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2005.10.15

ヒトの遺伝子のうち2割に特許

Yahoo!NEWSより「人間の遺伝子、2割に特許 米国内の登録を調査」(共同通信)

人間の遺伝子の少なくとも18・5%について、米国の企業や大学などに特許が認められていることが、米マサチューセッツ工科大の研究グループの調査で判明。14日付の米科学誌サイエンスに発表された。
特許とは、ある技術を発明・考案した人がその技術を占有できるようにするシステムですが、遺伝子情報を解析し、その解析データから独自の機能を発見したときも、特許として認められるようになっています。

遺伝子の特許自体は70年代から存在します。特定の遺伝子情報を解析し、どういうタンパク質をどのように生み出すかなどの機能が明らかにされれば、「医学上有用性あり」とされ特許と認定されます。

当然、人類共通の財産である遺伝子情報を特許とすべきでないとの声も多く、こちらの方が多数派かもしれません。遺伝子情報による治療という面から見ても、特許などない方が有益なのかもしれません。

しかし一方、企業側が特許による利益があるがゆえに、遺伝情報の解析を進めていますし、それがヒトゲノムの解析にも大いに役立っていることは間違いありません。ベンチャー企業の中には、投資家から資金を集め遺伝子情報の解析事業に乗り出しているところも多くあります。

米国は特に、戦略的な遺伝子情報の解析が進んでいたことと、なにより遺伝子特許の取得基準が緩やかなため遺伝子特許が多く出願されています。

研究グループによると、米政府の遺伝子データベースに登録されている約2万4000の遺伝子のうち、18.5%に当たる4382の遺伝子について、計4270件の特許が認められていました。
 特許を持っていたのは約63%が民間企業で、約2000の遺伝子に関する特許を持つ会社もあったようです。大学が保有する特許は28%にすぎませんでした。国別の特許保有率では米国が78%、日本は4%だったとのこと。

遺伝子の特許については、自由な研究が妨げられる危険や、商業利用が過熱することへの懸念が出ており、今後、議論を呼びそうだ。
僕らは特許を身にまとって歩いているようなものですか(笑)

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