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2005.06.23

民間ソーラーセール、打ち上げ失敗−宇宙ヨットレースはまだ先の夢です

Yahoo!NEWSより「太陽帆船、打ち上げ失敗 ロケットのエンジン停止」(共同通信)

民間団体の米惑星協会(本部カリフォルニア州)は米東部時間の21日午後(日本時間22日未明)、太陽の光の圧力だけで宇宙空間を進む世界初の太陽帆船(ソーラーセール)「コスモス1」をバレンツ海のロシア原子力潜水艦から打ち上げた。
 しかしロシアのタス通信がロシア宇宙関係者の話として伝えたところでは、弾道ミサイルを改造した3段式ロケットの1段目エンジンが途中で停止、地球周回軌道への投入に失敗した。
cosmos1の打ち上げ米の民間団体である惑星協会が計画していた世界初のソーラーセール(太陽帆船)「コスモス1」の打ち上げは失敗に終わりました。ソーラーセールは巨大な帆で太陽から放出される光を受け、その圧力で前進します。太陽光からの推進力は弱いものですが、帆船は光を受けている限り加速を続けることができ、燃料を運ぶ必要もないため、効率の高い動力として注目されています。

今回は、地球の周回軌道へ打ち上げるのが目的で、太陽光が宇宙旅行の動力として十分に使えることを示すのを目指していました。高度約800キロの軌道に達したところで、長さ約15mの薄い羽根8枚を組み合わせた風車型の帆を広げ、加速を始める予定になっていました。

コスモス1は、21日午後11時46分(日本時間22日午前4時46分)、ロシア北部バレンツ海沖でロシア海軍の原子力潜水艦ボリソグレブスクから発射されました。惑星協会の本部は当初、船体からの信号を受け取れなかったものの、周回軌道に乗ったことを示す信号を受信したと発表していましたが、実際はコスモス1を載せた弾道ミサイルを改造したミサイルは発射83秒後に3段ロケットの1段目のブースターが停止。予定された周回軌道に達することはできず、打ち上げは失敗に終わりました。

ソーラーセールは、燃料がいらない究極の省エネ宇宙船で、将来の惑星間飛行の手段として各国が注目する技術。日本の宇宙航空研究開発機構が昨年8月、宇宙空間で直径約10メートルの帆を広げる実験に成功しているが、帆を使った航行に挑戦したのは同協会が初めて。
コスモス1が初のソーラーセールというだけでなく、打ち上げ事業費が400万ドルという異例の低コストであることでも注目されていたのですが、残念です。

<参考>「いよいよ宇宙ヨット発進!」・「ソーラーセール打ち上げ決定−宇宙のヨットレース実現間近」・「ソーラーセールが宇宙を翔る日は来るのか

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