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2005.11.12

食欲を減退させるホルモンを発見−食欲増進とは紙一重

Yahoo!NEWSより「食欲抑制のホルモン発見 空腹ホルモンと遺伝子共通」(共同通信)

食欲を抑制する作用がある新たなホルモンを米スタンフォード大のチームがラットの胃で発見、「オブスタチン」と名付け、11日付の米科学誌サイエンスに発表した。
肥満に関するホルモンなどは数多く発見されています。しかし、今回発見されたのは食欲を抑制する作用のあるホルモンということで、これまで発見されたものとは少し異なることになるようです。

1999年に日本の研究チームによって食欲を増進するホルモンである「グレリン」が発見されました。研究チームはグレリンの遺伝子や、グレリンのもとになる前駆体のアミノ酸配列を、人間やマウスなど約10の哺乳類について調査。同じ遺伝子からグレリンとは別のタンパク質がつくられている可能性が高いと予測し、ラットの胃からこのホルモンの分離に成功しました。

このホルモンをラットに投与するとグレリンの食欲刺激効果とは反対に、食物摂取が半分に抑制され、8日間で20%体重が減少したとのことです。

このホルモンは意味のラテン語「obedere」抑制を意味する「statin」から「obestatin」と命名されました。

2つのホルモンの役割を解明することで、先進各国で深刻な問題になっている肥満の治療薬開発につながる可能性がある。
同じ遺伝子から正反対の機能をもつタンパク質が作られているとは驚きです。微妙なバランスの上に成り立っているのが私たちの体のシステムなんだということでしょうか。

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Comments

初めまして。

スタンフォード大つながりでTBさせていただきました。

Posted by: 大滝三千夫 | 2005.11.14 at 05:16 PM

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