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2005.02.05

深海1万メートルに生物発見

子どもの頃好きだった本にジュール・ヴェルヌの「海底2万マイル」がありました。でもよく考えると2万マイルって深度3万2000km。地球突き抜けちゃいますけど(笑) ネモ船長ってどこ潜ってるんでしょう。

YomiuriONLINEより「海底1万メートルは原始的微生物の天国、13種を発見

世界で最も深い1万メートル以上の海底から、新種の微生物を13種も採取することに、日本の海洋研究開発機構など日英共同チームが成功した。
 海洋に広く生息する近縁の微生物とは、8億―10億年前に枝分かれして、独自の進化を遂げたとみられる。研究者らは「海の最深部は、極限の環境に適応した微生物の天国だ」と驚嘆、4日付の米科学誌サイエンスに発表する。
深海に住む有孔虫02年秋の探査で、深海無人探査船「かいこう」がグアム島沖のチャレンジャー海淵(水深1万896メートル)の海底から持ち帰った泥を分析した結果のようです。

分析の結果。表面積10平方センチ、厚さ1cmの泥から有孔虫13種類449個体が見つかりました。大きさは平均0.1mm、最大でも0.7mmだったとのこと。すべて新種の有孔虫でした。

有孔虫はアメーバに近い単細胞生物で、珊瑚礁の海で見られる星砂はその死骸です。世界で5000種が報告されていますが、それらはほとんどが石灰質の硬い殻を持っています。ただ、今回発見されたものの99%は硬い殻を持っていませんでした。

1万メートルの深海というと、有機物などの栄養が少ないため、本来有孔虫は生息できないと思われていました。柔らかい殻をもつ有孔虫は浅い海では食べられてしまうため生き延びられず生息域が深海に押しやられたという説も出ているようです。でも、深いとこへ行きすぎだって(笑)

同機構の北里洋プログラムディレクターは「共生する細菌が栄養となる有機物を合成しており、極限環境に適応している。外敵が住めない環境なので、硬い殻は不要なのだろう」とみている。
共生させた細菌とともに光もない深海でひっそりと暮らしている・・・なんか荘厳なムードが漂います。

ちなみにこの深海無人探査船「かいこう」は世界で最も深く潜れる探査船ですが、03年に室戸岬沖を探査後に行方不明になっちゃいました。

<参考>海洋研究開発機構

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