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2005.11.27

はやぶさ、おそらく試料採取に成功!

Asahi.comより「はやぶさ、2度目の着陸に成功 試料採取もほぼ確実0509111

地球から約3億キロ離れた小惑星イトカワへの着陸を目指していた探査機「はやぶさ」について、宇宙航空研究開発機構は26日朝、「2度目の着陸に成功した」と発表した。重要な目的だった表面からの試料採取も「ほぼ確実」としている。
試料採取に成功していれば、月以外の天体に着陸し、地球へ試料を持ち帰るのは世界初の快挙となります。

思えばはやぶさは苦難の連続でした。2003年5月にM5ロケットで打ち上げられた「はやぶさ」は今年の5月に3つある姿勢制御装置のうち1つが故障。9月に小惑星「イトカワ」に到着し並走を始めましたが、10月には姿勢制御装置がさらに1つ故障してしまいました。11月4日の着陸リハーサルは、目標を見失うトラブルで中止、12日の観測ロボット「ミネルバ」の投下も、小惑星に届きませんでした。20日の第1回目の試料採取も失敗し、残された最後のチャンスでようやく成功しました。

「はやぶさ」は25日夜から降下を開始。26日午前6時すぎにJAXAは着陸実行の最終判断を下しました。地球からの指令がはやぶさに届くまで16分かかるため、着陸の最終段階では搭載したプログラムによる完全自動運転に移行。1個残っていたターゲットマーカーは結果的に使わず、20日の着陸時に投下したターゲットマーカーを目印に、レーザー光で高度を測りながら下りていきました。舞い上がる岩石の量を増やすため、試料採取のための金属球は予定の1発ではなく、0.2秒間隔で2発発射したということです。1秒程度着地した「はやぶさ」はすぐに上昇に転じ、イトカワから数キロ上空に離脱しました。

試料採取装置が正常に作動したことも確認されました。着陸時の姿勢などにより採取できていない可能性も残されていますが、おそらく採取できているだろうとのことです。

地球との位置関係などを考慮すると、はやぶさは12月上旬にイトカワを離れる必要がある。地球周辺への帰還は07年6月の予定で、オーストラリアの砂漠地帯に試料のカプセルを落とす。
実際、確実に試料が採取できているかどうかはそのときにならないと分かりませんが、採取できていることを信じましょう。

「はやぶさ」は惑星探査で初めてイオンエンジンを主な推進機構として用い、太陽のまわりを2周、約20億キロを旅しています。これも立派な成果です。また、かかった費用も127億円と宇宙探査としては驚くほど安くなっています。

それにしても関係者の皆さん、まだまだ帰還までは大変でしょうがとりあえずお疲れ様でした。

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