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2005.07.31

今度こそ第10番惑星発見か−結論にはまだまだ時間がかかります

毎日新聞より「太陽系惑星:「最も遠い10番目」を発見 NASA研究所

米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(JPL)は29日、冥王星の外側の軌道を公転周期約560年で回る冥王星(直径約2300キロ)より大きな天体をカリフォルニア工科大などの研究チームが発見したと発表した。JPLは「太陽系で最も遠い10番目の惑星だ」としている。新惑星と確定すれば、1930年の冥王星発見以来となる。同チームは03年にも、太陽系最遠の惑星状天体とされたセドナ(同約1700キロ)を見つけている。
新発見の天体の想像図今度こそ10番惑星が生まれるんでしょうか。

前回このチームが発見したセドナは直径が1700kmと冥王星の4分の3の大きさだったため惑星とは認められませんでした。

今回発見された天体は03年10月にパロマー山天文台の望遠鏡で初めて撮影されました。太陽系内の天体なら恒星の間を移動する様子が観測できます、距離が地球から太陽までの距離の97倍と遠いため、当時は動いていることが確認できませんでした。今回、データを再解析し惑星と分かったということです。現在の名称は「2003UB313」ですが、すでに国際天文学連合に新名称を申請中です。

直径は2700−3000kmとみられ、地表にメタンが存在しており、表面温度は氷点下243度程度と推測されています。太陽からの現在の距離は145億km。冥王星の太陽からの平均距離より2倍以上遠いことになります。最も近づいたときでも53億km。楕円軌道で、軌道面も約45度傾いています。

研究チームを率いる同工科大のマイク・ブラウン准教授は「非常に遠く、軌道が大きく傾いていたため、今まで発見されなかった」と説明し、新天体を「惑星」としたことについては「冥王星より大きい」ことを根拠に挙げた。
惑星かどうかの検討は来年夏に開かれる国際天文学連合(IAU)の総会でスタートします。

現在、太陽系で最も小さい天体は冥王星ですがあまりにも小さいため惑星とは認めていないという意見も多くあります。実際、地球の月の直径が3476kmであるのに対し、冥王星は2320kmしかありません。米国の学者が見つけた唯一の惑星を失いたくないという政治的な意味合いもあり冥王星が惑星にされているという意見もあります。

今回、この天体を惑星と認めるかどうかは議論噴出ではないでしょうか。

<参考>「第10番惑星

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NEWS CLIP 05/07/30

7月・8月は仕事の関係で更新頻度低下中!

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2005.07.30

火星のクレーターの氷塊の映像を公開

YomiuriONLINEより「火星のクレーター内に巨大氷塊、欧州宇宙機関が公開

欧州宇宙機関は28日、火星の北極付近にある巨大な氷塊の画像を公開した。
火星の氷この画像は欧州宇宙機関(ESA)の探査機「マーズエクスプレス」が撮影したもの。クレーターの内部に氷塊が綺麗に写っています。

クレーターは北極付近の北緯70.5度、東経103度にある無名のもの。幅35kmほどで最大深度2km程度と思われます。この中に白く見えているのが氷塊。氷塊はクレーターの底から200mほどの高さでそびえています。ただ内側には盛り上がった砂丘があると思われ、北東の端には砂丘が露出している様子がうかがえます。

この白い塊は一年中存在することが分かっていますが、火星の北半球が晩夏となる撮影時に観測されたことで、二酸化炭素が凍ったものでなく水の氷であることが判明しました。夏には北極の二酸化炭素の塊も昇華しています。

周辺のクレーターの縁にもうっすらと氷が残っていることがうかがえます。

探査機は赤道付近でも広さ約900キロ四方の氷の海を発見しており、火星にはかつて、大量の水が広範囲に存在していたことを改めて証明する成果となった。
あとはいよいよ生物の痕跡だけ?

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最古の恐竜の赤ちゃん発見

毎日新聞より「恐竜赤ちゃん:世界最古の卵から発見 首が真っすぐ 南ア

南アフリカのジュラ紀前期(1億9700万年前)の地層から、世界最古の卵に入った恐竜の赤ちゃん化石が見つかった。セイスモサウルスなど巨大な四足歩行した恐竜「竜脚類」の祖先にあたる「マッソスポンディルス」(全長約5メートル)の赤ちゃんとみられる。カナダ・トロント大などの研究チームが29日付の米科学誌「サイエンス」に発表した。
最古の恐竜の赤ちゃんこの恐竜は、初期の恐竜で古竜脚類に属する「マッソスポンディルス」。中型の草食恐竜で成体の大きさは5m前後。長い尾と首、小さな頭をもち二足歩行も可能です。

発見された卵の化石は6個あり、体を丸めるように中に入った赤ちゃんの全身骨格が確認されました。卵の大きさは6cm、赤ちゃんの頭は約2cm、尾を除いた全長は約8cmでした。

マッソスポンディルスのように二足歩行をする恐竜の首はS字状に曲がっていますが、赤ちゃんの首はまっすぐだったとのこと。その後進化した竜脚類はまっすぐな首を持っているため、赤ちゃんの骨格の特徴がその後の進化で受け継がれていったと考えることもできます。

真鍋真・国立科学博物館主任研究官は「これまで見つかった卵に入った恐竜の赤ちゃん化石は、白亜紀後期(9500万〜6500万年前)のものだった。首が真っすぐという特徴が、巨大恐竜を生んだ竜脚類への進化につながったとすれば面白い」と話している。
でも6cmとは思ったよりも小さい卵でしたね。

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NEWS CLIP 05/07/29

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2005.07.29

ネコが甘味を感じない理由が分かった

Exciteニュースより「ネコが甘い生活をおくれない理由

ネコはアイスクリームが好きかもしれないが、ネコが引きつけられているのは砂糖の味ではない。というのも、ネコは遺伝学的に甘味を味わうことが出来ないからだ。25日、研究者の発表で明らかになった。
ネコよく知られているように、ネコは食生活に関してはとても気むずかし屋です。そのネコが甘いものを好まないということは既に1970年代には実験で確かめられていました。しかし、なぜネコが甘いものを好まないのかということはよく分かっていませんでした。

全ての哺乳類は下に味覚の受容体があります。辛み、酸味、甘味、苦味などを感じるそれぞれの受容体のうち甘味の受容体はT1R2とT1R3という2つのタンパク質により構成されています。

フィラデルフィアの「Monell Chemical Senses Center」の研究チームはこの2つのタンパク質を作る遺伝子領域に欠陥があるのではないかとの仮説をもとに研究を行いました。チームはトラやチータを含む6匹のネコ科の動物から唾液と血液を採取し遺伝子を調査。

その結果、T1R2を生成する遺伝子部分に変異が生じており、タンパク質を生成できないことが分かりました。トラやチータでも同じ部分に変異があったようです。

この遺伝子を失ったことがネコが肉食になったことと関係があるのではと研究チームは推測しています。

「今でも不明なのはどっちが先かということです。肉食行動が先か、T1R2タンパク質の喪失が先か?遺伝子に関して言えば、使えなければ捨てるという事例なのか?」クマ、イヌ、アライグマなど肉食動物の多くが甘味を好む。
もしかすれば糖尿病などの治療にこの結果が生かされる日が来るかもしれません。

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熊野古道を歩くとストレスが解消される

Yahoo!NEWSより「熊野古道でストレス解消 歩く前後でホルモン量変化」(共同通信)

「語り部」とともに熊野古道を歩くとストレスが解消される―。世界遺産をめぐるこんな調査結果を、和歌山県や和歌山健康センターなどが28日までにまとめた。
熊野古道2004年に紀伊山地の霊場と参詣道は世界遺産として登録されました。その一つである熊野古道は伊勢や吉野、高野山から熊野三山に参るための路です。古くから「蟻の熊野詣」といわれるほどに多くの人々が通ってきました。

標高があまり高くなく、森林があり、起伏もおだやかで道には高いクッション性があるなど、ウォーキングのコースとして適した道です。この道を地元の語り部とともに歴史について語り自然をながめながら歩くことが脳の前頭連合野の活性につながるのではという予測からこの研究は行われました。

研究では昨年11月から今年2月にかけ、20―70代の男女延べ約120人が、案内人の語り部とともに3.4―7.1キロのコースを歩き実験。歩く前後での生理的状態や精神的な状態などを測定しました。

その結果。ストレスの指標となる唾液中のホルモン、コルチゾールは歩いた後は約7割に減少しました。一方、和歌山市内を8キロ歩いた前後では変化はなかったとのこと。また、唾液中の免疫グロブリンAを調べると、和歌山市から参加、熊野古道に移動した人は1.7倍になり、熊野古道を歩いた後も1.3倍を維持、免疫力が強まっていたという結果に。

県は、語り部と話しながら歩いたことが“癒やし”効果を高めたと分析。語り部に、健康への知識を習得してもらうよう研修を始めた。
一度行ってみたいと思いつつ、まだ機会がありません。一度ゆっくり歩いて見たいとは思ってますが。

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地球内部からのニュートリノをとらえた!

Asahi.comより「素粒子ニュートリノ「地球生まれ」初検出 東北大チーム

火山活動や大陸移動を引き起こす地球内部のエネルギー源から出た素粒子ニュートリノを、岐阜県・神岡鉱山にある東北大の観測装置「カムランド」が初めてとらえた。
地球の地殻やマントルは地球内部のウランやトリウムが崩壊するときに放出される熱で常にあたためられており、これがマントルの対流や大陸移動を引き起こす主要なエネルギー源の一つと考えられています。地球内部で発生する熱は約40テラワットと推測され、これは原子力発電所1万基分にものぼります。

この崩壊のときにエネルギーの低いニュートリノが出ることは理論的に分かっていましたが、これまで検出することはできていませんでした。

検出に使われたのは「カミオカンデ」の跡地にある高感度の後継装置である「カムランド」。直径18mの球形のタンクに1000トンの透明なオイルを入れ、ニュートリノと反応し発光する光を検出します。水を使ったカミオカンデに比べ、低エネルギーのものまで検出できるのが特徴です。

この研究では02年3月−04年10月に検出した粒子152個のデータを解析し、原子炉ニュートリノや放射能による誤反応の粒子を除外。少なくても4.5個、多い場合は54.2個がいずれも90%の信頼度で、地球内部のウランやトリウムの原子核が壊れて生じた地球ニュートリノだと分かったとのこと。

データを蓄積すればウランやトリウムの総発熱量を推定でき、地磁気などのしくみ解明にもつながりそうだ。
まだまだ誤差の大きい結果ですが、これらのデータを地球各地で集めることで、地球内部の様子が詳しく分かってくるでしょう。

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NEWSCLIP 05/07/28 

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2005.07.28

NEWS CLIP 05/07/27

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2005.07.27

IQが高い人が幸せであるとは限らない!

週刊米国健康ニュースより「IQの高い人が晩年幸福であるとは限らない

お金で幸せを買えないことは誰もが知るところだが,知能でも幸せは保証されないことを示す研究が,英国医師会誌「BMJ」7月16日号に掲載された。
研究を行ったのはエジンバラ大の研究者。彼らは1921年生まれの550人のスコットランド人を追跡調査しました。550人の人たちは11歳の時に知能テストを受けています。さらにその後60年以上たった79歳のときに知能テストと感情面でのチェックを行われました。

このチェックでは広く使われている「satisfaction with life test」が使われました。これは「わたしの人生の大部分は理想的なものだった」とか「わたしは再び同じ人生を送りたい」などの質問に「強く同意する」や「全く同意しない」などと答えていくテストです。

その結果、11歳と79歳の時の知能テストの結果と人生に対する満足感の間には統計学的に有意な差は見いだせなかったとのこと。

現代社会では精神的能力が高く評価されており,この結果は驚きをもたらすかもしれないが,Gow博士は「人生を乗り切るのに十分な知能さえあれば,それ以上は重要ではないのかもしれない」と述べている。
完全に理想的な人生はそうそう送れるものではないと思いますが、どちらかといえばいい人生だったなと呟いて往生したい(笑)

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パーキンソン病の患者の脳内では不思議なことが起こっている?

YomiuriONLINEより「パーキンソン病に道か、ドーパミン作る神経細胞を確認

脳の一部が変性し、そこで作られる神経伝達物質のドーパミンが減ることで起こるパーキンソン病の患者に、一方でドーパミンを作る特異な若い神経細胞が存在していることを、順天堂大医学部脳神経内科の望月秀樹講師らが突き止めた。
パーキンソン病は中脳の黒質といわれる部分の神経細胞が変性することで発症します。特定疾患(いわゆる難病)に認定されており、ふるえや歩行障害を特徴とします。

中脳の黒質といわれる部分の神経細胞が変性することが原因で、この神経細胞に含まれるドーパミンという化学物質が不足するためにこのような症状が生じます。しかしなぜ黒質の神経細胞だけが変性するのかは分かっていません。

この研究ではパーキンソン病の患者や同じ症状を示すマウスの黒質には、神経細胞のもととなる幹細胞がないことを確認。その代わりに、黒質の一部に神経細胞になる一歩手前の若い細胞が存在し、この細胞から少量のドーパミンが作られていることをつきとめました。

望月講師は、「若い神経細胞がなぜ患者でだけ増えるのかよく分からないが、ドーパミンを生産できる細胞を特別に増やすことができれば、病気治療につながる可能性がある」と話している。
またしても難病パーキンソンに弱いけれども光が差し込みました。

<参考>「パーキンソン病の治療薬でギャンブル中毒に」・「ES細胞でパーキンソン治療」・「脳神経の再生に成功−脳梗塞からの復帰に光 その先は・・・


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NEWS CLIP 05/07/26

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2005.07.26

ゴキブリホイホイロボ発進!

CNET Japanより「欧州の科学者が超小型ゴキブリロボットの開発に成功

ゴキブリと友達になって巣からおびき出すことができる超小型ロボットを使って害虫を駆除する--そんな日がもうすぐやってくるかもしれない。IEEE Robotics & Automationの6月号に掲載された論文によると、スイス・ローザンヌの科学者たちが、世界一生命力のある昆虫であるゴキブリと交流する能力を備えた超小型ロボットを、ゴキブリの巣に潜入させることに成功したという。
INSBOTゴキブリの動きをまねたロボットは今までにもいくつか作られていますが、このロボットはゴキブリロボットというよりはゴキブリホイホイロボット。

「INSBOT」と名付けられたこのロボットはマッチ箱程度の大きさで6つの2次元カラーカメラと2つの触覚アンテナ、1つの振動センサー、1つの光センサーを備えています。

このロボットはゴキブリと似た動きをし、同じにおいを発します。このロボットが巣に潜入すると、ゴキブリは仲間として受け入れたとのこと。

さらにこのロボットを使いゴキブリの集団を明るい場所へ誘導することにも成功。ゴキブリはINSBOTを仲間だと思い後を追ったようです。

この研究を行っているのは「LEURRE PROJECT」というプロジェクト。ロボットのようなものが生物とコミュニケートすることを目的としたプロジェクトです。ゴキブリでの実験の成功はその第1歩といえるでしょう。

科学者たちはロボットを使って動物を真似たり、交流を持たせたりすれば、やがては動物の行動を制御できるようになると考えている。この技術が発展すれば、羊が崖から飛び降りるのを防止したり、ゴキブリを家の中から屋外へと誘導したりするロボットが登場するかもしれない。
このロボットがハーメルンの笛吹き男のようにゴキブリを連れて家の外に出てくれたら妻の大騒ぎもなくなるんですが(笑)

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NEWS CLIP 05/07/25

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2005.07.25

NEWS CLIP 05/07/24

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2005.07.24

尾瀬の生態系が弁当の食べこぼしで破壊される?

毎日新聞より「尾瀬ピンチ:コケ類衰退 ハイカーの弁当食べ残しが原因

高層湿原独特の景観で人気がある尾瀬(福島、群馬、新潟県)で、こぼれたり食べ残されたハイカーの弁当が代表的植物のコケ類への過剰な窒素の供給源となり、植生に悪影響を与える可能性の高いことが、東京農工大の赤木右(たすく)教授(無機地球化学)の調査で分かった。
尾瀬帰化植物により尾瀬の植生が危機にさらされていることはよく知られていますが、それよりも問題なのは人間の行動のようです。

湿原を中心とする尾瀬の生態系は非常に微妙なバランスの上に成り立っています。この生態系にとってハイカーの弁当の食べこぼしでさえ、大きな影響を与えるようです。

赤木教授は登山者が歩く木道に沿う尾瀬ケ原の休憩場所24ヶ所で、モウセンゴケを採取し、組織中の窒素を調べました。自然界にある窒素は質量数が14の同位体が99.6%以上を占め、残りが質量数15の同位体となっています。しかし、自然の雨水を窒素の供給源とする尾瀬のモウセンゴケの窒素15の比率は自然界の1.5倍もありました。特に休憩場所が広く、人が多く集まる場所ほど窒素15の比率が高かったとのこと。

一方、食品中の窒素は主に魚や肉類に含まれ、食物連鎖の上位の動植物ほど窒素15が蓄積されています。赤木教授は、モウセンゴケの比率の高さはハイカーの弁当に由来していると分析。食虫植物のモウセンゴケは、食べ残されたり、こぼれた食品を食べた昆虫類を捕らえ、窒素15を取り込んだと考えられます。

尾瀬の湿原は栄養源に乏しいため、それに耐えるコケなどによる独特の植生を形作っている。しかし、昨年だけでも約34万人が入山し、持ち込まれた食品や排せつ物によって湿原の栄養源が過剰になると懸念されていた。
自然保護の観点からは登山ブームによるオーバーユースも各地で問題になっています。しかし何のために保護するのかを考えれば難しい問題です。

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NEWS CLIP 05/07/23

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2005.07.23

6月の世界はこれまでで最も暑かった!

Asahi.comより「6月の世界の地上気温、過去最高に 平年比0.64度高

気象庁は22日、今年6月の世界の月平均地上気温(陸上のみ)が、平年より0.64度高く、統計が残る1880年以降で最も高かったと発表した。これまでの最高は、98年のプラス0.62度だった。
これは世界1100ヶ所の陸上の観測点のデータを気象庁が独自に解析した速報値です。

この発表によれば、6月は平年値に比べ0.64℃気温が高く、1998年6月に記録した0.62℃を上回り過去最高となったとのこと。

今年5月の平均気温も歴代3位、4月も歴代2位と高い水準にあり、今年は今後も高めで推移しそうです。

日本は平年に比べ1.36℃高く、過去4番目の記録でした。

気温がかなり高かったのは、日本からインド東部、ヨーロッパ西部や北米東部、南米北部。特にインド東部などアジア南部やイタリアなどヨーロッパ西部では、熱波に見舞われ死者も出ました。

各地の平年(71年〜00年の30年平均値)との差を比較したデータで、平年値は10年ごとに変わる。6月の世界の月平均地上気温は、長期的には100年に0.6度の割合で上昇。二酸化炭素などの増加に伴う地球温暖化の影響に、数年〜数十年周期の自然変動が重なったとみられる。
7月もとても暑いんですが・・・。暑がりの僕は温暖化などどこ吹く風、クーラーの虜になってしまっています(笑)

<参考>「今日は世界最高気温を記録した日」・「ブドウの収穫時期で昔の気温が分かる−ワインが飲みたくなりました(笑)

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NEWS CLIP 05/07/22

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2005.07.22

温暖化で黒潮の温度が3度上昇?−サンマが食べられなくなるかも

毎日新聞より「黒潮:海水温が温暖化で3度上昇、今世紀末

このまま温室効果ガスの排出が続くと、今世紀末には地球温暖化によって日本付近の黒潮の流れが現在より約30%も速くなり、海水温も最大で約3度上昇するとの予測を、独立行政法人・海洋研究開発機構が21日、発表した。泳ぐ力の弱い稚魚が遠方に流されてしまう可能性があるなど、水産資源に影響する恐れがある。近く、米地球物理学速報誌に掲載される。
黒潮日本南岸を東方に流れる黒潮は、世界でも有数の強い海流であり、その流路が水産資源に与える影響や、大気海洋相互作用を通じた気候への影響が大きいことが知られています。しかし、地球温暖化による黒潮の変化に関して、これまではほとんど研究が行われてきませんでした。

この研究では海洋研究開発機構のスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」を使い、約80年後に二酸化炭素濃度が現在の2倍となり温暖化が進んだ場合に、日本近海の黒潮がどうなるかを予測。これは温暖化対策をほとんどとらないという場合にあたります。

その結果、温暖化が進むと偏西風が強まるため、黒潮の流速が現在の3割増の秒速約1.3mになることが判明。また海水の表面温度も多くの海域で2℃以上上昇し、関東近海など一部では約3℃も上昇することも分かりました。

その結果、サンマなど小型魚の稚魚が太平洋沖に流されて漁獲量が減少することが予測されます。

この結果について、中央水産研究所の谷津明彦・資源動態研究室長(水産資源学)は「魚の種類によってはプラスになることもあるが、一般的には温暖化による急激な変化は生態系全体にとってマイナスで、海洋資源への悪影響が懸念される」と話している。
温暖化の対策も進んでいませんし、これが現実のものとなる可能性も十分に残されています。サンマは僕の好物なんですが・・・。

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運転中に歌を歌うと集中力が高まる?

Exciteニュースより「運転中に歌を歌うと集中力が高まる!?」(ロイター)

車を運転しながら歌を歌うと、沈黙しているより、集中力が増し、居眠りしにくくなる傾向があるそうだ。19日、発表された研究結果で明らかになった。
交通夜中にひとりで運転しているときは僕も歌を歌っています(笑)

プリヴィレッジ・インシュアランス社の依頼で、1780人を対象に実施した調査による結果です。4年以上事故を起こしていない「安全な運転手」の63%が、運転中に音楽を聴くと気分が落ち着くと回答したとのこと。

シェフィールド大学のニコラ・ディベン博士によると運転中に歌うことで精神だけでなく身体も刺激され疲労感が減少するとのことですが、今ひとつ説得力に欠けるような気も(笑)

でも歌うことで覚醒するのは自分の経験からも明らかです。

ただ歌う音楽の種類には気を使わなければいけないようで

ザ・プロディジーの「ファイアスターター」やエルガーの行進曲「威風堂々」第1番などはやめた方がいい。「運転手の注意を道路からそらし、攻撃性を高め、無謀な運転につながる恐れがある」のだそうだ。
日本でいうと誰の歌がいいのでしょうか。英語の歌詞は歌えないので僕の場合は最初から除外(笑)

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マーズ・リコネサンス・オービターを公開−火星の水を探せるか

毎日新聞より「NASA:火星探査機公開 水を追えと地形のデータを取る

米航空宇宙局(NASA)は20日(日本時間21日)、8月10日に打ち上げる火星探査機「マーズ・リコネサンス・オービター(MRO)」を公開した。
MROブッシュ大統領は昨年1月、月に有人基地をつくり、そこから火星へ人間を送り込む計画を発表しました。

それに向けての第1歩となるのが「マーズ・リコネサンス・オービター(MRO)」です。現在火星では「マーズ・オデッセイ」と「マーズ・グローバル・サーベイヤー」が観測を続けています。

このMROはそれよりも地表に近い軌道を回り、将来の火星有人探査の際の着陸に適した場所を探したり、生命の存在に不可欠な水や鉱物資源などの痕跡を探査することになります。

8月10日にケープカナベラル空軍基地からアトラス5ロケットで打ち上げられる予定のMROは7ヶ月後の来年3月に火星に到達。火星の上空250−320kmを約110分で一周する軌道に入ります。

幅13.6m、高さ10m、重さ10tのこの探査機は30cm程度の大きさの物体を軌道上から識別できる高性能カメラなど6種類の観測装置を備えており、軌道上からレーダーで地下1kmまでの状態を調べることも可能になっています。

計画責任者のジェームズ・グラフ氏は「火星の過去と現在を見通せる大量のデータが得られるだろう。技術的にも挑戦的な計画だ」と話している。
火星に人類が到達することにどれだけの意味があるのかは分かりませんが、得られるデータは貴重なものになるでしょう。

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NEWS CLIP 05/07/21

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2005.07.21

数学オリンピック、今年も中国の圧勝−日本も過去最高の成績

YomiuriONLINEより「3高校生が「金」、日本チームは8位…国際数学五輪

世界の中高生が数学の難問に挑む「国際数学オリンピック」が18日までメキシコで開かれ、日本から参加した筑波大付属駒場高校(東京都)3年の栗林司さん、同2年の渡部正樹さん、私立高田高校(三重県)1年の片岡俊基さんの3人に、成績優秀者に贈られる金メダルが授与された。
今年の数学オリンピックも幕を閉じました。数学オリンピックは毎年行われる高校生を対象にした数学の問題解決能力を競う国際大会です。

第46回大会に当たる今年はメキシコのユカタン州の中心地メリダで行われました。

テストは2日間あり、それぞれ3問ずつに挑戦。各問題は7点満点で採点され満点は42点。一つの国から最大6人の選手が参加でき、その合計点数で国別の順位をつけます。また上位1/12には金メダル、次の2/12には銀メダル、次の3/12には銅メダルが与えられます。

第31回の北京大会から参加している日本ですが金メダル3個は過去最高です。

日本チームの国別順位は8位だった。
今年もやはり1位は中国。さすが10歳の大学生が誕生する国です(笑)

2位はアメリカ、3位はロシアとなったようです。

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NEWS CLIP 05/07/20

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2005.07.20

痩せるとお金持ちになれる?

週刊米国健康ニュースより「減量は富をもたらす

体重の減量によって財産が増えるとする新たな研究結果が示された。専門誌「Economics and Human Biology」オンライン版によれば、「普通は多少の体重増減によって経済的な豊かさに変化がみられることはないが、増減量が大きい場合にはその変化も劇的である」という。
痩せるとお金持ちになれるかもしれません(笑)

米オハイオ州立大学のJay Zagorsky氏が、国の健康調査に参加した7,300人のデータを分析した結果です。

この報告によれば大きな減量に成功した人は財産が増えたとのこと。

BMIが10ポイント低下すると、財産は白人女性で1万1,880ドル(約132万円)増加、白人男性では1万2,720ドル(約141 万円)、黒人女性では4,480ドル(約50万円)増大したそうです。

逆にBMIが増加した場合は黒人女性で財産が中程度少なくなり、白人女性ではさらに少なくなっていました。白人男性ではほとんど体重増加の影響はみられず、黒人男性では体重の増減と財産変動に関係はなかったそうですが。

Zagorsky氏は「データから減量が財産を増やすかどうかを証明する方法はないが、関連性はあると考える」と断った上で、その理由として、過体重および肥満になると職場で差別を受け、正常体重の人と同等の給与を受け取ることができない点を挙げている。
しかし数kgの体重の増減は財産の増減になんの影響もなっかたとのことですから、財産をふやしたければまずBMIを10以上おとせる肥満体である必要はあると思いますが(笑)

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アスベストの無力化に新しい技術−毒をもって毒を制す

Asahi.comより「アスベスト無害化に新技術 フロン混ぜ加熱、別の物質に

建材に使われ、発がん性が指摘されるアスベスト(石綿)を従来よりも低い温度で加熱して無害化する技術を、群馬高専=前橋市=の小島昭教授(物質工学)らが開発した。アスベストに、オゾン層を破壊する有害物質フロンを混合させる方法で、「毒をもって毒を制す」という触れ込みだ。埋め立てより低額で処理ができるといい、アスベストの現存量を減らせそうだ。
アスベストは天然の鉱物繊維で安価なため、多く使用されてきました。火山から吹き出た溶岩が水で冷やされるとき、特殊な条件下でアスベストの結晶が成長します。

1本の繊維の太さは髪の毛の5000分の1といわれ、熱や薬品にも強く、紡いで織ることもできます。そのため「奇跡の鉱物」といわれていた時期もありました。主成分は、珪酸マグネシウム塩で蛇紋石石綿と角閃石石綿に大別されます。主な産出国はカナダ、南アフリカ、ロシアなど。

このアスベストが肺ガンや中皮腫の原因になることは日々報道されている通りです。

アスベストは処理・無毒化が困難なため、従来はセメント固化、埋め立てが主な処分方法でした。最近では溶融固化しスラグ化する方法が主になりつつあります。しかし、この場合、1000℃以上の高温にする必要があり費用がかかりました。

小島教授らはフロンを分解してできたフッ化カルシウムや酸化カルシウムをアスベストと混合させ、700℃に加熱して粉末にすることにより粒状の物質に変え無毒化することに成功しました。

小島教授はすでに特許を取得し、実用化研究も進めており、「無害化したアスベスト融解物も、タイルやコンクリートなどの原料として再資源化できるよう研究を続けたい」と話す。
費用が安くすみ、不安の残る埋め立て以外の方法が開発されることで処理が進むことを期待したいものです。

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NEWS CLIP 05/07/19

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2005.07.19

NEWS CLIP 05/07/17・18

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2005.07.17

予想以上に多くの犬がアルツハイマーになっている?

UKTodayより「ペットにもアルツハイマー病――英国で最高100万頭の犬が罹患?

ペットにも人間と同じように、加齢に伴いアルツハイマー病の症状が現れることがあり、しかも飼い主はペットの異常な行動を単に「年をとったため」と考え、アルツハイマー病であることに気づかないケースが多いと指摘されたことが伝えられた。
犬ヒトと同じく高齢化が進むペットですが、それにともない介護を要するペットも増えてきています。犬がアルツハイマーになることは知られていますが、その数は予想以上に多いのかも知れません。

猫にはほとんど見られない(あっても分からない?)とされるアルツハイマーですが、犬の場合は13歳以上になると急増するといわれています。ヒトの場合は発症のメカニズムや原因も少しずつ明らかになっていますが、なぜ犬がアルツハイマーになるのかはよく分かっていません。

犬のアルツハイマーは注目されているとはいえ、発症する率は数%と低いものだと思われていました。しかし、この調査によれば予想以上に多くの犬が発症している可能性があります。発症年齢も考えられているよりも低いのかもしれません。

獣医学関連の製品メーカー「VetPlus」が、ペットの飼い主1,000人を対象に行った調査によると、7歳以上という高齢ペットの3分の1に、物事を忘れやすい、気難しくなる、自分がどこにいるのか分からなくなるといった、アルツハイマー病の主な症状である「認知能力機能の著しい低下」がみられたということです。

症状としては方向感覚の喪失、睡眠パターンの乱れ、トイレ習慣の変化、知っているはずの人にも攻撃的になるなどがみられます。しかし、飼い主の多くはこれらの症状がアルツハイマーでなく単なる加齢によるものだと考えているようです。

動物行動学の専門家は、「ペットは8歳を過ぎると認知能力の低下が見られるようになり、犬は特にその傾向が強く、ネコにも同じような症状が現れることが少なくない」とする一方、自分のペットがアルツハイマー病にかかっていると気づく飼い主はほとんどいないと指摘しているという。
この調査では英国では5分の1近い100万頭がアルツハイマーにかかっている可能性があるとしています。

猫でもかかる可能性がやはりあるんですね。

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皮脂の酸化がハゲを呼ぶ!−Lionが解明

MedWaveより「皮脂の酸化が脱毛を引き起こす ライオンが世界で初めて解明

ライオンは7月12日、皮脂の酸化が脱毛を引き起こすこと、この皮脂の酸化による脱毛が、抗酸化効果のある薬剤「ピロクトンオラミン」と抗炎症効果のある「β−グリチルレチン酸」を同時に塗布することで防げることの2点を世界で初めて明らかにしたと発表した。
男性型脱毛症は成長期、退行期、休止期と続く毛髪の成長サイクルがきちんと働かず、成長期の毛髪が成長しきらないまま退行期に移行し、細胞死(アポトーシス)を起こし速いサイクルで脱毛することによっておこります。

男性型脱毛には様々な因子が関与していることがわかっていますが、その中でも男性ホルモンによる皮脂の分泌が大きな要因となっています。皮脂は紫外線やカラーリングなど外的刺激により酸化されると頭皮や毛髪にダメージを与えますが、そのメカニズムについては分かっていませんでした。

そこで研究グループは毛周期をそろえたマウスの背部に過酸化物質の「過酸化水素」や「リノレン酸過酸化物」を5日間塗布したものと、塗布しなかったものの毛根細胞の状態を比較。塗布しなかったマウスに比べ、過酸化物質を塗布したマウスでは9割以上にアポトーシスが起きていることが確認されました。

過酸化物質を塗布すると毛のライフサイクルが短くなることも判明。過酸化物質により皮脂が酸化されると毛根細胞が死滅し、毛周期が短くなることで脱毛を誘発することが分かりました。

過酸化物質と同時に「β−グリチルレチン酸」と「ピロクトンオラミン」を組み合わせて塗布すると、18日目に退行期に移行せず成長期のままであることが確認された。ライオンでは、これら2つの薬剤を配合した脱毛抑制剤を今秋に発売する予定としている。
またまた頭髪が気になる人には朗報ですね。個人的には白髪を何とかする薬を望んでます(笑)

<参考>「はげるかどうかは母方のおじいちゃんをチェック!」・「薄毛に明るいニュース−毛穴に幹細胞発見

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首都直下型地震の震源断層は予想よりも浅かった!

毎日新聞より「プレート境界型地震:関東の揺れ、予想より大きく

太平洋側から関東地方の地下に潜り込むフィリピン海プレート(岩板)と陸側プレートの境界面が、従来の予測より5〜17キロも浅い位置にあることが、東京大学地震研究所の佐藤比呂志教授らの調査で分かった。プレート境界で起きる地震の揺れが現在の想定より大きくなる恐れがある。
東京首都圏の地下では、フィリピン海プレートが沈み込み、陸のプレートにひずみがたまることによって巨大地震が発生しています。1923年の関東大震災(M7.9)や1703年の元禄地震(M8.1)など巨大地震は繰り返しおこってきました。

この研究では、陸側のプレートにフィリピン海プレートが沈み込む境界の深さが従来考えられてきた深さよりも深いことを確認しました。

首都直下型地震の被害がこれまでより大きくなることが予想されます。

これまでプレート境界の深さは微小地震が多数発生している領域から推測していました。今回、研究グループは人工的に地震波を発生、反射してくる波を解析する反射法地震探査とよばれる手法で千葉県から神奈川県までの各地の震源断層の深さを調べました。

その結果、首都圏のプレート境界の深さは地下4−26kmで、従来の予測よりも5−17kmも浅いことが分かりました。神奈川県小田原市付近では深さ4km、房総半島南端や茅ヶ崎市で10km、東京湾の最北部で25kmなど北へいくほど深くなっています。

また、いったんずれると強い地震を起こすアスペリティ(固着域)も小田原市付近と横須賀市付近の2ヶ所で確認されました。

佐藤教授は「今回のデータをもとに、地震の被害想定を精査する必要がある」と話している。
プレートの潜り込み速度やストレスの堆積具合の評価も変わってくるかもしれません。

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NEWS CLIP 05/07/16

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2005.07.16

活性酸素は老化には関係ない?−どうなる健康食品業界(笑)

Yahoo!NEWSより「老化に活性酸素関与せず 日米チーム、従来の説否定」(共同通信)

老化の有力な原因の一つとされてきた「活性酸素」が、実は老化に関与していなかったとの研究結果を、東大食品工学研究室の染谷慎一(そめや・しんいち)特任教員らと米ウィスコンシン大、フロリダ大のチームがまとめた。チームはさらに、細胞内小器官「ミトコンドリア」にあるDNAの損傷蓄積が老化の一因となるメカニズムを解明。15日付の米科学誌サイエンスに発表した。
生きていくのに欠かせない酸素。ところがこの酸素はちょっとしたきっかけで「活性酸素」に変化します。活性酸素は仏遺伝子をもった不安定な物質です。スーパーオキシドや一重項酸素、過酸化水素、ヒドロキシラジカルなどが活性酸素といわれていますが、これらは体内の細胞を酸化させ、正常な働きを失わせます。

老化もこの活性酸素が原因ではないかと考えられてきました。老化のメカニズムははっきりとは分かっておらず無数の理論があります。しかしその理論の多くで活性酸素が何らかの要因となって働いているとされています。

活性酸素を特に多く産生するのは「ミトコンドリア」です。呼吸によりATPをつくり出すミトコンドリアは多くの活性酸素を作り出すため活性酸素による損傷を受ける割合も大きいと考えられています。

この研究ではミトコンドリアの突然変異の蓄積が老化の中心メカニズムであり、そこに活性酸素は関係ないのではないかという結論を示しています。

研究チームはDNAの複製時のミスを修復することができないマウスを観察。これらのマウスは平均して普通のマウスの3分の1の寿命しかありませんでした。9ヶ月目には老化の兆候が見られ、DNAなどを調べたところ、ミトコンドリアDNAの変異は増加していたにもかかわらず、活性酸素による酸化性ストレスはみられなかったとのこと。

つまりミトコンドリアDNAの突然変異が老化の主原因であり活性酸素は関係ないのではないかとのことです。

活性酸素は、体を酸化させ、遺伝子や細胞膜を傷付ける有害物質とされる。従来、活性酸素がミトコンドリアを攻撃して老化を促すと考えられていた。その働きを抑える抗酸化効果をうたった健康補助食品などが市場をにぎわせている。
これだけ市場規模が大きくなった健康食品市場ですが、これが本当だとすれば・・・。

<参考>「紫外線によるDNAの修復のメカニズムを解明−皮膚ガンの予防クリームができるかも」・「寿命を延ばす遺伝子発見」・「食べるだけで疲労回復する米

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3つの太陽をもつ惑星−スターウォーズみたい

YomiuriONLINEより「3つの“太陽”持つ惑星…地球から149光年かなたに

3個の“太陽”を持つ珍しい惑星を、米カリフォルニア工科大学の研究者が発見した。
3つの太陽を持つ惑星見つけたのは、マチェイ・コナッキ研究員。米ハワイ島のケック望遠鏡で「HD188753」と呼ばれる恒星系を観測したところ、地球から149光年離れた所にある惑星が、3個の恒星の周囲をまわっていることがわかったそうです。

3つの恒星のうち中心の1つは太陽と同じくらいの質量で、この星から12.3天文単位のところを残り2つの恒星が連星系となってまわっています。

そのまわりを公転している惑星は木星より14%以上大きいと見られる巨大ガス惑星です。20天文単位のところを約3.35日周期で公転していました。

問題は、これまでの惑星形成理論ではこのような状況下でガス惑星は生まれないとされている点です。この惑星の公転軌道付近は高温で、ガス惑星の核となる氷ができないため惑星を形成するガスが集まってこないと考えられています。

この星ははるかな遠方で生まれこの恒星の周りに飛んできたのでしょうか。それとも氷以外のものが核になっているのでしょうか。

今回の発見は、惑星形成の常識を覆す可能性がある。英科学誌ネイチャーに発表した。
このような常識を覆すような惑星はこれからもさらに見つかっていくかもしれません。

それにしてもスターウォーズにあわせたタイムリーなネタですね(笑)

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NEWS CLIP 05/07/15

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2005.07.15

恐竜は鳥類なみに呼吸器が発達していた!

YomiuriONLINEより「恐竜の呼吸「鳥並み」に発達…米大学、骨の構造で解明

鳥類が持つ効率的な呼吸の仕組みを、その祖先とされる恐竜たちもすでに身につけていた可能性の高いことが、米オハイオ大などの研究で分かった。
恐竜鳥類は哺乳類の肺胞によるガス交換とは異なる仕組みの呼吸器を持っています。鳥類では肺に付随した気嚢という構造があります。気嚢は飛翔するための軽量化を目的として存在する骨の中の中空の部分に入りこんでおり、この中に空気を蓄えることで、哺乳類などのようにガス交換に頼らず、常に酸素に富む新鮮な空気を供給することができます。これは羽をはばたかせるというエネルギー消費の多い鳥の生活様式にマッチした構造です。

同じような構造が恐竜にも見られることは、化石の分析により以前から知られていました。しかし、これが鳥類と同じような高度な機能を持つものであったかどうかの確証は得られていませんでした。

今回、研究チームはアフリカ・マダガスカル島の約8400万〜7100万年前(白亜紀後期)の地層から見つかったマジュンガトルスという肉食恐竜の化石を分析。鳥類と同じような構造を持つことを突き止めました。この構造は鳥類と似て効率的な呼吸器であることも同時に推定されました。

国立科学博物館の真鍋真・主任研究官は「気嚢によって、肉食恐竜は大型化や俊敏な動きが可能になり、これが鳥になって羽ばたくという高い運動能力を維持するのに転用されたのではないか」と話している。
鳥類は恐竜から進化したとする説が有力になってきています。呼吸器もそれを裏付ける一つの傍証になるようです。

<参考>「恐竜の横を飛んでいたカモ−ダチョウもいたかも」・「早熟な鳥の化石−いったい中国はどれくらい化石が埋まってるんだ」・「ティラノサウルスには毛が生えていた!

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レーザーでつめに情報を記録−フロッピーの半分程度なら記録できます

Asahi.comより「レーザーでつめに情報記録 徳島大開発、カード代わりに

人間のつめのかけらの中にデジタル情報を記録する手法を、徳島大工学部の早崎芳夫・助教授らが開発した。情報は、つめが生えかわる目安の約半年間は保たれた。指1本でフロッピーディスク半分ほどの情報量を納められる。指のつめに個人識別情報を書き込めるようになれば、紛失や盗難の心配がなく、キャッシュカードや各種の会員証などの代わりになるかもしれない。
つめの中に記録した情報研究チームはつめのかけらに、フェムト秒レーザー加工技術を用いて情報を記録することに成功。つめに強い光をきわめて短い間、繰りかえし出す特殊なレーザーの光をあてると、熱で内部のタンパク質が微少な点状に変性し、蛍光を出すことを発見しました。

最初の実験では2×2×0.4立方ミリメートルの切ったつめの上で行われました。1ビットの情報は3.1ミクロンの大きさを持って、表面から0.04−0.08mmのところに書き込まれました。これを3層にわけて5ミリ四方の範囲に書き込めば情報量はフロッピーディスクの半分、約630キロバイトになります。

表面近くに書き込めば痛みも感じないとのこと。読み取りには蛍光顕微鏡を用います。

この蛍光信号は170日以上たっても読み取ることが可能だったとのことです。

つめをカード代わりにし、指紋や指先の静脈で本人確認をすると、指1本だけで買い物などができるかもしれない。「点」を大きくすれば情報量は減るがネイルアートのように目立たせることも可能。ただ、色のついたマニキュアを塗ると情報は読み取れない。
今後は生きたつめにブレを抑え正確に書き込む技術や、バーコードのように簡単に読み取れる技術を開発するとのこと。

そのうち体中にこんな情報が書き込まれる日が来るのでしょうか。何を書き込んでもなくさないのはいいのですが(笑)

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NEWS CLIP 05/07/14

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2005.07.14

電源を切っても画像が残る電子ペーパーを開発

毎日新聞より「電子ペーパー:電源切っても液晶画像表示 富士通が開発

富士通は13日、電源を切ってもカラーの液晶表示が消えず、曲げることもできる「電子ペーパー」を世界で初めて開発した、と発表した。無線電波で画像を書き換えることもでき、06年度からA4サイズの電車の車内広告や案内板などで商品化を目指す。
曲がる液晶電子ペーパーは液晶分子が光を反射して画像を表示します。通常の液晶は電力がとぎれると分子の配列がくずれて光を反射しなくなりますが、この電子ペーパーでは電源を切っても表示を維持できるメモリ性を備えることに成功しました。表示だけなら電力は不要で、表示の書き換えも無線により可能とのこと。従来型に比べ数百分の1から数万分の1の省電力化を実現しました。

赤、緑、青の表示パネル3枚を積層し、カラーフィルターや偏光板は使いません。そのため、従来の反射型液晶ディスプレイ(LCD)よりも明るいカラー表示が行え、表示を維持するために書き換えを行わないため、ちらつきも生じないとのこと。また、曲げたり指で押しても表示には影響しません。

将来的には電子広告だけでなく、携帯電話などディスプレーの小さな機器でダウンロードした画像を転送して拡大表示するのに使ったり、電子新聞や雑誌などに応用したいとしている。
問題は512色の表示には3秒ほどかかること。電子書籍などには少し苦しいかもしれません。むしろ商品POPなどへの応用の方が早そうです。

<参考>「カーボンナノチューブで紙漉」・「墓石に液晶

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パーキンソン病の治療薬でギャンブル中毒に

BioTodayより「パーキンソン病患者の病的賭博と治療の関係

治療過程において、それまで賭博など全くしなかったのに急に賭博にのめりこんでしまうという病的賭博を発現するパーキンソン病患者がいます。通常診療で同定した病的賭博を呈するパーキンソン病患者11人について、病的賭博と薬剤の関係を考察した報告がArch Neurol誌に発表されています。
ギャンブル脳内の神経伝達物質であるドーパミンの欠乏が原因でおこるパーキンソン病は脳が出す運動の指令がうまく伝わらず、スムーズに動けなくなってしまう病気です。難病、いわゆる特定疾患に認定されていますが患者数は人口10万人につき80−100人程度で、決して珍しい病気ではありません。

治療にはドーパミンの分泌を促す薬剤が使用されます。

このパーキンソン病の治療薬によりギャンブル中毒の症状を引き起こすことがあることは数年前からいわれていました。

この研究では、パーキンソン病と診断された患者でギャンブル中毒の症状を呈している11人を詳しく調べました。そのうち4人はそれまで一切ギャンブルを行わない人でした。

その結果、これらの患者がギャンブル中毒になったのはドパミンアゴニストといわれるドーパミン分泌薬の投与開始後3ヶ月以内または用量を増量中でした。服用をやめれば症状は治まったとのこと。

また、11人中9人はD3受容体を刺激するプラミペキソールを服用していました。これまでに発表された報告でも、17人中10人(68%)がプラミペキソールを服用していました。このことから、D3受容体刺激が病的賭博に関連しているのではないかと考えられました。
今年の5月にはパーキンソン病の治療薬の影響でギャンブルをやめられなくなったとして、オンタリオの男性がファイザーなどの製薬会社2社をあいてに訴訟をおこしていますね。

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NEWS CLIP 05/07/13

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2005.07.13

水を使わないシャボン玉を作成−150℃でも壊れません

Yahoo!NEWSより「水含まぬシャボン膜発見 世界初、高温でも壊れず」(共同通信)

水を全く含まない乾燥したシャボン膜を世界で初めて発見したと、物質・材料研究機構(茨城県つくば市)の一ノ瀬泉アソシエートディレクターらの研究グループが12日、発表した。18日発行のドイツの化学雑誌に掲載される。
Shakeyシャボン玉は石鹸などの界面活性分子で表面が覆われた薄い水の膜でできています。これまでにも薄膜は多くの研究が行われてきましたが、これらはすべて構造安定化のために水を必要とし、乾燥すると消滅するような膜でした。

この研究はナノサイズの自己支持性薄膜を作成するために行われました。シャボン玉が小さなフレームの中でも均一な厚みの薄膜を形成することに研究チームは着目。直径10マイクロメートルの微細な穴が開いた基盤を作成。これをアンモニウム基を親水部にもつ界面活性剤などの溶液につけて乾燥させ、厚みが2−3ナノメートルの極めて薄いシャボン膜を作成することに成功しました。この膜は150℃以上でも壊れなかったとのこと。

同機構によると、シャボン玉やせっけんの泡は、泡を作る性質を持つ「界面活性分子」で表面を覆われた薄い水の膜でできているが、これまでは乾燥させると膜は壊れてしまった。
ナノ薄膜がいろいろな分野で使われているため、非常に幅広い応用がききそうです。

これで面白いオモチャはつくれないかな(笑)

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青田刈り、汚名挽回、年配者の方が誤用が多い!

毎日新聞より「国語世論調査:慣用句は20代以下の方が正しく使う!?

慣用句の「青田買い」や「汚名返上」を使う際、本来の言い方ではない「青田刈り」「汚名挽回(ばんかい)」を選ぶ人の方が多く、全体の4割近くに上っていることが、文化庁が12日に発表した「国語に関する世論調査」(04年度)で分かった。「やばい」「微妙」という言葉が会話の中で、若者を中心に新たな意味で使われている実態も数字で裏付けられた。
今年度の国語世論調査は今年の1−2月、全国の16歳以上の男女3000人を対象に行われました。72.6%にあたる2179人が回答。

その中で注目の結果はこれ。「青田買い」「汚名返上」「伝家の宝刀」の3語について正しい表現と、間違った表現のどちらを使うかを調査したところ、「青田買い」と正しく使う人が29.1%だったのに対し、「青田刈り」を使う人は34.2%。「汚名挽回」も44.1%で「汚名返上」38.3%を上回りました。「伝家の宝刀」だけが41.0%で間違っている「天下の宝刀」25.4%を上回ったとのこと。

さらに年代別では20代以下の方が本来の言い方を選んだ割合が高く、年代が上がるほど逆の結果に。「青田刈り」は50−60代以上で11−15ポイント高く、「汚名挽回」では40−60代以上で10−16ポイント高かったとのこと。

青田刈りは認知度が高くなっているかもしれません。もう誤用とはいえないかも。

最近の言葉としては、「わたし的にはそう思います」などの言い方をする人が15.6%(10代では49.4%)、「鈴木さんと話しとかしていました」が14.6%(10代では38.6%)、「・・・みたいな」が15.0%(10代では31.3%)、とてもすばらしいという意味で「やばい」が18.2%(10代では71.1%)、いいか悪いかの判断がつかないときに「微妙」が57.8%(10代では96.4%)、不快感を表す「うざい」が17.0%(10代では69.9%)などの結果となりました。

初めて調査した表記に関する意識では(1)ハガキや手紙のあて名(2)年賀状のあて名(3)ハガキや手紙の本文(4)報告書やリポートの文章−−のケースで手書きの有無を尋ねたところ、四つの場合とも「手書き派」が上回り、中でも、(1)と(3)では約4分の3以上の人が手書きをすると答えた。
あまりえらそうなことはいえませんね(笑)

<参考>「「懐柔する」ことができない大学生−知らないだけですが」・「「拝啓」使えない高校生・・・僕も」・「知ってなきゃ恥ずかしいのかな−日本語世論調査

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NEWS CLIP 05/07/12

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2005.07.12

キャッチャーは人差し指に注意!

米国週間健康ニュースより「キャッチャーの手に非可逆性の外傷

メジャー、マイナーリーグを問わず、典型的なプロ野球の試合では、キャッチャーは時速145kmを超えるボールを約150球受け止める。試合前の練習を併せると、受け止めるボール数は1日300球に上る。キャッチャーの手はこのように繰り返し強打されることによって、特に人差し指に長期にわたって非可逆性の障害を引き起こすことが研究で明らかになり、医学誌「Bone & Joint Surgery」7月号に掲載された。
キャッチャーこれまでの研究結果ではキャッチャーが最も恐れるのは手のひらの動脈に生じる凝血でした。しかし、近年の良質なグローブの発達により、キャッチャーが受けるダメージの部位が変わってきているようです。

米ウェイク・フォレスト大学医学部整形外科教授のAndrew Koman博士らはマイナーリーグの現役プロ野球選手36名(キャッチャー9名、内野手7名、外野手5名、ピッチャー15名)を対象に手の状態などを調べました。超音波による検査やアレンテストなどの検査を行い、手袋をはめた手と投げる方の手、打者と打撃をしない投手、そしてそれぞれの守備位置などにより結果を比較。

その結果、手に疼痛やしびれ、脱力感、チクチク感など何らかの症状を報告したのは全体で11名(36%)。そのうちキャッチャーに症状が認められる傾向が強く、44%がボールを受ける方の手に脱力感を感じると報告したとのこと。

同じように手の脱力感を報告したのはピッチャー7%、内野手または外野手では17%でした。

キャッチャーが受けるダメージの多くは人差し指に見られたということです。

進行すると今は何ともなくても年をとるにしたがい手の機能や神経などに影響が及ぶ可能性があります。

Koman博士は、指ではなく手掌の外傷が予測されていたため、この所見は驚きであったという。人差し指をグローブの外に出していることが損傷の原因ではないかとした上で、「この試験結果がきっかけとなり、人差し指に及ぶ影響が着目され、キャッチャーが人差し指を保護する一助となることが期待される」と述べている。
これを保護するようなミットの開発が進めばいいのですが。

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X線天文衛星の打ち上げに成功−X線天文学はやはり世界をリードできるか

Asahi.comより「M5ロケット発射成功 X線天文衛星、「すざく」と命名

X線天文衛星「アストロE2」を載せた国産ロケットM5の6号機が10日、鹿児島県肝付町の宇宙航空研究開発機構(宇宙機構)内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられ、衛星の分離に成功した。衛星は「すざく」(朱雀)と命名された。X線天文衛星の打ち上げは5年ぶり。
すざく10日午後0時30分にM5ロケット6号機で打ち上げられた衛星は南太平洋の上空約400kmでロケットから分離、22分後に楕円軌道に投入されました。打ち上げ3日目までに高度約570kmの円軌道に入る予定です。衛星の危機を展開、軌道を調整した後1ヶ月程度で運用が開始されます。

M5ロケットの打ち上げは03年5月に成功して以来のこととなります。文科省宇宙科学研究所がJAXA(宇宙航空研究開発機構)に統合された直後の03年11月にH2Aロケットの打ち上げが失敗に終わった影響で次の打ち上げが延びていました。

日本は1979年に「はくちょう」を打ち上げて以来世界のX線天文学をリードしてきました。しかし先代の「あすか」の後継機である「アストロE」の打ち上げに2000年2月失敗。それ以来5年間にわたって「あすか」やその前の「ぎんが」のデータ分析と欧米の衛星からもらったデータの分析しかできず、これ以上の空白は日本のX線天文学に大きな影響を与えかねませんでした。

前回打ち上げに失敗した「アストロE」を作り直したX線天文衛星「アストロE2」は全長6.9m、重さ1.7t。国産のものとしては5基目になります。地上からは観測できないX線を大気圏外で観測するCCDカメラなど世界最高水準の観測機器を搭載。銀河団内の物質の分布状態やブラックホールなどを観測し、宇宙の形成過程の解明にも威力を発揮するとみられています。

M5の打ち上げは、今年度に赤外線天文衛星を搭載した8号機、来年度に太陽観測衛星を搭載した7号機が計画されている。
今回の打ち上げに要した費用は157億円。衛星の開発費が87億円、打ち上げ費用が70億円となっています。

日本のX線天文学がさらなる発展をとげますように。

<参考>「HIIAロケット打ち上げ成功−でもまだまだ不安材料が一杯です」・「世界最大級のロケット打ち上げ−ボーイング

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NEWS CLIP 05/07/11

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2005.07.11

NEWS CLIP 05/07/10

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2005.07.10

マウンテンゴリラの死因はインフルエンザが多い?

CNNより「マウンテンゴリラ、呼吸器系の病気での死亡高いと

科学誌「ニュー・サイエンティスト」は6日、アフリカ中部、ウガンダやルワンダに生息し、絶滅の危機にあるマウンテンゴリラが、インフルエンザなどの呼吸器系の病気で死亡する確率が予想外に高い、との報告書を掲載した。
マウンテンゴリラマウンテンゴリラは国際自然保護連合(IUCN)により絶滅危惧IA類(ごく近い将来に絶滅の危険性が極めて高い種)に分類されています。現在700頭あまりが確認されていますが、半数はウガンダの国立公園に、残りはルワンダやコンゴの国立公園に生息しています。

幸いなことに生息数が増加しつつある数少ない絶滅危惧種です。

米国のノースカロライナ州立大学の研究者らはゴリラの死因を探る調査を行いました。1968年間でさかのぼり死亡した100頭の新を調査したところ密猟などによる外傷でなくなっているケースが一番高いことが分かりました。

しかし、2番目に高かった原因はインフルエンザやウィルス性疾患の呼吸器系の病気だったとのことです。約4分の1がこれが原因で死んでいます。

原因はどうやら観光客が持ち込んだインフルエンザや風邪によるものではないかとのこと。無秩序な観光客を遠ざけ、地元に利益をもたらし、ゴリラの保護に関心を向けるために現在はエコツーリズムとしてマウンテンゴリラを観察することができます。一年間に数千人の旅行者が訪れるということですが、

報告書は、ゴリラへのインフルエンザ感染などを防ぐため、野生のゴリラを見学する、環境保護重視のエコツーリズムは少なくとも個体から「7メートル」は離れて実施すべきだと主張。時間も1時間以下にすべき、と提唱している。
ゴリラの保護に関心を持ってもらうために始められたエコツーリズムですが、それがゴリラを死に近づける要因になっていたとは・・・。

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彗星の表面は化粧パウダーのようだった!

Yahoo!NEWSより「彗星の表面は粉状物質 NASA衝突実験で判明」(共同通信)

米航空宇宙局(NASA)は9日までに、無人探査機「ディープインパクト」による衝突実験でテンペル第1彗星(すいせい)から噴出したちりは、極めて細かい粉状の物質であることが分かったと発表した。
ディープインパクト彗星の本体である核には約46億年前に太陽系が形成された頃の記録が閉じこめられていると考えられています。

太陽系の母体となったのはガスと塵からなる回転円盤です。これが衝突・合体を繰り返すことで次第に大きくなり惑星に成長しました。彗星の起源はまだ定まっているわけではありませんが、これらの塵の中で原始太陽から離れた密度の薄い部分にあった塵は惑星サイズにまで成長できずに彗星のような小さな天体になったのではという説もあります。

彗星の核を構成している塵を調べることがこの計画の最大の目的になります。

ディープインパクトの衝突の時のデータを調査している研究チームは、衝突時に細かい粒状の物質が巨大な雲を形成していたと発表しました。この粒は砂浜の砂などよりもさらに細かい化粧パウダー程度の粒子径の粒だったようです。

彗星の本体(核)は岩や氷からできていると考えられてきたが、NASAの研究チームは「今回の結果は、彗星が粉状物質で覆われていることを示している」と分析。
また、解析中のデータによればやはりクレーターもできていたようです。

<参考>「NASA版ディープインパクト、見事に命中−彗星は壊れませんでしたね(笑)

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NEWS CLIP 05/07/09

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2005.07.09

気孔の数を決める遺伝子を発見−体中気孔だらけの植物ができるのでしょうか(笑)

Yahoo!NEWSより「CO2吸収量多い植物可能? 気孔数決める遺伝子発見」(共同通信)

植物の葉や茎の表面に存在し、二酸化炭素(CO2)と酸素の出入り口となる「気孔」の数を決める遺伝子を、米ワシントン大の鳥居啓子助教授らの研究チームが突き止め、8日付の米科学誌サイエンスに発表した。
気孔の多い葉植物は二酸化炭素の吸収などガス交換を行うために気孔という小さな孔を葉や茎の表面にもっています。気孔は2つの唇のような孔辺細胞を持ち、膨圧で開閉することにより二酸化炭素の吸収などを行っています。

気孔の数や密度は生育環境などによって大きく変化しますが、それにはTMMと呼ばれるタンパク質が関係するといわれてきました。しかし、このタンパク質だけでは気孔の分化を説明しきれないため、その他にも別の要因があるとも推定されていました。

この研究では、気孔の分化にERECTA, ERL1, ERL2という3つの遺伝子が関与することを発見。これらの遺伝子を取り除いたところ気孔の数が大幅に増加しました。

TMMはこれら3つの遺伝子を抑制的に制御することで気孔の形成に関与しているようです。

植物は気孔からCO2を取り入れ、太陽エネルギーを利用して光合成を行い、気孔から酸素を出すため、鳥居助教諭は「今回の発見は、光合成を利用したCO2削減の研究を進めるための道具になるかもしれない」と話している。
さすがにそこまでいくには時間がかかりそうですが(笑)

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電子2個でハイトラ-ロンドン状態の作成に成功−量子コンピュータに近づいたのか?

Yahoo!NEWSより「電子2個を自由に操作=量子コンピューター実現に期待−科技機構」(時事通信)

極低温に冷却した微細な半導体装置で、2個の電子の状態を自由に操作することに成功したと、科学技術振興機構の羽田野剛司研究員や東大大学院工学系研究科の樽茶清悟教授らが8日付の米科学誌サイエンスに発表した。
人工分子の電子顕微鏡写真量子コンピュータは従来のコンピュータと異なり、量子力学の特性を利用するもので、従来のコンピュータで行うと天文学的な計算時間を要する問題でも短時間で解くことができます。

このコンピュータの基本単位は量子ビットといわれていますが、その候補として核磁気共鳴、イオントラップ、ジョセフソン接合などが提案されています。どれもまだまだ現実的なものとはなっていませんが、その中に量子ドットという箱に閉じこめた電子のスピンを量子ビットとして利用するというアイデアがあります。

この電子スピンを利用する方法では、正確に1個ずつの電子を2つの量子ドットに配置しいわゆる「ハイトラ−ロンドン状態」をつくり出し、これを制御する必要があります。

この研究では、ガリウム・ヒ素の半導体を用いて作られた300−400nmの人工原子を2つ並べた人工分子をつくり、それを制御する電極を取り付けました。この電極を走査することで電子を注入しハイトラ−ロンドン状態を作り出し、制御することに成功したとのことです。

現在のコンピューターでは不可能な膨大な計算を一瞬でこなす「量子コンピューター」の実現に役立つと期待される。
ゆっくりとではありますが量子コンピュータに近づいているかもしれません。

<参考>「量子テレポーテーションで原子をおくる

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骨髄細胞から筋肉を作る−筋ジストロフィー治療にいかせるか

YomiuriONLINEより「骨髄細胞から「筋肉のもと」、筋ジス治療に応用期待

人間の骨髄にある細胞から、筋肉のもととなる細胞を大量に作る方法を、京都大の研究グループが世界で初めて開発した。
 全身の筋力が少しずつ衰えていく遺伝病の筋ジストロフィー患者への治療に応用が期待される。8日付の米科学誌サイエンスに掲載される。
骨髄は大きく分けると、血液のもとになる造血幹細胞と、造血幹細胞どうしをつなぐ骨髄間質細胞に分けられます。

この骨髄間質細胞は、もともと分化してできた細胞ですが、さらに他の骨細胞や心筋細胞、軟骨細胞、脂肪細胞などに分化することが知られています。特に中胚葉由来の細胞になることが多いようです。

この研究では、人間から採取した骨髄間質細胞に細胞の分化にかかわる特定の遺伝子を入れ、細胞の増殖を促す4種類のたんぱく質を加えて培養する方法で、筋肉のもとになる「骨格筋幹細胞」を大量に作ることに成功しました。

これを筋ジストロフィーにしたマウスに移植すると、骨格筋幹細胞が筋肉に変化。病気のために筋肉が破壊されても、それを修復するように筋肉が再生し続けたとのこと。

鍋島陽一・京都大教授は「骨髄間質細胞は安全に採取できる。数年以内に、筋ジス患者への治療応用を目指したい」と話している。
骨髄間質細胞は、骨髄中に存在し骨髄穿刺で容易に採取できます。倫理的な問題が起こっているES細胞よりは現実的に使用しやすい細胞といえるでしょう。

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NEWS CLIP 05/07/08

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2005.07.08

やっぱりTVは子どもの発達に影響を与えるのか?

ITmediaより「PC画面の方が脳にいい?――TV視聴に関する調査結果

7月4日に発表された3つの科学的調査では、親たちが常日頃、子供に対して言っていることの正当性が確認された。それは、TVよりもPCの画面を見ている方がいい、というものだ。
これらの3つの調査は「Archives of Pediatrics & Adolescent Medicine(小児科学および青年期医学のアーカイブ)」に掲載されました。

一つ目の報告では子ども時代のTV視聴時間と大学進学率を1000人のニュージーランド国民を対象に調査。子ども時代にTVを見る時間が長ければ長いほど大学への進学率が低くなることが明らかになりました。特に10代の時期の視聴時間が影響が大きかったとのこと。

二つ目の報告ではメディアが子どもの発達におよぼす影響を調査。カリフォルニア州の6つの小学校で1年間にわたって児童を追跡しました。その結果、自分の寝室にTVを持っている子どもはそうでない子どもに比べて、テストの点数が大幅に低いことが明らかになりました。テストの点数が高かったのは寝室にTVがなく、自宅でコンピュータを利用できる環境にある子どもだったとのこと。ただしこの研究ではコンピュータと学力の関連性については明らかにされていません。

三つ目の報告では子どものTV視聴時間と読解力の発達を調査。調査に参加した子どもたちのTV視聴時間は3歳未満で平均2.2時間、3−5歳児で平均3.3時間でした。このうち3歳未満でTVの視聴時間が長かった子どもは行った読解力評価の3つのテスト全てで点数が低めだったようです。ただし3−5歳児の場合はTVの視聴時間が1時間長くなるごとに読み取りテストの点数は0.51%アップしたとのことですが(笑)

ジマーマン氏とクリスタキス氏は、TVの視聴は3歳未満の子供の思考力の発育を妨げかねないと結論付け、親たちに対しては、米小児科学会(AAP)のガイドラインに従い、2歳以下の子供にはTVをまったく見せないようアドバイスしている。
相変わらずのTV有害論ですが、TVが悪影響を与えるのではなく生活習慣や環境の問題だとは思いますが。

<参考>「シンデレラを読み過ぎるとDVを受けやすい?−娘が心配です」・「ゲーム脳の恐怖−さて冷静になれば」・「テレビは幼児に影響を与えるか

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ダイオキシンは子宮内膜症と無関係−大量摂取では分かりませんが

Asahi.comより「ダイオキシン濃度と子宮内膜症、日常摂取なら「無関係」

子宮内膜症と日常の生活で摂取するダイオキシンには関連が見られなかったとする研究結果が、厚生労働省の研究班から出た。この病気は若い女性の間で増えていると指摘され、危険因子の一つとしてダイオキシンなど内分泌撹乱(かくらん)化学物質が疑われてきた。
子宮内膜症は、子宮以外の卵巣や膀胱、腸などで子宮の内膜細胞が成長・増殖する病気です。おもな特徴として月経痛や不妊症があります。

現在少なくとも成人女性の10%が子宮内膜症だと推定されています。

この病気の原因はよく分かっていません。ただ1992年にアカゲザルに対するダイオキシン投与実験の結果、子宮内膜症が発生したという報告のあと、この病気とダイオキシンの関係が注目され始めました。女性の生理用品にダイオキシンが含まれると問題になったこともあります。

この研究では58人の子宮内膜症の女性とそうでない81人の女性の血液を比較。ダイオキシン類の濃度の中央値は患者で血中の脂質1gあたり19.4pg、そうでない女性はそれよりも高く21.58pgでした。

ポリ塩化ビフェニール(PCB)をあわせても、患者の方が濃度が低かったとのこと。

さらに濃度の高さごとに4つのグループに分けて、月経周期などの影響を取り除いて発症率を計算すると、統計上は差がある結果ではなかったものの濃度が高いほど低くなる傾向が見られたそうです。

同医大柏病院産婦人科の佐々木寛診療部長は「大量摂取の影響は不明で、さらに詳しく調べる必要がある」と話す。
定量的な判断が難しいダイオキシンに関する研究ですが、通常の生活を送る限りは問題ないようです。

<参考>「ダイオキシンを分解する細菌発見

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NEWS CLIP 05/07/07

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2005.07.07

痛みに強いのはやはり女性より男性だった!

UKTodayより「「痛み」に弱いのは、実は男性より女性!

女性は出産の痛みに耐えられるようにできているため、痛みに対して男性よりも辛抱強いとの見方が一般的だが、今回発表された研究によると、女性は男性よりも痛みを感じやすく、しかも痛みに耐えられなくなるのも早いという正反対の結果が明らかになった。
以前にスズメではオスがメスより痛みに対して我慢強いという研究結果がありました。これは男性ホルモンのテストステロンがその理由でしたが、ヒトでも同じ結果になったようです。

研究を発表したのはバース大学のエド・キーオー博士率いる研究チーム。男女50人のボランティアに痛みを感じる実験を行いました。参加者はまず温水に2分間手をつけ、その後氷水の中に2分間手を入れました。そして痛みを感じ始めるまでの時間と、それ以上痛みに耐えられなくなるまでの時間を測定。

その結果、女性の方がすぐに痛みを感じ始め、我慢できなくなるまでの時間も男性より短いことが分かったそうです。

この場合、男性は肉体的な痛みにどう対処するかという問題解決的な姿勢を見せたのに対し、女性は痛みに対して自分がどう感じるかという感情的な見方をしていたとのこと。試しに男性に対して感情的な見方をしないようにという指示を出したところ、痛みは減少しました。しかし同じことを女性に対して指示しても結果は変わらなかったようです。

女性がより痛みを感じやすいのは遺伝子やホルモンの違いによるとしているものの、女性は男性よりも生涯を通して多岐にわたる痛みを頻繁に経験するにもかかわらず、痛みを感情的にとらえることで、痛みを増幅させる結果を招きがちであるとしている。
研究チームはこの結果が新たな鎮痛治療の開発に役立つのではと期待しているようです。それでもあの出産に耐えられるというのは・・・。母親となるときはまた違うんでしょうか。

<参考>「「男は鈍感」を実証

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新種のイルカが発見−30年ぶりです

gooニュースより「イルカの新種発見=豪州

オーストラリアの研究者イサベル・ビーズリー、ピーター・アーノルド両氏は5日、同国の北部沿岸でイルカの新種を発見したと発表した。イルカの新種発見は30年ぶりという。
新種のイルカこのイルカはスナブフィン(snubfin dolphin)と呼ばれている部類のイルカで、発見されたのはオーストラリア北東部の浅い海。発見当初はイラワディ・イルカ(Irrawady dolphin)だと考えられていました。

しかし、イラワディとは色合いが異なり、頭蓋骨の形やひれ、ひれ足などが異なることが判明。タウンズビルのジェームズ・クック大学のビーズリー氏らがDNAを調べたところ、異なる種類であることが分かりました。

この新種のイルカもイラワディ・イルカもともに浅瀬に住むイルカです。

この新種のイルカが何頭生息しているかは分かっていません。少なくとも200頭のグループがオーストラリアの北東部にいると考えられています。またパプアニューギニアにも住んでいる可能性があります。

新種イルカには60−70年代にイルカの研究で実績を残した同大学のジョージ・ハインソーン氏にちなんでオルカエラ・ハインソーニ(Orcaella heinsohni)という学名がつけられた。
イルカのような動物でもまだまだ新種がいるものなんですね。ただ生息数は少ないと思われ、絶滅危惧種である可能性はありますね。

<参考>「道具を使って餌を探すイルカ−雌の方が学習能力が高いようです」・「新種のサルを発見−でも絶滅が心配です

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前立腺がんの診断にPSAは役に立たない?

YomiuriONLINEより「前立腺がん検査値「目安にならない」…米研究チーム

前立腺がんの早期発見や悪性度の把握に役立つとして日本でも普及している前立腺特異抗原(PSA)検査値について、全米男性約2万人に対する疫学調査を行った米テキサス大などの研究チームが「がん発見の効果的な目安にはならない」との結果をまとめた。
前立腺がんは最近急増しています。進行が遅いがんではありますが、初期には自覚症状がないため発見しにくいのが特徴です。骨やリンパ節に転移しやすいがんなため注意を必要とします。

前立腺がんの発見には血液を採取し、PSA(前立腺特異抗原)を検査する方法があります。PSAはもともと体内に存在する成分で、健康な状態でも前立腺で作られています。しかし、前立腺がんがあるとPSAの値が急増します。この値が4ng/ml以下の場合陰性、10.1ng/ml以上の場合は前立腺がんの疑いが強くなります。4.1−10ng/mlはグレーゾーンとされ、がんの場合と前立腺肥大症など他の病気が含まれるとされています。がんが疑われる場合には生検などで診断を確定する必要があります。

しかし、この研究ではPSAの値が低くても前立腺がんであるケースが多かったことが分かりました。

研究チームは55歳以上で前立腺がんでなく、PSAの値も3.0ng/ml以下の18,882人の健康な男性を7年間追跡。その間定期的にPSA検査などを行いPSAの値が増加したり、直腸検診で異常が発見された場合は生検を行いました。

7年後、PSAの値が4ng/ml以下で検査でも異常がなかったすべての男性に生検を推奨。実際に生検を受けた5587人のうち1225人が前立腺がんと診断されました。

結果を分析したところ4.0ng/mlの基準では6.2%が前立腺がんでない偽陽性でしたが、実際の前立腺がんの患者のうち20.5%しか発見できなかったことになるようです。

8割のがん患者をひろいだすためには、基準値を1.1ng/mlまで下げるしかないとのこと。しかしこの場合、がんでないのにがんの疑いありと診断される偽陽性の率もぐんと高まります。

PSAは、血液1ミリ・リットル当たりのナノ・グラム数が「4以下」で正常とされるが、同チームは「この線引きに有効性はない」としている。
PSAで正常とされても安心するなということでしょうか。

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NEWS CLIP 05/07/06

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2005.07.06

ディープインパクトによりホロスコープが変わったと占星術師がNASAを提訴−人類の危機だそうです

gooニュースより「彗星衝突実験でホロスコープ崩壊?=占星術師提訴

米航空宇宙局(NASA)の探査機「ディープインパクト」から放出された衝撃弾が4日、太陽系のテンペル第一彗星に見事衝突したが、ロシアの占星術師は、衝突実験によってホロスコープが崩され、自身の「精神的権利が侵害された」として、NASAを相手取った損害賠償請求訴訟をモスクワの裁判所に起こした。
ディープインパクト訴え出たのは、女性占い師のマリーナ・バイさん。NASAの衝突実験は聖なるものへの侵害であり、衝突による爆発の影響で彗星の軌道などが変わり、占星術に干渉する要因になっているほか、わたしのホロスコープをも書き換えられていると主張し、87億ルーブル(約310億円)の賠償を要求しています。

彗星の軌道が変わって占星術に干渉しているって、テンペル第1彗星はだいたい11等級。肉眼で見える明るさの100分の1なんですけど(笑)

さらに彼女は「人類への大きな損害が懸念される」と訴えています。

マリーナさんは当初、NASAの衝突実験の停止を求めていたが、訴えは門前払いされていた。その後、上級裁判所の介入により、訴えそのものは審理されることになったという。
今月4日に開かれたこの法廷ですが、被告のNASAの代理人が出席しなかったとして審理を今月28日に延期することになったそうです(笑)

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世界最高速の電気自動車いよいよ公道を走る!−売り出し予定価格は3000万円

NIKKEI NETより「最速370キロの電気八輪車、公道に――慶大と30社が開発

慶応義塾大学とエネサーブ、大和ハウス工業など約30社が共同開発した八輪の電気自動車がナンバープレートを取得し、5日、初めて公道を走った。ガソリン車に比べてエネルギー消費が約4分の1で済み、高級スポーツカーを上回る加速性能を持つ。2008年にも約200台を受注生産する計画だ。
エリーカ最近ずいぶんと知名度が上がってきた電気自動車「エリーカ」ですが、いよいよ公道での走行試験が始まりました。

慶応大学と協賛企業により開発された「エリーカ」は電気自動車ながら最高時速370km、加速度0.68Gと高性能のスポーツカーをしのぐ性能を持ちます。電気自動車なのでエンジンの騒音もなく、使うエネルギーはガソリン車の4分の1というエコカーです。

積んでいるのは大型のリチウムイオン電池。自宅のコンセントで充電可能です。1回5時間のフル充電で300kmを走行することができます。

全長5100mm、全幅1900mmの少し大きめの車体ですが、床下の厚さ15cmの空間に電池、インバータなどの主要部品を収めており、車輪にモータや減速ギアを組み込んでいるためエンジンハウスはありません。

全長約5メートル、幅約2メートルの銀色の車体にはカーブでの走行安定性を高めるため、前方に4つ、後方に4つのタイヤがついている。5人乗りで、ナンバープレートの370は最高時速370キロメートルを意味する。時速160キロメートルまで加速するのにかかる時間は約7秒で最高級スポーツカーの9.2 秒をしのぐ。
売り出す場合はおそらく3000万円程度の価格になるのではということです。手が出る価格じゃないですが、ぜひ一度乗ってみたい。

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白血病は幹細胞を利用し発症する

Yahoo!NEWSより「白血病は幹細胞利用し発症 東大医科研が仕組みを解明」(共同通信)

白血病は造血幹細胞が持つ再生能力を利用して発症するとの研究結果を東京大医科学研究所の中内啓光教授(幹細胞生物学)らのグループがまとめ、5日までに米医学誌に発表した。
白血病は、骨髄中で血液細胞を作っている造血細胞ががん化し、無制限に増殖する病気です。血液中に無秩序に増殖した白血球などが増え、正常な血液が行っている栄養分や酸素の運搬などの働きが十分行われなくなることで、貧血、感染、出血などの症状を引き起こします。

この白血病の原因は詳しくは解明されていませんでした。ただ多くの白血病では染色体の欠失や転移が認められます。

中内教授らは、マウスを使った実験で、造血幹細胞に含まれ、遺伝子の転写を調節するタンパク質(転写因子)の一つが異常に活性化すると、自己複製する能力が増強されて過剰な幹細胞の増幅を引き起こし、白血病が発症することを突き止めた。
以前は不治の病といわれた白血病ですが、最近は治療法も進歩してきました。でも仕組みが分かってなかったとは少しびっくりしました。

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サル由来の新しいウィルスを発見

Yahoo!NEWSより「猿起源の新ウイルス、人に 病原性に懸念」(共同通信)

チンパンジーやゴリラから種の壁を越えて人に感染したとみられる新ウイルスを、アフリカ・カメルーンの狩猟民らから、米ジョンズホプキンズ大や米疾病対策センター(CDC)のチームが4日までに検出した。
発見されたウィルスは成人T細胞白血病の原因ウィルス「HTLV」の仲間で、HIV(エイズウィルス)と同じレトロウィルスの一種です。

HTLVはリンパ球に感染するウィルスでサルから人にうつされたウィルスだと考えられています。もとの宿主であったサルには無害ですが人に感染して病原性を持つようになったと考えられています。

今回、チームはカメルーン南部の12の村で、狩猟や食肉用の解体作業を通じサルの血液に繰り返し触れている約930人の健康な男女を調査しました。そのうち男性2人の血液から、これまでヒトで確認されていないHTLVの3型、4型ウィルスを発見。

2人とも発症はしていませんが、ヒトに定着していることから病気を引き起こす可能性もあり注意が必要です。

遺伝的な解析ではサルのウィルス「STLV」が起源ではないかと研究チームはみています。

チームは、猿から人に感染して世界中に広がったHIVの二の舞いとならないよう、長期的な監視が必要と訴えている。
SARSしかり、鳥インフルエンザしかり、サル痘ウィルスなどもあります。これからも新しい感染症、特に動物など異種間感染によるものには注意が必要です。

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NEWS CLIP 05/07/05

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2005.07.05

NASA版ディープインパクト、見事に命中−彗星は壊れませんでしたね(笑)

Asahi.comより「探査機の子機、彗星の核への衝突に成功

米航空宇宙局(NASA)は米独立記念日の4日未明、彗星(すいせい)探査機ディープインパクトの子機をテンペル第1彗星の核に衝突させることに成功した。
ディープインパクトディープインパクトは多くの不安と未知の要素に囲まれた計画でしたが見事成功した模様です。

探査機ディープインパクトは約46億年前の太陽系生成当時の塵やガスを含むとされる彗星内部の構成物質を調べるために、今年1月に打ち上げられました。

ターゲットとなる彗星は「テンペル第1彗星」、縦15km、横5kmの細長い形でニューヨークのマンハッタン島ぐらいの大きさです。ほぼ5年周期で火星と木星の間の楕円軌道を公転しています。

探査機ディープインパクトは直径1m、重さ370kgの銅製の衝突体(インパクター)を発射。インパクターは24時間後の独立記念日である4日1時50分過ぎ(日本時間同日午後2時50分過ぎ)、地球から1億3000万kmの距離でテンペル第1彗星の核に衝突しました。

秒速10kmでインパクターが衝突した衝撃は、TNT火薬約5tに匹敵すると見られ、衝突の瞬間をとらえた画像には衝撃で彗星の表面が割れ、内部の成分が噴出した様子が写っています。

もともと彗星の核については詳しいことは分かっておらず、この計画でも衝突体が彗星の中にブスッとささったり、衝突せずにかすめるなど思い通りの結果にならないのではという意見も多く出されていました。中には彗星が割れてしまうのではという専門家の説もあったようです。

しかし、そのような予想を見事に裏切り劇的な成果を収めました。

NASAのドン・ヨーマンス博士は「予想していた以上に劇的だった」と語った。親機は直後に核へ接近し、さらに観測を続けた。地上の望遠鏡でも、衝突後に彗星が明るくなった様子が観測された。
これから今回のデータ解析が進むと太陽系の成り立ちや生命誕生の秘密についても何か分かってくるかもしれません。

しかしアメリカらしい計画ですね(笑)

<参考>「ディープ・インパクト、いよいよ目標の彗星にロックオン!」・「NASA版ディープインパクト打ち上げ

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ニュートンの錬金術に関する覚え書き、王立協会で発見

Yahoo!NEWSより「ニュートンの錬金術覚書 英王立協会で発見」(共同通信)

ロイター通信によると、近代科学の祖と言われる英国のアイザック・ニュートンの錬金術に関する自筆の覚書が、英王立協会でこのほど見つかった。
ニュートンの錬金術に関する覚え書き17世紀合理主義の代表者のようにとらえられがちなアイザック・ニュートンですが、彼が錬金術や神学に凝っていたというのもまた有名な話です。

主著「プリンキピア」で万有引力の法則と運動方程式について述べ、その古典力学を用い天体の運動を解明、ライプニッツと競うかのように微積分法(流率法)を発明、反射望遠鏡を作ったり、光のスペクトル分析を行うなどの業績を残したニュートンですが、彼が残した原稿の大半は錬金術と神学に関するもので、科学に関するものより遥かに多いといわれています。

二十数年間もロイヤル・ソサエティの会長にあり生前から神格化されていた彼が錬金術(鉄や銅などを金に変えようとする技術)にはまっていたことは長く隠されていました。

しかし1936年、彼の末裔が金に困りこれらの膨大な錬金術に関する文書を競売にかけたことで一躍知られるようになりました。その後、これらの資料の大半を集めたのが経済学者のJ・M・ケインズです。

この覚書はもともと、ニュートンが亡くなった1727年に発見されたが、1936年に競売で落札されて以降、行方が分からなくなっていた。今回、研究者が同協会で文献を整理中に発見した。
ニュートンの遺髪からは錬金術に多く用いられていた水銀が高濃度で検出されています。それでも84歳まで生きた彼は超人でしょうか(笑)。後年には造幣局長官を努めたのも何か錬金術と関係があったのかも。

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予想以上に情報量が豊かな野鳥のさえずり

CNNより「「敵の大きさ」伝える野鳥のさえずり 米研究

北米に広く分布する野鳥「アメリカコガラ」は、鳴き声で予想以上に複雑な情報を仲間に伝えていることが、米研究者の観察で分かった。鳴き方のパターンで、目の前にいる敵の体の大きさまで正確に伝えることができるという。
アメリカコガラ「chick-a-dee-dee」と鳴くことから「black-capped chickadee」と呼ばれるアメリカコガラは北米に生息しているシジュウカラ科の鳥です。この鳥は思っている以上に複雑な情報を鳴き声で仲間に伝えていたことが分かりました。

ワシントン大のクリス・テンプルトン氏によると、アメリカコガラは危険な敵を認識すると、「チッカディー」と聞こえる鳴き声の「ディー」の部分を何度も反復することが分かったということです。

研究チームは6羽のアメリカコガラを自然に近い状態で飼育。それらに13種類のネコやイタチなどの動物を見せどのように反応するかを調べました。その結果、危険の度合いが大きくなるほど仲間に警告として発した「ディー」の回数が多くなりました。逆に、天敵ではないものに対しては何の反応も示さなかったとのこと。

コガラはこの警戒音に反応し、大小様々な群れを作って敵を一斉に追い払う行動をとることが知られています。この研究ではさまざまなパターンの鳴き声を録音して、アメリカコガラの群れに聞かせる実験も行いました。テープを聴いた群れは、鳴き声に示された敵の大きさに応じて敵を追い払う行動を見せたということです。

「動物の伝達行動には、人間が考えるよりはるかに複雑な情報が含まれている可能性がある。われわれがその言語を理解していないだけかもしれない」と、同氏は話している。
アメリカコガラの鳴き声には他にも、微妙な間の取り方など様々な違いがあるようです。その中には人の耳では聞き取れず、周波数の違いを分析しないと分からないものもあるとのこと。敵の危険度や大きさだけではないさらに多くの情報をやりとりしている可能性もあります。

<参考>「ヒョウアザラシのオスは歌でメスを口説く?」・「アリの「こっつんこ」は意味がある−敵味方の識別をしています」・「ニモは音で生まれ故郷を知る−目は小さくてもいいのか?」・「鳥はやっぱり賢かった−みんな分かってましたけど

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NEWS CLIP 05/07/04

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2005.07.04

NEWS CLIP 05/07/03

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2005.07.03

HIVに対する抵抗力を強める遺伝子群を発見

YomiuriONLINEより「HIV感染防ぐ遺伝子発見、強い免疫反応…日伊チーム

エイズウイルス(HIV)が体に侵入した時、強い免疫反応を起こして感染を予防する遺伝子群があることを、近畿大医学部の宮沢正顯(まさあき)教授(免疫学)とイタリア・ミラノ大の研究グループが突き止め、英医学誌に発表した。
HIVに対して強い免疫を持つ人がいることは知られています。ウィルスに感染した後、数ヶ月でAIDSを発症する人がいる反面、数十年間も発症しない人もいます。

これらは遺伝子の差であるといわれています。例えば、CCL3L1という遺伝子を人より多く持つ人はHIVへの抵抗力が強いという報告もあります。

この研究では、HIVに対し強い免疫反応をすイタリア人のHIV感染抵抗者と、抵抗者と4年以上性交渉をしてきたHIV感染者のカップル計42組84人、同じ地方に住む非感染者の市民47人の遺伝子を調べ、それぞれの違いを比較しました。

その結果、HIVに対して強い抵抗力を持つ人は22番染色体にある複数の遺伝子に、特定のDNA配列を持つ人の割合が高いことが分かりました。このうち一つの遺伝子は感染抵抗者の3人に1人が持ち、感染抵抗者でない人の4.2倍に上ったとのこと。

22番目の染色体には、免疫細胞の働きを調節する複数の遺伝子がある。宮沢教授は「HIVが体に侵入しようとした時にいち早く反応して細胞への侵入をストップするか、感染した細胞を早い時期にたたく遺伝子があるため、感染しないと考えられる」と話す。
エイズ治療薬の開発につながるといいですが。

<参考>「新型のHIV?−潜伏期間短く、薬剤耐性をもつウィルスの可能性

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NEWS CLIP 05/07/02

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2005.07.02

ヒョウアザラシのオスは歌でメスを口説く?

gooニュースより「南氷洋アザラシのオスは歌でメスを口説く=豪科学者が発見

南氷洋にいるアザラシのレパード・シール(ヒョウアザラシ)のオスは複雑なメロディーの歌を歌ってメスを引きつける能力があることをオーストラリアの研究者が発見した。
ヒョウアザラシこの研究結果を発表したのはオーストリアのタロンガ動物園の女性科学者トレーシー・ロジャーズ氏。

ヒョウアザラシは南極周辺に生息するアザラシで大きいものでは3m以上になります。寿命は26年以上ですが雄は2−6歳で性的に成熟します。

非常に鋭い歯をもつヒョウアザラシですが、その攻撃的な外見とは裏腹に非常に繊細な一面を持っているようです。

ロジャーズ氏によると、単独で行動する習性のヒョウアザラシの雄は海中で逆立ちし、体を前後に揺らしながらソウル調の歌を歌うとのこと。歌は単調なぶつぶつ声と複雑なメロディーの2種に分類でき、後者の方はザトウクジラの美しい歌声に匹敵し、海中では40キロ先まで届くそうです。パートナーを見つけることができない雄は最高13時間も歌うと報告されました。

ロジャーズ氏によれば、ウェッデル・シールと呼ばれる群生のアザラシのオスは聴衆の前でジャズ歌手のように歌うのが好きで、メスの通り道で、海中ステージに上がっているかのように「公演」するという。
歌がうまい雄ほどもてるんでしょうか(笑)

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新型の惑星発見!

毎日新聞より「新惑星:ガスに覆われ星内部が巨大核 すばる望遠鏡で発見

ガスに覆われているのに星内部の核が異常に大きい太陽系外惑星を、国立天文台などの観測チームがすばる望遠鏡で発見した。惑星には、ガスに覆われ密度の低い木星型と、岩石でできていて密度の高い地球型の2タイプがあるが、どちらにも分類できない新タイプという。1日付の米天文学誌「アストロフィジカル・ジャーナル」に掲載された。
新惑星の想像図この惑星は地球から260光年離れたヘラクレス座の方角にある恒星の周りを公転しています。この恒星を、すばる望遠鏡で観測し、惑星を発見しました。太陽系外の惑星はこれまでに150個ほど見つかっていますが、惑星の内部構造まで分かっているものは数個しかありません。

今回は惑星が恒星の前を横切るところをすばる望遠鏡で観測できたため、恒星の光を計測することで惑星の大きさや密度を計算することができました。

同じガス型の惑星である土星とくらべると、直径は0.86倍ですが質量が1.2倍あり、密度は2倍。中心部の核の質量は7倍以上になると思われます。

これまでは、惑星ができるとき岩石などが集まった星の核が地球の質量の10−20倍になると重力で大量のガスを引き寄せ、ガスに覆われた木星型の惑星になると考えられていました。

このケースのように地球質量の70倍にもおよぶ核をもつ惑星ができるとは思われていませんでした。

「ガスに覆われると後から岩石が入ることは不可能。核が70倍もの大きさになるまで、どうしてガスが流れ込まなかったのか大きな謎で、惑星形成の理論を再考する必要がある」と説明している。
従来の理論では説明できない惑星です。

<参考>「地球型の惑星発見!−生命は・・・残念ながら存在できそうにありません」・「生命体が存在する惑星は予想よりはるかに多い?

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歯周病菌が難病の原因になる

Asahi.comより「歯周病菌が血管の病気の原因に バージャー病と関連

手や足の血管が詰まる難病、バージャー病が歯周病菌と関連していることを東京医科歯科大の岩井武尚教授(血管外科)や石川烈教授(歯周病学)らが突き止めた。予防や悪化防止にもつながる成果という。米国の血管外科専門誌の7月号に発表する。
国内に1万人の患者がいるとされるバージャー病(またはビュルガー病)は手足の末梢血管に閉塞をきたす病気です。その結果、手足がしびれたり血行不良を起こし、最悪のケースでは手足の切断手術を行わなくてはいけません。

喫煙歴のある男性が患者のほとんどであるため、喫煙がなんらかの関係があるとされていますがはっきりとした原因は分かっていません。特定疾患、いわゆる難病認定をされています。

この研究ではバージャー病の男性患者14人から、血栓ができた足の動脈片と歯垢、唾液を採取し歯周病菌があるかどうかを調べました。その結果、13人で動脈片と歯垢、唾液に含まれる歯周病菌のDNAが一致。健康男性ではいずれも歯周病菌は検出されませんでした。

またマウスを使った実験では歯周病菌が血管内に血のかたまりを作ることも分かりました。

これらの結果から岩井教授らは、口の歯周病菌が血管の中に入り、バージャー病の発症や悪化に関係するとみている。バージャー病は喫煙者に多く、喫煙は歯周病を悪化させる。歯周病を抑えることや禁煙が、この病気の予防や悪化防止につながるという。
なんだか歯周病菌は万病のもとのように思われてきましたね。

<参考>「歯周病がアルツハイマーの原因になる」・「口臭の成分に発ガン性」・「歯周病が早産をまねく

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NEWS CLIP 05/07/01

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2005.07.01

イルカやシャチは出産直後1ヶ月間眠らない−ただただ尊敬します(笑)

Yahoo!NEWSより「シャチの母子は眠らない 天敵避け、体温保つためか」(共同通信)

シャチやハンドウイルカ(バンドウイルカ)はほかの哺乳(ほにゅう)類と違って、出産後ほぼ1カ月間、母親も生まれた子供も、ほとんど眠ったり、休んだりしないとの研究結果を米カリフォルニア大などの研究チームがまとめ、30日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
イルカ子どもが生まれて一番辛いのはやはり眠れないことでしょうか。うちの子どもたちは2人ともあまり夜寝なかったので大変でした。息子(4歳)は生まれたばかりの頃、睡魔に負けた妻の下敷きなっていたのを僕に救出されたことも(笑)

しかし、シャチやバンドウイルカは他の哺乳類と違って、出産後ほぼ1ヶ月にわたり母親も生まれたばかりの子どもも、ほとんど眠ったり、休んだりしないとの研究結果が出されました。

研究チームはサンディエゴのシーワールドの2匹のシャチとその生まれたばかりの子ども、黒海の海洋哺乳類研究所の4匹のイルカとその生まれたばかりの子どもを5ヶ月間にわたり観察しました。

普通のシャチの成獣は、1日のうち5−8時間は水面に浮かんだり、水底に沈んだまま動かずに休息をとります。しかし、出産後の母親のシャチは1ヶ月間はほとんど活動を続け、生まれた子どもにいたっては数ヶ月後まで、母親以上に休息しなかったことが観察されました。これはイルカでも同様でした。

成長にともない睡眠や休息をとるようにはなっていきますが、それにしても1ヶ月間ほとんど眠らない母親には脱帽です(笑)

研究チームは「生まれた直後から休まずに動き続けることは、天敵に食べられることを防いだり、体温を保ったりという有利な点があるのだろう」としている。
寝る子は育つといいますが、どうやらイルカやシャチは眠らないでも育つようです(笑)

<参考>「睡眠時間を操る遺伝子を発見−僕もショートスリーパーにして下さい

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米厚生省から掲載待ったがかかったテロ対策の論文

nikkeibpより「「毒素10gで50万人に被害、死亡率は最悪60%に」、米国の毒素テロ研究

単一の加工施設を通って消費者に届く牛乳がバイオテロの標的になったらどんな被害が発生するか、数理モデルによる予測研究の成果を示したStanford 大学のLawrence M. Wein氏らの論文は、米科学アカデミー紀要(Proceedings of National Academy of Sciences:PNAS)誌2005年5月30日号に掲載される予定だった。
ボツリヌス毒素しかしこの論文は米厚生省(HHS)からテロリストの手引きになると批判され、掲載がいったん中止されました。その後、科学アカデミーはこの論文の情報がインターネットの検索で入手しうる水準のものにとどまっており、テロリストが脅威を増大させるための新たな材料はないと判断、PNAS誌の電子版に掲載されました。

論文は、神経マヒなどを引き起こすボツリヌス毒素が牛乳に混入された場合のシミュレーションを行ったものです。

もしこの毒素が生産者から集めた牛乳を集中的に貯蔵・加工する工場で投入された場合、毒素は希釈され、約56万8000人の口に入ることになります。被害はほとんど3−6日目に現れることになります。今回のシミュレーションでは100人目が症状を示したときに流行が発覚し、テロであることが判明したとの想定で行いました。消費をストップするのに24時間かかると考えると、牛乳が77度15分間の殺菌を行われたとしても、10gの毒素で56万8000人のほとんどに被害が及ぶという結果が得られました。

また、被害者の約60%に人工呼吸器の装着が必要になると考えられ、解毒剤の備蓄が少ないため死亡率は60%に近づく可能性もあるとのこと。

ボツリヌス菌は早期に解毒剤を投与しなければ3分の1以上が死亡すると考えられています。人から人への感染力はありませんが、経口摂取した場合平均18時間で吐き気や呼吸困難などを引き起こします。

ボツリヌス毒素を生産する技術の研究は、1980年代にイラクで進んだという。当時の方法でも、特別の器具を持たないテロリストが10gの毒素を得ることが可能だとWein氏は考えた。
この研究ではシミュレーションの結果をもとに、検査法の確立や対策などの政府の対応を促しています。

日本では牛乳は一般的に超高温熱処理(120−140度で2秒)を行っているためこの毒素も完全に不活性化でき安全だと考えられています。しかし、アメリカの消費者の間では超高温熱処理は好まれていないようです。

少し牛乳を飲むのが怖くなるニュースではありますが。

<参考>「Analyzing a bioterror attack on the food supply:The case of botulinum toxin in milk」(PDF)・「ナノテクで細菌検査−1個から検出できます

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NEWS CLIP 05/06/30

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