« NEWS CLIP 05/10/14 | Main | ブラックホールは破壊者でなく創造者?−ブラックホールが星を育てる »

2005.10.15

まさに葉緑体を獲得しようとしている生物?−その名も「ハテナ」

Asahi.comより「不思議な微生物、藻食べて植物に大変身 名は「ハテナ」

緑藻の仲間を細胞内に取り込み、光合成能力を獲得する不思議な単細胞生物を、筑波大の岡本典子さんと井上勲教授が和歌山県と福岡県の砂浜で見つけた。「ハテナ」と名付けた。
ハテナこの微生物は単細胞の鞭毛虫の一種で、体長は30ミクロン程度。和歌山県の砂浜で偶然見つかりました。

もともと無色である「ハテナ」ですが、口のような捕食器官をもり、特定の藻類を細胞内に捕らえます。この藻類は細胞内で共生、緑色となった「ハテナ」からは口がなくなり、光合成をするようになります。

さらに、緑色をした「ハテナ」は、細胞分裂をすると緑色の個体と無色の個体に分かれます。共生していた藻類は緑色の個体にのみ受け継がれ、無色の個体にはやがて口ができ、再び藻類を取り込むようになります。

同じ生物であるのに、細胞分裂後は一方が植物のように光合成を行い、もう一方は動物のように捕食するという実に興味深い生態をもっています。

一般の植物で光合成を担っている葉緑体は、太古には独立した藻類だったとの学説が有力。ハテナの発見は、植物の祖先が藻類を取り込んでいった様子をうかがわせるものだ。
海洋微生物が進化する過程では、鞭毛虫のような微生物が藻類を取り込み、これが葉緑体のもとになったと考えられています。この「ハテナ」は細胞内共生により葉緑体を獲得するプロセスを再現した生物かもしれません。

|

« NEWS CLIP 05/10/14 | Main | ブラックホールは破壊者でなく創造者?−ブラックホールが星を育てる »

Comments

07o[0-9]682

Posted by: Sharron | 2014.08.27 at 09:17 AM

PeterLoughman

Posted by: Trisha | 2014.09.04 at 12:26 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17506/6402744

Listed below are links to weblogs that reference まさに葉緑体を獲得しようとしている生物?−その名も「ハテナ」:

« NEWS CLIP 05/10/14 | Main | ブラックホールは破壊者でなく創造者?−ブラックホールが星を育てる »