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2005.10.05

がんの増殖に関係するタンパク質発見

Asahi.comより「がん増殖止めるカギ、たんぱく質発見 米の日本人教授ら

がん細胞の増殖を止める鍵になるたんぱく質を、米ハーバード大の中谷喜洋(なかたに・よしひろ)教授(分子生物学)らの研究チームが発見した。
がん細胞が際限なく増殖し続けるのは、細胞が自ら死ぬ「アポトーシス」というシステムが正常に働かなくなることが一因といわれています。アポトーシスとは、体内で役目を終えたり、異常が見つかった細胞が増殖を止めて自ら死ぬ現象をさします。

このアポトーシスがうまく働かないと、細胞は無秩序に増加し、がんになります。

今回、研究チームが発見したのは「p600」とよばれるタンパク質。がん細胞内では、このp600が異常に多くなっており、アポトーシスを誘発するシステムが機能しなくなっていました。

そこで、p600の合成を妨げたところ、がん細胞は次々と死んでいったとのことです。

子宮頸(けい)がん、骨肉腫、乳がん、直腸がんの細胞で、がん細胞は10%以下になりました。他のがんでも同様にp600の増加がみられることから、p600を制御することができれば画期的な抗がん剤になることも考えられます。

従来の抗がん剤の多くは、細胞のDNA合成を妨げるもの。正常細胞のDNAにも影響を及ぼすため、副作用が強い。効果も限定され、薬だけで治癒可能なのは、血液やリンパ球などごく一部の特殊ながんだけで、より一般的な胃がんなど固形のがんを治癒する薬は、ほとんどないのが現状だ。
実際にp600を抑制する抗がん剤ができるには長い時間がかかりそうですが、期待できる結果ではあります。

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