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2005.01.08

勧善懲悪ゲームは暴力性を高める?−水戸黄門もダメ?

YomiuriONLINEより「ヒーローものゲーム、子供の攻撃性増加の可能性

悪者が暴れまわるテレビゲームより、かっこいいヒーローが敵を倒すゲームの方が、むしろ子どもの攻撃性を高める可能性があることが、お茶の水女子大の坂元章教授らのグループ研究で明らかになった。
調査では小学5年生を対象に、よく遊ぶテレビゲームと攻撃性に関するアンケートを実施、1年後に追跡調査も行い攻撃性などの指標に関する変化を調べたようです。

その結果、知的だったり、見た目がかっこよかったり、魅力的な主人公が登場し攻撃するゲームや勧善懲悪的な要素で暴力を正当化するゲームで遊んでいた児童は1年後の追跡調査で「敵意」に関する指標が高くなっていたとのこと。

ゲーム脳のように思いこみの強い研究ではないようです。

ゲームが子どもたちに与える影響に関する研究は、あまりアカデミックでないと思われているのかそんなに多いわけではありません。ただ、最近の傾向としてはゲームの影響で暴力性が高まるという研究結果が多いようです。

その反面、ゲームをすることで向社会性が高まるとの調査結果もあり、やはりメリットとデメリットが共存しているのがゲームということになるのではないでしょうか。

暴力性を高めるということはゲームに限ったことではなく、テレビや映画の影響で暴力性が高まるというのは以前から知られている結論です。

この結果を坂元教授は「かっこいい正義の味方だと、プレーヤーが自己同一視しやすいため」と分析している。
テレビを否定できないのと同じくゲームも社会的娯楽として広まっている今、ダメだというだけじゃなく、功罪を理解した上でどう付き合っていくかを考えることが大切なのではないでしょうか。

でも、こういう結論だとやっぱりテレビの「水戸黄門」も暴力性を高めるのかな(笑)

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Comments

水戸黄門と聞いて,さっそくコメントします.テレビの水戸黄門ドラマは,上のような意味に加えて,もう一つの要素でダメなんです.つまり,このドラマは「最高権力は究極的には善である」というイデオロギーを吹き込んでいるのです.詳しくは次をご覧いただけたらありがたいです.
www.geocities.jp/chikushijiro2002/peace/crimefornote.html#Anchor455369
(いまオリジナルサイトpegasus.phys.saga-u.ac.jpがダウン中)

Posted by: 豊島耕一 | 2005.01.08 at 09:51 AM

なるほど、確かにそのとおりの側面はありますね。

たいていの勧善懲悪ものはその要素を秘めてるかもしれません。だから自民党は負けないんでしょうか。

Posted by: Fum | 2005.01.09 at 01:11 AM

不特定多数を攻撃するようなゲームだと、逆に攻撃性が下がるそうですね。単純にストレス発散になるのでしょうか。
勧善懲悪ものだと、自分がヒーローに同化しやすいというのは一理あると思いますが、多分それだけでなく、悪いヤツから攻撃されたらやり返していいし、自分は善で悪くないと思ってしまうからなのかなとも思います。それはちょっと危険な考え方ですね。

Posted by: Sana | 2005.01.10 at 03:22 AM

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