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2005.01.15

よたよた陽電子の大量蓄積に成功−反世界はあるのか

Yahoo!NEWSより「「反陽子」大量蓄積に成功 反物質研究、大きく前進

水素の原子核である陽子に似ているものの、電気的性質は反対で、消滅しやすい「反陽子」を電磁気力で大量に蓄積することに初めて成功したと山崎泰規理化学研究所主任研究員らのチームが14日発表した。
反陽子というと眉唾物と考える人も意外と多いようですが、反陽子は陽電子などと同じく反粒子の一つで、質量、スピンなどは陽子と同じですが、電荷が逆になっている粒子です。1955年セグレとチェンバレンによって発見されました。

陽子と反陽子など同種の粒子が出会うと、一瞬のうちに両者は消滅してしまうので私たちの身の回りに反粒子が安定的に存在することはできません。そのため反粒子を実際に発見することは難しい作業でした。しかし今は反粒子も大型の加速器を使って次々と見つかっています。

宇宙のはじまりはビッグバンといわれていますが、このビッグバンで物質が生成されたときは私たちの身の回りの物質と同時に反粒子も生成されているはずです。そのため反粒子でできた反宇宙が存在する考えられています。

分野的にはこれからますます面白くなってくる分野でしょう。

ちなみに医療で注目されているPETにも反陽子は使われています。

山崎さんらは反物質研究の世界的拠点であるジュネーブ近郊の欧州合同原子核研究所で実験。加速器でつくった反陽子を新たに開発した真空の実験装置に引き込み、直径1−2ミリ、長さ数ミリのラグビーボール形の空間に反陽子約500万個を電磁気力で閉じ込めた。
この研究、とても面白そうですがなんせ金がかかるのが難点かな。

<参考>理化学研究所

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