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2005.06.03

宇宙の生成をシミュレーション−暗黒物質はやはり重要でした

Yahoo!NEWSより「宇宙の形成過程を再現=「暗黒物質」の意義確認−名古屋大など」(時事通信)

宇宙に最も多く存在する物質とされながら、詳細がほとんど知られていない「暗黒物質」を計算に入れると、宇宙の構造が形成される過程をうまく再現できることを、独マックス・プランク宇宙物理学研究所、名古屋大などの研究グループがコンピューターシミュレーションで示した。
銀河研究を行ったのはVirgo Consortiumという国際的な科学者チーム。スーパーコンピュータを用いて宇宙の成長に関するこれまでで最大規模のシミュレーションを行いました。このシミュレーションでは暗黒物質が銀河や銀河団の形成にどのような影響を与えるかを追跡しました。その結果、暗黒物質を考慮すると現在の宇宙構造が形成する過程がうまく再現できることが判明しました。

暗黒物質はダークマターともよばれ、宇宙空間にありながら自らは光を発していないため光学的に観測できない物質です。宇宙で実際に観測できる物質は質量で4%程度といわれており、残りは暗黒物質や暗黒エネルギーが占めると考えられています。

この物質が何であるかは分かっていません。白色矮星やブラックホール、惑星などであるという説やニュートリノや対称性粒子のニュートラリーノなどの素粒子であるなどの説があります。

この暗黒物質が今の宇宙を形成するのに不可欠であるという説をこのシミュレーションは裏付けました。

このシミュレーションでは、暗黒物質を表す100億個の質点がビッグバンのわずか数億年後から宇宙の進化に影響を及ぼすようすを再現しました。その様子を解析することで宇宙の進化の様子を研究することが可能になりました。たとえば、中心に超大質量ブラックホールを持つ銀河は十分早く形成され、最初のクエーサーのホスト銀河になりうるという結果などが示されています。

成果は2日付の英科学誌ネイチャーに掲載された。
しかし壮大なN体問題のシミュレーションですね。

<参考>Virgo Consortium・「ニュートリノに質量確実−ノーベル賞ねらえるかも

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Tracked on 2005.12.23 at 01:48 AM

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