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2005.09.30

帝王切開で生まれた赤ちゃんの方が早く虫歯になる?

日経Healthより「帝王切開で生まれた赤ちゃんは早く虫歯になる

誕生後の赤ちゃんにいつ虫歯をつくるミュータンス菌が増えるかを調べると、自然分娩で生まれた赤ちゃんよりも、帝王切開で生まれた赤ちゃんの方が早い時期にに増えることがわかった。
ミュータンス菌人の口の中にはミュータンス菌などの虫歯の原因となる菌がいます。このミュータンス菌は口の中に付着した砂糖を食べて不溶性のグルカンという物質に変えます。このグルカンがいわゆるプラーク(歯垢)といわれるものです。プラークの中で糖分やでんぶんが分解されると酸が発生し、歯の表面を溶かします。これが虫歯です。

ところが生まれたばかりの赤ちゃんの口にはミュータンス菌は存在しません。ミュータンス菌は乳歯が生える頃に、離乳食を与える際などに周囲の大人の唾液を通して感染します。

ニューヨーク大の研究者らは156人の赤ちゃんを4年間に渡って追跡しました。

その結果、自然分娩ではミュータンス菌の出現は29ヶ月後が平均でしたが、帝王切開で生まれた赤ちゃんの場合、生後17ヶ月頃に出現することがわかりました。

米国での研究で、「歯科研究ジャーナル」(Journal of Dental Research )に報告された。
さてこれはどうしてでしょう。

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二酸化炭素濃度が上がればサンゴが溶ける?

Asahi.comより「CO2増加で海水酸性化、サンゴ溶解も 研究チーム予測

大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が現在のペースで増すと、海水の酸性度が上がって、50年後にはプランクトンやサンゴが溶け出し、生息海域が減り始めることを日米欧など8カ国の研究チームが予測した。29日発行の英科学誌ネイチャーに発表した。海の生態系全体に深刻な影響を与える恐れがあるという。
珊瑚礁現在の海水はほぼpH8.1程度の弱アルカリ性に保たれています。しかし、大気中に放出される二酸化炭素のうち3分の1は海水に溶け込みます。大気中の二酸化炭素濃度が増すと、海水に溶け込む二酸化炭素の量が増え、海水のpHが酸性に近づくことが考えられます。

研究チームは二酸化炭素の濃度分布について、各国の計算モデルのうち最も確かと思われる予測をもとに、海域ごとの酸性度の上昇をシミュレーションしました。

その予測によれば、これまでと同様の経済活動が続き、二酸化炭素濃度が毎年1%ずつ上がることになっています。

その結果、大気中の二酸化炭素濃度が600ppmを超えると、海水のpHが0.2−0.3下がり、サンゴやプランクトンの炭酸カルシウムでできた殻や骨格が溶け出し、生存が危ぶまれることがわかりました。

現在の二酸化炭素濃度は約370ppmで、予測では2060年頃に600ppmに達するとされています。

さらに、計算で予測された2100年の海水を人工的に作り、翼足類のウキビシガイを飼育したところ、48時間で殻が溶け出しました。

研究に参加した海洋研究開発機構の山中康裕サブリーダーは「海洋生物への影響は気候変動よりはるかに短期間で起きるとわかった。その仕組みは明確で、予測の不確かさは気候変動より小さい。いずれ排出削減の議論に大きく影響するだろう」と話している。
二酸化炭素濃度が上昇すれば、海の生物が大打撃を受けることは間違いなさそうです。

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NEWS CLIP 05/09/29

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2005.09.29

ダイオウイカの生態をカメラにおさめた!

YomiuriONLINEより「ダイオウイカの深海での生態…国立科博チームが初撮影

巨大な「ダイオウイカ」が深海でえさに迫る姿を、国立科学博物館の窪寺恒己・動物第三研究室長らが撮影し、英国の科学雑誌に27日発表した。
ダイオウイカダイオウイカは世界のあちこちで死骸が発見されていますが、どの位大きくなるものなのかはあまり定かではありません。一説には20mをこえるものもあったとか。正確に分かっているものでも1993年にノルウェーで体長13mのものが報告されています。その生態もはっきりと分かっていませんでした。

ダイオウイカを発見したのは小笠原・父島の南東沖。昨年10月下旬にえさとカメラをつけたナイロン糸を水深900メートルの海中に沈めたところ、ダイオウイカが針にかかりました。全長は8mと推定されています。

約4時間にわたってもがいたイカは、最終的に腕を残して逃げました。しかしこの様子は遠隔操作のカメラにおさめられました。体色は赤紫色で、獲物を激しく攻撃していたとのことです。

ダイオウイカは比較的動きのにぶい動物だと思われていましたが、予想以上に活発に動くようです。

動作は鈍く、海中を漂いながらえさが来るのを待っていると考えられていた。科博の連続画像は、ふつうのイカのように腕を伸ばしてえさに襲いかかる瞬間をとらえており、意外に行動的であることがわかったという。
しかしまだダイオウイカの生態の一端を覗いたにすぎません。生きたままのダイオウイカをしっかり観察できなければ生態の解明は難しいでしょう。

<参考>「深海の神秘、ダイオウイカの生態を調査−イカ焼き何人前?

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軌道エレベータの実現にまた一歩

MYCOM PCWEBより「上空を舞う気球より伸びるケーブルで、宇宙エレベータのテストに初成功!

米LiftPort Groupは、同社が独自に開発を進める、地球と宇宙空間を結ぶエレベーター「LiftPort Space Elevator」の、初の上空での昇降テストに成功したとの発表を行った。今秋中にも、次なるテストを実施して、さらに開発を進めていく方針が明らかにされている。
軌道エレベータ軌道エレベータは地上から静止軌道まで届くケーブルや塔を運搬装置が上下することで宇宙と地球の間の物資の輸送を可能にするものです。ロケットよりも安全に、低コストで宇宙に物資を送ることができると期待されています。

もともとはSFなどの中の存在でしかありませんでしたが、カーボンナノチューブという画期的な発見もあり現実味をおびてきています。

LiftPort Group社はこの軌道エレベータを実現させるために設立された企業です。この社が建設を計画しているLiftPort Space Elevatorは、ロボットタイプのリフター「Robotic Lifter」を用いて、太平洋上の赤道付近に建造される海上プラットフォームから、約10万キロメートル上空の宇宙空間を目指す予定になっています。

今月20日に、同社は米国ワシントン州において、上空を飛ぶヘリウム気球と地上を結ぶケーブル上での初期テストに成功しました。これは上空に浮かぶヘリウム気球と地上をケーブルで結び、その間をロボット型のRobotic Lifterが昇降するテストだったようです。

最終的には1000フィート(約300m)の高度でのテストを行ったとのこと。

同社のMichael Laine社長は「LiftPort Space Elevatorの開発において、今回のテスト成功で、歴史的にも重要な意義を帯びる大きな一歩を踏み出すことができたと思う」とコメントした。
同社は軌道エレベータの運行開始日を2018年4月12日とアナウンスしています。さてどうなることでしょう。

<参考>「エレベータ−で「宇宙へまいりまぁす」

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初期の宇宙に異質な巨大銀河を発見

Yahoo!NEWSより「宇宙の初期にも巨大銀河 NASAが観測、常識覆す」(共同通信)

約137億年前に起きた大爆発ビッグバンから約8億年しかたっていない初期の宇宙に、地球を含む銀河系の8倍もの質量を持つ巨大な銀河が既に誕生していた証拠を見つけた、と米航空宇宙局(NASA)が27日発表した。
初期の銀河宇宙は今から約137億年前に誕生しました。宇宙の生成初期には、生まれたばかりの原始銀河がたくさん存在していましたが、それが徐々に成長し、今の銀河系のような成熟した銀河になったと考えられていました。

このような宇宙初期の様子を観察するためには、できる限り遠方の宇宙を観測する必要があります。先日は約127億光年離れた場所(つまり127億年前)の銀河団が発見されました。

今回の報告では約129億年前の銀河が発見れたようです。さらにその銀河はこの銀河系の8倍の質量をもつ巨大銀河であったということで、今までの銀河形成の理論に一石を投じる発見です。

この銀河は、ろ座の方向にある「HUDF-JD2」。ハッブル、スピッツァー両宇宙望遠鏡で観測されました。 Hubble Ultra Deep Field(超深宇宙)と呼ばれる非常に遠い宇宙空間にある約1万個の赤ちゃん銀河を観測していたところ、そのうちの1つが非常に巨大であることが判明したとのこと。

非常に遠い宇宙にあるため可視光では観測できず、近赤外線カメラと分光計を使い確認されました。

観測結果によると、ビッグバン後数億年の間に猛スピードで成長したが、銀河系の約8倍の大きさに達したところで、形成が突然止まったようだという。
非常に初期の宇宙に異質とも尾の割れる巨大銀河の登場です。銀河形成に関する理論はどのように変わるのでしょうか。

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NEWS CLIP 05/09/28

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2005.09.28

ハゲを治すかもしれない遺伝子を発見!

Yahoo!NEWSより「毛髪育成のタンパク質解明=「悪役」封じ込め再生守る−米大学」(時事通信)

髪の毛が新たに生えてくるために重要な役割を果たすタンパク質の働きを、米ジョンズ・ホプキンズ大学の研究チームが26日までに突き止めた。このタンパク質は、はげの原因になる「悪役」のタンパク質を封じ込め、毛の再生サイクルを守っているという。研究成果は「米科学アカデミー紀要」の電子版に発表される。
Shakey近年、「男性型脱毛症」で悩んでいる人は500〜1000万人といわれていますが、その発症メカニズムはいまだに明確にされていません。

毛髪は休止期→成長期→退行期というヘアサイクルを繰り返しています。このサイクルを制御しているのは毛髪の根元に存在する毛乳頭細胞だといわれています。しかし、「ワイズ」と呼ばれるタンパク質が、再び髪の毛を生やそうとする毛包部分の細胞に働き掛けて、そのサイクルを妨害することがはげの原因と考えられていました。

kennedy Krieger研究所とジョンホプキンス大学の研究チームは、生まれつき体毛のない状態から体毛が生えたネズミを使った実験により、体毛回復に関与しているタンパク質「へアレス」の働きを調べました。その結果、へアレスがワイズを封じ込めて髪の毛のサイクルを阻害しないようにしていることが分かったとのことです。

へアレスは遺伝子の指令で働いているが、研究チームは「毛の再生はさまざまな原因が重なった複雑な過程をたどる。分子レベルのメカニズムは分かっていない」と一層の研究が必要であることを強調している。
遺伝子制御でハゲを治す日がくるかもしれません。

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NEWS CLIP 05/09/27

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2005.09.27

お金持ちほど臨終の際の痛みが少ない?

日経Healthより「終末期の患者の痛みの状況は、収入などにより個人差が

どのような環境に置かれた人が疼痛のない終末期を経て亡くなり、どういう環境の場合に痛みに苦しむかをテーマとして調べた研究が、雑誌「鎮静医学ジャーナル」にこのほど発表された。
この研究は、米ミシガン大のマリア・シルベイラ博士らによって行われました。1993年から98年までに死亡した70歳以上の高齢者2600人の臨終の様子を家族から聞き取り調査したとのことです。聞き取りの内容は、最期の頃の痛みはどうだったか、鬱状態、精神錯乱の状態、呼吸困難ではなかったかなど多岐にわたっています。

その結果、年収7万ドル以上の裕福な人は、それよりも低所得の人たちよりも臨終の際の痛みが少なかったとのこと。

高所得の場合、低所得の人に比べて9%痛みが少ないということができるそうです。

なぜか? という疑問について正確な検証はされていないが、研究者らの推論では、裕福な人は「とにかく楽に死なせてほしい」と病院側にはっきり要求しているからではないかと見ている。また、ホスピスなどを選択す人も多いようだという。
痛みほど主観的な感覚もないと思うのですが・・・。それにしても裕福なほど痛みが少ないって、なんて不平等。

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失音楽症では脳の右側に異常が見られる

週刊米国健康ニュースより「音痴を科学的に解明

失音楽症、いわゆる音痴の人では脳の右側の活動に異常がみられることが、カナダおよびフィンランドの研究者らによって明らかにされた。医学誌「Annals of Neurology」8月29日号に掲載された。
音楽の能力には非常に個人差が大きく、音感の非常にいい人から悪い人(いわゆる音痴)まで様々です。

この中で、特に音楽感覚に問題がある場合を「失音楽症」と呼びます。失音楽症は生理的な欠陥により正しい音の認識と記憶ができない感覚性失音楽賞と音の認識と記憶はできるが正しく発声ができない運動性失音楽症に分けられます。

モントリオール大などの研究チームは、脳波検査(EEG)を実施し、さまざまな領域の脳細胞が音に対してどのように応答するか評価しました。そのために音痴の人8人と正常音程の人10人を対象として、異なる音程を各音100ミリ秒ずつ連続して聴かせたました。その結果、音痴の人は音程が少しずれただけではその変化を感じ取ることが困難だったとのことです。さらに、音痴の被験者には脳の右側に異常も認められました。

このような先天的な音痴の場合は、通常のトレーニングで治療することは困難なようです。ただ、知能面をはじめ他には一切問題はなかったとのこと。

専門家らは「音痴と失読症などの言語障害や読字障害との関連が認められており、今回の研究結果は、聴力、言語能力および読字に関する症状の診断法や治療法に寄与するものと考えられる」と評価している。また、治療選択肢の可能性を得るきっかけとなり、種々の治療法が脳に対してどのような影響を及ぼすかを評価する道を開くものとして期待されている。
この分野での研究報告もMRIやPETでますます多くなってくるでしょう。

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NEWS CLIP 05/09/26

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2005.09.26

NEWS CLIP 05/09/25

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2005.09.25

歯の形や数を決める遺伝子発見

YomiuriONLINEより「歯の形や数を調節する遺伝子…京大チームが発見

哺乳(ほにゅう)類の歯の形や数を調節している遺伝子を京都大大学院の伊藤信行教授(分子生物学)らの研究チームが見つけた。23日付の米科学誌「サイエンス」に発表する。
この遺伝子は「エクトディン(ectodin)」と呼ばれる遺伝子です。骨の形成を促進するタンパク質である「Bmp」の働きを抑えるものとして2003年に発見されました。

この遺伝子の働きを詳しく調べるために、エクトディンを持たないマウスを作ったところ、歯の形と数に異常が見られたとのことです。

欠損マウスの歯は平均約20本で、正常マウスよりも約4本多く、正常なら2本ある前歯(門歯)が4本あり、奥歯(臼歯)も本数が増えていました。

また、奥歯には上下の歯がうまくかみ合うようにと決まっている歯の形に、突起など異常が多くみられたうえ、ばらばらに生えていました。

この遺伝子は、歯ができるごく初期の段階で働き、歯の数や形を決めていると推測される。
哺乳類の歯の形や本数は進化を考える上でも大きな働きをします。何かの手かがりになるかもしれません。

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NEWS CLIP 05/09/23・24

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2005.09.23

NEWS CLIP 05/09/22

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2005.09.22

幼時にフライドポテトを食べ過ぎると大人になって乳がんになる?

日経Healthより「幼時にフレンチフライを多食すると乳ガンのリスクが上がる

子どものころ、フレンチフライ(フライドポテト)をたくさん食べた子どもは、成人してから、乳ガンにかかるリスクが大きいことがわかったと「国際ガンジャーナル」(InternationalJournal of Cancer)で報告された。
ポテトフライ近年、日本でも乳がんが増えてきています。その理由として、ライフスタイルの変化が大きな要因となっていることが指摘されています。特に大きいのは食生活の欧米化です。昔にくらべて栄養状態がよいため、初潮年齢が早く、閉経年齢が遅くなっており、女性ホルモンが関係するといわれる乳がんが増加しているのではないかとのことです。また、女性が社会へ進出してきたことで、妊娠未経験者や初産年齢が高くなってきたことも要因の一つです。

この乳がんに関して、興味深いデータが出されました。

子どものころ、フレンチフライをたくさん食べた子どもは、成人してから乳ガンにかかるリスクが大きいということです。

調査は、ボストンにあるブリガム女性病院とハーバード大学医学部の研究者たちによって行われました。1993年の時点で、乳ガンにかかっている女性582人と乳ガンにかかっていない1569人の1921年から1965年生まれの女性について、その人たちが幼いころどういうものをよく多べてていたかなど、幼時の食習慣を、母親にアンケートを出して聞いたとのこと。

その結果と、乳ガンにかかっている女性は、3歳から5歳の間にフレンチフライをよく食べていたことが判明。この期間にフレンチフライをよく食べた人は、食べなかった人より、乳ガンにかかった率が27%高く、これは統計的に有意な差であったとのこと。

週に1回程度以上食べた場合が危険だそうです。

これまで、乳ガンにかかるのは、女性の一生になかで幼時の食習慣と深い関連があるという研究報告があったが、この研究はこれをさらに裏づけたと見られている。
やはりアクリルアミドが関係しているのでしょうか。でも子どもたちは総じてポテトフライが好きですし、これでまた母親の頭痛の種が増えましたね(笑)

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火星表面に刻まれた2本の溝

YomiuriONLINEより「火星に3年間で2本の「溝」、活発な侵食活動

火星表面に、3年前にはなかった溝ができていることが、米探査機マーズグローバルサーベイヤーが今年4月に撮影した画像で分かった。
火星の溝写真は97年から火星周回軌道で観測を続ける探査機「マーズ・グローバル・サーベイヤー」が撮影したもの。

2002年7月の撮影時(写真左)にはありませんでしたが、今年4月の撮影画像(写真右)には砂丘の表面に2本の溝がくっきりと写っています。長さは400m程度と考えられます。

地球上にも「ガリー」と呼ばれる同様の地形がありますが、これは部分的に溶けたシャーベット状の雪や氷によって地表が削られることで形成されます。

しかし、火星の溝は水による浸食の可能性は低いとのこと。むしろ、冬に砂地の中で凍結した二酸化炭素が暖かくなるとともに急激に気化して高速で砂を吹き飛ばし、斜面を削った可能性が高いとのこと。

NASAは他にも、岩石が斜面を転がった跡、南極の冠氷の後退のさま、若い隕石クレーター−の画像を航海しました。クレーターは80年代半ばに隕石の落下で生じたとみられます。また岩石の転がった跡は、地震か強風の影響ではないかとのこと。

米航空宇宙局(NASA)が20日発表した。火星で地形を作り出す作用が続いていることがわかる。
南極の冠氷の後退ということは、火星でも温暖化が進行している?

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NEWS CLIP 05/09/21

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2005.09.21

歯に残された核実験の痕跡で年齢が分かる!

CNNより「核実験の痕跡で年齢推定 スウェーデンの研究チーム

1950年代から60年代にかけ、世界各地で実施された地上核実験の痕跡が、今も身元不明遺体の年齢などを知る上で重要な手がかりになるとの研究結果が発表された。大気中に残った「放射性炭素14」が歯のエナメル質に取り込まれていることから、その割合を測定すれば、年齢がほぼ正確に分かるという。
歯この方法を開発したのはスウェーデン・カロリンスカ研究所の研究チーム。放射性の炭素14は、大気の上層で宇宙線の作用により窒素から生じます。放射性の崩壊(半減期5730年)により減少しますが、その分が宇宙線により供給されるため、大気中の炭素14の量はほぼ一定に保たれています。この原理を利用したのが放射性炭素年代測定です。しかし、この研究では核実験により一時的に増加した炭素14の量を人の年齢の推定に利用しようと考えました。

地球上のどこかで核実験があると、たとえそれが局地的なものであったにせよ全地球の炭素14の量が急速に増加したのち減少します。人の歯のエナメル質は幼少期に形成されますが、その形成過程で食物を通して炭素14をエナメル質に蓄積します。エナメル質の中の炭素14の量を調べることでその人が育った時期が特定できるというのが研究チームの主張です。

研究チームは22人の人の歯、33本を分析してこの方法を発見しました。

従来の年齢測定は、頭蓋骨や歯の摩耗状態を基にしているため5−10年の誤差がありました。しかし、この方法では誤差は1.6年まで縮小するとのことです。

研究チームは、人体を構成する細胞の年齢を調べる研究の過程で、偶然この方法を見つけた。すでに、昨年末のスマトラ沖地震・津波で死亡した人の身元確認で実用化され、米南部を襲った大型ハリケーン「カトリーナ」による犠牲者の身元を調べる際にも活用できそうだという。
ただし、核実験が実施されたのは1955年から1963年までであり、ヒトのエナメル質は12歳頃にはほぼできあがるため、1943年以前に生まれた人にはこの方法が使えないとのこと。

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日焼けで赤くなる男性は皮膚がん以外のがんも要注意?

毎日新聞より「日焼け:赤くなる男性、発がん危険度高い 九州大解明

日焼けで皮膚が赤くなる男性は、黒くなる男性に比べて、血中のDNAを損傷する率が高いことを、入江正洋九州大助教授(健康科学)らが突き止めた。DNA損傷は発がんのリスクを高めるため、赤く日焼けをする人は注意が必要という。札幌市内で16日まで開かれていた日本癌(がん)学会で発表した。
紫外線による日焼けには2種類あります。ひとつは肌が赤くなる「サンバーン」と呼ばれるもので、もうひとつは肌が黒くなる「サンタン」と呼ばれるものです。サンバーンは皮膚に炎症が起こりヒリヒリ痛む状態で、軽い火傷でもあります。これは約24時間後にピークに達し、その後3−4日たってから色素が沈着し褐色の「サンタン」へと変化します。通常はこのようにサンバーンからサンタンへと移行しますが、中にはサンタンにならない人もいます。

入江助教授らは、日ごろ屋外スポーツをしない男子大学生27人に、8月の晴れた日の海辺で6時間、水着姿で日光浴してもらいました。その結果、日焼けで赤くなる人と黒くなる人がほぼ半々に分かれました。それぞれ、血中の白血球DNAの損傷を示す指標物質であるヒドロキシデオキシグアノシンの濃度を測定。

その結果、ヒドロキシデオキシグアノシンは、赤くなる人は実験前に白血球10万個当たり0.6個だったのに対し、実験後には1.2個程度まで倍増したとのこと。黒くなる人は実験前後でほとんど変わらず0.2個だったそうです。実験翌朝に再度測定すると、黒くなる人はほとんど変わらないのに、赤くなる人は0.8個で、実験前のレベルには戻っていなかったとのこと。

また、日焼け止めクリームを塗る群と塗らない群で実験を行ったところ、塗らない群ではこの物質濃度が0.4個から0.6個に増えていました。

この物質が増えると、皮膚の老化を起こしやすくなるとともに、肺や肝臓、泌尿器などの発がん性を高めることが分かっています。

入江助教授は「日焼けで赤くなる人にとっては皮膚がんだけでなく、他の発がんリスクも高めることになる」と話している。
皮膚がんとの関連は以前より指摘されてましたが、他のがんにも影響があるとは・・・。

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NEWS CLIP 05/09/20

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2005.09.20

NEWS CLIP 05/09/19

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2005.09.19

NEWS CLIP 05/09/18

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2005.09.18

余計なことでも無視できないのが記憶力低下の原因?

Yahoo!NEWSより「余計な事気になるのが原因=大切なのは集中力−高齢者の記憶力低下・米大学」(時事通信)

年を取ると人の顔などをすぐに覚えられなくなるのは、記憶力が足りないのではなく、ほかの余計な事に気を取られてしまうのが原因−。米カリフォルニア大の研究チームが17日までに、高齢者の脳の働きを調べた実験結果を、米科学誌ネイチャー・ニューロサイエンスの電子版に発表した。
調査はfMRIを用いて、60−77歳の高齢者16人と、19−30歳の若者17人を対象に行われました。

高齢者と若者の両方にある場面を記憶するように指示すると、高齢者も若者も脳内の活動が活発になりました。しかし、ある場面を無視するように指示した場合、若者は脳内の活動が低下したのに対し、高齢者はあまり低下しませんでした。

つまり、無視するべき余計なことに気をとられすぎるのが健康な高齢者でも生じる短期記憶の障害の原因ではないかと研究チームは推論しています。

健康な高齢者でも起きる短期記憶の障害は、ひどくなれば対人関係や車の運転などに支障を来す。研究チームは、記憶力ではなく、集中力の制御の問題なら薬で対処できるだろうと指摘している。
余計なことはできるだけ無視するように心がけましょう(笑)

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宇宙からみた南極のオーロラ

YomiuriONLINEより「南極に巨大な緑の輪…宇宙から見たオーロラ

米航空宇宙局(NASA)は16日、地球磁気圏観測衛星が11日に撮影した南極のオーロラの画像を公表した。
オーロラオーロラは太陽風に含まれる荷電粒子が大気中の酸素や窒素の原子と衝突して発光する現象です。

今月7日から9日にかけて太陽で大規模なフレアが多発しました。これは、観測史上5番目という大きなものだったようです。

太陽フレアは太陽の大気中のプラズマガスに蓄えられた磁場のエネルギーが、短い時間の間に放出される現象です。太陽フレアが発生すると、太陽風の流れが激しくなり、地球をとりまく磁力線の様子を変化させます。

また、フレアで発生した高エネルギーの粒子が地球の高層大気に侵入し、北極や南極でオーロラが発生します。

今回も南極上空に発生しているオーロラが9月11日、地球磁気圏観測衛星によりあざやかにとらえられました。

NASA当局者は「地球上での生活に深刻な影響を及ぼすものではないが、今月末にかけて、衛星通信のトラブルや、電波障害が予想される」としている。
太陽は11年のサイクルで活動が活発になるとされています。前回の極大は2001年で、本来であれば沈静期にはいっているのですが、太陽は時折すさまじい姿を見せるようです。

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NEWS CLIP 05/09/17

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2005.09.17

温暖化によりハリケーンは凶暴化している?

Yahoo!NEWSより「温暖化で台風の威力アップ=太平洋西部で顕著な傾向−米科学誌」(時事通信)

海水の表面温度が上昇したため、台風やハリケーンなどがより強力になっている可能性が強いとの研究を米ジョージア工科大学のウェブスター教授らがまとめた。
ハリケーン研究チームは、1975年−2004年までの間に太平洋、大西洋、インド洋などの各海域で発生した台風、ハリケーン、サイクロンの発生頻度や持続日数、強さなどを調べました。

その結果、発生した数や頻度には年による増減はみられるものの、ほぼ同じ状態が保たれていることを確認。しかし、規模に関しては米国の分類で「カテゴリー5」(最大瞬間風速69メートル以上)や「カテゴリー4」(同58メートル以上)の強力な台風、ハリケーンが増え、すべての海域で発生比率が大幅に上がっていることが分かりました。

日本などに被害をもたらす太平洋西部で発生した強力台風(カテゴリー4以上)は、75年−89年では85個(25%)でしたが、90年−04年の最近15年間では116個(41%)に達しています。他の全海域でもカテゴリー4以上の比率は上がっており、“凶暴化”が全地球的な傾向であることがわかりました。

このような傾向と地球温暖化の関連を証明するまでにはいたっていませんが、研究チームは地球温暖化による熱が大気の対流にエネルギーを与え、嵐を発生させるというメカニズムがあることから、温暖化が嵐の規模を増大させているのではないかと推論しています。

ハリケーン「カトリーナ」で甚大な被害を受けた米国では、「地球温暖化の影響」との指摘が出ているが、今回の研究はこの主張に根拠を与えるものとなる。論文は16日付の米科学誌サイエンスに掲載される。
これで米国も温暖化対策に必死になるでしょうか。

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月のクレーターは小惑星の爆撃によるもの−そろそろ中秋の名月です

毎日新聞より「月のクレーター:小惑星が集中的に落下しできた

月のクレーターはほとんどが約40億年前にできたが、これは、火星と木星の間の軌道にある小惑星が集中的に落下してできたことを国立天文台などの研究チームが突き止めた。月の表面のクレーターの大小の比率と、小惑星の大小の比率の分布が一致した。従来は、すい星の集中衝突の可能性もあるとされていた。16日付の米科学誌「サイエンス」に掲載される。
月のクレーター太陽系の生成期からしばらくの間、太陽系内では小惑星などのはげしい衝突が繰り返されてきました。月も約45億年前の地球の形成期に、火星程度の大きな惑星が地球に衝突したことによりできたとするジャイアント・インパクト説が有力です。

その後40億年−38億年前にかけて何かが激しく月の表面に衝突し、あのクレーターを作ったとされています。このとき何が衝突したかは、小惑星であるとする説と、彗星であるとする説がありました。

今回、米アリゾナ大と国立天文台の共同研究チームは月の表面のクレーターのサイズを詳しく分析。これがすばる望遠鏡などで観測した小惑星約10万個の大きさの分布状況と非常によく一致していることをつきとめました。

さらに、火星や水星の表面にある同時期にできたクレーター数千個でも同様の比較をしたところ、やはりよく一致したとのことです。

この結果、これらのクレーターは彗星でなく小惑星が降り注いでできたものと、研究チームは結論づけました。

また同時に、これらのクレーターには古い高地にある群と、火山活動でできた新しい平地にある群の2種類があり、古い高知のクレーターは火星と木星の間にある小惑星帯「メインベルト」からの小惑星により形成、新しい物は地球付近に分布する小惑星群が落下してできたものであることも判明しました。

同天文台の伊藤孝士・主任研究員は「約40億年前は、天王星と海王星が形成された時期とされる。その影響で木星と土星の軌道がずれ、小惑星の軌道も不安定になったことが集中落下の原因ではないか」と話している。
日曜日は中秋の名月。こんなことを考えながら月をながめるのもまた一興かも。

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ディープインパクトで100mのクレーターが

Asahi.comより「彗星にでっかいインパクト 探査機子機衝突でクレーター

米航空宇宙局(NASA)の探査機ディープインパクトの子機が衝突したテンペル第1彗星(すいせい)の表面に、直径約100メートルのクレーターができたとみられることが分かった。国立天文台や東京大、NASAなどの国際研究チームがハワイにある国立天文台「すばる望遠鏡」で観測した。16日発行の米科学誌サイエンスに発表する。
テンペル第1彗星7月4日の独立記念日に探査機ディープインパクトはテンペル第1彗星にむけて衝突体を打ち込み、彗星の組成をさぐりました。

テンペル第1彗星は太陽から近い軌道にあり、長期間にわたって表面が焼け焦がされてきた彗星です。そのため、この彗星には、粉塵からできている風化層が内部の氷に富む新鮮な層を覆った構造ができています。ディープインパクト計画は、この風化した彗星表面を掘り返し、彗星の内部に隠された本来の姿のままのダストや氷を調査するために計画されました。

研究チームは、すばる望遠鏡の赤外観測装置で衝突の様子を観測。分析の結果、彗星から有機物やチリなど約1000トンの物質が宇宙空間に放出されたことを明らかにしました。また、衝突の結果、表面には直径100メートルほどのクレーターができたと推定されます。

画像の赤色は炭素に富む彗星表面の物質、緑色はケイ酸塩を含む内部物質でした。これにより彗星内部はケイ酸塩、水、有機化合物が複雑に混じり合っていることが分かったとのこと。

国立天文台の渡部潤一助教授は「放出物が大量だったことは彗星の表面が壊れやすいことを示している。放出物を詳細に調べ、太陽系の成り立ちに迫りたい」と話している。
この彗星は太陽を中心に5.5年の短い周期で公転していますが、その組成は長周期の彗星と非常によく似ているそうです。

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NEWS CLIP 05/09/16

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2005.09.16

ロビンソン・クルーソーの家?が発見

YomiuriONLINEより「「ロビンソン・クルーソー」の家?日本人探検家が発見

日本人探検家・高橋大輔さん(38)が率いる国際学術調査チームは15日、小説「ロビンソン・クルーソー」のモデルとなったイギリス人船員の住居跡と見られる遺跡をチリ沖の孤島で発見したと発表した。
ロビンソン・クルーソー島ダニエル・デフォーが1719年に発表した『ロビンソン・クルーソー漂流記』はスコットランド人の船乗りであるアレクサンダー・セルカークをモデルとして書かれた小説です。アレクサンダー・セルカークは英国王の許可を得て海賊行為をしていた船の航海長でしたが、今から300年前の1704年にロビンソン・クルーソー島(当時はフアン・フェルナンデス島)に置き去りにされました。その後4年4ヶ月を自給自足で暮らし、1709年に海賊船団に助けられました。

高橋さんらは1992年からその謎を追い続け、2001年にセルカークの住居跡らしき遺跡を発見。今回、スコットランドやチリの考古学者ら5人からなる調査チームを組織し発掘調査を行ったとのこと。

当初、住居跡としていた遺跡はセルカークよりも後の時代のものと判明しましたが、その建物下からたき火跡や柱の穴を発見。たき火跡にあった炭の年代は放射性炭素の測定でセルカークの滞在時期に近い物と判明しました。さらにたき火跡付近から航海道具である「ディバイダー」の一部とみられる銅片が出土。当時、航海道具を持参して同島に滞在したのはセルカークだけであることから、この住居跡をセルカークのものと結論づけました。

調査は米国の科学教育団体「ナショナルジオグラフィック協会」の支援で行われ、調査リポートが今月末に世界各地で発売される雑誌「ナショナルジオグラフィック」に掲載される。
こちらに探検家の高橋さんのブログがあります。

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勉強したら脳細胞が増える?

Asahi.comより「勉強したら脳細胞増える マウスですが…大人にも希望?

勉強すると脳細胞が増える仕組みの一端を、東大の久恒辰博・助教授(脳科学)と大学院生の戸塚祐介さんが実験で突き止めた。何かを覚える時に出ると知られている脳波の一種「シータ波」が脳の中の海馬という部分に伝わると、将来脳神経細胞に育つ前駆細胞が刺激され、最終的に脳細胞が増えることがわかった。15日付の米科学誌「ニューロン」に発表する。
脳海馬は大脳皮質に記憶を蓄積したり必要な記憶を引き出したりするときの出入り口となる部分です。これらの脳細胞はいったん失われると再生しないといわれていましたが、98年にスウェーデンの科学者が成人の脳でも海馬で神経細胞が生まれることを示しました。ただ、どのようなメカニズムで神経細胞が増えるのかは分かっていませんでした。

この実験では、マウスの脳に電極をさし、シータ波と同じような刺激を与えました。すると海馬にある前駆細胞が興奮し、この興奮が引き金となって前駆細胞が脳神経細胞に育つことが分かりました。

シータ波が海馬に伝わると、神経細胞が神経伝達物質であるガンマアミノ酪酸(GABA)を出し、それが神経細胞のもととなる前駆細胞を刺激するというのが、そのメカニズムのようです。

またGABAと同じ神経細胞の興奮を抑制する作用をもつ抗不安剤をマウスに投与すると、GABA供給量が増え、新生ニューロンの数が通常の1.5倍になることも確認。逆にGABAを遮断する神経興奮剤を与えると前駆細胞が通常より3倍に増えましたが新生するニューロンの数は減少したとのことです。

シータ波は物を記憶しようとしたり、学習に集中しているとき、睡眠中などに出る脳波です。このシータ波が脳の細胞の新生のきっかけを担っているようです。

久恒さんは「人も学習しているときに海馬からシータ波が出ているとの研究がある。勉強すると頭がよくなる仕組みがわかった」と話す。
うつ病患者は海馬の神経細胞の新生が少なくなっていることが分かっています。うつ病などの治療に役立つかもしれません。

さて、数学の問題でも解きましょうか(笑)

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NEWS CLIP 05/09/15

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2005.09.15

乾燥機に入れると衣類が20%も速く乾く物質を合成

日経Healthより「乾燥機に入れれば20%早く衣類が乾く物質を発見

洗濯物を乾かすさいに、あらかじめ乾燥機にちょっと入れておくだけで、乾きが20%早まる−−そんな物質をフロリダ大学の研究者が見つけて、界面化学の雑誌「Langmuir」で報告した。
フロリダ大の研究者は繊維の間に働く表面張力を減らすことで、衣類を速く乾燥させることができるのではと考え、乾燥を20%早める物質の合成に成功しました。

この物質を乾燥機に入れると、水分子と繊維を結びつけている表面張力が弱まり、乾燥に費やす時間が少なくてすむとのことです。

米国の家庭では56%が乾燥機を所有しており、1年につき300回程度、乾燥機を使用しています。乾燥機に使われる電気量は家庭全体の使用量の5%にのぼるとのこと。

仮にこの洗濯物の乾燥に要する時間が10%少なくて済むと、全米で年間2億5000万ドル(250億円)のコスト削減になると、研究者らは推計している。
はプロクターアンドギャンブル社からの資金提供で行われた研究のようですが、現在特許出願中とのこと。しばらくすれば同社から売り出されるかもしれません。

うちの妻は飛びつくでしょう(笑)

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鄭和の船は1万トン級だった?

Yahoo!NEWSより「鄭和、超巨大船で大航海=史上初の万トン級−中国

中国・明代の武将、鄭和が1405年に艦隊を率いて東南アジアからアフリカに至る遠洋航海に出発して今年で600年。当時としては破格の大航海を支えたのは、史上かつてない木造の巨大船だったとする研究結果を、中国船舶史の権威、席竜飛・武漢理工大学教授がまとめた。14日の新華社電が報じた。
鄭和は明朝時代、永楽帝に仕えた宦官です。彼は1405年−33年にかけて大船団を率い、南海に7回の遠征を行っています。鄭和の船団は、東南アジア、インドからアラビア半島、アフリカにまで達しました。

まだヨーロッパで大航海時代が始まる前のことであり、当時の中国の造船技術には目をみはるものがあります。この航海では多いときで数百隻の大船団が組まれたとのこと。コロンブスがアメリカ大陸を発見したときは250トン級の船がたった3隻ですし、ヴァスコ・ダ・ガマでも12トン級の船3隻での航海であったことを考えると途方もない大きな船団です。

この船団で最も多きい船は「宝船(ほうせん)」と呼ばれる500トン級の船であったといわれていますが、この船が排水量約1万トン級ではなかったとの説が新たに出されました。

席教授によると、「宝船」と呼ばれた艦隊の旗艦は長さ125メートル、幅50メートルの中国史上最大の木造船。排水量約1万トンで、世界初の万トン級の船舶だったという。鄭和の大航海から87年後、コロンブスの米大陸への航海で使われた帆船「サンタ・マリア号」の数10倍の規模になるとしている。
初の世界一周をなしとげたのはマゼランでなく鄭和だとの説がイギリスの歴史学者より出されたこともあります。1万トン級はともかくとして相当大きな船であったことは間違いないでしょう。

ただ最大の謎は、その造船技術がその後の中国に残っていないことですね。

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紫外線によく当たる喫煙女性は肌年齢が10歳老ける!?

毎日新聞より「喫煙者:お肌、5歳老化 ビタミンC破壊で?メラニン増加 ポーラが女性30万人調査

たばこを吸う女性は吸わない女性に比べ、5歳以上も肌が“老化”している−−ポーラ化粧品本舗(東京都品川区)が、20〜70代の約30万人の女性の肌状態と喫煙の関係を調べ、こんな結果が出た。喫煙が肌に及ぼす影響をこれほど大規模に調べた例は、世界でも少ない。喫煙は美肌を目指す人にとって、やはり大敵のようだ。
喫煙この調査は去年6月から今年5月にかけて、日本全国の訪問販売先や店頭などで行われました。喫煙状況を尋ねると同時に、皮膚表面の角質層を採取。

肌年齢は細胞中のメラニンの量によくあらわれます。メラニン量は加齢とともに増えますが、状態がよい肌はメラニンの量が少なく、分布も均一になっています。一方、状態の悪い肌はメラニン量が多く、細胞によるばらつきも大きくなります。

ポーラ社は採取した細胞中のメラニンを染色して300倍に拡大し、含有量を3段階で数値化。この結果を、喫煙者と非喫煙者に分けて年齢別に集計したところ、年齢別の平均メラニン量は、吸い始めて間もない20歳では大差ないのですが、以後は全年齢で喫煙者の方が1−2割程度多く、ほぼ5歳上の非喫煙者のメラニン量に相当していたとの結果になりました。

さらに、紫外線によく当たる生活をしている場合、紫外線によく当たりタバコも吸う人と、あまり当たらずタバコを吸わない人では肌年齢の差は10歳以上に広がったとのこと。

原因について同社は「メラニンの生成や着色を抑えるビタミンCが、喫煙によって破壊されるためと考えられる」と分析。「肌の潤いを示す保水力も喫煙者の方が少なかった。一般に『喫煙は肌に悪い』と言われてきたことを、データで立証できたのではないか。肌の衰えが気になる喫煙者は、まずはたばこを控えた方が良い」と話している。
この調査で最もタバコを吸っていたのは20代の女性だったとのことですが、将来が・・・。

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女性ホルモンは乳がんだけでなく肺がんにも関与

YomiuriONLINEより「女性ホルモン、肺がんとも関連性…厚労省研究班

乳がんとの関連がよく知られる女性ホルモンが、肺がんの危険因子でもあることを、厚生労働省研究班が大規模な追跡調査で突き止め、14日発表した。
乳がんは女性ホルモンと関係があることが分かっていますが、肺がんとの関連の報告ははじめてではないでしょうか。

研究チームは1990年−94年に40−60代で、喫煙経験がない女性約4万5000人を追跡調査。初潮、閉経、ホルモン剤の使用歴などを分析しました。

このうち2002年までに肺がんになった人は153人。初潮から閉経までの期間が最も短いグループ(初潮16歳以上、閉経50歳以下)が、最も肺がんの危険性が低く、他のグループの半分以下。最長のグループ(同15歳以下、51歳以上)の場合、最短グループに比べ、危険性が2.5倍高まるという結果になりました。これは、月経のある期間に女性ホルモンが多いことが関係していると思われます。

また、子宮筋腫などの手術を受けて人工的に閉経し、エストロゲンなどのホルモン剤を多く使用した人は、使用していない人に比べ肺がんにかかるリスクが2倍以上高かったとのことです。

女性ホルモンは乳がんの危険因子のひとつだが、たばこを吸わない人にも多い肺の腺がんは、女性ホルモンと関連する可能性が指摘されていた。研究班の津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長は「乳がんに比べれば関連性は薄い」と話している。
ただホルモン剤の投与の際、それが適量であるかどうかはしっかりと判断しないといけないかもしれません。

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NEWS CLIP 05/09/14

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2005.09.14

太古の星の最後を観測−128億年前にあった星の最後です

毎日新聞より「宇宙:128億光年かなた、星の爆発観測−−望遠鏡「マグナム」「すばる」

地球から128億光年離れた宇宙で起きた星の巨大爆発現象(ガンマ線バースト)を、東京大のマグナム望遠鏡と国立天文台のすばる望遠鏡(いずれも米ハワイ州)が相次いで観測することに成功した。12日、各研究チームが発表した。
スイフトによるガンマ線バースト画像太陽の数十倍の重さの大質量星が、その一生を終えてブラックホールになるときに「ガンマ線バースト」と呼ばれる現象が起き、巨大なエネルギーが数秒から数百秒にわたって放出されます。

今回、東京大とハワイ大の研究チームがマグナム望遠鏡で、国立天文台などの研究チームがすばる望遠鏡でそれぞれ宇宙の最も遠方で発生したガンマ線バーストをとらえることに成功しました。

このガンマ線バーストを最初にとらえたのは米国のスイフト衛星です。その正確な位置が世界中のガンマ線バーストの研究者に伝えられると、その現象が各国の望遠鏡で観測されました。

今回の爆発は地球から128億光年離れたところでおきたと考えられます。つまり現在、137億歳と考えられている宇宙が誕生してからわずか9億年後におきた爆発ということになります。これは従来の記録を5億年もさかのぼります。

これまで測定されたガンマ線バーストの距離の記録はデンマークのグループによる123億光年。この記録を5億光年上回ることになりました。

今回は、日本時間の4日午前、米航空宇宙局(NASA)の衛星が爆発をキャッチ。その12時間後、ハワイ大と東京大の研究チームが、マウイ島にあるマグナム望遠鏡で爆発直後の光が含む赤外線の観測に成功した。
これにより宇宙で最も遠い星の最後も観測できる可能性がでてきました。

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NEWS CLIP 05/09/13

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2005.09.13

ネアンデルタール人と現生人類はやはり隣で暮らしていた?

CNNより「ネアンデルタール人と現生人類は欧州で共存と 英科学者ら

約3万年前に死滅したとされるネアンデルタール人と、初期の現生人類は一時期、同じ場所で共存していた――。英科学者らがこのほど、フランス中部に残る遺跡の研究から、こんな結論を導き出した。考古学者らの間では、ネアンデルタール人の滅亡と現生人類誕生の時期をめぐり、長年にわたって激しい論争が続いている。
ネアンデルタール人は約20万年前に出現し、3万年前に滅亡したとされています。現生人類であるホモ・サピエンスの先祖であるという説もありましたが、DNA解析などで現在はほぼ否定されています。

謎なのは、なぜネアンデルタール人が滅亡したかという点です。より高度な文明をもつホモ・サピエンスに駆逐されたという説や、ホモ・サピエンスと混血してホモ・サピエンスの中に吸収されてしまったという説などがありますが、どれも明確な証拠は見つかっていません。

そこで重要になるのがネアンデルタール人と現生人類に接触があったかどうかです。

ケンブリッジ大のポール・メラー氏らは、フランス中部シャテルペロンにある洞窟から出土した石器などを分析。その結果、初期の現生人類のものとされるオーリニャック文化の石器の層の上下に、それぞれネアンデルタール人の道具類の層があったことが分かたとのことです。さらに、周辺から出土した人骨の年代を放射性炭素で測定したところ、約3万8000年前に、両者がこの場所で共存していたとの裏付けが得られたと発表しました。

同氏らのチームは「この時代にネアンデルタール人と現生人類が接触したとみられ、混血した可能性もある」と主張している。
われわれホモ・サピエンスもいつかネアンデルタール人のような末路をたどるのでしょうか。

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NEWS CLIP 05/09/12

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2005.09.12

NEWS CLIP 05/09/11

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2005.09.11

はやぶさがイトカワに接近−月の石以来のサンプル採取

毎日新聞より「探査機はやぶさ:12日にも小惑星「イトカワ」接近

小惑星から岩石などを地球に持ち帰る世界初の試みを目指して宇宙を飛んでいる探査機「はやぶさ」が、12日にも、目標の小惑星「イトカワ」から約20キロに到達する。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機で、11月に「イトカワ」に着陸する予定だ。
はやぶさこれまで人類が宇宙から持ち帰った岩石のサンプルは月のものだけです。しかし、月はできてから変成してしまったため太陽系の生成時の物質については知ることができません。

そこで旧宇宙科学研究所(現宇宙航空研究開発機構)が03年5月9日にM5ロケットで打ち上げたのが小惑星探査機「はやぶさ」です。はやぶさは地球と火星の周辺を楕円軌道で回る小惑星イトカワの表面から岩石などを採取し持ち帰る予定になっています。

ターゲットのイトカワは98年にアメリカの研究チームが発見した小惑星です。日本側の依頼で、日本のロケットの生みの親、故糸川英夫博士にちなんだ名前が付けられました。長径500mのジャガイモのような形で、太陽の周囲を約1年半の周期で回っています。

イトカワに到達したはやぶさは、しばらくイトカワと並んで飛び、エックス線計測装置や赤外線観測装置などで表面を調べたあと、11月に第1回の着陸をします。着陸時間は約1秒間で、探査機から地表に金属球を撃ち込み、舞い上がった岩石の破片などを採取。さらに2回目の着陸とサンプル採取をした後、地球に2007年6月に帰還する予定になっています。

JAXA宇宙科学研究本部の川口淳一郎・プロジェクトマネジャーは「類のない試みなので慎重に計画を進めたい」と話している。
いよいよプロジェクトは佳境に入ってきました。

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SARSはコウモリが起源?−新たな説発表

毎日新聞より「SARS:コウモリが起源? 香港大研究チームが解明

新型肺炎(SARS)の原因となる「SARSコロナウイルス」と非常に近縁なコロナウイルスを、中国に生息する野生のコウモリが保有していることを香港大の研究チームが10日までに突き止めた。
キクガシラコウモリSARSはこれまでハクビシンが感染源ではないかとされてきましたが、新たな感染ルートの可能性が指摘されました。

香港大の研究チームは、広東省の市場にいたハクビシンからはSARSコロナウイルスが高い割合で検出されたのに対し、飼育場では検出率が低いことなどに疑問を持ち、ハクビシンと接触する可能性があるネズミやコウモリなど、香港郊外に生息する野生動物を多数捕獲して調べました。

その結果、野生のキクガシラコウモリの40%から、SARSウイルスに非常によく似たコロナウイルスを検出したとのこと。

このウイルスの遺伝子を調べたところ、ヒトが感染するSARSウイルスと非常に近い関係にあることもわかりました。

これをふまえてチームはハクビシンは発生源ではなく、単にウイルスを媒介していただけだと指摘。

コウモリがどのように感染したか、コウモリからハクビシンに広がったのかどうかについては断定できないとしたが、中国ではコウモリのふんが漢方薬になったり、肉が珍味として食用になることから、チームは「注意すべきだ」と呼び掛けている。
なんでも食べるのも考えものかも・・・。

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NEWS CLIP 05/09/10

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2005.09.10

心臓から幹細胞発見!−心臓の再生医療の進歩につながるか

YomiuriONLINEより「心臓再生の幹細胞発見、来春にも臨床研究

人間の心臓の筋肉(心筋)は、病気で損傷すると修復しないと考えられていたが、京都大探索医療センターの松原弘明・客員教授と王英正・助教授らのチームは、心筋再生のもとになる「幹細胞」を世界で初めて取り出すことに成功した。
心筋ヒトの心筋に傷がつくと治らないとされ、重度の心筋梗塞などの治療には移植が必要でした。骨髄中の幹細胞を使って心臓病の治療を行う再生医療の研究も行われていますが、骨髄幹細胞で心筋細胞を増やすことはできないと思われています。

研究チームは、心臓病の患者約50人から手術で切り取った心臓の一部に酵素をかけて細胞をバラバラにして培養。約8000分の1の割合で幹細胞を発見しました。

この幹細胞を7−10日間培養すると、心筋や血管、神経などに変化。いろいろな組織の細胞になる幹細胞であることがわかりました。

この幹細胞を、心筋梗塞をおこしたマウスに移植すると、やはり心筋や血管細胞に変化し心臓機能も回復しました。

研究チームは、犬やブタを使った実験を行った上で、早ければ来年春に、心臓移植が必要な末期の心臓病患者に対し、患者自身の心筋幹細胞を移植する臨床研究を始める予定だ。
足の骨格筋からも同じような幹細胞が見つかり、同様の治療効果があったとのこと。本当であれば画期的ではないでしょうか。

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夜食べると太る原因を究明!

毎日新聞より「体内時計:調節たんぱく質、昼間の20倍増・脂肪も蓄積−−だから「夜食べると太る」

生体リズムを刻む体内時計を調節しているたんぱく質が、細胞内への脂肪の蓄積と密接に関係していることが、日本大薬学部(千葉県船橋市)の榛葉繁紀(しんばしげき)専任講師(衛生化学)らの研究で分かった。このたんぱく質は昼間は体内でほとんど作られず、深夜になると増える。「夜遅く食べると太る」仕組みが分子レベルで示された。
このタンパク質は「BMAL1」と呼ばれるタンパク質です。BMAL1は体内時計の必須の成分である転写因子であり、日中に減少し、夜間に増加するリズムを刻んでいることがわかっています。

また、肥満によってBMAL1の量が増えることもわかっていました。

そこで、この研究では遺伝子操作でBMAL1を持たないマウスの細胞をつくり、脂肪の蓄積の様子を調査。このマウスにエサをたくさん与えたり、インスリンなどを加えて栄養過剰の状態にしても、細胞内の脂肪はほとんど増加しませんでした。

一方、皮膚などに存在する脂肪を蓄えない細胞には本来、BMAL1はほとんどありません。この細胞を遺伝子操作してBMAL1を多量に作らせると、細胞内に脂肪が蓄積されることもわかりました。

このBMAL1は脂肪酸やコレステロールなどの合成を促進していることも確認。BMAL1が脂肪の蓄積に必要だと結論づけました。

榛葉講師は「体内のBMAL1の量は、一日のうち午後10時から午前2時ごろが最高で、最も少ない午後3時ごろの約20倍に達する。夜遅くの食事を避ければ肥満予防につながるのではないか」と話している。
僕の夕食はだいたい午後10時以降。肥満への道です(笑)

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2005.09.09

土の中の炭素が失われている?−温暖化の新たな原因か

Yahoo!NEWSより「土壌中の炭素、減少続く 温暖化が原因と英研究者」(共同通信)

過去25年間に、土の中にある炭素の量が減少を続けており、これまで考えられていたより広い範囲の土地から二酸化炭素(CO2)が大気中に出ている可能性が高いとの分析結果を、英国立土壌研究所などの研究者が8日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
土壌クランフィールド大学の研究チームはイングランドとウェールズの様々な種類の土壌6,000ヶ所から1978年と2003年の間に2回サンプルを採取し、土の中の有機炭素の量を測定しました。

この結果、研究チームは英国全体で毎年1300万トンの炭素が失われていると推定しました。

この原因ははっきりとはしませんが、地球の温暖化で土壌中の有機物を分解する微生物の活動が活発になったためだと研究チームは考えています。この場合、微生物が放出した二酸化炭素により温暖化がさらに加速することも考えられます。

グループは「調査をしたのは英国の土だけだが、同様のことが温帯の広い範囲で起こっているのではないか」と指摘しており、今後、詳しい調査が必要になりそうだ。
研究チームが調査したのは地表から15cmの土壌だけであることなどを理由として反対意見もまだまだあるようですが、もしこの推論が正しければ、思わぬところに温暖化の伏兵がいることになります。

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NEWS CLIP 05/09/08

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2005.09.08

寄生虫がアレルギーを引き起こす−また出た寄生虫原因説

BioTodayより「住血吸虫を寄生させると喘息が改善する/マウスの実験

アフリカなどの途上国でアレルギー性疾患が少なく、先進国では喘息などのアレルギー疾患が多いことが知られています。この差が生じている可能性の一つとして、寄生虫の有無が考えられています。アフリカのガボンの児童を対象にした試験で、体内の寄生虫を取除くとハウスダストにより過敏になるという結果が得られています。
住血吸虫寄生虫の減少がアレルギーの原因であるという説は以前から提唱されていました。しかし、疫学調査などでは否定的な結果も多く報告されています。この説がまた息を吹き返すのかもしれません。

この研究では、住血吸虫を寄生させると喘息が改善することがマウスの実験で確認されました。

住血吸虫は、世界で2億5000万人が罹患しているビルハルツ住血吸虫症の原因寄生虫です。かつては日本国内でも有病地が存在しましたが、1996年2月に終息宣言を行った山梨県を最後に国内での流行は認められていません。水中で中間宿主から遊出したものが経皮的に感染します。

今後研究者等は、住血吸虫によるアレルギー反応抑制メカニズムを分子レベルで解明していくとのことです。分子メカニズムが解明されれば、効果的なアレルギー治療薬が開発できるかもしれません。
分子レベルでこのメカニズムが解明されればいうことはないんですが・・・。

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テンペル第1彗星に有機物発見!

Asahi.comより「テンペル第1彗星の素顔は? 表面近くに氷の存在も

細かい粉末の層で覆われ、有機物もかなり豊富――米航空宇宙局(NASA)の探査機ディープインパクトが子機を衝突させたテンペル第1彗星(すいせい)の素顔が、明らかになってきた。
テンペル第1彗星探査機ディープインパクトは約46億年前の太陽系生成当時の塵やガスを含むとされる彗星内部の構成物質を調べるために、今年1月に打ち上げられました。7月4日にテンペル第1彗星の核に向けて衝突体(インパクター)を衝突させ、内部の成分の分析を行っています。

彗星の核には、約46億年前に太陽系ができたころの惑星の原材料が閉じ込められていると考えられています。

このディープインパクトの観測データを分析した報告によれば、彗星の表面はクレーターらしい丸いへこみがいくつも見つかりました。逆に、つるつるした滑らかな部分も少なくとも2ヶ所発見されたとのこと。彗星の核が複数の層からなり、内部の層が衝突の衝撃で顔を出したのが滑らかな部分かもしれないと研究チームは分析しています。

衝突時の噴出物の分析では、表面は直径1000分の1−10分の1ミリの微粉末の層に覆われていることが判明。この層は厚さ数十メートルあるとみられるということです。噴出物からは、水や二酸化炭素、シアン化水素のほか、有機シアン化合物のシアン化メチルらしき物質も検出されました。いずれも衝突の2、3分後に噴出量が急増していることから、核の内部に存在しているとみられるとのことです。

国立天文台の関口朋彦研究員の話 彗星の核が微粒子で出来ていることは予想されていたが、それが実際に確認された。核の内部に有機物が豊富に存在することも初めて分かり、地球の生命の源となった有機物が大昔に彗星によってもたらされたとする学説を裏付ける証拠の一つになると考えられる。
太陽系の秘密がまたひとつベールをぬぎ始めました。

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NEWS CLIP 05/09/07

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2005.09.07

痛くないと思えば注射も痛くない!!

YomiuriONLINEより「注射「痛くない」と思えば痛み軽く…日米共同研究

注射される時に「痛くない」と強く思うと、痛みが軽くなる――。前もって痛みが小さいと思い込むと実際の痛みも和らげられることを、西宮協立脳神経外科病院(兵庫県西宮市)の小山哲男医師と米ウエークフォレスト大のロバート・コグヒル助教授らが脳活動の分析で確認した。6日、米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
注射どうも注射だけは好きになれません。注射針が近づいてくるときのドキドキ感といったら・・・(笑)

しかし、この注射の痛みもあくまで主観的な感覚にすぎません。これらは自分の今までの経験からの予想と入ってくる感覚の情報の相互作用によって互いに増幅されているものと考えられますが、その神経メカニズムはよく分かっていません。

この研究では被験者10人を対象に、信号音の間隔が15秒のときは48度、30秒では50度など、信号音を2回聞かせた直後にふくらはぎに熱の刺激を与える実験を繰り返し、間隔が長いほど痛みが大きいと思い込ませました。

その後、15秒間隔の時の温度を50度に変えて実験。痛みの程度を評価してもらったところ、30秒間隔で50度の刺激を与えた時と比べ、感じる痛みは小さくなったとのことです。

被験者の脳内の様子を特殊な装置で調べると、痛みが小さいと思い込むほど脳の快感や不快感をつかさどる部位の活動が低下していた。痛みを加えた後は、この部位の働きが小さいほど、体から痛みが伝わる部位の反応も鈍くなった。結果として「思いこみ」が痛みを感じる部位の反応を低下させていることがわかった。
やはり注射の前はおまじないのように「痛くない、痛くない」と唱えるのがいいようです(笑)

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土星の輪が薄くなっている?

YomiuriONLINEより「土星の輪が薄くなる…NASA探査機で観測

米航空宇宙局(NASA)は5日、土星の輪の一部が薄くなっていることが判明したと発表した。土星探査機カッシーニが今年実施した観測と1980年に探査機ボイジャーで行った観測のデータを比較して分かった。
土星の輪土星の輪は土星の赤道から6,630kmから120,700kmの範囲で広がっており、内側から順にD環、C環、B環、A環、F環、G環、E環と名付けられています。

このうち最も内側に位置するD環がこの25年のうちに薄くなっていることが分かりました。さらに、その一部は、土星側に200kmも移動していたとのことです。

土星の輪は、太陽の周りをガスや塵が囲み太陽系が生成した時のモデルになるとも考えられているため、土星の輪を研究することは惑星が45億年前に生成した時の重要な手がかりになるとも考えられています。

カッシーニによって観察されたこの現象がなぜ起こるのかはまだ分かっていません。現在NASAが分析中ですが、もともと氷の粒子などでできている土星の輪は刻一刻とその状態を変えているとも考えられます。

研究チームの担当者は「土星の輪がすぐに消えてしまうとは思わないが、観測によって、輪の起源や寿命が明らかになるだろう」と話している。
しかし25年という天文学的にみればごく一瞬ともいえる時間の中で土星の輪にそれほど大きな変化が起きているというのも驚きです。

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NEWS CLIP 05/09/06

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2005.09.05

NEWS CLIP 05/09/04・05

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2005.09.03

NEWS CLIP 05/09/03

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ジャンクDNAはやはりジャンクでなかった!

Asahi.comより「マウスゲノムの70%に重要な機能 理研など解析

マウスの遺伝情報全体(マウスゲノム)の大半が無駄と思われていたが、全体の長さの約70%が、遺伝子を調節するなど、細胞内で利用されていることを理化学研究所などの国際研究グループが解明した。人でも同様の仕組みがあると考えられ、たんぱく質を作る遺伝子を主体に説明する従来の生命観を覆す成果になる。2日付の米科学誌サイエンスに発表する。
マウスゲノム上にはタンパク質を作る遺伝子と、タンパク質を作らない遺伝子が混在しています。このうち意味があるのはタンパク質を作る部分であると考えられてきました。タンパク質を作るDNAは転写という機構によりRNA(リボ核酸)を作り、このRNAからタンパク質が合成されます。この領域がいわゆる「遺伝子」と呼ばれる部分です。残りの部分はその機能がはっきりとしないこともあり、「ジャンクDNA」ともいわれます。

ヒトゲノムの97%以上はジャンクであるといわれており、実際にタンパク質を作っているDNAは2%ほどに過ぎません。

マウスゲノムは約30億の塩基から構成されていますが、研究チームはマウスの細胞で作られているRNAを詳しく解析。その結果、ゲノムの70%以上でDNAがRNAを作り、大半は何らかの機能を果たしていることが分かりました。DNAが作った全RNAのうち53%(約2万3000個)は、タンパク質を作らないこともわかりました。

このようなジャンクDNAは全く無駄な領域であるという説もあれば、何らかの働きをもっているのではという説もあり、はっきりしたことは分かっていませんでした。

この研究ではこれらのRNAが決まった遺伝子やタンパク質と結びつき、その働きを抑えるなどの役割を持っていることが推測されています。ゲノムのうち意味があるのはごく一部であるとの従来の考え方を覆す報告です。

たんぱく質を作らないRNAが、生命活動の重要な役目を担っていることになる。理研グループは人にも同様の遺伝子調節の仕組みがあるとみている。新たに見つかった遺伝領域は、例えばがんに関連する遺伝子を調節するなど、医薬品開発の新たな目標になりうるという。
ヒトの遺伝子がマウスと同じくらいしかないのに、はるかに高度な生命活動を営めるのはこの領域のおかげかもしれません。

難病などの原因解明にもつながるかも。

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NEWS CLIP 05/09/02

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2005.09.02

チンパンジーのゲノム概要解読−ヒトはなぜヒトたりえるのか

Asahi.coomより「チンパンジーのゲノム概要解読 ヒトの能力解明手がかり

ヒトに最も近い生物、チンパンジーの全遺伝情報(ゲノム)の概要を米国のチームが解読した。ヒトのゲノムと比較すれば、知性などヒト独特の能力を解明する手がかりとなるが、すでにヒトとチンパンジーの間で進化の様子が違う遺伝子の候補などもあり、今後の研究が期待される。この成果は1日発行の科学誌ネイチャーに発表された。
チンパンジーヒトに最も近い動物であるチンパンジーのゲノム解析がほぼ終了しました。哺乳類のゲノムが解読されたのは、ヒト、マウス、ラットに続き4種目となります。

研究結果によれば、ヒトとチンパンジーのゲノムの違いは4%程度。このうち塩基が一つだけ違うのは全体の1.23%で、これはすでに日本のグループが示している結果と同じとなりました。しかし、挿入や欠失などが起こっている部分を含めると違いは4%程度となります。特にタンパク質を作る遺伝子に限ると、71%に微妙な違いがあることが分かりました。

ヒトとチンパンジーが共通祖先から枝分かれしたのは約600万年前とされていますが、ヒトとチンパンジーの双方でその後、いくつかの遺伝子について急速な変化が起きていることも判明。目立ったのは嗅覚や免疫、精子を作る遺伝子などでした。

MITの別のチームが解読データをもとに、Y染色体を人間と比較したところ、人間では昔からの遺伝子がよく保たれていたのにチンパンジーでは少なくとも5種類の遺伝子が機能しなくなっていたことも報告されています。雌の獲得に極めて激しい競争があるチンパンジーでは、精子づくりに関係しない遺伝子の機能が徐々に衰えたためと考えられます。

今回の結果は正確さが99%程度の概要で、まだはっきりしたことはいえないが、調べられた遺伝子の中には、ヒトとチンパンジー双方で突然変異が起きやすく環境適応に役立つと考えられるもの、チンパンジーよりヒトの方が進化が速いものの候補も見つかった。ヒトにあり、チンパンジーで失われるなどした遺伝子も50以上見つかった。
ヒトが直立歩行をしたり言語を習得することができたのはなぜかという問いにまだ答えは出ていません。チンパンジーとヒトのゲノムの違いを比較することはヒトがなぜヒトたり得るのかという問いのヒントになるかもしれません。

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オリーブオイルにも鎮痛作用があった?

Yahoo!NEWSより「オリーブ油に鎮痛作用 がんのリスクも低減?」(共同通信)

新鮮なオリーブ油に、抗炎症薬イブプロフェンと同様の鎮痛作用を持つ物質が含まれていることを米ペンシルベニア大などの研究チームが突き止め、1日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
オリーブ油イブプロフェンは頭痛薬や風邪薬などによく使われている解熱・鎮痛・抗炎症作用をもつ物質です。痛みや熱の原因となるプロスタグランジンという物質の合成を抑える作用をもちます。

この研究では搾りたてのエキストラバージンオリーブ油を口にすると感じるのどの刺激が、風邪薬などに含まれているイブプロフェンをのんだ際に感じる刺激と似ている点に着目。オリーブ油に含まれる特定の物質がその刺激の原因となっていることをつきとめました。

この物質は「オレオカンタール」と名付けられましたが、その化学的な構造は異なるにもかかわらずイブプロフェンと同じくプロスタグランジンの合成を抑制する作用が認められたとのこと。

研究チームは「物質の含有量が少ないので、油を食べても頭痛には効果がないが、長期にわたって摂取すれば、イブプロフェンと同じようながんのリスク低減や、血栓をできにくくするなどの効果が得られるかもしれない」としている。
問題は通常市販されているエキストラバージンオリーブオイルの中にはこの物質があまり含まれないことです。この物質を多く含むのはクレタ島やギリシア産のオリーブオイルだそうで・・・高くつくなぁ(笑)

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NEWS CLIP 05/09/01

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