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2005.11.30

「はやぶさ」地球に還れるか

Asahi.comより「はやぶさ、地球帰還が微妙に 姿勢制御装置に不具合

小惑星イトカワで試料採取に成功した探査機「はやぶさ」について、宇宙航空研究開発機構は29日、「化学エンジンのジェット噴射装置が故障し、姿勢の制御が困難になっている」と発表した。原因は調査中で、状況を確認したうえで対策を検討する。
今回故障した小型ジェットは姿勢制御と軌道修正に使われる装置で、6基ずつのA系とB系に分かれており、片方が故障してももう片方で制御できる仕組みになっています。

しかし、26日に試料を採取してイトカワから浮上した際、B系の一部から燃料漏れが発生したため両系統の燃料弁を閉鎖。27日に探査機を操作したところ、A系統のエンジンの出力が十分に出なかったとのことです。

宇宙航空研究開発機構では燃料弁が開かない状態になっているか、配管の凍結が原因ではないかと考えているようです。

ハヤブサは2007年6月に地球に帰還し、イトカワで採取した試料を地球に投下する予定になっています。しかし、試料の回収を確実に行うためには、12月上旬には地球に向けた軌道に乗る必要があります。はやぶさとの通信状況も悪く、このままでは地球に帰還できない可能性もでてきました。

宇宙機構は今後、米航空宇宙局(NASA)の大口径アンテナを借りるなどして、はやぶさから詳しい情報を得る。プロジェクトマネジャーの川口淳一郎教授は「姿勢が制御できないと地球への帰還は難しい。時間的な制約もあり深刻な状況だが決してあきらめない」と話している。
また一難発生です。これまでで最大のトラブルかもしれません。何とかこの状況を乗り切ってほしいものです。

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NEWS CLIP 05/11/29

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2005.11.29

サルにも方言!−ヒトの言語のルーツはやはりサル?

YomiuriONLINEより「サルにも“方言”…環境に応じて変化

鹿児島県の屋久島に生息する「ヤクニホンザル」と、愛知県犬山市にいる子孫のサルとでは、鳴き声に違いがあることを、京都大霊長類研究所の正高信男教授(動物行動学)らのグループが突き止めた。人間以外の哺乳(ほにゅう)類で鳴き声に地域差が確認されたのは初めてで、12月5日付の独学術誌「エソロジー」で報告する。
研究チームは、屋久島に生息するヤクニホンザルの雌23匹と1956年に屋久島から愛知県犬山市の大平山に移された雌30匹を90年から10年間にわたって調査。餌を取るときなどに、群れにいることを互いに確認する際に発する「クー」という声の周波数を年齢ごとに比較しました。

 声帯から出る基本的な周波数成分を分析すると、生後6−8ヶ月までは地域差はありませんでしたが、9ヶ月以降のサルは屋久島の方が高い声だったということです。1−18歳までの各年齢ごとの鳴き声の高さは、屋久島のサルが平均780Hz、大平山のサルが同670Hzと明らかな違いがありました。

 樹木が多い屋久島では、鳴き声がよく伝わるためには高い声が必要で、逆に樹木が少ない大平山では低い鳴き声でも遠くまで伝わったことから、それぞれのサルが環境に適応して鳴き方を変化させたのではと考えられています。

正高教授は「鳴き声の地域差は人間の方言にあたる。親や集団から鳴き声を継承することなどから、サルの音声は人間の言語のルーツを示している」と話している。
ヒトの言語の起源は分かっていませんが、サルの音声とする説など様々な説があります。この研究で、サルの音声がヒトの言語の起源である可能性が高まってきました。

生後6ヶ月未満では鳴き声に差はなく、約9ヶ月で差が出ていますが、これは人間が言語の獲得を終える3歳ごろに相当します。これも面白い結果です。

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アルツハイマー治療にまた一歩

毎日新聞より「アルツハイマー病:原因たんぱく質の生成抑止 京都薬科大など、化合物開発

アルツハイマー病の原因と考えられているたんぱく質が出来るのを止め、根本的な病気の治療に役立つ可能性のある化学物質を京都薬科大、東京大、理化学研究所の共同研究グループが作り出すことに成功した。
0511291
アルツハイマー病は、体の細胞膜にあるアミロイド前駆体タンパク質(APP)を、分解酵素が切断し出来上がったアミロイドβペプチド(Aβペプチド)という物質が脳内に大量に蓄積して起きると考えられています。

症状を軽くする薬はありますが、根本的な治療薬は存在しません。

京都薬大の木曽良明教授らの研究グループは、βセクレターゼという酵素の遺伝子が欠損したマウスでは、アミロイドがほとんどできない点に着目。この酵素が機能する中心部分に結合し働かなくする化合物として、KMI−429といわれる化合物を設計し合成。
 
 家族性アルツハイマー病遺伝子を発現させたマウスと普通のマウスで、脳の海馬にこの化合物を注射すると、いずれも3時間後には生成されるアミロイドが約4割減少しました。また、既に蓄積しているAβペプチドの排出も進んだということです。

マウスでの実験で有効性が確認され、治療薬への実用化が期待出来るという。28日から大阪市で始まる日本薬学会で発表する。
これからの高齢化社会に向けて期待したい結果です。

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大動脈瘤が薬で治るようになる?

Asahi.comより「大動脈瘤の縮小に成功 発症仕組み解明し新薬に道

血管の一部が風船のように膨らみ、破裂して大出血を引き起こす大動脈瘤(りゅう)を縮小することに、山口大医学部の松崎益徳教授(分子脈管病態学)のグループがマウスを使った実験で成功した。27日付の米医学誌ネイチャー・メディシン電子版に発表する。
大動脈瘤は、国内では年間5万人前後の患者が発生していると推定されています。手術での死亡率は2−4%とされていますが、破裂した場合は50%前後に跳ね上がります。

大動脈瘤は、心臓から体内へ血液を送る大動脈の血管壁がもろくなり、その個所が血圧に押されて膨らむことでおこります。もろくなる原因は血管壁の成分であるコラーゲンなどが、免疫細胞マクロファージの分泌する分解酵素によって過剰に分解されるためだとされていますが、詳しい仕組みは分かっていませんでした。

研究チームは細胞内で情報を伝達する役割を担う酵素の一つ、JNKに注目。通常はJNKは細胞が傷ついたときなどに限って活性化しますが、大動脈瘤のできた血管壁では常に活性化していることが分かりました。

そこで、大動脈瘤ができたマウスに、JNKの働きを抑制する試薬を注射したところ、太さが1.5―2倍になっていたマウスの血管が注射後にはほぼ元通りの太さに戻ったとのことです。

これはJNKのはたらきで分解酵素が減少し、コラーゲンの過剰分解が収まって、血管壁が修復され、膨らんだ血管が元に戻ったと考えられるようです。

松崎教授は「実用化に向けて、より安全性の高い薬を開発したい」としている。
大動脈瘤も薬で治癒できる可能性がでてきました。

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NEWS CLIP 05/11/28

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2005.11.28

NEWS CLIP 05/11/27

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2005.11.27

はやぶさ、おそらく試料採取に成功!

Asahi.comより「はやぶさ、2度目の着陸に成功 試料採取もほぼ確実0509111

地球から約3億キロ離れた小惑星イトカワへの着陸を目指していた探査機「はやぶさ」について、宇宙航空研究開発機構は26日朝、「2度目の着陸に成功した」と発表した。重要な目的だった表面からの試料採取も「ほぼ確実」としている。
試料採取に成功していれば、月以外の天体に着陸し、地球へ試料を持ち帰るのは世界初の快挙となります。

思えばはやぶさは苦難の連続でした。2003年5月にM5ロケットで打ち上げられた「はやぶさ」は今年の5月に3つある姿勢制御装置のうち1つが故障。9月に小惑星「イトカワ」に到着し並走を始めましたが、10月には姿勢制御装置がさらに1つ故障してしまいました。11月4日の着陸リハーサルは、目標を見失うトラブルで中止、12日の観測ロボット「ミネルバ」の投下も、小惑星に届きませんでした。20日の第1回目の試料採取も失敗し、残された最後のチャンスでようやく成功しました。

「はやぶさ」は25日夜から降下を開始。26日午前6時すぎにJAXAは着陸実行の最終判断を下しました。地球からの指令がはやぶさに届くまで16分かかるため、着陸の最終段階では搭載したプログラムによる完全自動運転に移行。1個残っていたターゲットマーカーは結果的に使わず、20日の着陸時に投下したターゲットマーカーを目印に、レーザー光で高度を測りながら下りていきました。舞い上がる岩石の量を増やすため、試料採取のための金属球は予定の1発ではなく、0.2秒間隔で2発発射したということです。1秒程度着地した「はやぶさ」はすぐに上昇に転じ、イトカワから数キロ上空に離脱しました。

試料採取装置が正常に作動したことも確認されました。着陸時の姿勢などにより採取できていない可能性も残されていますが、おそらく採取できているだろうとのことです。

地球との位置関係などを考慮すると、はやぶさは12月上旬にイトカワを離れる必要がある。地球周辺への帰還は07年6月の予定で、オーストラリアの砂漠地帯に試料のカプセルを落とす。
実際、確実に試料が採取できているかどうかはそのときにならないと分かりませんが、採取できていることを信じましょう。

「はやぶさ」は惑星探査で初めてイオンエンジンを主な推進機構として用い、太陽のまわりを2周、約20億キロを旅しています。これも立派な成果です。また、かかった費用も127億円と宇宙探査としては驚くほど安くなっています。

それにしても関係者の皆さん、まだまだ帰還までは大変でしょうがとりあえずお疲れ様でした。

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NEWS CLIP 05/11/26

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2005.11.26

南極で歌う氷山を発見!

CNNより「南極の海に「歌う氷山」 独研究チームが観測

南極大陸周辺の海に浮かぶ氷山の1つから、歌のような音が出ている――。ドイツの研究者らがこのほど、3年前に観測した珍しいデータを発表した。そのままでは人間の耳で感知できないが、高速で再生すると、オーケストラが演奏前にウォーミングアップしているような音に聞こえるという。
0511262
南極大陸で地震や地殻変動のデータを収集している極地及び海洋研究財団アルフレッドウェーゲナー研究所のチームが「歌う氷山」を発見しました。

研究チームが2002年7月から11月にかけて南極大陸の南大西洋沿岸部で地震から発せられる信号を録音していた際に、今まで聞いたことのない信号が録音されていることに気がつきました。

この音は周波数が0.5Hz前後と人間が聞き取れる最低周波数である20Hzよりもさらに低い音でしたが、高速で再生するとミツバチの羽音かオーケストラのウォーミングアップの時の音のように聞こえたとのことです。

この音源を追跡すると、縦50km、横20kmほどの氷山に行きあたりました。音は氷山が海底の陸地と衝突したときに、その割れ目を海水が勢いよく通り抜け発していたものだったとのことです。

チームの研究者によると「本物の歌と同様、音は上がったり下がったりする」という。研究の成果は、25日付の米科学誌サイエンスに掲載されている。
なんだかとてもロマンチック(笑)

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肥満のニューヨーカーのうち2%は自分を痩せすぎだと思っている!

Exciteニュースより「肥満のニューヨーカーには自覚症状がない」(ロイター)

肥満のニューヨーカーは約100万人いるが、彼らの3分の2は肥満だとは思っていないことがわかった。22日に公表された同市健康・精神衛生局の調査結果によるものだ。
ニューヨーカーのうち5分の1は肥満であるといわれています。肥満と定義されるのはBMIが30以上ですから、例えば身長を170cmとすると体重は86.7kg、180cmとすると97.2kg以上ということになります。

この肥満のニューヨーカーに自分の体重について聞いたところ、肥満であると解答した人は39%にすぎませんでした。42%は自分を「やや太っていると答え、16%は「普通である」と解答しました。

さらに肥満の人のうち1%は「やや痩せている」、2%は「とても痩せている」と答えたそうです。

ニューヨーク市の成人の肥満率は2003年度は20%。2004年の全米の肥満率は23%。全米平均は1993年の12%からほぼ倍になっている。
ニューヨークでは太り気味の人が約200万人、肥満の人が100万人いるといわれています。幼稚園児ですら5人に1人が肥満だとか。

それにしても見事な現状認識です(笑)

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大気中の二酸化炭素濃度は過去65万で今が最高

Yahoo!NEWSより「65万年間で今の濃度が最高 大気中のCO2」(共同通信)

南極で採取した氷柱を使って昔の大気中の2酸化炭素(CO2)濃度をスイス・ベルン大などのチームが分析、現在のCO2濃度は約65万年前までさかのぼっても過去最高であることが分かった。25日付の米科学誌サイエンスに発表した。
0511261
南極の氷床は、降り積もった雪が過去数十万年にわたって堆積し、氷化したものです。氷床の中には過去の大気成分が含まれており、気候と環境の変動を研究する上で極めて有用な試料になります。

これまでの研究で、過去44万年の大気の成分分析は行われています。現在の大気中の二酸化炭素濃度は、その報告でも過去最高でしたが、今回の報告でさらに21万年さかのぼっても最高であることが判明しました。

研究チームは南極東部の「ドームC」と呼ばれる地点で深さ約3200mまで掘削。採取した氷柱を分析しました。

過去39万年−65万年までの大気中の二酸化炭素濃度を調べると、180―290ppmと判明。現在の二酸化炭素濃度が約380ppmで、これらの時代の2倍近い濃度となっています。

また、現在の二酸化炭素濃度の上昇率も、これらの時代の最高上昇率よりさらに27%高くなっていることも判明しました。

今回の結果は、気候変動予測の精度アップにも役立つという。
氷柱の大気分析はここ10年ほどで急速に進歩しました。まだまださかのぼれそうです。

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NEWS CLIP 05/11/25

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2005.11.25

トリブチルスズがサンゴに悪影響を与えている?

Yahoo!NEWSより「化学物質がサンゴに悪影響 東大などが実証実験」(共同通信)

東大海洋研究所の渡辺俊樹助教授(分子生物学)らの研究グループは、船底塗料として使われ、国際条約で規制されたトリブチルスズ(TBT)などの化学物質が、サンゴの生態に悪影響を及ぼすことを実験で確認した。25日から琉球大で開かれる日本サンゴ礁学会で発表する。
0511241
トリブチルスズは代表的な有機スズで、14種の化合物があります。殺菌や汚れ防止等の作用を持ち、かつては船底塗料や漁網防汚剤などに広く用いられていました。

しかし1980年代はじめに、イボニシなどの巻貝にインポセックス(メスの巻貝にオスの生殖器が形成される現象)を生じることが報告されから規制が進み、それらの化合物は第1種特定化学物質または第2種特定化学物質に指定されています。しかし、世界的には規制の行われいない国もあり、大型船舶などの船底塗料として使用されたりもしています。

この研究では造礁サンゴの一種ウスエダミドリイシの稚サンゴを、海水1リットルあたり100万分1グラムの濃度でトリブチルスズやジウロンなどの化学物質を溶かした海水中で10日間放置しました。その結果、サンゴに共生する藻類の減少が見られ、サンゴ生育への悪影響が確認されたということです。

TBTは巻き貝の一部に生殖異常を起こすことなどが分かっているが、サンゴへの影響が確認されたのは国内で初めてという。
サンゴの死滅は世界中で問題となっていますが、これまでの白化現象や、オニヒトデによる食害に加え、新たな原因として考えなければいけないのかもしれません。

<参考>「二酸化炭素濃度が上がればサンゴが溶ける?

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NEWS CLIP 05/11/24

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2005.11.24

NEWS CLIP 05/11/23

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2005.11.23

ウエストのくびれがないと心臓病になりやすい

日経Healthより「ウエストのくびれがなくなるのが、心臓病リスクの前兆

心臓病のリスクを知る新しい指標として、「ウエスト/ヒップ」の比率が注目されている。ウエスト、つまり胴まわりの寸法を、ヒップの寸法で割った値で、これが心臓血管系の病気になる危険度を知る手がかりになる、というのだ。
通常、肥満度を表す指標として用いられるのはBMIです。これは1999年にWHOで基準が発表されており、18.5から25までが正常範囲とされています。このBMIは統計的に病気になりにくい範囲を表しているもので、22くらいが適正とされています。25を越えると高脂血症や高血圧などの生活習慣病になる確率が2倍以上になるともいわれています。

ただ、BMIによる判定が正確かどうかは最近議論の的となっています。むしろウエストサイズなどの方が高血圧、高脂血症の判定では正確なのではという研究結果も出されています。

今回、研究チームは初めて心臓発作を起こした1万2461人の患者と、心臓発作を一度も起こしたことがない1万4637人を比較。この人たちのBMIを調べたところ、その値は必ずしも心臓病のリスクを知る指標として正確ではないことがわかったとのことです。
 
 ここで提唱されているのがウエストとヒップの比率です。この調査ではこの値と心臓病リスクとの関連がはっきりとでました。

  この比率は、女性で平均0.85、男性で平均0.95でしたが、平均値を上回ると、心臓血管系の病気になりやすいということです。一方、単にヒップサイズが大きいだけの場合はむしろ心臓病になりにくかったとのこと。お尻にくらべてウエストのくびれがしっかりあることが心臓病のリスクを減らすことになります。

新指標を医学誌「ランセット」2005年11月5日号で提唱したのは、カナダのマクマスター大学(トロント)のサリム・ユスフ教授(一般医学)。
ウエスト周りは内臓脂肪の量を表していることになるんでしょうか。

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NEWS CLIP 05/11/22

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2005.11.22

フラーレンで造形−綺麗なラッパ型もできます

Yahoo!NEWSより「炭素分子をさまざまな形に 物質・材料研が手法開発」(共同通信)

炭素原子60個が五角形と六角形を組み合わせたサッカーボールのように結び付いた分子「フラーレン」を使って、さまざまな形の極小の素材を作り出す技術を物質・材料研究機構(茨城県つくば市)の中西尚志研究員らが開発し、21日発表した。
0511211
フラーレンは黒鉛・ダイヤモンドに次ぐ第3の炭素の総称です。60個以上の炭素原子が強く結合して球状あるいは、チューブ状に閉じたネットワーク構造を形成しています。

このフラーレンはその性質上、ナノテクノロジーにおける電子部品として用いることが期待されていますが、小さなフラーレンを目的の形状に加工する手法は確立されていません。

この研究では、フラーレンにアルキル鎖を3本はやした分子を新たに合成。この分子でできた化合物に溶媒を加えてセ氏60度程度で2時間加熱した後、冷やしました。このときにフラーレンが集まろうとする力とアルキル鎖が集まろうとする力が溶媒によって変化するため、様々な形の物体を作ることができたとのことです。

できた物体の形を電子顕微鏡で観察すると、円盤状(ディスク型)、チューブ状、カプセル状、コーン構造などがありました。

いずれも大きさは数十ナノメートルから数ミクロン。

フラーレンは、電気を通す性質を持っているため、電子回路の部品や燃料電池の電極などへの応用が期待されている。
フラーレンを使った実用素材の開発が一気に進みそうです。

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遺伝子治療のベクターに人工ウイルス

YomiuriONLINEより「カプセルで遺伝子運び患部狙い撃ち…東大が治療法開発

高分子カプセルで治療用の遺伝子を患部に運び、レーザー光で活性化させる、新しい遺伝子治療法を、東京大大学院工学系研究科の片岡一則教授らが開発し、20日付の英科学誌ネイチャー・マテリアルズ電子版に発表する。
遺伝子治療は、正常な遺伝子を細胞におぎなったり、遺伝子の欠陥を修復・修正することで病気を治療する手法です。遺伝子疾患だけでなく、がんやエイズ、難病など様々な病気への応用が期待されています。

この際に治療用の遺伝子を細胞に運ぶためのものを「ベクター」と呼びます。通常、ベクターは病原性をなくしたウイルスなどを使用します。しかし、炎症などの副作用が出たり、治療目的以外の細胞の遺伝子を組み換えてしまう可能性があります。

この研究では、天然のウイルスの構造を参考に、光に反応して活性酸素を放出する性質を備えた高分子の“殻”で治療用遺伝子を包み、大きさ約100ナノメートルの球状のカプセル型をした人工ウイルスを作成しました。

このカプセルを患部に注射してレーザー光を当てると、カプセルが分解し、薬品が反応して遺伝子を活性化させる仕組みになっています。

実際に、マウスの目の実験で光を当てた部分だけでカプセル内にあった遺伝子が働くことを確認したとのこと。光が当たった部分にだけ反応して効果を発揮するため、特定の部位を限定的に治療するのに役立ちそうです。

加齢黄斑変性症など目の疾患やがん治療に応用する研究を進めている。さらに再生医療への利用も目指しているという。
以前には磁石でベクターをコントロールするという研究も発表されていましたね。

<参考>「磁石でベクターを標的細胞に引き寄せる

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NEWS CLIP 05/11/21

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2005.11.21

NEWS CLIP 05/11/20

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2005.11.20

はやぶさ、いよいよ試料採取へ降下開始−とれたかどうかは2年後まで分かりません

Asahi.comより「探査機はやぶさ、イトカワに向け降下

宇宙航空研究開発機構の探査機「はやぶさ」は19日夜、小惑星「イトカワ」に着陸するための降下を始めた。表面に着陸して、砂や岩の破片などの試料を採取することが目的だ。順調に行けば、20日午前6時ごろ着陸する見通しだ。はやぶさは姿勢制御装置の故障などを抱えながら、最大の任務に挑む。
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はやぶさがいよいよ小惑星イトカワに向けて降下を開始したようです。

現在、イトカワは太陽をはさんで地球の公転軌道の反対側近くにあり、通信には片道約16分かかります。そのため、地球からのリアルタイムの指示ができないので、はやぶさは計測した距離や画像などをもとに自律的に行動します。

自律行動に切り替える判断は午前5時頃になされる予定になっています。

イトカワに高度40mまで近づくと、着陸の目印として反射板付きのターゲットマーカーを投下。この中には世界149の国と地域からつのった約88万人の名前がプリントされたフィルムが入っています。

その後エンジンを止め、小惑星の重力に従って落下。下につきだした長さ1mのメガホン状の試料採取装置の先端だけを地表に押しつけ、直径約1cmの金属球を秒速300mで発射します。舞い上がった岩石の破片や砂埃をメガホン状の装置で集め上昇します。

これまで、人類が地球以外の天体から持ち帰った試料は、米アポロ計画での「月の石」しかありません。今回の計画が成功すれば世界初の小惑星からの岩石採取ということになります。日本にとっても地球以外の天体に機器を着陸させる初めての計画です。

惑星や月などは、重力の影響や地殻変動で、太陽系が誕生した約46億年前の姿をとどめていません。しかし、このような小惑星の岩石には、太陽系の起源に迫る当時の情報が化石のように保存されており、科学的な価値は高いと思われます。

ただ、はやぶさは自ら危険を判断する機能を持っていることから、イトカワに接近するのを途中でやめる可能性が3分の2程度あるということです。

また、実際に試料がとれたかどうかもはやぶさが小惑星を離れて2007年に地球に帰還し、投下されたカプセルが回収できた後でしか知ることはできません。

着陸の予定は25日にも設定されている。
今回の着陸に際して運用室の模様が、インターネットで生中継されます。アドレスはhttp://jaxa.tv/。11月20日2:00−9:00の予定です。

<参考>「「はやぶさ」、探査ロボット「ミネルバ」の投下に失敗−次は頑張れ!」・「はやぶさがイトカワに接近−月の石以来のサンプル採取

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NEWS CLIP 05/11/19

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2005.11.19

ベートーベンの頭蓋骨を確認

Yahoo!NEWSより「ベートーベンの頭蓋骨確認 米サンノゼ大」(共同通信)

ロイター通信によると、ドイツの楽聖ベートーベン(1770−1827年)の頭蓋(ずがい)骨とされた骨片がDNA鑑定の結果、本人のものと確認された。米カリフォルニア州のサンノゼ大ベートーベン研究センターが17日発表した。
0511193
楽聖ベートーベンが亡くなったのは1827年3月26日。彼は20代後半から始まった難聴が次第に悪化し、晩年の約10年ほどはほぼ聞こえない状態にまで陥っています。また、晩年は慢性的な腹痛や下痢などに苦しんだといわれています。

彼の難聴の原因としては耳硬化症や、神経性難聴あるいは梅毒など様々な説が唱えられてきました。しかし最近になって、ベートーヴェンの毛髪から通常の100倍近い鉛が検出されたことから、これが難聴の原因でないかともいわれるようになってきました。

今回鑑定された骨は、2個の大きな断片と7つの小さな破片からなっています。これは1863年にベートーベンの検死が行われた際に採取されたもののようです。この骨の所有者は長い間分かっていませんでしたが、最近になって所有者のビジネスマンがサンノゼ大のベートーベン研究センターに提供し鑑定されました。

鑑定の結果、ベートーベンの鉛中毒は死の直前だけでなく長い期間にわたっていたことも分かりました。

この鉛中毒が難聴の原因であるかどうかはまだはっきりとはしていません。

研究者は「ベートーベンが長期間、鉛中毒に苦しんでいたことが分かった。病気が彼独特の気難しい顔つきにも影響していた可能性がある」と話した。
さらに詳しく調べることで、ベートーベンが難聴の遺伝子を持っていたかなどいろいろと新たな事実が判明するのではないでしょうか。

<参考>「モーツァルトの頭蓋骨をDNA鑑定−夢はこわさなくても

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フォトニック結晶構造を羽に持つチョウがいた!

毎日新聞より「アフリカ生息のアゲハチョウ:光で輝くりん粉は、天然のダイオード−−同じ結晶構造

光が当たると羽が青や緑に輝くアフリカのアゲハチョウのりん粉が、最新の発光ダイオード(LED)などと同じ結晶構造をした物質を含んでいることを、英エクセター大の研究チームが突き止めた。最新のLEDはナノテクノロジーで作り出されたが、鮮やかなアゲハチョウの羽の輝きは天然のLEDが生み出していた。18日付の米科学誌サイエンスに発表した。
0511192
ヒトが長い年月をかけて我が手にした最新の高輝度LEDの技術を、アフリカのチョウは体の表面にもともとちりばめていたようです。

研究チームによれば、東アフリカから中央アフリカにかけて生息し、黒い羽に青や緑の模様を持つニレウスルリアゲハというアゲハチョウのりん粉を調べたところ、「フォトニック結晶」と呼ばれる物質を含むことが分かりました。

フォトニック結晶とは、屈折率の異なる物質を光の波長以下のサイズで規則正しく周期的に配列させた構造体で、特定の色の光だけ透過させたり遮ったりする働きがあります。そのため光デバイスの小型化にブレークスルーをもたらす材料として期待されています。

ニレウスルリアゲハが持つこの結晶物質の側面には、逃げた光を表面に効率よく返す層状の構造もありました。

フォトニック結晶と層状構造(拡散反射板)の組み合わせは、ナノテクを生かして開発された最新のLEDなどとまったく同じだった。
人間は単に自然の後追いをしているだけなのかもしれません。

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草食恐竜は本当に「草」を食べていた

Yahoo!NEWSより「「草」を食べていた恐竜 ふんの中から化石発見」(共同通信)

インド中央部の白亜紀後期(約6500万年前)の地層で発見された恐竜のふんの化石からイネ科の草の痕跡が見つかった。地球上で草が繁栄したのは恐竜が絶滅した後とされ、一般に「草食恐竜」と呼ばれているものの実態は、木の葉や枝などを食べていた植物食恐竜とみられていた。草食恐竜が実際に草を食べていたことを示す発見だ。
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最も初期の爬虫類は全て肉食でした。その後、進化とともに歯や消化器官を適応させて草食恐竜が現れたといわれています。

しかし、それらも「草食恐竜」と呼ばれてはいますが、「草」というものがあらわれたのが中生代の末だと考えられており、実際は「草」を食べたのでなく、木の葉や枝、根や幹の皮などを食べていたのではないかと思われていました。

今回、研究チームは、草に由来するシリカ小片を、約6,500万年前(白亜紀後期)にインドに生息していた竜脚類恐竜の化石化した糞(糞石)中から回収しました。

その化石は複数のイネ科植物に由来するものだと考えられているようです。化石の量からみて、草が主食ではなかったようですが、白亜紀後期までのイネ科植物の多様性はこれまで考えられていた以上に豊かであった可能性がでてきました。

インドのバーバル・サーニ古植物学研究所などのチームが、18日付の米科学誌サイエンスに発表した。
当時の初期哺乳類もこのような草を食べていたのかもしれません。

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NEWS CLIP 05/11/18

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2005.11.18

胃腸の変化を測定する嘘発見器

日経Healthより「胃腸の電流を調べて「うそ発見」

うそ発見器(ポリグラフ)を発展させて、胃腸に生じる電流の微妙な変化を捕らえて、うそを見破ることが可能であるとの研究成果が、2005年11月初めに開催された「米消化器病学会」(American College of Gastroenterology)の会合で発表された。
人はうそをついたとき、心と身体の両面でさまざまな反応が起こります。どのような反応を示すかは人によって異なりますが、真実の回答を行っている際の生理的反応との違いは検出することが可能です。その反応の違いを利用して嘘の発見などを行うのがポリグラフです。通常、ポリグラフでは呼吸パターン、心拍、血圧、発汗などを測定します。

しかしこれらの反応以外にも、胃や腸などは精神的なストレスに対して敏感です。

今回、研究チームは16人のボランティアに心臓や胃腸に生じる生理的変化を測定する装置を取り付け、嘘をついたときの変化を調べました。

その結果、心臓よりも胃腸の電流の変化の方が、正確に反応したとのことです。うそを言った時には、心臓も反応しましたが、心臓は他の場合にも反応したのにたいし、胃腸の方は間違いなくうそをついたときに電流が変化したとのこと。

発表したのは、テキサス州ガルベストンにあるテキサス大学医学部パンカジ・パスリチャ博士ら。
発汗や心拍をはかるより胃腸の変化を調べる方が簡単なんでしょうか?

<参考>「嘘をついているときは脳がフル回転−嘘つくのは難しい(笑)」・「嘘を見破る能力を持った人は1000人に1人−うちの妻は・・・

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減数分裂に必須のタンパク質を発見

YomiuriONLINEより「不妊症治療に光、精子・卵子形成の必須たんぱく質発見

未成熟な生殖細胞が精子や卵子になる際に起きる「減数分裂」の進行に欠かせないたんぱく質を、東北大加齢医学研究所の松居靖久教授らのグループがマウスの実験で発見した。
生物は減数分裂により染色体数を半減させ、精子や卵などの生殖細胞を作ります。

減数分裂の前期ではそれぞれの親由来の相同染色体がペアをつくり、一部の遺伝子の交換が起こります。その後、2回の細胞分裂により親の半分の染色体を持つ細胞ができます。

この遺伝子の交換は、生物個体で起こりうる遺伝子の異常を補い合ったり、生物の多様性を生み出す上で重要な意味を持っています。こういった減数分裂の初期段階で起こるできごとは、それらを直接引き起こす遺伝子の働きが調節されることにより制御されていると考えられていますが、詳しいメカニズムは分かっていません。

今回、研究チームは減数分裂の際に、遺伝子の働きを活性化し組み換えを促すたんぱく質が存在することを、マウスを使った実験で確認し、「マイセッツ」と名付けました。

マイセッツの遺伝子を持たないマウスを作って調べた結果、正常なマウスよりも卵巣や精巣が小さかったとのことです。また、遺伝子の組み換えが正常に行われないため生殖細胞の減数分裂が止まり、卵子や精子にならないことも確認されました。

松居教授は「マイセッツと構造が似た遺伝子はヒトにもある。ヒトの不妊症の一部はこの遺伝子の異常によって起きている可能性もある」としている。
人でも同じことが起こっているのでしょうか。

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NEWS CLIP 05/11/17

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2005.11.17

NEWS CLIP 05/11/16