天橋立の松をヘドロで再生
地元では天橋立にデートに行くと別れるというジンクスが。高校時代の僕もしっかり(笑)
京都新聞より「阿蘇海のヘドロで再生へ 天橋立の松並木」
宮津市と京都府岩滝町に広がる阿蘇海のヘドロで、日本三景・天橋立の松並木をよみがえらせようと、宮津商工会議所など18団体でつくる「阿蘇海の環境を考える会」(竹中史朗会長)は、同海のヘドロで合成した環境改善に役立つ「人工ゼオライト」を土壌に混ぜ、松枯れや台風の被害を受けた天橋立の松を再生させる取り組みを計画。近く実験を始める。人工ゼオライトを使った松の再生実験は、全国的に珍しいという。
阿蘇海は宮津湾の一部ですが、天橋立の砂州により湾と隔絶された、面積5平方キロメートルのいわゆる潟湖です。最近は生活排水や工場排水により水質は悪化しています。
地元では数年前よりこの水質浄化に取り組んでいて、ゼオライトによる水質浄化に着目しています。現在は実験棟まで設備しているようです。
ゼオライトは水晶のような結晶で主にアルミニウムとケイ素からなっています。多孔質のため吸着機能をもちますが、現在は人工ゼオライトが注目されています。
人工ゼオライトは石炭の灰などのいわゆるゴミと考えられてきた物質を処理することで合成されますが、陽イオン交換機能をもち水質浄化や廃棄ガス浄化、土壌改善などに用いられています。
このグループは阿蘇海のヘドロを苛性ソーダで処理することで人工ゼオライトを合成。海底に散布し汚染物質を浄化する計画のようです。水質浄化とともに土壌に投入すれば松の根のまわりの微生物が繁殖。微生物が松に養分を送り込むため松の回復にも役立つとのこと。
人工ゼオライトは、pH値や保水性、無機質、貧栄養などの点で木炭と共通点が多く、同会顧問で工学博士の松森豊己さん(63)は「理論的に、人工ゼオライトは松の回復に効果がある」と話している。実験は、3月上旬ごろに舞鶴市内で行い、松の周囲に溝を掘り、人工ゼオライトを投入。10月ごろに根の量や成長具合を調べる。効果が確認されれば、天橋立の松に導入するという。昨年の台風23号で深刻な被害を受けた天橋立の松たちですが早く立ち直りまたその美しい姿を見せてほしいものです。


Comments