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2004.04.02

米国でも深刻な理数系離れ

 京都新聞より「米、理数系教育不足が原因 IT雇用の海外流出」

 米電子工業会は情報技術(IT)業界で海外への業務委託(アウトソーシング)が進み、雇用がインドや中国に流出するのは、米国内の理数系教育が十分でないのが原因とする報告をまとめた。  報告は、米国で数学・工学・科学系博士号学位の約半分が米国籍外の学生に与えられ、卒業後国内にとどまらないことが多いと指摘。また、工学系の学部卒業生数が1999年調べで全米で6万1000人と、中国(19万5000人)、日本(10万3000人)、インド(8万2000人)に比べ少ないこともIT業界が海外委託に頼らざるを得ない原因としている。

 アメリカでも理数系離れとは知らなかった。日本では頭脳流出がいわれているのだけど。

 工学系の学部卒業生が日本より少ないというのも驚きだ。人口も日本の2倍以上の国だから人口比でいくと日本の1/4程度しか工学系の卒業生はいないことになる。思いっきり認識をあらためないと。

 豊かな国(?)といわれる国では、理数系離れが進むのではないかと最近思っている。数学は習得するのが簡単な科目ではない。ある程度の忍耐が必要だし、適当に答をでっち上げることも簡単ではない。目的意識がないとなかなか勉強できない科目だ。

 しかし、今の日本のような国では特に勉強しなくても十分豊かに暮らすことができる。あえて数学や理科のような科目を勉強しようという気にはなれないだろう。

 子どもたちの興味・関心が薄れているということで、指導内容も手をかえ品をかえの状況が続いているが、指導内容を簡単にするわけにはいかない(なっているけど)。

 大学入試の問題を見てもらえばわかるが、大学側が求めている学力と高校の教科書レベルの学力の間には相当深い溝がある。このギャップをうめられなくてますます理数系離れは加速していく。

 この問題をクリアにするためにの方策を見つけている国はないということだろうか。

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