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2005.03.31

宇宙旅行目前、民間宇宙旅行のためのガイドライン作成

PCWEBより「だれもが行ける宇宙旅行に一歩前進!? - 米連邦航空局、ガイドラインを整備へ

米連邦航空局(FAA: Federal Aviation Administration)の商業宇宙輸送部門(OCST: Office of Commercial Space Transportation)は、民間の宇宙旅行サービスの実現に向けた、搭乗客の参加資格などのガイドライン草案「Draft Guidelines for Commercial Suborbital Reusable Launch Vehicle Operations with Space Flight Participants」を発表した。正式基準の策定を目指して、今後も協議が続けられる。
Shakeyこんな草案が発表されると、いよいよ宇宙旅行が現実のものになってきたんだなぁという感じですね。子どもの頃は自分の新婚旅行は月だと信じてましたが(笑)

VOLVOの懸賞でも宇宙旅行の当選者がでましたし、昨年12月にはブッシュ大統領の署名によって民間企業の宇宙旅行を許可する法案「Commercial Space Launch Amendments Act of 2004(CSLAA)」も成立しました。

このガイドラインの草案では、宇宙旅行に酸化する搭乗客には前もって「死亡事故」を含む起こりうるあらゆる危険についての説明が十分にされること。搭乗客には十分な質疑応答の時間を与えること。米政府は宇宙旅行は許可するものの安全性を保証するものではないという立場を明記することなどが示されています。

また搭乗客にも、危険を承知する書類を提出し、健康診断記録を提出、緊急事態に備えた訓練プログラムを受講することなどが課されます。

なお、宇宙船パイロットの資格などを定めたガイドライン草案「Draft Guidelines for Commercial Suborbital Reusable Launch Vehicle Operations with Flight Crew」も同時に発表されており、FAAの免許取得後に一定の操縦経験を積み、宇宙旅行で起こり得る危険に対処するための訓練プログラムをパスすることなどが、基準に盛り込まれているという。
娘(5歳)や息子(4歳)は何度か宇宙へ行くことになるんでしょうか。できれば僕も行きたい(笑)

<参考>米連邦航空局(FAA)

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過去50年間で生態系から受ける恩恵の60%が失われた!

Yahoo!NEWSより「生態系資源の6割に損失 国連の評価報告書が警告」(共同通信)

国連は30日、食糧や水資源など自然の生態系から人類が受けている恩恵のうち、約60%が過去50年間の人間の活動で大きく損なわれたと警告する生態系評価報告書を発表した。
生態系の破壊95ヶ国、1360人の専門家たちの手によるこのレポートでは、過去50年間の間に人間の生活を支える綺麗な空気や淡水など生態系のシステムの60%が失われたということです。

これらは主に、食物、淡水、材木、繊維や燃料を得るための人間の活動によるものです。
河川からの取水量が倍増し、森林伐採や農地の拡大が進行。化学肥料の使用も急増しました。珊瑚礁の40%は消失するか劣化し、マングローブ林も35%が失われました、これらにより津波災害への対応力も落ちてきています。

気候変化によってアフリカではコレラの蔓延する条件が整ってきています。農地から流れ出す窒素化合物が海に流れ込むことで魚を窒息させたり、海岸に沿って酸素を減少させる「デッドゾーン」も生じています。

経済的に見てもカナダの湿地を後に変えた場合1ヘクタールあたり2,000ドルの価値しかないのに対し、湿地が動植物の生息地た汚染のためのフィルタ、水の貯水池や人間のレクリエーションの場として使われるならば6,000ドルの価値があるとのこと。タイのマングローブ林も同様にエビの養殖場として使われた場合は200ドルの価値しかないのに対し、そのままの生態を保つことができれば1,000ドルの価値があると報告書は述べています。

特に漁業や淡水資源の利用は「将来の需要を支える水準をはるかに超える」と指摘。「今後50年のうちに回復不能な状態に陥る危険がある」と、資源利用の大幅な制限など、思い切った対策を各国政府に求めている。
先のことまでははっきりいって分かりません。ただ子どもの寝顔を見ると、この子たちに回復不能の自然の中での暮らしだけはさせたくないと思います。

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NEWS CLIP 05/03/30

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2005.03.30

2回目のスマトラ島地震を科学者たちが警告していた

YomiuriONLINEより「大地震、英研究グループが警告していた

インドネシア・スマトラ島沖で28日起きた地震について、英国の研究グループが3月17日付の英科学誌「ネイチャー」で、「マグニチュード(M)7〜7・5の地震発生が迫っている」と警告していた。
スマトラ沖警告していたのは英アルスター大学のグループ。前回の地震で動いた断層の長さなどから、周辺のひずみを計算。その結果、昨年12月の地震によって震源に近かったスマトラ島北西沖の断層が大きく滑ったため、南隣の動いていないプレートとの境目に大きなひずみが蓄積し、危険な状態になっていると主張していました。

今回の震源は指摘された危険地帯とほぼ重なっていました。

このプレートの南側では1833年と1861年に相ついでM8級の地震がおこっています。今回の震源は61年の震源とほぼ同じ場所。

このように隣り合うプレートの連鎖反応で地震がおこる、いわゆる「双子地震」の例として研究チームは日本の南海地震と東海・東南海地震も紹介。

報告では一刻も早い津波警報システムの導入などを訴えていますが、残念ながらその予測よりもさらに早く地震がおこってしまいました。しかしさらに続いて大きな地震がおこる可能性もまだ残っています。

建築研究所(茨城県つくば市)の八木勇治研究員は「今回動いた断層は前回の地震と重なっておらず、余震ではなく『双子地震』」といい、今回の地震の影響については「今回の南側にある断層にひずみを与えたはずで、この地域で新たな地震が起こる可能性もある。監視や防災対策を強化する必要がある」と話す。
世界的な協力による一刻も早い対応が望まれます。

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ローフードでも骨粗鬆症の危険はない

Yahoo!NEWSより「ローフード主義者、骨は細いが健康=米研究」(ロイター)

米ワシントン大学医学部の研究チームは28日、ローフード(加熱処理をしない生の食品)による食事を厳守している菜食主義者は、やせているが健康であるとの調査を発表した。
野菜ローフードとは野菜やフルーツ、穀物、海藻など植物性の食物だけを生のまま一切加熱せずに食べる食事をいいます。

ベジタリアンと似ていますが、加熱せずに食べるところがベジタリアンよりさらに厳格な食生活といえます。アメリカでは一種のダイエットとしても人気をよんでいます。食物に含まれるミネラルやビタミン、酵素などが熱で破壊されずに摂取できるため体の抵抗力も養われるといわれています。

ただ乳製品なども摂取しない食生活であるため、骨粗鬆症につながる可能性も指摘されていました。

今回、研究チームは33−85歳の厳格なローフードの食事を行っている人たち18人を調査しました。彼らは骨の重量は軽かったのですが、骨粗鬆症につながる兆候は一切なかったとのことです。

また、乳製品を取らないことによるビタミンDの不足も心配されましたが、通常の食事を取っている人よりも高いビタミンDの胎内濃度であったとのことです。これはおそらくローフードを行っている人たちはビタミンDの不足を補うために意識的に日光浴をしているからではないかとの見解ですが。

研究を率いたルイジ・フォンタナ博士は、対象者の骨は細かったが、ほかに骨粗鬆症の兆候はなかったと説明。さらに、「これらの人々は、骨が脆弱になるリスクが高まっているわけではないとも考えられる。むしろ、より少ないカロリーしか摂取していないため、体重が軽く、それが骨の細さと関連している可能性がある」としている。
僕にはちょっと耐えられそうにはありませんが(笑)

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NEWS CLIP 05/03/29

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2005.03.29

五穀豊穣を願う謎の土粒、実はカブトムシのフンだった

YomiuriONLINEより「古墳石室から出土の謎の土粒、実はカブトムシのフン

古墳の横穴式石室を中心に各地の遺跡で出土し、五穀豊穣(ほうじょう)や子孫繁栄を願う儀式に、米の代用品として使われたと推測されてきた謎の土粒が、実はカブトムシかコガネムシの幼虫のフンだったことが28日、奈良県桜井市教委の調査でわかった。“遺物”として、詳細な分析を続けてきた考古学者らを驚かせたり、苦笑させたりしている。
この粒は約20年前から遺跡で出土することが知られていました。「米粒状土製品」とか「擬似米」などといわれる直径数mmの小さな粒です。

これらは儀式の時に五穀豊穣などを願ってまいたものと解釈されていましたが、どうやら見当違いだったようです(笑)

桜井市教委が、カタハラ1号墳を発掘したときに多量に出土したため、1ヶ月がかりで1949粒を数え、3−8mmの大きさに分類できることも判明しました。

ところが他の研究者から「虫のフンに似ている」との指摘があったため、橿原市昆虫館に鑑定を依頼。形や大きさからコガネムシ科の幼虫のフンと一致することが分かったそうです。

桜井市教委文化財課の橋本輝彦主任は「まさか昆虫のフンだったとは。これほど詳細なカブトムシのフンの研究は世界的にも例がないそうで、別の意味で貴重な学術データになってしまった」と複雑な表情を見せている。
フンを一生懸命集めて分類した方々、どうもご苦労様でした(笑)

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暗黒星雲の全天図完成−目指せ伊能忠敬です

Asahi.comより「「暗黒星雲」の地図作り成就 東京学芸大などのチーム

星の生まれる現場といわれる「暗黒星雲」の全天の地図作りを、東京学芸大などのチームが成し遂げた。海外の膨大な観測資料を基に、約7年かけて7億個の星を調べあげて暗黒星雲の姿を描き出した業績は、江戸時代に伊能忠敬が作った日本地図になぞらえて「暗黒星雲の伊能図」とも評されている。28日から東京都日野市で始まる日本天文学会で発表する。
暗黒星雲のMAP暗黒星雲は、低温の塵やガスが濃く集まっている部分をいいます。自らは光を発せず背後からの光も遮ってしまうため、地球から見るとその部分だけポッカリと暗い穴が開いているように見えます。

しかし、その名に反して暗黒星雲では星が誕生しており、暗黒星雲を探ることは星の誕生過程を知る重要な研究対象となります。

今回、チームは米宇宙科学研究所が公開した50年代から蓄積されてきた全天の写真、1541枚のデジタルデータを解析しました。

暗黒星雲があるとその背後の恒星の出す光は減衰して観測されます。これまでに7億個の星の明るさを調べ、暗黒星雲によって暗くなっている領域と、近くにある明るい領域を比べることで暗黒星雲の分布や塵の量を推定しました。

これまでこうした地図は人間の目を頼りに作ったものだけでした。

今回の地図は、約5300個の暗黒星雲の座標や広がり、背景の星の光がどのくらい減光されるかなども示した。東京学芸大の土橋一仁・助教授は「日本からデータベースを発信したかった。伊能図は幕府によって海外への持ち出しが禁じられたが、世界中の研究者が観測計画をたてる上でこの地図が参考になれば、うれしい」と話している。
しかし「暗黒星雲の伊能図」とはえらくアナクロです(笑)

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NEWS CLIP 05/03/28

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2005.03.28

NEWS CLIP 05/03/27

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2005.03.27

NASAが始めた軌道エレベータを実現するための賞金付きコンテスト−X-PRIZEをこえるか

WiredNEWSより「『スペースシップワン』に続け――NASAも懸賞コンテスト実施

米航空宇宙局(NASA)は23日(米国時間)、宇宙時代のロープと、ロボットへのワイヤレス電力供給のそれぞれについて、最初の開発チームに5万ドルを授与すると発表した。
軌道エレベータのためにたとえわずかでも賞金がかかるとわくわくするのは人間の特性でしょうか(笑)

NASAもとうとう賞金をつけたコンテストを開始しました。「Centennial Challenges」と名付けられたこのコンテストの最終目的は軌道エレベータを作ることです。それ以外にも目的は追加されるようですがまだ発表されてはいません。

過去にも1919年のオーティグ賞がリンドバーグのパリ−ニューヨーク間の無着陸飛行を成功させたり、その他X−PRIZEやソーラーカーのレースなど各種賞金のかかったコンテストにより技術革新がなされてきた例にならって技術革新を進めるために考え出されたコンテストです。

軌道エレベータを作ると行っても一気に行うのではなく、2005年の賞の目的は驚異的な強度を持つロープの素材を作ることと、ロボットが50mのケーブルの先端まで3分以内に登れるだけの電力をワイヤレスで供給することです。

この2つのコンテストの勝利者には、1位から3位までそれぞれ10万ドル、4万ドル、1万ドルの賞金が贈られることになっています。

200年度は、この結果を用いて実際にロープを登るシステムを開発することが目的になるようです。毎年、少しずつ目的を発展させ最終的には軌道エレベータの開発につなげたいようです。

米国議会は現在、NASAが授与する賞金を25万ドル以下に制限している。これに対しNASAは、賞金の上限を4000万ドルまで引き上げるよう議員たちに働きかけている。これが認められれば、センテニアル・チャレンジ・プログラムでも、有人軌道飛行のような、より高度なコンテストの企画が可能になる。
確かに10万ドルでは他のコンテストに比べて見劣りしますね。

でもなかなかそそられるコンテストです。

<参考>NASA Centennial Challenges

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NEWS CLIP 05/03/26

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2005.03.26

二本足で歩くタコ−まるで火星人のようです(笑)

まるで昔のB級映画の火星人のようです(笑)

毎日新聞より「タコ:2足歩行のメジロダコを撮影−−米カリフォルニア大バークリー校など

タコが2本の足で器用に「歩く」様子を、カリフォルニア大バークリー校などのチームが撮影し、25日付の米科学誌「サイエンス」に報告した。2本足歩行は、筋肉が骨を支えている動物だけができると考えられているが、チームは「運動学的にみて歩行と呼んでもいい」と分析している。
二足歩行するタコ米カリフォルニア大バークレー校とインドネシアの北スラウェシにある大学の研究チームによる研究によれば、インドネシアからオーストラリアにかけての熱帯域に生息する2種類のタコが2足歩行する様子がビデオに撮影されたようです。
動画を見れば、なるほど二足歩行というしかありません。タコなのに立派に歩いています(笑)

二足歩行が確認されたのはメジロダコ(胴長約8cm)と藻ダコ(胴長約6cm)の2種類のタコ。インドネシアとオーストラリアの海中にカメラを設置しタコの二足歩行をとらえました。

二足歩行するには硬い骨と骨格筋が必要だと考えられてきましたが、このタコたちは内部の液体に支えられた柔軟な筋肉を使って歩行するようです。8本のうち2本の足を交互に動かし、残りの足は胴体に巻き付いていました。

どちらのタコも後ろ向きに歩いています。這うように進む通常の動きよりはわずかに速く、タコにとっては「小走り」ともいうべき移動です(笑)

このタコはココナツの殻を巣にしており、ハファードさんは「海底を転がるココナツの殻に見せかけることで、捕食者にさとられないようにしている」と推測した。
タコは8本の足を生殖や触覚など役割に応じて使い分けてはいますが、本物の足が2本紛れ込んでたんですね(笑)

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6800万年前の恐竜の化石から血管を発見

Asahi.comより「6800万年前の恐竜化石から細胞・血管 米で発見

米モンタナ州の約6800万年前の地層で見つかった恐竜化石から、伸び縮みするほど軟らかく、管状を保持している血管や、DNAの格納庫ともいえる「細胞核」を持つ骨細胞など、化石化していない軟組織が見つかった。DNAの存在はまだ不明で、DNAから恐竜を復元する映画「ジュラシック・パーク」のようなことがすぐに実現するわけではないが、核を持つ細胞の発見で一歩近づいたとはいえそうだ。
Tレックスの血管血管などが見つかったのはモンタナ州ロッキー山脈博物館が発掘したティラノサウルス・レックス。約7,000万年前の化石で推定全長は約10m。18歳前後と考えられています。

ノースカロライナ州立大のシュワイツァー博士らが大腿骨を切り出し、弱酸性の溶液でミネラル分などを除いたところ、血管や骨細胞がでてきました。見つかった血管や骨細胞の特徴はダチョウのものに似ているとのこと。

血管は網目状に広がり、水分を含ませた状態で引っ張るとのびるほど柔らかかったそうです。

今回は化石の保護剤を使わなかったことと、ティラノサウルスの大腿骨は骨密度が高いので中の軟組織が劣化しにくかったのが取り出せた大きな要因だったようです。他の化石からも取り出せる可能性は残っています。

予備的な検査ではコラーゲンなどのたんぱく質の存在を示す免疫反応も出ており、研究チームはたんぱく質やDNAの存在などを分析中だ。
ジュラシックパークのような恐竜の復元ができるとは思えませんが、採取した組織からタンパク質が分離できれば今までとは違った視点からの恐竜の生態解明が進みそうです。

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NEWS CLIP 05/03/25

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2005.03.25

メンデルの法則に修正の余地が?

WiredNEWSより「メンデルの法則を覆す研究結果、米国の科学者チームが発表

150年間、科学において不動の地位を保ってきた遺伝法則に疑問を投げかける研究結果が発表された。パーデュー大学の分子生物学者たちによると、植物は、親の世代が遺伝的な欠陥を持っていたとしても、正常に発達するために祖父母かそれ以前の世代から受け継いだ別の遺伝情報を選択することがあるという。
シロイヌナズナ1866年にオーストリアの修道士であるグレゴール・ヨハン・メンデルはよく知られている「メンデルの法則」についての論文を発表しました。発表当時は注目されず、メンデルの死後、1900年に再発見されて初めて評価されたメンデルの法則ですが、今では遺伝学の基礎として高校や中学の教科書にも載っています。

アブラナ科の植物であるシロイヌナズナはメンデルの法則を見事に無視しました。

パーデュー大学の実験によると、花が癒着して開かなくなるという突然変異遺伝子を2つ持つ両親から生じた子の世代のうち10%が奇形の花でなく、祖父母あるいはそれ以前の世代と同じような正常な白い花をつけました。

メンデルの法則に従えば、このような両親から生じた子の世代は全て奇形の花をつけるはずです。それが祖父母などのように正常な花をつけたということは両親から受け継いだ遺伝子の他に祖父母の遺伝子のコピーをどこかに保持していなくてはいけません。

この遺伝子情報がどこに保持されているかということはまだ判明していません。考えられる仮説としては、DNAのどこかに祖父母の遺伝子情報を保持している、又はRNAに遺伝子情報を保持しているなどがあげられています。現状では祖父母の遺伝子情報をDNAに保持しているとは考えにくいようです。

また、何がきっかけで本来失われているはずの古い世代の遺伝子情報を発現するのかについても分かってはいません。

正常な遺伝子の鋳型がどこに保存されており、何がその発現のきっかけとなるかを突きとめるには、もっと多くの遺伝子を対象としたさらなる研究が必要だろうと、プルート準教授は述べた。
この現象がシロイヌナズナに限ったものなのかもこれから調べて行く必要はあると思いますが、ヒトでも病原性の突然変異を両親から受け継ぎながら軽い徴候しか示さないケースも報告されています。ヒトでも同じようなことがあるのかもしれません。

遺伝子のメカニズムは思っているよりも複雑なのかもしれません。

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太陽フレアを地球シミュレータでシミュレーション

京都新聞より「太陽表面、スパコンで再現 京大グループ 活動の仕組み解明へ

太陽表面でコロナが加熱されたり、フレア(太陽面爆発)のエネルギーが生まれたりする様子が、日本のスーパーコンピューター「地球シミュレーター」で再現された。京都大理学研究科付属天文台の大学院生磯部洋明さん、柴田一成教授らの研究で、太陽活動のメカニズム解明につながる成果という。英科学誌「ネイチャー」で24日、発表する。
太陽フレア太陽には黒点付近で突然輝きが増し、大量の高エネルギー粒子が放出される「太陽フレア」と呼ばれる現象があります。大規模なフレアは大量の放射線を出し、人工衛星や地球上の送電線などにも影響を与えることがあります。

この太陽フレアは太陽の黒点上空のコロナに蓄えられた磁場のエネルギーが短時間のうちに解放されることによって生じると考えられていますが、その詳しい仕組みは分かっていません。

このシミュレーションでは地球よりも大きな黒点が形成させる太陽表面上空の空間(幅5万km、奥行き1.5万kmロ、高さ2万km)を地球シミュレーターで再現。約2億ヶ所の磁場や電流、ガスの温度や密度などの分布と時間推移による変化を求めモデル化しました。

2つの黒点をアーチ状に結ぶガスの筋状構造「フィラメント」を再現したところ、磁場で太陽表面から持ち上げられたガスが不安定に動いて磁場が激しく変動、フィラメントの隙間に強い電流が流れることが分かりました。表面は6000度なのに大気が加熱され100万―1000万度のコロナができる様子も再現できました。

磯部さんは「フィラメントの長さ(数千キロ)や動きも実際の観測結果と一致しており、太陽表面でどのようにして強いエネルギーが生まれるのかを説明する有力なモデルができた」と話す。フレアから放出される放射線や素粒子は地球にまで達し、人工衛星や地上の送電線にも影響することから、さらにメカニズムを解明し、いつフレアが生じるかなどの「宇宙天気予報」に役立てたいという。
太陽フレアのメカニズムがだんだんと明らかになっていってます。

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NEWS CLIP 05/03/24

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2005.03.24

太陽系外の惑星の直接観測に初の成功!−残念でした日本勢

Yahoo!NEWSより「太陽系外の惑星を直接観測 世界初、赤外線望遠鏡で

太陽系の外にある惑星を初めて直接観測することに、米航空宇宙局(NASA)ゴダード宇宙飛行センターなどの研究者が、NASAの赤外線宇宙望遠鏡スピッツァーを使って成功した。NASAが22日発表した。
太陽系外惑星太陽系外の惑星は1990年代に発見が相継ぎ、これまでに130個以上が確認されています。しかし、いずれも地球から遠いため直接観測することは難しく、惑星が恒星のまわりを回るときに重力の影響で恒星に生じるわずかなゆらぎや、惑星が恒星の前を横切るときの恒星の明るさの変化などを観測して惑星の存在を確認するしかありませんでした。

今回はスピッツァー望遠鏡に備え付けられている高感度の赤外線センサーで太陽系外の巨大惑星が放射している微弱な赤外線をとらえることに成功しました。

観測されたのは、ペガサス座の方角にあり地球から約150光年離れた惑星(通称オリシス)と、こと座にある約500光年離れた惑星(TrES1)の2つ。どちらも木星によく似た巨大なガス惑星で、恒星のすぐ近くを公転しているため表面温度が800度前後と非常に高く、強い赤外線を放っているために観測に成功しました。

直接観測できれば、宇宙の果てにある惑星の研究も大きく進むと期待される。英科学誌ネイチャー(電子版)などに発表された。
国立天文台は先をこされちゃいましたね。

<参考>「褐色矮星の撮影に成功−初の太陽系外惑星の撮影には到りませんでした

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NEWS CLIP 05/03/23

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2005.03.23

失敗ばかり集めたデータベース

毎日、失敗の連続の僕は過去の失敗をあえて忘れるように努めています。そうでもしないと反省ばかり(笑)

毎日新聞より「失敗の研究:科学技術分野1000件をデータベース化

科学技術振興機構(JST)は23日、国内外で過去に起きた科学技術分野の失敗約1000件を網羅したホームページ「失敗知識データベース」を開設する。タイタニック号の沈没(1912年)や茨城県東海村での臨界事故(99年)など、過去の大事故やよくある失敗を教訓に、失敗防止を目指す取り組みへの活用を呼びかける。
「失敗学」の提唱者、畑村洋太郎・工学院大教授が中心となり、過去100年余りの事例を分析。事故に関する公の調査報告書や報道を基に、各事例ごとに概要、原因、対処、対策、後日談など約30項目のデータを掲載してあります。各事例がコンパクトにまとめられていて読み物として読んでも興味深いかも。

JCOウラン加工工場での臨界事故やスペースシャトルコロンビアの爆発事故などのように社会的なインパクトの強かったものから、アメリカのシステム手帳で担当者が確認しなかったばかりに宣伝していた能力よりも劣るカラー機能しか持たなかったというような小さな例まで満載です。

原因や対策もふれられてあり非常に面白いデータベースに仕上がっています。

「鉄道」「自然災害」「原子力」などの項目別に検索できるほか、「不注意」「検討不足」「操作変更」「連絡不備」「死亡」など、失敗の特徴から該当する事象を選び出すこともできる。
でもこのデータベースをじっくり読んでいると、毎日生活するのが怖くなってくるんですけど(笑)

<参考>「失敗知識データベース

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宗教的な行動にも遺伝子が関与している?

BioTodayより「宗教的行動にも遺伝子が関与している

男性ばかりの一卵性双生児169ペアと同じく男性ばかりの二卵性双生児104ペアの比較から、宗教的行動にも遺伝子が関与していると考えられました。<
ミネソタ大の研究者がミネソタで生まれた一卵性双生児169組と二卵性双生児104組に対し、成人後の現在と子どもの頃の宗教的な関心についてアンケートを行った結果です。

25年ほど前までは宗教的な行動は養育環境によって形作られるものと考えられてきましたが、最近の研究では遺伝的な要因も大きいのではといわれるようになってきました。

この研究では子どもの頃には一卵性双生児、二卵性双生児ともに宗教的行動は似通っていました。しかし一卵性双生児は成人になっても似たような宗教的な行動を取っているのに対し、二卵性双生児は年齢を重ねるごとに宗教的な類似性が消失していったということです。

すなわち、子供の時には家族の宗教行動(環境)に沿って行動するため一卵性でも二卵性でも似た行動様式となりますが、親から独立して自分の意思で生活するようになると、環境とは別の内的因子(遺伝など)が宗教的行動により強い影響を与えるようになると考えられました。
ここまで遺伝で決まるとなれば少し怖い気もしますが。

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肥満防止の物質発見

Asahi.comより「肥満防止のたんぱく質発見 慶大と山之内製薬が共同研究

肥満を防ぐのに役立ちそうなたんぱく質を、慶応大学と山之内製薬の共同研究グループが発見し、21日付の米科学誌ネイチャー・メディシン電子版に発表した。糖尿病を防ぐ作用もあり、将来のやせ薬や、血糖値を下げる薬の開発につながる可能性があるという。
このタンパク質は慶應義塾大学・山之内製薬の共同研究グループがクローニングし、2003年に発表されたタンパク質で、これまでに血管の新生や創傷治癒などの活性があることが分かっていた「AGF」というタンパク質です。

このAGFタンパク質を持たない遺伝子改変マウスに普通に餌を与えると、生後半年で通常マウスの2倍の体重になり内臓脂肪も著しく増えました。血糖値の調節もうまくできなくなり、2型糖尿病と同様の症状である耐糖能異常と高インスリン血症も見られたとのことです。

逆に、AGFタンパク質を高濃度に有する遺伝子改変マウスは、高カロリー食による肥満の誘発実験を行っても肥満にならなかったとのこと。

さらに、肥満糖尿病のマウスへAGFを投与すると肥満や糖尿病の症状が改善されました。

AGFの働きは、肥満にかかわる従来知られている生理活性物質とは違うことも確認された。グループの尾池雄一・慶応大講師は「AGFそのものを人間に投与できる段階ではないが、詳しく作用を解明し、将来の治療薬の開発につなげたい」といっている。
まだまだ先は長そうですが。

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アルツハイマーの原因物質の分解を促進する物質特定−ネプリライシンとソマトスタチンが鍵を握ります

毎日新聞より「アルツハイマー:原因たんぱく質、分解促す物質特定 理研

理化学研究所の研究チームは、アルツハイマー病の原因たんぱく質を分解する酵素の働きを高める性質が「ソマトスタチン」にあることを突き止め、20日付の米科学誌「ネイチャー・メディシン」(電子版)に発表した。ソマトスタチンは、成長ホルモンの分泌を制御するたんぱく質。この物質が細胞表面の受容体に結びつくと、脳内の分解酵素が増え、病気の原因たんぱく質分解が促進されるという。もともと体内にある物質のため副作用の少ない治療物質として注目されそうだ。
アルツハイマー病は加齢に伴い脳内にアミロイドβという物質が蓄積して起こります。このアミロイドβを分解する酵素として「ネプリライシン」という酵素があることは分かっていましたが、今回は遺伝子治療のような外科的な処置を用いずにネプリライシンの活性を制御することに成功したようです。

ネプリライシンの活性を上昇させ、アミロイドβを減少させる物質として今回着目されたのは神経ペプチドの一種「ソマトスタチン」。

研究チームは、ソマトスタチンを作れなくしたマウスを調べた結果、アミロイドを分解する酵素「ネプリライシン」の脳内の量が通常マウスの6割まで減ることを確認しました。また、このマウスの脳にはアミロイドの沈着が約5割も多かったとのこと。

研究チームの西道隆臣・神経蛋白(たんぱく)制御研究チームリーダーは「ソマトスタチンの受容体に働く薬剤を開発できれば、外科的な治療や副作用の心配なくアミロイドの沈着を減らせる。実用化の可能性は高い」と話す。
アルツハイマーの克服にまた一歩近づきました。

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NEWS CLIP 05/03/22

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2005.03.22

NEWS CLIP 05/03/21

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2005.03.21

NEWS CLIP 05/03/20

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2005.03.20

銀閣は本当に「銀」閣か−銀箔の痕跡を調査

京都新聞より「銀箔の痕跡科学的に分析へ 左京 国宝・銀閣の修復時に

京都市左京区の銀閣寺(慈照寺)の国宝・銀閣の外壁に実際に銀箔が張られていたかを科学的に調査する計画があることが17日、分かった。同寺は2006年度にも銀閣の修理と調査をしたい意向で、実現に向けて今後、文化庁などと協議を行うという。
銀閣慈照寺銀閣は鹿苑寺金閣とともに臨済宗相国寺派の別格山です。金箔を張りつめた鹿苑寺の舎利殿を金閣と四だのに対し、足利義政の隠棲所の楼閣「観音殿」を銀閣と呼びます。

建立は1489年ですが、当初は金閣に対抗して銀箔を貼る予定が幕府の財政事情のためにできなかったとする説もあります。ただ現在の銀閣を見るかぎり銀箔を貼ったきらきらした建造物を目指したのでなく、落ち着いた仏堂としてのたたずまいを目指したのではないかと思えるのですが。

銀閣と呼ばれるようになったのも寛政年間で、現在まで銀箔を貼った痕跡は確認されていません。しかし寺側によれば壁面の漆塗りの上から銀箔を貼ったとの説もあるとのことで。

中世の日本建築に詳しい川上貢京都大名誉教授は「金閣の派手さに対して、地味な印象から銀閣と呼ばれるようになったというのが通説だが、科学的調査ではっきりさせるのは興味深い」と話している。
さてどうなることでしょうか。

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βグルカンの微粒子が花粉症を軽減

妻の花粉症は日々ひどくなっているようです。とうとう僕がなぜ花粉症じゃないのかと八つ当たり(笑)

京都新聞より「βグルカン微粒子で花粉症軽減 シイタケに含有 京の教授ら研究

シイタケに含まれる成分の一つ「βグルカン」の微粒子溶液の摂取で、花粉症などのアレルギー症状が軽減されることが山田潤・明治鍼灸大助教授(眼科学)、木下茂・京都府立医科大教授(同)らの研究で分かった。24日から京都市で開かれる日本眼科学会で発表する。
グルカンはブドウ糖が多数結合した高分子化合物の総称です。その構造からαグルカンとβグルカンに分けられます。αグルカンはブドウ糖やグリコーゲンなどですが、βグルカンはシイタケなどの菌類に含まれる成分の一つです。

このβグルカンは免疫力を高めるとされ、がん免疫療法剤としても用いられていますが、その効果のほどはまだはっきりと分かっているわけではありません。

山田助教授らは味の素が開発した、微粒子化したβグルカンを20代から60代のアレルギー疾患の患者に毎日1回経口摂取してもらい花粉症への効果を調べました。

その結果、微粒子化したβグルカンを飲んだ患者の8割が自覚症状が改善するなど花粉症の症状が軽減。特に目のかゆみや鼻水の症状が顕著に改善。一方、微粒子化していないβグルカンを摂取した患者では効果が認められなかったとのことです。

βグルカンのアレルギー反応抑制効果を集団の臨床試験で確かめたのは初めて。山田助教授は「副作用も認められず、多くの患者で花粉症の症状改善を期待できる。βグルカンが体内で働くことが分かったので、がんの予防効果も期待できるのでは」と話している。
どの程度、症状が改善したのかは分かりません。ただ飲むだけでいいのであれば便利かもしれません。

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NEWS CLIP 05/03/19

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2005.03.19

自然界でも三浦折り

娘(5歳)が幼稚園の皆勤賞で折り紙の300枚セットをもらってきました。喜ばしいことですが、これで折り紙をひたすら折るのは僕の役目です(笑)

YomiuriONLINEより「自然界にも三浦折り…木の芽や蝶の羽、米大学が発見

素早く小さく畳める折り紙の技術で、人工衛星の太陽電池の展開方法にも応用された「三浦折り」が、木の若芽や羽化前の蝶(ちょう)の羽など自然界にも存在することを、米ハーバード大などの研究チームが突き止めた。18日付の米科学誌サイエンスに発表した。
セイヨウシデの三浦折り三浦折りは、三浦公亮・東大名誉教授が簡単に広げられる地図の折り方として考案したものです。山折りと谷折りを交互に繰り返して折っていくのですが、折り目が直交せずまた全ての折り目が同期するように折っていきます。ここで折り目の端と端をもって引くと折り曲げた紙が綺麗に開きます。逆に同じように縮めることで自動的に細かくぱたぱたとたたまれていきます。

このとき、折り目が微妙にずれるため折った後もかさばらないのが特徴です。

この三浦折りは宇宙ステーションの太陽電池を折りたたむ際に利用されています。大きな太陽電池はそのままではスペースシャトルに積み込むことができません。また積み込む際や展開する際の作業効率を考え三浦折りが採用されました。

研究チームは、セイヨウシデという落葉樹の葉が芽の時に、葉脈を折り目にして三浦折り状になっているのを発見。端から順に折られていくのではなく、成長過程のある時に、葉全体に力がかかって一様に折り畳まれることが分かりました。まさに三浦折りの様子にそっくりです。

三浦折りは、花びらや虫の羽にも見られることから、研究チームは「薄皮状の組織全体に力がかかって折り目を作る共通の仕組みがある」と推定している。
ちょっと奇抜な感もある三浦折りですが、なかなか自然の理にかなっていたということでしょうか。

しかし、折り紙で三浦折りをしても娘は何も喜びませんでした。わかっちゃいないね(笑)

<参考>「ミウラ折りの落書き紙

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温室効果ガスをこれ以上排出しなくても海面は11cm上昇する

Yahoo!NEWSより「地球温暖化、温暖化ガス排出止めても進行=米研究」(ロイター)

気象に関する2つの米研究チームは17日、仮に人類があす二酸化炭素などの地球温暖化ガスの排出を停止したとしても、温暖化はさらに進行するとする研究結果を発表した。
Shakey米大気研究センターの2チームが発表した結果です。

温室効果ガスの排出の抑制は緊急の課題として取り組まれていますが、それでも遅きに失したのかもしれません。

一つの研究では、新しいモデルを使ってコンピュータシミュレーションを行いました。その結果、大気中の温室効果ガスの濃度が2000年のレベルで安定したという、どちらかといえば非現実的なシナリオにおいても21世紀末には地球の平均気温は0.5℃上昇し、海面は11cm上昇するとの結論を得ました。

これは、水が大気より暖まりにくく温暖化の影響が遅れて表れるためだといいます。

10cm程度の上昇ではたいした被害はでないのではと思う人も多いようですが、これにより潮位の極端な上昇や高潮による被害が拡大し、さらに干ばつ、熱波、台風などの気候変動が激しくなると予想しています。

さらにもう一つの研究では、温室効果ガスの排出を現在の量にとどめたとすると、2℃−6℃の気温変化が21世紀末に予測され、海面は25cm上昇するとのこと。

報告は、この結果は温暖化の緩和に向けた速やかな行動が一層必要であることを浮き彫りにしていると指摘。研究の責任者は、「時間をかければかけるほど、気候変動は激しくなるだろう」と警告している。
子や孫の代に幸せな地球を残せますように。借金の先送りだけは避けなければいけません。

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NEWS CLIP 05/03/18

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2005.03.18

男女の違いの鍵はX染色体にある

Yahoo!NEWSより「両方で働く遺伝子も=女性の2本のX染色体−米大学チーム」(時事通信)

女性の性染色体は、父から受け継いだX染色体と母から受け継いだX染色体の2本あり、細胞ごとにどちらか片方の遺伝子だけ働くと考えられていたが、両方で過剰に働く遺伝子もあることが分かった。米国のペンシルベニア州立大とデューク大の共同研究チームが、40人の女性の細胞を調べた成果を17日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
X染色体女性はX染色体を2つもっていますが男性はX染色体とY染色体を1つずつ持っています。X染色体の上には1098の遺伝子が存在しています。一方Y染色体上には78の遺伝子しか存在しません。このことはこれまで考えられてきた以上に男性と女性の性差の原因となっているのかもしれません。

米のペンシルバニア大とデューク大の研究チームは40人の女性のX染色体を分析しました。女性は2つ持っているX染色体の遺伝子のうち片方だけを発現させ、もう片方は不活性化させていることは分かっていました。

しかし、この研究では不活性化されていたと考えられる遺伝子のうち15%が実は活性化していたことが分かりました。また残りの遺伝子の10%は人によって活性化されていたり不活性化されていたりしました。

これは女性が男性以上に遺伝的な多様性を持っていることを示しますし、また不活性化されていたならば男性とあまり変わらないはずの遺伝子ですが、2つのX染色体の遺伝子の療法が活性化されている部分があるとなると、これが性差の元になっているとも考えることができます。

例えば、IQの平均を取ると男性と女性では大きな差は見られません。しかし男性は女性より分布が幅広く、高いIQ、低いIQの両極は男性が多く、女性は平均値付近に固まっています。もしX遺伝子の不活性化されていない部分にIQに関係ある何らかの遺伝子があるとすると、女性は2つの染色体上の遺伝子により働きが平均化されているとも考えることはできます。

男性の場合、性染色体がXとYの組み合わせであるため、X染色体の遺伝子に異常があると、女性のようにもう1本の遺伝子が働いている細胞で補えず、知的障害や血友病、筋肉が委縮する筋ジストロフィーなどが起きる。X染色体の遺伝子の働きの調節システムが必ずしも適切でないことは、これらの病気の原因遺伝子がうまく働かない理由の一つである可能性があるという。
他の染色体よりもずいぶん奥が深いのがX染色体なのかもしれません。

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長男長女の方が高収入で高学歴の傾向がある?

exiteニュースより「長男長女はホントに下の弟妹よりも頭が良い!

ノルウェーと米国の共同研究によると、ノルウェーでは、最初に生まれた子供のほうが弟妹たちより、高学歴で高収入の職に就けることがわかった。ノルウェー大学経済・管理経営学部のクジェル・サルバネス経済学教授は「重要なのは家族の規模ではなく、生まれる順番なのです。先に生まれるほうが良いのです」と説明した。サルバネス教授とカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の2人の研究者は、1912〜1975年のノルウェーの国勢調査に基づいて研究を行った。
さてさてどこまで真にうけていいものかは分かりませんが(笑)

サルバネス教授が国勢調査の結果を綿密に分析したところ、兄弟の中で弟妹たちは、兄姉よりも低学歴になりがちで、平均賃金も低く、パートタイムの仕事に就く割合も高いとのこと。この傾向はおそらく他の国でも同じだろうということです。

学歴は4番目に生まれた子どもであれば、1番目に生まれた子どもよりも就学期間が平均1年間短くなっているとのことです。

また、1番目に生まれた子どもは弟や妹たちよりも体重が重くなる傾向にあり、これは学業で成功するにはよい兆候だと述べています。

最初に生まれた人は弟妹に教えることでさらに学ぶことができる。これは下の子供は兄姉から学ぶ恩恵があるという一般通念と正反対だ。
要するに、本当にお姉ちゃんは頭がイイってことなんだろうか?
「その通りです。わたしにも姉貴がいるので認めたくないんですがね」とサルバネス教授は答えた。
僕は長男ですが、きっと弟のほうが高収入です(笑)

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火星に氷の海

Yahoo!NEWSより「火星の赤道付近に氷の海か 「最近」の氷河活動も」(共同通信)

火星の赤道付近で、過去500万年以内に形成された氷の海らしい地形を見つけたと、英オープン大など欧米チームが17日付の英科学誌ネイチャーに発表した。確認されれば「生命探し」の重要な候補地になるという。
火星の氷の海natureに発表された3編の論文によると、火星表面の地形は流氷や溶岩、氷によってわずか数百年前にできたということです。

ドイツのDLRの研究チームの報告よれば、ヘカテス・トロス火山の側面に3億5000万年前の爆発的な噴火によって陥没が生じました。この陥没の表面には氷河が堆積していますが、これらが形成されたのは500万年前のこと。つまり地質学的にはごく最近のことになります。

ブラウン大のチームの報告では同じく数百年前と考えられる氷河の活動の痕跡が火星の熱帯地域と中緯度地方に残っていることが明らかにされています。

さらにアメリカのオープン大などのチームの報告では500万年以内に形成されたと考えられる北極海ほどの規模の氷の海と思われる地形が残っていることが分かりました。この地域は、ケルベルス・フォッサと呼ばれる火星表面の長く狭い2本の窪地に付随する亀裂系から火山噴火により流出した水が、氾濫を起こした場所と考えられています。

火星については、約240万年前の火山活動が昨年報告されるなど、表面や内部での活発な活動が比較的最近まで続いていたことが明らかになっている。今回の発見もそれを裏付けた形だ。
まだまだ火星の生命の痕跡探しは続きそうです。

<参考>「火星の赤道付近に水がある?」(サイト内リンク)

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禁煙で血液さらさら−でもタバコを吸うと2週間で元に戻ります

タバコを吸いながら禁煙ネタを書き続けている僕ですが(笑)

Yahoo!NEWSより「禁煙2週間で血液さらさら 久留米大 血小板の機能改善」(西日本新聞)

心筋梗塞(こうそく)や脳卒中の原因となる血栓の生成に大きくかかわる血小板の機能が、わずか二週間の禁煙で非喫煙者と同レベルまで改善されるとの研究結果を、久留米大医学部第三内科(福岡県久留米市)の森田博彦助手が発表した。
禁煙この研究は20代、30代の慢性的な喫煙者27人を対象に行われました。14人には4週間禁煙してもらい(偉い!)、残り13人には2週間の禁煙後、喫煙を再開させ、両グループで血小板の機能を調べたとのことです。

血小板は血液を凝固させる働きがありますが、血小板の機能を抑えると血液が固まりにくくなります。そのため、血液の凝固が危険因子となる病気を持っている人(狭心症や脳梗塞の既往症などのある人)にとっては有効な予防法です。いわゆる血液さらさら状態になります。

研究の結果、血液の固まりやすさを示す指数は禁煙前に比べ半減。血栓の生成を抑制する機能の強さを示す指数も3倍に増えたとのこと。タバコの煙に含まれる活性酸素に起因する全身の酸化ストレスも、禁煙後2週間で改善されることが分かりました。

しかし、喫煙を再開すれば、二週間で元の状態に戻るとの結果も出ており、池田助教授は「禁煙に踏み切るのに遅すぎることはないが、効果を期待するなら、きっぱりとやめるしかない」と話している。
うちの父親は禁煙と喫煙を繰り返してますが、これではダメなようです(笑)

<参考>「禁煙で寿命はのびる−ただし45歳までに禁煙しましょう」(サイト内リンク)

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NEWS CLIP 05/03/17

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2005.03.17

ビタミンEは有害?

サプリメントフリークの妻がいるわが家には得体の知れないサプリメントが散乱しています(笑)

Yahoo!NEWSより「ビタミンEのサプリメント、効能に疑問=研究」(ロイター)

カナダのマクマスター大学とハミルトン・ヘルス・サイエンス・コープ社は15日、ビタミンEのサプリメント(栄養補助食品)を毎日摂取しても、血管疾患や糖尿病の高齢者にはガンや脳卒中、心臓発作を防止する効果はなく、かえって心臓疾患発症のリスクが高まる可能性もあるとする研究結果を発表した。
ShakeyビタミンEは脂溶性のビタミンで、植物油などに多く含まれていますが酸化しやすいため摂取が難しいといわれサプリメントとしてよく出回っています。

ビタミンEは抗酸化作用があり、老化の原因と考えられている過酸化脂質が作られるのを妨げる働きがあります。体の酸化を防ぎ老化を遅らせることから「若返りのビタミン」ともいわれています。

研究チームは7年間の間、希望する参加者にビタミンEの摂取と偽薬の摂取をおこなってもらいました。その結果、ビタミンEには血液の疾患や脳卒中などを防止する効果は認められず、逆に心臓疾患で入院する確率は摂取していない(偽薬を与えられた)人よりも40%も高かったとのこと。

ビタミンEの効果は認められず、潜在的な有害性があると分かったとのことです。

ビタミン摂取については、必ずしも健康への早道ではなく、かえって有害にさえなり得るとの指摘が増加している。
どこのドラッグストアに行ってもサプリメントの棚がありますが、安易にサプリメントに頼るのも考え物です。

わが家には・・・しっかりとビタミンEがありました(笑)

<参考>「ビタミンEの取りすぎに注意?−判断が難しいですが」(サイト内リンク)

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動脈硬化の原因となるタンパク質を発見

YomiuriONLINEより「動脈硬化の“黒幕”たんぱく質、日本人研究者らが発見

動脈硬化の病巣の形成に、免疫を担う細胞の一種が作り出すたんぱく質が“黒幕”として深くかかわっていることを、米テキサス大医学部の宮崎徹教授、新井郷子研究員らが突き止めた。
健康な人でも加齢とともに動脈の壁は弾力を失い硬くなっていきます。この動脈の内側にコレステロールやカルシウムがたまって血液の流れがスムーズにいかなくなるのが動脈硬化です。

動脈硬化は40歳以上になるとほとんど例外なく見られるようになりますが、現在では30代や20代、はては10代にまで及んでいるといわれています。

この原因は食生活の欧米化や運動不足、ストレスの増大などがあげられています。

この研究ではAIMというタンパク質に注目しました。通常悪玉コレステロールはマクロファージといわれる免疫細胞に取り込まれ血管の内側にたまります。マクロファージが異物を飲み込んだ場合は通常、飲み込んだものを道連れに死んでいくようになっていますが、動脈硬化の場合はマクロファージが生き続け、悪玉コレステロールの蓄積を増加させていることが分かっています。

研究チームはAIMに免疫細胞が死ぬのを阻止する働きがあることを突き止めました。AIMを作ることができないマウスに、脂肪の多い餌を与えても動脈硬化にはなりにくかったということです。

このたんぱく質の働きを抑えれば、動脈硬化の予防につながると期待される。研究成果は15日付の米専門誌に掲載された。
AIMの働きを抑えることができれば動脈硬化の予防になる可能性は高いようです。

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NEWS CLIP 05/03/16

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2005.03.16

イタリアのサッカー選手のALSの発症率は6倍!

Yahoo!NEWSより「ALSの発症なぜか6倍も イタリアのプロサッカー選手」(共同通信)

イタリアのプロサッカー選手は、全身の筋肉が徐々に動かなくなる筋委縮性側索硬化症(ALS)の発症率が平均の約6倍になっていることが、同国トリノ大などの研究チームの調査で分かった。15日までに脳神経学の専門誌に発表した。
ALSは変性性の神経・筋肉の疾患で、筋肉の衰退と萎縮が特徴です。大リーグのルー・ゲーリックがこの病気でなくなったことは有名で、通称「ルーゲーリック病」ともいわれています。英国の宇宙物理学者のホーキング博士がこの病気を患っていることもよく知られています。

ALSは最初に発見されて100年以上になりますが、原因は不明といってよく治療法も確立されていません。日本では1974年に難病に指定されています。

日本での患者数は4,000人といわれていますが、そのほとんどは原因が不明な孤立型の疾患です。1割程度は遺伝性の家族性ALSで、これに関しては関与する遺伝子が発見されています。

今回の研究はイタリアのプロスポーツ選手のドーピングに関する調査として行われたものです。トリノ大の研究チームは70−2002年にサッカーリーグのセリエA、Bでプレーしたプロのイタリア人選手7300人余りを調べました。平均的な発症率ではALS発症は0.8人弱にとどまるはずですが、実際にはその約6倍の5人が発症していたとのことです。発症年齢も平均43.4歳と通常の患者より20歳も若く、プレー期間が長いほど発症の危険が高いことも分かったとのこと。

ALSの発生が特定のスポーツ集団で高いことが分かったのは初めて。研究チームはヘディングなどサッカー特有の体への衝撃や、筋肉増強剤の悪影響など複数の仮説を示したが、発表者の1人は「今のところ、普通の人がサッカーをやめる理由は全くない」と話している。
研究チームはサッカーによる頭部の外傷がALS発症のきっかけとなっている、非合法のドーピングに関係する薬剤を使用している、などの仮説を立てていますがはっきりと分かっているわけではありません。

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日米中の高校生はこんなに違う!

高校時代に授業中の居眠りは日課でした(笑) 先生の声がだんだんと遠くなって・・・。

Asahi.com「日本の高校生、7割が学校で居眠り 日米中3カ国調査

授業中によく居眠りしたりぼうっとしたりすると答えた日本の高校生は7割を超え、米国や中国を大きく上回っていることが、財団法人日本青少年研究所などの「学習意識と日常生活」に関する日米中3カ国比較調査でわかった。日本は午前0時以降に就寝する割合でも50%超と突出した。
日本青年研究所が毎年行っている米日中の3ヶ国の高校生に対する意識調査の結果です。日本の11校1,300人、米国の12校1,000人、中国の12校1,300人を対象にしています。

発表された結果の中からいくつかピックアップすると3ヶ国の違いが浮き彫りになります。(数値はは「あてはまる」と「ややあてはまる」と解答した人の合計)

  • コンピューターが好きだ・・・日52.1%、米85.9%、中71.2%
  • よく勉強をするほうだ・・・日14.1%、米74.4%、中62.9%
  • 自分の意見をはっきり言うほうだ・・・日42.3%、米75.1%、中55.2%
  • 異性にもてるほうだ・・・日10.4%、米67.4%、中45.7%
  • 若いときは将来のことを思い悩むよりその時を大いに楽しむべきだ・・・日50.7%、米39.7%、中19.5%
  • 同棲してもよいが、結婚したくない・・・日17.8%、米62.7%、中22.8%
  • 結婚しても家族のために犠牲になりたくない・・・日31.4%、米23.3%、中13.8%
  • 親が高齢になったときに自分がどんなことをしても親の面倒を見たい・・・日43.1%、米67.9%、中84.0%
  • 自分の国に誇りを持っている・・・日50.9%、米71.1%、中79.4%
  • 自分の国の国家が歌える・・・日65.5%、米53.8%、中88.2%
  • 国歌の吹奏や国記の掲揚のときは起立して威厳を正す・・・日30.2%、米81.6%、中67.0%
  • 麻薬は絶対に使用してはならない・・・日93.1%、米73.4%、中97.4%
  • ヘソ出しの服は着てはならない・・・日11.8%、米10.5%、中53.2%
  • 学習塾、通信教育、家庭教師などで学校以外の勉強をしている・・・日30.6%、米18.3%、中56.9%
  • 学校以外で勉強をほとんどしない・・・日45.0%、米15.4%、中8.1%
  • 授業中よく寝たり、ボッとしたりする・・・日73.3%、米48.5%、中28.8%
  • 宿題をきちんとやる・・・日53.0%、米86.0%、中82.1%
  • 自ら進んで勉強している・・・日25.7%、米60.9%、中63.1%
自分の将来予測を10年前の94年調査と比較したところ、「輝いている」「まあよいほうだが最高ではない」と肯定的に答えた割合は、94年の計74.9%から計54.4%まで落ち込んだ。

<参考>財団法人日本青少年研究所

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NEWS CLIP 05/03/15

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2005.03.15

NBAの選手の半数が肥満?−最も肥満なのはシャック・オニール

NBA、今年のマイアミヒートは圧倒的な強さです。

CNNより「NBA選手も太り過ぎ? 体格指数の判定

米プロバスケットボールNBAの選手について、肥満度を測るのに使われるBMI(体格)指数を算出すると、半数近くは「太り気味」に相当することが、AP通信の調べで分かった。米スポーツ選手のBMIをめぐっては、プロフットボールNFLの選手の半数以上で「肥満」の判定が出たとの研究が最近発表され、論議を呼んでいる。
AP通信が、NBAの選手426人について、公表されている身長と体重をもとにBMIを計算したところ太り気味に相当するBMI25をこえている選手が約半数の200人。肥満と判定されるBMI30以上の選手も4人いたとのこと。

BMIは身長を体重の2乗で割った数値で、日本では18.5−25.0が標準。25以上30未満が「肥満レベル1」、30以上、35以上、40以上がそれぞれ「肥満レベル2」、「3」、「4」となっています。一方アメリカの基準では、25ー30なら太り気味、これを超えると肥満と判定されます。

ただ、このBMIで一律に肥満を測定する方法は誤差も大きく、例えばスポーツ選手などでは筋肉が多い分、BMIが高めになり、それほど体脂肪率が高くなくてもBMI基準では肥満と判定されてしまう場合があります。逆にBMI値が低くても体脂肪率が高ければ隠れ肥満となります。

今回NBAの選手の中で最も肥満だと判定されてしまったのはなんとマイアミ・ヒートのセンター、シャキール・オニール。身長216cm、体重148kgの彼のBMIは31.6。立派な「肥満」です(笑)

シャックにダイエットしろというのでしょうか。ダイエットしたら少しはフリースローもうまくなるかも(笑)

肥満研究学会の責任者を務めるルイス・アロン博士は「健康上問題のある肥満は、ウエストのサイズを測る方が正確に判定できる。BMIだけに頼らず、こうした数字を併用するべき」と話している。
僕はBMIではかろうじて肥満ではないのですが、最近ウエストまわりが・・・

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月の宇宙飛行士を見ることができる望遠鏡

Yahoo!NEWSより「月面の宇宙飛行士が見える?=複数望遠鏡で同時観測に成功−欧州南天天文台チリで」(時事通信)

欧州南天天文台(ESO)は14日、南米チリの標高約2600メートルのセロ・パラナル山頂に設置した世界有数の光学望遠鏡群「超大規模望遠鏡干渉計(VLTI)」のうち、口径1.8メートルの補助望遠鏡(AT)2基を使って初めて天体を同時観測することに成功したと発表した。
VLTIのATヨーロッパ南天天文台は、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スエーデン、スイスの8ケ国が参加している天文学研究組織です。

この天文台はチリ北部のセロ・パラナルの、標高2632メートルの山頂にVLTといわれる口径8.2mの反射望遠鏡4基からなるシステムをもっています。これは単独の望遠鏡としても使うことができますが、これらの望遠鏡の光をすべて集めて、実質口径16.4mの某絵延享として動作させるのが目的です。さらに、これらを光学干渉計として利用することで、口径130mの望遠鏡に相当する分解能をもたせることができるといわれています。

しかし、これらの望遠鏡は普段はほとんど別の用途に用いられるため、干渉計としての観察に利用できる時間が限られています。そこで、干渉計として利用するための補助の望遠鏡VLTI Auxiliary Telescopesがこのシステムに組み込まれました。

この補助望遠鏡は可動式で補助望遠鏡間の距離を最大200m離せば、口径200mの大望遠鏡とほぼ同じ性能となるため、月面に宇宙飛行士がいれば、見えるぐらい高い解像度になるということです。

恒星の表面や惑星の形成過程を詳細に観測できると期待され、2006年末までに4基がそろう。
本体のVLTIも含め、これからの観測結果が楽しみです。

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笑えば血流が良くなる−新喜劇を欠かさず見ましょう(笑)

日経Healthより「笑いで血流が増えるを実証

腹の底から笑うと体にいいとよく言われるが、これを実際に証明した研究が3月7日、米フロリダ州で開かれた米心臓学会 (American College of Cardiology)の会合で報告された。
この研究を行ったのは米メリーランド大のマイケル・ミラー博士。彼は20人の健康な成人にコメディー映画「King Pin」の笑いを集めた部分を14分間見せました。その48時間後に戦争映画「Saving Private Ryan」の悲惨なシーンだけを見せ、それぞれの後に被験者の血流を超音波を用いて測定。

その結果、コメディを見たあとには20人中19人が血管の内壁が拡大。血流が平均22%アップしました。一方、戦争映画を見たあとでは20人の被験者のうち14人の動脈壁が収縮。平均で35%血流が減少したとのこと。

週に3回の運動と1日15分の笑いが健康にはいいのではと報告は結ばれています。

研究リーダーのマイケル・ミラ−博士は「この実験から、明らかに笑いが血流を増やし、深刻な場面では血流を減らすことがわかった。その反応度は、人によって異なるが、少なくとも、人が何かを見たり、聞いたりして、感情を揺さぶられると、心臓や血管にインパクトを与えることがはっきりした」と述べている。
笑いと健康の関係は注目されていて、大阪の大東市では吉本興業と協力して健康づくりを目的とした吉本新喜劇の観劇会を月に1回開いています。

やっぱり笑わなくちゃね(笑)

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アルツハイマー病になるかがMRIで分かる

Asahi.comより「アルツハイマー病の原因物質のMRI観察に成功 理化研

アルツハイマー病の引き金になる物質が脳にたまっているかどうかを、磁気共鳴断層撮影装置(MRI)で観察する手法を、理化学研究所・脳科学総合研究センターの西道隆臣(さいどう・たかおみ)チームリーダーらが開発した。マウスの実験で有用性が確かめられ、ヒトに応用ができればアルツハイマー病の発症前診断や早期治療につなぐこともできそうだ。13日付の米科学誌ネイチャー・ニューロサイエンス電子版で発表した。
老化により人間の脳内にはβアミロイドという物質が蓄積します。この物質がアルツハイマーの原因物質であると考えられています。このβアミロイドはタンパク質の構造が壊れ、凝集した繊維状の物質で蓄積すると大脳に染みのような老人斑ができます。

このβアミロイドによる老人斑はこれまで死後に解剖するしか確認の方法はありませんでした。今回、研究チームはアミロイドに結合しやすいスチリルベンゼンに、MRIで検知しやすいフッ素を結合させたFSBと呼ばれる化合物を合成。マウスに注射して観察すると、脳内に蓄積されたβアミロイドを確認することができました。

アルツハイマー病が発病するのはβアミロイドの蓄積による老人斑が脳の断面画像の10−30%になったときですが、今回はマウスの脳の2%を占めた段階でMRIによる検知が可能だったということです。

西道さんは「マウスやサルの実験で効果的な診断法を絞り込み、4〜5年先をめどに、ヒトでの応用の可能性を見極めたい」と話している。
将来の発病の可能性は診断できそうですが、それ以前に蓄積を抑える薬の開発をしてもらわないと。

<参考>以下サイト内リンク:「老年性アルツハイマーの原因遺伝子変異がわかった」・「アルツハイマーの進行を阻止できるか」・「アルツハイマー型の痴呆になる前に体重が減少する

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NEWS CLIP 05/03/14

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2005.03.14

NEWS CLIP 05/03/13

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2005.03.13

強欲な人ほど進化の適応度が高い−慈善行動は不適応?

UKTodayより「強欲な人ほど「生き残る」!――慈善活動は人間本来の行動に反するため、カラダに悪い?

インド洋津波被災者への援助として寄付をしたり、ホームレス支援の雑誌「ビッグ・イシュー」を毎週購入したりと、チャリティー精神に富む英国人は多いが、このような人は進化論的にみた場合、強欲な人よりも生き残るチャンスが少ないという研究結果が報告された。
お札昨年のインド洋の津波では各国から巨額の援助が集まりましたが、それ以上に注目されるのは個人の寄付が非常に多かったことです。

見返りを求めず他の個体に親切な事をする動物はヒトに限っているわけではありません。多くのほ乳類、鳥類、昆虫やバクテリアにさえ見られる行動です。しかし、他の動物の場合は、これは遺伝子により説明されます。多くの遺伝子を共有する個体を助けることで将来的に遺伝子を残せる可能性が高まります。

しかし、ヒトの場合は遺伝子を共有していない相手に対してもこのような慈善行動を行います。 New Scientistに掲載された研究報告によると、インド洋の津波でのこのような状況に触発された研究者らが、人間の慈善行動について実験を行い、それを分析。その結果、このような無償の好意は人間の社会概念の発達と共に培われてきたものであることが指摘されたということです。

このような慈善行動はヒトの先祖が狩猟や採集を行っていた時代に、孤立した集団が生き残る方法として編み出されたものとされ、当時は同じ小集団の中で直接的な見返りがあることを前提とした行動だったとのこと。

したがって、見返りを期待しない現在の慈善行動は人間本来の行動パターンとは異なる不自然な行動であり、人間の脳がうまく対処できない可能性もあるとのことです。つまり個体の生存に関しては不適応なのではと結論づけていますが・・・。

ちなみに津波被災者に対する援助金は、英国だけで3億ポンド(約600億円)となり、1984年のバンド・エイドのオリジナル・シングルとコンサートの売上額800万ポンド(約16億円)を大きく上回ったとされる。
社会の変化がヒトを変えたのでしょうか。

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関西の私大、有名人教授が続々誕生

Yahoo!NEWSより「有名人教授が続々誕生 知名度アップに関西の大学」(共同通信)

落語家の桂三枝さん、元F1レーサーの片山右京さん、劇作家の唐十郎さん−。関西の大学が有名人を客員教授に招く動きが相次いでいる。知名度を上げて多くの学生をひきつけようと、少子化時代を迎えてPRに懸命だ。
有名人を教授に迎えるのは関西のしだいの特徴なのでしょうか(笑)

桂三枝さんは関西大学の客員教授として「笑いの人間学」を担当します。関西大学といえば以前は桂文珍師匠も非常勤講師でしたね。大阪産業大学は片山右京氏を客員教授に。大阪産業大学といえば交通機械工学科が有名ですが、片山氏はここで特別講義や自身の所属企画会社へのイベント参加、旧車のレストアプロジェクト、全日本学生フォーミュラ大会参加のアドバイスなどを行うようです。

この大学では和泉修氏も客員講師になるようです。

唐さんは近畿大文芸学部(大阪府東大阪市)の客員教授に、同じ劇作家の平田オリザさんは大阪大(大阪府吹田市)のコミュニケーションデザインセンターの教授に就く。関西学院大(兵庫県西宮市)は新たに、評論家の野田正彰教授によるノンフィクション作家養成講座を開設する。
これが学生が集まる直接の原動力になるかどうかは分かりませんが、こういった話はどうして関西の大学が多いんでしょうか(笑)

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人は常に先を読んでいる−ぼーっとしてても大丈夫?

Yahoo!NEWSより「誤差最小、わずかに先回り 人間の動作原理で新発見」(共同通信)

キャッチボールの球を受ける時など、動く物を追い掛ける際、人間は無意識のうちにその動きを予測して先回りするように体を動かし、急な変化にも素早く対応できる巧妙な方法を取っていることを沢田康次東北工業大教授と石田文彦電気通信大助手が実験で突き止め、12日までに米物理学誌フィジカル・レビュー・レターズに発表した。
この話題、以前から論文としてはでていたような気がするのですが。

ヒトは刻々と変化する環境の中で生きています。そのためには、視覚、聴覚などがキャッチする外部環境に対応して自分の体をコントロールする必要があります。それも遅れを最小にし、外部環境の変化に対し実時間で対応する必要があります。

このために脳がどのような情報処理を行っているかというのは非常に興味のわくところです。

この研究では、パソコン画面内を動く直径6ミリの赤い丸をマウスを操作して白い円で追い掛けるという作業を20代の男性8人が行いました。

その結果、ヒトは動くものを追いかける行動を取るときには無意識のうちにその動きを予測して先回りするように体を動かしているとのこと。これにより急な変化にも素早く対応できます。物体の位置や速度という情報を脳がリアルタイムで処理することで「先行行動(Proactive control)」という仕組みが働くとのことです。

沢田さんは「人類の祖先が餌を上手に捕り、生き残るために生まれた仕組みだろう。先行運動は当初予想された結果を変えることがある。そんな経験が“自己”を意識させ、心の形成が始まるきっかけになったのではないか」と話している。
ロボットを人間並みに動かそうとすれば、ここまで処理をしなければいけないということでしょうか。

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NEWS CLIP 05/03/12

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2005.03.12

加齢黄斑変性症の原因遺伝子を発見

Yahoo!NEWSより「失明招く眼病の遺伝子特定 米、治療法開発に期待」(共同通信)

欧米では高齢者の主要な失明原因で、日本でも患者が増えている「加齢黄斑(おうはん)変性症」という目の病気の原因遺伝子を米国の3つの研究グループが特定し、米科学誌サイエンス(電子版)に10日発表した。
加齢黄斑変性症は網膜の黄斑に異常な老化現象が起こり、黄斑が変化して視力が低下する病気です。

この黄斑という部分は網膜の中央にあって視力の要となる部分ですが、この病気では加齢にともなって黄斑が異常をきたした状態になります。

加齢黄斑変性症は滲出型と萎縮型に分けられます。萎縮型は徐々に組織がいたんで死んでいくタイプで長い間かかって視力が低下していきます。滲出型は新生血管という新しい血管が網膜の下の脈絡膜にできてそこからの出血や滲出物により視力低下をきたします。

この病気は最近、患者数が非常に増えていて、アメリカではすでに中途失明の原因の第1位となっています。

今回、加齢黄斑変性症がCFHといわれる免疫タンパク質を生産する遺伝子の一部が変化することによって起こることを米エール大などの3つのグループが別々に発見しました。

今回見つかった遺伝子は、最大で全患者の半数程度に関係し、発病の危険を2−7倍高めている可能性があると研究者らは推定。早期発見や治療法の開発につながる成果だ。
この病気が増えてきているのは生活習慣などの変化によるものだと考えられています。喫煙と肥満も大きな危険因子となっているようです。

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NEWS CLIP 05/03/11

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2005.03.11

恒星の質量は太陽の150倍が限界

Asahi.comより「星の「体重」、太陽の150倍が限界? NASA発表

銀河系の星の「体重」は太陽の150倍くらいが限界――。米航空宇宙局(NASA)は9日、ハッブル宇宙望遠鏡による星の「体重測定」の結果を発表した。星の成り立ちを知る貴重なデータになりそうだ。
アーチーズ星団星の質量は誕生時から決まっていますが、どれくらいまで思い星が存在できるかという上限ははっきりとは分かっていませんでした。100倍−1000倍程度の間であろうと予測されていただけでした。

研究チームは射手座の方向にあり地球から2万5000光年離れた、星が密集したアーチーズ星団にある巨大な星数百個をハッブル望遠鏡で観察、明るさや推定年齢などから質量を推定しました。

その結果、それらの星はすべて太陽の6倍−130倍までの質量でそれ以上の質量の星は発見されませんでした。これにより星の質量の上限を太陽の150倍と定めたとのこと。

観測チームは「従来の説による予測では、(この星団には)太陽の130〜1000倍の星が20〜30個ほどあるはずだ。存在しているなら見つからないとおかしい」と説明している。
これらの観測結果から、恒星の質量に上限がないという可能性は1億分の1しかなくなるそうです。何故かは分かりませんが(笑)

ただ、なぜこのような上限があるのかはまだ分かりません。これより重い星は崩壊してブラックホールになるという可能性も指摘されています。

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縁結びの遺伝子を発見−その名もIzumo

Yahoo!NEWSより「縁結びのタンパク質を発見 Izumoと命名、大阪大」(共同通信)

精子と卵子が融合する際に不可欠な“縁結び”のタンパク質を岡部勝大阪大教授(生殖生理学)らが発見、英科学誌ネイチャーに10日発表した。
 縁結びの神様を祭る出雲大社(島根県)にちなみ「Izumo」と命名。新たな避妊法や不妊治療につながる可能性があるという。
岡部教授らが発見したのは精子の頭部にあるタンパク質。マウスの精子が卵と融合するのを阻害するモノクローナル抗体を用い、この抗体に結合するタンパク質を見つけ出しました。

このタンパク質は縁結びで有名な出雲大社にちなんで「Izumo」と名付けられたそうですが。なかなかユニークです(笑)

遺伝子操作でこのタンパク質を欠失させたマウスは形態は正常ですが卵と融合できない精子を作りました。つまりIzumoを作れないマウスと正常な雌を交配しても、雌は妊娠しません。体外受精でも精子は卵の内部までは侵入しますが融合して受精卵にはなりませんでした。

ヒトの精子にもこのIzumoが含まれていることも確認されました。Izumoを失ったヒトの精子とハムスターの卵細胞はやはり融合しなかったとのことです。実験はできないでしょうがヒトの精子とヒトの卵子の融合も阻止すると見て間違いないようです。

卵子にも、融合に必要なタンパク質があることがすでに分かっている。
この成果を応用していけば、不妊治療や逆に避妊に役立つ可能性もあります。

しかしこの分野はKAGUYAだとかIZUMOだとかそんな名前をつけるのが好きみたいです(笑)

<参考>「XXの染色体をもった精原細胞−ますます男はいらない?」(サイト内リンク)

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NEWS CLIP 05/03/10

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2005.03.10

牛乳を飲み過ぎても骨は強くならない!

CNNより「牛乳だけではカルシウム不足に 米研究

牛乳ばかりたくさん飲んでも、骨のじょうぶな子供には育たないという研究論文が7日、米医学誌ペディアトリックスの3月号に掲載された。乳製品以外にもカルシウムの多く含まれる食事をバランスよくとり、適度に運動することが重要だという。
牛乳この報告は過去に行われたカルシウムと骨の強度に関する37の研究をまとめ直したものです。その結果、27の研究で、牛乳を飲む量を増やしても骨の強化にはつながらないという結論が出ていることが分かりました。

これは決してカルシウムを摂取しなくてもいいという結論ではありません。カルシウムの摂取を安易に牛乳などの乳製品に頼るなということでしょう。

アメリカでは骨粗鬆症などの予防のために、1日あたり800mg−1300mgのカルシウムを主に乳製品から取るように勧めてきました。ちなみに日本で厚労省の推奨する値は成人で600mgとなっています。

ただカルシウムの摂取源を乳製品だけに頼るのは問題のようで、乳製品の取りすぎによる肥満などもアメリカではいわれるようになってきています。

この報告では牛乳1カップと同量のカルシウム摂取源としてほかに、カルシウム強化オレンジジュース1カップ、ゆでたケールまたはカブラ菜1カップ、インスタントのオートミール2パック、豆腐2/3カップ、ブロッコリー1カップと2/3などをあげています。

また一部の研究では、カルシウムの摂取量を増やすよりも適度な運動を続ける方が、丈夫な骨づくりに役立つとの指摘も。

PCRMの論文についてコメンタリーを寄せているウィスコンシン大学マディソン校のフランク・グリーア教授は、児童の健康な骨づくりの理想的な方法は、しっかり運動することと1日最大1300ミリグラムのカルシウムを摂取することだと指摘。乳製品の過剰摂取だけでは骨の強化につながらないという論文の結論を支持する一方で、最も簡単なカルシウム摂取法はやはり乳製品なので、ビタミンDも豊富な低脂肪の乳製品を勧めている。
乳製品をあまり取らなかった昔の人の方が骨は丈夫だったと思いますし、やはり運動といろんな食品からのカルシウム摂取が重要なのでしょうか。

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花粉症にはやっぱり減感療法?−でも負担が大きいです

今年の花粉症は厳しそうです。わが家の花粉症持ちの妻と娘(5歳)は苦しそう。僕と息子(4歳)はそれを横目にキャッキャと遊んでますが(笑)

Yahoo!NEWSより「減感作療法効果15年以上 小児の花粉症で千葉大確認

スギ花粉のエキスを薄めて注射し続ける「減感作療法」を受けた小児患者の約76%は、治療から15年以上たっても花粉症の症状の改善や消失がみられることが、厚生労働省研究班の調査で9日、分かった。主任研究者の岡本美孝・千葉大教授によると、治療2−3年後の改善率は70−80%とされており、効果が長続きすることを裏付けた。
スギ花粉症は放置しておいても治る確率が10%程度あるといわれていますが、多くの場合は放置すると症状が悪化します。

花粉症の療法としてはいくつかありますが、その中で最も効果的だといわれているのが減感療法です。これは花粉症の原因となっているスギ花粉などのアレルゲンを薄めたものを長い時間かけて徐々に注射し、体をアレルゲンに慣らしていくという療法です。

アメリカなどでは広く行われている療法ですが、日本では最近注目されるようになってきました。

ただ患者にとって負担の大きい療法でもあります。

まず春が過ぎ、花粉症の症状が治まった頃から治療を開始します。最初は週に1−2回の注射を半年程度続けます。その後は1ヶ月に1−2回程度の注射を数年に渡って打ち続けることになります。最初は低濃度のアレルゲンを注射。だんだんと濃い濃度にしていきます。
ただアレルゲンを直接注射するので中には発作などを起こしてしまう人も出ます。そのような事態にも対処できなければいけないため、この療法を行っている病院は大きな病院がほとんどです。大病院となれば数が少ないのはもちろん、1週間に1−2回も通い続けられる人は少ないでしょう。大病院であれば診察だけで半日仕事になってしまいますし。

研究班は、千葉大病院で1970−90年に受診した患者に、現状を質問。減感作療法を2年以上受けた約120人と、対症療法などを受けた約90人が回答した。
レーザーで鼻の粘膜をやくという療法もありますが、これは効果の持続性がよくありません。数年でもとに戻ってしまう人もいるようですし、いわゆる鼻の粘膜に火傷を作るわけですから小さい子どもたちにとっては辛い療法でしょう。

減感療法が効果的なのは確かですので、できる限り負担のない方法を考案してほしいものです。

<参考>「花粉症用ワクチン開発−早く実用化をして下さい<妻

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NEWS CLIP 05/03/09

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2005.03.09

世界最古の香水をキプロスで発見−いい香りは永遠に

娘(5歳)はどうも早熟。最近の彼女は香水が気になるようです(笑)

CNNより「世界最古? 4千年前の「香水」をキプロスで発見と

イタリアの考古学者チームは、地中海のキプロス島でこのほど、世界最古と見られる約4000年前の「香水」を発見した、と報告した。現代の香水に近い香りがする、としている。
この香水が見つかったのはキプロスの首都ニコシアの南西約90kmにある丘陵地帯。紀元前2000年頃の香水の入った壷や、銅の精錬の跡、ワイン醸造やオリーブ圧搾の跡などが発見されました。

この遺跡は香水製造の場所であったと考えられています。

発掘調査に当たっていたイタリア学術会議(CNR)文化遺跡技術研究所のマリア・ロザリア・ベルジョルノ博士らが小さな容器に入った香水の香りをかいだところ、ピノ・シルベストルの香りを思い出したとのことです。

香水の成分を分析すると、この地域で栽培されているシナモンや月桂樹、アニス、ベルガモット、ヒメツルニチソウなどが含まれていました。

業界で使用する香水分類の名称のうち、2つにフランス語でキプロス島を意味する「Chypre」が含まれており、語源はこれまで不明だったが、キプロス島で香水が作られていたことがはっきりすれば、この言葉とのつながりも分かるのではないかとしている。
香水の発祥の地はキプロスということでしょうか。

香水に関する最も古い記述では紀元前2500年頃のエジプト第5王朝期に、香炉なるものが存在していたとされています。このころにはすでに香水といえるかは分かりませんが香料のようなものは使われていたようです。ただ当時のエジプトでは,香水は生け贄の悪臭消しやミイラの殺菌などに使用されていたともいわれています。

その後、本格的な香水が登場したのはギリシャのようです。

古来から香水への関心は変わっていないようです。

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CTスキャンによりツタンカーメンの撲殺説を否定

ツタンカーメンのミイラのCT撮影の結果が出ました。

Yahoo!NEWSより「ツタンカーメン王、撲殺の証拠なし=頭がい骨折は死後−エジプト」(時事通信)

黄金のマスクで知られる古代エジプトのツタンカーメン王(新王国第18王朝、紀元前14世紀)のミイラをコンピューター断層撮影装置(CT)などで調べていたエジプト考古学チームは8日、関心の的だった頭蓋(ずがい)骨の骨折跡が生前にできたものではないとする調査結果をまとめた。骨折跡は王が撲殺された可能性を示唆するものとも考えられていたが、証拠は見いだせなかった。
ツタンカーメンCT画像約3300年前に在位したツタンカーメンの最期をめぐっては暗殺説があり、死因を特定するためエジプトの考古庁は南部ルクソールの「王家の谷」で今年1月5日、1922年の発見以来初めてミイラを墓から移動させ、CTスキャンで1700枚の画像を撮影しました。

その結果、彼の死因ではないかといわれていた撲殺は否定されたようです。

1968年にミイラのX線写真が撮られたときに、ミイラの頭の中に砕けた骨の破片が発見されました。それがツタンカーメンの撲殺説につながったわけですが、今回研究チームは撲殺を裏付ける証拠は何一つ発見できなかったといいます。

この骨の破片は生前に砕けたものではなく、死後ミイラにする段階かまたはミイラの発見後にできたものではないかということ。また、その他に足の大腿骨にひびが見つかりました。

同チームは、死後に脳を取り出して防腐物質の注入などを行うミイラ化の際か、発見時に骨が破損したらしいと結論付けている。死因は特定されなかった。
はっきりと死因が特定されたわけではありませんが、大腿骨のひびが生前についたものだとすれば、そこから病原菌に感染し死亡したとも考えられます。

いずれにせよ他殺説が否定された以上、ツタンカーメンのミイラはそっとしておいてあげましょう。

<参考>「ツタンカーメンの死因を追求−呪われませんように(笑)」(サイト内リンク)

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階段を上る油滴−まるでスライム(笑)

Yahoo!NEWSより「自分で動き回る油滴発見 周囲との化学反応で駆動」(共同通信)

小さな油滴がアメーバのように自発的に階段を上ったり、ぐるっと一回転したり−。生物ではない油滴がまるで生物のように周囲からエネルギーをもらって動く不思議な現象を吉川研一京都大教授らの研究チームが8日までに発見、米物理学誌フィジカル・レビュー・レターズに発表した。
動き回る油滴油滴が動き回るビデオがここにあります。これを見れば、油滴が直線上を往復運動する様子、ジェットコースターのループのように垂直な円運動をする様子、そして何と階段を上る様子を見ることができます。

油滴が何か生物に見えて不思議なものです。

研究チームはヨウ化カリウムを含む油を界面活性剤の溶液の中におきました。すると油滴が生物であるかのように動き回ったとのこと。静電気的エネルギーか化学エネルギーを周囲からもらって駆動しているようですが、もしこの原理で駆動する機関ができた場合、廃熱を出すこともなく通常の内燃機関よりも高い効率で動くことができそうです。

吉川教授は「胃腸や血管の内部に入り込み、周囲の物質からエネルギーをもらって働く、医療用の微小装置開発につながる可能性もある」と話している。チームは吉川教授のほか大学院生の住野豊さんと浜田勉さん、馬籠信之名古屋文理大講師。
見ているだけで面白い現象です。

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NEWS CLIP 05/03/08

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2005.03.08

間抜けだったブースター引き上げ計画−H2Aロケット

なんとも間抜けな顛末です。

YomiuriONLINEより「H2A補助ロケットの捜索中止…現場海域のマグロ漁で

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7日、2月26日に種子島宇宙センターから打ち上げたH2Aロケット7号機から分離され、鹿児島県南東沖の海に落下したロケットブースターの捜索を中止した。今の時期は、マグロ漁が行われているため捜索が難しいことを、考慮に入れずに計画を立てていたためだ。
HIIAJAXAは前回の打ち上げ失敗時に穴が開いたとされるブースターの回収ができず、原因究明に支障をきたしたことから、今回は事前に補助ロケット探査計画を立て、ブースターの回収を目指していました。

今回は補助ロケットに音響ビーコンと着水すると黄緑色に海水を染める海難救助用の着色剤を装着。飛行機が上空で待機し、補助ロケットの着水地点を確認した上で音波受信機を搭載した船で回収する予定でした。

ところが、打ち上げ直前のトラブルで打ち上げ時間が予定の午後5時9分から午後6時25分に延期されたため日没後になってしまい、飛行機での着水地点の特定に失敗。

3月7日から海洋研究開発機構(JAMSTEC)の調査船「よこすか」で音響ビーコンを頼りに海域を捜索する予定でしたが・・・。なんと「マグロのはえ縄漁船」がこの時期に現場海域付近で多く操業していることが判明。出航を取りやめました。

打ち上げ成功で、政府内に「失敗原因を究明するわけでもないのに、数千万円をかけてまで探す必要があるのか」という雰囲気が強まったことも、捜索断念の流れを後押しした。
あまりにも詰めの甘い話です(笑)

<参考>宇宙航空研究開発機構

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人差し指短い男性は暴力的?−僕も短いんですけど・・・

Asahi.comより「人さし指、短い男性は暴力的? カナダの研究チーム発表

人さし指の短い男性は暴力をふるいがち? そんな研究成果をアルバータ大(カナダ)の研究チームが米専門誌・生物心理学3月号に発表した。胎児期に母親の子宮内で浴びた男性ホルモンの量に関連しているという。
人差し指と薬指の長さの比が男女で異なることは以前から知られていました。一般的に男性には薬指が人差し指よりも長い人が多く、女性は人差し指と薬指の長さがほぼ同じ人が多くなっています。

最近の研究ではこれは胎児の時に浴びた男性ホルモンのテストステロンの量に関係があるとされています。胎児のときにテストステロンを浴びるほど薬指が長くなるということです。

アルバータ大のハード博士とその学生による研究チームは、男女300人の学生の指の長さを計測し、人差し指と薬指の長さの比を計算。同時に肉体的な攻撃性(暴力性)、怒り、敵対心、言葉による暴力性の4つを判断する質問をしました。

その結果、人さし指が薬指に対して短い男性ほど、肉体的な攻撃性(暴力性)が強いことが分かったとのこと。ただし、残りの怒りや敵対心、言語による暴力性は指の長さと相関がなかったようです。また、女性の場合は、どの攻撃性についても指の長さとの関係は認められませんでした。

ただし、ハード博士は「指の長さで推測できるのは性格のごく一部にすぎない。指の長さで人を選別しないように」と呼びかけている。
ただ、性格に関しては先天的なもの以上に環境によるものが大きいと考えられます。指の長さだけで性格が判断できるものでもありませんが、統計的にはその傾向があるのは間違いないのかもしれません。

指の長さと性格についての研究はいろいろと行われていて、筋肉量や同性愛などについても関連があるのではないかといわれています。

実は、僕も人差し指が短いのですが(笑)

<参考>「「男は鈍感」を実証」(サイト内リンク)

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アクリルアミドにWHOが有害勧告−ポテトは食べられないの?

YomiuriONLINEより「ポテトチップスなどの含有成分に「有害の恐れ」

世界保健機関(WHO)と食糧農業機関(FAO)の合同専門委員会は、ポテトチップスやフライドポテトなど高温で調理された食品に含まれる化学物質アクリルアミドについて、「健康に有害な恐れがあるかもしれず、食品含有量を低減すべきだ」との勧告を出した。
2002年の4月にスウェーデン政府は、ストックホルム大学と共同で行った研究の結果として、ジャガイモなど炭水化物を多く含む食材を高温で加熱した食品に発ガン性が懸念される化学物質である「アクリルアミド」が生成されていたことを発表しました。

当初、アクリルアミドは等質とアミノ酸が加熱により生成する物質だと考えられていましたが、研究が進み、アミノ酸の一種のアスパラギンが果糖やブドウ糖などの還元糖と反応してアクリルアミドになることが分かりました。

このアクリルアミドは動物実験で多量のアクリルアミドを投与した際に発ガン性が報告されたため国際がん研究機関(IARC)においては魚の焦げなどと同じグループ2Aに分類されています。

アクリルアミドが多く検出されているのはポテトチップやポテトフライなどジャガイモを高温で揚げたり焼いた食品です。煮た場合にはほとんど検出されていません。ほうじ茶やコーヒーなどからも検出されていますが。

厚生労働省も同年に国内製品での含有を確認しており、過度の摂取をしないように呼びかけるとともに、詳細なデータ収集作業を進めている。
それこそ毎日ポテトチップを食べるなど極端な食生活をしなければ問題ないと思いますが。

それでも食品中のアクリルアミドが少なくなればそれにこしたことはないですが。

<参考>「茶やポテトからアクリルアミド−発ガン性を恐れては何も食べられません」(サイト内リンク)

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NEWS CLIP 05/03/07

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2005.03.07

凍結受精卵と養子縁組

CNNより「凍結受精卵と「養子縁組」、14人が出産へ スペイン

不妊治療などの過程で凍結され、そのまま使われなかった受精卵を、「養子」として引き取る運動がスペインで始まっている。主導するバルセロナの医療機関、マルケス研究所によると、すでに14人の女性が受精卵を受け取って妊娠し、近く出産する予定だ。
スペインの国内では不妊治療を目的に作られたものの未使用のまま凍結保存されている受精卵は数万個にのぼるとされています。

不妊治療で受精卵を凍結保存する場合は、治療の成否を考え複数個の受精卵を凍結するのが通常ですが、子供が生まれた後はあまった受精卵は破棄されることになります。いわゆる余剰胚といわれるものです。

スペイン政府は昨年、これらの受精卵を実験や研究に使うことを認める決定を下しました。

これに対して、マルケス研究所は受精卵との「養子縁組」を呼びかける運動を開始。受精卵が研究に利用すされるのを阻止するために自分たちが引き取って育てようと考える女性の子宮に、解凍した受精卵を移植し始めています。不妊治療中の夫婦や子どもを亡くした父母、同性愛カップルらが名乗りを上げているようです。

受精卵から取り出される胚性幹細胞(ES細胞)は、血液や脳、骨などあらゆる臓器や器官を形成することから「万能細胞」とも呼ばれ、難病治療などに役立つとの期待が寄せられている。一方、研究の過程で受精卵が破壊されることに対して、生命尊重の立場から反発する声も強く、各国で論議を呼んでいる。
日本でも数年前にカップルの同意なく研究に利用されたり、破棄処分されたりしていた凍結受精卵が数千個にのぼっていたとの報道もありました。

離婚後の凍結受精卵の扱いも議論を呼んでいるようです。日本ではこのような場合の法的扱いはどうなるんでしょうか。

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NEWS CLIP 05/03/06

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2005.03.06

サルの石遊びの研究

サルは暖かいところを好む生き物なため欧米の多く国ではサルは生息していません。これが日本がサルの研究で世界の最先端を走っている理由でしょうか。

SankeiWebより「石遊び 伝えなさる? 外国人学者 小豆島で研究

餌付けされた野生ザルだけにみられる“石遊び”と呼ばれる行動が、京都大学霊長類研究所(愛知県犬山市)に留学している動物学者によって解明されようとしている。瀬戸内海に浮かぶ香川県・小豆島での調査で約二十の行動パターンが確認され、世代間で伝承されている可能性もあるという。研究成果は六月までにまとめられ、同研究所で発表される予定だ。
石遊び調査をしているのは、スリランカのチャマリ・ナハラゲ氏と、フランス外務省の特別研究員ジョン・レカ博士。

京都の嵐山に岩田山というサルの餌付けポイントがあります。嵐山のサルには両手に石を持ってこすりあわせたり打ち鳴らしたりする「石遊び」が見られることは1960年代から知られていました。この「石遊び」の本格的な研究は京都大学霊長類研究所のM・ハフマン教授によって80年代に始まりました。

その後、餌付けされたサルであれば嵐山のサルに限らず各地のサルでも観察されることが分かってきました。

しかし、なぜこのような遊びをするのか、幼いサルがどのようにして石遊び行動を獲得するのか、など詳しいことは分かっていませんでした。

今回の研究では、今まで研究されてきた嵐山や高崎山以外のサルにも研究対象を広げたとのこと。

生後六カ月から八歳前後をピークに、約二十歳まで幅広く分布。行動は餌をほお張っているときに顕著に表れ、「小豆島では同園が与える小麦より、見学に来た観光客から与えられるピーナツをほお張っているときの方がより頻繁に遊ぶ」という。

 レカ博士は、百匹から三百匹が互いに体を寄せ合う“サル団子”など他地域に比べて集団性が強く、親密に生活していることが世代間の遊びの伝承に深くかかわっているのではないかとみて、今後は各地の自然環境と伝承方法の関係について調べ、研究に反映させていくという。

嵐山のサル山は自転車で5分の距離にあるので、よく子どもと遊びに行くのですが、「石遊び」についてはちゃんと見たことがありませんでした。

こんどちゃんと見てこよう。

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BSEを25分で判定

Asahi.comより「BSE、25分で判定 名刺大のチップ利用 東大など

牛海綿状脳症(BSE)の1次検査が25分でできる名刺サイズの「検査チップ」を、東京大と東北大、伊藤ハムの共同研究チームが開発、ネズミの実験で性能を確かめた。牛での確認を急ぐが、適用できれば現在よりずっと高速な検査手段として役立ちそうだ。
このチップはガラス製で縦7cm、横3cm。内部に0.1mm幅の溝が刻まれています。脳組織から抽出したサンプル0.005ミリリットルを小型のポンプで溝の中に流し込むと、抗原抗体反応を利用してBSEの原因となる異常プリオンを検出します。結果は専用の顕微鏡で見ることになりますが、サンプルの量が少ないために反応が早く進み、1回の検査にかかる時間は現行の3時間程度から25分程度に短縮できます。

異常プリオンを見分ける抗体を開発したことが開発につながったとのこと。

技術的には、1枚のチップで最大32頭分を同時に検査できる。ポンプや読み取り装置を含めたシステムを貸し出し、チップを1枚数千円で販売する考え。
検査コストは現行の10分の1程度ですむようです。また検出の感度も10倍程度になるとのこと。

1年以内の実用化を目指しています。

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NEWS CLIP 05/03/05

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2005.03.05

まれに見る共感覚の持ち主−あの歌はどんな味?

CNNより「音楽を「味わう」? スイス人音楽家の不思議な能力

音楽を聞くと、舌に甘さや苦さなどの味を感じる――スイス人の女性音楽家、E.S.さん(27)には、そんな不思議な能力がある。チューリヒ大学の心理学者らがこのほど、実験によってこれを確かめ、英科学誌ネイチャーに報告した。
音を聞くと色が見えたり、ものを食べると形を感じる人がいます。その人が料理を食べて「ちょっと尖ってるね」といった場合、本当に尖ったもののように感じているわけです。

人のそのような能力を「共感覚」といいます。この能力の持ち主は2万5000人にひとりとか、2000人にひとりとか説によって様々ですが、一定の割合でいるといわれています。

チューリッヒ大の研究者たちはE.Sという女性の音楽家を1年にわたって調査しました。彼女は「ド」の音が聞こえると赤い色が見えたり、「ファのシャープ」ではすみれ色が見えたりします。それだけでなく、高さの違う2つの音を聞くと、その組み合わせによって異なった色が見え、味まで感じるとのこと。同じ音には常に同じ味が対応しているようで、味を思い浮かべるというのでなく実際に味わっているようだと研究チームは分析しています。

実験ではさまざまな味の液体を用意し、いずれかをE.Sさんの舌につけた上で、和音の音程を聞き分けるテストを実施。液体の味に対応した音程を聞くと、素早く正解を言い当てられることなどが分かったとのこと。

研究チームによれば、E.S.さんのように音と味が同時に感じられるのは「中でも極めてまれなケース」だという。
共感覚は誰もがもっている感覚ですが、大脳辺縁形により修正されているのではという考えもあります。最近研究する人も増えてきていますので詳しいメカニズムの解明もそう遠いことではないかもしれません。

ちなみに物理学者のファインマン先生は数式に色がついているといっています。

興味があればここに共感覚のテストがありますのでやって見ると面白いかも。

でもこの女性、交響曲なんかを聴くとどんな味を感じるんでしょう。いろいろ感じすぎて気持ち悪くなっちゃうというようなことはないんでしょうか(笑)

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無着陸・無給油で初、米冒険家が単発機で世界一周飛行

YomiuriONLINEより「無着陸・無給油で初、米冒険家が単発機で世界一周飛行

無着陸、無給油による初の単独世界一周飛行を目指し、2月28日夜にカンザス州の飛行場を飛び立った米国の実業家スティーブ・フォセットさん(60)操縦の単発ジェット機グローバルフライヤーが、3日午後2時48分(日本時間4日午前4時48分)、同じ飛行場に帰還、世界一周を達成した。
グローバルフライヤー現在60歳になるフォセット氏はこれまでも世界初の熱気球による単独無着陸世界一周など数多くの冒険を成功させてきています。

今回の飛行は米カンザス州サライナの飛行場を2月28日に飛び立ち、東回りに偏西風に乗って太平洋を横断、欧州からアジアを通過して同じ飛行場に帰還するというもの。67時間、3万7000kmに及ぶフライトでした。

大きなトラブルもいくつかありました。飛び立ってしばらくして米国とカナダの国境付近でGPS装置に不具合が生じ、暗闇の中を計器のみで飛行するという事態におちいりましたが飛行管制センターからの指示に頼って飛行を続けました。GPSの不具合はその後自然復旧したとのこと。

もっとも大きなトラブルは燃料もれです。13基のタンクに8t以上の燃料を積み込んでいましたが、日本周辺で燃料が予定よりも1.8tも余分に減っていることが判明。一時はハワイでの飛行打ち切りも検討されましたが、そのまま飛行を続け、追い風の助けも借りてなんとか着陸地までたどり着きました。着陸時には燃料タンクは空に近い状態だったとのことです。

飛行中は短時間のうたた寝をしただけであとは栄養ドリンクに頼っていたとのこと。67時間もの間、うたた寝だけで起きていられるという強靱な精神力に感服(笑)

飛行機による単独の世界一周は1933年に初めて成功していますが、このときは7日以上かかっています。

今回の飛行は、航空宇宙事業に力を入れるバージン・アトランティック社のリチャード・ブランソン会長が出資し、燃料消費を大幅に抑えた独特の機体は、世界初の民間有人宇宙船を開発したバート・ルータン氏が率いるスケールド・コンポジッツ社が設計・製造した。
どこにでも顔を出すリチャード・ブランソン会長です(笑)

<参考>「一般向け宇宙観光旅行−100分の1のディスカウントです

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フロレシエンシスの脳は小さいけれど高機能−進化の常識が覆る?

Yahoo!NEWSより「小さい脳でも賢かった? インドネシアの新種人類」(共同通信)

インドネシア東部フロレス島でほぼ完ぺきな頭蓋骨などの化石が見つかり、新種の小型人類と昨年発表された「ホモフロレシエンシス」について、米ワシントン大などの国際チームが3日、脳の容積は小さくても高度の処理能力を持っていた可能性があるとする論文を、米科学誌サイエンス(電子版)に発表した。
現生人類との比較この化石はインドネシアのフロレス島の洞窟内で発見されました。コモドオオトカゲや小型ゾウを狩って暮らしていたと推定され、同時に高度な技術を要する後期旧石器も発見されています。発見された地層は約1万8000年前のもので現代人であるホモサピエンスと同じ時期に存在していた可能性が指摘されてきました。

身長は1mと低く、頭が小さいのが特徴ですが、一部の研究者からは現代人の亜種か、小頭症の現代人ではないかという指摘がありました。

その意見に対し。米フロリダ州立大のディーン・フォーク教授らは、発掘された頭がい骨を基に、コンピューター上に脳を三次元画像で再現し、チンパンジーや猿人、ジャワ原人、現代人などと比較。

その結果、フロレシエンシスの脳容積は417立方センチで、推定体重に対する比率は類人猿なみに小さかったのですが、横から見た脳の形は原人に近かったようです。それ以上に特筆すべきは、統合的な認知能力や意欲と深い関係のある脳の前頭葉と記憶などに関係する側頭葉が大きかったこと。研究チームは「脳は小さいが、認知・処理能力は高かった」と推測しています。

だが、脳は進化とともに大きくなるという人類進化上の常識とは合わないため、論争も予想される。
原人が島にやってきて小さな体格に変化したと考えるのが自然ではありますが、脳の進化という観点からはまだまだ議論を呼びそうです。

<参考>「1万8000年前に別種の人ンドネシアで発見」(サイト内リンク)

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NEWS CLIP 05/03/04

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2005.03.04

鉄人28号販売開始−コントローラは格好良すぎですけど

Yahoo!NEWSより「中年の夢乗せ鉄人28号発進 ロボット、35万円」(共同通信)

「鉄人28号を自由自在に操り、漫画の主人公の気分に浸りたい」−。半世紀前に登場したヒーローを懐かしむ大人の夢をかなえようと、ベンチャー企業のヴイストン(大阪市)が3日、28号をモデルにした本格的な2足歩行型ロボットを発売した。
鉄人28号とうとう鉄人28号が手に入る時代になりました(笑)

開発したのは、大阪市の次世代ロボット開発ネットワーク「RooBO」の会員企業であるヴイストン、ロボ・ガレージ、サンパック、三和電子機器の4社。鉄人28号を忠実に再現した1/50のモデルです。高さ38cm、重量2.5kg、足が5自由度、腕が3自由度、腰が1自由度となっています。専用コントローラを使って操縦することもできますし、あらかじめプログラミングした通りに動かすこともできます。

ロボット本体の製造開発を行ったヴィストンはロボカップ2004リスボン世界大会を制した「ヴィジオン」を作ったチームの中の一つの会社です。

この鉄人28号の特徴は、新しい自然な歩き方である「SHIN-Walk」をするところと、自分でモーションを制御できるプログラムを作れるところにあります。

価格は本体の組み立てキットが280,000円。バッテリーや充電器、専用コントローラなどのアクセサリーキットが55,000円で消費税をあわせると351,000円。

組み立て式になっているので、自分で組み立てなくてはいけませんが。

19日に実写版の映画「鉄人28号」が公開されるのに合わせた。映画で想定される身長20メートルの約50分の1の大きさ。自分で組み立て、動作パターンはパソコンであらかじめ設定する。
パンチや片足立ちなどの曲芸もできます(笑)。

難点はコントローラが正太郎君がもってたような単純なものではないことでしょうか(笑)

僕の「欲しい欲しい病」がうずいてきました。

<参考>ヴィストン株式会社・「ロボカップ−もうひとつのサッカーワールドカップ」(サイト内リンク)

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NASAのサイトにポケモン登場

わが家でポケモン大好きなのは息子(4歳)でなく、なぜか娘(5歳)の方です

YomiuriONLINEより「ポケモン、NASAに協力…幼小向けネット教材に

世界的人気キャラクターのポケットモンスター(ポケモン)が米教育界で活躍――。米航空宇宙局(NASA)は2日、任天堂の米国関連子会社と共同で、ポケモンを使ったインターネット教材開発などの教育事業を開始すると発表した。
とうとうポケモンはNASAのサイトにまで現れました。

このネット教材は全米の幼稚園や小学に向けた算数・理科の遠隔地学習用の教材として開発されたものです。

NASAのラングレー研究所のサイトでは、DNAにちなんだ名前のポケモン「デオキシス」が説明役となり、DNAやウィルス、地球外生物、隕石、オゾン層について解説しています。それぞれの解説部分には簡単な実験などの要項ものっています。

たとえば地球外生物についての部分では、地球外生物についての解説の後、宇宙にいる生物について想像や議論をさせたり、土の中の微生物を見つけて観察したりするなどの実験やワークが掲載されています。

身の回り品やおもちゃ類の持ち込み規制など、ルールやマナーに厳しい米国の小学校で、外国製のアニメ・ゲームのキャラクターが教材に採用されるのは異例のこと。米国での日本製アニメ・ゲームの爆発的人気を裏付ける現象と言えそうだ。
任天堂も課題を達成した褒美としてポケモンの絵はがきなどを学校側に提供するようです。

ちなみに娘のポケモン図鑑には「デオキシス」は載ってませんでした(笑)

<参考>NASAポケモンサイト

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柔軟に動くヘビロボット開発−僕の一番嫌いな生き物は「ヘビ」です(笑)

僕はなによりも「ヘビ」が苦手。あの動きだけは許せません(笑)

Yahoo!NEWSより「泳ぐ「ヘビロボット」開発 理研、人工筋肉を利用」(共同通信)

ニョロニョロとヘビのように身をくねらせて泳ぐ柔らかいロボットを、理化学研究所バイオ・ミメティックコントロール研究センター(名古屋市)の向井利春チームリーダーらが開発、3日発表した。全身が柔らかいロボットは世界初という。
ヘビロボットこのロボットは全長14cm、幅1.2cm、厚さ0.2mmのフィルム状になっており、電圧を掛けると曲がる人工筋肉でできています。

生物のように柔軟に行動できるロボットを作るときの課題は、いかに筋肉のような柔軟な動きを出せるかということでした。筋肉の代わりになるものとしては電磁モータが主に使われてきましたが、電磁モータでは柔軟な動きを再現することはできません。そこで今まではセンサーを装着し、フィードバック制御を行うことで柔らかさを演出してきました。
このロボットではモータの代わりにIPMCアクチュエータを用いました。IPMCアクチュエータは高分子電解質ゲルの両面に電極を接合したものです。電圧をかけると片面に陽イオンが移動し、それに伴い水分子も移動するため、片面が膨張、逆の面が収縮し、その結果屈曲します。これにより簡単な構造で柔軟な筋肉の動きを表現することに成功しました。

このヘビロボットは浮具を付けた状態で、全身をくねらせて泳ぎます。前方に秒速約4mmで進み、後退や進路変更もできるとのこと。

向井さんは「電源や制御のコードをなくして小型化し、血管の中を泳いで医療に役立つロボットにつなげたい」としている。
血管の中をヘビが泳ぐのはたとえロボットでもちょっと(笑)

もう少し別なイメージのものにしてください。

<参考>理化学研究所

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NEWS CLIP 05/03/03

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2005.03.03

バチカンの古写本、消された文字を復元

Asahi.comより「バチカンの写本、消された文字をデジタル解析

バチカン教皇庁図書館は所蔵する羊皮紙の写本約200冊から消された古文書を探すため凸版印刷(東京都千代田区)と共同で研究に乗り出す。
パリンセストこの共同研究は「パリンセスト・プロジェクト」と命名されています。

パリンセストとは何度か上書きされた羊皮紙の写本のこと。紙が普及していない古代では羊皮紙が一般的に使われていましたが、非常に高価なものだったため書いてある文字を削ったり洗い流してからその上に新しい文字を書いていました。この下に書かれた文字を解読することで、現在発見されていない重要な文章が見つかる可能性もあります。

元に書かれた文字は肉眼では判別不可能ですが、開発中の機器で紫外線をあて画像を取り込み解析することで下に書かれた文字が浮かび上がったとのことです。

紫外線や化学薬品でパリンセストを解読する方法は従来からありましたが、写本に負担がかかるため避けられてきました。今回の機器は負担をかけないように開発されているもののようです。

バチカンに伝わる写本をデジタル解析する試みは今回が初めて。写本のデジタル化や解読の作業は、図書館で写本を研究する専門家が担当する。
ダン・ブラウンばりの面白老い文書が出てくるでしょうか。

<参考>凸版印刷

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超伝導時の電子を観測

Asahi.comより「超伝導電子、アインシュタイン理論でくっきり観察

アインシュタインが100年前に解明した「光電効果」という現象を利用して、低温で電気抵抗がゼロになる超伝導物質の電子を世界最高の精度(分解能)で観察することに成功したと、東京大物性研究所と中国科学アカデミーの共同研究グループが2日発表した。
光電効果はその研究によりアインシュタインがノーベル賞を受賞したものですが、エネルギーの高い紫外線などの光を物質にあてると電子が飛び出す現象です。

東京大学の辛埴教授らは波長が短い特殊なレーザー光線を「セリウムルテニウム」という超伝導物質に当て、飛び出してくる電子の量などを調べました。このときに超伝導物質に当てる高品質のレーザー光源と、飛び出した電子をとらえる高精度の測定器を新たに開発。超電導が起きた時に電子の量が急増することを直接観測することに成功しました。

反発し合うはずの2個の電子がペアになってふるまうなど、物質が超伝導になる場合に特有な状態が、飛び出した電子から詳しく読み取れた。なぞの多い超伝導のしくみの解明につながるという。

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新生児の星の撮影に成功

毎日新聞より「NASA:「星の胎児」撮影に成功 地球から約500光年

誕生後1万〜10万年しかたっておらず、核融合反応で光り出す前の「星の胎児」の撮影に成功したと2日、米航空宇宙局(NASA)や東京大などの研究チームが発表した。これほど若い星の観測は初めてで、研究チームは「星の形成過程を解明する大きな手がかりになる」と話している。
星の胎児NASAゴダード宇宙航空センターの浜口健二研究員らのグループは欧州宇宙機関(ESA)のX線天文衛星や国立天文台のすばる望遠鏡を用いて地球から500光年離れた「南のかんむり座」R星の周囲で星が活発に形成されている場所を観測しました。

その結果、マイナス240度の極低温のガスの奥にエックス線を放射する4000万度の高温の天体を観測。この星は誕生後1万−10万年程度と考えられます。これほど若い星を観測したのは初めてのことで、周囲のガスを集めて成長中であり、数百万年後には内部で核融合が始まり恒星になると考えられています。

最近の観測でこのような極低温のガスの塊が宇宙で発見されてきました。この中には「クラス0」原始星といわれるできたての恒星が存在すると推測されてきましたが、周囲を取り巻くガスのために直接観測することには成功していませんでした。

今回はX線を用いてこのクラス0の原始星であるIRS7Bを観測することに成功したということです。

このような発達途中の恒星が太陽より数十倍も高温のプラズマをつくり出す気候ははっきりと分かってはいません。ただこの星が周囲に強力な磁場をつくり、周囲のガスを加熱して高温のガスを生成しているのではないかと研究チームは考えているようです。

これまで見つかっている中では、誕生から100万年程度の星が最も若かった。
ずいぶんと近いところに新生児がいたものです。

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NEWS CLIP 05/03/02

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2005.03.02

ペルーでナスカより古い地上絵を発見!

CNNより「ペルーで新たな地上絵を発掘、ナスカより古く

ペルー南部ナスカの地上絵のすぐ近くで、巨大な地上絵が新たに見つかった。海岸沿いの砂漠地帯約150平方キロの範囲に、人間やサルなど約50体が描かれている。ペルー紙エル・コメルシオが2月27日、伝えた。ユネスコの世界遺産に指定されているナスカの地上絵よりも、さらに古い時代のものだという。
ナスカの地上絵新たな地上絵が見つかったのは、首都リマの南約300kmにあるパルパ市の近く。砂漠地帯約150平方キロの範囲に人やサル、鳥、猫などが描かれているようです(写真はナスカの地上絵)。

地上絵には、紀元前600−100年ごろの織物や陶器の図柄としてよく使われ、パラカス文化にとって重要だった「目の神」が大きく描かれていたとのことで、この地上絵はナスカより古いパラカス文化時代のものと判断できるということです。

中央アンデスには今から3,000年ほど前にチャビン文化といわれる一大神殿文明が発生しています。このチャビン文化の影響を受けて起こったのがパラカス文化であり、その後さらにナスカ文化が開花しました。

ナスカの地上絵にもバラカス文化の影響は強く残されています。

ナスカの地上絵が発見されたのは1927年のことですが、それからも地上絵の作成方法は論議を呼びました。しかし現在では、地上絵の原画となった小さな絵も多数発見されており、この原画を拡大して描かれたと見てまちがいないでしょう。

パルパから南へ約20キロ離れたナスカにある地上絵は、紀元前50年から紀元600年ごろに栄えたナスカ文化のものと見られている。ナスカの地上絵は、1994年に世界遺産に指定され、年間8万人の観光客が見学に訪れている。
ナスカも一度は見に行きたいなと思ってますが。

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「うらしま」が全自動の潜行で世界新記録を達成

潜水艦というと心をそそられるのはなぜでしょう。

毎日新聞より「うらしま:全自動航行で世界新の317キロ達成 駿河湾

海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)は1日、深海探査機「うらしま」(全長約10メートル、約10トン)が静岡県沖の駿河湾で、全自動航行の無人探査機として世界最長距離となる317キロの航行に成功したと発表した。
うらしま「うらしま」は海洋研究開発機構が地球規模の気象変動をとらえるための海水サンプルを採取や地形調査の目的で平成10年から建造している無人の深海巡航探査機です。全長9.7m、幅1.3m、最大使用深度は3,500mに達します。

燃料電池を内蔵しており、あらかじめコンピュータに経路を入力しておくことで全自動で長距離を潜行することが可能です。自力走行できるため海底火山や地震の発生区域、氷の下などを探査することが可能です。

今回の潜行は2月26日から28日にかけて駿河湾で行われました。南北に25kmの区域を水深800mで56時間かけて6往復し世界記録を更新しました。

長時間の発電が可能な燃料電池に切り替えたことが大記録につながったようです。昨年末にも潜行試験を行っていますがその時はコンピュータのトラブルで230kmを潜行した段階で中断しました。

これまでの深海探査機は、母船からケーブルで電力や航行指示を受けていたが、うらしまは内蔵したコンピューターによって全自動航行を実現、母船の伴走が難しい活動中の海底火山などの調査や、精密な海底地形図の作製で活躍が期待される。
潜水艦と言うよりは海洋探査ロボットというほうがあっているかもしれません。

<参考>海洋研究開発機構

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XXの染色体をもった精原細胞−ますます男はいらない?

Yahoo!NEWSより「精巣の中に卵子が存在 キメラマウスで、大阪大

発生初期の雄と雌の細胞を混ぜた状態で発達させ、キメラという特殊なマウスをつくると、精巣の中に本来はできないはずの母親由来の精子や卵子が存在することを岡部勝大阪大教授(生殖生理学)らが確かめ、米科学アカデミー紀要に1日発表した。
通常の生物はどの細胞を見ても全く同じ遺伝子が存在しますが、例えば接ぎ木などで違う植物をつなぎ合わせた場合、一つの固体の中に複数種の遺伝子が存在することになります。このようにして作られた生物がキメラです。

この研究では雄と雌の細胞を混ぜた状態で発達させました。このときに雌の細胞が光るように工夫し、キメラマウスの中で雌の細胞がどこにいくかを観察したとのことです。

雄の染色体はXY、雌の染色体はXXの組み合わせで、通常は精巣内の精子の元になる精原細胞はすべて父親由来(XY)だが、このマウスの精巣には母親由来(XX)の光る細胞があり、形状から精原細胞と判断した。精巣という環境の影響で“雄化”したらしい。
これってXXの染色体をもった精原細胞ができているっていうことですよね。このままいけばXの精子だけができちゃうんでしょうか。

そうなれば生まれてくる子どももXX、つまり全員雌。雄の必要性はどこにあるんでしょうか(笑)

<参考>「男はいらない?」(サイト内リンク)

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クォークとグルーオンからなる新たな粒子を発見?

毎日新聞より「ハイブリッド粒子:世界で初めて確認? つくばKEKB

高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)は1日、同機構の電子・陽電子衝突型加速器(KEKB)を用いた実験で、3種類の未知の粒子を発見したと発表した。原子核を形作る陽子や中性子は複数のクオーク(素粒子の一種)が結合してできている。今回見つかった新粒子の1種類は、素粒子同士を結びつける力を伝える「グルーオン」と呼ばれる素粒子と、クオークが結合したハイブリッド粒子の可能性があるという。ハイブリッド粒子は理論的には存在が予測されているが、実験では見つかっておらず、確認されれば世界で初めてとなる。
素粒子は物質を構成する最小の単位でクォークの仲間と電子の仲間、そしてニュートリノの仲間に分けられます。クォークの仲間は6種類。アップクォーク、ダウンクォーク、チャームクォーク、ストレンジクォーク、トップクォーク、ボトムクォークと名付けられています。電子の仲間は電子とミュー粒子、タウ粒子の3つ。ニュートリノの仲間は電子ニュートリノ、ミューニュートリノ、ダウニュートリノの3つからなっています。

これらのうちクォークが3個ないし2個結びついて陽子や中性子、中間子を作っています。これらを結びつけるときに働くのがグルーオンという粒子。

KEKBでは電子と陽電子を高速で衝突させて宇宙創成期に近い高エネルギー状態を作り出し、発生する粒子の様子を調べています。これまでに得られた2億7400万個のデータを解析したところ、3種類の新粒子が見つかったとのことです。

これらはX(3940)、Y(3940)、Σ(3940)と名付けられました。X(3940)はチャームクォークと反チャームクォークが結合した中間子の一種。Σ(2800)はクォーク3個でできた陽子の仲間。

問題のY(3940)はその崩壊の過程からグルーオンとクォークが結合したハイブリッド粒子の可能性があるとのことです。

同機構の阿部和雄教授は「ハイブリッド粒子は、グルーオン2個からなるグルーボールという粒子と共に、世界中の素粒子研究者が探しているものだ。これらを数多く発見して性質を調べれば、宇宙誕生時に物質がどのようにしてできたかを解明する手がかりになる」と話している。
これでKEKBにより発見された新たな粒子は計7個となりました。

<参考>高エネルギー加速器研究機構

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NEWS CLIP 05/03/01

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2005.03.01

おしゃぶり1歳すぎたら要注意−歯並びと発語に影響

うちの娘(5歳)と息子(4歳)はおしゃぶりのお世話にはなりませんでしたが、

YomiuriONLINEより「おしゃぶり1歳過ぎたら注意…歯並び、発語に影響

赤ちゃんを泣きやませるためにおしゃぶりを使うお母さんが増えているが、小児歯科医などで作る委員会が、歯並びなどに影響を与える恐れがあるとして、常用しない方がいいとする見解を公表した。見解をまとめたのは日本小児科学会や日本小児歯科学会の会員らで作る「小児科と小児歯科の保健検討委員会」(代表=前川喜平・東京慈恵医大名誉教授)。
まわりを見ていると、確かにおしゃぶりを使っている乳幼児は多くなっているようです。

この報告によると、おしゃぶりを常用している子どもは使っていない子どもに比べて、前歯の上と下が開いてしまう「開咬」が現れる率が高いそうです。乳歯が生えそろう2歳半以降も常用すると、かみ合わせの問題が残る可能性が指摘されています。

また、親が泣きやませる手段として常用している状況は、「子どもがなぜ泣いているか親が考えなくなる」「子どもの発語の機会が減る」など親子のコミュニケーションが阻害されているのではないかとのこと。

ただ親の立場として母親の育児ストレスの軽減などがあるのも確かです。

大手育児用品メーカーの調査では、乳幼児がいる家庭のおしゃぶり所有率は2000年の55%から、2003年の71%にアップしている。同委員会副代表の高木裕三・東京医科歯科大大学院教授は「おしゃぶりは鼻呼吸やあごの発達を促進する効果があるなどといわれるが、医学的な根拠は確かめられていない。使い方に注意を」と話している。
かといって今まで使っていたものをやめるのも簡単ではなさそうですが。

対応としては、(1)言葉を覚える1歳を過ぎたら常用しないようにする、(2)遅くとも2歳半までには使用を中止する、(3)おしゃぶりを使用している間も、声をかけたり一緒に遊んだりする、(4)4歳以降もおしゃぶりがとれない場合は、情緒的な面も考慮して小児科医に相談する、などがあげられています。

でもあんまりこんなことばかり言ってるのも、親の不安を増してますます少子化になるんじゃないかと・・・。

安易に頼りすぎるもの問題ですが、子育ては考えすぎないもの大事かな。

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アイスマンの謎は続く−世界最古の殺人事件

またまた最近アイスマンの話題が多くなってきました。

CNNより「「アイスマン」発見から14年 なぞの解明は遠く

オーストラリア・イタリア国境の氷河で約5300年前の凍結ミイラが発見されてから、今年で14年。当時の生活やこの人物の死因をめぐり、最新技術を駆使した研究が進められているが、依然として多くのなぞが残る。またミイラの発見者らが相次いで不運な死を迎えたことから、不吉なうわさも巻き起こっている。
1991年9月、オーストリアのチロリアンアルプスの渓谷で山歩きをしていた夫妻が、海抜3,200mの溶けかけた氷の中に変色した死体を発見しました。当初は10年以上前に遭難した人ではないかと考えられていましたが衣服などを放射性炭素の測定にかけてみると死後約5,300年経過していることが明らかになりました。

このアイスマンは発見場所にちなんで「エッツィ」と命名されています。

アイスマンの詳しい分析により様々なことが分かってきています。当初は飢えと寒さで死亡したと考えられていましたが、右手に残る裂傷、鼻骨の骨折、肋骨の骨折そして背中から射られたと思われる矢じりにより何者かと争い殺害されたのではないかと推測されています。

またミトコンドリアDNAの分析では北部ヨーロッパ人に近いとされましたが、鼻の粘膜からは北イタリア特有の花粉が発見されています。腸内からはヤギ肉と穀物が見つかっており、農業社会に属していたとの説もあります。DNAの分析はさらに継続中で数ヶ月以内には人種の推定結果が判明しそうです。

さらに興味深いのは彼の体にあった59箇所の入れ墨の跡です。その場所が東洋医学の針治療のツボと一致していたといいます。針治療のようなものがあったんでしょうか。

このアイスマンの話には別の側面もあります。それは発見チームのメンバーが次々に不幸なしを遂げているということ。発見者を案内したガイドが転落死。エッツィを最初に調べた法医学者はこれをテーマにした講演に向かう途中、交通事故で亡くなりました。そして昨年10月には、発見者のヘルムート・ジーモン氏が発見現場付近で突然の嵐に襲われ遭難しました。

ジーモン氏が死亡した夜、エッツィの「殺害説」を主張するオーストリア・インスブルック大の考古学者、ワルター・ライトナー氏も現場近くにいて、米国人ジャーナリストらに持論を紹介していた。嵐に見舞われ、ヘリコプターで脱出する羽目になった翌日、ジーモン氏らが行方不明になっていると聞いて「気持ちが悪くなった」という。研究者らの間からは「エッツィののろいでは――」とのささやきも聞かれ、なぞは深まるばかりだ。
大勢の人が関わっている出来事ですから何人かが死亡してもおかしくないといえばそれまでですが、実際に自分が関わっていたらやはり何か感じるものがあるかもしれません。

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スーパーモデルのポージングをするマネキン

最近のマネキンは本物の人かと思うくらい精巧に出来ているものも多いですが、

ITmediaより「人が近づくとポーズを決めるマネキン型ロボット「Palette」

日本SGIは、ロボットデザイナーの松井龍哉氏が率いるフラワー・ロボティクスと共同開発したマネキン型ロボット「Palette」(パレット)の事業展開を発表した。Paletteは人感センサーを備え、人が近づくとさまざまなポーズを披露するマネキン型ロボット。
PalettePeletteと名付けられたこのマネキンロボットはモーションキャプチャーによりスーパーモデルのポージングを再現するとのこと。台座の全面3ヶ所に人感センサーが内蔵されており、Paletteの最も近くにいる人に向けて、肩、肘、首などの関節が稼働して衣服を美しく見せるようです。ポージングのデータはSDメモリーカードに収められており、それを差し替えることで変更できます。

さらに頭部にネットワーク接続されたカメラを装備し、セキュリティ機能を付加したり、頭部のカメラからの映像を分析して客層などのマーケティング・データを取得することも可能だとのこと。

マネキン型ロボットを開発した理由としては、ショーウィンドウにマネキン人形という形態は100年間変化していないため新しい変化が目立ちやすいこと、マネキンが世界共通であること、動き回るものでないので安全性を確保しやすいことなどだそうです。

発売時期と価格については未定だが、「今年中にできるだけ早く発売したい。日本だけではなく、世界市場でも発売する」(日本SGI 代表取締役社長CEO 和泉法夫氏)、「可能な限り、既存マネキンの値段に近づけたい」(日本SGI ブロードバンド・ユビキタスソリューション推進本部 新規事業推進オペレーション統括 大塚寛氏)と、日本SGIでは早期・低価格での市場投入を目指す。
マネキンは10数万円するものも多く、結構高価なので量産すれば案外と似たような価格になるかもしれませんね。

しかし、今まで以上に人と区別がつかなくなりそう。願わくばリアルな顔がつきませんように。声かけてしまいそうです(笑)

<参考>日本SGI株式会社

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世界最長の陸上トンネル開通−つかの間の夢ですが・・・

YomiuriONLINEより「世界最長26・5キロ、東北新幹線の陸上トンネル貫通

陸上トンネルでは世界最長となる東北新幹線「八甲田トンネル」(青森県天間林村―青森市、26・5キロ)が27日、貫通した。
八甲田トンネルこのトンネルは東北新幹線のトンネルです。平成14年12月に盛岡・八戸間が開通した東北新幹線はさらに八戸・新青森間の工事も進んでいます。この八甲田トンネルは、天間林村市ノ渡地区から青森市深沢地区に至り、延長は八戸−新青森間81.2キロの約3分の1に当たります。

1998年から工事の始まったこのトンネルですが、標高約700mの山岳部の下を抜け、幅9.5m、高さ約7.7mのトンネルが開通しました。ここまでの総工費は約667億円。今後、コンクリートの巻き付けや電気設備の取り付け、レール敷設を行い、実際に使われるのは2010年の予定です。

これで陸上トンネルとしては世界最長となりました。海底トンネルとしてはもちろん全長53.9kmの青函トンネルが世界最長のトンネルです。

八甲田山系の北端を貫く同トンネルは1998年に着工し、貫通までの事業費は約667億円。これまで世界最長だった東北新幹線「岩手一戸トンネル」(25・8キロ)を抜いた。
しかし残念なことに、このトンネルの世界最長記録も長くは続きません。この春にはスイスのレッチベルグベース(34.6km)、スペインのグアダラマ(28.4km)の両トンネルが貫通予定で、陸上世界一の座を譲ることになります。

ただ断面の広い複線の鉄道トンネルとしてはそれでも最長だそうで・・・微妙なこだわりが(笑)

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NEWS CLIP 05/02/28

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