« タージマハルが傾いている−それよりも水不足が心配 | Main | 水面を走るトカゲの秘訣解明−解明しても忍者への道はまだ遠いです(笑) »

2004.11.16

サイボーグがウィルスに悩まされる日−哲学に期待してもいいんでしょうか

毎日数通のウィルスメールがやってきます。今日は8通でした。近い将来は自分の体のためにアンチウィルスソフトの更新料を払わなくちゃいけないんでしょうか(笑)

CNETJapanより「「将来の人間はコンピュータウイルスに感染する」、英教授が警告

サイバネティックスを専門とする英レディング大学教授のKevin Warwickは、再度サイボーグになれる日を心待ちにしている。しかし、RFIDチップを腕に組み込み、自分の神経系をコンピュータに接続する同教授は、PCと同様に人間にもコンピュータウイルスが感染する日が来るだろうと警告する。
この警告を発するのに彼ほど適任者はいないでしょう。なんせサイボーグですから(笑)

ケビン・ウォリック教授は1998年に自らの体内にRFIDチップを埋め込み、研究室のコンピュータに信号が送られるようにする実験をしています。どうやらこのチップは現在でも生きているようで、研究室への入室認証などを行っているようです。

それだけではなく2002年には体にチップを埋め込むことで自分の神経系とコンピュータを直接接続するという驚くべき実験をまたもや我が身を挺して行ってます。この実験では、車椅子やロボットアームを操ることに成功したようです。

さらに自分の妻にも同じチップを埋め込み神経の興奮(つまり痛みなど)を純粋に電気的に妻に伝えることに成功しています。まさに一心同体(笑)

 人間同士がネットワーク化された世界では、ハッキングがさらに深刻な問題となる。そして、ハッカーに対する処遇は根本から変わるだろうとWarwickは述べた。現在のところ、ネットワークへの不法侵入者は、さほど厳しくとがめ立てされていないと同氏は述べ、人間がインターネットに接続された状態では大きく状況が変わると付け加えた。
確かにそうなればネットワークへの侵入イコール究極のプライバシー侵害です。

確かに体内へのコンピュータ埋め込みは心理的障壁が高いでしょう。技術がどこまでヒトの中に入り込めるかというのは技術でなく倫理哲学です。今は笑い話ですみますが、しかし数十年後はどうでしょう。今でも人工臓器を埋め込んだ人は多くいます。障害を持った人のためとして開発された技術が普遍的に広がっていくことがないとは言い切れません。
倫理哲学がこの問題の答を出してくれるでしょうか。少し残念なのは20世紀の哲学がこれら新しい技術と人間の問題に対して少し背を向けているように感じられることです。

<参考>kevinwarwick.org

|

« タージマハルが傾いている−それよりも水不足が心配 | Main | 水面を走るトカゲの秘訣解明−解明しても忍者への道はまだ遠いです(笑) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17506/1974383

Listed below are links to weblogs that reference サイボーグがウィルスに悩まされる日−哲学に期待してもいいんでしょうか:

« タージマハルが傾いている−それよりも水不足が心配 | Main | 水面を走るトカゲの秘訣解明−解明しても忍者への道はまだ遠いです(笑) »