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2005.03.03

新生児の星の撮影に成功

毎日新聞より「NASA:「星の胎児」撮影に成功 地球から約500光年

誕生後1万〜10万年しかたっておらず、核融合反応で光り出す前の「星の胎児」の撮影に成功したと2日、米航空宇宙局(NASA)や東京大などの研究チームが発表した。これほど若い星の観測は初めてで、研究チームは「星の形成過程を解明する大きな手がかりになる」と話している。
星の胎児NASAゴダード宇宙航空センターの浜口健二研究員らのグループは欧州宇宙機関(ESA)のX線天文衛星や国立天文台のすばる望遠鏡を用いて地球から500光年離れた「南のかんむり座」R星の周囲で星が活発に形成されている場所を観測しました。

その結果、マイナス240度の極低温のガスの奥にエックス線を放射する4000万度の高温の天体を観測。この星は誕生後1万−10万年程度と考えられます。これほど若い星を観測したのは初めてのことで、周囲のガスを集めて成長中であり、数百万年後には内部で核融合が始まり恒星になると考えられています。

最近の観測でこのような極低温のガスの塊が宇宙で発見されてきました。この中には「クラス0」原始星といわれるできたての恒星が存在すると推測されてきましたが、周囲を取り巻くガスのために直接観測することには成功していませんでした。

今回はX線を用いてこのクラス0の原始星であるIRS7Bを観測することに成功したということです。

このような発達途中の恒星が太陽より数十倍も高温のプラズマをつくり出す気候ははっきりと分かってはいません。ただこの星が周囲に強力な磁場をつくり、周囲のガスを加熱して高温のガスを生成しているのではないかと研究チームは考えているようです。

これまで見つかっている中では、誕生から100万年程度の星が最も若かった。
ずいぶんと近いところに新生児がいたものです。

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