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2005.11.20

はやぶさ、いよいよ試料採取へ降下開始−とれたかどうかは2年後まで分かりません

Asahi.comより「探査機はやぶさ、イトカワに向け降下

宇宙航空研究開発機構の探査機「はやぶさ」は19日夜、小惑星「イトカワ」に着陸するための降下を始めた。表面に着陸して、砂や岩の破片などの試料を採取することが目的だ。順調に行けば、20日午前6時ごろ着陸する見通しだ。はやぶさは姿勢制御装置の故障などを抱えながら、最大の任務に挑む。
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はやぶさがいよいよ小惑星イトカワに向けて降下を開始したようです。

現在、イトカワは太陽をはさんで地球の公転軌道の反対側近くにあり、通信には片道約16分かかります。そのため、地球からのリアルタイムの指示ができないので、はやぶさは計測した距離や画像などをもとに自律的に行動します。

自律行動に切り替える判断は午前5時頃になされる予定になっています。

イトカワに高度40mまで近づくと、着陸の目印として反射板付きのターゲットマーカーを投下。この中には世界149の国と地域からつのった約88万人の名前がプリントされたフィルムが入っています。

その後エンジンを止め、小惑星の重力に従って落下。下につきだした長さ1mのメガホン状の試料採取装置の先端だけを地表に押しつけ、直径約1cmの金属球を秒速300mで発射します。舞い上がった岩石の破片や砂埃をメガホン状の装置で集め上昇します。

これまで、人類が地球以外の天体から持ち帰った試料は、米アポロ計画での「月の石」しかありません。今回の計画が成功すれば世界初の小惑星からの岩石採取ということになります。日本にとっても地球以外の天体に機器を着陸させる初めての計画です。

惑星や月などは、重力の影響や地殻変動で、太陽系が誕生した約46億年前の姿をとどめていません。しかし、このような小惑星の岩石には、太陽系の起源に迫る当時の情報が化石のように保存されており、科学的な価値は高いと思われます。

ただ、はやぶさは自ら危険を判断する機能を持っていることから、イトカワに接近するのを途中でやめる可能性が3分の2程度あるということです。

また、実際に試料がとれたかどうかもはやぶさが小惑星を離れて2007年に地球に帰還し、投下されたカプセルが回収できた後でしか知ることはできません。

着陸の予定は25日にも設定されている。
今回の着陸に際して運用室の模様が、インターネットで生中継されます。アドレスはhttp://jaxa.tv/。11月20日2:00−9:00の予定です。

<参考>「「はやぶさ」、探査ロボット「ミネルバ」の投下に失敗−次は頑張れ!」・「はやぶさがイトカワに接近−月の石以来のサンプル採取

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