X−PRIZEいよいよリーチ−次はハラハラさせないで下さい
X-PRIZEもいよいよリーチですね。
CNNより「米民間宇宙船、賞金11億円目指す1回目飛行に成功」
米国の民間航空機開発会社、スケールド・コンポジットが29日、カリフォルニア州モハヴェ砂漠の上空で有人の宇宙飛行船の打ち上げに成功し、高度102.87キロを記録した。

スケールド・コンポジット社は民間で宇宙船を開発し有人飛行を行った最初のチームに賞金1000万ドルが贈られる「X-PRIZE」に挑戦しています。
6月には試験飛行で無事高度100kmの宇宙空間に到達しました。あとは2週間以内に2度の有人飛行を成功させるというX-PRIZEへのチャレンジを残すのみ。今回はその1回目の飛行です。
このコンテストは、民間の「宇宙観光旅行」実現に向けた技術発展を目指し、「Xプライズ財団」が主催。コンテストの基準は、民間の資金だけで3人乗りの宇宙船を完成させ、最低1人の飛行士を乗せた機体が、高度100キロの宇宙と地上を2週間以内に2往復すれば合格となる。今回の打ち上げ成功は1回目の関門をクリアしたことになる。
今回スペースシップワンはカリフォルニア州モハベ砂漠の上空で飛行機から切り離され、ロケットエンジンを噴射して自力で上昇していきました。その際エンジンが89秒間噴射するはずでしたが実際には1分ほどで停止し機体が数十回転してしまったようです。
ただパイロットのメルビル飛行士が姿勢制御のための小型エンジンで冷静に機体をたてなおし無事に飛行を続けました。
なんとこのパイロットは63歳です。中年どころか老年の星(笑)。頭が下がります。
あとは10月4日の2回目の飛行を待つのみですね。
ただ、先日この会社の技術を利用して宇宙に観光旅行に行くという計画が発表されていましたが観光旅行でくるくる回るのはイヤだな(笑) エアポケットでも怖いのに・・・。
<参考>過去のエントリー「民間機いよいよ宇宙へ」・「XPRIZE開催地決定」・「X-PRIZE SpaceShipOne無事宇宙へ」・「一般向け宇宙観光旅行−100分の1のディスカウントです」
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