道もありました。
離婚後の凍結受精卵の扱いも議論を呼んでいるようです。日本ではこのような場合の法的扱いはどうなるんでしょうか。
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2005.03.06
Asahi.comより「BSE、25分で判定 名刺大のチップ利用 東大など」
牛海綿状脳症(BSE)の1次検査が25分でできる名刺サイズの「検査チップ」を、東京大と東北大、伊藤ハムの共同研究チームが開発、ネズミの実験で性能を確かめた。牛での確認を急ぐが、適用できれば現在よりずっと高速な検査手段として役立ちそうだ。
このチップはガラス製で縦7cm、横3cm。内部に0.1mm幅の溝が刻まれています。脳組織から抽出したサンプル0.005ミリリットルを小型のポンプで溝の中に流し込むと、抗原抗体反応を利用してBSEの原因となる異常プリオンを検出します。結果は専用の顕微鏡で見ることになりますが、サンプルの量が少ないために反応が早く進み、1回の検査にかかる時間は現行の3時間程度から25分程度に短縮できます。
異常プリオンを見分ける抗体を開発したことが開発につながったとのこと。
技術的には、1枚のチップで最大32頭分を同時に検査できる。ポンプや読み取り装置を含めたシステムを貸し出し、チップを1枚数千円で販売する考え。
検査コストは現行の10分の1程度ですむようです。また検出の感度も10倍程度になるとのこと。
1年以内の実用化を目指しています。
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2005.02.27
Yahoo!NEWSより「磁石使い細胞に遺伝子導入 ナノサイズ粒子で、大阪大」
磁石で引き寄せて遺伝子を細胞に効率よく導入する方法を金田安史大阪大教授(遺伝子治療学)、武田真一同大助手(化学)らが開発した。遺伝子治療のほか、薬の投与にも応用でき、体内で拡散せず副作用の少ない治療が期待できるという。3月1日から大阪市で始まる日本再生医療学会で発表する。
ベクターは遺伝子治療で「薬」として使う遺伝子を目的の細胞に運び入れるために用いられるものです。
主に用いられるのはウィルスをベクターとしたものです。ウィルスの病原性を発現する遺伝子を切り取りかわりに「薬」となる遺伝子を埋め込みます。このベクターは標的の細胞に感染するとウィルスのもともとの性質である遺伝子を細胞内に注入する作業を行います。
細菌では人工的に作った人工ベクターや遺伝子を丸めてリング状にしたプラスミドDNAなども使われています。HIVのウィルスをベクターに用いる研究も進んでいるようです。
この研究では、直径50nmの酸化鉄の粒子の表面を加工し磁気をおびさせました。これをウィルスベクターの表面にくっつけたとのこと。
培養皿に細胞を敷き、底に強力なマイナスの磁石を置いた状態で、新型ベクターを入れた。磁力で引き寄せられるため、粒子を付けていないものと比べ、遺伝子が10倍以上細胞に取り込まれた。酸化鉄粒子は貧血薬に使われており、人体に悪影響はないという。
さてさて人体ではどうやって標的細胞の下に磁石をおきましょうか。
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2005.02.25
新たな虫歯治療法2種。
Yahoo!NEWSより「初期虫歯のエナメル再生 削らず治療、山梨大など」
歯の表面に塗るとエナメル質と一体化し同じ結晶を作る人工エナメルを開発したと、FAP歯科研究所(山岸一枝代表、東京都目黒区)や山梨大工学部の鈴木喬教授らのグループが、24日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
ハイドロキシアパタイトは歯や骨の成分を構成する物質です。歯は表面がエナメル質、その内側が象牙質になっていますが、エナメル質の97%、象牙質の70%がハイドロキシアパタイトでできています。虫歯はエナメル質が溶けることからはじまりますが、このハイドロキシアパタイトで初期の虫歯であれば直すことができます。最近はこれを含んだ歯磨き粉などもありますね。
この研究ではハイドロキシアパタイトを構成する水酸基の一部をフッ素イオンにおきかえペースト状にしました。これを歯の表面に塗ったところ、溶媒の酸の影響で表面がわずかに溶け、そこにペーストのハイドロキシアパタイトが元のエナメル質と同じ結晶を作り直したということです。
初期の虫歯なら塗るだけで直せそうですし、虫歯予防にもつながるかもしれません。
一方、こんな報告も。
河北新報より「虫歯も元通り 歯の成分吹き付け再生 東北大で成功」
東北大大学院工学研究科の厨川常元・教授(ナノ加工学)の研究グループは16日までに、同大学院歯学研究科の佐々木啓一、鈴木治両教授と共同で、歯の主成分ハイドロキシアパタイト(HA)の微粒子を歯表面に高速で噴射し、室温、大気圧環境下でHAの膜を歯表面に生成することに成功した。虫歯治療で切削した部分に歯と同質のHA膜を盛り重ね、ほぼ元の状態に戻すことが可能。新しい歯科治療法として、実用化が期待されている。
こちらの手法では粒径を細かくしたハイドロキシアパタイトをノズルから噴射。これが歯の表面に膜を作り、新たなエナメル質の層を作り出すとのこと。こちらの手法ではいったん削ったあとに詰め物をするのでなく、このハイドロキシアパタイトを吹き付けて元の歯と同じようにふさいでしまう手法のようです。
一般的な詰め物と違い、脱落などの心配もないとのこと。ただし切削部分が大きい場合は詰め物と併用するようですが。
どちらにしても実用化されれば歯医者さんの手技もずいぶんと変わるかもしれません。
個人的には「塗るだけ」の方に気を惹かれますが(笑)
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2005.02.24
日経Healthより「ジャガイモから人のワクチンが取れる」
ジャガイモから人のB型肝炎を予防するワクチンを取ることができる。こんな新たな研究成果を科学誌ネーチャーのウエブ速報版が伝えた。

研究を行ったのはアリゾナ州立大のチャールズ・アーンゼン氏ら。ジャガイモにB型肝炎のワクチンになるタンパク質を作る遺伝子を導入したとのことです。
できたジャガイモを人に食べさせて、B型肝炎ウィルスの抗体値を上昇させるブースターワクチンとして使用したところ、ジャガイモを食べた33人中10人で抗体値が上昇しました。
B型肝炎で毎年50万人以上の人が亡くなっています。特にアフリカなどで発症率が高くなっていますが、比較的高価なB型肝炎ワクチンが温度によって変性してしまうため管理が難しくさらに高価になってしまいます。
これが安価なジャガイモで代用できればいうことはありません。
なお、この方法で作るジャガイモのたんぱく質は、B型肝炎に対する最初の免疫獲得に使う注射の代わりにはできず、抗体価を上げるブースターとしての利用に限られるという。
さすがに最初の接種のかわりにはならないようですが、肝炎のワクチンは時間がたてば抗体値が下がり再接種が必要になります。この再接種のかわりには利用できる可能性があるようです。
さらに注射針なども不要になるため物資不足に悩む地方にとっては朗報になる可能性もあります。
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2005.02.17
Asahi.comより「汚れた空気、胎児に悪影響 染色体異常増 米研究所発表」
妊娠中の女性が汚れた空気の下で暮らしていると、赤ちゃんに染色体異常が現れやすいことが分かった。米国立保健研究所(NIH)が15日、発表した。環境汚染物質が胎児染色体に悪影響を及ぼすことを実証的に示した研究は、極めて珍しい。大気汚染の激しい都市圏で、白血病などのリスクが高まることを示唆しているという。
コロンビア大の研究チームはニューヨークのマンハッタン地区の妊婦60人に携帯用の測定器をつけてもらい多環式芳香族炭化水素(PAH)という物質を浴びている量を測定しました。
PAHとはPolycyclic Aromatic Hydrocarbonといわれるものでベンゼン環を2個以上もつ化合物の総称です。ナフタレンやアントラセン、フェナントレン、、ピレンなどがその代表となります。今から数十年前にPAHの一つであるピレンに発ガン性があるということが指摘されて以来、PAHの害についてはいろいろと研究されてきました。
PAHは主に原油に含まれているため、車などから流れ出るオイルやディーゼルエンジンの排気ガスなどに含まれています。
出産後に臍帯血(さいたいけつ)(へその緒の血)の白血球を調べた結果、日常的に浴びているPAHが全体の平均以下だった女性の赤ちゃんでは、白血球1千個当たり4.7の染色体異常が見つかった。これに対しPAHが平均を超えた女性の赤ちゃんでは、染色体異常が7.2に上っていた。白血病など各種のがんの下地ともなる異常が目立ったという。
現在同じ研究の一環として、タバコや農薬、アレルゲンなどと胎児の発達に関する研究も行われているようです。
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2005.02.16
喫煙者の僕がいうのもなんですが(笑)
Yahoo!NEWSより「禁煙で寿命は数年延びる=米加研究チーム」(ロイター)
米国とカナダの研究チームは14日、喫煙の習慣を止めれば、たとえ肺疾患を発症した後でも数年間寿命が延びると報告し、禁煙に遅すぎるということはほとんどないとの根拠が新たに示された。

研究では35歳から60歳までの軽い肺疾患で自覚症状のなかった喫煙者、5887人を14年間にわたって追跡。
その中で禁煙プログラムに参加した人の年間死亡率は1000人中8.8となり、参加しなかった人の死亡率10.4に比べてずいぶんと低い値となりました。さらに完全に禁煙した人の場合は死亡率は6.0だったとのこと。
全体として禁煙できた人の死亡率はそうしなかった人に比べると46%低い値を示したそうです。
さらに死亡率は35歳から45歳までに禁煙した人の方が45歳以上で禁煙した場合よりも明らかに下がったそうです。僕も禁煙するなら45歳までにしなくては(笑)
ボルチモアにあるジョン・ホプキンス大学のロバート・ワイズ氏は文書で、「(喫煙が)健康に有害であることは大半の人が認識しているが、禁煙によって寿命にどれほどの好影響があるかは認識していないと思う」と語った。
さてさていつから禁煙しましょうか(笑)
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2005.02.13
YomiuriONLINEより「潜伏期間短いエイズ患者確認、新型ウイルス?」
ニューヨーク市の保健当局は11日、複数の薬を服用する多剤併用療法が効かないうえ、感染から発症までの潜伏期間が極めて短いとみられるエイズの患者を確認したと発表した。
2004年には日本でも年間のHIV感染が748件、エイズ患者が366件で合計1114件となり初めて1000件をこえたとの報告がありました。
世界では昨年のHIV感染者の推定は3940万人にのぼっています。
感染した場合、HIVのウィルスそのものを殺す治療法はまだ発見されていませんが、人体内でHIVが増殖するのを抑える薬を3種類程度服用してAIDSの発症を抑える多剤併用療法が行われます。
しかし今回アメリカで、多剤併用療法に利用する薬4種類のうち3種類までに耐性を示すケースが発見されました。患者は40代の男性で、覚醒剤の常用者だったということですが、感染から発症までの期間が通常は10年以上なのに対し2,3カ月と短かったのが特徴です。
薬剤に対して耐性を示すケースはこれまでも確認されていますし、発症までの期間が短いケースもありましたが同時に起こっているというのがCDCなども注目している点です。
米疾病対策センター(CDC)は「多剤耐性と進行の早さという2つの特徴を併せ持つウイルスが確認されたのは、少なくとも米国では初めてだ」と指摘。新型のウイルスが出現した恐れもあるとみて、警戒を呼びかけている。
新型のウィルスでなく患者の体質によるものではとの意見もあります。できることなら新型でないことを祈りたいと思います。
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2005.02.09
Yahoo!NEWSより「睡眠ホルモン生殖機能抑制 過剰摂取は注意、広島大」(共同通信)
網膜や脳の松果体でつくられ睡眠を促すホルモンのメラトニンが、生殖腺の発達や機能を抑制する脳ホルモンを調節していることを、筒井和義広島大教授(脳科学)らがウズラの実験で突き止め、8日付米科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。
脳下垂体でつくられる生殖腺刺激ホルモン(ろ胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモン)は精巣や卵巣を発達させ、精子の形成や排卵の促進を行うホルモンです。このホルモンの生成を促す生殖腺刺激ホルモン放出ホルモンは1970年代に発見されていましたが、逆に抑制するホルモンが発見されたのはつい最近のことになります。
この研究では、生殖腺刺激ホルモンを抑制するホルモンを確認。これが間脳の視床下部でつくられることを明らかにしまし、「GnIH」と名付けました。
研究ではウズラでの確認となっていますが、人体でも同じホルモンの存在が確認される可能性はあります。
問題は、この抑制ホルモンが「メラトニン」によって合成を誘導されることです。つまりメラトニンで生殖機能が抑制される可能性がでてきました。
メラトニンは脳の松果体が分泌するホルモンですが睡眠のサイクルを整える作用があるため健康補助剤として市販されています。
メラトニンは生殖機能抑制作用があるとみられており、筒井教授らは、網膜や松果体を取り除いたウズラにメラトニンを投与し、投与量が多いほどGnIHが多く合成されることを突き止めた。
健康補助食品の取りすぎによる害がいろいろと取りざたされていますが、安易に頼りすぎるのはやはり問題かと。
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2005.02.02
日経Healthより「お年寄りの体重が減り始めたら、痴呆症の予兆かも」
アルツハイマー病などの痴呆症になりはじめたお年寄りには、体重が以前より減るという共通した兆候があるという。英国ロンドンの精神医学研究所(Institute of Psychiatry )のローバート・スチュアート博士らの研究。「神経学雑誌」(Archives of Neurology )最新号で発表された。
これは以前から指摘されていたことですが、アルツハイマーによる痴呆の場合はその初期に体重減少がみられます。
痴呆は主にアルツハイマー型の痴呆と脳血管性の痴呆に分けられます。このうちアルツハイマー型の痴呆の初期にはうつなどの気分の変動が起こったり、精神的に不安定になることから食事の摂取量が減るため体重の減少が指摘されてきました。
今回の研究では、過去32年間、加齢にともなうさまざまな体の変化を医学的な見地から追跡調査している「ホノルル−アジア加齢研究プログラム」の被験者の男性1800人を調べたとのこと。
その結果、70歳を過ぎて起きた体重の減少が何年かあとの痴呆症発症の予兆であることが分かったということです。アルツハイマー型の痴呆の初期と言うよりも発症前に体重減少が見られるということですね。
体重減の程度は、痴呆症になった人たちの半数以上で5.4キロ以上に達しいた。「高齢者の体重が目立って減ってきたら痴呆症の黄信号である」と研究者たちは述べている。
体重が減ってきたから自分は痴呆になるかもしれないという恐怖に怯えるのも少しつらいかな。
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2005.02.01
FujiSankei Business i.より「着るだけでアトピー性皮膚炎に効果、クラレ「エバール繊維」開発」
大手合繊メーカーのクラレ(大阪市北区)は、従来に比べ不純物の含有量が10分の1−15分の1と少なく、アトピー性皮膚炎に効果がある「エバール繊維」を開発した。信州大学医学部(長野県松本市)で行ったアトピー性皮膚炎患者に対する臨床試験で改善効果を確認しており、今夏をめどに市場投入する計画だ。
エバールは、クラレが1972年に開発したエチレンとビニールアルコールの分子が結合してできた化合物。親水性の部分と疎水性の部分がナノ単位の分子構造で混ざっているため、生体との適合性が高く、人工透析器の膜材料などに採用されています。樹脂としても多くの場面で使用されているようです。
今回は、このエバール繊維の重合度を高め、不純物を大幅に低減したとのこと。
親水基を内側にすれば、汗を素早く吸収してべたつかず、サラリとした触感になるということでしょうか。
信州大学医学部では03年から2回、アトピー性皮膚炎患者26人に対し、エバール繊維を使った肌着と一般的な綿の肌着を4週間着用してもらう試験を実施。その結果、エバール繊維の肌着を着用した73%が「着用後にかゆみが軽減した」という。
アトピーにいいという肌着はいくつかのメーカーが出しています。特に「γ−リノレン酸」がかゆみの低減に働くという研究結果が出ており、これを付着させた下着などもでているようです。
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2005.01.31
Yahoo!NEWSより「タンパクたまり分泌量減少 糖尿病マウスでインスリン」(共同通信)
食生活などがかかわる2型糖尿病では、膵臓(すいぞう)のベータ細胞に特定のタンパク質がたまりインスリンの分泌量が減っていることを、春日雅人神戸大教授(糖尿病代謝学)らがマウス実験で確かめ、米医学誌ネイチャーメディシン(電子版)に31日、発表した。
糖尿病はウィルスなどにより膵臓のランゲルハンス島β細胞が障害を起こしインスリンを分泌できなくなったI型糖尿病と、インスリンの分泌量はあるけれどもインスリンの効き方が悪くなった(インスリン抵抗性)、II型糖尿病などに分類できます。
糖尿病の90%以上はこのII型糖尿病で、遺伝的要因に加え、過食、偏食、運動不足などで発症します。
肥満や、運動不足、飽和脂肪酸の多い食事などが続くとインスリンが効きにくい状態になります。そのため膵臓のβ細胞がインスリン生産量を増やすため酷使されてしまい、インスリンの生産能力低下をもたらします。こうしてII型糖尿病を発症することになります。
研究では、糖尿病が進行するとβ細胞が減少。これは「p27」というタンパク質が細胞の分裂を抑えているためと結論づけました。
春日教授らは細胞増殖過程に原因があるとみて、人工的に糖尿病にしたマウスを調べると、増殖にブレーキをかける役目の「P27」というタンパク質がベータ細胞の核で増えていた。
このタンパク質に働きを抑える薬が開発できれば糖尿病の治療へ応用できるようです。
とはいえ、食生活の改善と運動不足の解消をまず行って発症しないようにするのが一番なんですが。僕も親父は糖尿病だし・・・(笑)
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2005.01.30
寒い冬はやっぱり熱いお茶です。
NIKKEINETより「緑茶カテキンに持久力向上効果・民間研究所」
緑茶に多く含まれているカテキンと呼ばれる成分に、運動時の持久力を高める効果があるとの花王・生物科学研究所(栃木県市貝町)の論文が米生理学会誌の電子版に27日掲載された。カテキンからは殺菌作用や抗酸化作用などさまざまな効果が見つかっているが、持久力向上にも役立つことで一段と注目度が高まりそうだ。
やはり緑茶はあなどれません。
カテキンは緑茶の渋みの成分で、タンニンの一種です。カテキンにはいくつかの種類がありますが、それらの効用として抗酸化作用、抗ガン作用、血中コレステロール低下作用、抗菌・抗ウィルス作用、血圧上昇抑制作用などさまざまなものがあるとされています。
実際はまだまだ未確認な効用も多いようですが、でもなかなかたいした効用です。
もちろん即効性のある成分ではないので毎日飲まなきゃいけないでしょうが。
研究グループは実験用のマウスにカテキンを含んだ緑茶抽出成分を10週以上食べさせた。マウスを水流の中で泳がせて泳ぎ疲れるまでの時間を、緑茶成分を食べ続けたマウスと食べていないマウスとで比べた。緑茶成分を食べたマウスが8―24%長く泳ぎ続けられることがわかった。
カテキンに体内の脂肪を効率よく燃焼させエネルギーに変える作用があるためではないかと推測されています。
しかし、可哀想なネズミさん(笑)
<参考>「緑茶でガン予防−ただし女性だけ」(サイト内リンク)・「お茶でアルツハイマー予防−カレーのおともはお茶です」(サイト内リンク)
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2005.01.29
妻の叔父が一卵性双生児ですが、はっきりいって僕には見分けがつきません。こまった事です。だいたい、叔父の娘でさえ小さい頃は間違えたこともよくあったようです(笑)
日経Healthより「6週間の間隔を置いて双子が生まれた!?−−ルーマニア」
双子は普通、2人の赤ちゃんが、同時に生まれる。ところが、ルーマニアの北東部の町イアシの病院で、33歳のお母さんが、2004年12月11日に双子の一人を29週目に生んだが、おなかにはまだ赤ちゃんが1人残っていて、6週間離れて1月末に、月満ちて2番目の赤ちゃんが生まれる予定だという。
どうしてこういうことになったんでしょうか。
記事によれば、2人は一卵性の双生児だったそうですが、母親にもともと子宮が二つあったため、それぞれ別の子宮に着床してしまったようです。
いわゆる中隔子宮というやつでしょうか(重複子宮かな?)。子宮だけが2つに分かれている状態で、そう珍しいものでもないようです。
中隔子宮の場合、どちらか一方が小さくなっているため片方で育った胎児は早く生まれてきたものと思われます。
着床した子宮が別であるため、体内の赤ちゃんの発育に差が生じ、出産の間隔があいたのだという。
1ヶ月あまりで2度も産みの苦しみを体験するこのお母さんに敬意を表したいと思います。
でも、29週なので片方の子だけ帝王切開したんでしょうか。ちょっと難しいかな?
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2005.01.25
CNNより「ウォーキングの効用、「上り坂」と「下り坂」に違い」
健康のために上り坂を歩くのがつらければ、下り坂だけでも歩いてみては――。オーストリアの研究者がこのほど、坂を下りる運動には上る運動とは別の効果があり、糖尿病患者らに向いているとの実験結果を報告した。
研究では、アルプスのスキー場で運動不足気味の人たち45人に片道だけリフトを利用する山歩きを続けてもらい、血糖値やコレステロールを測定したそうです。
その結果、下りの運動では昇りに比べ血糖値が目立って低下したとのこと。逆に血液中のトリグリセライド(中性脂肪)は上りのほうが効果的に減少したそうです。
上りと下りでは筋肉の使い方が違うため、異なった効果が出るとみられる。チームでは、「糖尿病患者で上りがつらいと感じる人にとっては、下り坂の方が楽なうえに、血糖値も下がりやすく、向いているのでは」と、下り坂歩きの効用を強調する。
しかし普通はリフトなんかないですから下ったらその分上らないといけないんでは(笑)
でも、山にリフトで上ってゆっくり降りてくるというのはアリかもしれませんね。
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2005.01.19
背中にできものができて病院でとってもらっている最中に先生が一言、「あれ? 針どこへいったかなぁ」。おいおい(笑)。かかりつけのよく知ってる先生なので笑い話ですみましたが。ちなみになぜか枕の下からでてきました(笑)
Asahi.comより「ドキドキしたら手術ミス? 執刀医の心拍数をチェック」
手術中の医師の心臓が急にドキドキし出したらミス? 執刀医の心拍数や医療機器の作動状況を手術室の外から監視し、安全に手術を進めるシステムを東京女子医大などが開発した。当面は脳腫瘍(しゅよう)など脳の手術が対象で、ミスが起きてもすぐに手術室のほかの医師に手伝うよう外から冷静に指示できる。メスの動きもつぶさに記録されるのでごまかしがきかず、詳細な検証が可能になる。
医者は常時心電図がはかれるように装置をつけて手術を行い、心電図のデータや患者の脳波、MRI画像、医師や看護師の動きなどを撮影したカメラ画像を200m離れた別室にLANで送るとのこと。別室に詰めた医師がアドバイスを送ることもできるようです。
当面は難易度の高い手術で試験的に利用していくとのことです。
メスの動きなどもすべて記録されるため、ミスだけでなく、その医師の技量の検証もできるという。麻酔医や看護師らの心電図も記録することを検討。データを蓄積し、手術の簡易管理システムを作る計画だ。
でも開発したのがあの女子医大ですから。
医師の心拍数が上がったら患者はビビリます(笑)
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2005.01.18
Yahoo!NEWSより「67歳の女性が双子出産=世界最高齢記録に−ルーマニア」(時事通信)
ルーマニアからの報道によると、ブカレスト市内の病院で16日、67歳の女性が双子の女児を出産した。62歳で男児を出産したイタリア人女性の年齢を上回り、出産時の年齢としては世界最高齢になるという。双子のうち1人はまもなく死亡したが、残る1人は体重1.4キロで、健康状態は良好。
この女性、アドリアナ・イリエスクは双子の女の子を妊娠していたそうですが、1人の死亡が確認されたため予定日より6週間早く帝王切開で出産したとのこと。
通常、自然に妊娠できる限界は40代までといわれています。この女性も結婚歴はなく、若い男女から提供された精子と卵子を体外受精させ、彼女の子宮に着床させることで妊娠に成功したようです。
ちなみに今までの最高齢は63歳で男児を出産したイタリア人女性とアメリカ人女性。
昨年12月にテレビのインタビューで妊娠を明らかにした後、高齢出産の可否をめぐり論争が起きていた。
倫理的な問題はさておき、日本だったら年金が心配でとても産む気にはなれないかもしれませんね。
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Yahoo!NEWSより「たばこ多いほど自殺の危険 中年男性で、厚労省研究班」(共同通信)
日本人の中年男性では、1日に吸うたばこの本数が多いほど自殺する危険性が高まるとする大規模疫学調査の結果を、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)がまとめた。21日から大津市で開かれる日本疫学会で発表する。
昨年も同じ高知大学の調査で、自殺者の血中のニコチン濃度が、病気や事故で死んだ人のそれよりも約3.5倍高いという報告がありましたが、今回も同じ
結論のようです。
この報告によれば40−60代の男性4万5000人を10年間追跡。この間に自殺した173人の喫煙状況を調べたところ1日の喫煙本数が20本未満の人に比べ、30本以上40本未満の人の自殺率は1.4倍、40本以上の人で1.7倍に高まったそうです。
まあ、自殺者が多くタバコを吸っているという事実であってヘビースモーカーが自殺しやすいという結論にいたるのは難しいかなという気はしますが。自殺前にはタバコや酒にひたるでしょうし。
研究班は「たばこと自殺の関係は未解明の点が多い。禁煙で自殺が減るかどうかも研究課題だが、喫煙本数の多い人の心の健康に注意することは、自殺予防対策に有効だろう」としている。
喫煙が緩慢な自殺であるということは事実でしょうが、喫煙者を注意することが自殺予防になるかな・・・。
喫煙者の僕は明日から妻に心の健康をチェックされることでしょう(笑)
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2005.01.17
歯医者で歯周病といわれて以来、歯磨き時に妻の目が光っています。手を抜くわけにもいかない(笑)
毎日新聞より「歯周病:失われた組織、塗り薬で再生 大阪大大学院教授ら」
歯周病で失われた骨の組織を塗り薬で再生させる治療法の開発に、大阪大大学院歯学研究科の村上伸也教授らの研究グループが成功した。これまでは、病気の進行を食い止める治療法しかなく、重症の場合には抜歯していたが、組織の再生により歯を保存できる可能性が高まった。臨床試験では、重篤な副作用はなく、順調に進めば数年後には治療薬として利用できるようになる見通し。
歯周病は、歯垢や歯石が原因となって歯肉や歯槽骨など歯を支えている土台が破壊されてしまう病気です。40歳以上の日本人の8割が罹患しているといわれ、歯を失う原因の50%は歯周病だとされています。いわば国民病でしょうか。
軽度の歯周病であれば歯石の除去や歯磨きによる治療ですみますが、進行した歯周病で歯槽骨が破壊されている場合は、フラップ手術などと呼ばれる手術を行うこともあります。ただ、この場合も失われた歯槽骨の再生を行うことはほとんど期待できません。
村上教授らは、「科研製薬」(東京都)と共同で、細胞を増やす働きがある特定のたんぱく質を用いた薬を開発。細胞を使った実験では、歯槽骨の元になる幹細胞から、歯を支える歯槽骨、歯の表面のセメント質、それらをつなぐ歯根膜の細胞が同時に増殖することを確認した。動物実験でも、歯周病で失われた組織の再生に成功した。
歯そのものの再生はまだ難しいんでしょうか。塗り薬で虫歯が治ればいうことないですね(笑)
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2005.01.13
いつのことかは分かりませんが、妻を見ていると、彼女がが僕より先に死ぬというシチュエーションは想像できません。なぜでしょう(笑)
UKTodayより「驚くにはあたらない? 女性の長生きの理由は、強い心臓!」
英国人女性の寿命は男性よりも平均5年長く、60代以上の女性人口が大きな割合を占めるようになってきている中、女性が男性より長生きする理由は、女性の心臓の方が同年代の男性の心臓よりも強いためという研究結果が報告された。
リヴァプール・ジョン・ムーアズ大学のデヴィッド・ゴールズピンク教授によるこの報告では、18−80歳の健康な男女250人以上を対象に加齢による心臓の機能について調べたとのことです。
その結果、男性では70歳までに心臓が血液を送り出す能力が最高25%も低下するのに対し、女性はほとんど衰えなかったとのこと。
ただし、運動により衰えを防ぐことは可能なようで老齢でも運動している男性は20歳の運動していない男性とあまり変わらない心臓の機能を持っていたそうです。
同教授はさらに、女性にとっても運動は重要で、運動することで加齢に伴う足の筋肉の衰えを防ぐことができると主張。
妻にはあまり脚は衰えてほしくありません。うちの母親を見ているとどうも脚の衰えと口の達者さが反比例しているようなので(笑)
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2004.12.22
息子(4歳)は早産で生まれたため生まれてから1ヶ月以上、小児ICUに入っていました。生まれたときの体重は1900g。
初めて見たときはなんて小さいんだと思いましたが、ICUの中ではむしろ健康優良児。医師が言った「私たちは1000g以下で生まれてきた子どもたちも必ず大きく育てて見せます」という言葉に強い安心感をおぼえました。
その息子、現在はパワーがありあまっているようです。もう少し大人しくできないのでしょうか(笑)
Yahoo!NEWSより「最軽量女児が無事成長 米、243・8グラムで出生」(共同通信)
AP通信によると、米シカゴ近郊メイウッドのロヨラ大学医療センターの広報担当者は20日、同センターで9月に生まれた時の体重がわずか243・8グラムの女児が順調に成長し、来年1月初めにも退院できる見通しになったことを明らかにした。インド人を両親とするこの女児は、無事生存できた未熟児としては誕生時の体重が最も軽い世界記録とみられている。
243gというのは驚異的です。自分の息子を見たときでさえ「なんて小さいんだ。これ位の肉なら食えるかも」という不謹慎きわまりない印象をもった僕ですが、うちの息子の8分の1ですか。おそらく握り拳2つ分位の大きさじゃないでしょうか。
通常、出産予定日より3週間以上早く生まれたり、2500g以下で生まれ機能が未発達の子どもを未熟児と呼びます。その中でも2500g以下は低出生体重児、1500g以下を極低出生体重児、1000g以下を超低出生体重児と呼びます。
体の機能が未発達の場合は小児ICUに入ることになります。息子の場合、予想外の展開だったので気が動転していた僕はなんと名前をつけるのを忘れていました。看護師さんにいわれて期限ぎりぎり滑り込みセーフ(笑)
母親が妊娠26週の9月19日に帝王切開で生まれた双子の1人で、「ルマイザ」と命名された。誕生時の身長は24・8センチ。体重は現在、1191・5グラムに増えている。双子のもう1人の女児は、誕生時に567・4グラムだった体重が約2270グラムになった。
3ヶ月で退院ていうのも早いですね。健やかに大きくなることを祈ります。
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2004.12.10
ここ何代かはずっとノート型を愛用しています。デスクトップは娘(5歳)と息子(4歳)に破壊される危険性が大なので(笑)。
CNNより「ノートPCの「熱」、男性の生殖機能に悪影響と研究発表」
年齢を問わず広く普及しているノートパソコンで、作動の際に出す熱が男性の生殖機能を低下させる恐れがあると、米専門家が9日、学術誌「ヒューマン・リプロダクション」に発表した。
発表したのはニューヨーク州立大学ストーニー・ブルック校の泌尿器学のイェフィム・シェンキン助教授ら。21−35歳の男性29人を対象にノートパソコンを膝に置く前と後の陰嚢部分の温度変化を調べたようです。
その結果、パソコンの電源をオフにしたまま、ももの上に乗せただけで、陰嚢の温度は摂氏2.1度上昇。さらに、電源を入れると右側部分は2.8度、左側は2.6度上がった。シェンキン助教授は、温度が上がると、精子の質量の状態に悪影響を及ぼす可能性があると指摘。
なんだか一番肝心なところが推測になっています。「温度が上がると精子の質量の状態に悪影響を及ぼす可能性がある。」って具体的にどうなるのでしょう。
温度があがるのは確かだとしてもそれが精子にどのような影響を及ぼすかがはっきりしないと意味はありません。電磁波有害論っぽい論調ですね。
もしかしてコタツもダメなんでしょうか(笑)。日本が少子化になる原因はコタツだったんでしょうか(笑)。
助教授は、1日数回、ノートパソコンをひざの上で使用している若者はさらに危険性が高いと指摘。このまま同じ頻度で使用を続けた場合、15―20年後には生殖機能に深刻な支障が生じる恐れがある、と警告している。
こりゃ困りましたね。
と、ノートパソコンを使ってコタツで書いてます(笑)
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2004.12.05
唐辛子と大豆でハゲが直るんですか? 豆腐に唐辛子でもかけたらいいんでしょうか(笑)
くまにち.コムより「発毛促進 唐辛子と大豆でサプリメント 熊大大学院助教授が研究」
唐辛子と大豆から抽出した成分で作ったサプリメントを、脱毛症などで頭髪が全くない人や薄い人が三カ月間飲んだだけで、男性の八割、女性も三割で発毛が促進されることが、熊本大大学院医学薬学部の岡嶋研二助教授(血液学、ストレス研究)の臨床研究で分かった。抜け毛を抑える効果もあり、岡嶋助教授は「育毛に役立つサプリメントとして商品化できる」と期待している。
サプリメントは唐辛子2gに相当するカプサイシン6mgと大豆30gに相当するイソフラボン75mg。これを薄毛や全身脱毛の男性18人、女15人に3ヶ月間与えたところ、男性14(78%)、女性4人(27%)で発毛や増毛が確認できたそうです。
一方偽薬を与えた場合17人中3人に発毛がみられたとのこと。
カプサイシンは唐辛子の辛み成分です。これが神経を刺激して、カルントニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)を放出させます。CGRPはラットの実験により、毛母細胞を増やしたり、毛髪の成長期間を延ばす「インスリン様成長因子」を増やすといわれています。またイソフラボンには、CGRPを増加させる作用が確認されています。
このほか、脱毛に悩む男性十人にも同じ方法でサプリメントを投与したところ、一カ月で全員の抜け毛が減少。四十歳の男性は、服用後二週間で洗髪の際の抜け毛が約三分の一に減ったという。
ハゲの克服は人類の悲願(?)です。
でもこの結果をだけを見ればすごい効果ですね。頭に塗るのでなく飲むっていうのも。
<参考>「薄毛に明るいニュース−毛穴に幹細胞発見」(サイト内リンク)
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2004.12.04
僕は痔ではありません。お尻を拭いたときに切れて血が出ることがたまにありますが、あれは痔ではないと信じましょう(笑)
Yahoo!NEWSより「女性の3人に1人が痔 ロート製薬が全国調査」(共同通信)
女性の3人に1人は痔(じ)−。ロート製薬(大阪市)は2日、全国の20−40代の女性約1万人を対象に9月に実施した「体の悩みアンケート」で、34・5%が「痔を経験したことがある」と答えたと発表した。
痔は男性の病気というイメージが定着していますが、おっとどっこいですね(笑)
どうも痔には悪いイメージがつきまとっています。なぜなんでしょう。
調査では20代から30代の女性の3人に1人が痔の経験アリと答えています。そのうち現在も痔であると答えた人は30代で56.1%、40代で55.4%ですが20代では66.3%にのぼります。
出産に伴い痔になるという話は聞きますが、それ以外にも長時間トイレを我慢して便秘になったり、ミニスカートやハイヒールで下半身を冷やし結構を悪くすることで肛門が鬱血することなどが原因のようです。
いかん。これからミニをはいた女性を見ると痔を連想しそうです。
経験者のうち「今も痔だ」と答えたのは20代が最高で66・3%。「慢性的に痔になる」も20代がトップ(23・5%)で、若い女性ほど深刻な実態が浮かび上がった。
痔で悩んでいたのは現代人だけでなく、あのナポレオンも痔だったそうです。日本では夏目漱石や松尾芭蕉など。芭蕉は奥の細道紀行の途中で痔を悪化させたらしくこんな句を詠んでいます。
「 持病さへおこりて、消入計(きえいるばかり)になん」(奥の細道)
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2004.12.02
内視鏡のお世話になったことはないです。できることならお世話にならずにすませたいのですが(笑)
ITmediaより「飲み込めるカプセル内視鏡、オリンパスが開発」
オリンパスメディカルシステムズは11月30日、錠剤のように飲み込めるカプセル型内視鏡を開発したと発表した。チューブを挿入する従来型と異なり、患者の負担を抑えながら消化器内を観察できる。早期の実用化を目指すほか、無線による給電システムや患部への薬液放出機構なども開発を進め、従来型と同等にまで高性能化を図っていく。

この内視鏡は小腸用ですが、直径11mm、長さ26mmのプラスティック製です。CCDセンサーと超小型レンズによる撮影機構、無線送信機構を備えており小腸内の様子を外部モニターで観察できるようです。内蔵バッテリーで8時間の動作が可能。
従来の内視鏡は小腸の蠕動運動に合わせて挿入するゾンデ式や無理矢理押し込んでいくプッシュ式でした。ゾンデ式では時間がかかる、プッシュ式では苦痛を伴うなど患者にしてみれば「ろくなもんじゃねぇ」って感じですか(笑)
この内視鏡は飲むだけでいいというのは利点ですがまだまだ開発途上の段階のようです。一番大きな問題点は外部からの操作を受け付けないので観察範囲が限られてしまうことでしょう。この点がクリアされれば広まる可能性もありますね。
ただ現状ではダブルバルーン式など新しい方式もあるようですからカプセル型になるには時間がかかるんじゃないでしょうか。
将来はカプセル型もチューブ型と同様の機能が必須になると見ており、これを可能にするキー技術として(1)磁気を利用してカプセルを自在にコントロールする全方位誘導システム、(2)電源を体外から供給する無線給電システム、(3)病変部に薬液を放出する機構、(4)体液を採取して持ち帰る機構、(6)本体にアクチュエータを搭載して自ら動き回る自走機構、(7)超音波エコー診断を内部から行える超音波カプセル──の開発も進める。
これに乗り込めたら気分はまるでミクロの決死圏(笑)。彼らは目から涙とともに出てきましたが、これは便とともにお尻から出てくるのが難点ですが(笑)
<参考>オリンパス
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2004.11.30
息子(4歳)は目薬が嫌いです。彼の嫌いなものは散髪、耳掃除、トマト、目薬のようです。結膜炎になったときに目薬を差すのにいつもプロレスでした(笑)
nillei.bpより「“ヌメリ”で目にとどまる目薬、ロート製薬が開発」
ロート製薬は2004年11月26日、粘性を持つアルギン酸を利用して、目にとどまって薬剤の効果が持続する点眼薬(目薬)の製剤技術を開発したと発表した。品質を安定させながら、粘性などをコントロールする技術で、世界初という。花粉症対策の点眼薬などに応用できるとしている。
目薬がぬめるんですか(笑) 目医者に行ったときに目に塗り込まれるあの軟膏みたくなるんでしょうか(笑)
アルギン酸は昆布やワカメのヌルヌルしたぬめり成分です。天然の多糖類ですがよく化粧品などに増粘剤として利用されています。
ロートは独自の技術によって、アルギン酸で、品質を安定させながら、粘性や点眼後の滞留性を制御する技術を開発。これを基剤として使い、涙液との接触などで変化する点眼液を実用化した。薬剤が患部に滞留し、効果が持続するという。こうした手法は、患部に薬剤を集中的に送り込む「ドラッグデリバリーシステム」(DDS)として活用されている。
こういうのもドラッグデリバリーシステムというんですね。ナノテクの話かと思ってました。
でもこの目薬、挿すときもドロってしてるんでしょうか。落ちてくるまでに時間がかかりそう(笑)
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2004.11.29
Yahoo!NEWSより「食物アレルギーにワクチン 米で開発、症状が大幅軽減」(共同通信)
ピーナツや牛乳などの食物アレルギー症状をワクチンで大幅に軽減できることを、米スタンフォード大などの研究チームが犬を使った実験で26日までに確かめた。食物アレルギーは日本でも増加傾向で、死に至ることもある。有効な治療法がなく、ワクチンの人間への応用が期待される。
食物アレルギーを持つ人は近年増加しており、欧米では学童の6%、大人でも2%が食物アレルギーだという報告があります。
子どもの食物アレルギーは消化能力が高まるにるれて自然と解消されることが多いようですが、大人では深刻です。
今回の研究ではアレルギーの原因物質にリステリンいう細菌を無害化して加え接種したようです。リステリンは食中毒の原因物質に一つですがなかなか便利な使い方もあるようで(笑)
ピーナツ1粒で皮膚に強いアレルギー反応が出た犬4匹に注射すると、3匹は40粒近く食べても症状が出なくなり、効果は2カ月以上続いた。牛乳への反応をみた別の3匹でも下痢や嘔吐(おうと)が大幅に軽減した。人間に近い症状が再現できる犬で食物アレルギーが抑えられたのは初めてという。
ピーナッツのアレルギーは英国や米国ではこの10年間で2倍に急増しているようです。
この手法で全ての原因物質のアレルギーが抑えられるのかまでは未確認ですが、食物アレルギーに悩む人にとっては朗報になるかもしれません。
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2004.11.28
YomiuriONLINEより「狂犬病発症の15歳少女、薬物治療だけで奇跡的回復」
有効な治療法がなく、人が発症すると100%が死に至るとされる狂犬病で、ワクチン接種を受けていない15歳の少女患者を薬物治療だけで救命することに米ウィスコンシン州の病院が成功した。米疾病対策センター(CDC)が25日、ワクチンを使わない世界初の生存例であることを確認した。
日本では1956年以後、1970年にネパールで感染した青年が死亡した事例以外は狂犬病が発生していないため狂犬病という言葉には鈍感になっているかもしれません。が、世界中では年間3万5000−5万人が死亡しているのが狂犬病です。
狂犬病は発病するとほぼ100%が死亡する危険なウィルス性の人獣共通感染症です。CDCによると発症後の生存例はこれまでに世界で5人しかいないとのこと。
発病した動物に噛まれてからの潜伏期間は一定しませんが、だいたい1−2ヶ月程度です。発病すると刺激に対して過敏になり、狂躁状態となります。その後全身麻痺が起こり最終的には死亡します。
今までの5人の生存例は全て症状が発病する前に狂犬病のワクチン接種を受け発病を抑えていました。これが唯一の治療法であるとされてきましたが、この少女は今年9月に狂犬病に感染したコウモリに噛まれ発病するまでワクチン接種はしていなかったとのことです。
医師団は少女の神経症状を抑え、強い薬剤の影響から弱った神経系を守る目的で、麻酔薬と抗ウイルス剤の計4種による「カクテル療法」を決断。少女は奇跡的に回復し、神経系へのダメージや著しい衰弱が残るものの、24日の時点で、家族の問いかけに答えたり、起きあがったりできるようになったという。CDCの分析でウイルスの除去も確認された。
最近問題になっているのはコウモリを通じた感染です。欧米やオーストラリアで狂犬病と類似したウィルスに感染したコウモリに噛まれ死亡した事例が報告されています。
最近はペットとして飼われているコウモリもあるようですが、コウモリは検疫対象にはなっていません。日本でも事例が可能性はあるでしょう。
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2004.11.26
親父が糖尿病のため、妻は僕の食生活にはずいぶんと気を使ってくれているようです(謝)。ただ、外では暴飲暴食ですが(笑)
Yahoo!NEWSより「やせた男性飲酒で危険上昇 2型糖尿病で研究班調査」
食生活などがかかわる2型糖尿病に、肥満男性に比べてなりにくいとされるやせた男性でも、飲酒量が増えるにつれて発症の危険性は高まることが、厚生労働省研究班(班長・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)の大規模疫学調査で分かった。英国の糖尿病専門誌に25日までに発表した。
インスリンの不足や機能低下が原因となる糖尿病はインスリンの分泌状態により2つの型に分けられます。
1型糖尿病は、膵臓のインスリンを分泌する細胞が破壊されインスリンを分泌できなくなるもので、比較的若い年齢層に多く見られます。一方、遺伝や生活習慣の影響が大きいとされる2型糖尿病はインスリンの分泌量が少なくなったり、働きが悪くなることが原因でおこります。
原因は遺伝に加え、運動不足や食べ過ぎ、肥満、ストレスなどが影響していますが比較的肥満型に多く見られ、全体の95%をしめています。
研究班の野田光彦・虎の門病院内分泌代謝科部長は「やせた人には、血糖値を抑えるインスリンの分泌能力が弱い人が多い。長期の飲酒も分泌能力を下げると報告されており、両者の複合要因ではないか」と分析。「ほかの病気への影響も考慮し、日本酒に換算し1日1合程度を超える飲酒習慣には注意を」とアドバイスしている。
やせていても危険は危険ということですね。仲間だ(笑)
ちなみに僕はBMIでは肥満気味とされる境界線にいますが、その場合、飲酒はいいんでしょうか。いいことにしておきましょう(笑)
<参考>国立がんセンター
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2004.11.25
娘(5歳)が風邪を引いて寝ているときに空咳ばかりしています。で、わが家の寝室では加湿器がうなりをあげているんですが、うちの加湿器のうるさいこと。娘は空咳で寝不足ですが僕は加湿器で寝不足です(笑)
UKTodayより「チョコレート好きに新たな朗報!? 含有成分、テオブロミンに咳止め効果!」
チョコレートの原料となるカカオに含まれる成分テオブロミンに咳止め効果があり、その効果は現在多くの咳止め薬の主成分として使用されているコデインよりも強力であるとの研究結果が発表されたことが伝えられた。
調査したのはインペリアル・カレッジ・ロンドンとロイヤル・ブロンプトン病院の研究チーム。被験者10名にテオブロミンとコデイン、そして擬似薬を与え、その後、咳を誘発する成分カプサイシンを吸引させ、それぞれの薬が咳に対してどれだけの効力をもつか調べたとのことです。
その結果、テオブロミンを与えられた被験者は、咳を5回するまでに、擬似薬を与えられた場合に比べて3倍も濃度の強いカプサイシンが必要だったのに対し、コデインを与えられた被験者は擬似薬を与えられた場合と比べて、わずかに高い程度の濃度で咳を5回するにいたり、テオブロミンが強い咳止め効果をもつことが立証された。
テオブロミンはカカオ豆などに含まれるプリン誘導体です。血管を拡張させて血流量を上げ、体温を上昇させる働きをもちます。また、脳内物質のセロトニンに働きかけてリラックスさせる作用があるともいわれています。
ちなみに犬には毒物であるというのは犬を飼っている人は知っている人も多いでしょう。
このテオブロミン、ココアにも多く含まれています。咳をすればココアを飲めばいい(?)
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2004.11.19
娘(5歳)は大のリンゴ好きでかぶりついています。息子(4歳)は大のミカン好きでほっとけばミカンだけで暮らしてしまいそう。というわけで今僕の目の前にはリンゴとミカンが山積み(笑)
YomiuriONLINEより「アルツハイマー予防にリンゴ、毎日1個皮ごと食べる」
毎日1個のリンゴが、アルツハイマー病など痴呆(ちほう)の予防に役立つ可能性がある。こうした実験結果を米コーネル大などの米韓共同チームがまとめた。新鮮なものを生のまま皮ごと食べる方が効果が期待できるという。全米化学会の専門誌の来月1日号に掲載される。

アルツハイマーに有効なリンゴの成分は「ケルセチン」。高い抗酸化力があるとされ、マウスの脳細胞を過酸化酸素にさらした状態で蹴る背賃の効果を調べる実験では明確に高い効果が確認されたようです。
ケルセチンはポリフェノールの1種で、タマネギやリンゴの中に多く含まれます。抗酸化剤としての効果は有名で、アレルギーのしきい値を引き上げるため花粉症に有効であることで有名です。それ以外にも脂肪吸収抑制効果が強いためリンゴダイエットなどにも使われましたね。
抗酸化作用で細胞や遺伝子を傷つける活性酸素を防ぐことがアルツハイマー予防とされる理由でしょう。
研究チームは「人の体内での働きなどを慎重に分析する必要がある」とする一方、実験結果をもとにした目安として、「1日あたり少なくとも1個食べれば体内の一定量が確保できる」としている。
うちの娘はアルツハイマーにはならないんでしょうか。
僕はといえば、リンゴを丸かじりすると歯茎から血がでるかも。タマネギじゃダメかな(笑)
過去の記事からいけばリンゴ入りのカレーを食べて食後にお茶が一番ですね。
<参考>「カレーでアルツハイマー予防」(サイト内リンク)・「お茶でアルツハイマー予防−カレーのおともはお茶です」(サイト内リンク)
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2004.11.17
YomiuriONLINEより「自閉症、脳に免疫系物質…治療法解明に道」
米ジョンズ・ホプキンズ大学などの研究チームは15日、自閉症の人の脳に免疫系物質の作用によると見られる炎症が生じていることを発見したと発表した。
自閉症は、1943年にアメリカのレオ・カナー博士が特徴的な行動を示した11人の子どもたちについて、その行動の特徴を示した「情緒的接触の自閉的障害」という報告を行い、翌年に「早期乳幼児自閉症」と命名した論文を発表したのがその研究の始まりです。
自閉症の原因は母性の不足なども含めこれまでさまざまなものが上げられてきました。テレビの見せすぎが原因との説も出たりして自閉症を持つ親の苦しみを増した時期もありました。水銀が原因との説も一時期取りざたされたことがあるようです。
現在は、ごく一部の研究者以外は先天性の障害であることを支持しています。
研究チームは、5―12歳の自閉症児6人の脊髄(せきずい)液と、事故やけがなどで死亡した5―44歳の自閉症の11人の脳を分析。炎症に関与するサイトカインという免疫たんぱく質が、17人全員で普通の人より増えていることを確認した。
まだまだ研究の入り口であり、これが全員に認められるかどうかも分かりません。免疫系が原因でないかとの説も以前からありますが、サイトカインが自閉症とどうつながるかも解明されたわけではありません。むしろ今は自閉症をもつ人が社会的に自立できるための基盤整備なのではないでしょうか。
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2004.11.13
先日健康診断に行ってきました。今年も尿酸値が高いと・・・。妻は早速ビールを取り上げました(笑)
nikkeibpより「生野菜のスープ「ガスパッチョ」で尿酸値が下がる」
トマトや玉ねぎなどの野菜を生のままミキサーで細かく砕き、オリーブオイルを加えた、スペイン特産のスープ「ガスパッチョ」を2週間飲むと尿酸値が下がる−−。そんな研究結果が、米国の栄養学雑誌「Journal of Nutrition」11月号で報告された。ビタミンCや各種のカロチノイドなど、水溶性・脂溶性の抗酸化ビタミンをたっぷり取れるためらしい。

米国とスペインの共同チームによる研究です。健康な男女12人にガスパッチョを1日500ml、朝と夜に飲ませると2週間で男性で18%、女性で8%尿酸の量が下がったとのこと。ビタミンCも男性で27%、女性で22%増加したそうです。
尿酸はいわゆる細胞の燃えかすです。プリン体からできていて通常は老廃物として腎臓から排出されます。この排出機能が弱ったり、肉類などプリン体を含む食品を取りすぎると尿酸値が増えます。
この尿酸が尿酸塩となり炎症を起こすのがいわゆる痛風。かつては贅沢病といわれていました。
脂溶性の成分も含めた総カロチノイド量も同様に増えており、「これが尿酸量を減らす方向に働いたのでは」と研究グループはみている。
これはさっそく今晩からガスパッチョかな。でもガスパッチョって食べたことありません(笑)
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Yahoo!NEWSより「男性用避妊ワクチンに道 精巣タンパク、猿で効果」(共同通信)
人間の精巣に含まれるタンパク質を、雄の猿に注射して妊娠を防ぐ実験に、米ノースカロライナ大とインドの共同研究チームが成功した。注射をやめてしばらくたつと大半の猿が生殖能力を回復。男性用「避妊ワクチン」の開発に道を開く成果として注目されそうだ。12日付の米科学誌サイエンスに発表された。
精巣にあるEPPINというタンパク質を遺伝子組み換えで合成しサルに注射したようです。
注射を3週間ごとに1年以上継続するとこのタンパク質への免疫反応が確認できたとか。
このタンパク質は精液の凝固に関係しているようですが、このワクチンの詳しい仕組みはまだ分かっていません。
このタンパク質への十分な免疫反応が確認された7匹を雌と交尾させたところ、妊娠例はゼロだった。ただ、血液中の性ホルモンの量や精子の数には変化はなく、注射をやめて約1年2カ月で、7匹のうち5匹が生殖能力を回復した。
2匹は生殖能力を回復しなかったところが不安ですが。
そういえば数年前に徳島大でも避妊用ワクチンの開発に成功していましたね。その後は何か進展しているのかな。
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2004.11.12
妻はサプリメント好きです。困ったことは、買ってくるたびに種類が違うこと。継続は力なりという言葉を教えた方がいいかもしれません(笑)
Yahoo!NEWSより「ビタミンE大量摂取に注意 「有害の恐れ」と米研究」
老化の原因になる体内の活性酸素を消す働きがあるビタミンEをサプリメントなどで大量に摂取すると、健康に有害な恐れがあるとする研究を米ジョンズホプキンズ大などがまとめ、10日、米心臓学会で発表した。
欧米と中国で主に高齢者13万6000人を対象に行った調査の結果のようです。
ビタミンEには老化を防ぐ抗酸化作用があります。活性酸素が反応を繰り返し過酸化脂質を生成するのを妨げる働きです。
ビタミンEとして自然界に存在するものとしては、トコフェロール4種類とトコトリエノール4種類の合計8種類が知られていますが、主に穀物、緑葉植物、海藻、野菜などに存在しています。
成人の所要量は1日8−10mg程度ですが、取りすぎによる害はないといわれてきました。
1日に267ミリグラム(400国際単位)以上を摂取すると、最長約8年の追跡期間中の死亡率が、偽薬をのんだ人に比べ約10%高かった。摂取量がその半分以下だと、逆にプラスの効果も推定された。
原因は不明のため、まだまだこれからの研究待ちではありますが。
ただ、市販のサプリメントだと1錠あたり200−300mgが含まれているようです。摂取は自分の判断で・・・ということでしょうね。
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2004.11.10
Yahoo!NEWSより「卵巣を腕に移植し機能温存 がん放射線治療の女性に」(共同通信)
がんの放射線治療でダメージを受ける恐れがあった女性の卵巣を摘出し、本人の腕に移植して機能を温存することにオランダのライデン大などのチームが成功、米専門誌キャンサー(電子版)に8日発表した。
放射線治療や化学療法を受けると卵巣の機能が破壊されてしまうことがあります。そのため、治療後に子どもを授かるための研究はあちこちで進められています。
今年には治療前に冷凍保存していた卵巣組織を体内に戻して妊娠し、無事女の子を出産したとのニュースもありました。
ただ、この方法もまだ一般的ではなく冷凍保存による危険性を訴える声もあります。
患者の女性(29)は子宮頚(けい)がんのため、手術と放射線治療の両方が必要と診断された。(中略)このため、卵巣を体の別の場所に移植する方法を試みることになり、がんの手術時に医師が左側の卵巣を摘出、左の上腕部に移植した。放射線治療後に検査すると、排卵など卵巣機能は正常に保たれていた。
どれくらいの期間、腕に卵巣を埋め込んでいたんでしょうか。でも、医学の進歩は予想もつかない技を編み出しますね。
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2004.11.04
鍵しめただろうかとか、コーヒーメーカー消してあるかなと一度家を出たあとに戻ることはしょっちゅうです。そんな僕は長男(笑)
Yahoo!NEWSより「長子に多い強迫性障害 「一人っ子」説当たらず」
親の期待を受けやすい一人っ子に多いとされる子供の精神疾患の一つ「強迫性障害(強迫神経症)」が、きょうだいを持つ子供にむしろ多くみられる傾向が、関西医科大医学部などの分析で明らかになった。名古屋市で3日、開かれた日本児童青年精神医学会総会で発表された。
強迫性障害いわゆるOCD(Obsessive Compulsive Disorder)はかつては強迫神経症といわれていました。
誰でも鍵をかけ忘れたかどうかとか、火を消したかどうかが気になってしかたがないことはあると思います。これが生活を脅かすレベルにまで高まるのが強迫性障害です。たとえば、トイレに入ったあと菌が残っているかどうか不安で1時間以上も手を洗ってしまうとか、ドアに鍵をかけたかどうか不安で最後は外出できなくなってしまうなどの例があります。
アメリカでは人口の2%以上が強迫性障害だとのデータも。原因は不明ですが薬物療法や行動療法が発達してきており、治癒の可能性も高くなってきています。
調査で強迫性障害と診断された4−18歳の子ども56人を調べました。すると一人っ子が9%、2人が63%、3人が20%、4人が7%だったそうです。
特に同性の兄弟を持つ長子に多く、「親が他のきょうだいと比較する」などライバルを持つ葛藤(かっとう)が原因とみられるという。
葛藤でしょうか。ちょっと無理矢理の原因付けのような気もしますが、長子は大変ですね。
長子が大変だということを弟にもしっかりと言っておくことにしましょう(笑)
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2004.11.03
幻覚ってそんなに簡単に見るものなんでしょうか。
Yahoo!NEWSより「小学生の2割「幻覚体験」 不安定な親子関係反映か」
統合失調症の診断基準にもなる幻覚(幻視、幻聴)を体験したとする小学校高学年の児童が2割に上ることが、名古屋大発達心理精神科学教育研究センターの調査で分かった。幻覚を訴える子供の割合はこれまでの海外の研究で19−35%とされてきたが、国内で示されたのは初めて。
幻覚には見えないはずのものが見える幻視や聞こえないものが聞こえる幻聴、その他幻味、幻嗅、幻触、体感幻覚などがあります。様々な障害で幻覚の症状がでてきますが、統合失調症の幻聴、薬物中毒の幻視やてんかんの発作による幻嗅などが有名です。
脳内の代謝が正常な状態でなくなっていることは間違いないでしょうが、根本的な原因などは諸説紛々まだはっきりとはしていないようです。
この調査は通院歴などのない11、12歳の児童760人を対象に行ったとのこと。そのうちの21%が「人の顔が浮かぶ」「自分の悪口が聞こえる」などの回答をしたそうです。
意識と行動のつながりが失われる「解離」や不安が関連しているとみられ、村瀬聡美助教授は「親子関係のストレスがきっかけで幻覚が出たという症例もあり、親子関係の不安定さが(調査結果の)背景にあるのではないか」とみている。
幻覚は本来、感じている本人にとっては幻だとは思わないものだったような気がするのですが。海外の研究でも19−35%の子どもが幻覚を訴えるということですから、特別気になる数字ではないのではないでしょうか。
感受性の強い子どもの頃、精神的な外傷で幻覚を見るということは多々あるのかもしれません。
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2004.11.02
息子(4歳)は早産で生まれ、1ヶ月以上小児ICUに入っていました。何の異常もなく大きくなり親はホッとしています。むしろ元気が余りすぎていて、とりあえずデカレンジャーごっこでこれ以上家を破壊するな(笑)
Yahoo!NEWSより「歯周病悪化は早産の一因 炎症で出産促す物質増加」(共同通信)
歯周病で歯茎の炎症が悪化した妊婦は、そうでない人より約5・1−5・7倍、早産や切迫早産になりやすいとする調査結果を、鹿児島大の和泉雄一教授(歯周病学)、大学院生の長谷川梢さんらが2日までに、まとめた。
妊娠37週未満での分娩を早産と定義していますが、原因にはさまざまなものがあり原因不明のものも何割かあるようです。
主な原因は妊娠中毒症、前置胎盤、前期破水などです。1970年には早産率は4%でしたが、2001年には約5%となり僅かに上昇傾向がみられます。
炎症にかかわる情報伝達物質のサイトカインが血中で増え、子宮の収縮を誘発しているらしい。(中略)古市保志・同大助教授は「一部は歯周病が原因だろう。歯茎の炎症を治したら早産が10%から2%まで減ったとの外国の研究もある」として、歯周病の治療や予防を呼び掛けている。
でも、つわりがひどかったりすると歯磨きの回数も減るでしょうし妊婦は歯周病になりやすいかもしれません。歯周病による早産の危険性は喫煙や飲酒よりも高いとの話もあります。
僕も歯医者で歯周病だよとひと言。妻は早速電動歯ブラシを買ってきておりました。これ不精者の僕にはピッタリ(笑)
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2004.10.31
息子(4歳)はこの年にしておっぱいフェチです。女性のおっぱいを見るとあたりかまわずさわりに行きます。誰に似たんでしょうか(笑) 最近は妻がガードするのでしかたなく僕の胸を触るように・・・。おぃぃ。道を間違ってるぞ(笑)
CNNより「豊胸手術、より安全な埋め込み材料開発と 英企業」
英バイオテクノロジーの「Aortech International」社(本社・英国スコットランド)は29日、豊胸手術で胸に埋め込む袋で、より体になじみ、安全で劣化しにくい生体材料「Elast-Eon」を使ったバッグの開発に成功し、近く臨床試験を実施する、と発表した。
Elast-Eonは本来、心臓弁などの医療用インプラントのために開発された素材で、耐久性に優れ、柔軟性があり、血液との親和性を有し、生体に適合しやすい素材として発表されました。
豊胸手術は脂肪注入とバッグの埋め込みが主な手法ですが、このバッグには通常生理食塩水などが用いられます。もともとシリコンバッグが使われていましたが中のシリコンジェルがもれだしガンなどを引き起こすおそれがあるとしてFDA(米国食品薬品局)が使用中止命令を出しました。現在では因果関係が否定されまた使用されるようになってきています。
ただ、これらの素材は中身がもれ出すことがあるというのが最大の問題点です。
また、乳房撮影を受ける際、乳房を圧迫して検査するため、豊胸手術を施した女性はバッグの中身が漏れてしまう危険性があるなどと指摘されていたが、Elast-Eonバッグはこれらの問題にも対処しているという。
この会社は世界の市場で6億ドルの収益を見込んでいるとのこと。
でも・・・やはりこれ以上のコメントは避けましょう(笑)
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2004.10.30
Yahoo!NEWSより「アルツハイマー防止薬ができる可能性=米研究チーム」(ロイター)
米調査チームが、アルツハイマー病の症状である脳細胞破壊を防ぐ薬ができる可能性がある、との研究結果を発表した。研究を行った科学者チームは、少なくとも実験装置内で、アルツハイマー病患者の脳細胞を破壊する蛋白質の増加を阻止する薬が調合できた、としている。
アルツハイマーの進行を止める薬ができたら多くの人にとっての朗報になります。いろいろな方向からのアプローチが続いているようですが、東京都神経科学総合研究所で研究しているワクチンとどちらが先に実用化されるのでしょうか。
アルツハイマー病は脳にべータアミロイドというタンパク質が蓄積することで進行するといわれています。東京神経科学総合研究所の研究ではこのベータアミロイドを体内に注射することにより免疫反応によりベータアミロイドに対する抗体をつくらせるというものでした。
このアメリカの研究ではなんらかの手法でベータアミロイドの増加を阻止するのではないでしょうか。情報量が少なくてわかりませんが。
スタンフォード大学の研究所ハワード・ヒューズ氏は、蛋白質の増加を阻止するというアプローチについて、エイズウイルス感染など他の疾病にも有効な可能性がある、と述べた。
まだまだどうなるか分からない段階ですが、このアプローチが有効であるなら多くの病気にたいする薬が作れることにりますね。期待。
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2004.10.27
そろそろ熱いお茶が美味しい季節になってきました。
Yahoo!NEWSより「お茶の飲用がアルツハイマー予防に効果=英研究チーム」(ロイター)
英ニューカッスル大学の科学者チームが25日、お茶の飲用はアルツハイマー病の予防になる可能性がある、との報告を発表した。ただ根本的な治療にはならない、としている。研究では、身体的に健康な人が定期的にお茶を飲用した場合、記憶障害の原因となる物質の増加が抑制される可能性があることが分かったという。
痴呆症のほとんどはアルツハイマー型痴呆か脳血管性痴呆のどちらかに分類されます。その中でアルツハイマー型痴呆はドイツのアロイス・アルツハイマーが1907年に最初の症例を報告したことからその名がついています。
カレーの中のクルクミンがアルツハイマーの予防につながるという説もありますが、アルツハイマー性の痴呆の原因はまだはっきりと分かっているわけではありません。先日はアルツハイマー性の痴呆にきくワクチン開発に兆しがみえたというニュースもありました。
研究によれば、緑茶や紅茶はアルツハイマー病と関連のある物質の作用を抑制したが、コーヒーでは顕著な効果がみられなかった。
緑茶や紅茶はアルツハイマー病を進行させる酵素「アセチルコリンエステラーゼ」の働きを抑える作用があるとのこと。
これからの高齢化社会でますます深刻化するだろう痴呆の介護にとって、アルツハイマーの治療法の確立はますます大きな願いとなるでしょうね。
でも、コーヒーはダメなんだ。コーヒー好きとしては少し残念(笑)
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2004.10.20
Yahoo!NEWSより「双子からの卵巣移植で妊娠 米で初、拒絶反応なし」(共同通信)
10代で原因不明の理由で排卵ができなくなった米アラバマ州の女性(25)が、一卵性双生児の姉妹のもう1人から提供された卵巣の移植を受けて妊娠に成功していたことが分かった。
前例が多くはない卵巣移植ですが、一卵性双生児とはいえ他の人の卵巣を移植するというのはほとんどないんじゃないでしょうか。自分の卵巣を凍結保存しておいて再移植するという例は何度か聞いていますし、妊娠した例もあったように思いますが。
不妊を克服するための手法としては一般的ではないでしょうが一つの成功例として今後の経緯も見守りたいですね。
でも、問題はこれ誰の子になるんですか。
米国で卵巣移植が行われたのは初めてという。同じ遺伝子を持つ双子への移植のため、拒絶反応はなかったが、女性は自分のおいか、めいに近い関係の子供を妊娠しているともいえる格好になる。
一卵性双生児なので遺伝子は同じといっても、卵細胞のもとの卵原細胞は胎児の段階でできてますよね。ということは移植された卵巣の中の細胞は一卵性双生児の姉(妹)の細胞です。じゃあ子どもは誰の子なんでしょう。
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親父が糖尿病でしたから糖尿病の危険は常につきまとってます。あまり気にしたことはないですが(笑)
Yahoo!NEWSより「ウイスキーが合併症抑制? 糖尿病で効果とサントリー」
サントリーは19日、ウイスキーの中に糖尿病合併症の発症を抑える成分が含まれている可能性が高いと発表した。福山大(広島県福山市)や静岡県立大との共同研究で突き止め、3日の日本糖尿病合併症学会で報告した。
体の細胞内にあるアルドース還元酵素という物質は糖尿病性網膜症などの合併症を加速することで知られている。サントリーは、いくつかの飲料を加えてこの酵素の活性化をどれだけ抑えられるか実験した。その結果、ウイスキーが83%に達し、ウーロン茶の38%、緑茶の6%、赤ワイン5%を大きく上回った。
糖尿病の治療は合併症をいかにおさえるかにつきます。目、腎臓、神経が三大合併症といわれていますが、高血糖状態が続くとアルドース還元酵素により血液中のグルコースがソルビトールという糖アルコールに変わります。このソルビトールが増えると細胞に障害がおこりその結果合併症にいたります。
サントリーの研究ではウィスキーにアルドース還元酵素を阻害する働きがあるということですが、糖尿病なのにアルコール飲んでもいいんでしょうか(笑)
サントリーは「アルドース還元酵素の働きを抑える成分は、オークたるで熟成する過程で出ているのではないか」と話している。
オーク樽で熟成しないとダメなんですね。
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2004.10.18
魚の効用は思わぬ所にもあらわれているようです。
Yahoo!NEWSより「魚よく食べる人、自殺しにくい?=リスク8分の1−日中共同研究」(時事通信)
魚をよく食べる人は、そうでない人より自殺のリスクが低い−。こんな研究結果を富山医科薬科大と中国・大連医科大の共同研究チームがまとめ、米国の医学専門誌「バイオロジカル・サイカイアトリー」に発表した。
魚に含まれる不飽和脂肪酸のエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)の効用はさまざまいわれていますが、精神病の症状がやわらぐことなども可能性として指摘されています。
研究チームは2002年4月から7月にかけ、大連医科大の救急病棟に入院した自殺未遂者100人と、事故で入院した患者100人の血液を採取。魚の油に含まれる脂肪酸、エイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)の赤血球中の濃度を測定した。両群を比較すると、自殺未遂者の方がEPA、DHAとも濃度が低かった。
200人をEPA、DHAの王度が低い順に4グループにわけると濃度が高いグループの自殺リスクは濃度が低いグループに比べてEPAで約8分の1、DHAで約5分の1だったようです。
DHAやEPAの効用としては成人病予防、老化防止、ガンの転移防止、アレルギーの防止などさまざまなものがあげられます。同じ不飽和脂肪酸でも肉のものが目の敵にされるのとは大違い(笑)
背の青い魚に多く含まれ、焼いたり揚げたりすると脂肪分と一緒に外に流れ出すようですから要注意。
でも魚の消費量が多い割に日本は自殺率が高いんですが。魚を食べなきゃもっと高くなるということですか?
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2004.10.05
オリンピック期間中はドーピングに関するニュースが数多く流れてました。
YomiuriONLINEより「リンゴのポリフェノール、筋力増強や脂肪減少の効果」
アサヒビールと日本体育大学大学院の中島寛之教授らの共同研究で、リンゴから抽出されるリンゴポリフェノールに、筋力を増し、内臓の脂肪を減らす働きがあることが明らかになった。
ポリフェノールは分子内に複数のフェノール性水酸基をもつ植物由来の物質の総称です。植物の色素や苦みの成分でもありほとんどの植物に含まれています。種類も多く、総数は5000種以上にのぼるとか。イソフラボンなどのフラボノイドや緑茶に含まれるカテキンもその一種です。
コレステロールを抑えたり、心臓病やガンへの効果はいわれていましたが筋肉増強や脂肪減少などの効果は初めて発表されました。
リンゴのポリフェノールは果肉にもあるが、特に皮の部分に多く含まれているという。アサヒと中島教授らは、リンゴポリフェノールを5%混ぜた固形エサを3週間与えたマウスと、普通の固形エサを与えたマウスを比較した。その結果、ポリフェノール入りを食べたマウスは、普通のエサのマウスより筋力が16%高く、内臓脂肪は27%少なかったという。
筋力が16%も高くなるとなればスポーツ選手は飛びつくでしょうね。アサヒは2005年にもサプリメントや飲料などの形で製品化を目指しているようです。
植物由来の物質ということでドーピングの禁止薬物リストにものりにくそうですし。
ただドーピングの禁止薬物の選定ってどこで選を引いてるんでしょうか。特別に合成されたものでないものでも禁止薬物リストにあがっているものもあるようですし。スポーツで一流になるということは常にドーピングを意識しなければいけないぶんバックアップのしっかりしていない競技などでは不安が残るのでは・・・。
ちなみに過去には「ガンバレ!ニッポン」キャンペーンでスポンサーになった「ファイト、一発」がキャッチフレーズのドリンクが禁止薬物の無水カフェインを含んでいたなんてこともありましたが(笑)
<参考>アサヒビール
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2004.09.22
お酒は強い方だと思いますが、その思いこみからかつい飲み過ぎてしまいます。それによる失敗は数知れず(笑) つい先日も・・・(これは内緒)
毎日新聞より「脳梗塞:長時間ほろ酔い気分が続く人は注意」
体内でアルコールを分解する酵素「ADH2」の活性が弱い男性は、強い男性より脳梗塞(こうそく)になる危険性が2倍以上高いことが日本医科大と国立長寿医療センターの大規模な疫学研究で21日、分かった。ADH2は酒の強弱とは直接関係ないが、活性が低い人はアルコールが分解されにくい。研究グループの太田成男・日本医大教授(細胞生物学)は「長時間ほろ酔い気分が続く人は脳梗塞に注意した方がいい」と指摘している。
アルコール分解酵素の活性が食道ガンなどの発ガンリスクに関係しているという説はありましたが、今回は脳梗塞です。
アルコールは体内に吸収されるとアセトアルデヒドをへて酢酸に変わります。このアセトアルデヒドに毒性があるため顔が赤くなったり不快な気分になります。まずアルコールは肝臓でADHという酵素によりアセトアルデヒドに変えられ、ALDHにより酢酸に分解されます。お酒の弱い人はこのALDHの活性が低い人です。
一方今回問題になっているのはADH。その中でも主に働いているADH2です。日本人の4割は活性が低くなっているそうです。ADHの活性が低いということはアルデヒドへの分解速度が遅いわけですから悪酔いはしにくいのかな。
年齢の影響を補正した結果、男性ではADH2の活性が弱い人は強い人に比べ、2.16倍も脳梗塞になった割合が多かった。従来から危険因子とされてきた中では、高血圧の2・4倍に次いで高いリスクだという。女性で差がみられなかったのは、女性ホルモンがADH2を活性化する働きがあるためだとみている。
今はADHやALDHなどを調べてくれるところもありますから、一度調べてみたい気もします。でも分かったからどうしろと(笑)。病気の危険をおそれてびくびくしてるのも体に悪いような。このあたりが遺伝子診断の難しいところでしょうね。
ちなみにALDHの方は東北や南九州では活性が高い人が多く、中国・北陸・近畿・中部では活性の低い人が多いという調査もあります。納得(笑)
<参考>国立長寿医療センター・日本医科大学
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2004.09.17
角膜移植を待つ人は全国で数千人にのぼるといわれています。
YomiuriONLINEより「口の粘膜から角膜再生、視力回復に成功」
口の粘膜の細胞を培養して作った角膜を移植し、角膜が損傷した患者の視力を回復させることに、大阪大病院眼科の西田幸二講師らのグループが成功した。患者自身の細胞を使うので拒絶反応はなく、角膜移植に代わる治療法として、実用化に一歩近づいたと言えそうだ。16日発行の米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に発表した。
今回の実験に参加した人は4人。抗生物質の副作用などで角膜が損傷し視力が低下した人たちです。
口の粘膜細胞には、角膜の上皮組織のもとになる幹細胞が多く含まれている。西田講師らは、患者の口から2―3ミリ角の粘膜を取り出し、ガラス皿で2週間培養してシート状の角膜上皮を再生させた。
移植して1年後には視力は0.01以下だった患者2人が0.07と0.2に、0.01だった患者2人が0.4と0.8に回復したそうです。今後3年間は経過をみて移植した角膜上皮が根付くかどうか確かめるそうですが、角膜移植にかわる新しい治療法として実用化に大きく前進したようです。
幹細胞や再生医療の研究はここのところ急ピッチで成果が発表されています。最近の例でも
こんなの見てたら人体そのものの再生も簡単にできるんじゃないかと思ってしまいますね(笑)
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2004.09.12
娘(5歳)は焼いたサケの皮が大好きです。僕が身を食べたあと必ず皮を食べてくれます(笑)。
YomiuriONLINEより「廃棄サケの皮からコラーゲン、北大教授ら作製に成功」
身を利用した後に捨てられていたサケの皮から、化粧品の保湿剤などに使われる利用価値の高いコラーゲンを作り出すことに、北海道大大学院の棟方正信教授らのグループが成功した。
コラーゲンは動物体内にもっとも多く含まれるタンパク質で全タンパク質の20%をしめています。皮膚、骨、軟骨、腱など結合組織の主要な構成成分になっていて、体の構造材として働き、さらに細胞どうしを接着したりしています。
人の体内では常に合成されていますが老化とともに合成量より分解量がおおくなるため関節の痛みやしわやシミの発生をもたらすことになります。
BSE(牛海綿状脳症=狂牛病)や家畜伝染病などが心配されるウシやブタに代わる安定した原料供給源になるうえ、年間約2100トンが捨てられているサケの皮の有効活用にもつながる。15日から同大で開かれる高分子学会で発表される。
2100トン程度ではあまり商売としてはうまみがないような気もしますが、廃棄物の有効利用という側面からは歓迎すべきですね。
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2004.09.09
僕と息子(4歳)はカレーが大好物。カレー以外にも2人の食べたいものは同じものが多いですね。妻からは僕の好きなものは子どもの好物みたいなものばかりと(笑)。
YomiuriONLINEより「カレーでアルツハイマー予防、金沢大教授ら効果発見」
カレーの黄色成分で、ウコンに含まれる「クルクミン」が、アルツハイマー病の原因となる物質の生成を防ぐ効果のあることが、金沢大大学院の山田正仁教授(神経内科)と小野賢二郎医師らの研究でわかった。
ウコンの色素「クルクミン」は着色料として用いられています。カレーが黄色いのはこのクルクミンによるものです。別に本格的なカレーでなくともインスタントカレーなどにも含まれているようです。
アルツハイマー病は、脳内で「アミロイドベータ(Aβ)」という物質が線維状に結合して毒性を持ち、付近の神経細胞が死んでいくのが原因とされる。現在、病気の進行をくい止める決定的な治療法はない。研究チームはAβを含む溶液にクルクミンを加え、線維化が大幅に抑えられることを確認した。すでに線維化したAβにクルクミンを加えると線維が分解した。赤ワインに含まれるポリフェノールや、ハーブの一種のローズマリーでも同様の効果が得られたという。
アルツハイマーの原因はまだはっきりと分かっているわけではありません。遺伝的な要因もそんなに大きな影響を与えているわけではなさそうです。一時期、アルミニウムの摂取が原因だとの説もありましたが現在では否定されています。
ただ患者の能ではベータアミロイドというタンパク質が蓄積することは分かっています。このタンパク質の蓄積を防ぐことがアルツハイマーの予防につながりそうです。
妻に言って好物のカレーを増やしてもらうことにしましょう(笑)
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2004.09.03
日本語を勉強している外国人から質問を受けることが時々あるんですが、はっきりいって日本語は難しすぎます(笑)。ここまで説明するのに難しい言語もそうはないんじゃないでしょうか。
YomiuriONLINEより「字読めない「失読症」、英語圏と漢字圏で原因部位に差」
脳卒中などで文字が読めなくなる「失読症」は、アルファベットを使う西洋人と漢字を使う中国人や日本人では、脳の損傷部位が違うことが、香港大の研究で分かった。 文化に合わせた治療法の必要性を示した結果で、2日付の英科学誌ネイチャーに発表される。
失読症とは書かれた文字列を正しく読むことができない症状で、読めないけれども話せる純粋失読症、読めないけれども意味は理解できる深層難読症、冠位などになると読めなくなる表層難読症、単語を読めても意味を理解できない音韻性難読症などに分類されます。
ピカソやレオナルド・ダ・ビンチ、アインシュタインやエジソンなども失読症だったという話もあります。そういえばトム・クルーズもそうだったような・・・。
しかし、香港大のリ・ハイ・タン助教授らが、先天的に失読症である中国人の子ども8人の脳を、磁気共鳴画像装置を使って調べたところ、左脳の「中前頭回」という西洋人とは別の部位の活動性が低いなど、これまでの実験結果とは大きく異なることが分かった。文字自体は意味を持たない表音文字のアルファベットを使う言語と、表意文字の漢字では、脳での読み方の仕組みが異なるらしい。
漢字は特につくりやヘンの組合せで意味を表しますし、アルファベットを読むのとは全く異なる認識方法がとられているのかもしれません。
失語症には先天性のものと脳梗塞や脳内出血による後天性のものがあります。先天性の場合、そのほとんどはリハビリや訓練などで回復するようですが、その訓練方法にも差が出てくるのでしょうね。
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2004.08.30
僕はチョコレートが食べられません。甘いものが全般に苦手なんですが。そんなことを言っていると2月14日にチョコレートをくれる人がずいぶん減りました。そんなことを言っているからでしょう。他に理由はないはずです(笑)
CNNより「チョコレートに心臓病の予防効果 学会で発表」
色の濃いチョコレートが血管を柔軟にし、心臓病などの予防効果を生んでいるとの研究結果が29日、ミュンヘンで開かれた心臓病学会で発表された。ギリシャの心臓病学者たちが、17人の若者に色の濃いチョコレートを食べさせ超音波測定をした。その結果、少なくとも3時間にわたって、心臓血管を健康な状態に保つのに重要な細胞の機能が向上したことがわかったという。
効いているのはミルクなどの量が少ないチョコレートに含まれるフラボノイドということです。フラボノイドは植物に広く含まれる色素成分の総称で、野菜や果物からも多くのフラボノイドが発見されており、総数は4000種類以上もあります。お茶のカテキンやワインのポリフェノールもこの仲間です。
フラボノイドには動脈硬化を予防する抗酸化作用や抗ガン作用などがあることがいろいろな研究でいわれています。
ミルクなどの量が少ない、色の濃いチョコレートに豊富に含まれるフラボノイドが、心臓血管壁の細胞の劣化を防ぐ酸化防止物質として機能していることが原因だという。
うちの妻にチョコレートを食べるかっこうのいいわけを与えてるみたいですね(笑)。ただし、記事によれば大量のチョコレートの食べて体重が増加した場合は、こうした望ましい効果は帳消しになるだろうとのことです(笑)。
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2004.08.28
ダイエットもオーダーメードになるんでしょうか
YmiuriONLINEより「遺伝子調べて最適の減量方法…筑波大グループが開発へ」
遺伝子を調べて、その人に最適の減量方法を提示するオーダーメード減量プログラムの開発に、筑波大学人間総合科学研究科の田中喜代次教授らの研究グループが乗り出した。完成すれば、だれでも無理なく効果的に減量できるようになり、肥満が引き起こす生活習慣病の予防にもつながると期待される。
肥満にどのくらい遺伝子が関与しているかは意見の分かれるところです。肥満の要因の多くは環境要因だという説もありますが、70%は遺伝子が関与しているという説もあります。
肥満に関与しているといわれている遺伝子は40種類ほどありますが、ひとつひとつの働きは大きくなく、関与しているとしても複合的に働いていると考えられています。その中で肥満と密接に関係があるといわれているのはレプチンというホルモンをつくるob遺伝子やベータ3アドレナリン受容体遺伝子などがあります。レプチンは食欲を抑制する作用がありますが、レプチンを分泌できなかったりレプチンを感知できなかったりすると食欲の抑制が効かなくなることがわかっています。
肥満の原因となる遺伝子は、脂肪代謝にかかわるものなど数十種類あることが知られているが、研究グループでは、この減量効果の個人差と遺伝子の関係を調べ、ある遺伝的要因を持つ人にはどの減量コースが最適かを突き止めていく。また性別や年齢、体脂肪率、閉経なども関連が深いと見て、3年がかりで研究をまとめる計画。
高度の肥満に悩む人にとっては、無理なく減量できるメニューができるのはいいことですね。ただ、まだまだ課題は多そうです。3年後を楽しみに待ちましょう。
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2004.08.26
夏場は仕事が忙しいせいか疲れもたまりやすく、肩こりも激しいんですが
YomiuriONLINEより「「磁石」には痛み緩和の効果なし?米大学の研究で判明」
体の痛みを緩和する効果があるとされる「磁石」には、医学的な効果が認められないことが、米オクラホマ大の研究でわかった。米医学専門誌「アメリカ苦痛管理ジャーナル」の最新号に発表された。
磁石で痛みを緩和するという効能をうたった商品は無数にあります。ただ、その仕組みついては血行をよくするとか磁気によりエンドルフィンという痛みを和らげる物質の分泌を促すとかいわれるだけで詳しいことは分かっていませんでした。
同大の研究チームは、痛覚信号の抑制効果について確認するため、49人の健康な人に磁石と偽の磁石のいずれかを装着。被験者の体の1点に軽く触れるテストを行い、痛覚神経より敏感な触覚神経に信号の抑制がみられるかどうかを調べた。その結果、磁石による信号の抑制効果は確認できなかった。
ということはブラシーボ効果でしょうか。特に痛覚などの感覚的なものにかんしてはブラシーボ効果が大きいのかもしれません。ただ古代から磁石を健康器具として使用している例もあるようですのでいちがいには言い切れないのかもしれませんが。
同大のデビッド・ギャリソン博士は「偽薬(プラシーボ)でも効いたと思い込むプラシーボ効果ではないか。磁石をつけた腕輪状の健康器具で、腕輪の圧覚が脳に伝わり、結果として手首からの痛みの情報が制限されることも考えられるが、それは磁石の効果とはいえない」と説明している。
しかし、この研究成果がどんどんと後追いされると困る企業も多く出てくるでしょうね。まあ血行を促進するという効果までが否定されたわけではないのが救いかも。
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2004.08.18
僕の周りには健康食品フェチが多いです(笑)。あれがいい、これがいいという話を聞いてはとびついてます。
Asahi.comより「アガリクス、アロエは健康によい? データを公開」
健康食品で健康になれるの――。「にがり」や「アガリクス」など広く使われている健康食品について、有効性と安全性の科学的な根拠を示そうと、独立行政法人「国立健康・栄養研究所」(東京都新宿区)が、約100種類の食品に関するデータをホームページで公開した。
このデータベースでは、過去に発表された内外の文献を徹底して調べ上げ、それぞれの食品の有効性についてまとめてあります。新しい文献が発表されれば随時データを追加するようです。
「抗がん効果がある」などといわれるアガリクスについては、マウスでの実験結果を紹介する一方、「ヒトでの有効性と安全性については信頼できるデータが見当たらない」と説明。また、「肝臓の機能を高める」といわれるウコンについては、「消化不良に対しては一部にヒトでの有効性が示唆されている」としながら、データは不十分だという。
データベースをざっとながめてみると、まともな科学的根拠のある文献の見つからない(つまりうさんくさい)食品の多いこと多いこと。
たとえば眼にいいとされるブルーベリーは、
俗に「血管を丈夫にする」などといわれているが、ヒトでの有効性・安全性については信頼できるデータが見当たらない。なお、「眼によい」等といわれ、サプリメント等に使用されるのは野生種のビルベリーであり、ここに記載した種類とは別種である。
となっており、さらにビルベリーを引くと
俗に「眼精疲労や近視によい」などといわれているものであるが、ヒトでの有効性については信頼できるデータが見当たらない。
だそうです。
健康食品による健康被害という本末転倒の事件もあります。あくまで現段階ですが科学的に効果のあるものとないものを分類するデータベースは役立ちそうです。
<参考>国立健康・栄養研究所
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2004.07.31
仕事が忙しくて満足に眠れてない上に暑がりの僕には我慢できない熱帯夜。さらにさらに、今日はなんと5時半に目覚めてしまった娘(5歳)が馬乗りになって、「早く起きようよ」と。おかげで6時台の「機関車トーマス」を見てしまった(笑)
Asahi.comより「飲めば眠れる「ナイトミルク」 寝ている牛から搾乳」
飲めばよく眠れるという「ナイトミルク」が酪農の盛んなスイスで注目を集めている。寝ている牛から早朝に搾られた牛乳で、眠りを誘う成分のメラトニンが通常の5倍含まれ、安眠に効果があるとされる。
寝ている牛から早朝に無理矢理搾っているあたりで効果がありそうと思ってしまいます(笑)。牛の眠気成分がたっぷりつまってるんじゃないかと。牛はいい迷惑でしょうが。
メラトニンは脳内の松果体dで作られるホルモンです。体内時計の調節を担う物質として知られており、夜間に多く分泌されて睡眠を促します。起床してから14時間ほどたつとメラトニンが作られ、その後2時間ほどで眠気がおこってきます。
このメラトニンは不眠治療のほかに抗ガン作用や免疫系の強化、血圧を下げ心臓病予防になるなどさまざまな効果がいわれアメリカでも一大ブームをまきおこしました。日本では認可されているものではないので不眠治療の処方箋以外で手に入れることはできません。ただその効果のほどは・・・というと確たる裏付けがないのが現状です。
規模の小さいスイスの酪農家は厳しい経営環境に置かれていることもあり、付加価値の高い「ナイトミルク」の生産は今後、盛んになりそうだ。
抗ガン作用などはともかく、不規則な生活をしている身としては飲めばぐっすり眠れる牛乳っていいですね。むしろ子供に飲ませたいなとおもったら・・・メラトニンは健康な児童は多量に生成しているということです(笑)。寝る子は育ちますもんね。
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2004.07.25
親父は総白髪ですが、僕もここ数年白髪がとても目立ってきてます。妻には「染めれば」といわれてます。
Asahi.comより「苦いホップは白髪の「良薬」 資生堂・キリン共同研究」
資生堂とキリンビールは23日、「ビール原料のホップに白髪予防の効果がある」という共同研究結果を発表した。ホップの苦み成分などが、髪の毛を黒くするメラニン色素を増やす効果があるという。現在、白髪の人を対象にした実験をしており、年内にもホップエキスが入った育毛剤を発売する予定だ。
ホップに含まれる「キサントフモール類」と「イソフムロン類」が白髪を防ぐそうです。これらのエキスが色素細胞(メラノサイト)に影響を与える遺伝子を増加させ、色素細胞が活性化。メラニン色素が増えるとのこと。
キサントフェノールはポリフェノールの一種で、ビール会社のコツコツとした研究からか様々な効能が見つかっています(笑)。乳ガンなどのガン予防、骨粗鬆症、糖尿病、動脈硬化の予防などです。
イソフムロンにも糖尿病予防や肥満抑制などの効果が見つかっているとのこと。肥満抑制ですか。ビールを飲めば太るというイメージがあるんですが(笑)
うちの妻は結婚までKビールにつとめてましたのでビールを飲むことに文句は言いません。でも白髪が増える一方なのはなぜでしょう。
やっぱり家計の問題でビールじゃなく発泡酒に変えられたのが原因でしょうか。ビールに戻してくれるように稟議書をだしましょう(笑)
<参考>キリンビール・資生堂
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2004.07.21
わが家には蚊を一手に引き受けてくれる娘(先週5歳になりました)と息子(今週4歳になります)がいるため僕の周りに蚊はよってきませんが、
Yahoo!NEWSより「蚊はつぶさない方が賢明? 病原体が体内に入り死亡」
体にとまった蚊はぴしゃりとたたくより振り払う方が賢明かも−。米アルバート・アインシュタイン医大の医師らがこのほど、足にとまった蚊をつぶした際に、蚊の病原体が体内に入って死亡した患者の例を米医学誌に報告、注意を呼び掛けた。
患者は02年に死亡した57歳の女性。蚊に寄生する「微胞子虫」の一種が足の筋肉の中に入り呼吸不全と脳梗塞を起こしたそうです。蚊が血を吸っている最中に蚊をつぶしたため、傷口から病原体が体内に入ったとのこと。
原生生物の一種である微胞子虫の中で、この例ではBrachola algeraeに感染したようです。この微胞子虫は通常昆虫に寄生するものですが、健康な人はなんら心配することがなく免疫力が極端に低下した場合に感染の危険があるようです。
女性は関節リウマチの治療のため免疫を抑える薬を服用していた。医師らは「免疫が落ちている人には感染のリスクがある」としている。
気にすることはないと思いますが、知ってしまうとなんとなく蚊を殺しにくくなっちゃいますね。じゃあこんなの書くなって(笑)
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2004.07.09
娘(4歳)は妻の刷り込みの成果で歯磨きが大好きです。3食食べた後に進んで歯磨き。僕はそんな刷り込みを受けていないでとってもめんどくさがりです。忘れて娘に怒られるのはしょっちゅう。最近ますます妻に似てきました(笑)。
毎日新聞より「歯の銀行:抜いた歯の凍結・再利用 広島大が実用化に成功」
親知らずなど抜いた歯を冷凍保存し、加工して再利用する全国初の「ティースバンク(歯の銀行)」を、広島大大学院の丹根一夫教授(歯科矯正学)のグループが始めた。抜歯は医療廃棄物になるケースがほとんどだが、患者から「もったいない」という声が多いことから研究に着手し、実用化に成功。自分の歯だけに人工の入れ歯より違和感はなく、評判も上々。「全国展開も」と期待が広がっている。
歯の治療といえばインプラント(人工歯)がメジャーでしょうか。以前から自分の親知らずを抜いて他の場所に移植する歯牙移植というのはありました。問題は抜糸後に歯を放置しておくと歯茎との間にある歯根膜が死んでしまうこと。
今回は歯と歯根膜を冷凍保存する技術を開発したところがポイントです。これで前もって抜いておいた歯を年月がたってから利用することができます。
保存した歯は形を加工すれば、親知らずを奥歯にしたり、犬歯を前歯にすることなどが可能。歯の内部には刺激を伝えるセンサーの役割をする細胞があるため、入れ歯と違い歯ごたえも感じられるという。
やはり自分の歯が一番ですね。料金は歯の保存料(40年)が1本3万円。治療費を含めると約13万円とのこと。高いようですが歯の治療ってもともと保険外が多く高いですもんね(笑)。
移植した歯は長持ちするんでしょうか。あまりもたないのはちょっと。
<参考>広島大学大学院医歯薬学総合研究科
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2004.07.03
わが家はひとつの部屋に親子4人が雑魚寝ですが、暑い夜は僕と娘(4歳)、息子(3歳)のエアコンをつける派とエアコンつけない妻との間でリモコンの奪い合いです。つけたり消されたり可哀想なエアコン(笑)。
UK Todayより「睡眠障害、夫婦やパートナー間での亀裂の原因に」
いびきや睡眠時無呼吸といった睡眠障害のため、多くの夫婦やパートナーがベッドを別々にしているとされ、こういった睡眠障害による睡眠不足が、その人のキャリアや健康を害するほか、夫婦やパートナー間での亀裂の原因ともなっていることが調査の結果明らかになり、睡眠障害の問題の深刻さがあらためて浮き彫りにされたことが伝えられた。
不眠などの睡眠障害は世界的に増加しているようです。社会の活動リズムが24時間体制になったことも関係しているのでしょうか。老化に伴う睡眠障害も多く、高齢化社会をむかえて問題が深刻化していることも考えられます。
たしかに隣で大きないびきをかいてると寝室を別にしたくなるかも。
人間の必要睡眠時間は2歳児で9−13時間、10歳児で10−11時間、成人は6−9時間といわれています。ただ個人差が大きく、もともと睡眠の機能などについてもまだまだ研究が不十分なのが現状です。
テレビの見過ぎで睡眠障害になるという説も先日発表されてましたね。
ハック博士は睡眠障害で悩む人は糖尿病患者と同数、またぜんそく患者の約2倍にものぼるとみており、仕事でのキャリアを追求し、社交生活にもいそしまなければならない多忙な現代のライフスタイルが、このような問題の根源と分析している。
どこからを睡眠障害と考えるかという問題もありそうですが、心臓病や脳卒中につながる可能性も指摘されています。
僕も一日6時間は寝てません。別に睡眠障害じゃないですけど。夫婦の亀裂をまねかないようにしないと(笑)。
<参考>睡眠障害の基礎知識
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2004.07.01
Asahi.comより「「馬面」「小あご」ご用心、睡眠時無呼吸症候群で研究」
肥満の人は睡眠時に呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群(SAS)になりやすいとされるが、日本人は肥満でなくても「馬面」で「小あご」だと要注意――。患者の顔を分析した東邦大学呼吸器内科とカナダ・マニトバ大学の共同研究で、特徴が明らかになった。骨格に制限され、気道がふさがりやすいらしい。
記事中には顔のサンプルがのっていますが、僕の周りでも数人思いつきます。それだけ一般的な顔。僕はといえば、顔以前に肥満の方が気になり始めてますから。
日本人の場合やせている人でもSASになりやすく、患者の3割はBMIが25未満ということです。
睡眠中に10秒以上息が止まることを無呼吸といいますが、これが一晩に30回以上または1時間あたり5回以上でる場合を睡眠時無呼吸症候群といいます。
顔が長くあごが小さいと、のどの奥の咽頭腔(いんとうくう)が狭くなり、気道がふさがりやすくなる。太っていなくても、こうした顔立ちでいびきをかく人は、一度、検査を受けた方がいいかもしれない
運転士など特別な仕事をしている人以外はなかなか病院までは考えないものですが、車の運転中などに眠気を催すと命に関わります。検査は一晩かかるようですし判断の難しいところ。
うちの生徒たちが授業中眠たそうなのも授業のせいじゃなくSASかな(笑)。
<参考>睡眠時無呼吸症候群のページ(日本大学医学部)
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2004.06.29
MedWaveより「働き盛りはご用心、週明けの脳卒中発作は日曜日の5割り増し、鳥取大の調査で判明」
女性は冬、高齢男性は春が危険。年齢・性別を問わず月曜日は要注意−−鳥取県で17年間に発生した1万2529件にのぼる脳卒中発作の疫学研究から、脳卒中の発症パターンに年間(季節)変動と曜日による変動という2つの周期性が見られることが明らかになった。
脳卒中でなくなる人は年々減少しているようですが、これは医療技術の進歩によるもので寝たきり老人の原因の1位が脳卒中です。
調査では40〜59歳の若年群と60歳以上の高齢者群を調べています。
まず、週間変動では、男女、年齢を問わず月曜日の発症率が高く、日曜日には最低になる傾向が見られた(p<0.01)が、高齢群よりも若年群で日曜日と月曜日の差がより大きく、仕事のストレスの影響を示唆する結果が得られた。特に若年女性では、日曜日の発症が約11.3%なのに対し、月曜日は約17.2%で、週明けにはいきなり脳卒中発作リスクが日曜日の1.5倍強に跳ね上がることが分かった。若年群の男性では日曜日の約12.6%から月曜日には約17%に急上昇した後、火曜日には約14.3%に急減し、火〜土曜日はほぼ14%前後で一定だった。
やはり仕事などのストレスの影響が大きいのでしょうか。高齢者群では週内の変動幅は男性で2%、女性で3%と若年群に比べ低くなっています。
季節変動もあり、夏が最低で冬の発症が多いとのこと。気温の変動が影響してるようです。
脳卒中は本人だけでなく、重症の場合は周囲にかかる負担も大きい病気。日頃のケアが大切ですね。
<参考>日本医師会ホームページ「脳卒中」
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2004.06.26
娘(4歳)は今便秘に悩んでいます。妻は慢性の便秘のようです。こんなこと書いたのばれたら怒られる(笑)。
毎日新聞より「快眠は快便に通ず 女性10人に1人悩み−−国立精神・神経センターなど調査」
国立精神・神経センター精神保健研究所と花王の研究グループが首都圏の成人女性約2000人を対象に実施した調査で、10人に1人が便秘など神経性の便通の悩みを抱えており、そのほぼ全員に睡眠トラブルがあることが分かった。
便秘に悩む女性は10人に1人なんですか。身の回りにいるのでもっと多いのかと思ってました。でも女性にそんなこと聞くわけにもいかないし(笑)。
かくいう僕は便秘になることはめったにありません。睡眠に関してはそこまで快調じゃないですけど。
腸の動きが低下して起こる機能性便秘や、腸をコントロールする神経がストレスなどを受けて便秘や下痢の症状を繰り返す過敏性腸症候群の症状を持つ女性が1割を超えた。その女性たちの睡眠状況を「途中で目覚め、熟睡感がない」「寝付きが悪い」「悪夢を見る」「朝の目覚めが悪い」などの項目で点数化したところ、便通の正常な女性に比べ、最大で1・5倍も点数が悪かった。
僕も寝付きは悪いし、途中で目覚めることは多いしきっと点数は悪いと思います。睡眠トラブルがあると必ずしも便秘になるというわけではないのかもしれません。
睡眠状態が悪いと消化器系の活動が悪くなることが原因のようです。朝食をとらないことも原因のひとつにあげられています。
昔からいう快食快眠快便とはうまい表現ですね(笑)。
<参考>All About Japan「便秘も肥満も睡眠不足が原因?!」
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2004.06.25
息子(3歳)は嫌いなものが多く親を悩ませています。といっても僕も食べられないものがそこそこあってあまり人のこといえないのですが(笑)。
UK Todayより「究極の偏食!? ジャム・サンドイッチしか食べられない15歳少年はいたって健康!」
乳児の頃から他の食べ物をすべて拒絶し、ジャム・サンドイッチだけで育ったという15歳の少年は、肉も野菜も摂取していないにもかかわらず、栄養がほぼ十分賄えており、いたって健康であるという不思議なニュースを英国の大衆紙「デイリー・メール」が伝えた。
この少年クレイグ君は離乳食を始めた頃から通常の食べ物を口にすると嘔吐を催すという症状が出て、ジャムを塗ったサンドイッチしか口にしないそうです。偏食を直す病院もお手上げだとか。
補助食として、クレイグ君は1日にセミスキムド・ミルクを1リットル強、チョコレート味のシリアルと、チョコレート・ケーキを一切れ食べるのみで、偏食の極みのようなこの食生活を送るクレイグ君だが、身長約183センチ、体重70キロで、栄養状態も良好。病気もせず、虫歯も1本もないという。
この偏食はやはり心理的なものからくるのでしょうか。栄養分はホントに大丈夫なのといいたくなりますがいたって健康そう。おそらく病院での栄養チェックはしているのでしょうけど。
でも学生時代の僕のようにインスタント食品ばかり食べてるよりはよっぽど健康的なのかも(笑)。
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2004.06.05
小学校の頃、検便を持っていくのがいやでいやで、あれ恥ずかしかったですよね(笑)。
日経ヘルスより「寄生虫で腸の病気を治す」
クローン病、潰瘍性大腸炎など、近来、消化器系の難病が増えている。患者は、激痛、下痢、炎症で苦しむ。
これは、腸内から寄生虫を追放したために起きた新しい現象である、とする説を唱えている科学者が、実際に、患者に寄生虫の卵を飲ませて様子をみたところ、病気がよくなった、という、信じられないような試験結果が発表された。
試験を行ったのは、アイオワ大学のJoel Weinstock博士。クローン病や潰瘍性大腸炎などの難病患者に、鞭虫の卵を飲ませると病状がよくなったとのこと。対照実験などもきちんと行っているようです。
一見怪しげですが、衛生状態のよくない発展途上国では逆にこれらの病気はまれであることからの発想だと思われます。実際に寄生虫の卵を薬にしてドイツの製薬会社が製品化を考えてる模様。
そういえば寄生虫ダイエットなんてのもありましたね。寄生虫の写真や動画(笑)がみたければここ(神戸大学医学部保健学科)にあります。
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病院へ行って血をたっぷり採られるのは小さいころからどうも苦手です(笑)。あと、血液検査の結果を数日待つのもちょっとドキドキ。
FujiSankeiBusiness iより「微量血液で病名診断 SJ HIGHTECHがチップ開発
」
バイオベンチャー企業のSJ HIGHTECH(エスジェイ・ハイテック、大阪市北区)は、0.1マイクロ(1マイクロは100万分の1)リットルの血液を通すだけで、遺伝子解析や病名診断ができるチップを開発した。
タイトルを見ればすごく刺激的な内容です。微量の血液を通すだけで病名診断ができるなんて。あのぶっとい注射器で血を抜かれなくてもいいんでしょうか。
DNA(デオキシリボ核酸)チップとスキャナー(走査・観察装置)、電気泳動装置の3つの機能を3センチ四方のチップに集約することに成功して完成した。
回路には約3000個の細胞を並べ、回路に電圧をかけその力で動く物質の速さの違いを利用する「電気泳動機能」で遺伝子を最小単位の1塩基ごとに分離することが可能。回路の形を変えながら臓器細胞を置くと、各臓器の基本機能を持たせることもでき、医薬品の生体への効果を研究する臨床試験にも活用できる。
どちらかといえば遺伝子解析の用途が主なようですが、抗原抗体反応を利用した病名解析なんかにも利用できるのでしょう。
後半の記事によればウィルスに感染した血液を流せば回路上におかれたTLR7というタンパク質の遺伝子がウィルスの抗体遺伝子を発生するとのこと。その抗体を解析することによって病気を診断するということでしょうか。
TLR7はウィルスを感知するセンサーの役目を果たしている遺伝子のひとつで、たしかインフルエンザウィルスやエイズウィルスに対応しているはず。TLR7以外を使えば他にも診断できるんでしょうか。
量産すれば1000円程度の価格ということですから、即時診断に有効でしょう。これでまた通院時に余分な検査をされなければということですけど(笑)。
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2004.05.28
子どものころブラックジャックの漫画が大好きでした。
読売新聞より「やけど女性に顔移植、死者から皮下組織ごと…米で準備」
重いやけどや皮膚がんなどで顔を損傷した患者に、死者から提供された顔を皮下組織ごと移植する手術を米中東部ケンタッキー州ルイビル大学医学部の形成外科チームが準備していることが明らかになった。顔の移植は世界初。近く学内倫理委員会に実施を申請する。
提供者と患者は骨格が違うため、移植された患者の顔は、元の顔とも提供者の顔とも違うものになるという。
同大のジョン・バーカー医師によると、患者は交通事故で顔を大やけどした20代女性。提供者の額からあごの下にかけて、組織や血管ごと患者に移植する。
はじめは単なる皮膚移植の話題かと思ってましたが、違うじゃないですかっ! 皮下組織ごと顔を移植。つまりは顔をすげ替えるってこと。骨格は本人のものでしょうがついている脂肪なども移すことになるのでしょうか。鼻や唇なども・・・。
元の顔とも提供者の顔とも違うものになる・・・。記事によれば、皮膚の移植は何度も同じ手術を繰り返す必要があり、十分な結果がえられるとも限らないので顔をおきかえるほうが効果的とのこと。
ただ、いくら提供者の顔とは似ないといっても面影は残るでしょうし、提供者の遺族の立場からしてもドナー捜しが難しいのではないでしょうか。
しかし完全に現代のブラックジャックです。
調べるとNIKKEI NETに2002年の記事として顔面移植術ができたことがのってました。
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