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2006.02.17

細胞死を押さえる物質発見−神経難病の治療に朗報か

YomiuriONLINEより「細胞死を抑えるたんぱく質発見、神経変性疾患に効果?

病気などで異常になった細胞は「自殺」する仕組みになっているが、この細胞死を遅らせるたんぱく質を、東京医科歯科大と科学技術振興機構のチームが見つけた。
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細胞死には「アポトーシス」や「ネクローシス」などがあります。アポトーシスは生物体を環境に対して最良の状態に保つために積極的に引き起こされる細胞の自殺行動の一種で、例えば、ガン化した細胞のほとんどがアポトーシスにより取り除かれ、その進行が未然に防がれていることが知られています。また、ネクローシスは壊死とも呼ばれ、血行不良や外傷などによる細胞死のことです。

しかし、アルツハイマー病など、2−20年かけて緩慢に進む神経の病気の場合、この細胞死がほとんど働かないことが知られています。

しかし、アルツハイマー病やパーキンソン病といった神経変性疾患の進行を遅らせる可能性が出てきました。

研究チームは、細胞死を抑える未知の働きがあるのではないかと推測。小脳が委縮する特殊な病気とよく似た症状にしたラットを作り、詳しく調べました。その結果、細胞中から、細胞死を遅らせていると見られる「YAPdeltaC(ヤップデルタシー)」と呼ばれる分子を見つることに成功しました。

この物質を作る遺伝子を、神経変性疾患のラットの遺伝子に組み込んだところ、細胞死が大幅に抑制されることが確認されたということです。

同大の岡沢均教授(神経内科学)は「アルツハイマー病などの神経変性疾患に効果のある薬の開発につなげたい」としている。
高齢者社会を迎え、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症などの難治性神経疾患の治療法の開発が急務となっています。今後の研究の発展に期待したいものです。

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