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2005.03.13

強欲な人ほど進化の適応度が高い−慈善行動は不適応?

UKTodayより「強欲な人ほど「生き残る」!――慈善活動は人間本来の行動に反するため、カラダに悪い?

インド洋津波被災者への援助として寄付をしたり、ホームレス支援の雑誌「ビッグ・イシュー」を毎週購入したりと、チャリティー精神に富む英国人は多いが、このような人は進化論的にみた場合、強欲な人よりも生き残るチャンスが少ないという研究結果が報告された。
お札昨年のインド洋の津波では各国から巨額の援助が集まりましたが、それ以上に注目されるのは個人の寄付が非常に多かったことです。

見返りを求めず他の個体に親切な事をする動物はヒトに限っているわけではありません。多くのほ乳類、鳥類、昆虫やバクテリアにさえ見られる行動です。しかし、他の動物の場合は、これは遺伝子により説明されます。多くの遺伝子を共有する個体を助けることで将来的に遺伝子を残せる可能性が高まります。

しかし、ヒトの場合は遺伝子を共有していない相手に対してもこのような慈善行動を行います。 New Scientistに掲載された研究報告によると、インド洋の津波でのこのような状況に触発された研究者らが、人間の慈善行動について実験を行い、それを分析。その結果、このような無償の好意は人間の社会概念の発達と共に培われてきたものであることが指摘されたということです。

このような慈善行動はヒトの先祖が狩猟や採集を行っていた時代に、孤立した集団が生き残る方法として編み出されたものとされ、当時は同じ小集団の中で直接的な見返りがあることを前提とした行動だったとのこと。

したがって、見返りを期待しない現在の慈善行動は人間本来の行動パターンとは異なる不自然な行動であり、人間の脳がうまく対処できない可能性もあるとのことです。つまり個体の生存に関しては不適応なのではと結論づけていますが・・・。

ちなみに津波被災者に対する援助金は、英国だけで3億ポンド(約600億円)となり、1984年のバンド・エイドのオリジナル・シングルとコンサートの売上額800万ポンド(約16億円)を大きく上回ったとされる。
社会の変化がヒトを変えたのでしょうか。

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