人を信頼させるホルモン発見−悪用されませんように
YomiuriONLINEより「「人を信頼させるホルモン」確認」
脳内で作られるホルモンの一種「オキシトシン」に、人間に対する信頼感を強める働きのあることをスイスのチューリヒ大学などの研究チームが実験で確認、2日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
オキシトシンは出産時や授乳時にはたらく女性ホルモンの一種で、脳下垂体後葉から分泌されます。このオキシトシンは動物実験で母親と子どもの絆をささえる物質であることはわかっていました。オキシトシンの受容体を多く持つネズミは赤ちゃんを母親から離したとたん心配して赤ちゃんの元にかけつけますが、受容体の少ないネズミは赤ちゃんに執着しません。
スイス・チューリヒ大のエルンスト・フェール教授らのチームは同じ影響が人間にも起こるかどうかを調べるためにテストを行いました。
58人の男子学生が、合成したオキシトシンと偽薬を鼻に噴霧し、受託人にお金を預ける投資ゲームを行い、どれだけ受託人を信頼しお金を預けるかを比較しました。
その結果、オキシトシンを噴霧されたグループの45%が、もっとも高い投資額を選んで受託人に預け、最も低い額を投資したのは21%でした。一方、偽薬を受けたグループの45%はもっとも低い投資額を選び、最も高い額を投資したのは21%でした。受託人をコンピュータにしたときにはオキシトシンによる効果はみられなかったとのこと。
このことからオキシトシンは単に人がリスクを冒そうとする傾向を高めるのではなく、他人への信頼を増す作用があることがわかります。
研究チームは「人を信頼できなかったり、逆に警戒心がきわめて薄いような症状への治療にオキシトシンが役立つ」としているが、一方で、悪用の危険性も無視できないとしている。確かに、詐欺師などに悪用される危険性ははらんでいますね。もしかして政治家などにも・・・。
でも妻の運転する車の助手席に乗るときには必要です(笑)


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