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2005.06.01

知床が世界遺産に登録−でも問題は・・・

Asahi.comより「知床が世界自然遺産に 屋久島、白神山地に続き3番目

日本が新たな世界自然遺産として推薦している知床(北海道斜里町、羅臼町)の登録が確実になった。小池環境相が31日、審査した国際自然保護連合(IUCN)が、「登録すべきだ」との評価報告書をユネスコ世界遺産センターに提出したことを明らかにした。
知床知床が世界遺産に登録されることが確実視されてきました。

世界遺産は72年に採択された「世界文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づいて、文化遺産、自然遺産、両方の性質をもつ複合遺産が登録されます。これらは勝手に登録されるのでなく、その遺産を持つ国が申し出ることで審査が行われます。

ユネスコの世界遺産委員会が登録を最終決定するのですが、その前に自然遺産であれば国際自然保護連合(IUCN)が、文化遺産であれば国際記念物遺跡会議(ICOMOS)が報告書を提出。ほぼその報告書通りに採択されます。

今回の知床も正式には7月の世界遺産委員会で登録が決定します。

現在の登録件数は文化遺産611(うち日本は10)、自然遺産154(うち日本は2)、複合遺産23となっています。IUCNの審査が厳格なためか自然遺産の数が少ないのが特徴です。

日本で世界遺産に登録されているのは文化遺産が、法隆寺地域の建造物、姫路城、京都の文化財、白川郷・五箇山の合掌造り集落、広島原爆ドーム、厳島神社、奈良の文化財、日光の社寺、琉球王国のグスクと関連遺産、紀伊山地の霊場と参詣道の10ヶ所、自然遺産が屋久島、白神山地の2ヶ所です。

彦根城や鎌倉の社寺、平泉なども文化遺産への登録を目指しているようです。

知床の候補地は知床国立公園や遠音別岳原生自然環境保全地域などの陸域と海岸線から約3キロの海域で、面積は7万1100ha(うち海域2万2400ha)。ヒグマなどが高密度で生息しているほか、シマフクロウやオオワシ、オジロワシなどの鳥類も豊富です。

環境省や林野庁などは昨年1月、世界遺産センターに新たな自然遺産の候補地として知床の推薦書を提出。7月にはIUCNの調査員が現地を調査した。IUCNからは昨年8月と今年2月、主に海域部分の保護についての懸念が寄せられた。
ただ今後の課題として、治山・砂防ダムがサケに与える影響調査や海洋資源の保全、観光客対策が求められています。

登録が決定しても野生生物などが激減すれば「危機に瀕した世界遺産」に組み込まれることになります。

問題は観光客誘致のために世界遺産に登録する動きが各地で起こっていることでしょう。観光客を誘致しても、先日の屋久島の縄文杉のように観光客によって自然が破壊されることが懸念されます。観光客誘致と自然保護をどう両立させるかが問題です。

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Comments

はじめまして、大自然の知床が日本の世界遺産に登録されているようですね。私も生きてるうちに旅行してみたいです。

Posted by: 知床【世界遺産】を観光したい | 2009.05.18 at 12:12 PM

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