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2005.09.30

二酸化炭素濃度が上がればサンゴが溶ける?

Asahi.comより「CO2増加で海水酸性化、サンゴ溶解も 研究チーム予測

大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が現在のペースで増すと、海水の酸性度が上がって、50年後にはプランクトンやサンゴが溶け出し、生息海域が減り始めることを日米欧など8カ国の研究チームが予測した。29日発行の英科学誌ネイチャーに発表した。海の生態系全体に深刻な影響を与える恐れがあるという。
珊瑚礁現在の海水はほぼpH8.1程度の弱アルカリ性に保たれています。しかし、大気中に放出される二酸化炭素のうち3分の1は海水に溶け込みます。大気中の二酸化炭素濃度が増すと、海水に溶け込む二酸化炭素の量が増え、海水のpHが酸性に近づくことが考えられます。

研究チームは二酸化炭素の濃度分布について、各国の計算モデルのうち最も確かと思われる予測をもとに、海域ごとの酸性度の上昇をシミュレーションしました。

その予測によれば、これまでと同様の経済活動が続き、二酸化炭素濃度が毎年1%ずつ上がることになっています。

その結果、大気中の二酸化炭素濃度が600ppmを超えると、海水のpHが0.2−0.3下がり、サンゴやプランクトンの炭酸カルシウムでできた殻や骨格が溶け出し、生存が危ぶまれることがわかりました。

現在の二酸化炭素濃度は約370ppmで、予測では2060年頃に600ppmに達するとされています。

さらに、計算で予測された2100年の海水を人工的に作り、翼足類のウキビシガイを飼育したところ、48時間で殻が溶け出しました。

研究に参加した海洋研究開発機構の山中康裕サブリーダーは「海洋生物への影響は気候変動よりはるかに短期間で起きるとわかった。その仕組みは明確で、予測の不確かさは気候変動より小さい。いずれ排出削減の議論に大きく影響するだろう」と話している。
二酸化炭素濃度が上昇すれば、海の生物が大打撃を受けることは間違いなさそうです。

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