« ダイオキシンは子宮内膜症と無関係−大量摂取では分かりませんが | Main | NEWS CLIP 05/07/08 »

2005.07.08

やっぱりTVは子どもの発達に影響を与えるのか?

ITmediaより「PC画面の方が脳にいい?――TV視聴に関する調査結果

7月4日に発表された3つの科学的調査では、親たちが常日頃、子供に対して言っていることの正当性が確認された。それは、TVよりもPCの画面を見ている方がいい、というものだ。
これらの3つの調査は「Archives of Pediatrics & Adolescent Medicine(小児科学および青年期医学のアーカイブ)」に掲載されました。

一つ目の報告では子ども時代のTV視聴時間と大学進学率を1000人のニュージーランド国民を対象に調査。子ども時代にTVを見る時間が長ければ長いほど大学への進学率が低くなることが明らかになりました。特に10代の時期の視聴時間が影響が大きかったとのこと。

二つ目の報告ではメディアが子どもの発達におよぼす影響を調査。カリフォルニア州の6つの小学校で1年間にわたって児童を追跡しました。その結果、自分の寝室にTVを持っている子どもはそうでない子どもに比べて、テストの点数が大幅に低いことが明らかになりました。テストの点数が高かったのは寝室にTVがなく、自宅でコンピュータを利用できる環境にある子どもだったとのこと。ただしこの研究ではコンピュータと学力の関連性については明らかにされていません。

三つ目の報告では子どものTV視聴時間と読解力の発達を調査。調査に参加した子どもたちのTV視聴時間は3歳未満で平均2.2時間、3−5歳児で平均3.3時間でした。このうち3歳未満でTVの視聴時間が長かった子どもは行った読解力評価の3つのテスト全てで点数が低めだったようです。ただし3−5歳児の場合はTVの視聴時間が1時間長くなるごとに読み取りテストの点数は0.51%アップしたとのことですが(笑)

ジマーマン氏とクリスタキス氏は、TVの視聴は3歳未満の子供の思考力の発育を妨げかねないと結論付け、親たちに対しては、米小児科学会(AAP)のガイドラインに従い、2歳以下の子供にはTVをまったく見せないようアドバイスしている。
相変わらずのTV有害論ですが、TVが悪影響を与えるのではなく生活習慣や環境の問題だとは思いますが。

<参考>「シンデレラを読み過ぎるとDVを受けやすい?−娘が心配です」・「ゲーム脳の恐怖−さて冷静になれば」・「テレビは幼児に影響を与えるか

|

« ダイオキシンは子宮内膜症と無関係−大量摂取では分かりませんが | Main | NEWS CLIP 05/07/08 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17506/4873923

Listed below are links to weblogs that reference やっぱりTVは子どもの発達に影響を与えるのか?:

» [サイエンス]子どもとTV [KASOKEN satellite]
大学への基礎数学さん経由、ITMedia「PC画面の方が脳にいい?―TV視聴に関する調査結果」。 確かにテレビ見せっぱなしはよろしくないとは直感的に思いますよ。だからといって、この成績の結果を簡単にテレビに結びつけていいものだろうか? よく例に出されることですが、「ソフトクリームを食べた回数が多い人ほど、よく日焼けしている。これはソフトクリームによる日焼け効果だ」という論。これには、ソフトクリームを食べたくなるような「炎天下にいたこと」ということが原因のはずなのに、その要因を無視して勝手にソフト... [Read More]

Tracked on 2005.07.08 at 12:03 PM

« ダイオキシンは子宮内膜症と無関係−大量摂取では分かりませんが | Main | NEWS CLIP 05/07/08 »