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2005.09.17

月のクレーターは小惑星の爆撃によるもの−そろそろ中秋の名月です

毎日新聞より「月のクレーター:小惑星が集中的に落下しできた

月のクレーターはほとんどが約40億年前にできたが、これは、火星と木星の間の軌道にある小惑星が集中的に落下してできたことを国立天文台などの研究チームが突き止めた。月の表面のクレーターの大小の比率と、小惑星の大小の比率の分布が一致した。従来は、すい星の集中衝突の可能性もあるとされていた。16日付の米科学誌「サイエンス」に掲載される。
月のクレーター太陽系の生成期からしばらくの間、太陽系内では小惑星などのはげしい衝突が繰り返されてきました。月も約45億年前の地球の形成期に、火星程度の大きな惑星が地球に衝突したことによりできたとするジャイアント・インパクト説が有力です。

その後40億年−38億年前にかけて何かが激しく月の表面に衝突し、あのクレーターを作ったとされています。このとき何が衝突したかは、小惑星であるとする説と、彗星であるとする説がありました。

今回、米アリゾナ大と国立天文台の共同研究チームは月の表面のクレーターのサイズを詳しく分析。これがすばる望遠鏡などで観測した小惑星約10万個の大きさの分布状況と非常によく一致していることをつきとめました。

さらに、火星や水星の表面にある同時期にできたクレーター数千個でも同様の比較をしたところ、やはりよく一致したとのことです。

この結果、これらのクレーターは彗星でなく小惑星が降り注いでできたものと、研究チームは結論づけました。

また同時に、これらのクレーターには古い高地にある群と、火山活動でできた新しい平地にある群の2種類があり、古い高知のクレーターは火星と木星の間にある小惑星帯「メインベルト」からの小惑星により形成、新しい物は地球付近に分布する小惑星群が落下してできたものであることも判明しました。

同天文台の伊藤孝士・主任研究員は「約40億年前は、天王星と海王星が形成された時期とされる。その影響で木星と土星の軌道がずれ、小惑星の軌道も不安定になったことが集中落下の原因ではないか」と話している。
日曜日は中秋の名月。こんなことを考えながら月をながめるのもまた一興かも。

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