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2004.05.29

小太りがちょうどいい

 「米国では成人の3分の2が肥満?」の記事でAmasakiさんからコメントをいただきました。ネットサーフによって肥満ばかりが強調されて摂食障害が悪化するケースもあるのだそうです。

 たしかにネット上をみわたせばダイエットのサイトは無数にありますが摂食障害などのサイトはあまり目につきません。摂食障害傾向の人がネットサーフをすれば悪化するのもうなずけます。

 BMI法によれば18.5未満が「やせ」、18.5以上25未満が「標準」、25以上30未満が「肥満レベル1」、30以上、35以上、40以上がそれぞれ「肥満レベル2」、「3」、「4」となっています。ところが厚生労働省研究班による多目的コホート研究のサイトによれば、

 BMIが23−24.9の人を基準にして他のグループの死亡率を表すと、BMIと死亡率との関係を表すグラフは、男女共に、アルファベットのU字型になりました。BMIが最小のグループと最大のグループでは、基準グループに比べ死亡率がどちらも約2倍と高くなっていました。また、男性では、19.0〜22.9というこれまで望ましいと考えられていたBMIにおいても、死亡率が高くなっていました。一方、27.0〜29.9のグループでも死亡率は高いという結果でした。

 死亡率が低いのは23−27のゾーン。ところが27は今までの基準では肥満レベル1とされています。むしろ小太りのほうが死亡率が低い結果に。

 やせすぎの危険も指摘されています。女性はデータ数が少ないため統計的には正確さを欠きますが、やせすぎの場合は脂質やタンパク質などが慢性的に不足する低栄養状態にあり、体の抵抗力が低いといえるのではないでしょうか。

 この報告はこのように締めくくられています。

 これまで、このような追跡調査からのデータは、欧米からのものが殆どを占めていました。その結果、"肥満やコレステロールは健康に良くない"という情報がわれわれの生活に浸透してしまいました。しかしながら、日本人は、かかりやすい病気の種類も、生活習慣も、あるいは、遺伝子も異なります。今回の結果は、明らかに、われわれ独自のデータに基づいて、健康の維持増進のための指針を作っていかなければならないことを物語っているものと考えます。

 全体の平均値を下げることよりも、太りすぎやせすぎの両極端の危険を訴えていくことが大切なのでしょう。

 ちなみに僕のBMIは25.0。ぎりぎり小太りです(笑)。

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Comments

BMIではちょっとわかりにくいのですが、血中のコレステロール値は低すぎても高すぎても血管や臓器を早く老化させるらしいということと、血中のアルブミン濃度が低いと、長生きできないのではないかと言われています。
お肉とか魚などのタンパク質もある程度とらないといけないということなんです。無理な食べ物の摂取制限をすると、カロリーだけでなくビタミンや微量元素などの大切な栄養分がごっそり失われてしまうので、身体へ大きな影響が出るのです。
 極端な肥満は心臓への負担が大きいのでキケンですし、小太りでも短期間に体重が増えたり減ったりするようならやっぱり病気のリスクは高いと言えます。

Posted by: Sana | 2004.05.30 at 03:24 PM

タンパク質を適度にとるのは大切でしょうね。アルブミン濃度が低いっていうことは肝臓あたりがわるいんでしょうか。
 最近のテレビ番組のように気にしすぎるのも問題かなと思いますが、無視するのも問題で健康に関しては気持ちの持ち方が難しいですね。

Posted by: Fum | 2004.06.01 at 12:42 AM

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