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2005.02.16

ブタ胚を臓器に成長させることに成功−異種移植につながるか

Yahoo!NEWSより「ブタ胚、人体移植への利用も可能=研究」(ロイター)

イスラエルの研究チームが14日、ブタ胚から作り出した新しい細胞や組織は、人体への移植に利用でき、成獣の組織を使用するよりもリスクが低い可能性があるとの報告を発表した。
ブタブタの臓器を人間に移植するための研究はずっと行われてきていました。ただ、急性拒絶反応があるためなかなか難しく、現在では拒絶反応がおこらないように遺伝子操作したブタの臓器をヒトに移植する研究も行われています。

ただ、今回の報告では、ブタの成体の臓器を移植に使うのではなくブタ胚からつくり出した組織を移植に利用できるのではないかということです。研究チームはブタの胚の細胞をマウスに移植し、肝臓や膵臓、肺などの臓器に成長させることに成功しました。

研究チームは受精後さまざまな時期のブタの胚から各種の細胞を取りだし、マウスの体内に移植。結果、肝臓をつくるには受精後28日の細胞、膵臓は42−56日、胚は56日などそれぞれ違ったタイミングで取りだした場合がうまくいったとのことです。

研究を率いたワイスマン科学研究所のヤイル・ライスナー氏は、「ヒトの胚性幹細胞(ES細胞)などについての倫理的な論争を考慮すると、ブタ胚の利用は臓器提供者不足に対してより明快な解決策を提供する可能性があると考えている」と述べた。
ヒトのES細胞の研究が論議を呼んでいる今、光が差してきそうな話題です。

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