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2004.11.28

狂犬病から薬物治療で生還−コウモリは危険?

YomiuriONLINEより「狂犬病発症の15歳少女、薬物治療だけで奇跡的回復

有効な治療法がなく、人が発症すると100%が死に至るとされる狂犬病で、ワクチン接種を受けていない15歳の少女患者を薬物治療だけで救命することに米ウィスコンシン州の病院が成功した。米疾病対策センター(CDC)が25日、ワクチンを使わない世界初の生存例であることを確認した。
日本では1956年以後、1970年にネパールで感染した青年が死亡した事例以外は狂犬病が発生していないため狂犬病という言葉には鈍感になっているかもしれません。が、世界中では年間3万5000−5万人が死亡しているのが狂犬病です。

狂犬病は発病するとほぼ100%が死亡する危険なウィルス性の人獣共通感染症です。CDCによると発症後の生存例はこれまでに世界で5人しかいないとのこと。

発病した動物に噛まれてからの潜伏期間は一定しませんが、だいたい1−2ヶ月程度です。発病すると刺激に対して過敏になり、狂躁状態となります。その後全身麻痺が起こり最終的には死亡します。

今までの5人の生存例は全て症状が発病する前に狂犬病のワクチン接種を受け発病を抑えていました。これが唯一の治療法であるとされてきましたが、この少女は今年9月に狂犬病に感染したコウモリに噛まれ発病するまでワクチン接種はしていなかったとのことです。

医師団は少女の神経症状を抑え、強い薬剤の影響から弱った神経系を守る目的で、麻酔薬と抗ウイルス剤の計4種による「カクテル療法」を決断。少女は奇跡的に回復し、神経系へのダメージや著しい衰弱が残るものの、24日の時点で、家族の問いかけに答えたり、起きあがったりできるようになったという。CDCの分析でウイルスの除去も確認された。
最近問題になっているのはコウモリを通じた感染です。欧米やオーストラリアで狂犬病と類似したウィルスに感染したコウモリに噛まれ死亡した事例が報告されています。

最近はペットとして飼われているコウモリもあるようですが、コウモリは検疫対象にはなっていません。日本でも事例が可能性はあるでしょう。


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Tracked on 2005.12.02 at 01:41 AM

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