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2004.04.20

新人研修

 春の開講前に増える仕事が新人講師の研修。それほど多くの新人講師を採用するわけではないが、一人二人でも結構な手間と時間がかかる。

 授業で教え得る内容に関しては、ことこまかなマニュアルを作ればなんとかなる。が、徹底的に教え込まなければならないのは立ち振る舞いや、板書の方法、しゃべり方である。

 授業料をとって教えている以上、OJTというわけにはいかない。少なくとも生徒の前にたつ前にきっちりとしあげておく必要がある。

 ただ、なかなか最初から出来る人はおらず、僕の前で何度も模擬授業を繰り返しながら改善点の指摘をうける。

 しゃべり方で多いのは、語尾がごにょごにょと小さくなる人。本人は気づいていないのだがこれが多い。で、単調な人もダメ。まじめな人ほどしゃべりが単調で研修をしている僕が眠りに誘われてしまうこともしばしば(笑)。

 90分の授業をもたせようと思えば、単調なしゃべりは最悪である。抑揚の付け方を徹底して教え込む。生徒が集中しないのは生徒の問題でなく、教える側の問題である。

 手元のテキストや自分のノートばかり見ているのもダメ。生徒を教えるのだから、生徒の目を見てしゃべれ。板書するときも半身にたって横目で生徒の様子をうかがいながら書け。舞台人は決して観客にお尻を見せないだろ、教えるときも同じだ。なんて偉そうにいうのだが、やはり生徒に教えるときと同様に一度に全部言ってもできるはずなく、簡単なところから何回かに分けて小分けに教えないといけない。

 研修を受ける人にも飲み込みの早い人と遅い人がいて、飲み込みの遅い人のときは「なんで採用しちゃったんだろ」と後悔の嵐(笑)。でも、そういう人がいざ教え始めると実は生徒の心をグッとつかんでくれる・・・なんてこともタマにある(タマだけど)。

 上手な雑談ができるようになったら一人前なんだが、これが一番難しい。生徒の集中力がきれそうな時間帯に授業の内容の切れ目をあわせてすっと生徒の心をつかむ話をしないといけない。何を話してもいいわけでなく、適度に授業の雰囲気から脱線しないような話で短い時間でうまく授業に戻れる話でないと。

 この話、面白すぎてもいけない。面白すぎると生徒は雑談の内容しか覚えてないなんてことになりかねない。こればっかりは研修で教えるもんじゃないので、各講師の引き出しに頼るしかない。

 さあ、今年の新人さんたち、心配かけないようにがんばってね。

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Comments

今年度某大学の看護学部で授業を受け持っています。
始めてのことなので、参考にさせていただきたいと思います。

授業は一限目、朝早いです。
しかも私の声は睡眠薬代わりになると言われているし。(催眠療法にはとても向いているそうですが)

やはりメリハリのある授業ができるように工夫しなくては。

Posted by: Sana | 2004.04.20 at 10:19 AM

朝一限目は、昼食のあとよりずいぶんとやりやすいですよ(笑)。これから気持ちいい季節になってきますけど。

ただ、看護系の学生は他学部に比べて真面目なんじゃないかと(おもいっきり推測ですが)。がんばって下さい。

Posted by: Fum | 2004.04.20 at 10:26 PM

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