毎日新聞より「イグ・ノーベル賞:ドクター中松氏に」
人を笑わせる研究で科学への関心を高めた功績に贈られる「イグ・ノーベル賞」の栄養学賞に、発明家のドクター中松こと中松義郎さんが選ばれ、6日、米ハーバード大学で授賞式が行われた。

今年もイグ・ノーベル賞が発表されました。本家に劣らず盛り上がっていますが、昨年に引き続き、日本人受賞者が生まれました。それもあのドクター中松氏。大本命の受賞ですね(笑)
イグ・ノーベル賞はサイエンス・ユーモア雑誌「風変わりな研究の年報」(Annuals of Improbable Research)の主催する賞で、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられる賞です。第15回目の授賞式は今年も米ハーバード大学サンダース・シアターで行われました。
日本人も過去9人が受賞しており、ドクター中松氏は10人目の受賞者ということになります。
ドクター中松氏が受賞したのは栄養学賞。35年間にわたり自分が食べたすべての食事を撮影し、食べ物が頭の働きや体調に与える影響を分析したという功績で贈られました。
その他の受賞者は、農業歴史賞がニュージーランド、マッセイ大学のJames Watson氏。「リチャード・バックレー氏のズボンが爆発した意味の研究」という第一次世界大戦終了時から第二次世界大戦が始まるまでの、ニュージーランドの酪農における技術変化の側面について考察に贈られました。
物理学賞は、豪クイーンズランド大のJohn Mainstone氏と故Thomas Parnell氏の石油油滴の落下実験。粘度の高いタールの油滴が落下するときの様子を観察した実験に贈られました。この実験では1滴が落下するのに平均9年を要するとのこと。
薬学賞は去勢された犬用の人工睾丸を開発した米ミズーリ州のGregg A. Miller氏。
文学賞は電子メールを利用して「大胆な短編物語」を配信し、少ない資本でお金持ちを引き寄せ、かなりの金額を手中にしたナイジェリアの「IT起業家たち」とその協力者に授与。いわゆるスパムメールのことですね。授賞式は残念ながら欠席のようですが(笑)
平和賞は、英ニューキャッスル大のClaire Rind氏とPeter Simmons氏の「スターウォーズのハイライトシーンを見るイナゴの脳細胞の電気的活動の観察」に。
経済学賞は「逃げて隠れる目覚まし時計」を開発したMITのGauri Nanda氏。
化学賞はミネソタ大のEdward Cussler氏とBrian Gettelfinger氏による「水とシロップの中ではどちらの方が早く泳げるか」という実験に対して。
生物学賞は、アデレード大のBenjamin Smith氏らによる「においを発するカエルの分泌物の機能と系統発生的意義についての調査」に。
流体力学賞は、独ブレーメン国際大学のVictor Benno Meyer-Rochow氏らによる「ペンギンがふんを出すときに生じる圧力:鳥類の排便における計算」にそれぞれ贈られました。
「イグ・ノーベル賞」はハーバード大系のパロディー科学誌が「人々を笑わせ、そして考えさせる」研究に贈呈する毎年恒例のイベント。
日本人は、本家のノーベル賞の受賞率よりイグ・ノーベル賞の受賞率の方が高いのはどうしてでしょう(笑)
<参考>「イグ・ノーベル賞−今年はカラオケの発明者が受賞(受賞者一覧付き)」