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2005.11.29

アルツハイマー治療にまた一歩

毎日新聞より「アルツハイマー病:原因たんぱく質の生成抑止 京都薬科大など、化合物開発

アルツハイマー病の原因と考えられているたんぱく質が出来るのを止め、根本的な病気の治療に役立つ可能性のある化学物質を京都薬科大、東京大、理化学研究所の共同研究グループが作り出すことに成功した。
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アルツハイマー病は、体の細胞膜にあるアミロイド前駆体タンパク質(APP)を、分解酵素が切断し出来上がったアミロイドβペプチド(Aβペプチド)という物質が脳内に大量に蓄積して起きると考えられています。

症状を軽くする薬はありますが、根本的な治療薬は存在しません。

京都薬大の木曽良明教授らの研究グループは、βセクレターゼという酵素の遺伝子が欠損したマウスでは、アミロイドがほとんどできない点に着目。この酵素が機能する中心部分に結合し働かなくする化合物として、KMI−429といわれる化合物を設計し合成。
 
 家族性アルツハイマー病遺伝子を発現させたマウスと普通のマウスで、脳の海馬にこの化合物を注射すると、いずれも3時間後には生成されるアミロイドが約4割減少しました。また、既に蓄積しているAβペプチドの排出も進んだということです。

マウスでの実験で有効性が確認され、治療薬への実用化が期待出来るという。28日から大阪市で始まる日本薬学会で発表する。
これからの高齢化社会に向けて期待したい結果です。

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