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2004.11.28

血液型は遊びだと割り切りませんか?−いじめの原因にしてはいけない!

僕を良く知る人に僕の血液型は何型でしょうと訪ねるとほとんどの人にB型といわれます。あとはO型。でも僕はA型です(笑)

毎日新聞より「血液型番組:「性格決めつけ」視聴者から抗議相次ぐ

血液型による性格判断を扱うテレビ番組が、今春から増えている。特定の血液型を「いい加減な性格の持ち主」「二重人格」などと決めつける内容が目立ち、NHKと民放が設立した第三者機関「放送倫理・番組向上機構(BPO)」には、視聴者から「子供が血液型でいじめを受けた」「一方的な決め付けで不快」などの抗議が4月以降、50件以上寄せられた。このためBPOの青少年委員会は番組内容などを検討し、「科学的根拠があるかのような体裁で問題がある」などと判断、近く民放各社に対し、番組制作にあたり慎重な対応を、と要望する。
ABO式血液型による性格判断を「信じる?信じない?」と行っているうちは可愛いものです。占いや超常現象と同じレベルの発想ですから。天気と同じくらい間を持たせる会話材料でもあります。ただこれが少なからぬ数の人を不快にさせるとすれば問題でしょう。

埼玉県の保育園が血液型によるクラス分けを行っているというニュースを聞いたときは腹が立ちました。子どもたちの生活を大人の勝手なステレオタイプの思いこみで規制してどうするんだと。ただ、この保育園もいやなら入れなければいいわけです。会社の人事などでも使われているなどの話もありますが、いやなら最初から入らないという手があります。でも子どもがいじめを受けているというのは・・・。

「決定!これが日本のベスト100」(テレビ朝日系)、「発掘!あるある大事典2」(フジテレビ系)などのバラエティが、血液型による性格判断を扱う特集を組み、確認できただけで10月に少なくとも6回あった。
血液型性格判断は、1900年代初頭に心理学者の古川竹二が最初に提唱しました。その後立ち消えとなっていたこの説ですが、戦後、能見正比古、能見俊賢、鈴木芳正の各氏らの著作により流行しました。その後多くの研究者によりデータ収集が行われましたが、これといって決め手となるデータは得られていません。

血液型性格判断のサイトも数多くあります。統計学上のデータをあげているサイトも多くありますがどうみてもタイプIのエラーとしか思えません。いわゆる恣意的なグループ分けや試行回数の多さに由来する誤差です。

遺伝子的に見ても、性格の根幹を決める部分がたった1個の遺伝子もしくはその近傍にある数少ない遺伝子によって左右されるというのはどう考えても不自然でしょう。やはりインプリンティング効果やラベリング効果、フリーサイズ効果などによる思いこみというのが現在のところは妥当な結論ではないでしょうか。

ちなみにわが家は全員A型です。でも性格判断のA型に最も近そうなのは妻。僕と息子(4歳)は明らかに道を踏み外しています(笑)。妻はAOのA型、僕はAAのA型なのは確実なんですが(笑)

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