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2004.07.05

エレベータ−で「宇宙へまいりまぁす」

荒唐無稽な話だと思ってたのですが、すこしは現実味をおびてきたようです。

CNNより「宇宙行きのエレベーター、15年後実現に向け開発進む

ブッシュ米政権が新宇宙政策で掲げた月面基地や火星有人探査と並行して、もう1つの構想が静かに進行している。宇宙へ伸びる「軌道エレベーター」だ。開発を担当する科学者らによれば、技術的な問題はすでにほとんどクリアされ、15年後には実現できる見通しだという。

軌道エレベータは赤道上空の静止衛星の軌道(高度36000km)までのびるエレベータです。スペースシャトルの事故もありなにより宇宙への低コストの運搬手段として注目を集めています。

このアイデアはSFの世界ではアーサー・クラークが「楽園の泉」の中で書いて以来広く知られるようになってきました。NASAも先端構想研究所などで研究を続けています。

宇宙まで伸びる構造物をどうやって作るかが最大の難問だったが、最近になって軽くて強い炭素系新素材「カーボンナノチューブ」が開発され、見通しが開けた。幅約1メートルで紙のように薄いカーボンナノチューブの「帯」を、地上から高度約10万キロまで伸ばし、エレベーターを走らせる――というのが、エドワーズ氏らの計画だ。強度をさらに高めるための研究も、2年後には完了する予定だという。

軌道エレベータ
強度が必要なため通常の素材ではどうにもなりません。カーボンナノチューブであれば強度の問題はクリアできるようですが、一番の難点はやはり長さでしょう。これだけ長いカーボンナノチューブを作ることができるかが軌道エレベータを完成させるための焦点になりそうです。

一方、軌道エレベータの最大の利点はコストの低さでしょう。軌道エレベータを使えば1回宇宙へ行くのに1kgあたり100ドル程度ですむそうです。スペースシャトルでは1kgあたり1万ドル〜4万ドルであることを思えばずいぶん安くつきます。建設には100億ドル程度を見込んでいるようですが。エネルギーも回生エネルギーを利用すれば無駄なくつかえるでしょう。宇宙空間では太陽電池による効率のよい発電も可能でしょうし。

夢のような話ですが、バベルの塔を思い出してしまいました。宇宙の神がお怒りになりませんように(笑)。

<参考>SpaceElevators(NASA)軌道エレベータのイラスト集

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