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2005.01.15

ホイヘンスいよいよタイタンの地表へ−さて地表はどんなだ

発見以来350年を経て、いよいよタイタンの素顔があきらかになりそうです。

YomiuriONLINEより「米欧観測機、土星最大の衛星タイタンに初着陸

米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)の土星探査機カッシーニから昨年末に切り離された小型の着陸機ホイヘンスが14日未明(日本時間14日夜)、土星最大の衛星タイタンの大気圏に突入した。大気圏を降下しながら、濃厚な大気の観測などを行う。タイタンへの探査機の着陸は初めて。ESAとNASAは日本時間午後9時45分に、ホイヘンスが無事着陸したことを示す微弱な信号を確認したと発表した。
ホイヘンス着陸タイタンは確認されている土星の衛星33個の中でも最大のもので、太陽系の衛星の中で唯一、大気をもつ星です。しかしその大気が邪魔して地表の様子はまったく分かっていません。タイタンは気温が低いため生命が存在する可能性はまずありませんが、大気中に生命誕生に必要なメタンが1−6%含まれており、生命誕生以前の地球の大気の様子とよく似ています。

送られてくる画像などを解析すれば地球に生命が誕生した謎を解く手がかりになるかもしれません。

ホイヘンスは直径2.7メートルの円盤状着陸機。タイタンの地表から180kmの高度に到達後、上下を覆う耐熱シールドを分離しながら、大小3つのパラシュートを順次開き、着陸するまでの約2時間半、4つの機器で大気の観測などを行っているはずです。

地表が炭化水素の海であるか、それとも大地であるかも分かっていませんが、仮に海であったとしても数分間はデータ送信ができるようです。

着陸した後のホイヘンスは、軌道を周回するカッシーニに向けて、電池が続く限り観測データを送信。中継役のカッシーニからの画像が届くのは早くても日本時間15日未明の見通し。
さて、夜が明けた頃にはタイタンの地表の様子が分かっているでしょう。

<参考>Cassini-Huygens・「カッシーニがイアペトゥスに接近−日焼けの原因は何?」(サイト内リンク)・「タイタンに突入、ホイヘンス探査機」(サイト内リンク)・「土星の衛星また2つ発見」(サイト内リンク)

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