« NEWS CLIP 05/03/04 | Main | 無着陸・無給油で初、米冒険家が単発機で世界一周飛行 »

2005.03.05

フロレシエンシスの脳は小さいけれど高機能−進化の常識が覆る?

Yahoo!NEWSより「小さい脳でも賢かった? インドネシアの新種人類」(共同通信)

インドネシア東部フロレス島でほぼ完ぺきな頭蓋骨などの化石が見つかり、新種の小型人類と昨年発表された「ホモフロレシエンシス」について、米ワシントン大などの国際チームが3日、脳の容積は小さくても高度の処理能力を持っていた可能性があるとする論文を、米科学誌サイエンス(電子版)に発表した。
現生人類との比較この化石はインドネシアのフロレス島の洞窟内で発見されました。コモドオオトカゲや小型ゾウを狩って暮らしていたと推定され、同時に高度な技術を要する後期旧石器も発見されています。発見された地層は約1万8000年前のもので現代人であるホモサピエンスと同じ時期に存在していた可能性が指摘されてきました。

身長は1mと低く、頭が小さいのが特徴ですが、一部の研究者からは現代人の亜種か、小頭症の現代人ではないかという指摘がありました。

その意見に対し。米フロリダ州立大のディーン・フォーク教授らは、発掘された頭がい骨を基に、コンピューター上に脳を三次元画像で再現し、チンパンジーや猿人、ジャワ原人、現代人などと比較。

その結果、フロレシエンシスの脳容積は417立方センチで、推定体重に対する比率は類人猿なみに小さかったのですが、横から見た脳の形は原人に近かったようです。それ以上に特筆すべきは、統合的な認知能力や意欲と深い関係のある脳の前頭葉と記憶などに関係する側頭葉が大きかったこと。研究チームは「脳は小さいが、認知・処理能力は高かった」と推測しています。

だが、脳は進化とともに大きくなるという人類進化上の常識とは合わないため、論争も予想される。
原人が島にやってきて小さな体格に変化したと考えるのが自然ではありますが、脳の進化という観点からはまだまだ議論を呼びそうです。

<参考>「1万8000年前に別種の人ンドネシアで発見」(サイト内リンク)

|

« NEWS CLIP 05/03/04 | Main | 無着陸・無給油で初、米冒険家が単発機で世界一周飛行 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17506/3174799

Listed below are links to weblogs that reference フロレシエンシスの脳は小さいけれど高機能−進化の常識が覆る?:

» [IZ]:新発見か、はたまたピルトダウン人の二の舞か? [Internet Zone::Movable TypeでBlog生活]
インドネシアで発見された小型の新種の化石人類が、高度な知能を持っていたという話。脳の容量400ccというのは猿人並みなんですが、脳の形は原人に近く、発掘調査の結... [Read More]

Tracked on 2005.03.05 at 02:59 PM

» ☆★大昔に存在した小さな人々★☆ [珍しいモノ☆ヘンなモノ大図鑑]
ホモ・フロレシエンシスという小さい頭をもつ人々は「ホビット」というニックネームで呼ばれています。この骨は2003年9月に発見されました。身長わずか1mにも満たな... [Read More]

Tracked on 2005.03.05 at 03:49 PM

» ホモ・フローレシエンシスは生きていた? [大学への基礎数学-雑記帳]
Yahoo!NEWSより「「小型人類」今も生存 フロレス島の化石で研究者」(共同 [Read More]

Tracked on 2005.04.29 at 12:58 AM

« NEWS CLIP 05/03/04 | Main | 無着陸・無給油で初、米冒険家が単発機で世界一周飛行 »