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2005.02.27

磁石でベクターを標的細胞に引き寄せる

Yahoo!NEWSより「磁石使い細胞に遺伝子導入 ナノサイズ粒子で、大阪大

磁石で引き寄せて遺伝子を細胞に効率よく導入する方法を金田安史大阪大教授(遺伝子治療学)、武田真一同大助手(化学)らが開発した。遺伝子治療のほか、薬の投与にも応用でき、体内で拡散せず副作用の少ない治療が期待できるという。3月1日から大阪市で始まる日本再生医療学会で発表する。
ベクターは遺伝子治療で「薬」として使う遺伝子を目的の細胞に運び入れるために用いられるものです。

主に用いられるのはウィルスをベクターとしたものです。ウィルスの病原性を発現する遺伝子を切り取りかわりに「薬」となる遺伝子を埋め込みます。このベクターは標的の細胞に感染するとウィルスのもともとの性質である遺伝子を細胞内に注入する作業を行います。
細菌では人工的に作った人工ベクターや遺伝子を丸めてリング状にしたプラスミドDNAなども使われています。HIVのウィルスをベクターに用いる研究も進んでいるようです。

この研究では、直径50nmの酸化鉄の粒子の表面を加工し磁気をおびさせました。これをウィルスベクターの表面にくっつけたとのこと。

培養皿に細胞を敷き、底に強力なマイナスの磁石を置いた状態で、新型ベクターを入れた。磁力で引き寄せられるため、粒子を付けていないものと比べ、遺伝子が10倍以上細胞に取り込まれた。酸化鉄粒子は貧血薬に使われており、人体に悪影響はないという。
さてさて人体ではどうやって標的細胞の下に磁石をおきましょうか。

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» 遺伝子治療のベクターに人工ウイルス [大学への基礎数学-雑記帳]
YomiuriONLINEより「カプセルで遺伝子運び患部狙い撃ち…東大が治療法開 [Read More]

Tracked on 2005.11.22 at 12:14 AM

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