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2005.03.02

XXの染色体をもった精原細胞−ますます男はいらない?

Yahoo!NEWSより「精巣の中に卵子が存在 キメラマウスで、大阪大

発生初期の雄と雌の細胞を混ぜた状態で発達させ、キメラという特殊なマウスをつくると、精巣の中に本来はできないはずの母親由来の精子や卵子が存在することを岡部勝大阪大教授(生殖生理学)らが確かめ、米科学アカデミー紀要に1日発表した。
通常の生物はどの細胞を見ても全く同じ遺伝子が存在しますが、例えば接ぎ木などで違う植物をつなぎ合わせた場合、一つの固体の中に複数種の遺伝子が存在することになります。このようにして作られた生物がキメラです。

この研究では雄と雌の細胞を混ぜた状態で発達させました。このときに雌の細胞が光るように工夫し、キメラマウスの中で雌の細胞がどこにいくかを観察したとのことです。

雄の染色体はXY、雌の染色体はXXの組み合わせで、通常は精巣内の精子の元になる精原細胞はすべて父親由来(XY)だが、このマウスの精巣には母親由来(XX)の光る細胞があり、形状から精原細胞と判断した。精巣という環境の影響で“雄化”したらしい。
これってXXの染色体をもった精原細胞ができているっていうことですよね。このままいけばXの精子だけができちゃうんでしょうか。

そうなれば生まれてくる子どももXX、つまり全員雌。雄の必要性はどこにあるんでしょうか(笑)

<参考>「男はいらない?」(サイト内リンク)

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Comments

はじめまして。

生殖細胞は単相なので、XかYを一つだけ持ちます。

精原細胞・精母細胞は複相なのでXYです。この実験の例ではXXの精原細胞ができているようですが。

したがってこのキメラからは「Xの精子しかできない」というのが正しい解釈です。卵細胞の性染色体は必ずXですから、受精卵が必ずメスになるというのは正しいです。

ただ、この実験は材料として「発生初期の雄」を使わなければならないため、今のところオスはまだ必要です(笑)。

Posted by: ESD | 2005.03.02 at 03:29 PM

そりゃそうですね。恥ずかしい間違いをしてしまいました。訂正しておきました。ありがとうございます。

でも、発生初期のオスを作るためだけのオスの存在は悲しい(笑)

Posted by: Fum | 2005.03.02 at 04:43 PM

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Tracked on 2005.03.11 at 12:39 AM

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