« 日焼けで赤くなる男性は皮膚がん以外のがんも要注意? | Main | NEWS CLIP 05/09/21 »

2005.09.21

歯に残された核実験の痕跡で年齢が分かる!

CNNより「核実験の痕跡で年齢推定 スウェーデンの研究チーム

1950年代から60年代にかけ、世界各地で実施された地上核実験の痕跡が、今も身元不明遺体の年齢などを知る上で重要な手がかりになるとの研究結果が発表された。大気中に残った「放射性炭素14」が歯のエナメル質に取り込まれていることから、その割合を測定すれば、年齢がほぼ正確に分かるという。
歯この方法を開発したのはスウェーデン・カロリンスカ研究所の研究チーム。放射性の炭素14は、大気の上層で宇宙線の作用により窒素から生じます。放射性の崩壊(半減期5730年)により減少しますが、その分が宇宙線により供給されるため、大気中の炭素14の量はほぼ一定に保たれています。この原理を利用したのが放射性炭素年代測定です。しかし、この研究では核実験により一時的に増加した炭素14の量を人の年齢の推定に利用しようと考えました。

地球上のどこかで核実験があると、たとえそれが局地的なものであったにせよ全地球の炭素14の量が急速に増加したのち減少します。人の歯のエナメル質は幼少期に形成されますが、その形成過程で食物を通して炭素14をエナメル質に蓄積します。エナメル質の中の炭素14の量を調べることでその人が育った時期が特定できるというのが研究チームの主張です。

研究チームは22人の人の歯、33本を分析してこの方法を発見しました。

従来の年齢測定は、頭蓋骨や歯の摩耗状態を基にしているため5−10年の誤差がありました。しかし、この方法では誤差は1.6年まで縮小するとのことです。

研究チームは、人体を構成する細胞の年齢を調べる研究の過程で、偶然この方法を見つけた。すでに、昨年末のスマトラ沖地震・津波で死亡した人の身元確認で実用化され、米南部を襲った大型ハリケーン「カトリーナ」による犠牲者の身元を調べる際にも活用できそうだという。
ただし、核実験が実施されたのは1955年から1963年までであり、ヒトのエナメル質は12歳頃にはほぼできあがるため、1943年以前に生まれた人にはこの方法が使えないとのこと。

|

« 日焼けで赤くなる男性は皮膚がん以外のがんも要注意? | Main | NEWS CLIP 05/09/21 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17506/6041514

Listed below are links to weblogs that reference 歯に残された核実験の痕跡で年齢が分かる!:

« 日焼けで赤くなる男性は皮膚がん以外のがんも要注意? | Main | NEWS CLIP 05/09/21 »