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2004.06.17

量子テレポーテーションで原子をおくる

娘(4歳)と息子(3歳)は今朝、思いっきり寝坊してしまい大慌てで幼稚園にむかっていきました。こんな時に欲しいのはやっぱり「どこでもドア」か「スタートレックの瞬間移動装置」です(笑)。

Asahi.comより「原子で量子テレポーテーション実現 欧米の2チーム

 微細な粒子の状態をそっくり別の場所に転送する「量子テレポーテーション」で、原子の状態を転送することに欧米の2グループが初めて成功した。

量子テレポーテーションは瞬間移動装置とは異なります。粒子のスピンなどの量子的情報を別の場所に移します。どちらかといえばファックスのイメージに近いのでしょうか。ただし、ファックスと違い送り元の量子の情報は失われてしまいます。生命体の移動は原理的にも無理があるような気がします。自分がこわれちゃこまる(笑)。

 オーストリア・インスブルック大などのグループがカルシウム原子で、米国立標準技術研究所のグループがベリリウム原子を使って成功した。

 量子テレポーテーションでは、「量子もつれ」という原理で絡み合った2個の粒子を利用。このうちの1個に、第3の粒子を特殊な操作でかかわらせると、第3の粒子の状態が量子もつれにあった残りの粒子へ瞬時に移る。

量子もつれ(エンタングルメント)を利用して片方の粒子の状態をもう片方に送るのが量子テレポーテーションです。今回は75%の正確さで原子の状態を別の場所に移すことに成功しました。量子暗号や量子コンピュータへの応用が期待される技術です。以前もCs原子で同じような報告があったと記憶していますが、何が違うんでしょうか。

ただ、この手の技術はなかなか理解してもらえず一般的には話題になりにくいですね。最先端の天文学のような巨視的なものと、素粒子物理などの微細的なものは現象が直感的に理解しにくいのが原因でしょう。

<参考> 量子情報通信についてはこちらのサイトが詳しいです。

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