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2005.04.16

生物時計を試験管の中に作った−試験管の中でも時差ボケはするの?

Yahoo!NEWSより「生物時計、試験管で再現=たんぱく質だけで24時間周期−名古屋大と科技機構」(時事通信)

約24時間周期の生体リズムを生み出す生物時計(体内時計)が、細菌類の藍藻(らんそう)では3種類のたんぱく質だけで構成されることを、名古屋大と科学技術振興機構の研究チームが試験管内で再現、確認した。遺伝子が重要な役割を果たしているとの従来の常識は完全に否定された。研究成果は15日付の米科学誌サイエンスに発表された。
生物が生きていくのに必要不可欠な生物時計ですが、これまでは特定のタンパク質の生産量を「時計遺伝子」が制御していると考えられていました。しかし、実際はタンパク質の化学変化が時間を測定しているということのようです。

この研究では、シアノバクテリアという単細胞生物から、生物時計に関係するKaiA、B、Cという3種類のタンパク質をとりだし、ATPと混ぜて観察。すると、タンパク質にリン酸がつく「リン酸化」といわれる現象がほぼ24時間周期で起こることを確認しました。

普通、化学変化は温度の高低で反応速度が変化しますが、この反応は温度が変化しても24時間周期が維持されたということで、温度変化に左右されないという生物時計の条件を満たしています。

藍藻は光合成を行うが、植物とは異なる。この3種類のたんぱく質は植物や動物にはないが、人間の体内時計の根本メカニズムを解明する手掛かりにもなると期待される。
ヒトなどの高等生物の生物時計の仕組みの解明はこれからです。

でも、この試験管を飛行機に載せれば時差ボケするなんてことは・・・(笑)

<参考>「体内時計の新たなメカニズムを発見」(サイト内リンク)

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