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2004.12.08

副甲状腺はエラだった

息子(4歳)がもっと小さかった頃、飼っていた金魚が溺れてしまうと床にぶちまけたことがありました。気持ちはわかるんですが(笑)

Yahoo!NEWSより「副甲状腺、元は「えら」 ゲノム解析で判明

魚類のえらは進化の過程で失われ、陸上の脊椎(せきつい)動物にはないと考えられてきたが、人の血中のカルシウム濃度を一定に保つ働きをする副甲状腺が、実はえらの成り代わりだった−。こんな研究結果を国立遺伝学研究所の岡部正隆助手(英ロンドン大客員講師)らがまとめ7日、米科学アカデミー紀要に発表した。
副甲状腺はのどぼとけの横、甲状腺の裏側に密着している米粒大の内分泌腺です。ほとんどの人は4つ持っていますが、中には3つあるいは5つ持っている人もいます。

パラトルモンというホルモンを分泌し骨からのカルシウム再吸収を促進して血中カルシウム濃度を一定に保つ働きをもっています。その重要な働きにもかかわらず四足動物にしか存在しません。水中生物は周囲の水からカルシウムを吸収できますが陸上で生活する動物はカルシウムを食物からしか得ることができないためだといわれています。

この研究では副甲状腺で働く遺伝子「Gcm2」が魚類でどのように働いているかを調べたようです。その結果、この遺伝子がないとエラがきちんとできないことが分かったとのこと。受精卵から成長する過程では、副甲状腺もエラも同じ部分からできることから、エラが副甲状腺に変化したとの結論に達しました。

ゲノム(全遺伝情報)解析を応用した成果で、脊椎動物が海から陸へ上がった進化の過程を解明する新たな手掛かりになりそうだ。
進化の証拠となる痕跡器官としてヒトは瞬膜,犬歯,虫垂,耳を動かす筋肉,男子の乳頭,尾てい骨など,をもっています。副甲状腺は痕跡器官ではありませんがまさかエラだったとは。

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